ブレッド&バター最終回結末ネタバレ【漫画完結ラスト】Bread&butter柚季と洋一その後の最後はどうなる?

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今回は、そんな『ブレッド&バター』の最終回・結末はどうなったのか?を分かりやすく解説します!

 

また『ブレッド&バター』を1巻から最終巻まで無料で読みたい!という方に『ブレッド&バター』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介しています。

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『ブレッド&バター』あらすじ紹介!

長年勤めていた教師を辞め、行き場を失ってしまった柚季。

 

焦って婚活をはじめるもうまくいきませんでした。

 

そんな折、たまたま入った文房具屋におかれていた店主こだわりのパン。

 

自分の傷ついた心を癒してくれる店主の洋一と、洋一のパンに惹かれた柚季は逆プロポーズをしてしまいます。

 

出会って二回目の二人ですが何故か洋一はあっさり柚季のプロポーズを受け入れます。

 

はたして何故、洋一は柚季のプロポーズを受け入れたのでしょうか?

 

そして二人は無事、幸せな家庭を育むことができるのでしょうか?

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『ブレッド&バター』登場人物紹介!

『ブレッド&バター』の主要な登場人物を簡単に解説します!

深田柚季(ふかだ ゆずき)

この物語の主人公。

 

教師を12年間勤めあげる等基本真面目でおとなしく、常識人です。

 

ですが出会って二度目の洋一に逆プロポーズしたり、おいしいパンを作りたいとパン屋に働きに出たりと意外と情熱的な部分も見られます。

 

自分のやりたいことと彼女の中の常識で葛藤する場面もちらほら。

 

比較的家庭環境には恵まれており、両親の穏やかな性格を受け継いでいますがその性格故に他人から反感を買ってしまうことも。

 

それでも逆ギレしたりせず、自分の何が悪かったのかを見つめ一つ一つきちんと反省するところも彼女の魅力です。

原 洋一(はら よういち)

原文具店の店主。

 

前店主から文房具屋を受けつぎ、文房具をうる片手間にパンの販売も行っています。

 

元々は超売れっ子漫画家でしたが忙しさにかまけているうちに長年同棲していた彼女(純)にあなたは一生一人不幸のどん底だ、と「呪い」をかけられそのまま喧嘩別れしてしまいます。

 

自分の何がそんなに悪かったのか、彼女は何故でていってしまったのか。

 

その気持ちを理解するために、彼女が毎日作ってくれていたサンドウィッチを作ろうと彼はパンを焼き始めました。

 

その後、柚季と出会い、彼女からの逆プロポーズをされます。

 

柚季が洋一に惹かれていたのと同じようになんとなく洋一も柚季が丁寧においしいそうにご飯を食べる姿に惹かれていました。

 

この子となら、やり直せるかもしれないと純との思い出のやり直しをするように洋一は柚季のプロポーズを受けました。

川原 純(かわはら じゅん)

洋一の元カノ。

 

洋一とは15年間の付き合いでうち半分は同棲をしていました。

 

洋一とは大学で出会い、いきなり漫画家になる!と言い出し大学を辞めてしまった洋一を自分が支えなければと決心しますが、純の心配をよそに洋一の漫画は大ヒットします。

 

どんどん変わっていく生活環境、支えていたはずがいつの間にか自分が支えられてばかりの生活になっていることに焦りを覚えた彼女はせめてもの支えにと料理の腕をどんどんあげますがその努力むなしく、洋一が食卓につくことはありませんでした。

 

そして虚しさを覚えた純はサンドウィッチしか作れない関係なんてもういらない、と洋一と別れてしまうのでした。

赤沢 すみれ(あかざわ すみれ)

柚季の元生徒。柚季が教師をやめる事件を作った張本人でもあります。

 

仕事が忙しく家の事や自分に見向きもしない両親。

 

そんな中行われた家庭科の授業ですみれはお米を洗剤で洗ってしまいます。

 

「だめだよ、お母さんに教えてもらわなかった?」という柚季の悪気ない発言に反感を覚えた彼女は次第に「柚季先生に叩かれた」と虚言をはくようになり、

 

ついには他の生徒と一緒に授業を放棄するなど彼女を学校から追い出すようにしむけました。

 

柚季が学校をやめ洋一のパン屋で働くようになってしばらくたったころ、

 

柚季先生が文房具屋で働いているのを見たという噂をききつけ再び彼女は柚季に会いに原文具店に訪れました。

美奈子(みなこ)

パン屋の常連であり、原文具店の近所に住んでいます。

 

明るくて面倒見がよく柚季に年上の女性としてのアドバイスをしている場面もよく見られます。

 

ですが面倒見のよさゆえにおせっかいを焼きすぎてしまうところも。

 

私生活では旦那の両親、娘夫婦、孫の大家族の食卓を支えるスーパーおばあちゃん。

 

糖尿病食、老人食、大人メニュー、子供メニューを一人で作ってしまうほどマメな部分も。

 

病気の父親に「体のため」と限界まで塩分を落とした「体にはいいけどおいしくない料理」を必死に作っていました。

 

「たまにはしょっぱいものが食べたい」という父親の望みをきかず、体にいいものばかりを作っていましたがその後食べたいものも食べられずそのまま亡くなってしまった父親に後悔を覚え、同じ後悔をしないために旦那さんのために体に良くておいしいものを作ろうと努力する姿はとても尊敬できます。

深田家

柚木の父(名前不明)、母の幸枝(ゆきえ)、妹の真子(まこ)の4人家族。

 

とても仲が良くイベントや誕生日のたびに色んな食イベントが開催されます。

 

穏やかで温かい柚季の性格はこの家庭環境があってこそでしょう。

 

妹の真子は家族の中で一番はきはきした性格で柚季の婚活にダメ出ししたり、洋一との結婚に一番反対したりする場面が多くみられます。

 

ですがそれも姉を心配してのことなので、やはり仲がいい家族といえるでしょう。

森夫婦

洋一が文房具屋兼パン屋を営むきっかけになった二人。

 

奥さんから厨房とパンのルセットを、主人から文房具屋を引き継ぎます。

高名

洋一の漫画家時代の同期で、共に会社をたてました。

 

その後怪我により漫画家を引退してしまいます。

 

猫のような性格でふらふらと歩きまわってはそのまま連絡がつかなくなることも。

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『ブレッド&バター』最終回に至るまであらすじ紹介!Bread&butter

『ブレッド&バター』の最終章までのあらすじを紹介します。

逆プロポーズから、教師時代のやり直しまで

柚季からの突然の逆プロポーズをあっさり受け入れた洋一。

 

結婚の挨拶にいくも突然のことに深田家は反対します。

 

柚季自身も洋一の秘密主義な性格に不安を覚え焦りを覚えますが、母からのアドバイスを受けゆっくりと洋一を知ろうと歩み寄ります。

 

その後出会った洋一の旧友から洋一には長年同棲していた純という彼女がいたことを知ったり、森夫婦から洋一が昔は漫画家であったことを知ったりと驚きの連続。

 

なんとも不思議な経歴を持つ彼がパンを焼こうとした理由。

 

人の感情に疎い洋一は不器用なりにパンを焼こうとすることで純がでていった理由を理解しようとしたのだと柚季は感じます。

 

その事実に切なさを覚えるも、洋一の不器用な優しさに柚季は彼を優しく受け入れるのでした。

 

その後柚季の元生徒、すみれがパン屋に登場し洋一のパンを全部買い占めた後捨てたりとまた柚季を振り回そうとしますが洋一がすみれを止めます。

 

柚季が教師を辞めてしまった理由をしった洋一は柚季を過剰にかばったりすみれを責めたりせず、ただ優しく柚季の頭をなでました。

 

その後教師時代のやり直しをするためにすみれと真正面から向き合う柚季。

 

すみれの家庭環境や悪気ない自分の発言がすみれを傷つけていたことを知ります。

 

泣いて逃げたら逃げる場所があってよかったね、というすみれの発言に今度は自分がすみれの逃げる場所になろうと柚季はすみれのために毎日パンを焼きます。

 

そして、すみれも柚季のまっすぐさに絆され柚季を受け入れ、「また焼いてきて」と柚季にパン代を渡します。

 

自分をやっと認めてもらったことに嬉しなきをする柚季に洋一は「ごくろうさま」とねぎらいの言葉をかけるのでした。

高名

すみれと柚季が仲直りした後、洋一は「話がある」と柚季を呼び出します。

 

それは洋一の個人の貯金が減ってきているため漫画家時代に作った会社をつぶして残余財産したい、がそのためには出資金をだしてくれた同期の友人、高名の許可がいるが色んな場所にふらふらしているため連絡がとれない、という相談でした。

 

物作りに長けているが経営感覚に乏しい洋一にあきれる柚季。

 

ですが高名はあっさりと原文具店にあらわれます。

 

会社をたたみたいという洋一の申し出をきっぱり断る高名。

 

彼も漫画家でしたが利き腕を負傷し、漫画がかけなくなってしまったのでした。

 

以降お酒に逃げるようになってしまい膵臓を悪くしてしまうのでした。

 

再び洋一の前に現れてからも酒を辞めようとしない彼を柚季が止めたとき、柚季のような堅実な女性が洋一の傍にいると思うと焦るとぼやきました。

 

その後また女性の家に泊めてもらえることになったからと原文具店をあとにしますが2,3日で帰ってきた高名。

 

呆れる洋一に素面でいると不安になる、何か埋めるのに酒や女、仕事は丁度いいと言い残して原文具店を後にするのでした。

 

その後柚季と洋一はプレッツェルをつまみに、お酒を飲むことにしました。

 

ですが酔った勢いで洋一は「柚季ちゃんと一緒にいるとほっとするけど本当は誰かとずっと一緒にいる自信がない」とこぼしてしまいます。

 

洋一の発言に傷つく柚季ですが次の日洋一はなにも覚えていないのでした。

笹本夫婦

後日、友人の朋に結婚式の二次会のために「パン・サプライズを作ってほしい」と柚季を呼び出します。

 

柚季も友人の嬉しい知らせを喜び、彼女の申し出を受け入れました。

 

その後朋に近況を尋ねられ、柚季は洋一とのことを相談します。

 

彼女の寂しさに同意しつつ、朋は結婚式の二次会に柚季の元カレ(笹本君)がくるけど大丈夫かと尋ねます。

 

笹本とは柚季が20代半ばの頃に付き合っていましたが笹本君が自分ではなく自分を通した家庭的な女性の「理想」を見ている、そして教師の仕事を優先したいという柚季の気持ちのすれ違いから別れたのでした。

 

二次会で笹本君と再会し、彼は柚季に子供がパン好きだから買いに行く、と約束します。

 

笹本君と話した後、当時の気持ちを振り返った柚季。

 

洋一に自分も本当は誰かと一緒にいる自信はない。けど一緒にいるとほっとすると伝えるのでした。

 

その後子供のすずを連れて原文具店を訪れた笹本君。

 

付き合っていた当時はマメすぎるほど真面目な性格で優しかった彼からは想像できないほど非常識なふるまいをします。

 

笹本君の意図が全く分からない、と困惑する二人。

 

一方旦那の不倫を疑った笹本妻。

 

慰謝料をふんだくろうと原文具店に訪れます。

 

ですがもちろんそんな事実はないので柚季は誤解であることを伝えました。

 

その後笹本夫婦のいざこざに巻き込まれながら、洋一と柚季は改めて結婚して家庭を築くということに思いを巡らせます。

 

その後両親に仲直りしてほしいと娘のすずちゃんは家出をしてしまいます。

 

ですがまだ小さい彼女はお金が足りないと駅で途方にくれていました。

 

その様子をみていたのはなんとすみれちゃん。

 

彼女はすずちゃんの気が済むまで付き合おうと一緒に冒険の旅にでかけました。

 

その後色んなトラブルに巻き込まれながらなんとか駆け込んだパン屋から原文具店に二人の無事を連絡します。

 

その時パン屋で見たパン・デコールに魅了されたすみれ。

 

その後迎えに来た笹本夫妻と柚季。

 

すずの気が済むまで付き合ってくれたことに柚季はすみれにお礼をつげるのでした。

 

その後仕事のため連絡がとれず、原文具店で待っていたすみれの母。

 

なぜ柚季が教師を辞めることになったのか知らない彼女は柚季を責めます。

 

その時すみれは自分の母に初めて、自分がなにをしたのか正直につげるのでした。

 

いろんな出来事から、改めて自分たち夫婦のことを話し合う笹本家。

 

娘のしてしまったことを謝罪しに原文具店をおとずれるすみれの母。

 

すみれの母に柚季はすみれが将来住宅建築史になりたいといっていたと母に伝えます。

 

注文住宅を作ったものの、実際出来上がった家は自分たちにはひどく不釣り合いで結局すみれを追い詰めてしまうことになったと自分を責める母。

 

そんなすみれの母に「今度は自分たちにぴったりの家を作るんだといっていました。楽しみですね」と笑って柚季は二人を許すのでした。

 

それ以降、洋一にパン・デコールを習いにくるすみれの姿がみられるようになったとか。

 

洋一の父

クリスマスシーズンになり、原文具店でもクリスマスにちなんだパンを売り始めます。

 

柚季のサポートもあり売り上げも好調でした。

 

年が明け、深田家に招かれた洋一。

 

ガレット・デ・ロワをもって深田家に訪れました。

 

ガレッド・デ・ロワとはパイ生地の中にアーモンドクリームがはいっており、さらにその中にフェーブという陶器の人形を一つ中に仕込みます。

 

フェーブをあてた人は一日王様になって祝福されるというものです。

 

そして深田家でフェーブをあてたのは柚季。

 

王様になった彼女は洋一の父に合わせてほしいと命令するのでした。

 

洋一の両親は幼い頃に離婚しており、洋一は父に引き取られます。

 

が頑固で偏屈な父に洋一は反抗するようになり洋一が漫画家デビューした時もくだらないと洋一が書いた漫画を捨ててしまった父。

 

その後定年を迎えましたが洋一の元には近所の人からの父に対するクレームの連絡がくるようになります。

 

いい加減にしてくれと父をせめ、その後大ゲンカに発展してしまい以降連絡を絶ってしまってしまうのでした。

 

そしてFacebookで洋一の居場所を知った二人。

 

柚季はさっそく洋一の父に連絡をとります。

 

すると「春になったらきなさい」といメッセージが。

 

何故春なのか疑問に持ちつつ、5月上旬に再び送られてきたメッセージには持ち物と時間の指定が。

 

当日はなんと父の田んぼ作業のお手伝い。

 

怒る洋一を後目にノリノリで楽しむ柚季。

 

少し強引に柚季は洋一の父と距離をつめようとします。

 

田んぼのお手伝いを終え帰宅した二人。

 

帰る前に洋一が作ったパンをお父さんに食べてほしいと渡そうとしますが断られてしまいました。

 

ですが柚季はその後も洋一に内緒で洋一の父のお手伝いに向かうのでした。

 

その時見かけた桜の塩漬け。

 

それは昔二人と一緒に住んでいた洋一の祖母が作ってくれたものでその塩漬けを混ぜて作るおにぎりは絶品なものでした。

 

洋一の父も不器用ながら思い出の味を大事にしていたのでした。

 

その後洋一の父からわけてもらったお米を持ち帰り米粉でおにぎりパンを作ります。

 

Facebookの更新が止まっていることを心配した二人。

 

お米で作ったパンなら食べてくれるかもしれないと完成した米粉パンをもって再び訪れます。

 

その後腰を痛めて倒れてしまう洋一の父。

 

タクシーは嫌だといいはる父に仕方なくレンタカーを借りに洋一は山を降ります。

 

二人きりになった柚季と洋一の父。

 

本当に洋一と結婚するのか?と柚季は問われます。

 

柚季は洋一がとてもやさしい事、自分がなにしても、どれだけ迷惑をかけても声一つ荒げないことひとしきり洋一をほめた後一つの不安をこぼします。

 

それは洋一サイドに「柚季じゃないといけない理由が見つからない」ということでした。

 

優しくて楽しいだけの場所は仮の住処で、そんな場所はあっさりと終わってしまう。

 

だけど優しいだけじゃない関係の作り方がわからないと柚季は本音をこぼすのでした。

 

一方そのころ、レンタカーを借りに山を降りた洋一の元に突然元カノの純からメッセージが届くのでした。

純と洋一の本音

洋一の過去を語る上で外せないのは元カノである純の存在です。

 

彼女は洋一の旧友桜井からポエムのようなメッセージが沢山おくられてくることを洋一に苦言するためにメッセージを送りました。

 

彼女は現在も独身ですがひょんなことから一人の男性に出会います。

 

彼は遠藤さんといって現在バツイチ。一人娘は元嫁のもとで離れて暮らしています。

 

一つのくるみ割り人形をきっかけに仲良くなった二人。

 

自然とデートを重ねる中で、ついに純は結婚しなかった理由を遠藤さんに打ち明けます。

 

支えていたつもりがいつの間にか支えられるようになっていたこと。

 

どんどん置いていかれることに不安を覚えなにか役に立とうと料理の腕ばかりあがったこと。

 

本当は待っていなくてもよかったのにずっと待っていたこと。

 

そのせいで洋一に「呪い」の言葉をかけてしまったこと。

 

そのすべてを話します。

 

以降しばらく遠藤さんと連絡がとれなくなってしまう純。

 

嫌われたのかと不安になりますが彼は海外出張にいっていたのでした。

 

でも正直にいうと、連絡をするか迷ったと打ち明ける遠藤さん。

 

自分も仕事ばかりで元嫁に愛想をつかされて捨てられてしまったから、友達のままのほうがいい関係でいられるんじゃないかと迷ってしまったと。

 

だけど海外出張にでかけた場所で、いろんなものを見たり食べたりするたびに純に教えたくなったと純に告白します。

 

そして自分の過去の過ちを全て打ち明けたうえで再び純をデートに誘うのでした。

 

一方そのころ、洋一は柚季に原文具店を一度たたもうと思ってることをつげます。

 

柚季の結婚を真剣に考えた結果、今までの経営方針ではうまくいかない、きちんと収益をださないといけないと思った洋一。

 

ですがその答えに柚季は違和感を覚えます。

 

その後たまたま柚季は高名と洋一の会話を聞いてしまいます。

 

それは洋一が酔った際に放った15年も一緒にいたのに大事にしてやれなかった、やっぱり結婚すべきだったのかという未練の言葉。

 

その罪悪感を柚季のプロポーズを受けることで埋めようと思ったのかと高名は洋一に尋ねます。

 

確かに最初はそんな勢いもあったけど居心地がいいから一緒にいる、すごい好きでとはちょっとちがうけど結婚するって約束したからちゃんと幸せにしないと。

 

義務感のような言葉にショックを受けると同時に納得する柚季。

 

一度は聞かなかったフリをしようとしますが洋一が犠牲になる必要はない、結婚を白紙に戻そうと洋一に告げるのでした。

 

いったん結婚の話は白紙にしたうえで原文具店の今後を話し合う二人。

 

結婚の話をなしにしても結局限界は見えているからいずれ店をたたむことになるだろうとどこかあきらめ気味な洋一に原文具店をなくしたくないと柚季はパン屋の研究をはじめるのでした。

 

美奈子からのアドバイス

洋一のことを知るために洋一の漫画を読む柚季。

 

物語の舞台は第三次世界大戦後化学兵器の影響で突然変異し人間を襲うようになってしまった人類。

 

大戦以前から人間の暴力性について研究していた一人の脳科学者は囚人の脳を手術し正義の味方として生まれ変わらせました。

 

手術をする前は殺人犯だった彼らが今度は人類の味方になる。

 

正義も善悪も破綻してしまった世界に脳科学者は何が正しいのかと苦しむといった内容でした。

 

洋一の書いた漫画は洋一の作るパンにとてもよく似ていると柚季は感心するのでした。

 

ある日、おいしいふすまパンを作ってほしいとリクエストをうけた洋一。

 

悪戦苦闘しながら完成します。

 

ふすまパンは何度も何度も美奈子からダメ出しを受けていましたがついにおいしいふすまパンが出来上がりました。

 

今にも感想を聞きたそうにそわそわしている洋一のため、ふすまパンを届けるために美奈子の家に訪れた柚季。

 

そこで美奈子が老人食、糖尿病食、大人メニュー、子供メニューを毎食一人で作り上げていることを知ります。

 

おいしいふすまパンを作ってほしいと洋一にお願いしたのは旦那さんを大事にしているからだと感動した柚季は美奈子を褒めますが美奈子はあっさり否定します。

 

自分たちの時代は女が一人で生きていける時代じゃなく、結婚してもいいといってくれたのが今の旦那しかいなかっただけだと。

 

いい年して迷えるなんて贅沢だと柚季を叱ります。

 

愛してるから一緒にいるんじゃない、一緒にいると決めたから一緒にいるんだ。

 

理想通りの男なんていないしその期待値を全部背負わせたら男がつぶれてしまう。

 

いい加減女の子を卒業して大人になりなさいと美奈子は柚季を厳しくも温かくしかるのでした。

原文具店 閉店

着々と進んでいく原文具店改造計画。

 

目玉商品「ゆずきスペシャル」を作るために洋一は毎日バケットを焼きますが思い通りに作れずにいました。

 

リフォームの相談と森夫婦に改造してもいいかの相談。

 

目まぐるしく色んなことが決まっていきます。

 

なにをしたいか、誰といたいか、どうありたいか。正直に素直に。

 

そんな中やっとの思いでゆずきスペシャルは完成します。

 

そして原文具店改造計画の最終段階で、柚季はたまたま捨てられていた漫画の原稿用紙を見つけてしまいます。

 

それは連載途中で止まっていた洋一の漫画の続きでした。

 

洋一は柚季と一緒に過ごしていく中で少しずつ自分のトラウマが癒されていくこと、自分の中の迷いがとれていくうちに書けなくなっていた漫画の続きがかけるようになっていたというのです。

 

けれど洋一は柚季のことを考え、再び漫画を捨てようとしますが柚季は止めます。

 

「描きたい?」といった彼女の問いに洋一は描きたい、と答えます。

 

洋一の願いを叶えるため、原文具店は閉店することになるのでした。

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漫画完結ラスト『ブレッド&バター』最終回結末ネタバレ!柚季と洋一のその後の最後はどうなる?Bread&butter

『ブレッド&バター』の最終章のネタバレです。

二人の再スタート

漫画家として復活することを決意した洋一。

 

さっそく当時の編集者に連絡をし大々的な復活計画をたてます。

 

柚季もせっかくであったパン作りの道を閉ざしたくないと経験をいかせるパン屋への就職を決めます。

 

お互いの仕事のために遠距離になってしまった二人。

 

体力勝負のパン屋でほぼ素人だった柚季は苦戦するもおいしいパンとまかないにかこまれ柚季は充実感に満たされていました。

 

一方あまりの忙しさにボロボロになる洋一。

 

おいしいご飯が食べたいとメシスタント(調理師)を雇って自分に活をいれるのでした。

柚季の夢

毎日必死に働いているうちにどんどん実力をあげていく柚季。

 

お店で出会った五十嵐さんのアドバイスを受けながらどんどん成長していきます。

 

そして彼女が当時自分の店をもっていたことをしった柚季は写真だけでも見せてほしいと頼み込み、まだ残っている彼女の厨房へ招かれます。

 

彼女の作ったパンやいまだに大切に管理されている厨房をみて主を失った原文具店を思い出す柚季。

 

彼女の中でどんどん自分の店を持ちたいという願望が強くなります。

 

一方寝る暇もない程忙しい洋一。

 

スケジュール管理や資料集め、税務対応など漫画以外の業務が多すぎることを嘆いていると柚季にサポートを頼んではどうかとアシスタントからアドバイスを受けます。

 

悩みながら柚季のデート向かう洋一。

 

会いに行く途中の中で色んな作業もデジタルだったらどこに住んでいても書けるよなと考えます。

 

久しぶりに会った二人はお互いの近況報告に花が咲きつつ、旅行を楽しみます。

 

お土産を買うときになった頃、別々の家に帰るのがさみしいとつぶやく柚季。

 

洋一はいまだとプロポーズをしようとしますが、全く気付いていない柚季は勢いのまま「もう一度原文具店のようなパン屋を自分がオープンしたい」と夢を語ります。

 

その言葉を聞いて柚季が一見おとなしそうに見えて、実は勢いと情熱の女だったということを思い出します。

 

プロポーズは失敗に終わるも言い方を間違えるところだったと自分が柚季のもとへこれるよう漫画をデジタルに移行しようと決心した洋一は「絶対不幸にしないから待ってて」とお願いするのでした。

独立

五十嵐さんから柚季と二人で独立したいという申し出を受けた柚季。

 

考えるよりも先にやりたいという言葉がでてきてしまいます。

 

だけど洋一との未来も諦めたくない。

 

柚季は洋一に独立したいと相談します。

 

が、遠距離問題があるのに洋一は陽気に力いっぱい応援します。

 

洋一が陽気すぎると問題に思った柚季は直接会いに行きます。

 

そこで洋一が柚季のためにデジタルに移行しようとしていることを知るのでした。

 

洋一がきちんと考えてくれることを知った柚季は全力で頑張ることを決心し、五十嵐さんと独立することを決めます。

 

そして決まったお店の名前は「bread&butter」

 

五十嵐さんの前の名前のお店の名前であり、生活の糧、なくてはならないものという意味があるそうです。

 

この仕事で食べていけますように、誰かの生活の片隅にそっと寄り添えますようにと願いをこめて柚季と五十嵐さんの店の名前は決まるのでした。

 

プレオープン

徐々に近づいてくるプレオープンの日。

 

絶対にいくと柚季に約束する洋一ですがタイミング悪くアシスタントが熱をだしてしまいます。

 

間に合わせようと努力しますがどうにもならず、謝罪する洋一に仕方ないと気遣いながらも少し寂しく思う柚季。

 

気持ちを切り替えて準備をすすめる柚季。ふと自分の手を見るとだんだんパンを焼く手になっていることに気付きます。

 

自分に何が必要なのか迷わず選べるようになっていることに自信をつけ、プレオープンを迎えるのでした。

 

プレオープン当日、急いで漫画を仕上げようと努力する洋一。

 

彼の熱意のおかげなのか以前アシスタントをしていた出川君が急遽助っ人としてやってきます。

 

出川君もおかげで柚木のパン屋に向かうことができた洋一。

 

携帯も忘れて必死で柚季のもとへ向かいます。

 

一方そのころ柚木は予想以上の繁盛にてんてこ舞い。

 

それでも沢山のお客さんが自分の元に訪れてくれることに喜びを感じます。

 

原文具店のときにお世話になったお客さんや、すみれの姿も。

 

なんとすみれは原文具店をモチーフにしたパン・デコールをお祝いとして柚季にプレゼントしてくれたのでした。

 

必死に柚季の店を目指すも携帯がなくてはなかなかたどり着けない洋一。

 

やっとの思いで最寄り駅に到着したものの、そこからの行き方がわからない。

 

絶望する洋一の元に柚季のお店の袋を持ったお客さんに遭遇!

 

なんとかお店の場所を知ることができ、必死に柚季の元へ走ります。

 

そして閉店ギリギリにたどり着いた洋一。

 

どうしても今日中に渡したかったと柚季に一枚の紙を渡します。

 

「僕は君の人生に責任を持ちたい」

 

洋一のプロポーズに、「大好き」と洋一の告白を受け入れるのでした。

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