ぼくらの最終回結末ネタバレ!黒幕や死亡者は?【完結ラスト漫画アニメ考察】その後の最後は?

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「月刊IKKI」にて連載された人気マンガ『ぼくらの』。

 

この記事では、そんな『ぼくらの』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!

『ぼくらの』をお得に読む方法はあるの?

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

 

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しかし、『ぼくらの』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません

 

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『ぼくらの』あらすじ紹介!

『ぼくらの』最終章ネタバレの前に本作のお話をおさらいします。

 

舞台は近未来の日本。

 

15人の少年少女たちは、夏休みの自然学校で出会います。

 

ある日、海岸の近くで洞窟を発見し、怖いもの見たさで入っていくと、奥ではココペリと名乗る謎の男が、大量のコンピューターを持ちこんでいました。

 

彼は子供たちに「自分が作った巨大ロボットを操縦して敵を倒して地球を救うゲームをやらないか」と誘います。

 

好奇心から子供達は一人を除いて、その誘いに乗り、ココペリと契約をします。

 

そしてロボットは現実世界に現れ、地球を守ることから「Zearth(ジアース)」と名付けられ、一人が操縦して敵と戦います。

 

見事撃破し、興奮する子供たち。

 

しかし、その子供は死んでしまいます。

 

驚く中、ジアースの駆動エネルギーは人間の命だと知ります。

 

つまり、操縦すれば圧倒的な自由と力を手に入れる代償に、死んでしまうのです。

 

契約は無効にできず、子供たちには必ず死が待ち受けています。

 

さらに戦いに負けると自分達の住む世界が消滅してしまいます。

 

そんな絶望的な中、少年少女たちは人生とは何か、生きるとは何かを模索しながら、戦いに身を投じていきます。

 

『ぼくらの』主な登場人物紹介!(前半まで)

コエムシ

一見すると白い、マスコットのような見た目ですが、皮肉屋で口が悪いです。

 

戦いを導くナビゲーターとして、少年少女の前に現れます。

ココペリ

少年少女たちが洞窟で出会った不審な青年。

 

自分が作ったと言う、世界を守るゲームに参加しないかと誘います。

 

そして契約のプレートを差し出し、子供たちをゲームへ導きます。

 

その後、実際にロボットを操縦して敵を倒す姿を見せます。

 

しかし、その後、消息不明になります。

ウシロ

本名は宇白順(ウシロ ジュン)、中学一年生です。

 

細身で、目にかかる前髪と、スクエアのメガネが特徴的な少年です。

 

本作は15人の少年少女達にスポットが当たりますが、ウシロは最後まで他の戦いを見届け、最後に戦います。

 

その役割から全体を通して、事実上の主人公と言っていいでしょう。

 

冷静沈着で、非常に寡黙な性格ですが、頭の回転は速く、観察眼と優れた記憶能力を持つ少年です。

 

しかし、序盤は妹のカナを虐めたり、他人に鈍感で、死が待ち構える仲間に対して平気で暴言を吐き捨てるなど、傍若無人な姿が目立ちます。

 

本当は母を失っており、中学教師の父にとって自分は家族ではなく生徒の一人と思い込み、疎外感を感じています。

 

その不満を解消するために、そんな行動に出てしまいます。

カナ

本名は宇白可奈(ウシロ カナ)、唯一の小学四年生です。

 

小柄で、髪を後ろで二つのおさげにしているのが特徴です。

 

兄に似て、口数が少なく、おとなしい性格です。

 

カナはジアースのパイロットではありません。

 

兄であるウシロが契約させませんでした。

 

しかしサポートをするコエムシが、仲間はずれはかわいそうだ、という理由で戦いに同行させます。

マチ

本名は町 洋子(まち ようこ)、そばかすが印象的な少女です。

 

海岸で洞窟があることを見つけ、みんなを連れて行きます。

 

自然学校の開催地が地元の子供で、親は漁師をしています。

 

兄がいると語りますが、印象はあまり良くなく、同じ境遇のカナを気にかけます。

ワク

本名は和久隆(わく たかし)、短髪のスポーツ少年です。

 

最初はリーダーのように皆を先導していきます。

 

平凡な自分や家庭に嫌気が刺し、ヒーローになりたいと願っている矢先、ジアースで世界を救う戦いに惹かれます。

 

少年少女達の中では最初に戦うのが彼です。

 

見事、敵を撃破し勝利の余韻に浸ります。

 

そしてワクは憧れたヒーローに近づけると喜びます。

 

しかしウシロが肩を叩いたことにより、バランスを崩してジアースから転落し、死亡してしまいます。

 

周囲はウシロが原因による事故死かと思います。

 

しかし後々ジアースの真実に触れ、それが事故ではなくジアースのパイロットに科せられた運命だったと判明するのです。

コダマ

本名は小高勝(こだか まさる)、丸いメガネと茶髪が特徴の少年です。

 

父親が一代で築き上げた土建屋の息子です。

 

短気な性格ですが経営者として優れた技能を持つ父親を「選ばれた人間」として尊敬しています。

 

ワクの次に戦う二人目のパイロットです。

 

自分の住む街で戦い、父は選ばれた人間だから生き残ると信じていました。

 

しかし戦闘に巻き込まれた父の死を目の当たりにし、激しく動揺します。

 

そして敵に辛くも勝利したのち、その場で倒れ込みます。

 

駆け寄ると、もう死んでいることがわかります。

 

そうして、初めて少年少女達はジアースの駆動エネルギーが人間の命だと知るのです。

 

ダイチ

本名は矢村 大一(やむら だいいち)、スポーツ刈りで頑丈な体つきの少年です。

 

父は蒸発し、母を亡くした彼は、幼い兄妹と弟妹たちと貧しい生活をしています。

 

そして、中学生ながら養うために新聞配達や叔父のもとでアルバイトをしながら生活しています。

 

叔父は自分の家で住まないかと誘いますが、ダイチは蒸発した父が帰る場所を守るために、援助を断ります。

 

ある日、バイト先で弟妹たちと遊んでこいと遊園地のチケットをもらいます。

 

ダイチは戦うことが決まっており、弟妹たちと遊園地に行けることを願います。

 

しかし現実は非常でした。

 

弟妹たちとの約束を翌日に控えた時、ダイチの住む遊園地がある町に敵が現れたのです。

 

ダイチは町を、弟妹たちを守るために戦います。

 

そして、残された弟妹たちはダイチの帰る場所を守るために、待ち続けるのでした。

ナカマ

本名は半井摩子(なからい まこ)、ポニーテールが特徴的な外見で、正義感が強い委員長のような性格です。

 

4人目のパイロットで、全体への奉仕を信条としています。

 

売春婦だった母が世間から良い目で見られていないことを幼いながら理解していました。

 

そのため、母のことを悪く言われないためにも、模範的になろうとしています。

 

ジアースで戦う仲間たちのために、ユニフォームを自作しようとします。

 

母親の力を借りず、自力で問題を解決する決意を固めます。

 

そしてその費用を捻出するためにも知人の男性に自らの体を売ろうとします。

 

しかし事情を知った母親が、貯金をしており、後ろめたい職業でも運命を背負い堂々と生きる姿を示します。

 

ナカマは、それを見て母のように地に足をつけて、しっかりと生きるために戦うことを決意します。

 

そして、ユニフォームを完成させ、戦いに挑み勝利します。

 

彼女が作ったユニフォームは、最後まで子供たちが着用し、決意や結束の表れとして登場します。

カコ

本名は加古功(かこ いさお)、自己中心的な性格です。

 

甘えてくるカコを姉は突き放してくるので、不仲です。

 

また、後述のキリエとは同じ学校ですが虐めています。

 

自然学校で出会ったチズには恋心を抱いています。

 

5番目のパイロットですが、死への恐怖から錯乱します。

 

それからチズを襲いかけますが、隠し持っていたナイフを突きつけられ未遂に終わります。

 

そして敵が現れますが、恐怖心から戦おうとしません。

 

しかしキリエが言った言葉に激昂し、戦いを放棄して殴りかかります。

 

その隙をチズに刺され、パイロットの役目を果たすことなく死んでしまいます。

 

作者の鬼頭莫宏先生は、普通の少年の要素がカコに集積した、と語っています。

チズ

本名は本田千鶴(ほんだ ちづる)、黒髪で清楚そうな見た目が特徴の少女です。

 

カコの死により、急遽6人目のパイロットとして戦いに身を投じます。

 

しかしチズは敵と戦わず、特定の個人、しかも男性ばかりをレーザーで殺していきます。

 

周囲は驚きますが、チズには目的がありました。

 

それは復讐です。

 

チズは中学教師の畑飼(はたがい)を好きになり、肉体の関係を持ちました。

 

しかし、彼は知り合いにチズをレイプさせ、さらに映像を残し、口止めをします。

 

チズは畑飼を殺し、自分も死のうと思いますが、自らが彼の子を身籠もっていることを知り、思いとどまります。

 

ですが、ジアースのパイロットとなったことで復讐を決意します。

 

そして、ジアースの能力で畑飼の場所を突き詰め、殺そうとします。

 

しかし彼はチズの実の姉と付き合っていました。

 

驚愕したチズはコックピットを出て二人のもとに現れます。

 

畑飼のしたことをチズは暴露し殺すと言いますが、姉は他人を恨むと不幸になると説得します。

 

そして姉は畑飼を庇い、自分を殺してもいいと言います。

 

大好きな姉のそんな姿を見て、チズは復讐を断念します。

 

そして姉のために敵を撃破します。

 

最後、死ぬ間際にチズはキリエにナイフを託し、忠告を残して絶命しました。

モジ

本名は門司邦彦(もじ くにひこ)、爽やかな外見と穏やかな性格の少年です。

 

7人目のパイロットとして選ばれます。

 

彼は幼い頃からナギという少年とツバサという少女と幼馴染です。

 

しかしナギは心臓の病気にかかり、生存の見込みは薄いと宣告されます。

 

そんな絶望的な中、モジは奇跡的にナギのドナーとして適性があることがわかります。

 

しかし、モジはツバサに好意を寄せます。

 

その好意と、親友を助けることができる事実に板挟みされ、苦悩していきます。

 

このまま親友は必ず死に、自分は好きなツバサと一緒に入れると思ってしまいます。

 

しかし、必ず死ぬ運命を知った後、ナギを救うべくドナーとして立候補します。

 

親友を殺してしまおうなど考えてしまった自分への罰と思います。

 

そして、苦戦ののち勝利を収めた後、自分が死ぬ前に心臓の摘出手術を行います。

 

ナギは回復します。

 

ツバサは、モジがナギの中で生き続けていることを信じます。

 

マキ

本名は阿野万記(あの まき)、父親の影響を受け、ミリタリーや古いアニメなどのエンタメが好きな、ショートカットの少女です。

 

8人目のパイロットとして選ばれ、もう時期生まれる弟のために戦うことを決意します。

 

彼女は養子で、両親と血のつながりはありません。

 

ですが、家族仲は良好です。

 

そんなマキは男勝りな部分が目立ちます。

 

それは自分の本来の母が、男遊びや酒に溺れたことを本能的に知っており、女性的な部分を避けるようになりました。

 

しかしコモとの出会いが彼女を変えます。

 

コモはマキを連れていき、彼女に女の子らしい可愛い服装をさせます。

 

マキは自分の女の子らしい一面を再発見します。

 

そして生まれてくる弟には自分の女の子らしい部分を覚えてほしいと思います。

 

母親の出産が近づくなか、敵が現れます。

 

弟の生誕に立ち会えないことを残念に思いますが、マキはこれからの世界を守るために戦います。

 

そして敵を撃破した後、ジアースの能力で自分の住む街を見ると、新しい命を感じます。

 

それが、待ち望んだ弟だったのです。

 

弟が世の中に生まれたことを実感しながら、静かに息を引き取ります。

 

前半までの『ぼくらの』のネタバレ解説!

‐なぜ少年少女たちは、誰と戦うのか‐

コダマ戦後、コエムシは少年少女たちに真実を話します。

 

まず、ジアースの動力が人間の命であることと、敵も同じ人間だということです。

 

皆が驚く中、コエムシは続けます。

 

敵は、少年少女たちと同じように命で動くロボットを与えられ、15人のパイロットが選出されています。

 

そして彼らは平行世界の地球から来た、同じ条件の人たちと言います。

 

その戦う理由は、増えすぎた平行世界の淘汰にあると言うのです。

 

負ければ、その世界は必ず消えてしまいます。

 

勝利条件は敵のパイロットを殺すことだけです。

 

また戦いのタイムリミットは48時間です。

 

少年少女たちは絶望の中、自らの世界を守るために戦うしか無いのです。

‐契約していない子供がいる⁉︎‐

カナを除き、少年少女たちはこの戦いに契約しました。

 

そしてジアースの顔には15のスリットが光り、パイロットが絶命するたびに消えていきます。

 

チズ戦では、チズが過去を刺殺したため、スリットが減りましたが敵の攻撃での死亡では無いので、戦闘続行となりました。

 

そしてチズは妊娠しており、その分の命が含まれているのかを確認してほしいと言いました。

 

戦いが終わり、チズが倒れた後、スリットを確認すると、一つしか消えていなかったのです。

 

この中に、契約していない子供がいたのです。

‐子供たちだけで戦えるのか‐

少年少女はコダマ戦まで自力で戦います。

 

しかし、コモは軍人である父に事実を話します。

 

すると、国防軍の人間が子供たちの保護を始めます。

 

田中一尉と、関一尉、そして佐々見です。

 

彼らは、軍という立場ながら、自らパイロットとして契約します。

 

『ぼくらの』主な登場人物紹介!(後半まで)

キリエ

本名は切江洋介(きりえ ようすけ)、気弱で、太り気味な体型の少年です。

 

カコとは同じ中学校ですが、彼からいじめを受けていました。

 

キリエには従姉妹がいて、いじめから救ってくれた彼女を尊敬します。

 

しかし従姉妹は、友人と共に自殺する際、自分だけ足がすくんでできず、目の前で死んだ友人の姿にトラウマを感じ、死ぬこともできず、心神喪失した状態になってしまいます。

 

そしてパイロットに選ばれ、チズからは死に際にナイフを託されます。

 

9人目のパイロットとして選ばれ、避けられぬ死を考え始めます。

 

キリエは、チズを妊娠させた畑飼のもとを訪れ、チズの話を聞きます。

 

彼の言動に激しい怒りを感じたキリエは、チズの形見のナイフで刺し殺そうとします。

 

しかし、失敗し、パイロットの少年少女の面倒を見る国防軍の人間に保護されます。

 

そして、国防軍の田中一尉に、戦えなくなったら自分を殺してくれと頼みます。

 

キリエは哲学じみた独特の死生観を持っていることを告白します。

 

自分が生きる意味を見出せず悩みます。

 

そして戦いの日、キリエはジアースの指先に立ち、敵の前に姿を見せます。

 

驚く子供たち。

 

しかしそれは、キリエの戦う相手を知って欲しい、という願いの表れでした。

 

すると敵のパイロットである少女が現れます。

 

彼女は、自らのリストカット痕を見せます。

 

戦いに疲弊するのは、ジアースの少年少女たちだけではないのです。

 

キリエは、同じ条件ならば、全力で相手するのが礼儀と悟ります。

 

そして、キリエが勝利したのち、従姉妹にこのことを田中一尉に話して欲しいと伝え、絶命します。

コモ

本名は古茂田孝美(こもだ たかみ)、国防海軍の軍人を父に持つ、裕福なお嬢様です。

 

清楚で、お淑やかという言葉が合う容姿です。

 

少年少女たちの戦いに軍が介入したのは、コモが父に全てを話したからです。

 

そんなコモはピアノをしていましたが、演奏が硬いと感じていました。

 

そしてピアノ発表会の日、戦いが始まります。

 

コモが戦う前に敵のパイロットが逃走します。

 

コモの勝利条件は、自分の住む世界の中から逃走した敵のパイロットを探しだすことです。

 

敵のコエムシは、そのパイロットは音楽をする年頃の娘を、暴動で亡くしたと言います。

 

コモは一か八か、自分がジアースのパイロットであることを公表し、その上でピアノの発表会に臨みます。

 

きっと、敵のパイロットはやってくる、そう思ったのです。

 

そしてタイムリミテットの2時間前、敵パイロットは会場に現れます。

 

そして、コモの演奏を聴いて、涙を流した後、軍の人間により射殺され、戦いはコモの勝ちになります。

アンコ

本名は往住愛子(とこすみ あいこ)、ニュースキャスターを父に持ちます。

 

ウェーブがかかった髪が特徴的で、アイドルになるのが夢の女の子です。

 

アンコは父の力を借り、ジアースのパイロットが自分であることを公表しようとします。

 

それは、自分達が世界を守るために戦い、そして避けられぬ死が待っていることを知って欲しかったからです。

 

しかし、別の勢力が偽のパイロットをでっち上げ、公表してしまいます。

 

アンコは、それに対応する形で戦闘中の生放送をして、世界に存在を示そうとします。

 

戦いは、敵の猛攻でアンコの足が負傷し、徐々に追い詰められます。

 

すると、世界中からアンコを応援する声が届きます。

 

応援のおかげで、アンコは辛くも勝利を収めます。

 

そして、世界中で最も有名な少女になりました。

カンジ

本名は吉川寛治(よしかわ かんじ)、子供たちの中で一番背が高いです。

 

ウシロと同じ学校に通い、彼の事情を知る数少ない人物です。

 

両親は建築系に勤めており、500mの超高層ビルを建設しますが、不正を指摘されます。

 

その後、母は精神を病み、カンジが小学生の頃、完成したての超高層ビルの屋上から投身自殺します。

 

母親がいないカンジは、同じく母がいないウシロと親しくなります。

 

カンジの敵は、長距離攻撃をするロボットでした。

 

ハワイ近海まで逃げ、固定砲台となりジアースの攻撃が届かない一方的なアウトレンジからの攻撃で苦しめます。

 

そこで、国防軍の関一尉が提案します。

 

ジアースは人間の魂を認知する能力があります。

 

そして知っている人間の魂ならば、鮮明に把握することができます。

 

関一尉は、自らがマーカーとなり、敵ロボットのコックピットに潜り込み、そこを狙ってジアースのビームで攻撃する、というものでした。

 

カンジは動揺しますが、それ以外に活路はありません。

 

関一尉は現場に急行し、動かない敵のコックピットまで接近します。

 

そして、カンジは関一尉の魂を感じ、そこに向かってジアースのビームを集中させます。

 

涙を流すカンジ、関一尉の魂が散ることと同時に敵を撃破しました。

 

最後にカンジは、ウシロにマチに気をつけろ、と警告し、両親の建てた超高層ビルの屋上にワープしました。

 

母親を感じながら、降り始めた雪と共にカンジは眠るのです。

 

田中美純(たなか みすみ)

空軍の戦闘機パイロットです。

 

エリート中のエリートで、交渉にも長け、傍若無人な振る舞いのコエムシが苦手意識を持つほどです。

 

カナと同い年くらいの娘がいると語ります。

 

チズ戦のあと、関一尉と共に足りないパイロットとして契約をします。

 

少年少女のよき相談相手であり、彼らを第一に考えて行動します。

関政光(せき まさみつ)

海軍の士官です。

 

田中と共に子供たちのサポートにあたります。

 

田中がみんなのお母さんとすれば、関はみんなのお兄さんです。

 

子供たちとはフレンドリーに接します。

 

独身ゆえ、後顧の憂いもなく、カンジ戦で命をかけてマーカーになりました。

佐々見(ささみ)

国防軍司令部の人間で、あまり子供たちとは接しませんが、田中と関の直属の上官です。

 

少年少女たちの立場を理解し、生活でも戦いでも彼らのサポートになるべく、尽力しています。

 

あまり掴みどころのない人物ですが、ジアースを初めて見た際「男の子の夢だよなぁ」と言い、作中で茶目っ気を見せることがあります。

ジアース(Zearth)

未来から来たという、全長500mの巨大なロボットです。

 

コエムシはジアースを「ぬいぐるみ」と呼びます。

 

両手足は細く、胴体は甲殻類を思わせるような刺々しい外見をしています。

 

全身からレーザービームを放ち、そして巨体に見合わぬ俊敏な動きができます。

 

ただし、操縦すると必ず命を失ってしまいます。

 

漫画アニメ完結ラスト『ぼくらの』最終回結末ネタバレ!その後の最後はどうなった?黒幕や死亡者は?

‐契約していない子供は?‐

チズ戦後、子供たちの中で契約していない子供がいました。

 

それは、ウシロだったのです。

 

ウシロは、手を触れたふりをしたのです。

 

そして、事の顛末を見届けてやろうとしましたが、その目論みは外れます。

‐ウシロ出生の秘密、パイロットになったカナ‐

カンジ戦の後、カナがパイロットに選ばれます。

 

ウシロは驚きますが、これまで戦いを見てきたカナは、自分も戦うために契約したと言います。

 

そして、ウシロは日常的にカナをいじめていましたが、カナは甘んじてそれを受け入れていました。

 

それは、ウシロがカナの親にとって実の子供ではなく、養子だったのです。

 

そして、カナは実の母がいないウシロを不憫に思い、彼からの感情の吐口になることを選んだのです。

 

カナは、父親から田中が実の母だと言う話を聞きます。

 

田中は、中学生の時に妊娠しました。

 

その時の子供が、ウシロだったのです。

 

田中は恩師であるカナの父にウシロを託し、国防軍に入隊します。

 

一人前の大人になった時に、ウシロを引き取るためです。

 

事情を知ったカナは、ウシロを、本当の母に合わせる為に戦うことを選んだのです。

 

そしてカナの戦いの日、田中は戦闘機をジアースの機内に持ち込みます。

 

戦いの舞台は、敵側の地球、アウェイ戦です。

 

敵も軍隊と協力して戦います。

 

そして、田中は戦闘機で、単騎出撃します。

 

機動性で相手を翻弄しますが、武器が効きませんでした。

 

機体を捨て脱出した田中は、敵のロボットに捕まってしまいます。

 

ウシロは、いいから攻撃しろと言いますが、カナは攻撃できませんでした。

 

カナは、田中がウシロの実の母親だったと告白します。

 

生きて母に会わなければならない、とカナは泣いて懇願します。

 

田中は、カナが自分のせいで思うように戦えないことを察し、自決します。

 

カナは、絶叫し、そのまま敵を圧倒的な力で葬り去ったのです。

‐本当の母親を知ったウシロ決意‐

カナ戦後、田中が乗った戦闘機と遺体が回収されます。

 

そして、回収された機体を見にきたウシロ。

 

その場にはカナと同い年くらいの子供と、田中の夫がいました。

 

実は、国防軍に入った後、田中は現在の夫と結婚し、新たな命を授かっていたのです。

 

それが、娘の田中未来(たなか みく)であり、ウシロの異父兄妹なのです。

 

ウシロは、未来を見て驚きます。

 

そして、コエムシにパイロットが二人足りないことを確認します。

 

ウシロは決意します。

 

他の子供たちが守ってきたこの世界を、そして、妹がいるこの世界を守るために、コエムシとパイロットとして契約します。

 

コエムシは後一人をどうするか、と切り出します。

 

すると、同伴していたマチが、契約のプレートに手を伸ばそうとします。

 

お前はこの世界の人間じゃないから契約できない、とコエムシが言います。

 

しかし、マチは契約のプレートに触れ、正式に契約者となります。

‐マチの真実‐

コエムシはなんでお前が契約できたのか、と声を上げます。

 

マチは、語り始めます。

 

最初に子供たちが契約した時、確かにマチは契約のプレートに手を触れました。

 

しかし、その時のマチは、前の世界の戦いの契約が生きていました。

 

それはココペリたちと戦っていたのです。

 

マチは運良く生き延び、ココペリと共にウシロの世界に来ました。

 

そして、ココペリの戦いをもってウシロたちに引き継がれたのです。

 

そのため、ココペリの戦いが終わるまでは、前の世界の契約が有効で、引き継ぎ後に無効になりました。

 

だから、マチも未契約の状態だったのです。

 

そして、狼狽えるコエムシをお兄ちゃんと呼ぶマチは、この星のために戦って死ぬ、と宣言します。

 

コエムシは元々普通の人間で、マチの実の兄だったのです。

 

コエムシの役割を与えられ、このような姿になったのです。

 

マチは次のパイロットは自分に選ばれたと言います。

 

そして、ウシロにこれからのことを話し始めます。

 

自分が戦えば、この世界は生き延び、そしてウシロが別の世界でココペリとして新しいパイロットを見つけ出すと言います。

‐ウシロとマチの行動、狙われたマチ‐

カナの葬儀の後、マチはウシロに、戦った子供たちの残された家族たちのもとに向かおうと提案します。

 

ウシロはマチと二人で、日本各地を巡り始めます。

 

コエムシのワープを使わず、自分達の足で行くと決めたのです。

 

子供達みんなの、残された家族たちに何があったのかを話して行きます。

 

涙する者、子供の決意を誇らしく思う者、行為を悔やんだ者、真実を知り救われた者、皆の反応は十人十色でした。

 

そして、ウシロと二人きりで行動するうちに、マチは彼に思いを寄せます。

 

公園でマチはウシロに告白します。

 

驚くも、冷静な反応を保つウシロ。

 

夜、一緒に寝ようと笑いながらマチは言います。

 

ウシロは笑いながらもマチを受け入れました。

 

しかし直後、マチは暗殺者の放った凶弾により倒れてしまいます。

 

即座にコエムシは暗殺者を転送し殺害、マチを病院に搬送します。

 

しばらくして、マチは脳死状態になります。

 

このままでは、マチは戦えません。

 

コエムシは、マチを自らの手で殺め、ジアースの運命から解放しました。

 

そして、次の戦いはウシロがやり、最後の引き継ぎを自分がやるとコエムシは言います。

‐ウシロ、最初で最後の戦い‐

パイロットになったウシロは、最後の戦いに臨みます。

 

アンコの父に頼み、自分の姿を記録して欲しいと言います。

 

そして、カンジが残したジャケットを羽織って戦います。

 

最後の戦いは敵の地球、アウェイ戦です。

 

敵はバリアを張りますが、弱点をついてウシロは追い詰めます。

 

しかし、敵のパイロットがどこかに逃走します。

 

勝つためには敵の地球で、パイロットをピンポイントで殺すしかありません。

 

ウシロは、持ち前の頭で答えを出します。

 

この地球上の人間を、全て殺すことです。

 

全方位にビームを放ち、大量虐殺を始めます。

 

しかし命が消えるたびに、ジアースの知覚能力から得た感情が、ウシロを精神的に追い詰めます。

 

思わず、吐いてしまうウシロですが、ナカマが作ってくれたユニフォームに着替え、これまで戦った子供達の思いを抱いて、攻撃を続けます。

 

その後、絶望し自信を失った教師だったウシロの父の元に教え子が集います。

 

戦いが終わり、平和が戻ったことを暗示したところでウシロ戦は幕を閉じます。

‐最後、新しい世界へ‐

人間に戻ったコエムシは新しいココペリとなります。

 

また最後まで生き残った国防軍の佐々見が立候補したのもあり、彼を新しいコエムシにします。

 

そして、新しい15人のパイロットを集めて、彼らに新しいココペリは戦い方を示します。

 

命と引き換えに、この世界を守る力を得ることを話します。

 

パイロットとなった少年の、あんたも死ぬのか?という質問に、死ぬよ、と答えます。

 

キザに振舞っていたら、ウシロと同じだと思った新しいコエムシは、声をあげ、戦いに挑みます。

 

「ジアース、発進」

 

『ぼくらの』アニメ化は?

『ぼくらの』は2007年にG O N Z Oによってアニメ化しました。

 

当時原作は連載中であり、後半戦からはアニメオリジナルの展開になります。

 

また、放映当時は原作との乖離から、原作ファンに好まれず、原作厨という言葉がネットで使われ出す原因となりました。

 

あくまで筆者の主観ですが、アニメ版は原作と大きく異なっており、結構楽しめたので、決して嫌いではありません。

 

また声優も豪華です。

 

現在ではトップクラスの声優である皆川順子さんや杉田智和さん、石田彰さんに井口裕香さんなど、引く手あまたの人気声優が数多く出演されています。

『ぼくらの』ラノベ版は?

実は『ぼくらの』は『ぼくらの〜alternative〜』として、小学館のガガガ文庫より出版されました。

 

作者はニトロプラスに所属し、『楽園追放』や虚淵玄氏が脚本を務めた『G O D Z I L L A 怪獣惑星』のノベライズも担当された大樹連司先生です。

 

こちらも原作とは違う展開をなぞりながら、アニメ版の主題歌に着想を得て、新しい『ぼくらの』の世界観を見せています。

 

そして挿絵は原作者の鬼頭莫宏先生が手がけており、素晴らしいベストマッチを感じさせる作品でした、

 

また、ガガガ文庫は今日では人気作を数多く輩出する大手レーベルですが、この『ぼくらの〜alternative〜』はガガガ文庫の黎明期に出版された本でもあります。

まとめ

『ぼくらの』は登場人物に免れない死が待ち構えているため、決して明るい作品とは言えません。

 

しかしながら、生きるとは、人生とは何かを焦点に置き、少年少女たちの目線を通して描写される人間模様には、感嘆の声が出るほどです。

 

筆者も、子供達のように生きるとは、人生とは何かを考えさせられ、展開に感動し涙を流しました。

 

重厚な人間模様を描く『ぼくらの』で考えさせられた事は、きっと今後生きていく上で大切になると感じています。

 

また現実世界ではコロナ禍の流行で、簡単に人間が死んでしまう可能性がある世界になりました。

 

だからこそ、『ぼくらの』を読み、生きるとは、人生とは何か、それをしっかりと考えて、自身の人生の糧になっていただければ、と思います。

 

『ぼくらの』最終回の読者の反応や感想は?

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