高嶺のハナさん全巻無料で読む方法紹介!漫画アプリでタダ?素直になれないバリキャリ女子・高嶺華と弱木強の純情ラブコメ!

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悩んでいる人
『高嶺のハナさん』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。 

『高嶺のハナさん』は漫画アプリ『マンガTOP』にて全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『高嶺のハナさん』はこちらの日本文芸社が運営する漫画アプリ『マンガTOP』にて全巻無料で読むことができます。

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『マンガTOP』は日本文芸社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

『マンガTOP』では、『高嶺のハナさん』第1巻から最新巻までのすべてのエピソードを無料公開してくれています。

 

安心安全に、そしてタダで『高嶺のハナさん』を全巻無料で読破したい方は『マンガTOP』を使うのがベストです。

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ここまでのまとめ
  • 『高嶺のハナさん』は漫画アプリ『マンガTOP』で全巻無料で読める
  • 『マンガTOP』は日本文芸社が運営する合法な漫画アプリなので安心安全
  • 『マンガTOP』をダウンロードする際にも一切お金はかからない

以上がここまでのまとめです。

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また漫画アプリに関して言えば、小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶり』『マンガワンも特にオススメです!

 

以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

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  • MAJOR(MAJOR2nd)
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  • からかい上手の高木さん
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  • らんま1/2
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  • 今日から俺は
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
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  • 信長協奏曲
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などなど…

 

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  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガTOP』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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次に『マンガTOP』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

 

『マンガTOP』の基本的な使い方

『マンガTOP』に掲載されているマンガを無料で楽しむには、アプリ内アイテムである『フリーコインボーナスコインを使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと『フリーコイン』『ボーナスコイン』などを使うことで、1日1作品において、13話分以上のマンガを無料で読むことが可能です。

 

要するに1日に最低でも単行本1冊分に値する量のマンガを『マンガTOP』にてタダで楽しむことができるということです!

 

『高嶺のハナさん』も1日に13話分以上、読み進めることができます。

 

アプリ内アイテム『フリーコイン』『ボーナスコイン』のそれぞれの使い方を詳しくみていきましょう!

『マンガTOP』のフリーコインとは?取得方法と使い方を解説

フリーコインとは?
  • フリーコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
  • 朝7時、昼12時、夜9時に90フリーコインずつ配布される(1日に計270フリーコイン)
  • 30フリーコイン消費で好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る

以上が簡単なフリーコインの取得方法と使い方の説明です。

 

毎日、配布される計270フリーコインを使って1日に9話分の作品をタダで読めるシステムがフリーコインです。

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『マンガTOP』のボーナスコインとは?取得方法と使い方を解説

ボーナスコインとは?
  • ボーナスコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
  • フリーコインがなくなってしまった場合でもボーナスコインを使うことで好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
  • 『マンガTOP』新規ダウンロード特典で600ボーナスコイン(20話分)が付与される
  • 毎日、短い広告動画を見ると60ボーナスコインが手に入る

以上が簡単なボーナスコインの取得方法と使い方の説明です。

 

下の画像のように『マンガTOP』新規ダウンロード特典では、600ボーナスコイン20話分)が無料配布されます。

 

そして↓の画像の右下にある「ボーナス」と書かれたプレゼントのアイコンをタップすると、

 

以下の画像のような画面に移ります。そして「短い動画を見る」というボタンが表示されるので、タップして短い広告動画を視聴します。(広告を見ずに流してるだけでもOK!)

 

たったこれだけの労力で、30ボーナスコイン(マンガ1話分)が手に入ります。

「短いCMを見て30ボーナスコインをGET!」は0時と16時に回数が回復します。つまり1日に2回使うことができます。

『フリーコイン』『ボーナスコイン』以外で1日3話分のマンガを読む

先ほど紹介した『フリーコイン』『ボーナスコイン』が0ポイントになってしまった場合でも1日に3話分のマンガを無料で読むアプリ内システムがあります。

 

その仕組みがコチラ。

 

読みたいマンガのページへ飛ぶと、「CMを見て読むと表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで新たに1話分のマンガを無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでを簡単にまとめると

ここまでのまとめ
  • フリーコインを利用して1日9話分のマンガを無料で読む
  • CMを見て獲得したボーナスコインを利用してマンガを無料で読む
  • 短い広告動画を最大3本見て、3話分のマンガを無料で読む

以上の事から『マンガTOP』は、1つの作品において、1日に最低でも13話分のマンガを無料で読むことのできるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります!

 

ぜひ、この機会に遠慮なく無料で読ませていただきましょう!(^^)/

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高嶺のハナさん』世間の評判は?

『高嶺のハナさん』序盤ネタバレ紹介!

第1話 完璧キャリアウーマン

ここは大きなオフィスビル。ミツバチ製菓という、今年でちょうど創業100年を迎える伝統あるお菓子メーカーが舞台です。

 

そこで一人の若い社員が怒られています。

 

「弱木!!なんだこの新商品の企画書は…!?」

 

彼の名は弱木強(よわきつよし)。おどおどとしながら汗をかき下を向いています。そんな彼を叱責するのがこの物語の主人公、高嶺華(たかみねはな)。

 

彼女はこのトップお菓子メーカーの商品企画部のエースです。

 

企画した商品は全て大ヒット!!仕事も出来てスタイル抜群な上に、誰もが認める超美人です。

 

そんな彼女に怒られて、弱木も顔を赤らめドキドキしています。しかし同僚は弱木にこう言い放ちます。

 

「諦めろ お前には所詮高嶺の花だ」と。

 

ある日の夜、高嶺華の企画した商品の大ヒット記念に、みんなで打ち上げしようという事になります。しかし、打ち上げに誘われた華は一言、

 

「行きません。」

 

それを見ていた弱木の同僚、更田元気(さらたげんき)通称・チャラ田が華に近づきます。

 

チャラ田はおしゃれなスーツを着こなしたイケメンですが、「社内にこいつに抱かれた女は数知れず」という、正真正銘のチャラ男です。

 

「華さん、俺と二人ならどうっすか?」

 

「行くわけないでしょ」

 

チャラ田には目もくれず、華はその場を去っていくのでした。

 

そんな華を見た社員たちの間で様々な憶測が飛び交います。

 

「きっとデートだよ」「どんなすごい男と付き合ってるんだろう」・・・・・

 

そんな憶測とは裏腹に、華は真っ直ぐ自分のマンションへ帰宅します。

 

靴を脱ぐとその場にへたりこみ、ため息をつく華。

 

「(また……弱木くんにキツイこと言っちゃった……ッ!!

 

弱木きゅん……

 

ほんとはこんなに大好き(ラブゥ)なのにぃぃッ!!!)」

 

家に帰った途端、華はすっかり恋する女の子の顔になっています。

 

それだけでなく、弱木への想いを爆発させています。

 

そう、実は華は弱木に恋をしていたのです。

 

弱木をキツく叱ったことを、泣きながらプルプルするほど後悔するのでした。

 

ちょうどその頃、居酒屋ではチャラ田が弱木と並んで話をしています。誘いを断られてイラつくチャラ田。

 

「高嶺華みたいな、仕事しか能がない高飛車女はどうかと思うんだよな~」

 

それを聞いた弱木は、「高嶺さんは素晴らしい人です」と反論します。

 

「もしかして弱木 高嶺華のこと好きなの?」

 

「だッ…大好きですッッ!!」

 

一方、華は部屋で一人、猫耳パーカーに着替えぬいぐるみを抱え「カワイイ女の子になる20の法則」という本を切なそうに眺めています。

 

「(弱木くんに好かれるような人に変わりたい…)」

 

その本に【とにかく男を褒めまくる】と書いてあるのを読み、変わらなきゃ!!と強く決心します。

 

翌日、再び弱木の企画書を華がチェックしています。

 

一生懸命褒めようと考えますが、そのダメダメな企画書を華は思わずビリビリに破り捨てて一言、

 

「なんて素晴らしい企画書なのかしら」

 

その後、トイレの個室で一人震えながら後悔する華。

 

「一番嫌味な言い方になってしまった……」

 

完璧キャリアウーマン高嶺華、その中身は恋愛レベル小5な純情不器用ピュア少女と判明したところで、第1話は終わります。

第2話 お弁当

一流お菓子メーカー ミツバチ製菓のオフィスでは、今日もまた弱木強が高嶺華に怒られています。どうやら弱木が企画書を家に忘れてきたようです。

 

「徹夜でやったんですが、USBを家に忘れてきてしまって…」

 

そして昼休み。華はまたしても弱木をキツく叱ってしまったことを頭を抱えて後悔しています。

 

本当は弱木のことが大好きなのに、華はいつも素直になれないのです。

 

「(『やったけど忘れました』なんてそんな小3みたいな理由ある!?可愛すぎでしょーーーッ)」

 

厳しい態度をとりつつも、心の中では弱木を愛おしく思う気持ちで溢れているのです。

 

その時、弱木が昼ご飯をカップ麺で済ませようとしているのが華の目に入ります。

 

弱木に女の子らしいところをアピールしたい華は、すぐに閃きます。

 

「(私がお弁当作ってあげればいいんだ!!)」

 

そこで華は、明日は弱木がカップ麺を持ってこないように誘導する事にします。

 

ドキドキしながら弱木に声を掛ける華。

 

そして…

 

「そんなものばかり食べて自己管理もできないような人間がこの仕事やっていけると思ってるの?」

 

その後またしてもトイレの個室で自己嫌悪に陥る華なのでした。

 

その晩早速、可愛いエプロンを身につけた華は弱木の為にお弁当作りを開始します。

 

「よ~し!気合入れて作っちゃうんだから♡」

 

時計の針が12時をすぎた頃、不穏な音がしています。

 

グチョ…  べちょ…

 

そこにあるのは、地獄のようなお弁当です。

 

今まで仕事一筋だった華にとって、料理をするのは中2の調理実習以来13年ぶりのことだったのです。

 

しかし華はそんなことでは挫けません。

 

分析・試行・失敗・リテイクを無限に繰り返し、より良いものを作ることなど、企画部のエースに登りつめた華にとっては朝飯前なのです!

 

指を怪我しながらも朝の5時半を過ぎる頃、とうとう完成します。

 

高木華特製、「ラブリー弱木弁当」が!!!

 

華は嬉しさに涙を流します。

 

そしてその日の昼休み、華は勇気を振り絞って弱木にお弁当を渡そうとします。

 

しかしその時、チャラ田が先に弱木に声をかけてしまいます。

 

「おっなんだ弱木ィ!!お前弁当なんて作ってきてんのかよ~」

 

「昨日高嶺さんに”自己管理もできないやつが仕事できるわけない”って指導して頂いて…ごもっともだなって…

 

これからちゃんと……毎日弁当を作る事にしたんです!!」

 

そう、弱木は自分でお弁当を作って持ってきてしまっていたのです!!しかも卵焼きや野菜が入った、王道のきちんとしたお弁当です。

 

それを見て華は大きなショックを受けます。

 

立ち尽くす華に弱木が気づき、「高嶺さんのおかげで僕…変われそうです…!!」と微笑みます。

 

華は涙が出そうになるのを必死で堪え、弱木に背を向けて一言、

 

「はぁ?そもそもアンタ企画書のひとつも書けずにご飯食べる暇なんてあるわけ?」と言い捨ててしまいます。

 

そして華は、誰もいない屋上でひっそりと2人分のお弁当を泣きながら食べるのでした。

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第3話 カワイイ服

ミツバチ製菓のオフィス内、高嶺華はいつも弱木に対して素直になれない自分に悩んでいる様子です。

 

そんな華の姿を見た周りの社員たちは、「悩ましげなお姿もお美しい…きっとまた新しい商品を考えているんだ…」と囁いています。

 

実は、ここミツバチ製菓には大きく分けて二つの派閥があることが判明します。

 

ひとつは、高嶺華を影から愛する【高嶺派】。そしてもうひとつは、

 

「おはよ~ございま~す♡」

 

フリルとリボンがついたブラウスにふわふわのミニスカート。オフィスに現れたミツバチ製菓総務部の天井苺(あまいいちご)を取り巻く、イチゴ派の社員…イチゴ親衛隊(ストロベリーズ)です!!

 

「イチゴちゃんおはよう!」「イチゴちゃん今日もかわいいね!」

 

イチゴはたくさんの男性社員に囲まれてチヤホヤされています。面倒な仕事も、どうやらやってもらっているようです。

 

その様子を、華は遠くから羨ましそうに眺めるのでした。

 

「(イチゴちゃんって背が低くてユルフワしててカワイイな…弱木くんだってああいう子が好きだってわかってる…)」

 

しかしこの天井苺、ただのユルフワの可愛い女子ではありませんでした。

 

子供の頃から男子たちにチヤホヤされ続け、自らの可愛さを武器にひたすら楽をして生きてきたのです。

 

「(カワイイは正義!!カワイイは正義ッ!!!

 

あぁ…人 生 イージーモード~♡)」

 

これが天井苺の本心なのです。

 

そしてたまたま近くで仕事をしていた弱木が目に入り、彼もストロベリーズの配下にしようと声をかけます。

 

「よ・わ・き センパァイ♡」

 

イチゴは打ち上げの幹事の仕事が難しくて困っている、というフリをして面倒な仕事を弱木に押し付けるつもりです。

 

しかし弱木はキッパリと、

 

「失敗してもいいからまずは自分でやってみな!」

 

と彼女を諭します。イチゴは内心ブチギレです。

 

「僕が高嶺さんに言われたことの受け売りなんだけど…」

 

それを聞いて、イチゴは思わず華のことを睨みつけます。

 

「(私より あんなババアの言うこと優先するって言うの!?)」

 

生まれて初めての屈辱を受けたイチゴは、華に激しい敵意を燃やし始めるのでした。

 

その晩、華は自宅の鏡の前でとても可愛らしい服を着ています。

 

たっぷりフリルのついたオフショルダーのブラウスに、大きなリボンのついたチェックのミニスカートという格好です。

 

やっぱり自分のようなキツイ女に、こんな服は似合わないかな…と思い悩む華。

 

しかし華は、明日この服を会社に着て行くことを決心します。

 

「(カワイイ女の子になって弱木くんに振り向いてもらいたいもん……!!)」

 

そして翌日、いつも細身のスーツをビシッと決めていた華が、突然ユルフワの服で仕事をしているせいで、社内はかなりザワついています。華の席の周りに人だかりが出来るほどです。

 

華の噂は他のフロアまで広がり、さっきまでイチゴをチヤホヤしていた男たちが全員イチゴの周りから姿を消す有様です。こんな事もイチゴにとっては初めての経験です。

 

可愛い服で仕事をする華を見て、男性社員たちはみんなドキドキしています。

 

そんな華の様子から、チャラ田はこんな事を弱木に言います。

 

「ありゃ絶対 男だな……きっと今夜はデートだろうよ」

 

それを聞いて動揺した弱木は、真っ直ぐ華に近づいていきます。

 

突然弱木が近づいてきたので、華はドキドキが止まりません。

 

弱木は背筋を伸ばし、はっきりと華にこう言います。

 

「その服…高嶺さんらしくないです

 

スーツの方が高嶺さんに似合ってると思います!!」

 

ショックを受けた華は、いつものようにキツイ言葉を言い放ち、すぐにその場を去っていきました。

 

なぜあんな事を言ったのか、とチャラ田も驚いています。

 

実は新人時代、弱木は華にこんな事を言われていたのです。

 

”スーツは会社員の戦闘服!!スーツの着こなしひとつで仕事の出来が決まるのよ!!”

 

その凛々しい華の姿に見惚れた時のことを、弱木は今も思い出すのでした。

 

そして立ち去る華の後ろ姿をこっそりと見るイチゴは、こう思います。

 

「(高嶺華おばさんを 潰せばいいんだぁ♡)」

 

一方、華は「やっぱり私にカワイイ服なんて似合わないんだ…」と屋上でひとり涙を流しています。

 

「弱木くんに完全に嫌われたぁぁ~!!」

 

こうして華の会社でのユルフワ私服はこれにて見納めになったところで、第3話は幕を閉じます。

第4話 プレゼン

前回、ありえない屈辱を味わった天井苺。高嶺華のことを目の敵にし、どうにかして会社から追い出そうと企み始めます。

 

一方その頃、華は会議室にいました。会社の命運が懸かった新商品企画のコンペが3週間後に行われるようです。

 

洋服の一件で、すっかり弱木に嫌われたと思い込んでいる華。

 

「(やっぱり私には仕事しかない…!)」

 

会議後、華は凄まじい気迫で仕事に取り掛かります。そんな華の姿に、弱木が見惚れていることもにも気づかずに。

 

そしてコンペ当日、華は完璧な企画書を完成させます。

 

そこへ、なぜかイチゴが華の元へお茶を持って近づいて来ました。

 

「あ 滑った」

 

イチゴはわざとらしく手を滑らせ、大事な企画書が入っている華のUSBに思いっきりお茶をかけてしまいます。思わず固まる華。イチゴはすかさず

 

「ごごご ごめんなしゃ~~いッッ!!」と焦った素振りで謝ります。

 

華は「PCにバックアップがとってあったはず」とすぐにパソコンを確認しますが、なぜかデータが消えてしまっています。

 

実はこれもイチゴの仕業です。前日にこっそりイチゴが華のデータを消してしまったのです。

 

追い詰められる華。そこへ弱木が駆けつけます。

 

「こんなときのために…企画書を書き溜めておきました!!どれでも使ってください!!」

 

驚きながらも弱木の助けにときめく華。しかし肝心の彼の企画書は…

 

【たばこグミ】煙草の味を知らない若者をターゲットに至福の…

 

【うんちグミ】新しい味をお客様に…

 

【グミ味のグミ】グミの本当の味とは…

 

無言で立ち尽くす華。会議まであと15分、やっぱり自分の力でやるしかない!と決意し、記憶を頼りに出来るだけ企画書を再現することにします。

 

「(そんなの絶対できるわけないし~♡)」と笑うイチゴ。満足してその場を立ち去ります。

 

時間ギリギリまでキーボードを叩き続け、華はコンペに挑みます。

 

「(集中しろ…!! あとは…

 

足りない部分は 口頭で説明すればいい…!!)」

 

会議室で情熱的にプレゼンをする華なのでした。

 

コンペが終わった頃、イチゴは華の惨敗した姿を見るために姿を見せます。ところが会議室から出てきた社員たちは…

 

「いや~高嶺さんのプレゼンすごかったなぁ…」

 

なんと華のプレゼンを絶賛しているのです。

 

「完璧に無駄の省かれたシンプルでわかりやすい企画書」

 

「おまけにあの鬼気迫る口頭での説明」「こりゃ今回も高嶺さんの案で決まりだな」

 

それを聞いたイチゴは、ただ

 

「は?」と一言。

 

会議室では、無事にプレゼンを終えた華が1人で膝から崩れ落ちています。

 

「(弱木キュンのダメダメでかわいすぎる企画書のおかげでスイッチが入ったぁ~…

 

やっぱり弱木くん大好きィィ!!)」

 

やっぱり弱木への恋を諦められない、と確信する華。

 

その頃弱木は…

 

グシャグシャに捨てられた自分の企画書を見て1人落ち込んでいるのでした。

第5話 甘い恋人

休日に旅行をしてきた弱木が、社内でみんなにお土産を配っています。

 

その様子を、華は少し離れたところからクールな表情で黙って見ています。そんな華にも、弱木はオドオドしながらお土産を渡します。涼しい顔で受け取る華。しかし内心は…

 

「(よっ…弱木くんから…おっ……お土産もらっちゃったぁぁーッ!!?)」

 

手が震えるほど大喜びです。

 

弱木はチャラ田に誰と旅行に行ったのかと聞かれ、少し気まずそうに言い淀みます。それを見てチャラ田はすかさず

 

「なんだ? 女か」

 

と問い詰めます。華はその会話に動揺するあまり、思わずみんなの前で

 

「弱木くんって彼女いるの…?」

 

と聞いてしまいます。みんなの視線が一斉に華の方へ向き、今の発言で自分の恋心がバレてしまうと思った華は、必死で取り繕います。

 

「恋愛になんてうつつを抜かしてる暇があるならもっと仕事を頑張ったらどうなの!!?」

 

いつものように厳しい表情で叱責する華ですが、よく見るとその両足はプルプルしています。

 

叱られた弱木は、少し恥ずかしそうにこう言います。

 

「お…お母さんと旅行行ったんで……彼女とかはいないです…」

 

その夜、すっかり安心した華は嬉しそうに弱木にもらったお土産を抱いて眠りにつくのでした。

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第6話 ティータイム

ミツバチ製菓のアイドル、天井苺は苛立っていました。

 

ストロベリーズ(イチゴ派)から高嶺華激団(高嶺派)への人工流出が止まらないためです。

 

絶対に華の弱みを握って潰してやろうと、イチゴはひっそりと華の様子を観察しています。

 

すると、イチゴはあることに気がつきます。

 

ドキドキしながら弱木を見つめる華。弱木が顔を上げるとサッと仕事に集中します。

 

弱木がパソコンを見ていると、また見つめる華。その様子を見て、イチゴは華が弱木に恋をしていることに気がついてしまいます。

 

そして当の弱木は「(た…高嶺さんに睨まれてる…)」と思ってしまう始末。イチゴは試しに揺さぶりをかけようと、華の目の前で弱木を飲みに誘います。イチゴが悩みを相談する、という形で2人は飲みに行く約束をしてしまいます。

 

ほくそ笑むイチゴ、ショックを受ける華。

 

しかしその夜、2人が座っているのは喫茶店です。

 

弱木はコーヒーを飲みながら悩みを聞こうとしています。固まるイチゴ。

 

「(いや…飲みに行くっつったらフツー居酒屋かバーだろ…)」

 

そしてよく見ると、2人の席の近くで新聞を広げている華がいます。こっそり様子を見に来たようです。

 

呆れていたイチゴでしたが、急に閃いて嘘泣きを始めます。

 

「私…高嶺さんにいじめられてるんです…」

 

イチゴは自分がUSBを濡らしてしまった後、ずっと華に文句を言われて許してくれない、と言うのです。

 

それを聞いた華はハッとします。「(イチゴちゃんにそんな思いさせてしまってたなんて…)」

 

しかし、弱木は迷わずこう言います。

 

「高嶺さんは私情を挟むような人じゃないよ!」

 

そしてイチゴを笑顔で励まします。

 

「(まったく私にキョーミないこの感じ…ムカつく…!!)」

 

イチゴはまたしても屈辱を感じます。そしてこのやりとりを聞いていた華は…

 

「(ごめんね弱木くん… 私…私情…挟みまくってます……!!)」

 

新聞の影に隠れて1人涙するのでした。

第7話 チャラ田

弱木とイチゴが2人きりで喫茶店でお茶をするところを見てしまった華は悩んでいました。

 

2人は付き合ってるのか確かめたいけれど、弱木に直接聞くなんてこと華には出来ません。

 

その時チャラ田と弱木がよく話しているのを見て、チャラ田に探りを入れてみれば何か分かるかもしれない、と思い立ちます。早速チャラ田を倉庫に呼び出す華。

 

上司として部下を気にかけるフリをして、チャラ田から弱木の事を聞き出そうとする華。しかしチャラ田はそこでとんでもない勘違いをします。

 

「(はっは~ん コイツ… 俺のこと好きなんだな!!)」

 

チャラ田は華が自分と話したいが為に、弱木をダシにして呼び出したと思ったのです。

 

ゆっくり話しませんか、と華をバーへと誘うチャラ田。弱木のことを聞き出したくて仕方がない華は、チャラ田の誘いに乗ってしまいます。

 

そして2人が倉庫から出てくるところを、偶然目撃して驚く弱木の姿。

 

その夜、バーで2人きりのチャラ田と華。チャラ田は自分が買った腕時計や外車のことばかり話します。そんなことに興味のない華は無反応。

 

「(つまんねぇ女だな~)」

 

「(早く弱木くんとイチゴちゃんのこと教えなさいよ…!!)」

 

お互いに内心イライラする2人。すると突然後ろから声がします。

 

「あ…あの…」

 

なんとそこには弱木が立っていました。

 

弱木はチャラ田という危険な男から華を遠ざける為にやって来たのです。

 

強引にチャラ田を外へ連れ出そうとする弱木。チャラ田はすぐに、高嶺華へ想いを寄せる弱木が邪魔をしに来たことに勘づきます。

 

「お前 もう諦めろって!」と馬鹿にしたように笑うチャラ田。しかし弱木は

 

「諦めません!!」と言い返した後、さらに華の方へ向かって

 

「絶対諦めません!!」と力強く叫びます。驚く華。

 

「(絶対諦めないって……そ……そこまでイチゴちゃんのことを…!?)」

 

震える華を残し、チャラ田と弱木は外へ出て行きます。

 

しかしその時、華はある事に気がつきます。

 

”諦めない”ということは、弱木とイチゴはまだ付き合ってはいない!という事。

 

「それなら…私にもまだチャンスはあるってことですよね…!?マスター!?」

 

状況がよく分からないバーのマスターは、華とチャラ田は付き合っていると勘違いしています。

 

マスターの反応を見て、華は弱木にも誤解されているのではないかとハッとします。

 

一方、外を歩いている弱木とチャラ田。

 

チャラ田はまた華と遊んでやるか、と考え、

 

弱木は自分が告白してしまったのではないか…?とモヤモヤ考えているのでした。

第8話 X’masデート

今日はクリスマス。チャラ田が飲み会を提案しますが、みんなそれぞれ予定があるようで人が集まりません。半ば強引に弱木を参加させます。他に行く人がいないか確認すると…

 

静かに華が手を挙げています。

 

せっかくのクリスマス、弱木と一緒にいたい華は勇気を出して手を挙げたのでした。

 

結局参加者はチャラ田・弱木・華の三人だけ。チャラ田は華がよほど自分と一緒にいたいんだな、と勘違いしています。タイミングを見て華と二人きりになろうかと企んでいると、知り合いの女性からデートの誘いが来ます。

 

あっさりとそちらの女性へ行くチャラ田。

 

華と弱木は急に二人きりになってしまいました。

 

ラーメン屋に入る二人。上司が部下をご飯に連れて行くくらい全然普通!と考えつつも、ドキドキして仕方がない華。優柔不断で注文するメニューがなかなか決まらない弱木。華が急かすと

 

「はっはい…!!えっと……とんこつチャーシュー麺で……」

 

それを聞いただけで「(か…可愛すぎるでしょーッ!?)」と内心取り乱す華。

 

本当はとても幸せなはずなのに、華はなかなか素直に弱木と接することが出来ないでいます。

 

本当はチャラ田さんといたかったのかな…と考える弱木は、華に質問します。

 

「高嶺さんってどんな人がタイプなんですか?」

 

華は動揺します。タイプなんて弱木に決まっているのです。

 

弱木のように仕事ができなくて優柔不断で可愛い…と心の中では思うのですが、

 

「仕事ができて決断力があって男らしい人かしら」と真逆の答えを言ってしまいます。

 

チャラ田さんのことだ…!!!と勘違いする弱木。

 

華は「そういうアナタはどうなのよ!?」と聞き返します。

 

会社で楽しそうに仕事をする華の姿が脳裏に浮かぶ弱木。

 

「可愛い人です……」

 

それを聞いた華は「(イチゴちゃんじゃん!?やっぱりーッッ……!!)」と衝撃を受けます。

 

そんなことを話していると注文したラーメンが出てきます。なんと特別サービスのクリスマスツリー盛りのラーメンです。

 

「(私は弱木くんの理想の可愛い人になるんだ…!!)」

 

「(来年のクリスマスこそは…!!高嶺さんに認められる男になって……!!)」

 

クリスマスツリー盛りのラーメンに向かって、互いにすれ違う願いをかける二人なのでした。

第9話 プリティなハナさん

弱木のタイプが ”カワイイ人” と知った華。彼を射止めるためにカワイイの研究を開始します。

 

「さぁ…新しい自分に メイク…アップ!!」

 

まずはショート丈のサロペットにポニーテール。

 

鏡を見て、年齢的にキツいかなぁ…と思うものの

 

「今日はいけるところまで挑戦するんだ…!!」と燃え上がる華。

 

次は三つ編みをして花柄のフリフリワンピースに水玉の蝶ネクタイ。徐々に痛々しい格好になっていきますが本人は

 

「意外といけ…る……ッ!?」と満更でもない様子。なんだか楽しくなって来てしまう華。

 

「あれあれ…!?もしかして……

 

私もまだまだ…イケちゃうんじゃない…ッ!!?」

 

最終的に某美少女戦士のコスプレのような姿に。とても充実した笑顔です。

 

「ハナちゃん 何やってるの…?」

 

一瞬で固まる華。そこには突然やってきたお母さんの姿が。近くまで来たから寄ってみたらしいです。

 

ドン引きするお母さん。

 

一瞬でカワイイの夢から覚めた華なのでした。

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第10話 プリティなイチゴちゃん

一方、ミツバチ製菓のアイドル・天井イチゴは激しく苛立っていました。

 

壁に貼り付けた弱木と華の写真を一人で睨みつけています。

 

先日喫茶店に行った時、弱木に全く女として意識されなかったことを相当根に持っているようです。

 

「(この私があんな扱いを受けるなんて…ありえないんだから!!)」

 

そしていつもより気合を入れてオシャレをし、街を歩くイチゴ。

 

途端に芸能事務所からスカウトされたり、ナンパされたり、男性たちの注目の的となります。

 

自分が神に選ばれしカワイイの天使であることを再確認するイチゴ。

 

「( そう、 私は カワイイ。 )」

 

自信を取り戻したイチゴは、先日の弱木は自分の可愛さに気が引けていたに違いない!と考えます。

 

「(もう一度チャンスをやるか♡)」弱木へ電話をするイチゴ。飲みに行かないかと誘います。

 

「(尻尾振って涎垂らしながら走って向かってくるがいいわ!!)」

 

ところが弱木は、

 

「あ、ごめん 今お母さんと妹と飲みに来ててー」

 

あっさり断り電話を切ってしまいます。呆気にとられるイチゴ。

 

その晩、部屋の壁に貼ってある弱木の写真にナイフを突き立てます。

 

「許さない…弱木のくせに……なんなのよ……」涙を流して震えるイチゴ。

 

「(絶対ふりむかせてやるんだから…!!)」

 

どんどん弱木に翻弄されていくイチゴなのでした。

第11話 彼の好きなトコロ

後頭部に寝癖がついたまま仕事をする弱木。

 

すかさず華は「寝癖くらい直してきなさい!!」と叱りつけます。

 

しかしその本心は…

 

「(嗚呼…なんてカワイイの…弱木くんの寝癖…好きっ…!!)」

 

注意された弱木は、一生懸命寝癖を手で押さえます。しかし手を離すとすぐに

 

” ピョーン ”

 

その様子を見ただけで華は大盛り上がりです。

 

そして昼休み。弱木は部長の退職祝いの寄せ書きを華に頼みに来ます。

 

色紙を見ると、そこには子供のような字で書かれた弱木の寄せ書きが。

 

「あなた…ペン字でも習ったほうがいいんじゃない……?」震える華。

 

「(いやなにこの絶妙に尊い字……!?ダメ…ずっと見ていられるわ……好き……ッ!!)」

 

そして午後。チャラ田と弱木が雑談しています。

 

「そういやチャラ田さん 今年のお年玉何に使いました?」

 

いまだにお年玉を貰っている弱木の発言に、オフィス中がザワつきます。そして華は…

 

建前→「あなたもう社会人でしょ!!いい加減にしなさい!!」

 

本音→「(いやホントいい加減にしてーーッ!!ますます好きになっちゃうよーーーッ!!?)」

 

大興奮なのでした。

 

仕事が終わり、この日は一日中弱木にドキドキさせられっぱなしでフラフラの華。

 

帰り際にふと、弱木のパソコンに何か貼ってあることに気がつきます。

 

そこには3枚の付箋に、あの子供のような字でこう書いてありました。

 

” ねぐせ なおして く る ”

 

” ペ ソ 字 習 う ”

 

” お年玉 もらわ ない ”

 

「はふぅッ…♡」

 

弱木のあまりの尊さに腰が砕ける華なのでした。

第12話 ハッピーバレンタイン

2月のある日。部屋でゴロゴロとスマホをを見ていた華は、弱木がインスタグラムをやっていた事に気がつきます。そこにはケーキの写真が。

 

カレンダーを見ると、もうすぐバレンタインです。

 

弱木が甘いもの大好きだと知った華は、早速「(世界一あま~いチョコでも作っちゃおっかなッ♡)」と、はりきります。

 

世界一甘くするため、わざわざ海外から取り寄せた【世界一甘い甘味料 ソーマチン】をたっぷり入れる華。

 

※ソーマチン:砂糖の約3000倍の甘さがあると言われている甘味料。

 

そして華はハート型の、ボリュームたっぷりの立派なチョコレートケーキを完成させます。

 

そしてバレンタイン当日。

 

華はどんな風に弱木にチョコを渡せばいいのか分からず、ドキドキしながら悩んでいます。

 

するとそこへ、チョコを持ったイチゴが現れました。

 

男性社員たちに可愛らしくチョコを配っています。が、彼女の目的は他にありました。

 

「(見てろよ弱木……絶対に惚れされてやるんだから…)」

 

弱木にだけ、みんなと違う特別に買ったチョコをこっそり渡します。これで弱木はイチコロだと確信するイチゴ。

 

弱木にもスムーズにチョコを渡すイチゴを見て、感心する華。

 

「(私も負けてられない…ッ!!)」勇気を出して渡そうとします。

 

そこへ両手にどっしりとチョコを持って現れたチャラ田。「手作りチョコっすか!?」と華が持っているケーキの箱をパッと取り上げてしまいます。必死で否定する華。

 

チャラ田は「(俺に渡したいくせに…)」と今日も勘違いをしています。

 

そしてイチゴも、華の持っている箱が本命の手作りチョコであると察します。

 

華の邪魔をするため、わざとイチゴは思いっきり転び、どさくさで華のケーキを叩き落とそうとします。

 

「あぶないッ!!」

 

転んだイチゴを、なんと弱木が咄嗟に受け止めたのです。驚きを隠せないイチゴ。

 

そして弱木は、箱の中身が何なのかを華に尋ねます。

 

ドキドキが止まらない華。作ったチョコレートケーキは、新商品の研究だという事にしてしまいます。

 

そんな訳で、ケーキはみんなで分けて食べる事になりました。

 

甘すぎる、というみんなの感想を聞き静かに涙目になる華。

 

しかし、その日の弱木のインスタグラムには華の作ったケーキが投稿されていました。

 

「こんな美味しいケーキ初めて食べた!」というコメント付きです。

 

けれど華は恐ろしくて、弱木のインスタを見る勇気が出せずにいました。

 

一方、弱木のインスタを見たイチゴは…

 

「アイツ…なんで私のチョコは載せないの…ッ!?」とまたしても屈辱を感じるのでした。

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第13話 チャラ田の恋

ミツバチ製菓イチのプレイボーイ、更田元気。通称・チャラ田は、華と共に静岡の山奥まで出張に来ていました。

 

隙を見て華をホテルに連れ込むのもアリだな…と企むチャラ田。そんな事は知らずに、華は仕事の熱意で溢れています。

 

今回の新商品企画「特濃わさびの和チョコレート」の為に、ここの農家で作られている最高級わさびが不可欠なのです。

 

「絶対に許可もらうわよ!」

 

ところが、わさび農家のおじさんには話も聞いてもらえません。

 

農家のおじさんに頭を下げる華。手土産として持ってきたミツバチ製菓のチョコレートを渡し、今回は出直す事にします。

 

頑固な農家のおじさんの態度に文句を言うチャラ田。

 

そんな彼を、「あなたそれでも ものづくりに携わる人間!?」と華は本気で叱りつけます。

 

「農家の人たちにとって作物はひとつひとつわが子のように大事なの!!

 

慎重になって当然でしょ!!」

 

その瞬間、チャラ田の脳裏にある光景が浮かびます。

 

エプロン姿の華。お玉を片手に自分のことを叱ってくれています。

 

「今俺の未来が一瞬見えたぞ…!?」と思うチャラ田。こんなにも真剣に自分のことを叱ってくれる華を見て、

 

「(俺の理想の嫁かよ…!!)」と、ときめきます。

 

一方、華の言葉を黙って聞いていたわさび農家のおじさんは、手土産で貰ったミツバチ製菓のチョコを一口食べてハッとします。

 

「おいネーちゃん!!話くらい聞いてやる」

 

華の言葉とチョコで、真剣さが伝わったようです。嬉しそうにおじさんと話す華。

 

その様子を見たチャラ田は

 

「(…ったくよぉ…)」

 

思わぬところで華への思いに火がついたのでした。

第14話 妄想の二人

静岡での日帰り出張を終え、新幹線に乗り帰路につく華とチャラ田。

 

並んで車内に座っているのが、「(もし弱木くんとだったらなぁ……)」と華は妄想します。

 

「も~弱木くんったら~ほっぺにご飯粒ついてるよッ♡」

 

「(なんちゃってーーーーーッ!!?)」顔を抱えてドキドキする華。

 

隣のチャラ田は缶ビールを開けて飲んでいます。

 

それを見て華は、これが弱木くんなら…と再び妄想します。

 

プシャーッとコーラの炭酸をこぼしてしまう弱木。

 

拭いてあげようとする華を、弱木は「自分で拭きますから…ッ!!」と制止します。

 

その瞬間に触れ合う手と手。

 

「ハッ!?」華は自分の足を叩きながら「(私ってばなんて妄想を…!?)」と取り乱します。

 

華の様子がなんだか変だと思い始めるチャラ田。

 

新幹線はまだまだ走っています。居眠りをするチャラ田。そして華は

 

「(もしこれが…)」またしても妄想を始めます。

 

「(こうだったら……!!?)」涎を垂らして居眠りする弱木。華の肩に寄りかかっています。

 

そんな弱木にキスをしようとする華…

 

「(ダメぇぇぇ~~ッそれ以上は~~ッ!!)」

 

思わず必死で両手を振り回す華。チャラ田はそれを見て、

 

「(そうか……俺が隣で緊張してるのか!可愛いところもあるじゃねぇか…)」

 

と静かに微笑むのでした。

第15話 お花見のハナさん

3月、来週はお花見です。幹事はなんとダメダメ社員の弱木。社員のみんなは不安で仕方ありません。

 

華も内心、弱木のことが心配でたまりません。手伝ってあげようとしますが、あっさり断られてしまいます。

 

そしてお花見当日。

 

前日にテンション上がってなかなか眠れなかった弱木が寝坊したせいで、桜からずいぶん離れたところしか場所が取れません。

 

「(な…なにそれ…!?遠足の前日ウキウキして眠れない小学生!?可愛すぎない…!?)」

 

華は弱木のこういう所にキュンとしてしまうのです。

 

場所はダメでも飲食物は完璧だという弱木。用意されていたのは…

 

飲み物は ビールとコーラだけ

 

食べ物は 唐揚げとポテトだけ

 

社員のみんなは呆れてしまいますが、すかさずイチゴが可愛くフォローします。

 

イチゴのおかげで和やかになる雰囲気。感謝されて当然、と思うイチゴをよそに

 

弱木は飲みっぷりを褒められたりしてみんなに許されています。

 

「(なんなの弱木…!?弱木のくせに…!!弱木のくせに弱木のくせに~~ッ!!)」

 

怒りをぶつけるようにイチゴはビールを一気飲みします。

 

夕方。そろそろお開きと言う頃、弱木とイチゴは飲みつぶれて寝てしまっています。

 

イチゴはチャラ田におぶわれ、社員のみんなも一緒にぞろぞろ帰って行きます。

 

しかし華だけは弱木のことが放っておけず、帰らずに戻ってきてしまいました。

 

少し暗くなる頃、弱木はようやく目を覚まします。

 

謝る弱木に、華は「部下の安全を守るくらい上司として当然でしょ」と答えます。

 

帰り道、そこには綺麗な夜桜が広がっていました。

 

「まぁでも今日は この桜に免じて許してあげる!」桜を見上げて微笑む華。

 

ほんの少しだけ弱木に優しくなれたのでした。

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第16話 ねりまえん視察

いつもより早く退社する華。

 

遊園地でお試し販売してもらっている、華が企画したポップコーンの様子を見に行くようです。

 

それを知った弱木は、自分も見に行ってみたいと手を挙げます。驚く華。しかし冷静に

 

「来るのは勝手だけど 遊びじゃないのよ」と弱木に言いますが、内心は浮かれています。

 

「(これもうデートじゃない…!?)」

 

そして遊園地ねりまえん。なぜかそこには華と弱木だけでなくチャラ田とイチゴも一緒です。

 

「頼れる先輩である俺が弱木を見張っておくんで!!」というチャラ田。

 

「面白そうだったんでついてきただけですよ~♡」というイチゴ。

 

少し残念そうにしながらも、華は仕事として気持ちを切り替えようとします。

 

ふと目の前にお化け屋敷を見つけ、若干震えながらフードコートへ向かうのでした。

 

確認すると、華が企画したポップコーンは行列が出来るくらい大人気のようです。

 

尊敬する弱木。面白くなさそうなイチゴ。さすが俺の嫁!とチャラ田。

 

その時、「せっかく来ていただいたんで」と遊園地のおじさんがフリーパスを4人にくれます。

 

「(え…ウソ…やっぱこれもうデートじゃん…!?)」ドキドキする華。

 

そこで遊園地のおじさんが、今年20年ぶりに大幅リニューアルしたおばけ屋敷だけは絶対に行って感想を聞かせて欲しいと言い出します。

 

4人それぞれの思いを胸に、今、恐怖の館の扉が開く…!!というところで第16話は終わります。

第17話 おばけやしき

なかば強制的におばけ屋敷へ入る事になった一行。華はすでに目が死んでいます。

 

子供の頃にお化け屋敷で大泣きしながらお漏らしした事がいまだにトラウマなのです。

 

しかしなんと、弱木とペアで入ることに決まります。

 

中に入り、弱木と一緒というドキドキと怖さのドキドキで心臓が壊れそうな華。

 

煙が出たりおばけ役の人が倒れたりするたびに、怖くてもう涙目です。

 

思わず前にいる弱木の上着をキュッと掴みます。

 

おばけに触られたと思い叫ぶ弱木。その声に驚き華も悲鳴をあげ、二人は大騒ぎです。

 

一方その頃、チャラ田とイチゴのペアも中を歩いていました。この二人は全然怖がっていません。

 

イチゴは、先日のお花見で酔い潰れた自分に手を出さなかったのはなぜかとチャラ田に質問します。この男も意外と硬派なところがあるのかと考えるイチゴ。

 

その頃、弱木の大声に驚いた華は腰を抜かしていました。

 

弱木は前を向き、華に男らしいところを見せなくてはと意気込みます。

 

その瞬間、グイッと弱木の片手が後ろに引かれました。

 

涙目の華が、座ったまま弱木の手を握ったのです。

 

弱木は驚きながらもその手を握りかえし、二人は手を繋いで歩いて行きました。

 

外へ出て、気まずそうにする二人。

 

弱木とのまさかの急接近にたじろぎ動揺する華なのでした。

第18話 視察打ち上げ

遊園地での視察後、4人は居酒屋へ打ち上げに来ていました。

 

手を繋いだ後、何も言わない弱木に華はドキドキしています。

 

様子がおかしい二人を見て、イチゴはすかさず「おばけ屋敷でなにかあったんですかぁ~?」と笑顔で探りを入れます。

 

心臓がこれ以上ないくらいに音を立てる華。すると弱木は

 

「なんもないよ!!」と答えます。

 

「(あれだけのことをしておいてなんもないなんて)」と華は涙目になり、思わず

 

「なんか…あったでしょ!!?」と顔を真っ赤にして叫んでしまいます。

 

謝り、白状しますと言う弱木。手を繋いだことをチャラ田とイチゴに言うのかと思いきや、

 

「おばけ…実はめちゃくちゃビビッてちょっと漏らしそうでした……」

 

「(それじゃ……ないでしょぉぉぉぉぉぉッ!!?)」心の中で泣き叫ぶ華。

 

チャラ田は「弱木ダセ~(笑)」と笑っていますが、二人の様子を見て

 

「(…コイツら……なんかあったな……!?)」と察するイチゴなのでした。

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第19話 COP始動

その日、華は社長から直々に重要な仕事の話を聞かされました。

 

東京五輪に向けミツバチ製菓ではクールジャパン・オカシ・プロジェクト、通称COPを進めていく事となりそれを華が担当する事になったのです。

 

そして仕事をする上で、華の足りない部分を補えるような最強のパートナーを決めて欲しいと社長から言われます。

 

社長室を後にし、パートナーについて悩む華。真っ先に思いついたのはもちろん、

 

「(弱木きゅん…!!?)」

 

しかしすぐに、大事な仕事で公私混同なんて言語道断!!と自分に言い聞かせます。

 

そこへ突然、弱木に声をかけられます。おばけ屋敷での出来事が頭をよぎり、華は「フンッ」としかめ面で顔をそらしてしまいます。まるで子供です。

 

それでも弱木は、華に見て欲しくて企画書を3つ持ってきたようです。

 

【ぱんつパン】【虫ケーキ】【バットチョコ】

 

弱木の企画書を見て、いつものように華はそれをビリッと破いてしまいました。

 

夜。オフィスに一人残り自分のしたことを後悔する華。

 

貼り合わせた弱木の企画書を泣きながら見ています。

 

「どうやったらこんな…小学生みたいな無垢な企画考えられるのよ…」

 

しかし華は気付きます。これこそが、自分に足りないものではないかと。

 

そして翌日。弱木が華に呼び出されたところで第19話は終わります。

第20話 告白

華が担当する大事な企画のパートナーとして選ばれたことに弱木は困惑します。

 

「ぼ…僕なんかが……ど……どうして……?」

 

振り向き、弱木へと視線を向ける華。

 

その表情は、苦しそうでもあり切なそうでもあり、でも強い意思を感じるようにも見えます。

 

「好き………………だから…」

 

「え……」と目を見開く弱木。華はすぐにハッとして怒涛の勢いで言い訳のように叫びます。

 

「だからァ!!弱木くんが!!お菓子のこと好きだからーーーッ!!!」

 

ひとまずここは、弱木がお菓子を好きな気持ちが十分わかったから選んだだけ、という事にしたのでした。「フン!!」とまた後ろを向きますが、内心かなり焦っているようです。

 

ついうっかり弱木への気持ちが溢れ出してしまった華。

 

これから弱木との距離が近づいていく予感を感じるところで第20話は終わります。

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