ちるらん全巻無料で読む方法紹介!新撰組鎮魂歌は面白い?漫画バンクrawは違法|アプリでタダ?原作者・梅村真也

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悩んでいる人
『ちるらん新撰組鎮魂歌』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してくださいね。 

『ちるらん新撰組鎮魂歌』は漫画アプリ『マンガBANG!』にて全巻無料で読める?漫画バンクrawは違法

『ちるらん新撰組鎮魂歌』はこちらの株式会社Amaziaが運営する漫画アプリマンガBANG!にて無料読むことができます。

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『マンガBANG!』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

このようにマンガBANG!では『ちるらん新撰組鎮魂歌』を無料で公開してくれています。

 

2022年11月30日までの期間限定配信ですが、配信期限が延長させることもあるので、ダウンロードして確かめてみてください。

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上記で紹介した『マンガBANG』以外にも集英社が運営する漫画アプリヤンジャンマンガMeeも特にオススメです。

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

『ヤンジャン』で無料で読める主な作品一覧
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  • 高校デビュー
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  • 素敵な彼氏
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  • 椿町ロンリープラネット
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  • シュガーズ
  • 僕に花のメランコリー
  • 乙女椿は笑わない
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  • メイちゃんの執事
  • 初×婚(ういこん)
  • これは経費で落ちません
  • ハル×キヨ
  • 悪魔とラブソング
  • 雛鳥のワルツ
  • きょうは会社休みます
  • ストロボエッジ
  • デカワンコ
  • G線上のあなたと私
  • ママレード・ボーイ
  • 菜の花の彼-ナノカノカレ-
  • 花より男子
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は使ってみてはいかがでしょうか?

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『ちるらん新撰組鎮魂歌』ってどんなストーリー?あらすじ紹介!

女性記者である市川真琴(いちかわまこと)さんが元新選組の永倉新八(ながくらしんぱち)に取材をし、話を聞くところから物語が始まります。

 

その取材の内容というのは“新選組のすべて”という内容でした。

 

最初は口を割ろうとしなかった永倉新八でしたが、市川真琴の覚悟を見ると少しずつ言葉を紡ぎ始めました。

 

新選組には様々な諸説がありますがこの物語では新選組副長の土方歳三を中心に話が展開されます。

 

彼らはどのように華を咲かせ、生き、そして散っていくのか漢たちの壮大なエピソードを描いた幕末任侠エピソードです。

 

『ちるらん新撰組鎮魂歌』は面白い?魅力とは?見どころ紹介!

先に結論、『ちるらん新撰組鎮魂歌』は全巻読む価値アリに面白いです!

 

『ちるらん新撰組鎮魂歌』の見どころを4つご紹介いたします!

見どころ① 史実に沿った展開

新選組についてはファンも多いので抵抗がある方もおられるかもしれません。

 

ですが本物語は史実に沿った形でストーリーが展開されていきます。

 

そのため新選組について抵抗がある方でもすんなりと読めるかと思います。

 

そして、なんといっても歴史が学べます。

 

本作品を読むだけで幕末の動向やその時出てきた人物を知ることが出来るので学生さんにもおすすめです。

見どころ② 土方歳三の生き様が漢らしい

破天荒な土方歳三ですがそこがやはり魅力的な一面です。

 

強さを追い求め、強くなり、そして仲間のために命を懸けられる漢です。

 

彼を中心に様々なストーリーが展開されます。

 

沢山の壁にぶち当たることも仲間の命が散ってしまい辛い別れとなり涙することも、そしてそれを乗り越え、大きな漢になっていく土方歳三はやはり主役と言わざるを得ません。

見どころ③ 新選組メンバーの固い結束

幕末ということもあり、楽しいや嬉しい場面だけではなく、一つの戦いの中で散ってしまう命や裏切り、悲しみはたくさんあります。

 

その中でも試衛館で共に切磋琢磨した新選組メンバーそれぞれが仲間に対する想いやその想いに答えようとする行動に胸を撃たれます。

 

皆が皆のために動くことができる新選組のメンバーは現代の我々も参考にする必要がありますね。

見どころ④ とにかくイケメンで個性派揃い

橋本エイジ先生が描く新選組メンバー全員がとにかくイケメンです。

 

男くさくない作画でもあり、話の流れもスピード感があります。

 

そして個々にキャラが際立っています。

 

作画を見ているだけでも眼福ですし、その中から自身のお気にいりの推しキャラを見つけて読み進めるのもおすすめですし、泥臭い漫画が苦手な方も是非一度読んでみていただきたい作品となっております。

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『ちるらん新撰組鎮魂歌』登場人物紹介!

『ちるらん新撰組鎮魂歌』の主な登場人物を紹介します!

 

ネタバレも多少含みますので、ご注意ください!

土方歳三

この作品の主人公となる存在です。

 

農家の四男の立場であった歳三は家業の薬屋を行商(ぎょうしょう)する傍らで道場やぶりという名の武者修行を行っていました。

 

そんな彼は破天荒な性格でありながら、常に最強の漢を目指し己を高めていきます。

 

壬生浪士組副長から新選組副長、局長代理と役職が変わってもまっすぐな性格は変わらず、仲間思いな一面があります。

 

普段の稽古はさぼりがちで新選組メンバーの中でも強くないように思われますが格上の相手と本気でし合いをする際には自身の能力を大きく飛躍させます。

 

喧嘩早くてひやひやする場面も多々ありますが、し合いの中でたまに物事の革新をつく発言が見受けられます。

 

その姿はやはり人を引き付ける求心力が飛びぬけており、そこも魅力の一つです。

市川真琴

新選組の全てを知りに東京から永倉新八のところまで来訪した女性記者です。

 

作中からは土方歳三の血縁者ではないかと思われますがその素性は詳しくはまだ明かされていません。

近藤勇

試衛館の道場主であり、後の新選組局長です。

 

試衛館のメンバーである土方たちからは「近藤さん」や「おやじ」と呼ばれていますが本当の年齢はおやじと呼ばれるほどの高齢ではありません。

 

し合いでは丸太の木刀を振り回しますがその大きな木刀に似合わず素早い振りの速度と威力が特徴です。

 

人情に厚く、仲間のためであれば土下座や局長の座を譲ることも苦にならない程優しい人柄です。

 

ただ、料理の腕はからっきしダメで幾度となく手料理を振る舞うのですが原田左之助以外には大不評を受けています。

沖田総司

試衛館で最強・最恐の人物で新選組一番隊隊長です。

 

剣の天才で幼少期に様々な事情から鬼子とし剣の才能を開花させ、人々に恐れられていたところ、近藤に拾われました。

 

その後、試衛館で訓練するうちに鬼子も自身の中で飼い慣らすことが出来るようになりましたがあるし合いで再び鬼子の能力を発動させるようになります。

 

身体に負担がかかる鬼子の発動と元々労咳を患っていたこともあり、体調がすぐれない日も続きますがそれでもひたむきに試衛館メンバーのために尽力を尽くしたいという熱い気持ちがこちらまで伝わってくるメンバーです。

斉藤一

一匹狼で人と群れるのが苦手です。

 

し合いになると冷徹で狂気的に相手を牙突等で追い詰めます。

 

喧嘩早くて口下手な上に、言葉使いも悪く、世間から見た一般的な印象は良くはないのかもしれませんが一方で仲間のために行動で示す、そんな不器用な人物ではありますが新選組参番隊隊長で部下も多い存在です。

永倉新八

試衛館一の常識人で最大の努力家です。

 

沖田総司、斉藤一、土方歳三達程剣の才能はありませんが誰よりも努力をし、鍛錬を重ねる姿は試衛館の部下たちの大きなお手本でありあこがれられる存在でもあります。

 

新選組ではのちに二番隊の隊長にまで上り詰めます。

 

また、破天荒な試衛館メンバーたちを諫める立場でもありそういった意味では気苦労が絶えない人物でもあります。

 

後に市川真琴に新選組の全てを語るのもこの永倉新八です。

原田左之助

試衛館の中で唯一の大鎌及び槍の使い手で新選組十番隊隊長です。

 

大きな鎌を振り回すその姿は「死神」とも呼ばれ、恐れられておりましたが、本人は至ってシンプルに最強の自分を追い求めて鍛錬を積んでいました。

 

普段は無口で騒がしい土方歳三たちと交流が深いという訳ではありませんがそれでも仲間のために一人で多くの敵と戦い足止めをすることもあります。

 

味覚音痴でもあり、皆がまずいと評する近藤勇のご飯を唯一美味しく食べられる人物です。

山南敬助

肉体派がそろった試衛館の中で唯一といって良い理論派のメンバーです。

 

派手に戦う姿はなかなか見受けられませんが試衛館のために暗躍したり、裏で作戦を練ったりと試衛館の土台を支えています。

 

後に土方歳三とならんで新選組の副長に上り詰めます。

『ちるらん新撰組鎮魂歌』アニメ化した?

ちるらん新選組鎮魂歌としてのアニメ化はされておりませんが2016年にスピンオフコメディとして「ちるらん にぶんの壱」が2017年1月~3月期で全12話としてアニメ化されました。

 

こちらの見どころはスピンオフコメディとのことで全キャラクターがミニキャラとして登場します。

 

全12話が完全収録されたDVDも発売されておりますし、配信もされているみたいなので紙面だけじゃ物足りないという方は動く試衛館メンバーを覗いてみてください。

 

またSNS上ではアニメ化を希望する声もありますので今後、もしかすると本編のアニメ化が実現するかもしれません。

 

『ちるらん新撰組鎮魂歌』原作者・梅村真也とは?

ちるらん鎮魂歌は原作と作画にそれぞれ担当が分かれております。

 

原作は梅村真也さんといい、主に構成作家やシナリオライターをされている方です。

 

ちるらん鎮魂歌の他に終末のワルキューレも原作者として担当している人物です。

 

作画は橋本エイジさんで2002年にヤングマガジンアッパーズからヒットマンブルースでデビューしました。

 

代表作には学園兵器ミツマルや、天翔の龍馬等がある。

 

また、TOKYO23という作品でWOWWOWミッドナイトドラマ枠にてドラマ化された実績も持っている。

 

SNSも積極的に利用しており、Twitter及びYouTubeも頻繁に更新している。

 

Twitterでは一時、旅行先をツイートしており、その先で出会ったファンにイラストとサインも書いてあげたりもしていることが呟かれていました。

『ちるらん新撰組鎮魂歌』の読者の評価は?

 

『ちるらん新撰組鎮魂歌』序盤ネタバレ紹介!

原作:梅村真也 作画:橋本エイジ

第一話 散る華

物語は明治45年1912年から始まります。

 

一人の女性記者である市川真琴(いちかわまこと)さんがある人を取材するために北海道の小樽へ訪ねておりましたが何やら怪しげな男たちに囲まれてしまいました。

 

人と待ち合わせをしているのに怪しげな男たちに絡まれて、物語の初めから大ピンチです。

 

連れ去らわれそうになった瞬間待ち合わせの男であるおじいさんが登場!かっこいいですね。

 

とは言っても男たちも素直に引き下がりはしません。

 

おじいさんに襲い掛かりますがあっけなく返り討ちにされてしまいました。

 

そのおじいさんは実は杉村義衛さんこと新鮮組2番隊組長の長倉新八(ながくらしんぱち)でした。

 

場所を変えて取材が始まりました。真琴が長倉新八に伺いたかった内容とは“新選組のすべて”でした。

 

当時の新選組とは維新を3年おくらせた時代錯誤の馬鹿たちといった評価を世間からはされており、決して評判は良くありませんでした。

 

それについて長倉新八は認める一方で詳細な話を聞きたい場合は命がけだと市川真琴に斬りかかろうとします。

 

ただ、真琴はそれでもかまわない、どうしても鬼の副長と呼ばれた土方歳三(ひじかたとしぞう)の真実を知りたいと詰め寄るのです。

 

長倉新八はその目を見て、誰かを思い出し、懐かしい気持ちに駆られました。

 

そして土方歳三の真の物語を話し始めるのです。

 

ここから舞台は1859年(安政6年)江戸へ話が移ります。

 

ある道場にて目つぶしや足掛けの技も使い、卑怯と言われながらも道場やぶりをし、さらに怪我を負わせた男たちに薬を売ってお金を儲ける男がいました。

 

その男こそが土方歳三でした。

 

当時の彼は24歳であり、農家の四男の立場であった歳三は家業の薬屋を行商(ぎょうしょう)する傍らで道場やぶりという名の武者修行を行っていました。

 

師匠はおらず、我流で腕を磨く歳三はある一つのボロ道場という試衛館に出会いました。

 

それが後の新選組総長となる近藤勇(こんどういさお)の道場です。

 

ここの道場には後の新選組の主要メンバーである沖田総司(おきたそうじ)、長倉新八、斉藤一(さいとうはじめ)たちが勢ぞろいしています。

 

皆かっこいいです。

 

道場では長倉新八と斉藤一が勝負の途中でしたが歳三が割り込む形になり大将の近藤勇と手合わせすることに。

 

木刀での勝負ではありますが近藤勇の圧倒的な威圧感に歳三は身動きが取れません。

 

勇に喉をつかれた歳三は一方的にぼこぼこにされます。

 

あまりにも強い勇に対して歳三も足蹴りの技で対応しようとしますが簡単にいなされてしまいます。

 

また、逆にお腹に大きな蹴りをお見舞いされ、立っているのもやっとです。

 

勇は手合わせを終わらせようとしますが、それを歳三は続行を希望します。

 

これ以上続けると歳三は死んでしまいそうなのですが、とことんやりたがる歳三に勇はなぜかと尋ねました。

 

すると歳三の答えは誰にもできないことをやるのがかっこいいと回答しました。

 

何ともかっこいい漢ですよね。

 

ほれぼれします。

 

それを聞いた勇は共感し、本気で歳三ととことんやり合うことになりました。

 

勇の物凄い攻撃で歳三は死を覚悟した瞬間がありましたがそれを面白いと開眼し、勇の攻撃をよけて反撃した歳三がいました。

 

死に臨んで成長したのです。

 

そうはいっても根本的に実力は勇の方が上ですので最後に大きなお見舞いとしてお腹に1発入れられた歳三は世の中には強い奴がまだたくさんいるのだなと心の中で呟きました。

 

面白いな、と思いながら気絶します。

 

気絶しながら笑っている歳三を見て斉藤一たちは気持ちわるいなって言いながら介抱するのですが一方で沖田総司はまた厄介な人間が増えそうだな、と歳三がこの道場に居つく予感を感じていました。

第二話 辻斬り上等

舞台は明治45年1912年へ戻ります。

 

真琴はこの話を聞き、長倉新八に話が理解できないと問い詰めます。

 

新選組たちはどうして無鉄砲な歳三と運命を共にしようとしたのか疑問に思ったようです。

 

新八の回答としては漢というものは理屈じゃなく、己が血で動くのだと答えます。

 

その言葉を残し、再び話は江戸へ移ります。

 

歳三が試衛館に入門した1859年から1年が過ぎていました。

 

いわゆる桜田門外の変が勃発し、幕府VS尊王攘夷派との全面戦争へと突入していく時代です。

 

けれども新選組の結成まではここからあと3年半もあり今の歳三は素振りの毎日でした。

 

毎日毎日素振りばかりで練習に飽きていた歳三は沖田総司に遊びと称した試合を申し込みます。

 

どうせ歳三が負けるだろうと予想しながらそれを見守る長倉新八でしたがあっという間に歳三はやはり総司にぼこぼこに殴られてしまいました。

 

学ばない歳三ですよね。

 

そういうところが猪突猛進な漢としては魅力的ではあります。

 

殴られた歳三の顔を見て爆笑する斉藤一ですが笑われたことに腹を立てて、歳三は次に一にくってかかります。

 

食事中なのに食事がひっくり返されてあたりはもうめちゃくちゃです。

 

阿比留鋭三郎(あびるえいざぶろう)は食事をぐちゃくちゃにして、勇が見たら鉄拳制裁だよ、と止めに入るも2人はご飯なんてまずいからどうでもいいという態度です。

 

ちなみに勇の作るご飯はまずくて新選組メンバーには不評でして、唯一おいしく食べていたのは原田左之助(はらださのすけ)だけでした。

 

この現状を見つけた勇は2人を叱責するのではなく、急に泣き出しました。

 

その場にいた全員が何が起こったのか分からなかったものの、理由を尋ねてみると江戸の三大道場の凄腕たちが辻切に襲われ、勇は自分が襲われないのはなんでなのか、と泣いていたのです。

 

辻斬りは闇討ちするのかと思いきや、正面から木刀で相手をやっつける相当な手練れでした。

 

それを聞いた歳三はそんなにその辻斬りが強いならそいつを倒して試衛館の名を上げてやろうと意気込むのです。

 

辻斬りに出会いそうな実力者を歳三達は尾行します。

 

運よく尾行していた一人が噂の辻斬りと対峙しました。

 

対峙する実力者を差し置き歳三は自分が手合わせしたいとでしゃばります。

 

辻斬りの正体は幕末を震撼させた岡田以蔵(おかだいぞう)でした。

第三話 最強

歳三たちに以蔵はあっさりと自分の名をばらしてしまいます。

 

その隙を狙って実力者は以蔵を討ちにかかります。

 

それに対して実力者が抜刀した後からでも動作の大きい上段から叩きつぶす以蔵の攻撃を見た歳三たちは驚きを隠せませんでした。

 

実力者が脱落した今、以蔵と対峙するのは歳三と一緒にいる新八だけです。

 

ここで逃げだす歳三ではありません。

 

当たり前のように自身が江戸最強の漢だと大ぼらを吹いて以蔵とやり合おうとします。

 

新八から見るとそんなすぐにばれる嘘をつくなよ、と思ったのですが以蔵も騙されやすいのか歳三の言葉を素直に受け止め、2人のやり合いが始まります。

 

以蔵の剣圧は物凄く、歳三は押されっぱなしではあるものの、それでも打突(だとつ)の勢いを殺すために喉に突きが入る瞬間に後ろに飛んで回避します。

 

勇に喉を突かれた時の教訓がここで生きていますよね。

 

それからはお互い互角にやりあう歳三と以蔵を見て、新八は総司から1本も取れない歳三がなぜ以蔵と対等に戦えるのか不思議に感じていました。

 

ただそれは歳三が極限でこそ真価を発揮する漢だったからです。

 

最後は2人揃って川に落ち、相討ちとなったのですがここで歳三と以蔵の間には友情が生まれました。

 

お互いに最強の漢を目指してます。

 

またいつか強くなってやり合う日を約束し、別れました。

第四話 家族・前編

ところ変わり試衛館での稽古中、勇がばたばたと出かけていきました。

 

勇は一流の剣術と認められるために講武所(こうぶしょ)へ赴いていたのです。

 

ただ、その一流の剣術と認められるためには一つ問題が発生しました。

 

試衛館は不逞の輩(ふていのやから)を飼っている、と噂されているとのことです。

 

試衛館の皆は歳三ではないかと冷たい目線を浴びせるが本人はそれを全否定しました。

 

皆でわちゃわちゃと話をしているところに講武所の小太刀日本一と言われる佐々木只三郎(ささきたださぶろう)が試衛館にやってきました。

 

風貌はカマ三郎と歳三に言われる只三郎ですが、この只三郎が試衛館に来た用事とは斉藤一が御旗本(おはたもと)家の息子、龍之助(たつのすけ)を切り殺した重罪人としての確認と、龍之助の父から一を斬ってくれと依頼されたとのことでした。

 

試衛館の皆は一がそんなことする訳がないと発言しますが、一本人は自身が龍之助を斬ったと主張します。

 

それを聞いた試衛館のメンバーの一人である山南敬助(やまなみけいすけ)に試衛館の皆の夢を踏みにじる行動だと言われ、殴られてしまいます。

 

ただ、一は試衛館の皆との仲良しごっこに飽き飽きしており、殺したい時に殺すことが心情だと言い、只三郎達と去っていきました。

 

一が去ったあと、試衛館の皆が落胆している中、歳三は只三郎をぶっ飛ばしに行くと言い出しました。

 

山南は歳三の行動について一を止めに行けば勇の講武所教授就任はなくなるため辞めて欲しいと説得します。

 

けれども歳三は一に対して同じくそまずい飯を食った仲間で家族であり見殺しにすることはできないと言葉を発し、歳三は只三郎のところへ向かいました。

 

向かう道中、歳三は一人の男に出会います。

 

それは一を殴った山南でした。

 

山南は一を助けに行く訳ではなく歳三の無茶を止めにいくだけです。

 

と少しの皮肉を残し、2人で只三郎のところへ向かいました。

第五話 家族・中編

只三郎に連れ去られた一は只三郎の取り巻き達にリンチに合っていました。

 

ここから一の回想が始まります。

 

実は一と龍之助は仲のいい友達でした。

 

龍之助は労咳(ろうがい)に侵されており、床に伏していました。

 

自身は武士として生まれたのに何も為せずに死んでしまうのか、畳の上ではなく、武士としてひとりの漢として死にたいと言う龍之助に対して一は何も言えないでいました。

 

すると龍之助は一にあるお願いをします。

 

それは最期に一と真剣で立ち合ってみたいというお願いでした。

 

死を覚悟した龍之助の目を見た一は皮肉にも友の頼みを前から気に食わなかったからぶっ殺してやるという天邪鬼な返答で龍之助の願いを聞き入れます。

 

一の返事を聞いた龍之助は床の中で号泣しました。

 

そして、2人は真剣で立ち合い、龍之助は一に斬られて武士として最後を迎えました。

 

回想はここまでですが、その間も一は只三郎の取り巻きたちにぼこぼこにされていました。

 

抵抗しない一に対して只三郎はしびれを切らし、とどめを刺すようにとりまき達に指示をします。

 

その瞬間、歳三が乱入してきました。

 

一は歳三と山南の姿を確認した途端になぜここに来たのかと狼狽します。

 

ただ、歳三も山南も試衛館を辞めてきたと回答します。

 

友のためなら試衛館を辞められる漢の友情って素晴らしいですよね。

 

ただ歳三は一を助けに来た訳ではないと言います。

 

江戸最強と思っている自分(歳三)が只三郎にコケにされて黙っていられなかったと大きく発言しました。

 

それを聞いた只三郎は大勢の部下に歳三、一、山南を殺してしまえと命令します。

 

今まで抵抗していなかった一も吹っ切ったように山南に一本の刀を借り、只三郎達に立ち向かうことにしました。

 

只三郎と数十人の部下達VS歳三、一、山南の結末はいかに?!

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