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『ジャンケットバンク』は漫画アプリ『ヤンジャン!』にて全巻無料で読める?
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次に『ヤンジャン』の使い方(システム)を簡単にご説明します。
『ヤンジャン』の基本的な使い方
無料で試し読み
漫画アプリ『ヤンジャン』では、多くの人気マンガがすべてではないですが、大方無料で読むことができます。
以下の画像のような「無料」と記載されたアイコンが表示されているエピソードは、いつでも時間制限なく無料で読むことができます。
気になる漫画を見つけたら、まずは、このシステムで無料で1話目を読んでんみてください。
「無料」アイコンは、すべての漫画作品の1話~3話程度に表示されています。
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チケットを使って無料で読む
次にアプリ内アイテムである「チケット」を使って1日に1話ずつ漫画を無料で読みましょう。
読みたい漫画作品をタップすると、以下の画像のように「無料で読む」と表示されます。
ここをタップすることでお好きな漫画作品を1日1話無料で読むことができます。
この「チケット」使用後、23時間で「チケットチャージ」が回復し、次のエピソードを無料で読めるようになります。
この「チケット」は、各作品ごとに1日に1回使用できるアイテムです。
広告動画を見て1話無料で読む
「チケット」を使用してしまった場合でも、以下の画像の↓「動画を見て無料で読む」をタップし、数十秒の広告動画を視聴することで新たに漫画作品を1話無料で読むことができます。
この「動画を見て無料で読む」は、各作品ごと1日1回利用でき、翌日の0時にリセットされ、再び利用することができます。
『ヤンジャン』で多くの漫画を無料で読むには、気になる漫画を複数選択し、同時に読み進めることをオススメします。
以上のシステムを使うことで1日に2話ずつ漫画作品を読み進めることができるため、ゆっくりでもいいから、タダで読みたい。という方に特にオススメです。
私は、1日に読める話数に制限がある方が生活にメリハリがつくので『ヤンジャン』を愛用させてもらっています。
何より有名な新作&旧作漫画を合法的に完全無料で読める『ヤンジャン』をダウンロードしないのは、もったいなさすぎます。
これから、もっと無料で読める漫画作品が増えると思いますので、今のうちにダウンロードしておくことをオススメします。
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『ジャンケットバンク』の世間の評価は?
ジャンケットバンクめっちゃ面白いからオヌヌメ!
— しゅーくん (@syuya0783) May 28, 2022
ジャンケットバンク面白いなあと思ってたらエンバンメイズと同じ人だったわ。道理で。
— その資格は無い、おぉその資格は無いだからこそその資格は無い、おぉその資格は無いUNAC (@tamagoma39) May 28, 2022
ジャンケットバンクという漫画が面白い
— 二足 (@nisoku_kairo) May 28, 2022
ジャンケットバンク面白いから同じ作者のエンバンメイズも読んでみたけど同じノリで面白かった!
求道者、純粋戦がキャラも内容も秀逸だったと思う— タクマロ (@takumaro_xtb02) May 27, 2022
ジャンケットバンク無料で読める分読んだけど面白いわね…
— どこぞのハマーD@次は星彩 (@etty_unsatisfy) May 26, 2022
最近ジャンケットバンクというヤンジャンの賭博漫画を読んだんですけどとてもよかったですわ。まず賭博シーンが面白いのはもちろんのこと巻き込まれ主人公にちゃんと役割があって敗北車のグニャア表現が秀逸でしたわ。あとキャラデザがえっち。
— せきさん (@se_ki_san) May 26, 2022
ジャンケットバンクかとにかく面白い
最新話まで買ったし、エンバンメイズも全部買ってしまった— タナカンデル (@tanakandel) May 26, 2022
ジャンケットバンクめっちゃ面白いな
ライアーゲーム系はハズレも多いけどこれはかなり好き— さと (@satoshun638) May 25, 2022
『ジャンケットバンク』あらすじ紹介!
舞台は、カラス銀行から始まります。
二人の主人公、御手洗暉と真経津晨。
御手洗は銀行員として優秀でありながら、その毎日に退屈していました。
そこで彼に下ったのは部署の異動です。
移動した部署では、カラス銀行の地下にて行われている銀行賭博の管理・審査を行う仕事を任せられます。
彼はその賭博会場にて、真経津晨という恐ろしいギャンブラーと出会い、平凡な毎日から大きく異なった非日常へと向かっていきます。
『ジャンケットバンク』は面白い?見どころ紹介!
見どころ① 銀行で賭博をするという異色な世界観
本作『ジャンケットバンク』はよくできていると私は思うのですが、そのひとつに「銀行で賭博」を行っている、という点です。
「銀行で賭博なんてありえない」と思うのは当然なのですが、この「ありえない部分」がとてもはったりを利かせて漫画として面白く描かれています。
特に第一巻冒頭で描かれますが、優秀な銀行員である主人公の御手洗暉が安泰な職業の銀行に勤めていながらも、その本心は「とても退屈」と零します。
その後に待ち構えているのが銀行賭博というのが私的にはとてもいいな、と思うのですが、その理由として「退屈な銀行員」という御手洗暉が「銀行賭博で人生を楽しめるようになる」といった人物像が明確に見えるのが作品として上手いな、と感じます。
普通、賭博(賭け事)をしている人の大半は、不幸な感情の方が大きい、と個人的には思っています。
そんな中で、御手洗暉は一般的に順風満帆な人生であるはずの「銀行員」ではなく、「賭博の管理」という名目でのギャンブラーたちの生死を見届ける事で人生が輝き始める、というのが見どころだと思います。
見どころ② ギャンブラーによる対戦
本作の要と言えるギャンブラーたちによる生死を賭けた戦いは見どころです。
その対決のどこに魅力があるのか、というとルールが明確に読者へ提示されるので、ルールを読みながら「誰がどうイカサマをしているのか」というゲームシステムを解明するような楽しさがあるのが、本作の見どころだと感じます。
本作に登場するギャンブラーは「勝つためならなんでもやる人物」が前提であり、審判すらもそれが人生と認める人すら存在します。
なので、どうやってイカサマをして、どこまでが本当なのかというのを考えていくのが見どころになっているように感じますし、どこまでゲームの前提なのか、ゲームの根本的なものも読み取っていくのも楽しみの一つです。
見どころ③ 銀行員も命を賭ける
本作は主人公が二人います。
御手洗暉と真経津晨です。
この作品の醍醐味となるのは、お金を管理する「銀行員」という人物とお金を賭ける「ギャンブラー」という色違いの人物たちがタッグとなって命すら賭けていく姿です。
命を賭けるのは、必ずしもギャンブラーだけではありません。
それは特殊な部署に所属してしまった銀行員である御手洗暉も「キャリア」を通過にし、自分の人生(命)を賭けて戦っていきます。
「キャリア」が通貨となって、銀行員も自分の地位を挙げていく、という仕組みがとても面白く仕上がっている作品だと感じます。
『ジャンケットバンク』登場人物紹介!
御手洗暉(みたらいあきら)
W主人公のうちのひとりです。
彼はカラス銀行の銀行員として働いています。しかし、ある日を境に「銀行の裏側」を知り、そこで業務を熟してく事になります。
御手洗の印象としては「どこまでも真面目だが、どこまでも歪んでいる」でした。
彼は普通の銀行員として働いていた時にはその人生が「とても退屈なもの」、「他人のお金はどこまでいっても他人の金でしかない」という考えを持ちながら、優秀な業績を持っていました。
そんな彼が一番歪だと思えるのは、もう一人の主人公である真経津晨に対する惹かれ方です。
御手洗のこれまでの人生はいうなれば、張り合いというものがない人生だったように思います。どこまで行っても普通で、電車に乗っている誰かと同様に生きている人生でした。優秀だけれど、どこまでも人生は普通であるという事ですね。
そんな彼だからこそ、「普通ではない」真経津晨や、他のギャンブラーが恐怖すら見せずに死地へ向かおうとする姿には、既に崇拝すら感じられます。
そんな御手洗の目的はパートナーとして銀行賭博で伸し上がっていく真経津晨の死に顔を見る事です。
真経津晨(まふつしん)
御手洗暉と対をなすもう一人の主人公です。
彼は、御手洗暉が銀行賭博に来た時に表れる凄腕のギャンブラーです。
普段の生活では、子供のように振舞っています。その証拠に御手洗が真経津の自宅に行ったときは、彼をギャンブルで手に入れた金で購入したトルコアイスを造る機械でもてなしていました。
本格的にトルコアイスを自宅で作る人は中々いません。
物語序盤で、銀行賭博を荒らしている存在である〈デキズマン〉は真経津晨かもしれない、と予測が立てられますが、未だにそれは判然としていません。
ギャンブル開始時に、頭部を指先でトントンと叩きながら瞳孔を思いっきり開き、ゲームの予測をするのは一種の決めポーズになっています。
彼の目的は、より楽しめるゲームをしたいことです。子供の頃のように無条件で何もかもが楽しいような、そんな場面を夢想する子供みたいな存在が真経津晨です。
宇佐美銭丸(うさみぜにまる)
御手洗の上司になる男性です。とても美形で、格好いいというよりも美しいという表現の似合う男性顔をしています。
物語を読み進めて行くと宇佐美の思わぬ顔も見る事が出来ます。
獅子神敬一(ししがみけいいち)
4リンクと呼ばれる銀行賭博のランクにいる真経津と対戦するギャンブラーです。
彼もまた顔立ちのいい青年ですが、登場時、自分が勝利し、その時に売却されそうになった敗者の対戦者を自らで購入しています。
そこには何のメリットがあるのか読んでいる最中には不明ですが、彼が敗者を購入するのは、自らがそこに居座る為、という無意識的な目的があります。
ギャンブルで買った金銭で敗者を購入する事で一定の地位を保つという彼なりの弱さがしっかりと見えるいい人物です。
村雨礼二(むらさめれいじ)
獅子神と同様の4リンクギャンブラーです。村雨も真経津と対戦をします。
細身の眼鏡をかけた趣味が手術の顔立ちのいい青年です。
冷静で冷徹にゲームをプレイしていく姿が描かれていき、真経津が序盤で対戦する中でも強敵のひとりとなります。
『ジャンケットバンク』は『嘘喰い』と似ている?
『ジャンケットバンク』は、登場人物のビジュアルの良さなども加味して、よく『嘘食い』と比べられているのを見かけます。
個人的には、それぞれに違う楽しみがありますし、似ているとしたら「何かを賭けている」という点だけなのでは、と感じます。
それを「似ている」と言ってしまうとギャンブルを題材にしたものは全て似たものになってしまいます。
『ジャンケットバンク』ならではのギャンブルにおいての台詞の掛け合いは、他の名作と同様の味わいがあり、ぜひ手に取って欲しい作品になっています。
『ジャンケットバンク』作者・田中一行とは?
作者の田中一行先生は元々、講談社が主催している「アフタヌーン四季賞」という漫画新人賞にて2006年夏に佳作、翌年春にて準入選を受賞しています。
「アフタヌーン四季賞」と言えば、多くのメディア化が行われた沙村広明先生の『無限の住人』や漆原友紀先生の『蟲師』などを世界に出している大きな賞で、その中で佳作、準入選を受賞されているので現在の『ジャンケットバンク』の面白さにも頷けます。
『ジャンケットバンク』は、週刊ヤングジャンプで連載されており、これまでは月刊アフタヌーンで活躍されていたそうです。
趣味は絵を書く事とWikipediaにありましたが、Twitterを拝見したところ自作品の宣伝以外にしている姿を殆ど見ないので漫画以外の事を本当にしていないんじゃないかな、と感心すらしました。
『ジャンケットバンク』読んだ感想
『ジャンケットバンク』は、銀行×ギャンブラーという異色の二つを上手く、独自のルールの元で成り立たせている傑作だと感じています。
世界観も堪能できるのは間違いないのですが、登場人物のビジュアルの良さ含めた台詞の掛け合いは絶品です。
特に主人公の真経津晨が、徐々に相手を引き込みながらその人物の心を次第に暴いていく展開は王道的で、読み味もとても素晴らしいと思います。
『ジャンケットバンク』序盤ネタバレ紹介!
主人公:御手洗暉は銀行員として毎日退屈ながら、優秀な能力でミスを犯すことなく、これまで仕事を熟してきました。
しかし、ある日、突然異動を言い渡されます。
そこはいつもの窓口での対応ではなく、特別業務審査課という場所で銀行の地下で行われている賭博の管理と審査を行う部署でした。
そこでは、ギャンブルでお金が無くなった者が自分の金歯をその場で抜き、お金に換金してもらえるかを自分自身から尋ねるようないびつな場所でした。
ですが、そんな場所で恐怖を感じ続けるのではなく、御手洗暉はあくまでも「お金がこんなにも人を動かすものなのか」というお金の凄さを知っていきます。
これまでは、退屈でお金を「ただの数字」としてしか考えてなかった御手洗暉が初めてお金の凄さを感じるのは、ギャンブルで死ぬまで追い込まれる人を目の当たりにしてからでした。
そして、この銀行賭博で彼は真経津晨と出会い、彼を見続けたいことを願います。
「御手洗暉(みたらいあきら)」
カラス銀行に勤める24歳の青年で、1巻の最初から出てくる主人公のひとりです。
勤続年数2年が経過していますが、彼の中には仕事自体に退屈感しかありません。
他人のお金を増やしたり、減らしたりする事に何の充足感も焦燥感もなく、ただ普通の銀行員としての毎日を過ごしています。
彼には特異的な計算能力があり、それを買われ特別業務審査課に異動になります。
「真経津晨(まふつしん)」
御手洗暉と行動を共にする22歳のギャンブラー。もう一人の主人公です。
ギャンブルの際に、頭を人差し指で叩きながら作戦を考える癖があります。
彼は戦略家で、相手を巧みに騙しながら、自分のペースに引きずり込むギャンブラーですが、子供のような一面ももっており、大金をたいしたことない大きな玩具に変えてしまう事がしばしばあります。
「宇佐美銭丸(うさみぜにまる)」
御手洗暉の新しい上司で、特別審査課主任です。
御手洗に銀行賭博について解説します。
序盤に銀行内で返り血を顔に浴びて出てきますが、それだけで普通の銀行員とは違うという事が理解できます。
「神林」
異動する前の御手洗暉が担当していた積立預金の解約客であり、銀行賭博にも参加していたパン屋の店主。
銀行賭博での登場時には、金が無くなり、身ぐるみを剥がされた状態で、自分の金歯を抜いています。
その金歯を買ってもらい、またギャンブルをしようとしていました。
「関谷仁(せきやじん)」
1巻登場の真経津晨の対戦相手です。
「獅子神敬一(ししがみけいいち)」
1巻登場の銀行賭博「4リンク」ギャンブラー。
真経津の「4リンク」初戦相手です。
自分に負けて、特別融資による差し押さえられている敗者を購入して、家でしつけています。
第1話「真経津晨」
主人公:御手洗暉は、カラス銀行中央支店に2年目勤務している、という所から物語は始まります。
彼は窓口にて、神林という大学受験を終え、無事に進学する娘を持つ父親の接客をしていました。
大学に娘が進学するという事で、神林は積立預金の解約に来ていたのです。
楽しそうに話している御手洗と神林ですが、笑顔を浮かべながらも御手洗は、「こんな毎日が退屈で仕方がない」と感情の中で読者に吐露します。
彼曰く、どんなに大きなお金を扱おうともそれは他人のお金であって、自分とは無関係な数字に過ぎない、と考えています。
そんな退屈を過ごす彼に、突然、上から部署異動を伝えられます。
別の部屋で待ち構えていたのは頭部に返り血を浴びていた、長身の男性であり、これから御手洗の上司となる宇佐美銭丸でした。
彼が今から務める部署は、特別業務部審査課、通称:特四と呼ばれるところです。
審査課とは、無茶な融資を止める審判的な役割を担う存在です。
その中でも、特四と言うのは審査課の中でもより特異な存在だという事を宇佐美は説明します。
そして、地下へ向かう隠し通路へと案内された御手洗は渋々、宇佐美の後ろをついていくが、その時に彼は2億7188万121の平方根はいくつか? という問いを宇佐美から投げかけられます。
その問いに御手洗は即座に回答を言います。
その答えはぜひ、漫画を手に取って読んで頂きたいのですが、彼がこの特別な部署に異動が下ったのはこの即座な計算能力などを買われた結果でした。
御手洗は地下を降り、カジノのような光景を目撃します。
そこは銀行賭博でした。そして、御手洗の新たな業務とは、この銀行賭博の運営と審査です。
そして、御手洗はつい先日窓口で接客をしていた神林とここで出会ってしまいます。
神林はパンツ一丁で自分の金歯を抜いて買ってくれ、と言い寄ってきます。その狂気さに御手洗も驚いてしまいます。
そんな可哀そうな神林を止めたのは、御手洗でもなく宇佐美でもなく、神林に止めを刺したギャンブラーの関谷仁という人物でした。
彼は39連勝を果たしている凄腕プレイヤーですが、外道です。
可哀そうと言いながら、金歯を買う事はなく、「綺麗な眼をしいてるな」と呟きながら神林にスプーンを渡します。札束を見せつけながら、眼を抉れと合図をしたのです。
驚愕しながら、そして泣きながらも、もう後がない神林は自分の眼を抉ろうとします。
そこで止めに入ったのが、真経津晨。この物語のもう一人の主人公であり、第一話のタイトルを飾る人物です。
真経津晨と関谷仁の戦いが始まります。
彼らが戦うのは「ウラギリスズメ」というものです。
このゲームはどちらかのプレイヤーが宝石を二つの箱のどちらかに隠し、チェック側が隠した側(ハイド側)の宝石を当てる、というゲームです。
箱は二種類あり、「堅実のつづら」と「強欲のつづら」です。
堅実のつづらを選べば、宝石が当たっても外れても加減されるのは賭金の半分のみです。
対して、強欲のつづらは、チェック側のプレイヤーが選べば当たり外れを問わず、賭金の全額が加減されるというものです。
これをどちらかの軍資金が無くなるか、もしくは6ラウンドまで続けるゲームです。
初戦の軍資金を用意する時に、関谷は4700万を提示するが、それに対する真経津の軍資金は数万円でした。
現在、真経津たちがいるフロアで一度に賭けられる金額は下限が100万からとなっていますが、それを知らないのか真経津は数万円を出し、関谷に笑われてしまいます。
初心者という事が関谷ばれてしまい、軍資金を2000万に変え、初戦が始まります。
初戦は関谷がハイド側となり、真経津が宝石が入っている箱を当てる側ですが、真経津は外します。初戦の関谷賭金100万は、そのまま関谷に戻っていきます。
二戦目は交替し、真経津が軍資金の残り1900万から賭金を選択し、宝石を箱に入れますが、ここで真経津は賭金を全額賭けます。
そして二回戦は直ぐに関谷の勝利で終わり、真経津の軍資金が底をつきます。
しかし、そこで宇佐美に真経津が「お金を貸してほしい」と言います。
特別融資を受けるという事です。
これはその人自身を審査役となった行員が価値をつけ、貸出から24時間以内に返済をしなければいけない、というものです。担保として預けるのは基本的人権です。
宇佐美の審査により、2000万の融資が真経津に実行されます。
次のゲームが始まります。
第2話「デギズマン」
真経津が特別融資を受け、2000万の融資を受け、第3ラウンド開始から第2話が動きます。
関谷の賭金宣言が入りますが、今度も彼は100万と最初の余裕は亡くし、徐々に真経津という存在が恐ろしくなっています。
そしてこの第3ラウンドでは、関谷が堅実のつづらの方へ入れたことを直ぐに真経津が見破り、50万を真経津が獲得します。
真経津曰く、「大勝したから余計なリスクを負いたくない」というのが関谷の性格だと冷静に分析します。
そして次に第4ラウンドで、真経津は彼の性格を読み取って挑発します。
次も全額賭けると宣言したのです。
そして真経津は関谷に「君のイカサマばれてるよ」と告げ、ゲームが開始します。
ハイド側の真経津が宝石を隠し終え、関谷が箱を選びます。
関谷は真経津の背後にいる人物に視線を送ります。
そこには、真経津が言った通りイカサマの正体である真経津の宝石を入れる現場を目撃し、どちらの箱に入れたのか合図する人物がいたのです。
そして関谷は真経津のイカサマ警告に対して、はったりと思いながら、堂々と背後の人物の指示通りの箱を選びますが、関谷はこのラウンドで負けました。
真経津は関谷のイカサマを完全に把握し、背後の人物の死角を突きながら、宝石を隠したのです。
そして最終ラウンドの6戦目。真経津は、軍資金を追加し、4999万を賭けます。
元から融資を受けなくても、真経津の懐にはお金があった、というわけです。
ルール上問題ない軍資金の追加は、真経津ではなく、関谷を苦しめます。
最終ラウンドで、もし関谷が強欲のつづらを選び敗北した時、関谷自身の軍資金では支払いができないので、強制的に特別融資が行使されてしまうのです。
宝石を隠し終え、関谷は虚ろげながらも、イカサマの人物を頼るしかありません。
イカサマの人物が言うには、堅実のつづらに隠したと合図されます。
「わかってても、君は選べない」
「自分の命を預けられるほど、自分を信じられない」
と真経津に告げられる関谷は、動揺を隠しきれずに、強欲のつづらの方を選んでしまいます。
そこには、宝石はありませんでした。
このゲームは終了します。
それを見届けた御手洗は、真経津に惹かれていきます。
ギャンブルをしているというよりも、御手洗にとって真経津は弱った人間を刈り取りに来ている、と分析します。
そこで宇佐美が3年前の出来事を話し始めます。
ある銀行賭博は一人の客によって潰されたという話です。
その人物の事を銀行側は「デキズマン(装うもの)」と呼び、もしかしたら真経津晨はその「デキズマン」なのではないか、という事でこの話は幕を閉じます。
第3話「4リンク」
御手洗は次の仕事を与えられます。
それは真経津が銀行賭博の最低ランク「5スロット」から「4リンク」へ昇格した事により、それによる専用の口座開設依頼と次のゲーム参加要請の通達の仕事でした。
真経津の住むタワーマンションにつき、御手洗は説明を彼にします。
口座開設だけではなく、4リンクからはゲーム中による重大な身体的損傷を負う可能性があるという重大な事も告げますが、真経津はいつも通りに「楽しそう」と言うだけでした。
ここで、真経津が何故ギャンブルに挑むのかの根本的な理由が語れらます。
それは、「楽しく遊びたい為に、最高の相手を探しているから」です。
真経津曰く、子供の頃は無条件で何事にも楽しく遊べていたのに、大人になると何かを賭けないと遊ばなくなってしまった、と言います。
そこで彼は、賭けるものを大きくし、前回よりももっと楽しいものにしたい、と願っているのです。
そして、真経津は次の相手を望んでいました。
次の相手は獅子原敬一です。彼は、自分に負けた相手を特別融資により差し押さえられているところを購入し、自宅でしつけています。
次のゲームは「気分屋ルーシー」です。
不気味な人形がこちらを見て、ゲーム会場へギャンブラーたちが向かっていきます。
第4話「気分屋ルーシー」
第4話は、神林が経営しているパン屋を訪れる、御手洗と真経津の場面から始まります。
真経津は次の試合会場に向かう為の食料調達として、パンを購入しました。
「気分屋ルーシー」の試合会場についた真経津を待っていたのは、獅子神です。先に待っていた獅子神にパンを真経津は渡しますが、そのパンを潰されてしまいます。
食べ物を粗末にした獅子神を真経津はあまり良く思いません。
そして今回のゲーム「気分屋ルーシー」のルール説明を部屋にいた宇佐美が行います。
このゲームは、各自に5つの鍵穴がついた5つの面を持つ箱が配られます。
その箱の中には、本人の名前が入っているハートが入っており、相手より先に自分の名前入りハートをその箱(金庫)から取り出す事ができたら勝利となるゲームです。
ただし、この金庫には5つの鍵穴がついていると書きましたが、試合開始前にお互いの箱を交換し、相手の金庫の鍵穴に最低1個の当たりの鍵穴を設定し、それを5つの面全て行った上で試合を開始します。
そしてこの5つの面の鍵穴の当たり部分を全て開けば、中身のハートが出てくるというわけです。
そしてこのゲームには、ペナルティがあります。これはプレイヤーが外れの鍵穴を引いてしまった時に与えられます。
外れの鍵穴は、ルーシーという機械の体内に金庫を入れ、強制的に返却をしなければいけません。この返却は、外れを引いたプレイヤーの手を差し出し、逃げられないその掌に向かって鍵を打ち付ける、というものです。
このペナルティは借金返済で困っている下層のギャンブラーに対して行われ、鍵を刺されたギャンブラーは叫びますが、真経津は笑っていました。
そんな真経津に対し、絶叫のただなかで獅子神も「楽しくなりそうだな」と真経津に握手を求めます。
食べ物を粗末にした獅子神に対し、嫌悪感を抱いていた真経津ですが、そんな彼もこのゲームを楽しめそうだという事に真経津自身勘違いをしていた、と言いながら「いい奴だな」と握手をします。
ついにゲームが開始されます。
第5話「同罪」
ゲームが始まり、鍵開けの先攻後攻、暴力行為の禁止などの説明が行われます。
コイントスで先攻後攻がきまり、獅子神が先行を取得します。
そして前の話で説明された通り、金庫を交換し、当たりの鍵穴をお互いに設定していきます。
鍵穴の設定は押し込むことで決まり、取り消しの場合は再度押す事で可能となるとてもシンプルなものです。
机に壁が現れ、互いに設定した鍵穴を見えないようにし、設定を行っていきます。
そこで獅子神は微笑みながら真経津を「初心者さんは楽だな」と感情を見せます。
お互いに設定を終え、金庫を返却します。
真経津は楽しそうに「当たりがわかるかな?」獅子神に問いかけますが、獅子神は感情の中で、「お前が押した鍵穴には印がされているからわかる」と語ります。
それは特殊な塗料で肉眼では見えないので、獅子神が指につけている指輪から出る微かな光を使います。
獅子神は自分のシナリオ通り、握手の際にべったりと真経津につけた塗料を光に充ててそれを押すだけです。
しかし、それ自体に真経津は気がついていました。
その証拠に、真経津が返却した獅子神の金庫には笑顔のマークが特殊塗料で描かれていました。
匂いでその塗料が分かった真経津は、「態度はでかいのに小さいイカサマをするんだね」と挑発します。
イカサマを審査員の宇佐美に真経津が回答を求めると「確かにイカサマだが、勝てばいいのです。人生と同じですよ」と言われます。
そしてそれに対し、獅子神も安堵したのか真経津も同時に安堵します。
それは真経津も同様にイカサマをしたからです。それを彼は獅子神に言います。
その証拠として、真経津は当たりの場所を獅子神と同様に設定している、と言います。
それに対し、獅子神はありえない、と感情の中で語り、「雑魚が苦し紛れに強がっている」と思い込みます。
そして第1ラウンドが開始されます。
会話を少しかわしながら、獅子神は先ほど真経津が言った「獅子神と同じところを当たりに設定している」という強がりに乗っかる事にしました。
なので、獅子神はあえて自分が真経津の金庫に設定した当たりの鍵穴を言いながら、鍵を差し込みます。
そしてそれは無事に解錠します。つまり、真経津が設定し、返却した獅子神の金庫は真経津のいう通り、獅子神と同様に設定されている、という事が明らかになります。
強がりで言ってのけたはったりと思っていた真経津の言葉が、より真実味を帯び、真経津も正解を引きます。
「上質なイカサマはどうやってるかわからないもの」と真経津が獅子神に言います。
第2ラウンドに移ります
第6話「疑念の箱」
第2ラウンドが開始され、再度獅子神のターンになります。
ここで獅子神はなぜ真経津が自分に対してそのイカサマを言ったのか、という疑念を持ち始めます。
獅子神は真経津の言葉の真偽を確かめるほかない、と自分が真経津の金庫に設定した場所に鍵を指しますが、それも正解します。
真経津の言葉が更に真実味を帯びます。
そして互いに第3ラウンドも解錠し、第4ラウンドへ移ります。
そんな彼らを見て、御手洗は恐怖します。
いつかペナルティで死ぬかもしれない、という中で彼らは楽しみながら鍵穴を開けていく。
そんな狂った姿を見ながら、御手洗は「真経津はどんな顔で死ぬのか」というのが気になり始めます。
獅子神はイカサマは真実である事を認めます。方法は未だに不明ですが、真経津は当たりの位置を全部わかっていない、と獅子神は確信を得ます。
それは最後の5つめの面には、イカサマ対策として金庫の面を隠しながら獅子神は鍵穴を設定していたからです。なので、真経津には絶対見抜かれていない、と獅子神は確信します。
そして真経津も解錠し、第4ラウンドが終わると獅子神は更に疑問を感じます。
次の正解は真経津には分からないと思い込んでいる獅子神ですが、次の正解を引いたものが勝ちます。だとすれば、当然獅子神が最終第5ラウンドの先行なので、そのまま当たりの鍵穴を開ければ獅子神の勝ちになります。
しかし、ここで獅子神が疑問に思ったのは「なぜイカサマを真経津がばらしたのか」という側面です。それをばらさなければ、心理戦や運の要素が介入するのに、最終ラウンドまでは単純に獅子神が設定した当たりをお互いが引いているにすぎません。
つまり、獅子神が感じている通り、獅子神自身に勝たせる事が目的でここまで来ていると予想します。
そして獅子神は勝利条件を振り返ります。
「相手より先に名前入りのハートを金庫の外に出す事」
これが勝利条件です。
獅子神は金庫から目を離した瞬間があります。
眼の前にある金庫が、自分自身のものか疑念を持ち始めました。
第7話「弱者狩り」
獅子神は自分の思考の範疇にすらなかった「金庫のすり替え」を真経津がしたのではないか、という疑念からこの話は始まります。
このゲームは、「金庫を開ける事」がクリア条件ではなく、「名前入りのハートを出す事」がクリア条件です。
もし今、獅子神の眼の前にある金庫が自分のではなく、真経津のであればそこに入っているのは真経津のハートという事になります。
正解をいつものラウンド通りに当てて、中身が真経津のハートであれば、勝者は真経津になってしまいます。
どんどん思考を巡らせますが、獅子神の考えは真経津に追いつきません。
真経津は更に挑発をしますが、その挑発が獅子神を冷静にさせました。
獅子神がすり替えを見破る方法は、「見ていたもの」に聞けばいいという単純なものでした。
それは御手洗に聞く事です。
獅子神は単純に「すり替えなのか?」と問いを投げます。
それを聞いていた御手洗は何がなにやら理解が追い付いていない様子です。
その表情を見て、これはすり替えではないと獅子神は確信します。
それを見ていた宇佐美は御手洗に「自分が利用されている事を理解しておかないとこのままではいつか殺されます」と教えます。
獅子神はすり替えを行っていないという線を導き出しましたが、それは100%というわけではありません。なので、これが仮に真経津のハートが入った金庫であるのなら正解を引いた時点で真経津の勝利が決まってしまいます。
ここからが本番だ、と外れの鍵穴に差し込み、第1巻は幕を下ろします。