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ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。
違法手段ではないので、安心してください。
『保安官エヴァンスの嘘』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める?
いきなり、結論です。
『保安官エヴァンスの嘘』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。
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『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『サンデーうぇぶり』では『保安官エヴァンスの嘘』を惜しげもなく1巻から最新巻まで全巻無料で公開してくれています。
安心安全に、そしてタダで『保安官エヴァンスの嘘』を読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。
また『サンデーうぇぶり』では、『保安官エヴァンスの嘘』以外にも
- 名探偵コナン
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- あしたは土曜日
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などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
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また同じく小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』や集英社が運営する『ヤンジャン』も特にオススメです。
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『サンデーうぇぶり』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?
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『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方
『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ポイント』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『保安官エヴァンスの嘘』も1日に最大5話まで読み進められます。
ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『サンデーうぇぶり』のチケットとは?
『チケット』はチケットアイコン(↓黄色い線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです。
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『サンデーうぇぶり』のポイントとは?
『ポイント』は毎日、5~15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント(作品1話分に値する)を取得することが出来ます。
サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読む事ができるという意味)
↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット(黄色い線で囲んである)』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。
15秒程度の広告を流しておく(見なくてもよい)だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです!
この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。
【重要】さらに今なら『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント=単行本3冊分
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。
操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ!
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『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/
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『保安官エヴァンスの嘘』あらすじ紹介!
女性にモテるために幼い頃より父親の指導の下ガンマンの腕を磨いてきたエルモア・エヴァンスは西部では最強の保安官として成長しました。
そんなエヴァンスの悩みはただ一つ、女性にモテないということです。
モテたいが故に必要以上に女性の前でカッコをつけてしまうエヴァンス、そんなエヴァンスを翻弄するように現れる魅力的な女性の数々に果たしてエヴァンスは春をつかみ取ることはできるのでしょうか。
『保安官エヴァンスの嘘』は面白い?見どころ紹介!
見どころ①エヴァンスの心の中の葛藤
女性にモテることがこの作品の大きなテーマですが、その際に現れるエヴァンスの心の葛藤は必見です。
本心であるモテたいという気持ちとかっこよくクールに振舞わなければならないという排反する気持ちの2つは誰しもが恋愛で味わったことがあると思います。
その葛藤をエヴァンスに恋愛のテクニックを教え込んだ父親のアドバイスを生かしてどのように切り抜けるのかというのがこの作品の醍醐味となっております。
一度は味わったことのある葛藤の気持ちに共感しつつぜひこの作品を楽しんでみてください。
見どころ②決めるところはしっかり決めるエヴァンス
主人公であるエヴァンスは西部最強の保安官です。もちろんその実力は折り紙つきであり、西部の治安を乱す悪党たちには容赦しません。
銃の腕前だけでなく、捕縛術も優れているなど恋愛についてはあまり良いところはありませんが戦闘シーンではエヴァンスのカッコよさに目を奪われることでしょう。
エヴァンスの性格自体カッコをつけたがるため、決めるシーンが必要以上に決まってしまい恋愛ダメダメなエヴァンスとのギャップを楽しむこともできます。
見どころ③「モテる」について教えてくれるエヴァンス父の言葉
この本の題材となっている、「モテる男」とはなんなのかをエヴァンスの父親がシチュエーションごとに教えてくれます。
「勝率を上げるだけでは駄目である、気のある女を選ぶだけでモテた気になるな」
「女の過去を聞く男は野暮なだけだ」
などモテる男に必要な要素をこの作品から学ぶことができます。
中には単純にモテる男に対して嫉妬しているだけのアドバイスもあるので、情報の選択が必要になってくるのがネックではありますが。
エヴァンスのように裏目に出る可能性も少なくはないのですが、恋愛についての考えがこの作品で読むことで変わってくるでしょう。
『保安官エヴァンスの嘘』登場人物紹介!
エルモア・エヴァンス
本作の主人公であり、西部最強の保安官です。いつもテンガロンハットにポンチョを身に着けています。
幼い頃より父親からガンマンとして指導を受けており、幼少期より様々な射撃の大会で優勝する程の腕前を持っています。
女性にモテたいという本心を周囲には隠しているため、住民からは頼れる保安官として信頼が厚いです。
モテたいからという理由もありますが、仕事には熱心であり父親から教えてもらった恋愛テクニックを駆使してクールに振舞うため知らず知らずのうちにエヴァンスに恋心を寄せる女性もいます。しかしながら、鈍感な性格の為エヴァンスはそのことに気が付きません。
フィービー・オークレイとはライバル関係でありながら、お互い気になる異性という関係であり「向こうが付き合いたいなら付き合ってやるか」と思っており、エヴァンスの中で一番気になる女性でもあります。しかし、ファービー以外の女性からもモテたくアプローチを仕掛けるなど少々節操のない点がオークレイとの違いになります。
また、お酒が飲めなかったり、ダンスが下手である等意外と弱点が多い一面もあります。
フィービー・オークレイ
本作のヒロイン的存在であり、エヴァンスの最も気になる女性です。金髪に青い目でトレードマークはウサギの耳のように頭に結んであるリボンです。
エヴァンスとは幼いころからの顔見知りであり、エヴァンスが現れるまで各地の射撃大会で優勝していた天才少女でした。しかし、そんなオークレイが唯一勝てない相手がエヴァンスでありライバル視しています。
そのため、なにかとエヴァンスに張り合います。幼い頃より射撃に明け暮れていたためエヴァンスに対する気持ちがライバル視なのか恋心なのか自覚できていませんがストーリーが進むにつれて恋心であることを自覚していきます。
賞金首としての実力は相当なものであり、検挙数をエヴァンスに少し劣る位といった非常に優秀な賞金首です。性格としては猪突猛進なところがあり、恋愛ではぐいぐい迫ってしまい仕事ではピンチに陥ることもしばしばあります。しかし、その度にエヴァンスに助けられ更に恋心を深めていきます。
テッド・ホール
エヴァンスの保安官助手であり、誰よりもエヴァンスを尊敬してる人物です。
エヴァンスの事は仕事に一途であり、私生活をも保安官としての職業に捧げている為女性関係などに興味がないと思っています。
そのため、無意識に何かとエヴァンスと女性とのフラグをへし折ってしまうのでエヴァンスから自分を慕う可愛い助手であり、厄介な存在だと思われています。
また、洞察力が鋭くストーリーが進むにつれ重要な局面でエヴァンスを助ける頼れる助手としての一面を見せることがあります。
カート・エヴァンス
エヴァンスの父であり、銃の扱いや恋愛についてのエヴァンスの師匠です。ストーリーの初めはエヴァンスの回想でのみ登場しますが、ストーリー後半にようやく姿を現します。
放浪の旅に出ておりエヴァンスに銃を教えたこともあり銃の腕前はかなりもので「名無しのカート」として有名なガンマンです。旅の理由については、単純に放浪のガンマンがかっこいいからという理由です。
奥さん(エヴァンスの母親)は現在も健在であり、カートは放浪の旅には出ているものの過去に結婚記念日を忘れて妻の逆鱗に触れて以来、結婚記念日には奥さんに会うため欠かさず家に帰るようにしています。
また、結婚してはいるもののモテたいという考えは変わらずエヴァンスと再会した際に一緒にいた女性へのアプローチを見たエヴァンスに「衰えていないな」と称賛を浴びるほどでした。
マクスウェル・クエイド
エヴァンスとテッドの元へやってきた保安官助手見習いの男性で、エヴァンスと志同じくモテるために保安官を目指しています。
モテたいという本心を隠すことなく立ち振る舞い少々調子に乗りやすい性格の為エヴァンスからは自分とは流派の違う男と認識されているものの、同じモテたいという気持ちの為ところどころ共感もしています。
保安官としての実力は正直まったくありません。
ルーベン・ウェイン
マークフラッグ村の保安官であり、過去にエヴァンスが保安官助手をしていた保安官です。
見栄を張りたがる傾向にあり、自分より実力をつけたエヴァンスを育てたのは自分であるかのように振舞うなど虎の威を借るキツネのような性格です。エヴァンスからの評価は父の教えと真反対の事を教えられた為、反面教師として考えています。
本人は二丁拳銃を扱い、7人相手に圧倒するなどガンマンとしての腕前はエヴァンスには及ばないものの確かなものを持っています。
マシュー・ジェイムズ
エヴァンスの管轄する州の隣の州の元自警団に所属していた青年です。自警団内で行われていた暴力を止めようとした結果、賞金首となってしまいました。
爽やかなイケメンであり、いつもたくさんの女性に囲まれている為なにかとエヴァンスの神経を逆なでしてしまう性格です。
過去にオークレイが取り逃がしてしまうほどの実力を持っており、エヴァンスには及ばないものの中々の実力を持っています。
アビー・アープ
政府の役人である連邦保安官助手の女性です。神経質な性格をしており、自分は相手に何か迷惑をかけているのではないかと考えすぎてしまうことが多いです。
カート・エヴァンスにナンパされた過去があり、現在はビジネスパートナーになってはいるものの内心カートに恋心を抱きつつあります。
『保安官エヴァンスの嘘』序盤ネタバレ紹介!
CHAPTER1 保安官は振り返らない
強きものが掟であった頃の西部が本作の舞台となります。
西部最強の保安官であるエヴァンスは、ある女性を追って女性の用心棒と対峙していました。用心棒は女性を守るためエヴァンスと撃ち合いますが、エヴァンスの撃った弾が用心棒の腕に当たり銃を落としてしまいます。
用心棒は女性になぜ保安官に追われているのか尋ねます。
実は女性は指名手配犯であり、追いかけてきたエヴァンスから身を守るために用心棒を雇ったのです。
おとなしくなった女性を捕まえたエヴァンス、しかし心中は穏やかではありません。
なぜなら、エヴァンスは純粋に日々女性を口説きたい一心で追ってきただけなのです。
そもそも、女性にモテたいがためにガンマンにンなったエヴァンス。
同じく、モテるためにガンマンをやっていた父親の英才教育のおかげもありエヴァンスはみるみる銃の才能を開花し、西部最強となりました。そんなエヴァンスの悩みは未だに恋人いない歴イコール年齢であることです。
ある日、エヴァンスが見回りをしているとお酒に酔ったならず者たちが一人の女性をナンパしているところに出会います。保安官として見過ごすことはできないとエヴァンスはならず者たちから女性を助け出します。
助け出した女性は腕をけがしており、エヴァンスは自分の家でけがの手当てをすることを提案します。
女性はエヴァンスの家で手当てを受けさせてもらうことにしました。
手当てをしてもらった女性はみかえりとして体でお礼を払うと言います。
自分から誘ってくる女性にはクールにふるまったほうが良いという父の教えを守りエヴァンスは自分は保安官であり、見返りのために助けたわけではないとその誘いを断ります。
エヴァンスは知らなかったのですが、手当てをした女性はリズ・アイゼンハートという賞金首でした。リズは賞金稼ぎに命を狙われているため素直にエヴァンスに捕まろうとします。
その時、窓の外からエヴァンスの家の中にダイナマイトが投げ込まれます。
リズを追ってきていた、賞金稼ぎのダグラス・クリーフの仕業でした。
間一髪のところで逃げ出したエヴァンスとリズは馬に乗り逃走を図ります。
その後ろをダグラスが馬に乗り追いかけてきます。
ダグラスから逃げながら、リズはならず者たちから弱者を助ける代わりに不当な用心棒代を要求するダグラスを懲らしめるつもりで標的にしたこと、自分も昔同じような人間のせいで盗みを働いて暮らすようになったこと、そして本当は静かに暮らして家庭を築く人生を過ごしたかった事をエヴァンス話します。
ここで、幸の薄い女に救いの手を差し伸べることができれば絶対その女は落ちるという父の教えがエヴァンスの脳裏に浮かびます。
しかし、リズは指名手配犯でエヴァンスは保安官です。
リズの為に保安官をやめる決意をしたしたエヴァンスはリズに言います。
「俺は幸せのためになら代償を払える男だ」
そう言うと、エヴァンスは馬から飛び降りました。
そして、後ろから追ってくるダグラスの腕を投げ縄で捕まえるとそのままダグラスを崖から吊るします。
崖から吊るされたダグラスはエヴァンスに向かって叫びます。
「保安官がお尋ね者を逃がすのは問題だぞ!!善悪の判断もできないのになぜ保安官になったのだ!!」
「知らないのか?保安官はモテるんだよ」
エヴァンスは、ダグラスに銃を突きつけお金の恨みならリズを追うのをやめろと言います。
しかし、ダグラスはそれを断ります。なぜなら、お金の恨みでなく盗難の事情を説明する過程で妻にリズとの浮気がバレて離婚することになってしまったからです。
その話を聞いたエヴァンスは容赦なく引き金を引きます。
彼にとって妻帯者の浮気ほど鼻につくものはないからです。
そんな騒動から少し経ったある日、助手のテッドが慌てた様子でエヴァンスに駆け寄ってきました。リズが、エヴァンスの馬と一緒に自首しに来たのです。
リズはエヴァンスの幸せのために代償を払うというセリフを聞いて自分の罪と向き合う決心をしたのです。リズとふたりで田舎で暮らす妄想をしていたエヴァンスの思いは粉々に打ち砕かれました。リズの罪を償うという強い意志を感じたエヴァンスは彼女を捕まえる決心をしました。
リズを護送した帰り、テッドはどういった経緯で自首することになったのかエヴァンスに尋ねます。早くリズの事を忘れたいエヴァンスはテッドに言いました。
「終わった事にこだわるのは二流だ」
ここでCHAPTER1が終わります。
CHAPTER2 保安官は終わらせない
ある日、エヴァンスに密着取材の依頼が入りました。
密着取材を行うのはデイリー・サンデーの女記者メリッサ・レインです。
エヴァンスは保安官である自分の密着取材は危険を伴う取材であることをメリッサに忠告します。しかし、メリッサは射撃の心得があるうえ常に護身用として小型拳銃を携帯しているので問題はないと答えます。証拠として、小型拳銃を取り出そうとするメリッサですが、いくら探しても出てきません。
見かねたテッドが、安全を保障した密着取材にしようと提案を行いますが、一流の記者としてのプライドがある為、記事が弱くなるような取材はしたくないと提案を断ります。
この時、エヴァンスは父親の言葉を思い出していました。
「しっかり者に見えて少し抜けている女が見せる赤面顔はマジでやばいぞ」
父親の教えを痛感したエヴァンスはメリッサの密着取材を許可します。
自分の記者としてのやる気を認められたと勘違いしたメリッサは決定的瞬間に立ち会えるまでエヴァンスに密着取材をすることを誓います。
密着取材がはじまりエヴァンスが町を見回っていると、周りではエヴァンスを見かけた市民がエヴァンスをほめたたえます。しかし、誰一人エヴァンスには近づきません。不思議に思ったメリッサがテッドに聞くと信念があり、わざと親しい人を作らないと教えてもらいます。
エヴァンスは単純に一匹狼がかっこいいと思っているだけなのですが、そのことを知らないメリッサの中でエヴァンスの評価は上がっていきます。
見回りの途中、以前スリで捕まっていたパルマーを見かけます。パルマーは怪しいそぶりで周りをきょろきょろしています。そして、近くの男から財布を盗もうとします。
ここでパルマーをメリッサの前で捕まえてしまうと密着取材が終わってしまいます。エヴァンスはパルマーに近づくと親しげに肩を組み、メリッサに見えないように銃でパルマーを脅して盗みをやめさせます。
密着取材の途中、コーヒーを飲んで休憩しているとメリッサが実は密着取材に不安があった事を話します。メリッサは自分自身がドジであるため知らず知らずのうちにエヴァンスを怒らせているのではないかと心配していたのです。そんなメリッサにエヴァンスは優しく声をかけます。
「日ごろから悪人を相手にしているのだ、この程度では怒ったりしないさ」
優しいエヴァンスにメリッサは平和に密着取材を行えること、普段から町の平和を守ってくれていることに感謝を述べてもっとエヴァンスさんの活躍するところが見たくなったと伝えます。
メリッサにホメられたエヴァンスはニヤケ顔が隠せなくなり、銀行に用事があるといい急いでその場を離れます。初日からメリッサに対して好感触であることに喜びながら銀行の扉を開けると、中は銀行強盗の真っ最中でした。
何度も訪れる密着取材終了の危機にエヴァンスは苛立ちながら銀行強盗に言い放ちます。
「まだ初日なんだよ!!強盗なんていつでもできるだろ!!!」
そう言うと一瞬で銃を抜き銀行強盗の銃を打ち落とします。
そして、銀行強盗を縄で縛りあげると何食わぬ顔でメリッサの元へ戻ると今日は解散しようと伝えます。
その日の夜、改めて町を見渡したエヴァンスはいかに治安の悪い町であるか気づきます。そこで、エヴァンスは勤務後に「野暮用」称して町を見回り記事になりそうな事件の芽を摘んで回ります。すべてはメリッサに密着取材を続けてもらうためです。
こうして「野暮用」のおかげで記事にならない日々が続きます。毎日、勤務後にそそくさといなくなるエヴァンスを不審に思ったメリッサはテッドにエヴァンスには恋人がいる為、勤務後すぐいなくなるのではないかと尋ねます。
テッドは思い当たる節がひとつありました。それは、昔ミランダ・ケリーという女優の隣町での公演ポスターを見かけた時に「近くに来るなら連絡しろよ・・・」とエヴァンスが呟いていたことです。
もちろん年齢イコール彼女いない歴のエヴァンスがカッコをつけてついた嘘でしたが、それを知らないメリッサは記者として事実か確認するため急いでエヴァンスの元へ向かいます。
その頃エヴァンスは、「野暮用」の時間をメリッサとの食事にあてたほうが良いのか悩み、父親の言葉を思い出していました。
「距離の縮まらない女性にはいきなり結婚の意思があることを伝えるべきだ。サプライズの嫌いな女はいないからな。」
父親を信じていざという時のために用意していた指輪を準備していたエヴァンスの元へメリッサが走ってやってきました。
匿名のタレコミから聞いたミランダとの関係の真相を教えてほしいとエヴァンスを問い詰めます。これから進展していきたい相手からの突然の質問にうろたえるエヴァンス、そしてなにより窓からテッドが覗いていることもあり嘘とは言えません。
メリッサは記者としての仕事上だけでなく質問自体彼女が一番確かめたいことであった為、追及に熱が入ります。追い詰められたエヴァンスは、彼女の気持ちに気づかずプライベートは答えることができないと煙に巻きます。
はぐらかさないでほしいとさらに追及をするメリッサに対して、私生活を話すことは弱点をばらすことになるとエヴァンスは答えます。記事のネタに困ってはいたものの浅はかな質問をしてしまったとメリッサは自分を責め泣きながらその場を走り去ろうとします。
そんなメリッサを呼び止めエヴァンスは、エヴァンスのエゴのために自分を責めることはないと伝えます。エヴァンスのエゴとは、密着取材を続けさせるために記事のネタになりそうな事件の芽を摘んでいたことです。
そんなことをしていたとは知らないメリッサは質問を煙に巻いたことをエゴと言っているのだと勘違いし、それはエゴなんかじゃないとエヴァンスに伝えます。
お互いが勘違いしていることに気づかないエヴァンスは、なぜ密着取材を長引かせたか察してほしいと準備した指輪を見せて結婚を考えていることを伝えます。
もちろんメリッサには伝わりません。指輪を見せたことによりエヴァンスはミランダと結婚まで考えていたのかと勘違いします。ミランダとの関係を話してくれたと勘違いをしたメリッサとエヴァンスの会話は続きます。
「(記事にしても)いいの?」
「ああ。(付き合ってほしい)」
大ニュースを手に入れた為、メリッサの密着取材はここで終わってしまいます。
プロポーズしたはずのエヴァンスに対して幸せにと伝えメリッサは走り去ってしまいます。
取り残されたエヴァンスは保安官を呼ぶ声に応えて心で泣きながら今日も仕事に励みます。
数日後、エヴァンスとミランダの結婚について報じる新聞を読むシーンでCHAPTER2は終わります。
CHAPTER3 賞金稼ぎは期待する
西部時代は、力なく平穏を保つのは困難な時代です。町には保安官であるエヴァンスのほかに無法者を裁くことで生活している者たちがたくさんいました。
賞金稼ぎであるフィービー・オークレイもその一人です。彼女は十代の頃より天才射撃少女として様々な射撃大会を優勝してきました。そんな彼女ですが、ある大会でエヴァンスと出会いそして初めて敗北を味わわされます。それ以来彼女はなにかとエヴァンスをライバル視し、張り合ってきます。
そんな彼女が、捕まえた賞金首をエヴァンスに引き渡すところから第3話は始まります。
オークレイは必死に逃げる賞金首を州外の川まで追ってようやく捕まえたとエヴァンスに自慢します。州外からエヴァンスがいる保安官事務所はかなり離れていて、その間にはいくつか保安官事務所がありそこでも男の受け渡しができたにもかかわらずエヴァンスの事務所まで来たオークレイをエヴァンスは不審に思います。
ここで、父親の教えがエヴァンスの脳裏によぎります。
「労を惜しまず会いに来る奴には気をつけろ。特にそれが女ならそいつはお前に振り向いてほしいと思っているぞ」
エヴァンスは冷静になりながら万が一の為オークレイに優しくします。長旅を労い、椅子に座るよう勧めます。
オークレイは今まで射撃一筋であった為、恋愛経験がなく恋愛とそうでないことの区別がつきません。何食わぬ顔で椅子に座るオークレイですが、内心普段そっけないエヴァンスが優しくしてくれたことにトキメキます。
お互い、相手はライバルだと自分自身に言い聞かせて平静を保っているものの無効にその気があるなら・・・と満更でもありません。
自分に惚れているのか判断するためにエヴァンスはコーヒーを淹れて時間を稼ごうとします。オークレイはお金を渡されてすぐ帰らされるはずがコーヒーを淹れてくれるなんてエヴァンスはもしかして・・・と疑います。
「あの保安官あんたのこと好きなんじゃねーのか?」
賞金首の一言にオークレイは疑惑が確信へと変わります。賞金首は続けてオークレイも満更じゃないんだろと囃(はや)し立てます。賞金首に馬鹿にされてオークレイは思わず「コーヒーぐらいで落ちる安い女じゃないわ」と強がってしまいます。
運悪くコーヒーを持ってきていたエヴァンスはそのセリフを聞いてしまいます。このままコーヒーを渡してしまったら好意のアピールと思われるうえ見下されてしまうと感じたエヴァンスは自分用に淹れたという体にしてオークレイの前でコーヒーを飲みます。
自分のために入れてくれていると思ったオークレイは私の分じゃないのか・・・と落胆してしまいます。それを聞いたエヴァンスは俺とお茶したいのかと喜びます。
「私待たせて一人で一服っておかしくないか・・・」
オークレイに怒られたエヴァンスは反省をし、賞金をオークレイに支払おうとします。オークレイは賞金の代わりに賞金首を引き渡そうとしますが二人が言い合いをしている間に賞金首は逃げ出していました。
走って逃げる賞金首を追う二人は、得意の射撃の腕で賞金首の頭の上にある看板を撃ち落として賞金首を捕まえます。
無事、賞金首を牢屋に入れた後一部始終を聞いたテッドは凄腕が二人もいながらなぜ賞金首を逃がしてしまったのか尋ねます。
引き渡された時点でオークレイは関係なく逃がしてしまったのは自分の責任であるとエヴァンスが反省します。
オークレイは自分をかばってくれたエヴァンスに感謝しつつ、本当はつまらないことで自分が文句をつけたことが原因であることを伝えます。
冒頭で、自分がいかに有能であるかをエヴァンスに自慢していながら結局エヴァンスの手を煩わせてしまったことに落ち込みながらオークレイは保安官事務所を立ち去ろうとします。
そんなオークレイにエヴァンスは優しく声を掛けます。
「オークレイまた来いよ」
「あんたの負け顔見たくなったらまた来るね」
エヴァンスのやさしさに顔を赤くしながらオークレイは憎まれ口をたたきます。
オークレイが帰った後、一人になったエヴァンスに賞金首が声を掛けます。
「あいつあんたのこと好きなんじゃないのか」
賞金首のセリフにやっぱりかと期待を抱いたところでCHAPTER3は終わります。
CHAPTER4 保安官は譲らない
賞金首であるジェントル・ドレッドが来ているという情報を手に入れたエヴァンスと助手のテッドは町はずれに立つミッドナイト・サラというパブを訪れます。
早速乗り込もうと意気込むテッドですが、このパブはホステスがセクシーな接客を行ういわゆるスケベな店であるため正面から入る度胸のないエヴァンスは相手を油断させるために裏口から入ろうと提案します。
ジェントルがこの店に来ているという情報はエヴァンスが独占入手した情報の為、賞金稼ぎに手柄を横取りされないよう慎重に店内を探索します。
二階をテッドに任せたエヴァンスが一階探索していると、どこからともなく咳き込む音が聞こえてきます。音のなるほうへ近づいていくとそこにはオークレイがいました。
オークレイはエヴァンスがプライベートでこのスケベなお店に来ていると思い、少し軽蔑した視線を投げつけます。なんとか誤解を解きたいものの賞金首を追っているなど賞金稼ぎのオークレイには言えません。逆になぜオークレイがこんなお店にいるのかエヴァンスは質問します。
オークレイは前日の夜、ミッドナイト・サラで働く女性からジェントルが店を訪れているという情報を入手していました。体調を崩していたもののいつジェントルの情報をほかの賞金稼ぎが掴むかわからない為、体に鞭を打ちジェントルを捕まえるためパブに潜入していたのです。
もし保安官に介入されれば賞金も手柄も手に入らなくなってしまう為オークレイはエヴァンスに事情を説明することができません。言い訳を考えるも、体調が悪いため頭が回らずはぐらかすことしかできません。
そうしているうちに店内で働く女性から店長が呼んでいると言われオークレイは奥の部屋へと行ってしまいます。それを見たエヴァンスは、オークレイが賞金稼ぎだけでは食べて行けずこのスケベなお店で働こうとしているのではないかと勘違いをしてしまいます。
オークレイはエヴァンスを出し抜かないといけないと思い、重い体を引きずり奥の部屋に入るとそこにはジェントルが銃を構えて待っていました。ジェントルはミッドナイト・サラの店長とつながっており、エヴァンスやオークレイがお店に来ることを知っていたのです。オークレイは何とか銃を抜いてジェントルに対抗しようとしますが、体調が悪く思うように体を動かせません。
その頃、エヴァンスはオークレイの事を心配しながらも再びパブの中を探索し始めます。探索を続けていると、パブの客のひとりがたくさんの女性に囲まれながらお酒を飲んでいるのを見かけます。
働いている女性たちがパブの客に抱き着いたのをみて、その女性とオークレイの姿が重なります。ほかにも仕事があるにも関わらずなぜスケベなお店で働こうとしているか考えているエヴァンスの頭の中に父親の言葉がよみがえります。
「女は時に止めてもらうために無茶をしてしまうときがある」
エヴァンスは止めに行かなければとオークレイが入った扉に向かい走っていきます。
一方、扉の中ではオークレイと情報を流した女性がジェントルに銃を突きつけられていました。用心深いジェントルは逃げられないように扉の前に立つことでオークレイたちの退路を塞ぎます。勝利を確信したジェントルはオークレイたちに向けて笑みを浮かべます。
その時、オークレイを心配したエヴァンスがすごい勢いで扉を開け部屋に乗り込んできました。扉の前を陣取っていたジェントルは勢いよく開いた扉と壁に挟まれてしまいます。
驚いた顔のオークレイにエヴァンスは内緒にしていたジェントルの話をします。
「館内にこの賞金稼ぎがいるみたいだが、俺たちは見つけられないから引き上げる」
エヴァンスは立ち去る前にオークレイに自分を大切にしろと言います。仕事を選べという意味で伝えたのですが、元よりこのお店で働くつもりのないオークレイは体調が悪いなら無理をするなという意味でとらえて赤面します。
その後、ジェントルを捕まえたオークレイはエヴァンスのいる保安官事務所を訪れます。賞金を渡そうとするエヴァンスでしたが、オークレイは借りを作りたくないと賞金を断ります。
勘違いしたままのエヴァンスは立ち去ろうとするオークレイに働くなら雑貨屋とかにしろとアドバイスをしたところで
CHAPTER4は終わります。
CHAPTER5 保安官は時間がない
ある日、エヴァンスとテッドはある賞金首を刑務所まで連行する任務につきます。
テッドとは駅で別れ、賞金首と二人で汽車を待つエヴァンスにある女性が声をかけます。
その女性は、夜に食事をする約束をしていた女友達がこれなくなった為、一緒にお店に行ってくれる人を探していてエヴァンスを一目見て素敵な方だと思い声をかけさせてもらったとエヴァンスに伝えます。
人生で初めての逆ナンにエヴァンスは驚きます。すると隣にいた賞金首が滅多にあることではないから女性の誘いに乗ったほうが良いのではないかと甘い言葉をエヴァンスにささやきます。
賞金首がその隙に逃げようとしている事はもちろん分かってはいるもののその誘惑にエヴァンスの心は揺れ動きます。
保安官としての誇りを選んだエヴァンスはディナーを断ります。だが、このチャンスを逃したくないエヴァンスは汽車が来るまでの間・・・と女性に声を掛けます。
しかし、声をかけている間に駅に汽車が到着してしまいます。
このチャンスを失いたくないと葛藤するエヴァンスにまたも甘い言葉を賞金首が投げつけます。しかし、エヴァンスが目指すモテ男は女を待たせることができるほどのモテ男です。
そのことを思い出したエヴァンスは、賞金首を列車に乗せると女性に明日の朝戻ってくるからランチを空けておいてほしいと伝えると列車に飛び乗ります。
女性とのランチを楽しみするエヴァンスですが、女性はその日の夜の汽車で旅立つ予定の為チャンスを逃してしまいます。
ここでCHAPTER5は終わります。
CHAPTER6 保安官は覚悟ができている
ある日、オークレイがエヴァンスの元へ賞金稼ぎの引き渡しへとやってきました。しかしエヴァンスの保安官事務所では連日の賞金の支払いによりオークレイへ支払う賞金が用意できません。
隣町の保安官事務所へ引き渡しに行く提案をするエヴァンスですが、オークレイはエヴァンスに会うのが目的で来ているためそれを断ります。そして、賞金の足りない分をエヴァンスに建て替えてもらおうとします。
エヴァンスはオークレイの提案を承諾し、お金を取りにエヴァンスの家に来てもらうことにします。思わぬ形でエヴァンスのプライベート空間に足を踏み入れることとなったオークレイはエヴァンスの隠れた一面が見れるのではないかとドキドキします。
そんなオークレイに対してエヴァンスは自宅はセキュリティが厳しく、留守中の侵入者に対する罠を解除するためしばらく外で待つように伝えます。罠というのは真っ赤な嘘であり、本当は散らかった部屋を片付けるためでした。
急いで部屋を片付けたエヴァンズはオークレイに部屋に入るよう伝えます。しかし、エヴァンズは本棚にあるいかがわしい雑誌を隠すのを忘れていたことに気づき慌ててオークレイを止めます。扉の前まで来ていたオークレイは自分の家庭的な一面を見せようと部屋を片付けるなら手伝うと言い扉を開けてしまいます。
扉を開けた先にいたのは暖炉の前に悲しそうに立っているエヴァンスでした。重要機密を燃やしたと嘘をつくエヴァンス、大切なものを切り捨てれない男にはかっこをつける資格はないという父の教えの通り泣く泣くいかがわしい本を燃やしたのです。
部屋を見渡すオークレイはエヴァンスの部屋がきれいであることに気が付きますが、家庭的な一面を見せたくもし掃除をするなら手伝うとエヴァンスに伝えます。
燃やした以外にも部屋にいかがわしい本を隠しているエヴァンスはオークレイの提案を断ります。
エヴァンスがお金を用意する間に勝手に部屋を片付けるためにオークレイは早くお金を用意するようにエヴァンスを急かします。今いる場所を動かないよう念入りにくぎを刺した後エヴァンスは隣の部屋へお金の用意をしに行きます。
エヴァンスが扉を閉めると同時にオークレイは動き始めますが、オークレイの考えを見抜いていたエヴァンスは部屋に戻ると同時にオークレイの足元を拳銃で撃ち動けなくします。
あまりにもエヴァンスが必死に止めるためオークレイは反省すると同時に人を部屋に上げないほうがいいんじゃないかとエヴァンスに忠告します。それに対してエヴァンスはこう答えました。
「お前以外なら部屋に招かないさ」
エヴァンスのセリフに気分を良くしたオークレイはお金は後日取りに行くことを伝えます。去り際にオークレイはエヴァンスに気軽に上がれる部屋になったら招待してほしいと言い部屋を去ります。
エヴァンスは、それを承諾し所有するいかがわしい本をすべて葬る決意をしてCHAPTER6は終わります。
CHAPTER7 保安官は見逃さない
保安官であるエヴァンスはいかなる時でも周囲に目を光らせています。たとえそれが制服目当てで通っているレストランでもです。
エヴァンスはお気に入りのレストランで目の保養に制服姿の女性を見ながらコーヒーを飲んでいます。エヴァンスが通っているという情報を手に入れたオークレイがこっそりそんなエヴァンスを観察しています。
鋭い眼光で店内を観察しているエヴァンスをみてオークレイはきっと誰かを追っているのではないかと勘違いをします。実際は、ミニスカートで棚を整理している女性を覗こうとしているだけです。
父親との訓練で相手を悟られないように観察する訓練を行ってきたエヴァンスはしっかりとその技術を身に着けたため店員にバレずに制服姿を見ることができます。
何を見ているかまでは見抜けなていないオークレイはエヴァンスの観察する技術の高さに感心しきっていました。
すると突然エヴァンスは机の高さまで頭を下げます。あと少しで棚を整理する女性のスカートの中が見えそうだからです。
その時、ちょうど後ろの席で二人の男が強盗計画について話し合っているのがエヴァンスの耳に入ります。保安官として見過ごすわけにはいきませんが、あと少しで目の前の女性のスカートの中が見えそうなのでエヴァンスはできることならその場を動きたくはありません。
そのうち、後ろの席で強盗計画について話し合っていた二人は揉め初め、ヒートアップし店内で銃を出して喧嘩を始めようとします。流石に止めざるおえなくなったエヴァンスは自分の今の体勢を利用し、一度テーブルの下に潜ると反対側の席から体を出し二人組に向かって銃を撃ちました。
そのエヴァンスの身のこなしを見ていたオークレイはスカートを覗こうとしていたのではなく後ろを警戒して机の高さまで頭を下げていたのかと勝手に解釈します。
二人の男を捕まえ保安官事務所へ向かおうとするエヴァンスにオークレイが声を掛けます。
「さすが検挙率一位の保安官ね、恐れいったわ」
しかし、エヴァンスは虚しいだけさと返します。
それほどにスカートの中を見れなかったことに後悔していたのです。
ここでCHAPTER7は終わります。
CHAPTER8 保安官は金に興味がない
保安官は時に護衛としての任務を行うこともあります。
今回は銀行家の父と外国貴族の母を両親に持つ生粋のお嬢様を隣町まで護衛する任務をエヴァンスが担当することになります。一緒に馬車に乗り、隣町まで行く任務でありエヴァンスはデートみたいで悪くないと喜んでいました。
しかし、依頼主のお嬢様はエヴァンス以外にもうひとり護衛を雇っていました。もうひとりの護衛はオークレイであり、三人で隣町まで馬車で移動することとなります。
護衛任務が始まり、馬車の中では三人の会話が繰り広げられます。エヴァンスとオークレイの関係を知ったお嬢様が二人が付き合っているのではないかと疑いますが、二人は即答で否定をします。否定をしたもののエヴァンス、オークレイともに相手がその気なら満更でもないため複雑な表情になります。
会話の中でエヴァンスに付き合ってる相手がいないと分かったお嬢様は突然自分の夫にならないかと問いかけます。冗談を言うなとエヴァンスは受け流すも内心、真に受けてしまいます。
腕の立つ相手を夫にするとプライベートでも安心できるという理由で結婚を迫るお嬢様に対して、オークレイはわざとエヴァンスを蔑み結婚を阻止しようとします。
お嬢様はオークレイの話を聞いてもなおアプローチを止めず、今度は金持ちの自分と結婚すればエヴァンスはお金がたくさん手に入るとアプローチします。
可愛いお嬢様と結婚できるうえ、大金まで手に入るチャンスにエヴァンスの心は揺れますがここぞという場面で金だけの男じゃないと見せるとギャップでモテるという父の教えに従い結婚を断ります。
お嬢様は結婚を断られ、驚いた顔で変わった人だとエヴァンスに言います。
その時、馬車の外から銃声がして野盗が馬車を襲おうとしているのが見えます。
馬車を左右から挟むように襲ってくる野盗を、エヴァンスとオークレイが左右の扉から体を出し銃で倒してしまいます。
無事、お嬢様を隣町まで護衛できた二人にお嬢様はお礼を言い別れます。立ち去るエヴァンスを見ながらお嬢様は彼がどうすれば自分に振り向いてくれるのかとふと考えてしまいます。意外にもお嬢様は本気でエヴァンスを好きになっていました。
オークレイはエヴァンスにせっかくのチャンスを逃してしまった良いのか尋ねます。財力など所詮飾りだとエヴァンスは答えます。
エヴァンスはまた、カッコつけたいがために折角のチャンスを逃してしまうのでした。
ここでCHAPTER8は終わります。
CHAPTER9 保安官は踊らない
サザンリーフ州マークウエストで人々は市長の就任5周年パーティーに参加していました。皆が浮かれてダンスを踊っている中、保安官エヴァンスは市長を守るため周囲を警戒しています。
それが保安官としての務めであるからです。しかし、事実はモテるために射撃しかしてこなかった為ダンスなど踊れないからです。ダンスが踊れないうえ目の前で男女の交流を見せつけられることに嫌気がさしたエヴァンスはパーティー会場の見回りと称して人気のない場所へと移動します。
パーティーにはオークレイも参加していました。周りに知り合いがいなく心細く思っていたところようやく友人に出会うことができました。しかし、友人の隣には彼氏がいることに気が付きます。一人で参加していることを恥ずかしく思ったオークレイは連れと来ていることにしようとお酒を二杯もらいその場を去ります。
見栄を張ってお酒を二杯もらってしまったオークレイは途方に暮れながらパーティー会場を散策します。すると、人気のないところでこっそりダンスの練習をしているエヴァンスを見つけました。
突然オークレイに声をかけられて驚いたエヴァンスは、人気のないところは警備が手薄だから見回っていたと言い訳をします。
パーティー会場でも保安官として働くエヴァンスを見て、オークレイは折角のパーティーだからとちょうど持っていたお酒の一つを手渡します。
月明かりの下のグラス片手に二人っきりのシチュエーションにエヴァンスの心臓は高鳴りを抑えきれません。すると、オークレイがエヴァンスに言います。
「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど」
告白されるのではとドキドキするエヴァンスに対してオークレイはダンスの相手をしてほしいと言います。嫌ではないが、ダンスが苦手なエヴァンスは悩みます。その時、他人晒せない秘密を共有したとき女は相手に惚れやすいという父の教えを思い出します。
踊りは苦手だが、二人きりなら問題ないだろうとオークレイのお願いを聞き入れるエヴァンス、そしてダンスをしようと二人は近づきます。
その時、パーティー会場の給仕がエヴァンスを呼びに来ます。いい雰囲気であったところを悟られたくないふたりは銃を構えて周りを警戒しているふりで誤魔化してしまいます。
結局、給仕に邪魔されてエヴァンスの恋は進展を見せずにCHAPTER9は終わります。
ここまでが保安官エヴァンスの嘘の第1巻となります。
サンデーうぇぶり
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