砂の栄冠を全巻無料で読む方法紹介!面白い?漫画bankrawは違法|アプリでダウンロードがタダ?

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悩んでいる人
『砂の栄冠』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

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違法手段ではないので、安心してください。 

『砂の栄冠』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『砂の栄冠』はこちらの講談社が運営する漫画アプリマガポケにて無料で読むことができます。

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『砂の栄冠』読者の評価や感想は?

 

『砂の栄冠』あらすじ紹介!

物語は埼玉県の公立樫野(かしの)高校野球部が念願の甲子園出場まであと一勝と迫った地方予選決勝から始まります。

 

樫野高校は学校創立100周年という節目の年を迎え、初の甲子園出場のために学校は総力をあげてバックアップし、応援団やOBの熱は最高潮に高まっています。

 

この時主人公の七嶋(ななしま)は2年ながらにショートでレギュラーとして活躍します。

 

七嶋の1学年上の先輩中村も投手としてチームを引っ張ります。

 

白熱した試合の中、一時は優勝まであと少しのところまでリードをしていましたが土壇場(どたんば)で逆転を許し、樫野高校野球部の「百年の夢」は虚(むな)しくも散ってしまいます。

 

敗戦の傷も癒(い)えぬまま、野球部は新チームとして始動します。

 

新チームのキャプテンは実力者の七嶋が任命されます。

 

ただ、100年という集大成が実らず、七嶋をはじめ以前のような活気のあるチームとは程遠い状態に悩まされます。

 

そこに本作の重要人物、トクさんが七嶋を早朝のグラウンドに一人呼び出します。

 

そこでトクさんから驚くべき願いを聞くことになります。

 

それは、今回の甲子園に応援団を送り出すために寄付しようと貯めていた1000万円を七嶋に託(たく)したいという申し出でした。

 

はじめはその金額と使い道に戸惑った七嶋でしたがトクさんの本気の覚悟を受け取り、今度こそ甲子園出場をするために再び奮起します。

 

実際のレベルを確かめるために自ら甲子園に足を運んだ七島は、滝本というロ観戦者と出会い甲子園のノウハウや攻略法を学びます。

 

そのアドバイスをもとにトクさんからの1000万円を野球部のために運用していきます。

 

ここから樫野高校野球部の101年目の挑戦が始まるのです。

 

砂の栄冠は全25巻で物語は完結しています。

 

作者の三田 紀房(みた のりふさ)先生は『ドラゴン桜』が有名です。

 

スポ根系野球漫画とは一線を画したこの作品は新感覚野球漫画として強くオススメします。

『砂の栄冠』は面白い?見どころ紹介!

見どころ① 1000万円の使い道

この漫画、他の野球漫画とかけ離れて違うのはなんと言っても、主人公七嶋に託された1000万円をどのように野球部のために使っていくかが見どころです。

 

現実でも名だたる私立高校が費用を工面して部を運営しています。

 

この作品は私立ではなく公立の高校の物語です。

 

普通の努力だけでは甲子園には行けません。

 

この公立樫野高校が甲子園に行くために、七嶋は大胆にお金を使っていきます。

 

遠征費の費用としての使用や、オリジナルの応援歌を作るために友人の吹奏楽部長にトランペットを購入してあげたり、世界的に有名な伝説のノックマンを雇ってみたりと、使用用途は様々です。

 

全てはチームを強くするため、甲子園にいくための道につながっているので、実際に参考にしても良いかもしれません。

 

強豪校には強豪校たる理由が裏付けとしてあるんだと気付かされます。

 

この1000万円の使い道を追うだけでも作品を楽しむ上で充分な要素の一つだと思います。

見どころ② 通常では知り得ない甲子園での戦い方

主人公の七嶋は甲子園で戦えるチームを作るために実際に球場に出向き、そこで甲子園の常連(じょうれん)滝本(たきもと)に出会います。

 

七嶋はそこで試合を一緒に観戦しながら、滝本に甲子園とは如何(いか)なるものかを教わります。

 

「甲子園の攻撃は先攻を取れ」

 

「スタンドが応援すれば甲子園は宇宙空間になる」

 

「甲子園は監督のもの」

 

など、七嶋にとって重要なアドバイスをもらいます。

 

七嶋はこれらの教えをノートに書き記し新しいチームづくりの基盤としていきます。

見どころ③ 主人公七嶋の常人離れした才能

この作品の主人公七嶋は2年生の時のポジションはショートで出場しています。

 

しかし、新チームの体制となり自らがキャプテンになってからは主にピッチャーが定ポジションとなります。

 

作品の中で触れられている情報だけでも、七嶋は投打にわたり一級の才能を持っています。

 

投げては150キロの球速を叩き出し、ショート出身ということもあり内野の守備にも定評(ていひょう)があります。

 

プロ球団のスカウトもこぞって注目する存在でもあり、各々のかなり高い評価で描かれています。

 

野球の実力だけでも相当なものなのですが、それだけに留(とど)まらず、七嶋はチーム自体の監督としての役割も果たしていきます。

 

味方のチームメイトに対しての指示出しやコーチングなどを頼りない監督の代わりにこなしていきます。

 

人を観察する目が優れており、他人のことだけでなく自分のことを分析する能力も非常に秀でています。

 

幾度となくこの七嶋の機転により野球部は窮地を切り抜けていきます。

見どころ④ 細部まで表現される登場人物の心理描写

本作は他の野球漫画と違う部分に、登場人物たちの心理描写があります。

 

定番のスポーツ漫画は第一に「さわやかさ」や「熱さ」が描かれているものが多いです。

 

しかし、この作品はどちらかというと登場人物たちの邪悪な部分や黒い部分が要所要所で垣間見(かいまみ)えます。

 

さわやかさの象徴(しょうちょう)でもある高校野球とは正反対ともいえるギャップがこの漫画をより面白くしています。

 

汚い大人を見る時や、相手チームの考えを逆手に取ろうとする時、今まで超えないようにしていた一線を超えてしまった時の心理描写はこの作品の見どころの一つです。

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『砂の栄冠』登場人物紹介!

七嶋 裕之(ななしま ひろゆき)

本作の主人公でポジションは投手と遊撃手(ゆうげきしゅ)。

 

101年目のチームを甲子園に初出場させるためにチームをまとめるキャプテンです。

 

運動神経抜群で試合でも投打にわたりチームの中心的存在です。

 

野球の才能はプロ球団も注目するほどで2年生ながらに注目されています。

 

樫野高校野球部を強くするために自分の全てを捧げることを決意します。

 

チームメイトからの信頼も厚く、頼りない監督の代わりに指示を出すことも度々(たびたび)あります。

 

トクさんから託された1000万円を野球部のためにうまく運用し、トクさんの思いに応えるために本気で甲子園を目指します。

 

たまに見せる黒い部分がドキッとします。

トクさん

樫野高校野球部を30年以上見守っている齢(よわい)90近い老人。

 

毎日のように飼い犬のタローと練習を見に来ています。

 

新チーム発足の際に新キャプテンの七嶋に自ら貯金していた1000万円を託した人物です。

 

この作品は七嶋とトクさんの約束から始まります。

遠藤 蘭(えんどう らん)

七嶋の幼稚園からの幼馴染で野球部のマネージャー。

 

実家のお好み焼き屋を時々手伝っていて、父親は七嶋のことを気に入っています。

 

この作品では七嶋とトクさんの他に唯一1000万円の存在を知る人物です。

 

七嶋とは1000万円の秘密を共有する中でもあり、その使い道について意見することもあります。

 

作品のヒロイン的存在。

曽我部 公俊(そかべ きみとし)、ガーソ

樫野高校野球部監督で昔は名伯楽と呼ばれていた時もありました。

 

しかし、実際はたまたま運の良いだけで有名になった典型的な結果オーライ型の指揮官。

 

地蔵のように動けない監督で、リスクを取れない性格でもあるため基本的に具体的な指示などは出せません。

 

たまにチームの調子が良いとそれっぽいことを言うだけの調子の良い性格でもあり、機嫌が悪くなると態度に出やすい残念な監督です。

 

トクさんに「あの人こそダメです」と言わせてしまう最大の問題点でもあります。

 

大人気ない態度が度々七嶋の足を引っ張っていきます。

滝本(たきもと)

七嶋が甲子園で出会ったプロの甲子園観戦者。職業は個人タクシーの運転手です。

 

一人で甲子園観戦に来た七嶋に声をかけ、甲子園の知識を七嶋に色々と手引きしてくれる存在です。

 

七嶋が甲子園でのチーム作りを教わった重要な人物です。

荒川 千晶(あらかわ ちあき)

野球部に新しく入った1年生マネージャー。

 

父親は県立病院の整形外科医です。

 

先輩に対しての生意気な態度や、マネージャーとしての意識に欠ける軽率な行動を取ることが多いです。

 

七嶋に気がありガツガツと距離を詰めていく肉食系女子です。

後藤 久佳(ごとう ひさよし)、ゴン

樫野高校野球部の捕手で七嶋の女房役。

 

キャッチングが上手くなくリードもできないがキャッチャーが少ない樫野高校野球部では貴重な存在です。

 

のせれば調子を発揮することもあるが、基本メンタルが弱くミスも多いです。

 

試合こなしていくうちに少しづつだが成長していきます。

郡 健太郎(こおり けんたろう)、グン

樫野高校野球部の三塁手。

 

野球部で貴重なシニア出身の経験者で野球センスもあります。

 

ただ努力をしない性格と、実力に沿わないことをしようとするのがタマにキズです。

 

野球部の中では七嶋と対立する場面もあったり、部内では珍しく我の強いタイプです。

 

チームでは主に打撃面で活躍します。

志熊 遼平(しぐま りょうへい)グマ

樫野高校野球部の中堅手。

 

中学では体操部と掛け持ちをしていて、俊足で運動神経抜群です。

 

七嶋が頼れる数少ない部員の一人になります。

 

一番打者で出塁率が高く、得点のホームを踏む場面も多く野球部では貴重な存在です。

山田 一男(やまだ かずお)

樫野高校の守備力が飛躍的にあがるきっかけとなった人物で、「伝説のノックマン」と言われています。

 

プロ球団のスカウトにも知られている存在で、七嶋は1ヶ月100万円でコーチをお願いします。

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『砂の栄冠』作者・三田 紀房(みた のりふさ)とは?

1958年生まれで岩手県北上市出身です。

 

明治大学政治経済学部卒業で卒業後は西武百貨店に勤めていました。

 

代表作は ドラマでも有名な『ドラゴン桜』 で、大ブレイクし平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞します。

 

剣道経験もあり過去の作品『空を斬る』でも反映されています。

 

30歳でちばてつや賞一般部門入選を期に漫画家としてのキャリアをスタートさせます。

 

デビュー後なかなかブレイクすることがなかったが、当時の『漫画ゴラク』のアンケート結果から「売れる漫画」を研究するようになります。

 

そこから『ドラゴン桜』をはじめ色々なヒット作が生まれていきます。

 

ちなみに今回の『砂の栄冠』は高校野球とカネがテーマになっているそうです。

 

『砂の栄冠』序盤ネタバレ紹介!

【第1話】百年の夢

今まで見てきた野球漫画という概念で見ると全くの別物、他の野球漫画とは一線を画した新感覚の漫画となっております。

 

それもそのはず著者はあの有名な「ドラゴン桜」の三田紀房(みたのりふさ)だからなんです。

 

今回の「砂の栄冠」は埼玉県の公立高校、樫野(かしの)高校の野球部が甲子園に初出場する為に一から野球部を作り変えていく物語です。

 

しかし、そこに至るまでの過程が少しぶっ飛んでいて「ドラゴン桜」にも通ずるところがあるかもしれません。

 

物語の始まりは今作の主人公七嶋(ななしま)が高校2年の、県立樫野高校創立100周年の節目、地区大会の決勝から始まります。

 

地元の応援団、野球部OBの期待を背負い甲子園まで文字通りあと一勝、白熱の一戦です。

 

レギュラーとして出場していた七嶋は2年生レギュラーとしてショートで出場しています。

 

七嶋は2年生ながらも攻守にわたり、先輩投手中村を盛り立てます。

 

スタンドではリードしている樫野高校の応援団と野球部OBが盛り上がりをみせています。

 

100年という重みを背負いマウンドに立つ3年生投手の中村はみんなの思いを一身に受け、なんとか危険な場面も切り抜けていきます。

 

そんな中、勝ちを急ぐナインと監督の雰囲気に七嶋は危うさを感じます。

 

このプレッシャーから早く抜け出したいチームの雰囲気が状況を悪い方向へと運んでいき、ここから徐々にリードしていた点差が縮まっていきます。

 

肝心の監督からの指示は何もなく、チームのみんなも中村に声をかけれない状態です。

 

そして、最後の土壇場でこの大きなプレッシャーの前に中村は心が崩壊し、逆転を許してしまいます。

【第2話】百年の結果

最終9回の攻撃、3点差を追う場面、樫野高校OBや応援団には諦めの色が見えてきます。

 

チームではなんとか逆転を信じ皆声を掛け合うが、最初のバッターはあっさりアウトを取られてしまいます。

 

次のバッターもあっけなくアウトを取られ完全に相手に飲み込まれたムードの中、2アウトで順番が回ってきたのは4番でピッチャーの中村です。

 

9回2アウトのこの場面で、今まで独りで投げ抜いてきた中村へ、次に控える七嶋は中村に声をかけます。

 

「一本ガツンと」

 

中村は第一球、二球とストライクを取られ、あっという間に2ストライクに追い込まれます。

 

ここでタイムをとった中村に七嶋は再度声をかけます。

 

「目一杯・・・思いっきり振ってきてください」

 

この一言で目に力が戻った中村に七嶋は一発を予感します。

 

しかし、中村の渾身の一振りは虚(むな)しく空を切り、三振を喫してしまいます。

 

試合終了で中村と七嶋は目と目を合わせ軽く微笑みます。

 

スタンドの樫野高校野球部応援団からの労(ねぎら)いと感謝の声に、中村は泣き崩れてしまいます。

 

対照的に涙が出てこない七嶋であったが、球場を去る前3年生へお礼を伝えようと中村に声をかけます。

 

中村の顔を見た瞬間に七嶋は涙が溢れてきます。

 

「今まで・・・本当に・・・ありがとうございました」

 

こうして樫野高校野球部の100年目の夢が終わります。

【第3話】101年目のスタート

決勝の敗退から2日後、早くも新チームの体制となり、キャプテンに指名された七嶋は必死になって部を再興させていこうと奮起します。

 

しかし、当初のレギュラーメンバーはほとんどおらず、本気で甲子園を目指している部員は誰もいません。

 

監督も新チーム発足初日から休暇で不在、周囲からも先日の敗退からの落胆の声や厳しい意見が飛び交います。

 

この創立100年という節目に照準を合わせていた支援態勢は打ち切られることとなり、今後の野球部に対しての期待は失われることとなります。

 

以前のようにまた甲子園を目指せるように、野球部を自分の力でどうにかしていこうとする七嶋に、今作の重要人物トクさんが声をかけます。

 

トクさんは樫野高校を30年以上見守ってきている齢90近い近所に住む老人です。

 

トクさんは七嶋を早朝のグラウンドに呼び出しあるものを託します。

 

「七嶋君・・・その一千万円使ってください」

 

その託そうとしたものは、トクさんが自ら貯金していた1000万円だったのです。

【第4話】トクさんの1千万円

七嶋は目の前の大金に混乱します。

 

「なにかの冗談?」「このおじいちゃんボケてる?」

 

七嶋は大騒ぎになる前にお金を返そうとします。

 

しかしトクさんは七嶋に対し、

 

「今年甲子園に出場したら、応援団を送る費用として寄付しようと思ってました」と告げます。

 

トクさんからは、他の大人は信じられない、監督に至っては「あの人こそ・・・ダメです」とう始末に七嶋は頭を悩ませます。

 

今回念願の甲子園出場が叶わなく、使い道がなくなったこの1000万円というお金を、老い先を考えたトクさんは唯一信用できる七嶋に託したいという願いだったのです。

 

「野球部で信じられるのは唯一君だけなんだ」

 

トクさんは続けてこの1000万円の使い道が間違っていたと語り始めます。

 

「もっと早く、大会が始まる前に使うべきだった」

 

「そうすれば中村君を助けてあげれたかもしれない」

 

手助けができたのに何もできなかった後悔をトクさんは語り、七嶋は涙しながらその思いを受け取ります。

【第5話】嗚咽(おえつ)のあと

トクさんの思いを聞き、お金をとりあえず「預かる」ことになった七嶋はこの大金の管理に悩ませれます。

 

悩んだ末思いついたのは自分のレギュラーポジションであるショート(三遊間)にお金を埋めることを思いつきます。

 

ここならトクさんと七嶋以外この大金の在処を知るものはいません。

 

七嶋はこのお金を使わず来年の応援団の費用にする為に再び甲子園出場を誓います。

 

「来年の夏の甲子園まで・・・」

【第6話】金に誓う

来年の夏、県大会で優勝し甲子園出場を決めたら応援団の費用として使うと七嶋はトクさんに誓いました。

 

トクさんの思いを実現させるため県大会で優勝し、甲子園のアルプススタンドで応援してもらうと約束します。

 

この誓いをきっかけに七嶋は本気で甲子園を目指すようになります。

 

「自分の身を切って削ること!これが本気というもの!」

 

本気のトクさんに本気で応え、甲子園を目指します。

 

まず始めに取り掛かったのが翌日に控えていた練習試合です。

 

ここから新チームが始動し始めます。

【第7話】初試合

新チームとしての初試合、七嶋は現チームに大きな問題を感じることとなります。

 

新チーム初戦での監督の不在、プレーの精度、打撃力など問題は山積(さんせき)です。

 

初戦は七嶋の活躍もあり、なんとか勝つことができたが、周りの浮かれモードとは裏腹に七嶋は本気のやつが一人もいないことに気づきます。

 

「この最初にして最大の難問をキャプテンの俺が解決しなくては!」

【第8話】転機

その後の練習試合は勝ったり負けたり、あまりパッとしない内容が続きます。

 

その上この野球部でどうしようもない人物の指揮官曽我部(そがべ)監督(通称ガーソ)の怠慢や、やる気のない部員たちに危機感を覚えます。

 

七嶋は、こうなったら自分が野球部をどうにかするとがむしゃらに燃えはじめます。

 

そんな中、七嶋はやはり実際に甲子園に出向き自分達との実力の差を肌で感じてみたいと考えます。

 

ただ甲子園までの旅費を、女手一つで育ててくれた母親には相談できず甲子園行きを諦めかけてしまいます。

 

しかし、ふと頭にトクさんからの1000万円が頭をよぎります。

 

七嶋はすぐに行動に移します。

 

こうして、使わずに取っておくと誓った1000万円は意外にもあっさり使われることとなりました。

 

先日埋めたお金を掘り起こし、甲子園に行くための旅費として2万円を借りていきます。

 

まずは旅費の2万円、七嶋は樫野高校野球部が念願の甲子園に行くためにこの1000万円を運用していくことになります。

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