陰の実力者になりたくてシャドウ（シド）の技や能力の強さは？正体バレる？裏切りや必殺技・名言紹介

Web小説原作で、漫画が月刊コンプエースで連載中の『陰の実力者になりたくて！』。

敵でも味方でもなく、他を圧倒する「陰の実力者」に憧れる異世界転生者シド・カゲノーが陰の実力者っぽい行動をしつつ、世界の闇と戦うという作品です。

2023年10月にはアニメ第２期の放送が決定しており、今とても注目されている作品です。

シド・カゲノーの転生した世界には魔力が存在し、彼は幼いうちから鍛錬を重ね、強大な力を手にします。

そんな彼が憧れているのは「陰の実力者」。

敵でも味方でもなく、表舞台には姿を現さず、全てを裏から操作して他を圧倒するという存在に、彼は憧れ続けていました。

異世界でも陰の実力者を目指すシドは、ある時助けたエルフの少女に悪の組織「ディアボロス教団」の話をでっちあげ、彼女を仲間に引き入れるとともに、身寄りがなかったエルフの少女にアルファと名付けます。

そして、自身はシャドウと名乗り、ともに「ディアボロス教団」と戦う組織として「シャドウガーデン」を結成します。

そうして、シドによる陰の実力者ごっこが始まります。

しかし、「ディアボロス教団」は実在しており、シャドウの陰の実力者っぽい適当な発言は、本当に世界の闇を暴いてしまうことになるのです。

本記事では、シャドウ／シドの強さや彼の組織、彼と登場人物たちの関係を紹介していきます。

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『陰の実力者になりたくて！』シャドウ（シド）の強さは？能力・必殺技について解説！

シャドウはどれくらい強い？作中での立場や他の登場人物と比較して解説！

シャドウは現在、世界最強と言っても過言ではない強さを持っていると思われます。

シャドウはシャドウガーデンの創設者であり、トップ、そして組織の最高幹部である七陰（しちかげ）の教育者でもあります。

七陰は第１席であるアルファがシャドウに負けているため、シャドウの実力は彼女たちよりも上であると考えられます。

また、作中で登場したディアボロス教団の統括者である12人、ナイツ・オブ・ラウンズのメンバーですら真っ向勝負ではシャドウに傷一つ負わせられなかった点からも、シャドウの圧倒的な実力が伺えます。

シャドウはどんな技を使う？どんな能力をもってるの？

シャドウの力は現代知識を用いた高い戦闘技術と圧倒的な魔力操作技術にあります。

「陰の実力者」となるべく積み上げた不断の努力と発想力で得た力は、あらゆる面で敵を圧倒しています。

無駄をとことん省いた剣術や徒手での戦闘、肉体改造によって魔力使用に適した体に変化させるなど、戦闘に関する様々な能力を持ちます。

魔力量に関しても内燃機関のように体内で魔力を圧縮、爆発を繰り返して蓄積することで非常に高い魔力を生成しています。

シャドウに必殺技はある？必殺技誕生の経緯も解説！

シャドウの必殺技といえば「アイ・アム・アトミック」という巨大レーザーのような一撃を生み出す技です。

前世でたどり着いた「核で蒸発しないためには、自分が核になればいい」という発想をもとに生み出された必殺技です。

剣に膨大な魔力を集約した状態で突くことで、レーザーのように一直線に帯びる光の奔流を生み出します。

足元に向けて打って周囲に衝撃波を発生させる「アイ・アム・オールレンジアトミック」、魔力を破壊ではなく回復に変化させ放つ「アイ・アム・リカバリーアトミック」など派生した技も様々あります。

1st season Review
￣￣￣￣￣￣￣￣￣#陰の実力者 になりたくて！
第14話「君の嘘、君の願い」

◤ オールレンジアトミック ◢

2nd season
全12話にて10月放送開始！

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シャドウ（シド）とシャドウガーデンの関係は？正体を隠しているの？誰かにバレる？

シャドウはシャドウガーデンの創設者！メンバーとはどうやって出会ったのか？

シャドウはシャドウガーデンの創設者で名目上のトップではありますが、本人は組織の状態をほとんど認識していません。

シャドウはディアボロス教団のことを自分がでっち上げた架空の組織であると思っていますし、シャドウガーデンのメンバーや七陰に関しても、自身に付き合って陰の実力者ごっこをしてくれていると思っています。

そのため、実質的な統括は七陰の第１席であるアルファが行っています。

七陰のメンバーは全員、アルファが各地から救ってきた元悪魔憑きの少女たちです。

シャドウによって悪魔憑きを治療され、彼によって様々な異世界の知識や戦闘技術を教わったシャドウガーデンの最精鋭です。

アルファは彼が最初に出会った悪魔憑きの少女であり、大量の魔力を持っていたため、魔力実験のためシャドウに保護されました。

その後、シャドウによる魔力実験の末、悪魔憑きが完治し、シャドウとともにシャドウガーデンを立ち上げることになります。

シド=シャドウ！この事実を知っているのは誰？

シャドウの本名はシド・カゲノーであり、カゲノー男爵家の第2子として生まれています。

彼は陰の実力者としてのふるまいと同じくらいシドとしての日常を重要視しており、シドとしてミドガル王国魔剣士学園に通っています。

シドには2つ年上の姉で実力派魔剣士のクレア、ミドガル王国王女アレクシア・ミドガル、学生にして天才アーティファクト研究者シェリー・バーネット、オリアナ王国王女ローズ・オリアナなど、様々な人物と知り合いですが、彼のシャドウとしての活動に気が付いているのはシャドウガーデンのメンバーだけです。

また、シャドウガーデンのメンバーでも、シドと面識があり、シドとシャドウが同一人物であると認識しているのは七陰と七陰直属の精鋭部隊だけのようです。

これから気づく人物はいるのか？シドの交流関係から予想！

日常生活におけるシドは冴えない、普通の学生として過ごしています。

剣の実力、魔力量や操作技術に関しても平均よりも低いくらいの成績をとっており、彼をシャドウだと疑う者は出てきていません。

敵であるディアボロス教団の構成員であっても、シャドウの隔絶した実力も相まって、彼を一学生であると気づくものはほとんどいません。

唯一、学園占領事件を起こしたルスランだけが、自身とシドが交わした会話をシャドウが憶えていたため、その正体に気づきましたが口外する間もなくシャドウに殺害されています。

彼の正体に気づく可能性が高いのはアレクシア、ローズのどちらかであると予想しています。

アレクシアは非常に疑り深く、王室の剣術指南役と同時にディアボロス教団構成員でもあったゼノンを唯一怪しんでいた人物でもあるため、きっかけ次第ではシャドウの正体に気づき始めるのではないかと予測しています。

ローズはシドに強い好意を抱いており、シドと接触するタイミングが多い人物です。

また、オリアナ王国での謀略に巻き込まれ、シャドウガーデンに所属することになったため、もっともシャドウとシド双方に近い人物であると言えます。

シャドウ（シド）と他の登場人物たちの関係は？裏切り者がいる？

シャドウとしての交流とシドとしての交流

シャドウとして交流するのはシャドウガーデンのメンバーがほとんどです。

七陰はシャドウを幼少期から知っていることもあり、定期的に連絡を取り合っているようです。

七陰の中でも最古参で気許した会話ができるアルファ、シャドウに心酔しているベータ、ミツゴシ商会を運営し、組織の資金を運用するガンマとは行動をともにする機会が多くなっています。

シドとしては一時期、契約的な恋人関係を結んでいたアレクシアと関わることが多いです。

アレクシアは学園での会話だけではなく、シャドウとしても幾度となく遭遇しており、シャドウとして彼女に協力していくことになる可能性もあります。

ローズからは明確に好意を向けられており、その想いが非常に強いため、今後も様々な方面で関わっていくことになると思います。

また、ローズはシャドウガーデンの所属でもあるため、シャドウとの関りも今後増えてくると思われます。

シャドウガーデンで裏切りが発生！？何が起こっているのか？

現在、シャドウガーデンでは七陰の第６席ゼータが魔人ディアボロス復活を目論んでいます。

その原因は、シャドウが永遠の命を肯定したことにあります。

シャドウは永遠の命があれば、陰の実力者としての色々なことができそうだという軽い気持ちで言ったことでしたが、ゼータはそれを真剣に受け止め、魔人ディアボロスを最初に復活させてシャドウに永遠の命を与えようとしています。

これは、ディアボロス教団を壊滅し、魔人ディアボロスの復活を阻止するという目的を持つアルファたち他の七陰に対する裏切り行為であるとも言えます。

しかし、ゼータの行動はシャドウへの忠誠心の表れでもあるため、この先、シャドウガーデンが分裂してしまうのか、全員でディアボロス復活を目指すのか、はたまたシャドウの何気ない発言が新たな謎を解決するのか、目が離せません。

シャドウ（シド）の仲間が増える？それとも敵になる？アルファ、アレクシア、ローズを解説！

アルファは最初のシャドウガーデンメンバー！

アルファはシャドウが最初に助けた悪魔憑きのエルフの少女であり、シャドウとともにシャドウガーデンを立ち上げた創設メンバーでもあります。

また、後の七陰となる悪魔憑きを各地から救い、シャドウガーデンの基礎を作りあげ、組織を急激に成長させた立役者でもあります。

シャドウガーデンのメンバーで唯一シャドウのことを呼び捨てにしており、強い信頼関係があることが伺えます。

シャドウがアレクシアと契約的な恋人関係になったときには不満気な様子を見せており、シャドウに対して尊敬や仲間意識だけではない感情を持っているのかもしれません。

高い頭脳と膨大な魔力、そして最高クラスの戦闘技術を持つオールラウンダーであり、弱い者には従わないデルタですら、彼女には逆らえないようです。

勇者オリヴィエと瓜二つ、エルフの剣聖ベアトリクスと似た顔立ちをしているようで、彼女の出自が今後の展開のカギを握るかもしれません。

KDcolleで企画進行中の『陰の実力者になりたくて！』アルファフィギュアのモチーフイラストを初公開！ | 電撃ホビーウェブ

ベータがおるなはアルファもおるやろで本当にいて何とも言えない顔になってる https://t.co/Mwlano3HwW

— あるふぁ♡ (@monokr) May 30, 2023

アレクシアはシドの恋人？その関係を解説！

アレクシアはミドガル王国の第２王女であり、ミドガル王国魔剣士学園の生徒です。

シドが友人たちとの賭けに負け、罰ゲームで告白することになった際、その告白を了承し恋人関係になりました。

しかし、その実態は、婚約者候補であったゼノン・グリフィを遠ざけるための当て馬が必要だっただけであり、シドはまんまと利用されてしまいます。

また、人当たりの良い王女とみられていたアレクシアは、実はかなりの性悪であり、シドが罰ゲームで告白してきたことをネタに強請り、彼に契約的な恋人関係を続けさせました。

シドとの交流の中で、自身のコンプレックスであった剣の才能と努力をシドに認められたこと、自身の性格を知っても関係を保ち続ける彼に惹かれていきます。

ある日、下校途中にディアボロス教団の構成員であったゼノンによって誘拐されますが、間一髪の場面でシャドウに助けられることになります。

その騒動の中で、シャドウの努力により成り立っている剣技を見て、自身の姉に対する劣等感を克服し、新しい道を歩み始めました。

誘拐事件後、シドに恋人関係の継続を提案しますがあっさりと断られ、シドのことを苛烈に攻撃しています。

性悪と自他ともに認めている彼女ですが、悪い人間ではなく、ディアボロス教団と命がけで戦ったり、自身が誘拐されたときにもシドの身を案じていたり、正義感も強く高潔な一面があります。

【#コンプエース 付録情報】
本日発売のコンプエース11月号の付録に
「陰の実力者になりたくて！」より
アレクシアのアクリルキーホルダーが登場！

来月号にはアルファが登場予定です✨#陰の実力者 pic.twitter.com/ywfqE0OVY7

— コンプティーク＆コンプエース (@comptiq) September 26, 2022

ローズはシドのことが好き？シャドウガーデンに加入？

ローズはオリアナ王国の王女であり、ミドガル王国魔剣士学園では生徒会長を務めています。

芸術の国であるオリアナ王国では剣は野蛮なものとされていますが、それらを気にせず、自身の憧れる剣をふるうために魔剣士となっています。

高い実力を持ち、性格も裏表のない好人物であり、剣術大会であるブシン祭での歓声から学園で高い人気を持っていることがわかります。

元ラウンズであるルスランによって引き起こされた学園占領事件において、シドに身を挺してかばわれた際に彼から好かれていると誤解、その後、彼に強い好意を抱き始めます。

しかし、オリアナ王国を舞台とした謀略に巻き込まれ、王女としての立場を失い、罪人として指名手配されることになってしまいます。

さらに悪魔憑きが発症し、絶体絶命という状況に陥ってしまいます。

しかし、地下を逃走中にシャドウと遭遇、彼によって悪魔憑きを治療され、薬で傀儡（かいらい）となっている父であるオリアナ王国国王の殺害を決意します。

国王殺害後、逃亡の過程でアルファに勧誘され、ナンバーズの６６６番としてシャドウガーデンに所属することとなり、無法都市での任務や大商会連合との戦いなど、様々な戦いに巻き込まれていきます。

挫けそうなときにはシドのことを想って耐え忍ぶ場面も多く、作中でもっともシドに対する愛情が強い人物であると言えます。

陰の実力者になりたくて!
のローズ・オリアナ。
真面目な性格。
作中では自害しそうになる。
自殺は、やめてくれよ〜 pic.twitter.com/C7pMPgmY4t

— ｆｋ (@udJ5EYWGjVcvN7L) March 29, 2023

シャドウ（シド）の名言紹介！「陰の実力者」の言葉には敵も心打たれる！

対オルバ戦での名言！世界の深い闇も恐れない！

『ならば潜ろう、どこまでも』

シャドウが最初に相対したディアボロス教団の幹部がオルバという男です。

オルバは優秀な剣士でしたが、娘が悪魔憑きとなってしまい、ディアボロス教団に加入することになってしまったという過去があります。

そんなオルバは世界の闇の深さ、底知れなさを理解しています。

彼はディアボロス教団と敵対するシャドウに言います。

「どれほど強くても勝てはしないぞ。世界の闇は貴様が考えるよりはるかに深い…！」

これは娘を救えず、ディアボロス教団の一員となってしまった自分への言葉だったのかもしれません。

そんな彼にシャドウは短く返答します。

「ならば潜ろう　どこまでも」

この一言はシャドウが表舞台ではなく、ひたすら世界の裏側に居続けるということの宣言でもあります。

陰の実力者に憧れるシャドウだからこその名言です。

元最高幹部ルスランを圧倒！世界に宣戦布告

『もし貴様にできるものならば、世界中の罪をここへ持ってくるがいい。その全てを引き受けよう。それでも我らは我らの為すべきことを成すだけだ』

元ラウンズであり、ミドガル王国魔剣士学園副学長を務めるルスラン・バーネットの策略により、ディアボロス教団だけでなく、国からも国賊として敵対視されてしまったシャドウガーデン。

ルスランはシャドウに敗れますが、そのことをシャドウに伝え、シャドウガーデンはじきに終わると挑発します。

そんなルスランに対して言った言葉です。

正義の道でも悪の道でもなく、自身の道を行くというこの言葉は、陰の実力者に憧れ続け、いつまでも目指し続けるシャドウの心からの言葉であったと思います。

そして、この言葉にルスランは「世界を敵にして恐れぬというか、それは傲慢だぞ」と言い、激高します。

シャドウはルスランを迎え撃ち、「ならばその傲慢を　打ち砕いてみせよ」と答えます。

圧倒的な実力を持つシャドウの傲慢は、世界を敵に回しても打ち砕かれないように感じます。

剣の頂点フェンリルに送る言葉

『そこが頂だと思ったとき、人は歩みを止める』

ラウンズ第５席、数百年も前から生きており、その昔「ミドガルの悪鬼」と呼ばれた無差別殺人剣士がフェンリルです。

ディアボロスの雫によって不老の力を得ており、ミドガル王国内で活動するディアボロス教団のまとめ役でもあります。

彼は自身が最強の剣士であると自負しており、剣の頂を自称しています。

しかし、シャドウの実力には遠く及ばず、傷一つつけられないまま敗北してしまいます。

「そこが頂だと思ったとき、人は歩みを止める」

これは、フェンリルの最期にシャドウが言ったセリフです。

これを聞いたフェンリルは、有り余るほどに時間があったにも関わらず、歩みを止め、成長を止めてしまったこれまでの生涯を悔やみます。

陰の実力者を目指し常に努力を続け、歩みを止めないシャドウの力が、数百年の時を生きながら、成長を止めてしまったフェンリルの力を上回ったことが分かる名言です。