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『裏バイト逃亡禁止』3巻は漫画アプリ『マンガワン』で読める
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『裏バイト逃亡禁止』3巻 ネタバレ紹介！
25話 学校用務員 前編
1週間限定の学校用務員のバイトにやってきた白浜和美(しらはまなごみ)と黒嶺ユメ(こくりょうゆめ)。
依頼主の安居(やすい)は2人の髪の毛を仏壇に供える謎の儀式をしました。
2人は特に疑った様子はなく業務を開始します。
仕事をしていると女子生徒が2人に話しかけてきました。
今までの用務員は皆1週間ぐらいで辞めてしまい頻繁に変わるそうです。
さらにある噂を教えてもらいます。
昔、自殺した生徒の霊を見て、皆辞めていくと、そしてその霊が「いちょうさん」と呼ばれているということを。
3人が話していると前任の用務員が話しかけていました。
この男性は6日目でバイトを辞めたが、1週間続けていたら何があったのか気になってここに来たようです。
この男性はとても汗をかき焦っている様子でした。
業務内容の深夜巡回で11時に黒嶺が見回りに出ます。
外は雪が積もっていて、宿直室に向かうように足跡がありましたが、１歩だけだったため、黒嶺は特に気にせず深夜巡回を始めました。
白浜が目を覚すと、時刻は１時でした。
しかし、黒嶺の姿はありません。探しに行こうと扉の前に立つと、扉の窓には不気味な顔が見え、25話は終了します。
26話 学校用務員 中編
不気味な顔に驚く白浜は恐る恐る扉を開けます。
扉の向こうにはフリーズし、固まった黒嶺の姿がありました。
どうやら、深夜巡回中廊下で不審な男性とすれ違い、宿直室に戻り、扉を開けようとしたところ扉の窓から不気味な顔が見え、恐怖のあまりフリーズしたそうです。
2日目の火曜日、白浜は初日に行われた変な儀式のことを思い出しながら深夜巡回をしていました。
宿直室に戻ると、恐怖のあまり固まった状態の黒嶺の姿がありました。
白浜の声かけで、我を取り戻した黒嶺は襖を指さします。
襖の中には、初日に黒嶺が見た謎の顔があったそうです。
水曜日、木曜日になるにつれ、黒嶺だけ疲労感が露わになっていきます。
金曜日、2人はあることに気がつきます。
日に日に足跡が宿直室に近づいていることと、深夜巡回の異変が増えていることに。
今回のバイトは途中で辞めても給料はもらえるため白浜は黒嶺のことを思い、今辞めるか迷います。
そこで、前任の男性には何があったのか聞こうと思い、電話をかけますが。
男性は電話に出ません。
男性は何者かに殺害され、ただ電話が鳴り響く描写で26話は終了します。
27話 学校用務員 後編
土曜日の朝、「なんだこりゃ・・・」2人は驚きます。
2人の前には、宿直室の前まで伸びた足跡と扉についた大量の手形に驚きます。
白浜はまだ続けるか、辞めるか黒嶺に相談しますが、黒嶺は続けるといいます。
その夜、2人は宿直室で休憩していると、突然ブレーカーが落ち、部屋の中は真っ暗になりました。そして、外では大量の足音が聞こえます。
12時を迎えると足音は止まりました。
同時にバイトを始めて1週間が経過し白浜は勇気を出して、これまでの怪奇現象が何だったのか確認するべく、玄関の扉を開けました。
扉の前には悔し涙を流す安居と不気味な仮面をかぶった先生たちがいました。
安居は順番が来ちゃったと言い、泣き崩れました。
翌日、白浜と黒嶺は給料を受け取る時に学校の先生が皆いなくなったことは口外禁止と言われます。
「いちょうさん」とは、ルールを破った人を斬殺する何かで、生き残るには、他人になすりつけるしかありませんでした。
安居たちは自分の呪いを白浜と黒嶺になすりつけようとしましたが、2人は契約期間の1週間を守ったため無事でした。
いちょうさんから逃げまどう安居の姿で学校用務員編は終了します。
28話 探偵助手 前編
今回のバイトは国民的マルチタレント、吾妻志郎(あづましろう)の素行調査で八木相談所にきています。
白浜和美(しらはまなごみ)、黒嶺ユメ(こくりょうゆめ)、篠月橙(しのつきだいだい)と新入りの緑澤由紀(みどりざわゆき)は2人１組で尾行します。
八木は「尾行は絶対に見つかるなぉ。見つかったら死ぬと思ってね！」と恐ろしいことを言いますが、今回は八木の準備もあり、これまでよりは大分安全な仕事のようです。
白浜と緑澤は吾妻の後ろ姿を見つけ、尾行を始めます。
1時間ほど尾行しますが特に変わった点はありません。しかし、緑澤はとんでもないものを目にします。それは猫の死骸でした。
追跡役が黒嶺と橙に引き継がれ、2人は追跡を開始します。
開始早々、黒嶺は吾妻の後ろ姿に違和感を感じながらも追跡を続けます。
一日かけて尾行するも、未だに後ろ姿しか見ていない事に白浜と黒嶺違和感を感じつつ、28話は終了します。
29話 探偵助手 中編
翌日の尾行中も怪奇現象は起こり、空からカラスの死骸が落ちてきて、黒嶺と橙は驚きます。
どうやら、ここ数年、この場所では人間・動物かぎらず死亡事故が多発していて、「魔の九番街」と呼ばれているようです。
4人は素行調査を続けますが3日目から八木が姿を消します。
八木が姿を消して5日後、白浜と緑澤は八木のデスクから吾妻の部屋の合鍵と八木の置き手紙を見つけました。2人は尾行を黒嶺と橙に任せ、起き手紙を元に吾妻の部屋に向かいます。
部屋にはなんと吾妻の遺体がありました。
白浜は慌てて、橙に連絡すると、橙は、吾妻は自分の目の前にいると言い、29話は終了します。
30話 探偵助手 後編
突然、白浜の元に、八木から連絡が入ります。
どうやら、八木は借金とりから逃げていたようです。
魔の九番街を歩く1人が吾妻に気づき、「あれぇ、吾妻史郎じゃん！」と大声で言うと、その声につられた多くの通行人が吾妻の前に集まります。
尾行していた黒嶺と橙は異変を感じ、その場所を離れます。
なんと、2人が場を離れた後、「魔の九番街」に飛行機の墜落事故が起こり、総勢２９名の死者が出ました。
翌日、4人は相談所に戻ってきた八木から吾妻について話を聞きました。
吾妻はマルチタレントで様々な顔が必要で時々本当の自分を見失いそうになる悩みがあったそうです。
4人が尾行していたのは、吾妻本人ではなく、ドッペルゲンガーを尾行していました。
そして、最近の不可解な事故は、吾妻のドッペルゲンガーが、自分自身を守るため、正面から顔を見た生物を殺していたのです。
吾妻の訃報があった後もなお、ドッペルゲンガーは九番街を彷徨い続け、吾妻生存説は囁かれ、九番街未だに「魔の九番街」と呼ばれているそうです。
31話 温泉スタッフ 前編
たくさんのお客さんで賑わう、温泉旅館で白浜和美(しらはまなごみ)と黒嶺ユメ(こくりょうゆめ)はバイトをしています。
どうやら2人が働く、旅館はこの温泉街で一番人気の宿のようです。
人気の理由は知る人ぞ知る「夢ノ湯」があるからだそうです。その温泉には会員限定で会員になるためにたくさんの客が来ます。
客の年齢層は何故か高めです。そんな中なんと、探偵助手編でお世話になった八木の姿がありました。
夜も更け、ひと段落つくと女将の武藤(むとう)が白浜と黒嶺に「仕事だ。夢ノ湯へ行ってくれないかえ。」と頼まれます。
夢ノ湯の扉の前で黒嶺は違和感を感じます。
2人は嫌がりながらも仕事だからと自分に言い聞かせ、夢ノ湯へ向かい、31話は終了します。
32話 温泉スタッフ 中編
白浜と黒嶺は長靴と手袋をつけ、清掃に向かいます。
その頃、八木は武藤と話しています。
武藤は「なんとかあの温泉の謎を解き明かしてくれ」と頼みます。
白浜は清掃のため栓抜きで温泉の栓を抜こうとするも硬くて抜けません。
黒嶺に協力してもらい2人はやっとの思いで線を抜きました。
すると、お湯は大きな音をたてて流れていきます。大きな音はどことなく人のうめき声のように聞こえます。
2人は清掃を終え旅館に戻ると、安心した様子の武藤が話しかけてきました。
白浜は古いから栓を変えたほうがいいよと武藤に嫌味を言いますが、明日は休暇だから遊んでおいでと言ってもらい、大喜びでした。
翌日、道端で八木と出会い、2人は夢ノ湯が「若返り」の効能があることと清掃員の溺死が多発していることを知ります。
そして、悲しい表情で若いカップルの客を見送る武藤の姿で32話は終了します。
33話温泉スタッフ 後編
白浜と黒嶺は毎日、温泉の硬い栓を抜き、夢ノ湯の清掃をします。
2人は気づくとこの旅館で１ヶ月間働いていました。
武藤は１ヶ月続いた2人に夢ノ湯について話してくれました。
「夢ノ湯に浸かった人は皆、全盛期の頃に戻る、そして難病でも治る」と。
八木は夢ノ湯の謎が解けたようで、武藤に説明を始めます。
そして、ある小瓶を取り出してこの中には「夢ノ湯」に入った宿泊客から入手した体液が入っていると言います。
八木は小瓶を乱暴に振るとなんと体液が人の顔になります。
続けて八木は、夢ノ湯は人を若がらせるのではなく、浸かった人の情報をコピーし、全盛期の姿で入れ替わるというのです。
そして元の本体は温泉となり、流されているというのです。温泉を流す時に聞こえるうめき声は本物だったようです。
一度浸かったお湯は必ず流せと先代から引き継ぎ、武藤は気づかないうちに人を殺めていたのです・・・。
武藤は罪悪感から旅館に火をつけ自分の代でケリをつけました。
しかし、八木は思います。「若返りは人類不変の夢だ。また夢ノ湯のようなものが出来そうな気がする」と。
八木の予感が的中するかのように、火をかき分け2人の男が温泉を持ち出す姿が描かれ温泉スタッフ編は終了します。
34話 ラジオ局AD 前編
世界旅行に夢を膨らませる学生姿の女の子。突然、部屋に入ってくる男性に驚き「父さん！！」と発し、白浜和美(しらはまなごみ)は夢から覚めます。
どうやら、白浜は、温泉スタッフで頭を打ち入院していたようです。
黒嶺ユメ(こくりょうゆめ)は見舞いに来ています。
1週間後、2人の姿はラジオ局にありました。
体調を心配する黒嶺をよそに、白浜は元気に、「時は金なりだよ」と言いスタジオに向かいます。
ラジオ局の社員はよっぽど本日のラジオが嫌いなのか、一斉に退社しています。
2人は三上、足立のラジオスタッフと、パーソナリティーの小竹と二村でラジオを進行していきます。
リスナーの「がずまみ」からメールでコメントが届きます。
パーソナリティーの2人は「がずまみ」のコメントを少し貶しました。
すると突然大きなノイズが入ります。
パーソナリティーの2人は気を取り直し、ラジオを再開すると「がずまみ」からのコメント以外は全て文字化けし読めません。
小竹は気を悪くし、スタジオから出てしまいます。
パーソナリティーが1人退場しても、「ラジオは続行する」と三上はいい、急遽白浜が小竹の代わりにパーソナリティーを任され、34話は終了します。
35話 ラジオ局AD 中編
「白浜和美が皆様のお悩みを解決しまーす。」ラジオが再開されます。
続けさまに、白浜が自己紹介を続けると、再びノイズが入ります。「がずまみ」が強制的に自分の話題を読ませようと急かしているようでした。
白浜は、がずまみのコメントを数通読んだのち、アドリブで話題を話し出しました。
すると今まで以上に大きなノイズが入ります。そして、メールには大量の「無視するな」の文面が・・・。
やけになった白浜は全力でがずまみの質問だけに答えました。
終了時間を迎え、強引に白浜はラジオを終了します。
白浜は三上に「がずまみ」の愚痴を言おうとすると、「その名を出すな！今も聞いているかもしれない。」と言います。
とても怯えている様子です。
白浜は１ヶ月パーソナリティーを続けます。
表では明るい表情を見せる白浜ですが、毎晩昔の自分を思い出すようで、何かにおびえていました。
長年のパートナーの勘か、黒嶺は優しく、白浜を気に掛ける場面で34話は終了します。
36話 ラジオ局AD 後編
がずまみの暗い話題からラジオは開始します。
もちろんパーソナリティーは白浜です。
これまでのパーソナリティーは1日で逃げ出していたそうですが、白浜は１ヶ月続けています。これには黒嶺のサポートがあったからでした。
しかし、この日、スタジオには黒嶺の姿話ありませんでした。
がずまみからコメントが来ます。「見捨てられたんだよ」
白浜は自分の考えを見透かされたのか、何も喋れなくなってしまいます。
徐々に大きくなるなるノイズ音・・・。
三上は「白浜！！何か話せッッ」と焦った様子で白浜に呼びかけます。
白浜はがずまみのこれまでの自分勝手な言動に我慢の限界を迎え、がずまみに説教を始めます。
すると、一面真っ暗になります。
「なんだこれ？私、死んだ・・？」「誰もいない、みんないなくなるじゃん・・・」白浜が恐れていたもの、それは孤独でした。
すると、一筋の光が白浜を照らします。
ライトを持った黒嶺が白浜をラジオ局の外に導きます。
ラジオの開始同時に異変を感じた黒嶺がビルのブレーカーを落とし、強制的にラジオを中断してくれたようです。
バイト終了後、白浜は黒嶺に抱きつきます。
「私と一緒に世界旅行に行こう。」「大事なもの忘れるとこだった、一緒に行く友達！」
今回の件で2人の関係性はこれまで以上に強くなりました。
「きっと、2人で行こうね。」
ラジオAD編は終了です。
いつもは、恐ろしい内容が多いのですが、今回は2人の友情関係を知れる回でした。