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『焼きたてジャぱん』2巻は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読める
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『焼きたてジャぱん』2巻 ネタバレ紹介！
第7話
「美味いだけじゃダメだ！美味いパンを作れ！」
パンタジア南東京支店の店長を務めている松代健が言います。
寿司ロボットさながらに和馬や周平を扱うことで、彼らは苛立ちを募らせます。
さらに松代は畳み掛けます。
「パンにも血を通わせろ」
梓川月乃は店長のことを「素敵な方でしたでしょ？」と言いますが、和馬と周平は「どこがやねん！」と反論します。
しかし、実際に松代のフランスパンを食べると、その美味しさに唸ります。
周平は「何が違うんや？」と月乃に聞きます。
「フランスパンはバターに含まれる添加物、そして過剰な油分を嫌う」と月乃。
そして、アレルギーのことも気にかけ、「馬でも食えるほど美味い（馬喰い）」ものを作らなければいけないと諭します。
回想シーンで、過去に松代店長はアレルギーで自分の妹（楓）を殺しかけたことがあると言います！
楓「お兄ちゃーん、これ新作のパン？私が初めに味見してあげる」
ドサッ。すぐに楓が倒れます。
アナフィラキシーショックだったようです。処置が遅れていたら、亡くなっていた…と医師に告げられ、松代はショックを隠しきれません。
そんな松代に妹は「おいしかったよ。やっぱりお兄ちゃんのパンは日本一だね」
感動的なシーンですね。現在も妹は元気に暮らしているそうです。
周平は、店長の言う「美味いパン」が乳製品を使わずに味も損なわない、健康と味を両立した「究極のパン」と理解します。
そこに松代店長自身が登場し、月乃におしゃべるが過ぎると伝えます。
これまでの話を泣きながら聞いていた和馬は、実の姉に「花子の乳」を送ってくれと伝えます。
これが届くのは早くても翌日の午前中なんですが…。
と思いきや、姉がバイクで届けに来てくれました！優しいですね！
さて、翌日になりました。
周平は、アレルギーの危険性も考慮した「美味いパン」＝「河内流馬味いパン」ができたと松代のもとへ持っていきます。
そこへ、バターを作ってたと言いながら和馬もパンを持ってきます。
周平は、店長の妹の話聴いてたんか！と激昂します。
「アホでも思いやりだけはある奴やと思うてた！」
和馬はヤギの鳴き声を真似しながら「勘違いすんなって」と言います。
どうやら、山羊の乳から作った山羊バターを作っていたようです。
そして、それを練り込んだパンは「フランスジャぱん」。
第8話
周平は和馬のことなどほっとき、自分のパンを食べてくれと松代にかけ寄っていきます。
周平がパン生地にまぶしたのは、「燕麦（オート麦）」。
実際に馬に食べさせてみても、馬が「馬味〜（うま〜）」と唸るほど、味には自信があるようです。
一方、和馬のパンを馬に投げても馬は食べません。
周平は松代に、やはり乳製品を混ぜないとパンとしては未完成ということを伝えます。
それに対して松代は天然酵母が重要、しかも「発芽玄米酵母」は命の源のため最高の生地を生み出すと言います。
さて、和馬がうなだれていると、松代は「なぜ乳製品を使った？」と聞きに来ます。
実は、和馬のおじいちゃんは終戦後、牛乳より山羊の乳を飲んでいたことでアレルギーになることが少なかったそうです。
松代と周平が和馬のパンを食べると、「うめえ」と唸ります。
どうやら脂肪球というものが影響しているようです。
和馬は馬が食べなかったからやっぱりだめだと嘆きますが、松代は「そんなことない」と励まします。
松代「もっと自信を持て。そして前へ突き進むんだ。自分を信じて突き進めば、理想のパンに辿り着ける」
どうやら和馬は「太陽の手」の持ち主のようです。
第9話
さて、南東京支店はあまりお客さんが来ず、繁盛していないようです。
翌日。
松代が和馬と周平の首襟をつかんで店から出てきます。
店が繁盛していないのは、目の前にあるライバル店「サンピエール」の東京本店があることが原因のようです。
そこへサンピエールの店長・模糊山が登場します。
和馬はジャぱん57号を見せますが、だじゃれなの！？とバカにされます。
怒る和馬に落ち着けと言う松代。
模糊山は和馬に勝てないと断言します。
そして、パンタジアの新作パン「ジャぱん」とサンピエールの新作パンどちらが上か、勝負しようと持ちかけます。
ただ、この勝負は本店には内緒にしたいようです。
勝てる見込みはあるのかというと…
負けたら、この南東京支店は潰れます。
さあ、どうなるのでしょう。
第10話
サンピエールとの勝負を前に、周平は不安を隠せないでいます。
一方で、楽観的な和馬。
そんな2人のところに月乃がやってきます。
模糊山が派手に勝負のことをPRしていました。
さらに黒い車がやってきて、スーツ姿の男たちがそこから降りてきます。
率いているのは黒柳という冷徹そうな男です。
ただ、黒柳は差し置いて松代は車のほうに寄っていきます。
最後に車から姿を表したのは、とても怪しげな人物です。
正体は「本店総支配人マイスター霧崎」。
彼は松代を通り過ぎ、中にいる和馬に「鍋の中身は何だ？」と聞きます。
新作のタレが入っていました。
霧崎はその値段を考えておけと言います。
そして、松代に値段のことを伝え、颯爽と去っていきます。
さて、模糊山との対決がいよいよ始まります！
ただ、松代から見ると、「ジャぱん57号」には致命的な欠点があるようです。
第11話
まずはサンピエールのパンです。
一見すると普通の「クイニーアマン」ですが、審査員が食べると「甘い」と皆口を揃えて言います。
ただ、かめばかむほどその甘さは自然な甘さに変わっていきます。
なんと、中身は砂糖を使っていないプリンだったのです。
新作は、「クイニ・プディング・アマン」です。
審査員全員が10点を出し、いきなり模糊山は満点を取ってしまいました。
続いて和馬の番です。
一見して揚げているだけに見えるのですが、審査員が食べてみると…
「歌舞伎揚」です！
大変パンとの相性がいいとの評価を得られています。
売れ残りのパンに特製のタレを練り込んだんですね。
パンタジアの底力を見ました。
これはパンタジアのペースかと思いきや、模糊山が痛いところをついてきます。
「味がよかろうが、これは売れ残りなのよ！！」
どうやら、松代が言っていた欠点とはこの「イメージ」だったようです。
ただ、あくまで和馬は売れ残りであっても再利用すると言い切ります。
店長は和馬の気持ちを汲んで、和馬を止めることができないのでした。
審査員がこの「イメージ」は採点の際に考慮せざるを得ないと伝えたところで登場したのは、なんと霧崎です！
「採点の前に、両作品の値段をお聞かせ願いたい！」
第12話
霧崎はパン好きの1人としても、値段を考慮すべきと審査員に伝えに来たのでした。
模糊山は自分の作品を解説する一方で、頭の中で値段を計算します。
そして原価ギリギリの190円と発表します。
これには誰もが「安い」の評価です。
さて、和馬は「ジャぱん57号」にいくらの値段をつけたのでしょう。
なんと…0円！！タダです！！
和馬自信は今思いついたようなのですが、松代が自分の番だとばかりに出てきます。
潰れそうな店舗の集客に使えると踏んだ松代は明日からこの「ジャぱん57号」が店舗に並ぶと言います。
そして、結果、和馬の「ジャぱん57号」も審査員全員が10点を出し、満点を取ったのでした。
サンピエールとパンタジアとの対決は引き分けに終わりました。
第13話
ジャぱん57号の売れ行きがよくなった中、周平はふと炊飯器を見てみます。
そこには炊飯器で焼いたパンがありました。
それはさておき、またサンピエールの話です。
松代によれば、マイスター霧崎の父親はサンピエールのオーナーなのでした。
どうやら、松代と霧崎は昔同じ店舗で働いていたようです。
霧崎はサンピエールに特別な感情を抱いているのですね。
場面は変わって、小さな子どもがテレビをみてやってきました。
ジャぱん57号を食べたかったようです。
ただ、売り切れていたので、和馬は炊飯器で焼いた「ジャパン2号」をタダで提供します。
「炊飯ジャーパン」。2号の名前です。
子供に対して和馬は「君にも作れる」と言い、別れるのでした。
第14話
和馬の姉がお風呂から上がると、おじいちゃんが倒れています。
びっくりしますが、テレビには和馬が映っていてさらにびっくりします。
和馬がテレビに出ることになったようです。
すると、松代が「赤紙が届いた」とやってきます。
パンタジア新人戦への招待状でした。
パンタジアグループでは毎年、全国店舗の新人を一堂に集め競わせる勝負を行っています。
松代は11年前の優勝者なのでした。
賞金は100万円、さらに3ヶ月間のフランス留学付きとのこと。
目を輝かせる周平。
ただ、今年は例年に比べ新人が512名とはるかに多いことを告げる松代。
今年の課題はなんなのでしょう？
実は「食パン」なのです！
たかが食パン、されど食パン。
かなり難しいお題となり悩んでいる周平に、和馬は「ジャぱん32号」の材料を探してくると告げ、出掛けていきます。
周平はそんな和馬を見て、もう和馬には負けたくないと月乃に言います。
周平を助けるかのごとく、月乃が言います。
「太陽の手を入手する術を知ってますのよ」
第15話
その夜のことです。
周平は月乃と一緒にスポーツクラブにやってきました。
月乃は、これから朝と夜毎日10キロずつ2回泳いで下さいとスパルタなことを言います。
喚いてる周平をプールへ突き落とす月乃。
そこへなぜか松代も登場。
月乃は松代に、周平に協力しようと思ったのは採用試験のときからと言います。
回想では、周平は実家のパン屋の火の元が原因で父親を失い、だからこそパン屋になることを誓ったことが分かります。
月乃は、周平がまだ実力で本店を目指すならば協力するつもりだといいます。
なるほどと理解を示す松代。
ただ、やはり太陽の手を短期間で入手するのはなかなか難しいです。
それでも手を差し伸べる月乃。
一方で、和馬の「ジャぱん32号」も楽しみですが、そんな和馬はどうやらどこかへ行くようです。
伊豆に何があるのでしょう？！