週刊サンデーで連載され、人気を博した野球マンガ『最強都立あおい坂高校野球部』。
この記事では、『最強都立あおい坂高校野球部』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！
『最強都立あおい坂高校野球部』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読める
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『最強都立あおい坂高校野球部』ってどんな話？あらすじ紹介！
主人公である北大路 輝太郎（きたおおじ きたろう）は９歳の夏、従弟で野球の師匠である菅原鈴緒（すがわら すずお）とある約束をしました。
それは鈴緒を甲子園に連れていくこと。
そして６年の月日がたちキタローは都立あおい坂高校に進学します。
中学時代有名な投手であったキタローは強豪校から誘いがありましたが、約束を果たすため鈴緒が監督を務める都立の弱小高校を選びました。
さらにキタローと同じく少年野球で鈴緒の指導を受け、鈴緒を甲子園に連れていく約束をした選手４人があおい坂高校に集まりました。
鈴緒に指導を受けた４人の選手は中学時代有名になっており、都立の弱小野球部に強豪校が欲しがるような名選手がキタローを含めて５人もそろいます。
ここから高校野球史に伝説として語り継がれる、都立あおい坂高校の快進撃が始まります。
『最強都立あおい坂高校野球部』主な登場人物紹介！
北大路 輝太郎（きたおおじ きたろう）
都立あおい坂高校野球部 投手 左投げ・左打ち。
珍しい左のアンダースローで、中学時代は「キタローサブマリン」と呼ばれる有名選手でした。
アンダースローながら最速143キロの速球派投手。
試合を重ねるごとに成長し、ライズボールという浮き上がる魔球を習得します。
熱血漢でまっすぐな性格、細かいことは苦手です。
中学時代から有名な投手でしたが、鈴緒との約束を守るため強豪高校ではなく都立あおい坂高校に入学します。
菅原 鈴緒（すがわら すずお）
都立あおい坂高校 野球部監督。
キタローの従弟で、かつて少年野球チームの荒川ボマーズでキタロー達に野球を教えており「鈴ねえ」「師匠」と呼ばれ慕われています。
元帝都六大学リーグのアイドル選手でした。
松方 雅治（まつかた まさはる）
都立あおい坂高校野球部 捕手 右投げ・右打ち。
キタローとバッテリーを組む、強気なリードが持ち味の頭脳派キャッチャー。
登校前と帰宅後に実家のコンビニの仕事を手伝う苦労人です。
小林 虎鉄（こばやし こてつ）
都立あおい坂高校野球部 一塁手 右投げ・右打ち。
大きな体格のチャンスに強いパワーヒッター。
直球に強く難しい球でもヒットにする技術もあるが、足が遅いのが弱点です。
硬派な性格で鈴緒のことが大好きです。
梅宮 右京（うめみや うきょう）
都立あおい坂高校野球部 二塁手・投手 右投げ・左打ち。
華麗な守備と非凡な打撃センスが特徴の天才型選手。
選球眼も良く、きわどいボールはカットする技術があり、そのうえ俊足という相手にとっては嫌なタイプの選手です。
キタローが投げることが出来ないときは、投手としても活躍しますがスタミナ不足が弱点です。
小柄で中性的な顔立ちをしたイケメン、野球雑誌の表紙を飾ることもありました。
父親と将来騎手になる約束をしており、野球ができるのは高校1年生の間だけです。
柴田 紳之助（しばた しんのすけ）
都立あおい坂高校野球部 遊撃手 右投げ・左打ち。
俊足のリードオフマンで守備も上手く、右京とコンビを組む二遊間は鉄壁です。
ベンチの指示を聞かずに盗塁・進塁をするほど足には自信があります。
狛 光爾（こま こうじ）
東王学院高校野球部 左翼手 右投げ・左打ち。
強豪東王学院で四番を務める強打者。
小学生の時は荒川ボマーズの一員で、早生まれのためキタロー達より１学年上。
強さや勝利にこだわりキタロー達と違う道を選んで、強豪である東王学院に入学します。
『最強都立あおい坂高校野球部』最終回までのおさらい
右京の決意
右京はこの夏の大会を最後に野球を辞め、騎手になることに専念するとチームメイトに告げます。
キタロー達は右京を説得するが右京の意志は固く気持ちは変わりませんでした。
右京と少しでも長く野球をするため、あおい坂高校のみんなは一致団結します。
そして運命の東王学院との決戦を迎えます。
東王学院との死闘
鈴緒の教え子の一人である狛率いる東王学院との地方大会決勝戦。
狛は第一打席を捨ててキタローの魔球を見極めます。
そして第二打席もキタローが狛を抑えましたが、満塁で迎えた第三打席で狛にホームランを打たれてしまい同点となります。
それでも延長１０回表、虎鉄のヒットで2点を勝ち越します。
その裏２死２塁３塁、一打逆転の場面でキタローは狛を迎えます。
キタローの気迫の投球を狛はバットを折りながらも打ち返しますが、外野フライとなりゲームセット。
この時キタローの球を打ち返したことで狛は手を負傷し、バットを握れなくなってしまいます。
こうしてあおい坂高校は甲子園出場を決め、キタロー達は鈴緒との約束を果たしました。
甲子園で勝ち進む都立あおい坂高校
東京大会で優勝したあおい坂高校は甲子園に乗り込みます。
しかしキタローは鈴緒を甲子園に連れていくという目標を達成し、燃え尽き症候群のような状態になってしまいます。
周囲が心配する中迎えた甲子園の初戦、マウンドに立ったキタローを待っていたのは満員の甲子園の歓声でした。
満員の甲子園で調子を取り戻したキタローの活躍もあり、ついに決勝まで勝ち進んだあおい坂高校。
しかし準決勝の西郷高校との延長までもつれた戦いで疲弊したキタローは試合後倒れてしまいます。
翌日に控える決勝戦に間に合わせるのは絶望的かと思われましたが、雨天順延となり1日だけ猶予が出来ました。
決勝戦プレイボール
決勝の相手は静岡代表の静浜高校。
今大会で２度のノーヒットノーランを記録している神木と、四番の仲島を中心に圧倒的な力で勝ち上がってきました。
あおい坂高校の先発は右京。
キタローは何とか意識を取り戻しましたが、疲労のため先発を外れます。
相手を見下した投球をする神木のスキを突き得点を重ねるあおい坂高校。
試合は周囲の予想に反して点の取り合いとなります。
そして試合は４対６と静浜高校リードで９回を迎えます。
『最強都立あおい坂高校野球部』最終回結末ネタバレ！その後の最後はどうなった？
9回の攻防
９回表、４番虎鉄の３ランホームランで逆転したあおい坂高校。
しかし静浜高校の重い空気を仲島が檄を飛ばし吹き飛ばします。
さらにマサハルのヒット性の当たりを、仲島はファインプレーでアウトにしプレーでもチームを鼓舞します。
そして迎えた９回裏、下位打線からの静浜高校相手に満身創痍のキタローはライズボールで抑えようとしますが、キタローの投げたボールはライズせずにライト前にはじき返されてしまいます。
続く打者を送りバント失敗、三振として何とか２アウトまでとったキタローでしたが、その後四球とピッチャー返しをはじいてしまい２アウト満塁のピンチとなってしまいます。
９回裏１点差２アウト満塁で迎えるバッターは４番仲島。
マウンドのキタローのもとに集まるチームメイト。
そこで荒川ボマーズ時代からの合言葉「ピンチにスマイル！勝利をゲット！」と叫び気合を入れます。
仲島との対決
マウンドからの去りぎわマサハルはキタローに笑えと檄を飛ばします。
しかし対戦相手の仲島も満面の笑顔で勝負を楽しんでいます。
キタローは２球連続ファールで仲島を追い込みますが、心の底から勝負を楽しんでいる仲島の迫力にバッテリーは圧倒されます。
キタローは仲島が大きく見えてストライクゾーンに投げられなくなります。
笑顔が消えるキタローにマサハルが声をかけに行きます。
マサハルの言葉で緊張がほぐれたキタローは、笑顔で仲島と勝負できるようになりました。
その後２ストライク２ボールから運命の１球。
キタローが投じた外角の球をみごとにはじき返す仲島。
打ったボールはライト前に抜けるかと思われましたが、セカンド右京のファインプレーが飛び出し間一髪でアウトとなりゲームセット。
あおい坂高校の甲子園優勝が決まります。
右京の引退
甲子園で優勝し、お祭り騒ぎのあおい坂高校野球部の部員たち。
キタロー達は優勝して心置きなく右京を送り出せます。
帰りの新幹線の中で右京の引退に、野球部の部員たちは少しセンチメンタルになります。
そして東京に帰り祝福を受けた野球部の部員たちは各自家に帰ります。
右京は自宅で食事制限を始めますが、それを見た右京の父親は右京に「自分の思い描く人生を生きろ」と言います。
野球をあきらめる必要がなくなった右京は野球部の練習に戻り、みんなから祝福されます。
また夏が来た
次の夏、あおい坂高校は前回優勝メンバーが７人いることで注目されます。
３年生の引退で、あおい坂高校は人数が足りなくなり秋季大会に出ることが出来ませんでした。
しかしあおい坂高校は前回夏の大会に優勝したことで、春に新入部員がたくさん入ってきました。
キタローのライバル狛は怪我をしましたが野球をあきらめず、左打者から右打者に転向し春の大会で３ホーマーを放ち復活しました。
他のライバルたちも春の大会で活躍しており、前回優勝のあおい坂高校でも簡単に勝ち抜くことはできません。
そして開会式の後、あおい坂高校は夏の大会初戦を迎えます。
「ピンチにスマイル！勝利をゲット！」の掛け声とともにグラウンドに散るあおい坂高校のメンバー。
今年も熱い夏がはじまります。