やんごとなき一族全巻無料で読む方法紹介！面白い？漫画バンクロウは違法｜アプリでタダ？作者・こやまゆかり

『やんごとなき一族』を全巻無料で読む方法が知りたい。

本記事はこんな疑問を解決します。

ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。

違法手段ではないので、安心してください。　

『やんごとなき一族』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？漫画バンクロウは違法

いきなり、結論です。

『やんごとなき一族』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。

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『マガポケ』では、『やんごとなき一族』をこのように全巻無料で公開してくれています。

安心安全に、そしてタダで『やんごとなき一族』を読みたい方は『マガポケ』を使う方法が最もお得です。

『マガポケ』は、講談社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

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また他にも『マガポケ』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！

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漫画アプリに関していうと、集英社が運営する『マンガMee』や双葉社が運営する『マンガがうがう』も特にオススメです。

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『やんごとなき一族』あらすじ紹介！

母親と商店街に構える小さなお店を切り盛りする篠原佐都（しのはら　さと）は、蘆屋の旧家、深山家の子息である恋人の深山健太（みやま　けんた）からある日プロポーズされます。

結婚を誓い合った二人ですが健太の父である深山圭一（みやま　けいいち）からは、家が貧しいという理由から猛反対されてしまいます。

お互いの気持ちを抑えきれなかった佐都と健太は、反対を押し切り夫婦となりますが…。

深山家の人々に次々と振り回されていく佐都と健太。二人は家柄の垣根を超えて幸せになれるのでしょうか？

佐都の奮闘記が始まります！

『やんごとなき一族』は面白い？見どころ紹介！

見どころ①　佐都と深山家の関係

佐都が健太の嫁、深山家の女当主としてふさわしいかどうか深山一族から様々な試練が与えられます。

健太の祖母である深山八寿子（みやま　やすこ）が療養から自宅に戻ってきた際に、4個しかない茶菓子を来訪者全員に振舞うように佐都に伝え、その後の対応を試す場面がありました。

上流社会での教養がない佐都は、何が正解なのか必死に考えお菓子を一度お仏壇にお供えします。

「この家で一番えらい場所はお仏壇だと教えられました。ですのでお菓子はご先祖様に召し上がっていただきます！」

佐都の言葉に八寿子は納得し、佐都を認める場面があります。

佐都の頑張る姿や人柄に次第に深山家の人々も心を許すようになるので、佐都と深山家の関係の変化に目が離せません。

見どころ②　秘密を抱える深山家の人々

一般家庭の出身である佐都をよそ者扱いする深山家の人々ですが、皆が人には言いづらい悩みを抱えて生きています。

佐都に唯一優しく接する義母の久美は、夫である圭一が週に一度愛人の元に出かけてしまう事に長年苦しんできました。

家族全員が圭一の浮気を知っていますが、圭一に逆らうことで久美に危害が加わるため、浮気を止める事ができずにいます。

夫の愛人問題で悩むのは久美だけではありません。

三男、深山大介（みやま　だいすけ）の嫁である深山リツコも大介の浮気癖の苦しみから少しでも解放されたいため、毎晩飲み歩き買い物で大金を消費し続ける日々を送っています。

容姿端麗で、気品ある深山家の女性達ですが、心の中は寂しさに溢れ苦しんでいたのでした。

現代の男女平等社会のなかで、上流社会に生れたという理由だけで気持ちを押し殺して生活している彼女たちの生きざまに是非、注目してください。

見どころ③　一難去ってまた一難

古き習慣を重んじるばかりに生じる理不尽な考えに佐都は、健太と共に真正面から戦っていきます。

家長である圭一、女主人の座を奪おうと意地悪をし続ける長男の嫁、美保子はそんな佐都が邪魔で仕方がありません。

二人は協力し、健太の思い人であった令嬢である立花泉（たちばな　いずみ）を健太の秘書に就任させます。

圭一は佐都と健太を故意的に離して泉と健太が恋仲になるように仕向けたのです。

憧れの泉と過ごす時間が増え、佐都に秘密を作ってしまう健太…。健太は、佐都の元にちゃんと戻ってくるのでしょうか？佐都は、健太を信じきれるのでしょうか？

二人に大きな試練がやってきます。

『やんごとなき一族』登場人物紹介！

深山佐都（みやま　さと）

本作の主人公で健太の妻。実家は下町の大衆食堂で母親と二人で切り盛りしていました。

人の気持ちを感じ取れる優しい性格で誰に対しても意見をハッキリ伝えるため、嫁いだ深山家では嫁として認めてもらえていません。

健太の願いである「暖かい家族」を深山家で作るために奮闘するパワフルレディです。

深山健太（みやま　けんた）

深山家の次男で佐都の夫。旧家としての威厳だけに執着する深山家での生活が嫌になり、学生時代から家を出て実家に頼らない生活をしていました。

家族を本当は大切に思っており、佐都と「暖かい家族」を深山家で作るために奮闘します。

普段はお調子者ですが、芯が強くリーダーシップがある優しい性格のため後々、女性関係でトラブルに巻き込まれてしまいます。

篠原良恵（しのはら　よしえ）

佐都の母親で町の商店街で大衆食堂を経営しています。

夫を病気で早くに亡くし子供たちと店を守るために必死に働いてきた苦労人です。

家の身分の差に悩み傷つく佐都を励まし、勇気づける強く優しい心をもっており、佐都と健太二人の幸せを強く願っています。

深山圭一（みやま　けいいち）

深山家の家長であり、健太の父親。深山家の中で絶対的な権力を持つため、反発してくる佐都を快く思っていません。

家の外に愛人を囲い、久美に暴力を振るうなど人間性は最低ですが深山不動産を発展させ続ける経営手腕をもっています。

深山久美（みやま　くみ）

圭一の妻であり健太の母親。深山家の中で唯一、家柄を気にせず佐都に優しく接する心優しき女性です。

おとなしい性格のため、圭一に逆らうことが出来ず自分の気持ちを押し殺して生活しています。

深山明人（みやま　あきと）

深山家の長男で美保子の夫。人前に立つ事が苦手で大人しい性格のため、常に圭一の意見に従っています。

深山不動産の次期社長候補ですが、健太が家に戻ったことにより跡取り候補から外されそうになっています。

深山美保子（みやま　みほこ）

明人の嫁。実家は老舗和菓子店。長男の嫁として深山家のために一生懸命尽くしてきたため、深山家から信頼されている女性です。

学生時代に密かに健太に恋心を抱いており、今も憧れの気持ちを持ち続けています。

健太と佐都が深山家で暮らすことになり、今まで築いてきた深山家での自分の価値が無くなってしまう事に腹をたて佐都に強い憎悪と嫉妬を抱いています。

深山大介（みやま　だいすけ）

深山家の三男。リツコとは、親同士が決めた政略結婚だったため愛情を持つことができず、リツコの束縛から逃げるように浮気を繰り返しています。

深山リツコ（みやま　りつこ）

大介の嫁で大手ホテルチェーン「ザラスホテルグループ」の令嬢です。

政略結婚の相手である大介を愛していますが妻として認めてもらえず、寂しさを埋めるために派手な生活をおくっています。

家柄を気にせず、佐都に対して気さくに話しかけてくる数少ない女性です。

深山八寿子（みやま　やすこ）

深山家の先代の女当主で健太の祖母。芦屋で八寿子を知らない人はいないと言われるほど有名な女性です。

もともと東京の旧華族出身であり嫁いで芦屋に来たため、深山家の価値観や文化が分からず苦労して今の地位を築いてきました。

厳格ではありますが、教養を身に着けようと奮闘している佐都を陰ながら見守り続けています。

立花泉（たちばな　いずみ）

健太が学生時代に憧れていた女性。フランスに婚約者と渡りましたが破局し日本に戻ってきたところ、健太の秘書として圭一にスカウトされます。

容姿端麗であり教養も兼ね備えているため、深山家からの信頼が厚い人物です。

健太と一緒に仕事をするうちに、以前は抱かなかった恋心を自覚してしまい彼との関係に悩んでいます。

『やんごとなき一族』実写ドラマ化情報！

とうとうクランクアップを迎えられたのですね。
おめでとうございます✨✨✨
なんて素敵なお二人の笑顔…❗✨✨✨

本日いよいよ最終回です。
怒涛の展開です❗
私も一視聴者としてどんな回になっているのかワクワク拝見いたします❗🥰✨✨✨#やんごとなき一族 https://t.co/4z6USYfhjD

— こやまゆかり (@yukarik0327) June 30, 2022

実写ドラマは2022年4月21日から6月30日までフジテレビ系列で放映されていました。

全11話で構成されており、原作とは内容が一部変更されています。

ドラマの最終回はオリジナル展開になっており、原作とは違った深山家の将来を見ることができます。

現在、地上波でのドラマの再放送はされていませんがFODで全話配信中ですので原作ファンの方は是非見てみてくださいね。

『やんごとなき一族』作者・こやまゆかりとは？

#やんごとなき一族⑪巻が発売になりました❗
男児を産まないといけないプレッシャー、守っていきたい素晴らしい日本文化と変えていかなきゃいけない古いしきたり、家のための政略結婚など、佐都と健太がいろんな問題にぶつかりながら立ち向かっていきます。
ドラマと共にぜひ楽しんで下さい❗🥰✨✨ pic.twitter.com/VSZOrVlrwA

— こやまゆかり (@yukarik0327) April 14, 2022

この漫画の原作者は、こやまゆかり先生です。

代表作として有名なのは2018年にドラマ化された「ホリデイラブ～夫婦間恋愛～」で、ドラマを知っている方は多いかもしれません。

こやま先生の作品は、社会人経験のある女性や主婦層をターゲットに描かれています。

女性の悩みをテーマにした話を描かれるのが上手な作家さんなので、少しでも気になった方はこやま先生の作品を読んでみて下さい。共感すること間違いなしです！

『やんごとなき一族』読者の評価や感想は？

やんごとなき一族も面白かったけど
六本木クラスもクッソ面白い☺️

— ぽこちゃん (@poco9000) August 5, 2022

やんごとなき一族面白い…!!

— DJ SHIKISAI (@DJ_SHIKISAI) July 24, 2022

やんごとなき一族(漫画、全巻セット)一気読み。
やはりこやまゆかりさんは面白い！
まだ連載中なんだね。

— さすらいの漫画好き (@tanaka_minamino) July 20, 2022

今更やんごとなき一族見てるけど面白いな。

— ジョン (@19980325w) July 20, 2022

『やんごとなき一族』序盤ネタバレ紹介！

第1話　止ん事無い事情

魔法使いによって綺麗なドレスとガラスの靴を授けられたシンデレラ。

最後は王子様と恋に落ち、お城で幸せに暮らすことになります。

ずっと貧しい生活をしていた彼女は、その後本当に王子様と幸せに暮らせたのでしょうか？

このお話は、現代でシンデレラとなったある女性の奮闘記です。

「健太！いつまで歌ってんのよ！」

カラオケの一室で女性の大きな声が響きます。

恋人の深山健太（みやま　けんた）がずっと曲を入れ続けるので篠原佐都（しのはら　さと）は聞き手に回るばかりで面白くありません。

自分も曲を入れなければと選曲履歴を確認すると佐都はある事に気づきます。

健太が歌う曲すべてがプロポーズをモチーフに作られた曲であり、彼なりの遠回しの告白になっていたのです。

カラオケからの帰り道、健太は歌い疲れていますが佐都は、告白の返事を健太にどう伝えようか考えています。

自宅で飲みなおす為に、途中寄ったコンビニで佐都は「まるもち」と「あたりめ」を見つけて健太の前に差し出します。

「つまみでそれ食べるのか？」

健太が不思議そうに尋ねると佐都は「告白の返事！」と言って顔を赤らめます。

「まるもち」と「あたりめ」で「もちろん、当たり前」とプロポーズの返事をしたのです。

二人は顔を見合わせ、幸せそうに微笑み合い結婚を誓いました。

数日後、佐都は、母親の篠原良恵（しのはら　よしえ）にプロポーズの話と健太の実家に結婚の報告をしにいく事を話します。

喜ぶ良恵ですが、少し考えた後に健太の実家の事を佐都に尋ねます。

健太は高級住宅街地である芦屋（あしや）の旧家、深山家の子息なのです。

身分の違いで佐都が苦しい思いをするのではないかと良恵は心配していたのでした。

佐都は良恵をまっすぐ見つめ健太への思いを告げます。

「私は健太を信じている。自信をもって挨拶に行ってくるよ！」

佐都の決意を聞き、良恵も腹を決め全力で佐都を応援する事を約束しました。

挨拶の日、佐都が待ち合わせ場所の芦屋駅前に到着するとスーツを着た健太が嬉しそうに待っています。

「ご両親に認めてもらえるかな…」不安げに尋ねる佐都を見て健太は、不安を和らげるためにある言葉をつぶやきます。

「もちろん、あたりまえじゃないか！」お互いに笑顔になり、タクシーで深山家へと向かいました。

駅から高級住宅地が広がる山の方へ向かうにつれ、周囲には電柱も自動販売機も無くなり高級車が並ぶ豪邸が増えていきます。

佐都が周囲を見渡し驚いているとタクシーが深山の表札が掲げられている豪邸の前で停まりました。

健太がチャイムを鳴らすと健太の母である深山久美（みやま　くみ）が「二人とも、はやく帰って！」と叫びながら二人の元にやってきます。

様子がおかしい久美を見て健太がなだめようと近寄ると突然、門が大きな音を立てて閉まり佐都だけが深山の敷地外に締め出されてしまいました。

結婚に反対されていることを改めて痛感させられた佐都は、怖さと悲しみのあまりその場から走り去ります。

急いで健太が追いかけ、「ごめん…本当にごめん！！」と佐都に謝罪しますが、傷心しきっている佐都には健太の言葉は届かず、深山の家での挨拶は中止になったのでした。

健太は大切な人を傷つけられた怒りを父である深山圭一（みやま　けいいち）にぶつけますが家柄だけに執着する深山家では、なんの効果もありません。

この家の異常さに嫌気がさした健太は家族の前で「深山家と縁を切る」と言って家を去りますが圭一は、健太が縁を切る事を絶対に認めないのでした。

後日、佐都のもとに圭一と久美が突然会いにやってきます。

「深山家の跡取りになる健太と別れてほしい。君には釣り合わない。」

人を見下し続ける圭一に怒りを抑えきれない佐都でしたが、久美が悔し泣きする姿を見て別れを決意します。

別れを切り出された健太は、納得がいかず佐都を一生懸命説得しますが「この結婚は誰も幸せにならない。」と佐都に言われ言葉を失ってしまいます。

「家柄だけに執着するあの家で家族の愛情を感じた事はなかった。佐都と一緒に過ごす時間だけが自分にとって幸せだった。」健太の言葉に佐都は涙を止める事ができません。

お互いに離れる事は出来ないと感じた佐都と健太。周りを傷つける事になっても別れないと誓い結婚届を役所に提出したのでした。

二人の入籍を知った深山家では圭一が怒りに震えていました。健太の姉、市原聖花（いちはら　せいか）だけが佐都に興味を持ち、圭一に佐都を深山家に招くことを提案します。

「あの二人を連れてこい」圭一が冷たい声で久美に命令するのでした。

第2話　深山家の花見

入籍した事を周囲に報告し、夫婦となった実感をかみしめる健太と佐都。幸せの余韻に浸っていると健太のスマホが鳴ります。

電話の相手は長男の嫁、深山美保子（みやま　みほこ）からでした。今週末に開かれる深山家主催の花見会へ佐都と健太を招待したいと連絡が来たのです。

嫁として認めえてもらうチャンスだと前向きに取らえる佐都とは逆に、健太の表情は暗いままでした。

圭一は絶対に何かを企んでいると考えた健太は、佐都を守る為に自分だけ出席しに向かいます。

深山家に健太がやってくると、圭一は佐都の事を深山家の一員として認めると話し始めました。しかし実際は佐都を深山家から追い出す計画を立て始めていたのです。

「深山家の発展の為には、健太が跡継ぎとして必要だ」圭一の発言を美保子は偶然聞いてしまい、苦労して手に入れた自分の生活が脅かされている事を知ります。

健太が出かけた後、佐都はパーティが気になって仕方がありません。

そんな時に良恵から結婚祝いに桜が描かれた着物をプレゼントされます。その着物が良恵の結納の時にもらった高価なものであることを知った佐都は、桜の着物を着て深山家の花見会に向かう決心をします。

認めてもらいたい一心で会場に向かった佐都は、花見会の規模の大きさに驚き、足が震えますが勇気を出し偶然会場で見かけた久美に声をかけます。

会場に突然現れた佐都を見て久美は驚き、佐都に上流社会での教養が無い事に気づきます。

着物には、着るタイミングがありその季節よりも少し早い時期の柄を取り入れるのが常識ですが、佐都は今の時期の着物で参加してしまったのです。

佐都の装いを確認した美保子は深山家の女主人に相応しい人物ではないと判断し、とっさに久美の声掛けを邪魔し健太と圭一がいる場所に佐都を連れて行ってしまいます。

健太は佐都が来てくれた事を喜び、周囲に妻として紹介しますが圭一は、着物の柄を見るなり常識が無いと叱咤します。

洋服を着替えてくるように言われ、深山家の母屋の隣にある明人と美保子の家に佐都は向かいます。

健太に恥をかかせてしまった事に傷つく佐都ですが、美保子から深山家の歴史を聞き無知がどれだけ怖い事なのか教養の大事さを痛感するのでした。

第3話　圭一のスピーチ

美保子から洋服を貸してもらい着物から洋装へと着替えた佐都は、会場に戻ります。

会場には3男夫婦の深山大介（みやま　だいすけ）、深山リツコ（みやま　りつこ）が参加し賑わいをみせていました。

美保子から紹介され、大介・リツコ夫婦に挨拶を交わす佐都ですが会話がついていけず、会の中で孤立を感じてしまいます。

一流家庭の生まれである健太、一般家庭の生まれである佐都…二人の間には見えない壁が確かにあるのです。

自信をうしないかけた佐都に圭一が隣に来るように伝えると、マイクを持ち大きな声でスピーチを始めます。

「佐都は、一般家庭の出身のためこれから上流社会での教養を学んでもらう必要があります。今後、深山家の敷地内で同居して育てていきます。」

深山の敷地内で同居する＝跡継ぎとして教育すると会場内で発表したのです。

突然の発表に圭一以外の皆が驚きを隠せません。

圭一は明人に今の家から出で新居に引っ越すように命令します。美保子は納得できず圭一を説得しますが、明人は圭一の意見に逆らえず家から出ていく事を承諾してしまいます。

美保子は、今までの頑張りがすべて無駄になった事の怒りから深山家に対する本音を会場内でぶちまけてしまいます。

深山家の醜態で会は荒れてしまいますが圭一が最後に場を占めて、花見会は終了になりました。

花見会が終わり、疲れはてた健太は佐都につぶやきます。

「いつも家柄の事しか気にせず、うわべだけを気にしてきた家族をずっと見てきた。人を見下す家族が情けないし、佐都の家族がうらやましい…」健太の眼には涙が溜まっています。

深山の家を嫌う健太ですが、本当は誰よりも家族と仲良く付き合っていきたいと願っていたのです。

落ち込む健太を見て、佐都はある決心をします。

「一緒に頑張って深山の家に住んでみよう。バラバラの深山一族を変えていこう！」

思いがけない佐都の発言に驚く健太ですが、佐都の思いを感じとり深山の家に住むことを決めたのでした。

第4話　佐都の嫁入り

引っ越し当日。健太と佐都が深山家に着くとすでに久美とお手伝いさん達が二人の到着を待っていました。

明人夫婦が住んでいた家の中に入り、豪華な内装・家具・高級車を見て深山家の財力に佐都は驚きを隠せません。

暫くすると二人の前に圭一が現れ、健太は深山不動産に就職、佐都は家の勉強をするよう指示をだし健太の祖母である深山八寿子（みやま　やすこ）が療養を終えて、明日家に戻ってくる事を伝えます。

翌日、指定された時間に佐都が行くとそこには久美ではなく美保子が待っていました。

佐都の教育係として立候補していたのです。佐都は、美保子から様々な家のしきたりを習い深山家の女主人の大変さを知ります。

八寿子を迎え入れる準備をしていると黒い車が深山家の前でとまり、車内から八寿子とその娘たちが降りてきました。

八寿子に挨拶をしようと佐都は近づこうとしますが、緊張のあまり震えて声がでません。

どうにか八寿子の娘たちには、挨拶が出来ましたが完全に無視をされてしまいます。

美保子が事前に送っていたメールで、佐都の印象は最悪な状態になっていたのです。

久美のフォローもありどうにかお茶出しまで終わりましたが、教養不足を指摘され佐都のイメージは、なかなか良くなりません。

そんな中、八寿子は佐都に買ってきたお菓子を配るように箱を手渡します。

中身を確認すると綺麗に装飾された和菓子がありますが、数が4つしか入っていません。

集まったお客全員に配るには数が足りないことに佐都は困惑します。

八寿子は佐都が女主人としての資格があるのか試そうとしていたのです。

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