本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『ぼくらのQ』は漫画アプリ『マンガワン』で全巻無料で読める?
いきなり、結論です。
『ぼくらのQ』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』にて全巻無料で読むことができます。
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『マンガワン』は小学館が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『マンガワン』では、このように『ぼくらのQ』を無料で読むことができます。
安心安全に、そしてタダで『ぼくらのQ』を全巻無料で読破したい方は『マンガワン』を使う方法が最もお得です。
また『マンガワン』では、『ぼくらのQ』以外にも
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こちらの記事では、👇特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの有名漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。
次に『マンガワン』の使い方(システム)を簡単にご説明します。
『マンガワン』の使い方を簡単に紹介
マンガワンを無料でお楽しみいただくには、以下の『ライフ』と『SPライフ』の使い方をマスターしておくだけでKOです。
簡単に説明していきます。
『ライフ』とは?取得方法と使い方を解説
- ライフとは、アプリ内で漫画を読むために必要なアイテム
- 朝9時、夜9時に4ライフずつ配布される(1日計8ライフ貰える)
- 1ライフ消費で好きな作品(漫画)を1話無料で読むことが出来る
以上が簡単なライフの取得方法と使い方の説明です。
つまり毎日、計8枚配布されるライフを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムです。
但し1点だけ注意があり、ライフを4つ以上貯めこむことは出来ません。
朝9時に4ライフが配布され、その4ライフを使わずに夜の9時を迎えたとしても新たにライフが加算されることはないので注意が必要です。
『SPライフ』とは?取得方法と使い方を解説
- SPライフとは、アプリ内で漫画を読むために必要なアイテム
- ライフがなくなってしまった場合でもSPライフを使用することで好きな作品(漫画)を1話無料で読む事が出来る
- 新規ダウンロード特典でSPライフが50枚付与される
- 毎日、短い広告動画を1度見るだけでSPライフが1枚付与される
以上が簡単なSPライフの取得方法と使い方の説明です。
下記画像のように新規ダウンロード特典では、SPライフが50枚無料配布されます。(50話分)
そして毎日、短い広告動画を視聴することで漏れなく1SPライフを取得することが出来ます。(アプリを起動すると↓の画面が表示されます)
つまり『マンガワン』を新規ダウンロードした暁には特典で貰えるSPライフ50枚で好きな作品を50話(巻数にして6~7冊分)を一気に読破できてしまうのです。
控えめに言わずとも読者ファーストの神アプリ。是非、一度試してみる事をオススメします。
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『ぼくらのQ』の世間の評価は?
ぼくらのQ読んでるけど面白い
— 河の童 (@kawawawara) August 29, 2021
『ぼくらのQ』を読んでるんだけど、今のところは謎めいた展開が面白いですね。タイパラの民向けというから、どんなアレな作品かと警戒していたが…😉
— 秋あかね (@akiakane_plto) August 29, 2021
ぼくらのQは本当に面白いので
— えるた (@horonchu) May 4, 2021
ぼくらのQ
人が殺されまくる的なよくある漫画かと思ったけど
途中から面白いわ〜すき— みみっそすぃすぃるゥ (@ragenmiso) November 30, 2020
ぼくらのQ、14話まで読んだけど面白いな
— りゅうそい (@ryusoi34) November 20, 2020
ぼくらのQ好きなんですよ面白いので
— べったらづけ (@syaki2retas) September 7, 2020
ぼくらのQとかいう漫画
めちゃくちゃ面白い— 鉛筆 (@PencilOrigin) February 18, 2019
ぼくらのQやっぱ面白いわ
完結してるのびっくり— まゆげが無くても生きる (@mikazuki018) February 11, 2019
ぼくらのQめっちゃ面白いやん
なぜ今まで気づかなかった(´・ω・`)— NoёL, iM BiNary (@Gunslinger_Nero) December 15, 2018
ぼくらのQって漫画が尋常じゃなく面白い
— ほうき@ゲーム垢 (@w_s2o) November 20, 2018
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『ぼくらのQ』ってどんな話?あらすじ紹介!
ある日、主人公の井口正奈(いぐちしょうな)は、いつも通り学校に行こうと玄関を出た瞬間、目の前に浮かぶ謎の黒い球体に驚きます。
球体には口だけがついており、「出題テーマ、生命のQ」と突然叫んだかと思うと、その後は何事もなかったかのごとく正奈の後ろについていきます。
どうやら球体は正奈以外には見えておらず、その声も他人には聞こえないようです。
突然の出来事に困惑しながらも、特に実害がないことから正奈は球体の存在に慣れ始めます。
数日後、正奈は偶然、少女がトラックに轢かれそうになる瞬間を目撃し、間一髪のところで少女を助けますが、それによって肘に怪我をしてしまいます。
するとその時、球体が正奈に問いを投げかけました。
「第7984問、なぜ怪我をした?」
その問いに正奈が答えると、球体は「正解、報酬を与える」と言い、バリバリと音を立てて電気のようなものを出し、正奈の怪我を完治させます。
正奈は球体の出す問いに答えることで、「自身の体を再生させる能力」を手に入れたのです。
その一方で、時を同じくして、シリアルキラーの十彈一靜(とだんいっせい)は別の球体により「死のQ」の能力を手にし、人類の滅亡を企てます。
今なお大量殺人を行う十彈を止めるため、優秀な女性警察官である星龍院茉莉花(せいりゅういんまつりか)と供に、正奈は旅に出ることを決意します。
正奈は十彈を止めることができるのか?謎の球体の正体は一体何なのか??
謎の球体をめぐる、正奈の旅が始まります。
『ぼくらのQ』見どころ紹介!
見どころ① チート能力同士の戦いがアツい!
自身の体を再生する能力を手にした井口正奈は、その数日後に学校でシリアルキラーである十彈と遭遇します。
そこで十彈が球体の能力を使い攻撃をしてきたため、正奈は戦うことになります。
が、その戦いの中で球体の新たな問いに正解することによって、正奈は自身の体の全ての部位を再生する力、すなわち「不死身」の能力を手に入れます。
対する十彈は「死のQ」の能力により、あらゆるものを「風化」させる力を使います。
それも、十彈の球体の口から飛び出してくる、複数の長い手によって攻撃するので、遠距離も近距離も対応可能です。
十彈の風化の力は触れたものを瞬時に粉々にするのに対し、正奈の再生の力は常人離れとはいえ、数分から数時間を要します。
そのため、この戦いで正奈は両腕、両目を潰された上に、首をちぎられて戦闘不能になり、十彈に大敗北を喫します。
しかし、全身を再生した後、星龍院茉莉花と供に旅をする中で、正奈は再生能力の新たな使い道を見つけ戦闘能力を引き上げます。
また、茉莉花も正奈や十彈とは別の球体を持っており、エネルギーの向きと強さを自在に操れる力を使うことができます。
球体の能力を駆使して、同じく球体を持った敵と戦うシーンは緊張感があり、また、予測不能な敵の行動がバトル漫画のワンシーンとして楽しめます。
見どころ➁ 王道サスペンス展開が面白い!
極悪非道な大量殺人鬼である十彈に遭遇した後、十彈の仲間だと自称する茉莉花により正奈は拷問にかけられます。
どうして僕がこんな目に??
どうしたらこの現状を打破できる?
心当たりのない正奈は酷く混乱しますが、強い精神力によって拷問を解除してもらうことに成功し、茉莉花の仲間になることを決意します。
そして、旅を始めて訪れた街で正奈たちは異様な光景を目にします。
街の住人の大多数が頭上に球体を浮かべていたのです。しかも、彼らに球体のことを聞いても何のことかさっぱり分からないと口をそろえて言うのです。
更に、この街では連日、人間業とは思えないような殺され方をした人が目立つ場所に公開されていると知り、正奈たちは事件の捜査を行います。
球体の能力はもちろんですが、十彈が関係しているかもしれないと考えたのです。
正奈たちは捜査の中で怪しい人物を特定しますが、証拠を掴むことができずに、別の糸口を模索します。
なおも変死事件が続く中、怪しい人物や、怪しくなさすぎる人物が登場し、正奈たちの捜査は難航します。
しかし、あることをきっかけに大きな証拠を掴むことができ、正奈たちは犯人を特定することに成功します。
犯人は一体だれなのか? 一体何が狙いなのか?
球体の能力はどんなものなのか? 事件に十彈は関係しているのか?
物語が大きく進展するこの事件は、最後まで先の分からない展開で、読み応え抜群です。
見どころ③ 何気ない疑問の深堀が斬新!
十彈との戦いの中で正奈の球体が正奈に問います。
「第1問、なぜ人は生きる?」
また、十彈には「死のQ」。茉莉花には「正義のQ」。前述の事件の犯人には「自我のQ」がそれぞれ出題されます。
なぜ人は死ぬのか? なぜ正義は存在するのか? なぜ自我は存在するのか?
普段私たちが生きている中で、ふと疑問に感じても、ほとんどの人は深く考えることのない問いに対して、この漫画はメインテーマとして扱っています。
いわゆる「哲学」を扱っているわけですが、一見小難しい「哲学」を一般の人にでも分かりやすいように描かれているのがこの漫画のすごいところなんです。
球体を持つキャラクターたちはそれぞれが過去に「自分を見失うような体験」をしており、球体の問いをきっかけに自身の人生や信念を見つめなおします。
球体を使ったバトルの中でも、「なぜそう思うのか」という倫理観のぶつけあいが行われますが、その内容が安っぽいものでなく、私たちの人生に投影できる部分もあり、大きな見どころとなっております。
そして、かねてから読者に期待されていた、それぞれの球体が問う「第1問」への答えが物語の終盤に明かされますが、その答えがある程度納得のできるものになっていたことが、この漫画を良作へと昇華させます。
この「第1問」への答え、そしてその先の問いこそが、この物語の意味であり、正体不明の謎の球体の存在理由であることも終盤で明かされてゆきます。
主人公たちが自身の倫理観をぶつけ合う過程で、私たちも自身の経験や倫理観について考えさせられることになり、少年漫画でありながら「哲学」に大きく踏み込んだ「ぼくらのQ」の斬新さはぜひ、特に注目して読んでみてほしいなと思います。
『ぼくらのQ』登場人物紹介!
井口正奈(いぐちしょうな)
この物語の主人公で、どちらかと言うとおとなしいタイプの少年です。
しかし、茉莉花や幼馴染の佑香がボケると、大きめの声でツッコミを行うことがあり、感情的になるとかなり大きい声でしゃべります。
また、「生命のQ」の球体にとりつかれ、不死身の能力を手に入れます。
幼馴染の佑香を下半身不全にしてしまった過去があり、その罪悪感から自分のために生きることに強い抵抗を感じています。
そして、茉莉花と出会うことで「より多くの人を幸せにするために生きる」という信念を見つけます。
そのために、茉莉花と「より多くの人を殺す」ことを目的としている十彈を倒すための旅をします。
非常に強い正義感を持ち、時には自己犠牲をもいとわないその性格は、少し共感できない部分もありますが、不死身の能力が上手くマッチしており、魅力的な人物となっています。
星龍院茉莉花(せいりゅういんまつりか)
優秀な警察官でありながら、十彈を倒すために警察を辞めて正奈とともに旅をする女性です。
「正義のQ」の球体にとりつかれていて、エネルギーの向きや強さを操る能力を持っています。
最初に正奈を拷問にかけたり、焼き鳥を吐くまで食えと命令したりと、その非常識さで正奈を混乱させます。
しかし、人の態度やしぐさから言葉を読んだり、高度な仮説と検証から事件の証拠を見つけたりするなど、優秀な警察官の姿も垣間見えます。
また、物事の本質を冷静に分析している聡明さや、強い正義感を持っているところ、そして正奈の生き方を肯定しているところから、正奈に信頼されています。
かなり豪快な性格で、後先を考えない行動により正奈をよく振り回しますが、非常に前向きでポジティブな姿が魅力的な人物です。
十彈一靜(とだんいっせい)
全人類の滅亡を企てるシリアルキラーであり若くてイケメンの青年です。
「死のQ」の球体にとりつかれ、あらゆるものを風化させる能力を持っています。
球体の能力を持つ以前から通り魔的殺人を複数回行っており、警察に狙われていたのですが、球体の能力を得た後、警視庁の警察官を大量に虐殺して警察を屈服させます。
生まれついての天才であり、幼少期から世界を達観していた過去があります。
正奈や茉莉花にとっての最大の敵であり、最強と思われる能力の使い手です。
何の罪もない人間を無感情で簡単に殺すさまは、恐怖とともに嫌悪感を覚えますが、物事の本質を冷静に考えていて、常に落ち着いている様子や、長い前髪の甘いマスクには隠れファンがいるという、魅力的な人物です。
『ぼくらのQ』序盤ネタバレ紹介!
第0話「Cue」
車いすの少女とその隣の少年が公園のベンチで座っています。
自分が見ている世界と他人に見えている世界は全く違うのかもしれない。
でもそれを確かめる方法はないから人と人が完全に分かり合うことは永遠にないのかもしれない。
太陽に手をかざしながらふと少年はそんなことを思います。
そこでシーンは警視庁に代わります。
フードをかぶった男が自分の頭上を指でさし警官に尋ねます。
「コレ、アナタにはどう見えていますか?」
男の頭上には口だけがついた笑顔の黒い球体が浮いています。
しかし警官にはそれが見えていません。
警官が不思議がっていると、男は突然その警官の喉をナイフで切りつけます。
後ろにいた別の警官2人が異常に気付き、男に発砲しますが男に当たったはずの銃弾はパラパラと音を立てて無くなります。
当然のように男は無傷で、そのまま2人の警官をもナイフで切りつけて惨殺します。
どうやら黒い球体のおかげで自分への攻撃が無力化されるようです。
すると突然、黒い球体が大きく口を開け男に問いかけます。
「第256問。なぜ人を殺す?」
しかし男はそれを無視します。
警視庁の中に入りしばらく進むと、そこには大勢の警官が待ち伏せていました。
その全員がシールドを持ち防護服を着て銃を構えています。
警官は男に投降を命じますが、男はそれには応じずに警官の虐殺を始めます。
男は黒い球体の力を使わずに何人の人を殺せるかという実験をしていたのですが警官の放った弾が自分に当たる寸前に消滅したことでがっかりします。
すると再び黒い球体が「なぜ人を殺す?」と男に問いかけました。
今度はそれを無視せずに答えます。
「オレが人を殺すのは殺したという実感を得るためだ。」
黒い球体は大きく口を開け「大正解、報酬を与える。」と言います。
大勢いた警官は全員が殺され、男は警視総監室に着きます。
そこで男は、警察を含む日本国政府からの自分に対するあらゆる法的措置は取られないという約束を取り付けます。
一人の女性が涙を流しながら男に銃を向け
「その選択の、どこに正義があるっつーんすか‼」
と叫びますが、警視総監の意思は変わりません。
そしてこの悲劇は、日本国政府により隠蔽されます。
第1話「球体」
午前7時、主人公の井口正奈(いぐちしょうな)は目を覚まし、いつも通りの朝を迎えます。
どうして朝は来るのだろう?どうしてコーヒーは苦いのだろう?
どうして僕は生きているのだろう?
そんなことを考えながら、玄関を出ると目の前に口だけがついた不気味な黒い球体が浮いていました。
「出題テーマ、生命のQ」
球体はそう言うと、それ以来何をするでもなくひたすら正奈についていきます。
球体とはコミュニケーションは取れず、触れず、自分以外には見えないとうことが分かり、正奈は球体の存在に慣れ始めます。
そんなある日、少女がトラックに轢かれそうになったところを正奈は反射的に助け、それにより肘に軽い怪我を負います。
そのとき突然、黒い球体が正奈に問いかけました。
「第7984問、なぜケガをした?」
声は自分以外には聞こえていないようです。
「腕を車にぶつけたからだよ!」と正奈が答えると、球体は「正解」「第7932問、なぜ腕を車にぶつけるとケガをする?」と続けました。
困惑しながらも、「腕が車の金属より弱いから?」と答えると、球体は「大正解」「報酬を与える」と言いました。
その瞬間、バリバリと音を立てて正奈の傷がふさがり、ケガをしたはずの右手に
「右手」という文字が浮かび上がりました。
一応病院に行った正奈は、医師から全く以上ありませんという診断を受けます。
病室を出ると「正奈ちゃん!?」と声をかけられ、見るとそこには幼馴染の佑香がいました。
佑香は正奈がいつものようにムチャなことをして病院に来たと思い、幼馴染としての心配から怒っています。
佑香はある事故が原因で車いすでの生活となり、病院に通院しているのですが、正奈はそれを自分のせいだと思い罪悪感にさいなまれています。
しかし、佑香はそれを良く思っていません。
「第6137問、なぜ人の腕は金属より弱い?」
帰宅後、球体が問いかけますが、正奈はいったんそれを無視します。
自分で左右の人差し指に傷をつけて、勝手に治るのかを実験してみたところ右手の指だけが治り、左手の指は傷がついたままでした。
「お前は一体、、何だ?」と正奈が聞きますが、球体はそれには答えずに問いを繰り返します。
「人の腕が金属より弱いのは進化の途中だからじゃないかな。」と、正奈はふと思いついたことを言いました。
すると球体は少しの間振動し、「大正解、報酬を与える。」と言いました。
直後、球体から正奈の左手と右足に、バリバリと音を立てて何かが送られ、両箇所は傷をつけてもすぐに治るようになります。
シーンが変わり、眼鏡をかけた男が頭から血を流し顔をゆがめています。
男は胸ぐらをつかまれており、「お願いだ、やめてくれ、」「なんだってこんな事するんだ。」と懇願します。
しかし、フードをかぶった男は「分からない…」とだけ答え、無慈悲にも眼鏡の男を殺します。
その直後、フードの男の頭上に浮いている球体が言います。
「第1問、なぜ人は死ぬ?」
フードの男は「知りたい。」と言います。
第2話「Question」
通学中、正奈に「第973問、なぜ人は進化する?」と球体が問います。
正奈は訳のわからない質問やその状況にイライラしながら、「学者さんに聞いてくれよ!」と言います。
学校が終わり帰るとき、隣の県で通り魔が出たから気を付けてすぐに帰るようにと教師が不穏な発言をします。
しかし正奈は佑香から呼び出され美術室に向かいます。
デッサンモデルとして椅子に座りながら、正奈は佑香としゃべりますが「私への罪滅ぼしみたいに思ってムチャなことをしているなら、それはやめてほしい」と言われ、ショックから美術室を出ます。
ひとり階段で座りながら正奈は昔を思い出します。
幼い頃の正奈は臆病者で、怖いもの知らずの佑香に守られてばかりでした。
しかし、ある日山で2人で遊んでいたときに、正奈が足を踏み外し崖から転落したところ、佑香は助けようと自ら飛び降りて正奈の下敷きになりました。
それが原因で重傷を負い、佑香は車いすでの生活になったのです。
ピンポンパンポーン
突然、校内放送が流れ正奈は我に返ります。
「現在北校舎に身元の分からない不審な人物がいるので残っている生徒は速やかに避難してください…。」
明らかに動揺した声のその放送を聞き、北校舎の方を覗くとなんとそこには自分と同じように頭上に球体を持つ男が立っていました。
驚いたのもつかの間、男は振り向き、正奈のことを確認したかと思うとすぐさま走り出しました。まさか、こっちに来る!?
恐怖に押しつぶされそうになりながらも正奈はなんとか自分を律し、佑香を守るために、彼女を美術室に閉じ込めます。
それに気づいた佑香は、必死で正奈を止めようとしますが正奈の意思は固く、止めることができません。
そして、正奈は球体を持った謎の男と対峙します。
男はどうやら学校にいる全員を殺すつもりのようです。
「君の出題テーマは?」と男が聞き、突然の質問に困惑しつつも正奈は「生命のQ」と答えます。
それに対して男は、「おれのは死のQだ。」と言います。
すると突然、男の球体が大きく口を開け、「第1問、なぜ人は死ぬ?」と言いながら、まがまがしい手のようなものを吐き出します。
「生命のQを持つキミを殺せば、何か分かるのだろうか?」
男がそう言うと、球体の口から出た手が正奈に襲いかかります。
その手につかまれた正奈の体は酷い痛みとともに音を立てて溶け始めます。
絶体絶命の正奈に対し、男は言います。
「風化。それが死のQの報酬だ。オレはキミを殺してナゾを解き明かす。」
第3話「執着心」
病院で眠っている佑香を思い出し、正奈は絶対に死ねないと自分を奮い立たせます。
そして力を振り絞り「問題を出せ!」と球体に向かって叫びます。
「第973問、なぜ人は進化する?」と球体が言うと、間髪入れずに正奈は「生き残るため‼」と叫びます。
見事に大正解をした正奈は、全身を再生する力を手に入れふと見ると左手に「全」の文字が浮き上がっています。
「第1問、 なぜ人は生きる?」
球体がそう問いかけると、正奈は「人がなぜ生きるのかは分からないけど、今日の僕の命はお前を止めるために使う。」と言い、男に殴りかかります。
しかし、その攻撃は全く通じず、正奈は両腕を切り落とされ、両目をつぶされます。
正奈の弱さにがっかりした男は、正奈を殺す気力を失い、その場を立ち去ろうとします。
しかし、正奈は両目両腕を失いながらも男の足首に嚙みつき、ダメージを与えます。
その時、学校に来るであろうパトカーの音が聞こえ、男は一瞬何かを考えますが、言葉にならない怒りを表情に浮かべ、正奈を叩きのめしてその場を後にします。
首がちぎれ、両腕を失った正奈の体を球体が再生します。
第4話「検査」
目を覚ました時、正奈は体を柱に固定された状態で、狭い透明のガラスケースに閉じ込められていました。
目の前には一人の女性が座っています。
見ると女性の頭上には口のついた球体が浮いており、それを見た瞬間、正奈は学校で男に殺されかけたことを思い出します。
そして、佑香の安否が分からないことにひどく焦りますが、女性から佑香は無事だと聞き安心します。
安心したのもつかの間、女性は「うっし、じゃあ始めっか!」と言い、正奈のガラスケースに水を流し始めます。
正奈は訳が分からず、やめるように叫びますが女性はそれを聞き入れません。
混乱している正奈に、女性が話し始めます。
正奈と戦い、正奈を意識不明にした男は「十彈一靜(とだんいっせい)」といい、女性は十彈の同志だと言います。
女性や十彈や正奈以外にも球体を持つ人は存在していて、彼らは私利私欲のためにその能力を使っていると。
そして、十彈と戦った正奈は自分たちの敵なのか味方なのかを見定める必要があると言います。
「お前らの仲間になんかなるものか。」と正奈は言いますが、それを遮って女性は話を続けます。
「まずは正義の話をしよう。」と女性が言うと、女性の持つ球体が突然「正義のQ!」と言います。
正義はなぜ存在するのかを問われた正奈は「人間の心に信念があるからだ。」と答えますが、球体によって否定されます。
その答えをもとに考えると、悪人も信念をもって悪事を行っているから問題ないのではと女性が言います。
それに対して、正義には「自分」と「社会」で2つの正義があって、自分の正義は社会の正義と同じであると正奈は主張します。
すると女性は正奈の目の前に何かのボタンを設置します。
「このボタンを10秒押せばそこから助けてやるが、自分たちの同志になってもらう。」と、正奈は言われます。
また、同志になるつもりもないのにボタンを押せば、球体の能力でお前を洗脳すると脅されます。
正奈はそれを断固として拒否しますが、ボタンを押さなければでき死の苦しみを味わい続けることとなり、「究極の選択」を迫られます。
考えている間にも水かさは増していき、ついに正奈の体は完全に水の中となります。
第5話「水の底」
正奈は水中で体を固定され、息ができない苦しみに耐えられず、大量の水を飲みこんでしまいます。
固定されているので空気を吸うことはできず、一瞬意識を失いますが、球体により肺や脳が再生されて無酸素状態を克服します。
しかし、そこから逃げ出す術はありません。
悩む正奈の目の前に佑香の幻影が現れます。
佑香は正奈に、苦しいなら逃げ出すようにすすめますが、正奈はそれを拒否します。
「僕は誰かを傷つけてまで苦痛から逃れる資格のない人間なんだ。」
「君の人生を狂わせた僕が自分のためには生きられない。」
正奈がそう言うと、「じゃあそれが正しいのか球体に聞いてみたら?」と佑香が言います。
たぶん、その人が心の底から納得できる答えが解って言われるからと。
「第1問、 人はなぜ生きる?」
球体の質問に正奈は「人のため」と答えますが、不正解と言われます。
そして佑香は「正奈の自己犠牲は自己満足だから罪滅ぼしなんて必要ない。」と正奈に言います。
しかし「からと言って、自分のために生きるなんて割り切れないからこれも正解じゃない。」と正奈が言います。
そして正奈はいつか本当の生きる意味を見つけて、佑香と正面から向き合って話がしたいと考えます。
そのためにも僕が僕であり続けることだけは絶対にやめてはならないと強く思います。
そして、唯一の助かる方法であるボタンを壊し、正奈は自分の逃げ道を自ら無くします。
それに気づいた女性は呆れながらも少しうれしそうな表情を浮かべます。
第6話「愚か者の漂着点」
ボタンを壊した正奈を見て、「それがテメェの正義か。」「いいだろう合格だ。」と女性が言います。
そしてロッカーからバットを取り出し、正奈のいる水槽を壊します。
そのバットには力の向きを示すように矢印のようなものが刺さっています。
正奈は気を失い、目を覚ますとそこはベッドの上でした。
すぐ近くにさっきの女性が座っており、目が覚めたのを確認すると正奈を廃ビルに連れていきます。
混乱する正奈に対し「必要な嘘をいくつかついた。
だがお前の正義を試し仲間にしたかったのは本当だ。」と言います。
しかし正奈は話を聞こうとせず、女性と素手で戦おうとしますが相手の方が強く全く歯が立ちません。
「もしお前と戦って僕が負けたら僕をあの水槽に戻せ!」
「洗脳されてお前らの仲間になるくらいなら、水槽にいたほうがずっとマシだ!」
泣きながら正奈がそう叫ぶと、女性は笑い出します。
女性は笑いながら「安心しろ、お前みたいな貴重なやつ洗脳なんかするかよ。」と言います。
そして、そもそも洗脳の能力のある球体を持つ人がいるという話はでたらめで、女性が十彈の仲間であるのも嘘だったと言います。
訳の分からない正奈に対し、女性は警察手帳を取り出し正奈に見せて「アタシは星龍院茉莉花(せいりゅういんまつりか)。社会の正義の味方だ。」と言います。
そして、十彈を討ち取るために正奈の正義と球体の力を貸してほしいと正奈に伝えます。
第7話「昨日の残骸を」
日本政府は十彈に降伏し、十彈にはいかなる法的措置も適用されないという事実を正奈は茉莉花により知らされます。
そして、警察内で十彈を捕まえようとしているのは茉莉花のみであることも知ります。
強い正義感をもって必死で一生懸命に察官として働いてきたにもかかわらず、たった一人の犯罪者に警察が降伏したこと、そしてそれをおかしいと言った人が、自分以外にいなかったことに茉莉花は悩み苦しみました。
悔しいけど活路が見いだせない、そんな中で茉莉花は「正義のQ」の球体を手に入れたのです。
球体の質問に答えると超能力が手に入り、十彈の力をも知ることができました。
ある日、正奈の学校での事件について通報があり、現場に駆け付けたところで首や腕がちぎれながらも球体により体が再生されている正奈を見つけます。
そして仲間にすることを考えますが、正奈が十彈の仲間であることを危惧し拷問にかけることにしたのです。
その結果、正奈は尋常ならざる正義を持っていることがわかります。
茉莉花は十彈を殺すことを目標に警察を辞めて旅をすることを決めますが、その旅に同行してほしいと正奈に頼みます。
苛酷になるかもしれない旅への同行か、平和な日常を過ごすか、正奈は選択を迫られます。
第8話「執着心」
正奈は昔、佑香と一緒に遊びで秘密警察ごっこをした過去を思い出します。
それまでも、それからも正奈にとって佑香はヒーローでした。
「茉莉花さんは僕を買いかぶっていますよ。」と、正奈が言います。
正奈の正義は自分の過去への罪悪感と自己肯定へのあこがれであり、正奈は「偽善」をどこまでも貫きたいだけだというのです。
それを聞いた茉莉花は、軽く受け止め、「アタシと同じ目標にどこまでも全力で向かってくれんならお前が欲しい。」と伝えます。
そして、何があろうともアタシはお前を肯定すると強く言います。
正奈が「十彈を放っておくとどうなりますか?」と聞くと、茉莉花は「大量殺人が繰り返されて、世界がピンチになる。」と答えます。
それを聞いた正奈は自分の正義を貫くために茉莉花についていくことを決断します。
第9話「Queen」
月についての説明が始まります。
月と太陽が同じ大きさに見えるのは奇跡的な偶然で科学的根拠は無いそうです。
月は衛星として、地球に対して大きすぎで、また軽すぎるそうです。
「月は沢山の謎に包まれています」というナレーションを最後に映像は月の表面がアップされてきます。
そこに現れたのは、正奈たちのような球体を頭上に浮かべ、鳥のような足を持つ少女のような生き物でした。
そしてその生き物はシャボン玉を吹くように「正義の球体」を生成しており、目の前には無数の様々な球体が地球に向かっています。
すると、一つの球体が少女らしき生き物の前に来て何かを伝えようとします。
「なんだお前、私を心配しているのか」
「自惚れるんじゃないよ、さっさと行くんだ」
球体はそう言われ、地球に向かって飛んでいきます。
少女らしき生き物はそれを見て、「あいつ察しやがった、今回で最後ってこと…」と思います。
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