黒執事に登場する個性豊かな使用人の中で、特に不思議なキャラクターであるのがスネークです。
蛇のような外見と、蛇と会話できる唯一無二の能力を持っていますが、その過去は悲しいものでした。
この記事では彼の過去や驚くべき能力、そして衝撃的な展開を迎えるまで、スネークの全てを徹底解説します。
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スネークとは何者なのか？その正体を解説！
蛇と会話する特異な青年
スネークは白髪と金色の瞳を持つ、人間と蛇のハーフと言われている青年です。
見た目も蛇の特徴が現れており、身体のところどころが蛇の鱗のようなものに覆われているほか、瞳孔が縦長で舌先も裂けており、2本の歯が毒牙のように尖っています。
また、寒がりで暖かい場所を好むなど、蛇の性質も強く現れています。
そして最も特徴的なのは、蛇と会話ができるという能力です。
多数の蛇を飼育しており、常に蛇を首に巻き、会話するときも「〜って（蛇の名前）が言ってる」と蛇の代弁をする形で話します。
当初はノアの方舟サーカス団の蛇使いとして活躍し、その後シエル・ファントムハイヴに仕えるフットマンとなりました。
寂しがり屋の繊細な性格
スネークは基本的に無口で、表情をあまり表に出さないタイプです。
しかし、感情がないわけではなく、激情に駆られると声を荒げることもあります。
繊細で寂しがり屋な一面が強く、「サーカス編」でジョーカーたちがサーカス団から姿を消した際、「一人は寂しい」と言っています。
また、シエルに仕える決心をしたのも、いつかジョーカーたちと再会し、また一緒に過ごせる日々が来ることを期待してのことでした。
その風貌から周囲に避けられていましたが、人間嫌いというわけではなく、むしろ彼を受け入れてくれる人々との絆を大切にする、優しい性格の持ち主です。
蛇と話せる特殊能力とは？声優さんの演じ分けにも注目！
蛇との会話能力の秘密
スネークの最大の特徴は、蛇と会話ができるという特殊能力です。
サーカス団で蛇使いとしてパフォーマンスする際も、この能力が活かされていました。
また、蛇と会話したり操るだけでなく、蛇の温度感知などを通して場の状況を把握するなどの特殊技能も持っています。
ファントムハイヴ家でフットマンとして働くことになった際も、これらの能力を使って活躍しています。
蛇との会話能力の秘密については、まだ解明されていない謎が多く残されており、今後の物語で明かされる可能性があります。
個性豊かな蛇たちの魅力
スネークが飼っている蛇たちには、ワイルド、ゲーテ、ワーズワス、エミリー、オスカー、プロンテ、キーツ、ウェブスター、ダンと名前がついており、イギリスの文学者や詩人の名前から付けられています。
スネークは「〜って（蛇の名前）が言ってる」という風に、蛇たちの「言葉」を伝える形でコミュニケーションを取っていますが、蛇それぞれに異なる性格があるようで、ワイルドは男前、エミリーはお姉さん、キーツは紳士といったように、蛇の性格に合わせた「言葉」を使います。
スネーク可愛いよねCVてらしーだし🤗
エミリーボイスが音也に近くて← pic.twitter.com/DjIkzE7JPc— ❆あり❆ (@giyulap) December 14, 2023
特にアニメ黒執事では、スネーク役を務める声優・寺島拓篤さんによって、個性豊かな蛇たちが演じ分けられています。
スネーク本人の声はハスキーで落ち着いた声色ですが、蛇たちの「言葉」では、それぞれ声の高さや話し方のリズム、言葉遣いまで変化させることにより、本当に複数の蛇が会話しているかのように聞こえます。
ファンからも「演じ分けが凄い！」と非常に評価が高いです。
シエル達といつ仲間になった？母親と父親は？悲しい過去を解説
ジョーカーたちとの出会い
スネークは蛇のような特殊な外見から、幼少期は見世物小屋で見世物として虐待されていました。
それ以前の記憶は無く、見世物小屋の男からは「世界に一人しかいない半身半蛇の怪物」「母は人間、父は蛇」と彼のことを説明していましたが、本当かどうかは分かりません。
ただし、母親ついては女優の「サラ・ケンブル」という人物であることが後に分かります。
そんな彼の人生を変えたのが、ノアの方舟サーカスの団長代理ジョーカーとサーカス団員たちでした。
彼らはスネークを見世物小屋から救出し、彼の蛇と会話できる特殊能力を活かせるサーカス団の一員として迎え入れました。
そして、スネークは蛇使いとしてサーカス団の一軍メンバーとなり大活躍しました。
【アニメ #黒執事 #寄宿学校編 #あくまで雑談 10話15】
ファントムハイヴ領に戻ってきたシエルたち。迎える使用人。
クリケット大会の時は留守番をしていたフットマンのスネークがいます🐍
「サーカス編」で出会い、その後仲間になった元蛇使いです。仲間の蛇を代弁して様々な声で会話します🎪 pic.twitter.com/sMN96qD8Te— クマ🍴🎩🐺🧙♀️ (@takekumax) June 15, 2024
彼にとってサーカス団は初めて自分を「家族」として迎え入れてくれた場所であり、強い絆と忠誠心を抱くようになりました。
しかし、実はこのサーカス団には裏があり、他の一軍メンバーたちはケルヴィン男爵の命令で子供たちを誘拐していたのです。
スネークだけはこのことを知りませんでした。
シエル達との出会い
サーカス団が誘拐事件を起こしていたことをシエル達が突き止め、ジョーカーたちが失踪（実際はシエル達によって抹殺）した後、スネークは仲間たちの失踪の原因がシエルとセバスチャンにあると考え、蛇の嗅覚を頼りにファントムハイヴ家までたどり着き、復讐を試みました。
しかし、セバスチャンに捕まってしまい、シエルはジョーカーたちが行っていた誘拐事件のことをスネークに話します。
ここで、シエルはスネークに対して「ジョーカーたちは逃走中であり、自分も彼らの捜索を続けている」と嘘をつきました。
シエルは彼が誘拐事件に全く関与していなかったこと、さらに蛇と会話できる特殊能力が情報収集や偵察に使えるため、彼を殺すよりも利用する方が得策だと判断したのです。
SNAKE!!!!! SNAKE DON’T TAKE THE IBUPROFEN!!!!!! NOOOOO SNAKE DON’T TAKE IBUPROFEN WITH CIEL HE’S NOT REALLY LOOKING FOR YOUR CIRCUS FAMILY!!!!! SNAKE!!!!!! pic.twitter.com/PQZXu8wKJO
— ira ✧ // kuro s5!!!!!! (@fyodorai) September 18, 2023
目的は違えど、ジョーカーたちと再会するためにスネークはファントムハイヴ家のフットマンとなることを決意しました。
スネークの現在の立場と裏切りの可能性を考察
フットマンとしての成長
ファントムハイヴ家のフットマンとなったスネークは、シエルの下で働き始めます。
最初は見世物小屋で「怪物」として扱われた過去もあり、他の使用人たちに対して警戒心を抱いていましたが、徐々に打ち解けていきました。
特にフィニアンとは親しい関係を築きました。
二人は孤独な過去や特殊な能力を持つという共通点があるため、互いに理解し合える関係になったのです。
「青の復讐編」では、フィニアンとともにF.O.L児童養護院へ向かうなど、行動を共にする場面も描かれています。
また、「他人と違うことを恥じる必要はない」というシエルの言葉が、スネークの自己肯定感を高めました。
彼の特殊能力はファントムハイヴ家でも役立っており、蛇たちを使った見張りや情報収集などで重宝されています。
シエルの嘘と忠誠心
スネークがファントムハイヴ家に加わったのは、シエルの「ジョーカーたちがまだ生きている」と思わせる嘘がきっかけです。
そのため、スネークは彼らが既に死亡しているという真実を知りません。
スネークはこのシエルの嘘を信じてファントムハイヴ家に仕えることになりますが、「もしこの真実を知ったらスネークはどうするのか」というのは、物語における大きな緊張要素でした。
読者からは「復讐に走るのではないか」「裏切るのではないか」など様々な考察がされていました。
一方で、時間が経つにつれてファントムハイヴ家の人々との絆が深まり、特にフィニアンとは理解し合える関係を築いていきました。
サーカス団とファントムハイヴ家との間で、彼の心は常に葛藤の中にあったと言えるでしょう。
スネークはなぜ死亡した？衝撃の最後をネタバレ！
衝撃的な死亡シーンの詳細
第209話で、スネークが死亡するという衝撃的な展開がありました。
スネークとフィニアンは黒い噂があるF.O.L児童養護院に潜入調査し、そこの地下室で子供たちの血液や臓器を抜き取る非人道的な実験を行っていることを突き止めました。
しかし養護院で働いていたドールに見つかってしまいます。
ドールはスネークと同じく元ノアの方舟サーカス団の一軍メンバーでしたが、誘拐事件に関与していたため、シエル達に殺されたはずでした。
しかし、彼女は動く死体「ビザール・ドール」に改造され、復活していたのです。
ドールはフィニアン含むファントムハイヴ家の人たちがサーカス団のメンバーを殺したことを暴露し、スネークに「一緒に復讐しよう」と誘います。
Kuroshitsuji spoilers capitulo 205 ⚠️
Snake ya sabe toda la verdad 😭😭😭
Y qué pasa con Finni? Esto me va a doler mcuho… pic.twitter.com/4WZ3dKxkur— 𖥔 ݁ ‧₊˚ 𝑴𝒐𝒏𝒊 𝑴𝒊𝒄𝒉𝒂𝒆𝒍𝒊𝒔 🎐 ⋅.𖥔 (@monicadelgucci) October 18, 2023
一方フィニアンは「サーカス団は悪いことをしており、さらにシエルを殺そうとしたから」と正当性を主張します。
スネークは「サーカス団が本当に悪いことをしていたのか」についてドールに確認すると、彼女は黙ったままでした。
彼はサーカス団とファントムハイヴ家、双方に嘘をつかれていたことを知り絶望します。
そしてスネークはドールの攻撃から子供たちを守ろうとした際、彼女によって首の動脈を切られてしまいます。
彼はサーカス団やファントムハイヴ家での楽しかった日々の走馬灯を見ながら、出血多量で命を落としてしまいます。
ドールはかつての仲間を誤って殺してしまったことにショックを受け、スネークの遺体を抱きしめながら泣き崩れます。
フィニアンも仲間を失ったことにショックを受けますが、まずは真実をシエルに伝えるため、スネークの遺体を残し養護院を撤退しました。
魂の回収とその意味
スネークの死後、死神によって彼の魂が回収される様子も描かれています。
Black butler ch209 spoilers //
So snake is dead, a reaper collected his soul on December 9th. I’ve seen speculations that there might be an arc soon where Ciel celebrates his birthday.
Are we possibly getting both twins perspective on this 🫣?? That would be very intriguing pic.twitter.com/o94FXnLIPn— hoshee (@hoshieet) February 16, 2024
黒執事の世界において、これは確実に彼が死亡したことを意味しています。
しかし、魂が回収されたからといって、彼が復活する可能性が完全に無くなったわけではありません。
スネークはその後どうなった？再登場の可能性も？
「ビザール・ドール」として復活の可能性
スネークは死神に魂を回収され、確実に死亡しましたが、「ビザール・ドールとして復活するのでは？」と読者の間で考察されています。
ビザール・ドールとは、黒執事の世界において、死んだ人間を特殊な技術で蘇らせた存在のことです。
ビザール・ドールとして復活するには条件があり、まず死因が失血死で遺体の損傷が激しくないこと、そして適合する血液が大量にあることです。
スネークの遺体は燃やされずそのままF.O.L児童養護院にあり、復活するのに必要な血液も施設内に潤沢にあります。
さらに元サーカス団でビザール・ドールであるドールがそばにいることから、彼も同じように復活する可能性が非常に高いといえるのです。
未回収の伏線も…
スネークには多くの未解決の謎や伏線が残されています。
例えば、彼の蛇のような外見と性質、さらに蛇との会話能力を得るに至った原因や、見世物小屋時代よりも前の過去がまだ明らかになっていません。
また、実母で女優であるサラ・ケンブルとの関係についても謎のままです。
これらの未回収の謎や伏線があることから、スネークがもう物語に出ないというのは考えにくいといえます。
スネークの復活が実現すれば、物語に新しい展開をもたらすことは間違いありません。
シエル達やドールとの関係、そして彼自身の変化にも注目が集まることでしょう。