アオアシ6巻無料ネタバレ!漫画タダで読む方法解説!アシト覚醒!しかし福田監督から思いもよらぬ言葉が

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悩んでいる人
『アオアシ』6巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

今回ご紹介する『アオアシ』6巻を無料で読む方法は、登録不要もちろん合法です。

 

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『アオアシ』6巻は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読める

『アオアシ』6巻は、こちらの小学館が運営する漫画アプリサンデーうぇぶりにて無料で読むことができます。

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『アオアシ』6巻が『サンデーうぇぶり』にて無料で読めると言いましたが、この記事を執筆している現在では第1巻から最新巻まで無料で読むことができます

 

安心安全に、そしてタダで『アオアシ』を第1巻から最新巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。

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『アオアシ』6巻 ネタバレ紹介!

第51話 3

ピィィーーーーー!(ホイッスル音)

 

後半31分、朝利によるゴールでついにエスペリオンは初得点します。  

 

チグハグだった、アシト(主人公:青井葦人)・黒田・朝利の3人によるパスワークで成京高校のGF陣を完全に崩しました。

 

いつものアシトであればシュートを貪欲に決めに行っていたはずの場面で、なぜか無意識に朝利へパスを通したことへの違和感にアシトは気付きます。

 

しかし、「それでいい」と言わんばかりの望コーチの顔を見て、アシトはこう自覚します。

 

「そうか」

 

「俺は今、サッカーを‥学んでいる」

 

「サッカーは『3人』でボールを運んで行くスポーツなんだ‥」

 

「サッカーみたいに展開するの早いスポーツで、いちいち声にだして指示できる場面は少ない」

 

「そのために最重要なのがアイコンタクト」

 

「しかしただ目を見るだけでは仕方がない」

 

「そこに意志の疎通がなければならない」

 

「そういう意味で今のあの3人はすごく理想だ」

 

と、記者は言います。

 

完全に勢いに乗った3人。

 

朝利からのアシストを受け、黒田がさらに追加点を決めます。

第52話 答え合わせ

望コーチがこう言います。

 

「青井葦人の大きな弱点の1つが‥、サッカー観の極端な狭さだ」

 

「サッカーを『個』で捉える」

 

「自分がチームを引っ張るために」

 

「自分が活躍するために」

 

「自分が自分が自分が‥‥」

 

「サッカーが自分の域を出ない」

 

「考えない選手の典型だ」

 

「だが、サッカーの基本はトライアングル」

 

「少なくとも『3人』なんだ」

 

後半戦も残り数分を前に、リードしている相手校は大げさに倒れたりと試合を中断してでも時間を稼いできます。

 

中断している最中、黒田はアシトにこう話しかけます。

 

「11人対21人の時、君は僕らにこう言った」

 

「当たり前ことをやろうと」

 

「あの練習‥、練習任せに攻めてた僕らに、君の言葉はとても響いた」

 

それに続けて朝利がアシトに言います。

 

「だが、率先したはずの君が、トライアングルの概念すら理解していなかった」

 

「僕らの方を見ようともしなかった」

 

「全ては自分が得点するため。そうだろ?」

 

それを聞きうつむくアシト。

 

そう、その時のアシトにとっての当たり前とは、トライアングルではなく、FW主体の葦人一人での個人プレイサッカーだったことを理解します。

 

いつもの練習の段階でトライアングルの重要性については普段から声をかけあっていたにも関わらず、受け流していたことを自覚させられます。

 

「情けねぇ‥」

 

「なんでも1から教わる気でいた」

 

「なのに‥、たぶん俺は同期のお前らにまで何かを教えてもらおうって、そんな発想すらなかったんだな」

 

顔をあげ、アシトが続けます。

 

「ありがとう!朝利、黒田!!」

 

「俺に、サッカーを教えてくれて!」

 

トライアングルという陣形がいかに大事か、そして目に映るものすべてで成長していかなければならないということを深く理解したアシト。

 

これこそがサッカーの当たり前だということに気付きます。

 

試合が再開し、残りわずかでさらに追加点を狙っていきます。

 

しかしここでアシトが不思議な感覚に陥ります。

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第53話 EAGLE EYE ①

まるで人影が揺らいでいるような不思議な感覚の中、再びトライアングルで攻撃を仕掛けていきます。

 

朝利からのアシストをもらえるポジションにいたアシトでしたが、ここは惜しくもDFにブロックされ転倒してしまいます。

 

しかし、朝利からのパスは実はアシトではなく後ろから前へ攻めていたMFの大友の元へ。

 

そして3点目となるゴール。

 

3点差あった相手チームに同点と詰め寄ります。

 

アシトはこう言います。

 

「ああ、やっぱり動いてくれた‥」

 

「思い通りに動いてくれた」

 

望コーチは信じられないと言った様子で固まったままです。

 

この試合を観戦に来ていたお嬢(「東京シティ・エスペリオン」の親会社の社長令嬢、海堂杏里、通称:お嬢)は驚いた表情をした後、このように分析します。

 

「トライアングルを再構築した」

 

「青井選手は朝利選手からラストパスをもらうと見せかけてエリアを左から右に走りました」

 

「成京高校は左ラインの3人を最も警戒していたので、青井選手には二人がかりで潰しにきました」

 

「でもそれは計算!」

 

「彼を二人をずらして、大友選手のシュートコースを空ける為だったんです」

 

「しかも朝利さんに、大友さんの存在を意識させるために、自分の奥に、大友さんが見えるよう、視線誘導しながら走った」

 

「かすかに手でも指してました」

 

「おそらく今の青井選手は、選手の未来の動きと予想できています」

 

「その規模は‥‥」

 

アシトはついさっきトライアングルの重要性を理解したばかりなのに、ものの数分でそれを発展して見せたのです。

 

そして、審判が電光ボードを上げます。

 

アディショナルタイム、3分。

第54話 EAGLE EYE ②

試合観戦に来ていた遊馬は、

 

「入学式の‥あの喧嘩騒ぎんとき、黒板に妙なものを書いた」

 

と言います。

 

それは入学式にアシトが試合の振り返りで黒板に書いた全選手の位置。

 

一見適当に書かれているように見えたその図を見て、その時FWで参戦していた遊馬、同じくDFとして参戦していた冨樫(とがし)は自分の周りの位置はあっていると言います。

 

それを聞いたお嬢は

 

「フィールド上の選手の位置を‥、完全に記憶してるなんて‥」と驚嘆します。

 

その話を聞いたサッカー雑誌の記者はそんな馬鹿げたことを一切信じようとはしません。

 

しかし、同じフィールドに立ったことがある遊馬と冨樫は、通常では考えられない程のスピードで成長していく葦人を身近で見て、アシトに秘めらめる能力に薄々気付き始めます。

 

与えられた残り時間は残り3分というところで、自分に起きていることがまだはっきり理解できていないアシトが、スローインになったボールを取りに行きます。

 

そこで、たまたまそのスローインになったボールを拾った花がアシトに言います。

 

「キミ‥、ちょっと落ち着け」

 

しかし、昨日アシトに足蹴りしたことをその瞬間思い出し、言いにくそうに

 

「ごめん」

 

と言います。

 

それに対しアシトは笑顔でこう言い放ちます。

 

「ははははっ!点獲ってきてやるよ」

 

主審が時計を見ています。

 

そして、逆転が視野に入ったラストワンプレーが始まりました。

第55話 EAGLE EYE ③

~~

 

サッカーをテレビで観戦すると、みんな思うことがある。

 

「あっちがあいてるんじゃないか。なんで出さないんだ?」

 

「右に誰もマークついてないじゃないか。早くパスすればいいのに?」

 

「目がついてないのか?」

 

でもあれはね、テレビカメラが上から撮ってるから、わかることで。

 

選手は地面で戦っている。

 

地面から見える景色には限りがあるんだ。

 

どうか選手を怒らないで。

 

‥でも夢だよね?

 

まるでフィールドの上空を旋回する鳥のように、選手がどこにいるのか全部把握できるなんて。

 

そうすれば、もっとみんなを正確に導ける。

 

今日学んだトライアングルをもっともっと発展させて。

 

その上、自分がどこにいるべきかだって。

 

夢じゃないよ、世界には。

 

上空を旋回してるとしか思えない選手が、いるんだ。

 

稀にね。

 

~~

 

アシトは言います。

 

「フィニッシャーの位置に自分を持ってくればいいだけだ」

 

ラストワンプレーという場面で、朝利からパスをもらったアシトが最後にゴールを決め、ついに逆転に成功します。

 

終了のホイッスル。

 

後半31分から連続4得点を決め、エスペリオンが成京高校に打ち勝ちます。

 

依然、望コーチは、驚嘆の表情をしたまま固まったままです。

 

試合を隠れるように観戦していた栗林(くりばやし)は福田監督に言います。

 

「面白いですね、確かにアイツ」

 

「人の話をしない阿久津がチラッと言ってたんで気にはなってた」

 

「面白い」

 

「一番面白いのは、本人に能力の自覚がないと言うってところだ」

第56話 祝勝の夜

一段落し、試合に勝ったエスペリオンの選手達は、焼肉屋で祝勝会をします。

 

そこにはこの祝勝会を開いてくれた海堂電気の娘であるお嬢、そしてジュニア時代からエスペリオンの手伝いをしてくれていたということで花も顔を見せます。

 

話が弾み、そこで黒田が朝利に対して

 

「青井君たちに言う事があるんだよな?」

 

と、ムチャブリをします。

 

そして、頬を赤くしながら朝利は葦人に

 

「入学式での一件では済まなかった」

 

「言葉が過ぎた」

 

「気にしないでくれ」

 

と言います。

 

それに対してアシトも謝ろうとしますが、橘が割り込んできます。

 

「気にしないでくれ」

 

「俺はその場にはいなかったが、こうも思った」

 

「そうやって本音をぶつけ合って成長していける」

 

「これこそが仲間ってものじゃないかって」

 

「結果として絆を深められるチャンスができた事」

 

「それ自体が朝利‥、俺は嬉しいよ」

 

「朝利‥、レッツプレイフットボール」

 

「今日からまた一緒に頑張ろうぜ!」

 

橘のあまりに純粋な言葉、それを何もためらいもなくいう姿に、話をしていた3人は聞いていて恥ずかしくなります。

 

その成り行きで大友と朝利は恥ずかしそうに握手をして仲直りします。

 

そして食事が進み、お嬢がテレビをつけます。

 

するとちょうどJ1のエスペリオン戦がやっていて、先ほどまで葦人たちの試合を観戦していた、エスペリオンユースの至宝、栗林晴久がJ1の舞台に初めて登場します。

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第57話 最高傑作

テレビに映る栗林を見て、お嬢がアシトにある提案をします。

 

「一つイメージトレーニングしませんか?」

 

「(ポジションは中堅ですが)彼がプロ選手の中でどう立ち回るか‥あなたがあの場に立ってると思ってプレーしてみてください、頭の中で‥」

 

「そして、よろしければ言葉にしてください」

 

「栗林選手との比較、よろしければ私がして見せます」

 

提案を受け入れ、アシトが試合を見ながら次自分がする行動を口にしていきます。

 

しかし、栗林が選択するプレーは、一つ間違えれば即カウンターになるものばかり。

 

だが全てを当たり前のように成功させ、得点に繋がるアシストを魅せられ、驚きを隠せないアシト。

 

栗林のサッカー選手としての輝きに一瞬にして魅了されます。

 

お嬢は以前、栗林がインタビューでこう言っていた事をアシトに伝えます。

 

「僕はいかなる局面でも、どれを選んでも正答となる4つの選択肢を持ち、一つを選ぶ」

 

それに対しアシトは、

 

「選択肢なんて俺にはない」

 

「これぞと思うプレーはいつも一つだ」

 

と言います。

 

お嬢がさらに続けて、

 

「選択肢を増やすんです、青井選手」

 

「あなたは絶対‥やるべきです」

 

「そのために、今日の栗林選手のプレーですぐに取り入れられるものがあります」

 

「それをよく考えてください」

 

と言います。

 

場面はテレビでの栗林の活躍に戻り、試合が進んで行きます。

第58話 羨望の対象

エスペリオンユース最高傑作・栗林晴久は、後半からの出場にも関わらず、エスペリオンに流れを一気に手繰り寄せ、記録として決勝戦アシスト。

 

最後まで存在感を示し、エスペリオンを逆転勝利に導く活躍を見せます。

 

しかもJ1デビュー戦、しかも同じ高校生‥。

 

この事実に、オーディション合格組のアシト・大友・橘の3人は驚きを隠せません。

 

しかし、ジュニアの頃から栗林を知る昇格生達はあまり驚きを見せません。

 

というのも、それこそ栗林と同期でジュニア時代を過ごしていた先輩達は、初めて栗林に会ったことを振り返ります。

 

「自分はエスペリオンのアカデミー入る前までは地元周りではほぼ無双」

 

「相手がいなかった」

 

「だが、初日に栗林を見たとき、すぐこう思った」

 

「ああ‥」

 

「俺は二番目を目指さなければならない‥」

 

「このチームで最高の二番目を‥」

 

テレビではヒーローインタビューが行われています。

 

デビュー戦で大活躍を見せた栗林にもインタビューが回ってきます。

 

しかし、

 

「これからフィジカルトレーニングをしていけば弱点も消え‥」

 

と記者が質問をしている最中に、まるで記者の意図を見透かすような目で見つめ、こう言い放ちます。

 

「僕は、フィジカルという言葉はテクニックのない人間の言い訳だと思っています」

 

「今の自分に何が必要かは自分が一番よくわかってます」

 

これを聞いたアシトは、

 

「あれは決してフィジカルを馬鹿にして言っているのではない」

 

「自分が持つテクニックへの揺るぎない自信」

 

「そしてそれを言い切る覚悟」

 

「全てがすごい」

 

それを感じたアシトは一刻も早くAチームに上がって一緒にプレーしたいと考えます。

 

と、ちょうどその時、福田監督から連絡が来ます。

 

その内容は、Aチームの義経(よしつね)が肉離れをして前線の選手を何人か入れ替えるというもの。

 

そして、今週末の試合を福田監督が直接見て、入れ替えの可否を判断するというものでした。

 

突然の大チャンスが舞い降りてきたBチーム。

 

第59話に続きます。

第59話 東京都リーグ第2節 久留米第一高校戦

福田監督と望コーチは試合の帰り際、

 

「AチームとBチームで何人か入れ替える。Bの次の試合をお前が直接観て決める。」

 

「それは了解した。」

 

「ただ、青井のこと‥、くれぐれも言っておくが‥、まだ‥」

 

と、何か言いたげに話す望コーチの話の内容を察した福田監督が、話を遮って言います。

 

「早い方がいい」

 

「早い方がいいんだ」

 

「次でアシトが本当に決められるのなら‥想像を超える早さだよ」

 

「お前の指導がよかった」

 

「ありがとう望」

 

何が早ければいいのか、ここではわからず一旦話は終わります。

 

一週間が経ち、東京都リーグ第2節 久留米第一高校との試合が始まります。

 

Aチームに上がるため、Bチームのみんなはいつも以上に気合を入れて試合に臨みます。

 

「まぁ、見ててくれ。」

 

「栗林の試合観て俺は学んだんだ」

 

と豪語するアシト。

 

既に疲れた顔をしていると仲間に指摘されますが、アシトも気合は十分です。

 

そして試合が始まりました。

 

一週間の練習を通してさらにトライアングルの連携を強めたアシト・黒田・朝利の3人。

 

わかっていても相手チームはそれを止めることができません。

 

空いたスペースにアシトが走り込み、そこへボールがきます。

 

そこでアシトは栗林の試合を観て学んだことをやります。

 

それは、栗林が試合でやっていた逆サイドへのキラーパス!!

 

果たしてそのパスが通るのか!?

第60話 視線

アシトが放ったキラーパスはあさっての方向に飛んでしまいます。

 

再び同じような場面になり、アシトが黒田に向けてキラーパスをしますがそれもフィールド外へ飛んでしまいます。

 

結局、前半戦は1得点もできないままハーフタイムに入りました。

 

福田監督は選手達を集め言います。

 

「なんでプレー中にベンチを見るんだ?」

 

「特に、大きいプレーに自分が絡んだあと、チラチラやたらと目が合う」

 

「1軍行きがかかってるこの試合で、自分のプレーが正解だったか、変なミスをして怒られやしないか」

 

「試合中そんなことを考えているのか?」

 

「監督と試合をしているのか?」

 

「お前らの敵は前にいる」

 

「忘れるな」

 

「お前らに与えられたポジションはお前らだけのもんだ」

 

この言葉を投げかけられた選手達は、自分達が浮き足だっていたことを思い知らされます。

 

続けて望コーチがアシトにこう指導します。

 

「栗林に倣うならあいつの所作一つ一つをちゃんと見て考えろ」

 

「俗に言うキラーパスだろうとショートパスだろうとパスはパスだ」

 

「ゴールまでの過程に過ぎん」

 

この発言がヒントになりアシトは思います。

 

「過程だ‥」

 

「キラーパスなんて必殺技みたいに言うけどパスはパス」

 

「止めて蹴ると一緒」

 

「それが目的になったって仕方がない」

 

「そうか、そうか」

 

望コーチの発言で何かに気付いたアシト。

 

そうして後半戦が始まります。

第61話 転

後半が始まり、ボールはアシトの元へ。

 

望コーチからヒントを得たアシトは、ただのパスをするのではなく、ゴールシーンを逆算して大友にパスをします。

 

そして、その大友からパスをもらい、そのまま自分でゴールを決めます。

 

望コーチのハーフタイムでの発言を聞いた福田監督は思います。

 

「うまいことを言ったな望」

 

「このパスは、どのようなゴールをイメージして出すパスなのか、全てそこまで考える」

 

「そこまで計算して、初めてのキラーパス」

 

「そして、栗林の所作を考えろと言うお前のコーチング」

 

「それにしたって感心なのは、最後のゴールのイメージを、あくまで自分に持ってきたってことだ」

 

試合が終わり、3-0でエスペリオンが圧勝しました。

 

その後、アシトはミーティングルームに呼び出されます。

 

初めて海岸で出会った以来、2人きりで話をするアシトと福田監督。

 

アシトはこう言います。

 

「Aに上げてくれ」

 

「必ず成長する」

 

「約束する」

 

しかし、福田監督からは、アシトにとって予期せぬ返答が返ってきます。

 

「Aにはまだ上げられない」

 

「アシト」

 

「DFに転向しろ」

 

「正確には、サイドバック」

 

「あの双海の海で、お前を見た時から、少なくとも、俺の中では決まってた」

 

「お前は、サイドバックのスペシャリストとして世界に出るんだ」

 

「質問があるならなんでも答える」

 

「言え」

 

最高のFWとして世界で活躍することを決めていたアシト。

 

突然のDFへのポジションチェンジを言い渡され、理解が追いつかず、絶句してしまいます。

 

ここで第6巻は終わってしまいます。

 

続きは7巻へ

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