「ビッグコミックスピリッツ」で連載されている人気マンガ「九条の大罪」を全巻無料で読めるお得な配信サイトを調査しました。
昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。
例えば、小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』では、サンデー系列で連載中のマンガや過去の名作マンガに至るまで幅広く無料で読むことができます。(←1番オススメの漫画アプリ)
サンデーうぇぶり
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追記:『闇金ウシジマくん』の作者・真鍋昌平さんの最新作『九条の大罪』が漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で無料で読めるようになりました。
しかし、『九条の大罪』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません。
そこで漫画アプリではなく『九条の大罪』を配信しているすべての電子書籍を調査すると、1つの電子書籍サービスを使って『九条の大罪』を実質無料で全巻読む方法が見つかりました!
最新巻まで実質全巻無料で読む方法を解説します。
この記事では
・『九条の大罪』を今すぐ全巻無料で読みたい
・お得に漫画が読める電子書籍サービスを知りたい
・『九条の大罪』のあらすじや見どころが知りたい
そんな疑問を持った漫画好きなあなたにオススメです!
ちなみに『九条の大罪』の作者・真鍋昌平さんの大ヒット作『闇金ウシジマくん』は、小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』にて全巻無料で読むことができます!
追記:『マンガワン』でも『九条の大罪』が無料で読めることが判明しました!
マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信
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結論!電子書籍『コミックシーモア』を利用して『九条の大罪』を実質全巻無料で読める
『コミックシーモア』には、新規ユーザーに対して2つの超お得な特典を用意しています。
それが以下の特典です。
特典①は、『コミックシーモア』に無料登録した方、全員に「50%OFFクーポン」を配布しています。
1冊どの漫画でも半額で購入できます。もちろん『九条の大罪』の最終刊も半額で購入可能です。
50%OFFクーポンだけなら、他の電子書籍も特典として配布しているところが多いですが、『コミックシーモア』の超お得な特典は②の「月額メニュー登録で最大20000ポイントを後日お返し!」です。
簡単に説明すると、月額メニューを2ヶ月継続することで1ヶ月分のポイントが全額返ってくるという特典です。
月額メニューとは、毎月定額で『コミックシーモア』内のマンガを購入するために必要なポイントを買うシステムです。
普通に現金で購入するよりお得になるシステムです。
作品購入の時には、ポイントと現金の価格が表示されています。
「九条の大罪」を1巻〜最新4巻まで普通に購入すると・・・2200pt(税込2420円)となります。
月額メニューは、月額3300円のコース(コミックシーモア3000)に加入すれば3690ptがもらえて、さらに翌月には特典②により3000ptが返ってきます!
使ったはずの2200ptが3000ptになって返還されるので実質全巻無料というわけですね!
『九条の大罪』を実質全巻無料でお得に読みたい方は、月額メニュー「コミックシーモア3000」がオススメです。
筆者は、このシステムを使って、『鬼滅の刃』を実質全巻無料で読みました。
新規ユーザー限定の特典ですので、まだ『コミックシーモア』を利用したことない人は、活用することをオススメします。
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その他のお得な電子書籍
筆者も愛用しており、一番のオススメは先ほどご紹介した『コミックシーモア』ですが、その他にもお得に漫画を購入できる電子書籍がありますので表にまとめておきます。
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個人的に上記4つのサイトはどれもオススメですが、特に『ebookjapan』は使いやすく、無料作品が豊富、さらに新規ユーザー限定でお好きな漫画(新作を含む)が6冊まで50%OFFですので、『コミックシーモア』と併せてよく活用しています。
お得に漫画を読むなら『コミックシーモア』と『ebookjapan』は必須の電子書籍サービスとなっています。
オススメ漫画アプリ
上記で紹介した『サンデーうぇぶり』以外にも集英社が運営する漫画アプリ『ヤンジャン』や『マンガMee』も特にオススメです。
ヤンジャン!
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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は使ってみてはいかがでしょうか?
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こちらの記事では、特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。
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『九条の大罪』読者の評価は?
最近読んだ漫画では「九条の大罪」が一番良かった。
話の中身は、「面白い時のウシジマくん」っていう感じ。だから当然面白い。— ひよこ (@hi_yo_ko20) November 3, 2021
九条の大罪好きすぎてセリフ全部覚えるくらいまんがよみこんでるなあ(笑)凄い面白い何回読んでも
— torico (@xtoricox) November 1, 2021
九条の大罪面白いなぁ。読ませるねぇ
— 玖 (@toufu_kinukosi) November 1, 2021
九条の大罪って闇金ウシジマくんの(個人的に)面白い部分だけ抽出されててマジで面白い
— リー (@quincy0515) November 1, 2021
今週の「九条の大罪」、前回から一気に地獄度が増していて良かった。
何度も言うけれど、今一番面白い漫画である。
— TOXIC (@bounce_masa) October 29, 2021
気になっていた漫画「九条の大罪」を買ってきて一気読み!(*゚▽゚)ノ
ウシジマくんを描いていた人の作品なので、法の抜け穴・法の解釈等のやり取りが勉強になってとても面白い!ただ、登場するのが反社と893ばかりなので、苦手な人には苦手かな? pic.twitter.com/Q1RigLB0qP
— うみざる1号@ハンターランク264⚔ (@umi36) October 26, 2021
九条の大罪、主人公が魅力あるしウシジマくんより面白い。でも内容はウシジマくんとあんま大差ない
ウシジマ好きは読んだ方がいい— しょーたん (@Xblade_syotan) October 25, 2021
真鍋昌平は天才だ
九条の大罪面白いすぎ— TO (@Nyan3Cocomi) October 23, 2021
『九条の大罪』あらすじ紹介!
『弁護士とは権力から人権を守る者。人に尽くすのが弁護士の使命。だが、良い弁護士は性格が悪い。』
そんな言葉から始まります。
どんな依頼人でも依頼受ける九条弁護士。
加害者であろうと、法律の抜け道を見つけて、加害者を弁護していきます。
善悪がない法律という舞台でダークヒーローの九条が活躍します。
『九条の大罪』見どころ紹介!
見どころ① リアルすぎる描写で胸糞が悪くなる展開
闇金ウシジマくんの作者の最新作で、闇金ウシジマくんでは、闇金という私たちの生活とはかけ離れた内容でした。
しかし、九条の大罪では交通事故、薬物、自殺などニュースでよく取り上げられているものを扱っており、日本の闇をリアルに描写した作品です。
もしかしたら私たちの生活の中で引き起こるかもしれない出来事が書かれているので、どんどん読み進めて行ってしまいます。
そして、とても胸糞が悪い展開です。
私たちは何か事件が起こると基本的に加害者が悪いと感じます。
しかし、法律では良いか悪いかだけで、加害者の処遇を考えません。
色んな証拠を集めて、その証拠から加害者の処遇を考えていきます。
1話で九条はひき逃げをした依頼人の森田に対して「被害者は死んでた方が良い」と言います。
その理由は被害者が死んでることで証拠が少なくなるからです。
また森田に余計なことを警察に話さないことをアドバイスしたおかげで、警察は証拠を十分に見つけることができず、森田は刑が軽くなります。
森田が飲酒して、脇見運転をしているので、すぐに証拠が見つかりそうですが、九条のアドバイスで、森田は刑が重くならずに済みました。
法律というルールの中では加害者も被害者も平等なのです。
ハッピーエンドなんか存在せず、社会の裏側を淡々と描いており、読者の善悪を揺さぶってきます。
見どころ② 知らない人が損をする世の中
この作品を読み進めていくと、無知であることがいかに損かということがわかります。
1話の被害者の奥さんが弁護士をつけなかったため、夫の死と息子の足を切断させられたのにも関わらず、保険会社の平場の解決基準で1000万円で受理してしまいます。
本来なら7000万から請求できるのにも関わらず、無知であるが故に損をしてしまいます。
この作品を読め進めば読み進めるほど、何も知らないことがいかに損をするかがわかり、今すぐ法律を勉強したくなるのが特徴的です。
見どころ③ 作中のキャラの表情が豊か
キャラの表情が一つのカットに丸々アップされる時はセリフがなく、絵だけで読者にメッセージを伝えてきます。
1話目の裁判所で見せた被害者の奥さんの怒りの顔は一度見ただけでとても印象に残ります。
また、自分が罪を被ることで刑を軽くした2話の依頼人曽我部は、序盤で九条のコンビである烏丸に半グレに利用されていることを指摘され、納得できずに怒ります。
しかし、自分が罪を被り、軽い実刑で刑務所に入っている時に刑事が問い詰められても、怒ることなく、九条からのアドバイスを徹底的に守ります。
その時の表情は序盤で見せた怒った顔ではなく、色々受け入れて、これからの人生をやり直そうと希望に満ち溢れている顔に見えます。
見どころ④ 同業者同士の対決 細かく漫画の内容
テレビやドラマで見る弁護士は検察官と戦っていることが多いと思いますが、この作品では
九条はかつての恩師、山城と対決をするという、弁護士VS弁護士がかなり見所です。
同業者の場合、和解に至るケースが多く、この作品の中でも裁判が起きるまでに弁護士同士が連絡を取って、どうしていくか話し合っていきます。
法律を知り尽くした2人の敏腕弁護士の対決には目が離せません。
九条の師匠ということもあり、山城の城壁は中々崩せませんが、九条は色んな策を使って、山城に負けを認めさせます。
また今はコンビとして烏丸と組んでいますが、今後もしかしたら九条と烏丸の対決が起こる可能性が高いと思われます。
今後の同業者同士の対決がとても楽しみです。
見どころ⑤ 各界の有名人が話題にしている
作家で元外務省主任分析官の佐藤優さん、ブロガーで作家のはあちゅうさん、かまいたち山内さん、オリラジ中田さんが注目している漫画です。
佐藤優さんはこの作品を必読書と言っており、元々国の中枢で働かれていた方が言われると、説得力がとんでもないです。
その理由としては作者の真壁さんの圧倒的な取材力が影響していると思われます。
細かくインタビューすることで、実情を読者に伝え、臨場感を演出しています。
『九条の大罪』登場人物紹介!
九条間人(くじょう たいざ)
本作の主人公で泥棒髭が特徴的です。
どんな人でも依頼を受ければ確実に無罪にする弁護士で
悪人の依頼も断らないことで、同業者の中で悪名高い弁護士とされています。
旧姓鞍馬。一族から勘当されました(親から縁を切られること)。
かつての師匠、山城と対峙します。
烏丸真司(からすま しんじ)
イケメンで、東大法学部を首席で卒業して、弁護士なら誰もが羨む法律事務所を1年も経たずにやめて、九条の法律事務所に居候する弁護士です。
九条と組んでいる理由は独自の価値観と圧倒的な技量を持っている所に惹かれたからで、主に刑事弁護を担当しています。
壬生憲剛(みぶ けんご)
表向きは自動車整備会社の社長。
裏ではヤクザの小間使い。
数々の依頼人を九条に紹介しています。
伏見組の若頭、京極に恨みがあります。
森田
1話の依頼人。チンピラ。
飲酒、わき見運転で親子を轢いた犯人。
曽我部聡太(そがべ そうた)
2話の依頼人。知的障害があり、金本に利用されて、薬の運び屋をさせられています。
金本卓(かねもと すぐる)
曽我部を利用する元ヤクザの息子。
また、金本の父親は曽我部の父親のことを利用していました。
親子揃ってかなりタチが悪いです。
薬師前仁美(やくしまえ ひとみ)
NPO法人の代表で、かつて曽我部が出所した際に生活の支援を行なった人物。
九条のしていることがとにかく気に食わず、九条と対面するといつも「倫理的にはどうなのか」ということを九条に押しつけています。
家守華恵(いえもり はなえ)
11話の依頼人。
施設暮らしで認知症を患っていた父を騙したとのことで介護の施設代表の菅原と弁護士の山城を訴えようとする人物。
嵐山義信(あらしやま よしのぶ)
警視庁組織犯罪対策部第5課の刑事。
本作のメインで出てくる刑事です。
主に暴力団などの組織犯罪、銃器や違法薬物の取り締まりをしています。
刑事の勘で壬生が裏で動いていることを察知します。
流木信輝(ながらぎ のぶてる)
九条の父と同期の弁護士。
九条が信条としている依頼人の話をよく聞くことは流木が教えました。
欲望まみれで下品な同期の弁護士山城を嫌っています。
山城祐蔵(やましろ ゆうぞう)
流木と同じく九条の父と同期の弁護士。
金に目がなく、金がもらえる案件ばかり担当します。
流木のことを嫌いで、九条は元々山城の弁護士事務所で働いていました。
元々人望も熱く、同業者からも尊敬されており、有名な事件を扱い、有名な弁護士になったのちにビジネスに手を出しましたが、客から勧められた投資に失敗し、多額の負債を抱えました。
それを反社に穴埋めしてもらってから、反社と縁を切れなくなりました。
菅原 遼馬(すがわら りょうま)
介護施設の代表。本業は詐欺と強盗。
京極清志(きょうごく きよし)
伏見組、若頭。色んな事件の裏側で動いている人物。
かつて壬生が自分の店の売り上げを盗んだことを知り、殺そうとしますが、殺すには惜しい人材だと思い、自分への忠誠心をみるために、壬生が飼っていた愛犬を殺させました。
何か壬生と因縁がありそうな人物です。
『九条の大罪』序盤ネタバレ紹介!
第1話
「いい弁護士は性格が悪い。」そんな言葉からこの漫画は始まります。
ある一台の車が自転車に乗った親子を轢きました。
人を轢いた森田は、チンピラの元に向かうと、大量の汗をかいて、震えながら「人轢いちまった。」と言います。
チンピラと森田は壬生憲剛(みぶ けんご)という自動車整備会社の社長に車の修理を出そうとすると、壬生は凹んだ車を見て「だめだ。ひき逃げだろ。」と車の凹みから、避けきれずに衝突した凹みだと言い当てます。
森田はどうしたらいいか分からず、情けなさそうに声を震わせ「ど、どうしたらいいでしょう。壬生くん。」というと、壬生は間を開けて「弁護士を紹介してやる」と言います。
壬生と森田はその弁護士のいる法律事務所を訪ねます。
部屋は拘置所に持っていく差し入れと、紙の束で溢れて、足の踏み場がありません
壬生は別の依頼人と電話している弁護士にに「九条先生、急で悪いね」と言い、森田は事の経緯を話します。
部屋には法律事務所に雇われている居候弁護士の烏丸(からすま)が一緒に話を聞いており、九条は話を聞いて、話を簡単にまとめました。
「事故の隠蔽工作しようとして、気が変わって、出頭するんですね」と言って、当時の事故現場について、森田に聞き取りをします。
森田は声を震わせながら、気が付いたら人にぶつかったと言うと、森田に飲酒して、スマホを見ながら運転していたことをズバリ言い当てます。
森田は「い、いやまさか」と言って一度否定しますが、九条は正直に言ってもここだけの話にするからと言います。
森田は一度壬生に声をかけ、壬生が頷いたので、飲酒して、ゲームをしていたことを話しました。
すると烏丸が「中々のクズだな」と言い、警察に行って事情聴取される時にゲームをしていたことを話すのをやめるようにアドバイスをしました。
森田は轢いた相手が死んでいたら罪が重いのかを九条に聞きました。
話を聞いていた九条がくしゃみをし、酷いアレルギー鼻炎だと話し、危険運転致死と過失運転致死について説明します。
前者なら求刑10年、後者なら執行猶予。
壬生は危険運転か過失運転致死で今後の人生が変わると話し、「九条先生の頑張り次第だな。」と言うと、森田が轢いた相手が生きていて欲しいと言いました。
九条が「被害者は死んでたほうがいい。被害者の供述があると厄介だ」と言うと、壬生が「九条先生はどうかしてるわな」と言って、裁判に勝てる方法を森田に伝えました。
九条は森田にスマホはここに置いていくように言い、もし、警察に聞かれたら、なくしたと言うように指示しました。
また財布の中に入っているであろう、飲み屋の領収書を全て破棄するように指示しました。
そして、出頭する際は酒が抜けた状態でするように言われ、事件について細かく言わないこと、出頭しといて黙秘はおかしいから、何かにぶつかったけど、何かわからないと曖昧にするようにアドバイスしました。
そして、九条は森田に「余計なことは何も喋らない」と釘を刺します。
翌日、烏丸は九条に交通事故の事情聴取の話を聞きます。
被害者は父親35歳、息子5歳で事故当時保育園から帰宅中で、鬱で会社を休んでいた父親が送り迎えをしていて、容態は父親は死亡。息子は命に別状はなかったが、左足を切断することになったと話します。
しかし父親の死亡について九条は気になることがあり、森田の車のドライブレコーダーの映っていた被害者の自転車は元々倒れており、事故現場検証の時、子供の出血があったが、父親の出血がなかったと話します。
そして、父親の過去の健康保険の使用歴から、心臓が石化しており、心臓疾患で病院に何度も救急搬送されていることがわかりました。
その場合、心臓発作で路上に倒れ、死亡直後に轢いた可能性があると話し、裁判になった時、争点は轢いた時、生きていたか、死んでいたかになり、それによって、判決結果が変わると話します。
裁判になり、森田の判決は禁錮1年8ヶ月、この裁判が確定した日から3年間、その刑の執行を猶予することになりました。裁判所には被害者の妻とその子どもが来ており、妻は眉間にシワを寄せて、息を殺して怒っています。
九条と烏丸は森田を見送った後、裁判所から出てくる被害者の親子の話をします。
その親子は弁護士を付けず、保険会社から平場での解決基準で、1000万円で受理しました。
子どもの障害を考えれば、弁護士をつけて、後遺症で7000万円から交渉し、それ以外に半年分の入院費、通院費で500万は取れると話します。
烏丸は「無知は罪ですね」と言って、加害者側の弁護士は金にならないと言うと、ネットで九条が荒れており、「世間では九条先生は悪徳弁護士ですな」と少しニヤリとしながら、九条に伝えました。
九条は「思想信条がないのが、弁護士だ」「私は法律と道徳は分けて考えている。」と言うと、烏丸、呆れたように頭をぽりぽりと掻きます。
第2話
配達員の曽我部(そがべ)は車に乗っているチンピラにお菓子の箱を渡し、その箱を開けるとそこに大麻のようなものが入っています。
一仕事を終えた、曽我部はハンバーガーを食べながら歩いていると、警察に止められて職質されます。
シーンが変わり、屋上にテントを張って朝ごはんを食べている九条に壬生から電話が入ります。
「ウチの後輩の下の人間が職質されてるんで言ってもらえませんか?」
九条は朝飯中だと優雅に金のハンバーグを食べながら、「職質されている本人に警察の任意同行には従わず待つように伝えて」と壬生に指示を出します。
朝ごはんを食べ終わった九条は職質されている曽我部のところに向かいました。
歩道橋から警察と曽我部の様子を動画撮影していると、警察に公務執行妨害だと言われ「動画撮影は公務執行妨害に当たらない。万が一違法捜査のための証拠保全」だと答えました。
九条は弁護士を名乗り、曽我部とタクシーに乗って、警察を撒きます。
事務所に向かう前に自動販売機で飲み物を買いますが、曽我部は何を飲めばいいかわからず、迷って、水を選びました。
事務所に坦々麺の出前をとると、曽我部が「お、おお音立てていいんですか?」と言います。
その様子から九条は曽我部が懲役が長く、最近社会に復帰したことを言い当てました。
すると、曽我部の腕に貼っていた湿布がペロンと剥がれ、そこに【うんこ人間】の文字とうんこの絵が書いてあり、曽我部は焦ってそれを隠すと、電話が鳴ります。
焦った様子で電話に出る曽我部。
電話をかけてきたのは派手な服装のチンピラで「客が待っちょる。秒ダッシュで『野菜』届けに行かんかい」と怒った声で言われると、曽我部はすぐに事務所から出ました。
曽我部が出て、すぐに烏丸が入ってきて、5年前に曽我部を弁護したことがあると話します。
第3話
烏丸が曽我部を弁護した当時の事件について、当時21歳だった曽我部は16歳の少年を使って、複数回、恐喝、強盗などをさせていたが、その事件の本当の首謀者は曽我部ではなかったと話します。
シーンが変わり、曽我部が自宅に戻ると、派手な服装のチンピラがいて、チンピラは曽我部の首を締め、「馬鹿は厳しく躾(しつけ)をしねーとな!!」と言います。
曽我部の実家は派手な衣装のチンピラの近所にあり、曽我部の父親はチンピラの父親からよく金を巻き上げられていたと話します。
チンピラの父親は曽我部の父親に爪楊枝で刺青を描き始めた時に、曽我部がやめてくれと抵抗したので、曽我部の上でにも刺青を入れたと言います。
烏丸が曽我部を弁護した事件の本当の首謀者は派手な衣装のチンピラで元ヤクザの息子で力士を目指していた金本卓(かねもと すぐる)だと九条に話します。
曽我部は軽度の知的障害で金木に利用されており、出所してなお、金本に利用されています。
金本は口調を変え、曽我部に「曽我部先輩には助けられてばかりだ。ちょっと頼みたいことがある」と言って、曽我部の自宅をマリファナとコカインを小分けする部屋として間借りしたいと話します。
第4話
曽我部は九条の事務所に訪れます。
忘れ物を取りに来たと言うと、烏丸が曽我部に声をかけます。
「曽我部さん、また金木卓に利用されていない?」と言うと、曽我部は怒鳴りながらで「利用なんてされていない。後輩を守るのが、先輩の役目だ。馬鹿だから見下しやがって」と言うと、我に返って、謝ります。
九条が「人の話を聞くのが、弁護士の仕事です。初回相談無料なので気楽にどうぞ。」と言いますが、曽我部は事務所を後にしました。
九条は烏丸になぜ、曽我部が金本とつるんでいるのがわかるのかを聞くと、つるむ利点があると言って、曽我部が事務所から出たところにシーンが変ります。
曽我部がチンピラに絡まれているところに金木が通りかかり、曽我部を助けます。
曽我部は自宅に戻ると、大量の薬が置いてあり、薬が小分けされている様子でした。
曽我部は「刑務所は絶対に嫌だ」と思いながら、ベッドにうずくまります。
第5話
曽我部の部屋は金本に乗っ取られ、好きなように使われています。
それでも曽我部は薬を運び続け、薬を運びながら。今までの自分がしてきたことを振り返ります。
シーンが変わり、烏丸とNPO法人の代表の薬師前(薬師前)がベンチに座っています。
薬師前は曽我部が出所してから、工場の仕事と、部屋探しをサポートした人で、3ヶ月前から曽我部と連絡を取れなくなったことを話します。
すると烏丸が「彼また罪を犯してます」と言うと、薬師前は驚きます。
烏丸は曽我部の両親の現在を知りたいこと、金本から曽我部を守るためのシェルター施設を案内してほしいと、九条から頼まれたことを薬師前に伝えます。
すると薬師前が九条について悪い噂しか聞かないのに、なぜそこで雇われ弁護士と行っているのか。
烏丸は東大法学部を首席で卒業して、弁護士なら誰もが羨む法律事務所を1年も経たずにやめて、なぜ九条法律事務所を選んだのかと聞くと、烏丸は「だって、九条先生面白いから。」と言うと、薬師前は驚きます。
その頃、九条の元に電話が入り、曽我部がコカインと大麻所持と逮捕されたと知らされます。
第6話
九条、烏丸と曽我部の面会シーン。
薬の量が少なかったので、保釈にはなりそうだが、前科があるため実刑は免れないと話します。
そして、共犯で金本が逮捕されたことを話し、九条は金本のことは何も話さずに、全て曽我部が罪を被るように指示をします。
すると、曽我部が幼少期の運動会のことを話し始めます。
運動会の徒競走で、何をすればいいかわからず、1人で校庭でもたついていて、不安になって母親を探すと、母親は下を向いてこの世の終わりみたいな顔をしていたと話します。
曽我部は泣きながら、「俺みたいなやつが誰かのためになるなら、全部被せでいいです」と九条に言い放ちます。
その頃、金本は事情徴収を受けており、警察から「完全黙秘できると思うなよ」と言われて、冷や汗をかきます。
金本は九条と烏丸の面会をし、押収された携帯のパスコードを絶対に教えたらダメだと念押しされます。
「警察は20日かけて洗脳してくる。絶対に喋るな黙秘しろ」と言うと、金本は「はい、先生」と素直に答えます。
壬生が九条に今の状況を電話で聞きます。
壬生は曽我部が自白をしてしまったかを聞くと、それはないと否定します。
曽我部の自宅にガサ入れをし、曽我部と金本の逮捕は薬を販売するなどの営利目的の線で逮捕に踏み切っていると話します。
その営利目的を自分で使うために持っていたと言い張らせたら1年半の実刑で済ませることができるが、営利目的の所持の場合、3年間の実刑と30万円程度の罰金になると言います。
曽我部に罪を全て被ってもらうことで、着地点を曽我部の単純所持にしてもらい、金本を20日で釈放させることができると言うと、壬生は九条の働きに感心します。
第7話
九条の事務所に薬師前が訪れます。
曽我に対して酷すぎないかと九条に抗議をします。
九条は曽我部が全てを被ることで、刑が軽くなると話しますが、薬師前は曽我部は金本に利用されてただけで、倫理的におかしいと九条を非難します。
九条は「わかっている」と言うと、曽我部は知的障害を持っているが、薬師前が思っているより、道理を理解していると言うと、薬師前が「いいように人を言いくるめて、立場の弱い人間に負担を押しつけるのが、先生の道理ですか?弁護士は弱い人を守ってくれるんじゃないんですか」と声を荒げます。
すると烏丸が薬師前に声をかけ、曽我部の引取人なるように言います。
帰住先の環境整備もしてもらえば、曽我部はのちのち仮釈放も期待できると言うと、薬師前は承諾しますが、九条がしていることが倫理的に許されない行為だとまた非難します。
結局、金本は不起訴で釈放されて、壬生がお礼の電話を九条にします。
九条、薬師前が曽我部と面会をします。
薬師前が曽我部に出所後は金本と縁を切り、所在がバレないようにシェルター暮らしをして、しばらくしてから、職場を用意すると言うと、曽我部は浮かない顔をします。
曽我部は前に薬師前に仕事を紹介してもらった時もすぐにやめて、また悪いことをすると言います。
俺みたいな障害者はどこに行っても濁り切った泥沼にハマるんだと話し、自分の腕に描かれた刺青を見せると、薬師前は曽我部の父の顔に描かれた刺青は医者にお願いして、消したと話します。
医者から痛いけど大丈夫かって言われたけど、手術中は一度も痛いと言わなかったと話します。
5年前に曽我部が刑務所に入った時に曽我部の父は自分が不甲斐ないと思い、ずっとずっと自分を責めていたと曽我部に伝えると、真実を供述して、利用されて、全部罪を被るなんて、馬鹿げていると話します。
しかし、曽我部は九条先生は俺を守ってくれたと言います。
すると九条が「法律は人の権利を守る。だが、命までは守れない。」と言い、このタイミングで金本のことを自白すれば、出所した時に曽我部は殺されると言います。
第8話
裁判になり、曽我部は懲役1年6ヶ月に処されました。
曽我部は刑務所暮らしを全します。
曽我部は刑事に呼び出され、金本について聞かれます。
「お前1人で1年半もかぶって不公平だと思わねーか?」と言うも、曽我部は「刺青を消したいです」と言うだけでした。
金本は壬生がプレオープンしたガールバーのお祝いに壬生の職場にやってきます。
壬生は仕事が残っているからシャッターを閉めるように言うと、スタンガンで金本を気絶させ、ガールバーの中で金本を縛り、袋を被せた金本の口の中にホースで大量に水を入れます。
シーンが変わり、九条は曽我部が触っていた薬物の元締め組織の伏見組の幹部が逮捕され弁護することになったと烏丸に話します。
警察へのタレコミで幹部の愛人宅にガサが入り、5000万円相当のコカインが押収されたと話します。
愛人宅でブラジルから化粧品を装って空輸されたコカインが発見され、後日その化粧品を受け取り、売人のところに運ぶ予定だったのが、金本でしたが、幹部が逮捕された日から金本が行方不明になりました。
金本の同居人のミヨコが失踪届けを警察に提出し、捜査協力のため、金本の古いけスマホを出しました。
金本は大量に水を飲んで窒息死し、水死体として、見つかりました。
肺の水の成分は河口のものと同じだったと話します。
九条は「曽我部は自己防衛のために金本のスマホをチェックし、金本の弱みになる情報を抑えていたのであろう」と言うと、烏丸は警察に密告したのは曽我部だと分かり、壬生がこのことを知っているのかを九条に聞くと、「憶測の話はしない主義だ」と言います。
烏丸が「九条先生は誰の味方なのですか?」と聞くと、「依頼人。誰の味方でもない。」と言って、この章が終わります。