本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。
違法手段ではないので、安心してください。
『デカワンコ』は漫画アプリ『マンガMee』で全巻無料で読める?
いきなり、結論です。
『デカワンコ』はこちらの集英社が運営する漫画アプリ『マンガMee』にて全巻無料で読むことができます。
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『マンガMee』では、『デカワンコ』第1巻から最終巻までを惜しげもなく無料で公開してくれています。
安心安全に、そしてタダで『デカワンコ』を最終巻まで読みたい方は『マンガMee』を使う方法が最もお得です。
『マンガMee』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
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また他にも『マンガMee』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。
- この音とまれ!
- ヒロイン失格
- ハニーレモンソーダ
- 美食探偵 明智五郎
- ダメな私に恋してください
- 雛鳥のワルツ
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- 高校デビュー
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- ごくせん
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半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!
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また漫画アプリに関して言うと、小学館が運営する公式漫画アプリ『サンデーうぇぶり』や白泉社が運営する『マンガPark』も特にオススメです。
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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガMee』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?
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こちらの記事では、特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの有名漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。
次に『マンガMee』の使い方(システム)を簡単にご説明します。
『マンガMee』の基本的な使い方
『マンガMee』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ボーナスコイン』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』などを使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『デカワンコ』も1日に最大5話まで読み進められます。
ここでは『マンガMee』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『マンガMee』のチケットとは?
『チケット』はチケットアイコン(↓ピンク色の線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読むことのできるシステムがこの『チケット』なのです。
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『マンガMee』のボーナスコインとは?
『ボーナスコイン』は毎日、5~15秒程度の広告動画を視聴することで30ボーナスコイン(作品1話分に値する)を取得することが出来ます。
マンガMeeに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読むことができるという意味)
↓『マンガMee』アプリを起動すると「短い動画を見て30ボーナスコインをGET!」と書かれた以下の画面が表示されます。
「動画を見る」ボタンをタップし、短い広告動画を視聴することで、マンガ1話分を読むために必要な30ボーナスコインを獲得することができます。
1日1回必ずこのシステムが使えるので、活用しましょう。(※広告動画をしっかり見る必要はありません。適当に流しておくだけでOK!)
また、今なら『マンガMee』を新規ダウンロードした際の特典として500ボーナスコインが手に入ります!
1話につき、30ボーナスコインを消費するので、500ボーナスコインは、約16話分に値します。
単行本にすると1~2冊分です。
このお得な特典をゲットできる今のうちに『マンガMee』をダウンロードしてしまいましょう!
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。安心してください。
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『チケット』『ボーナスコイン』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ボーナスコイン』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たいエピソードの漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む 残り3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分のエピソードを新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ボーナスコインを獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を毎日最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『マンガMee』は、1つの作品において、1日に最大で5話分のエピソードを無料で読むことができるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/
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『デカワンコ』世間の評価は?
昨日は全然寝れへんゆうてたら気づいたら寝てたわw結局2時くらいまでよしなしごとにデカワンコがつきあってくれて楽しかった。鼻がいいというのはすごいですな。
森本梢子の漫画ほんま面白いからチェックしてみて。ほぼ全部面白い。 pic.twitter.com/yu6iGsJK1u— マダムルーベラ (@ruuube_dqx10) July 21, 2021
#生みみ
原作漫画のデカワンコ面白いよ
刑事ドラマ(?)的な奴— siki⛄️🐾❄️ (@siki9487) July 7, 2021
久しぶりにデカワンコ見てるけど面白い✨
— おちびちゃん(149㌢) (@othibi_thibi) July 3, 2021
デカワンコ10巻まで読みましたやっぱり森本先生の話めっちゃ面白い大好き柳さんかっこよすぎ!
— 権左衛門 (@mihai__mi) March 11, 2021
「ごくせん」好きなみんなは森本梢子の漫画を読もう、デカワンコ面白いしアシガールは推しです
— Pikka (@Pikka03007684) December 17, 2020
まんがMeeさんが…
まんがMee大好きでほんと毎日開くし今一番時間使ってるアプリ。
今ハマってるのは「アシガール」。ごくせんもデカワンコも面白いけどアシガール堪らない…というかこの作者さん堪らない…
花より男子も掲載開始してもう何度目かという(全巻実家にそろってる)— えり*フリーランスWEBデザイナー (@webdesigner_mr) December 10, 2020
デカワンコとりあえず2巻まで読んだけど、ストーリーもちょいちょい入るギャグも最高!😂
柳先輩かっこいい😍
ごくせんもちょっとずつだけどmeeで読んでる。ちなみにブックオフがセールやってた時に高台家の人々も全巻買った😁まだ読んでないけど💦
森本先生の漫画ほんと面白いわぁ・・。
— ともじろー (@tomotomo_jiro) January 7, 2021
マンガMeeダウンロードして少女漫画いろいろ読んでるんだけどデカワンコ面白い☺️毎日チケット回復まつのじれったいからコミックス買う
— めん (@tego_p_1111) February 14, 2020
高台家の人々も好きだなー
アシガールもごくせんも、高台家の人々もデカワンコもドラマ化されているけれど、わたしは俄然原作が好き。ギャグのテンポが独特なんだよ…ごくせんはドラマが有名だけど、漫画が超絶面白いよ— ハマー (@hama193019) March 24, 2019
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『デカワンコ』ってどんな話?あらすじ紹介!
警視庁捜査一課強行犯捜査第6班、犯人検挙率は課内で1位を誇りますが、起こす問題も一番多いのが特徴です。
そんな6班に配属になった花森一子(はなもりいちこ)、あだ名は「ワンコ」です。
フリフリの服装を見に纏(まと)う、22歳の新人です。
そんな彼女、実は警察犬並みの嗅覚を持ち、一度嗅いだ臭いは決して忘れないという特殊な能力があります。
6班のメンバーがワンコの登場に困惑しながら、最初の事件である幼女誘拐事件が発生します。
ワンコの相棒に任命された若手刑事の桐島(きりしま)は、ワンコの鈍臭さや、臭いで誘拐犯を決めつける行為に終始イライラし、ワンコを放置してしまいます。
ワンコが、誘拐された幼女の臭いがする怪しい人物を尾行する一方・・事件は思わぬところで繋がっていきます。
このように、配属当初はその嗅覚を全く信じられず、役に立たないと思われていたワンコですが、頭脳明晰でいつでもクールな柳(やなぎ)はいち早くその才能に気付きます。
そして少しずつワンコの嗅覚が認められ、事件解決に役立っていくこととなるのです。
『デカワンコ』見どころ紹介!
見どころ① 主人公の個性的なキャラクター!
この物語の主人公である花森一子(はなもりいちこ)、あだ名は「ワンコ」。
彼女には警察犬並みの嗅覚を持ち、一度嗅いだ臭いは決して忘れないという特殊な能力があります。
足は遅いし体力もないし強くもない、フリフリの服を着た警察官という超個性的なワンコですが、正義感が強く、事件の捜査にはいつでも一生懸命です。
また、「私は警察官になるために生まれてきたんです!」と言い切り、周囲を驚かせていました。
犯人を取り逃したり、桐島に怪我をさせてしまった時には落ち込みながらも、強くなるために努力します。
そして「恐怖のロケット頭突き」という一撃必殺技を取得します。
和田(わだ)が冗談でワンコに教えた、自らも毎回自滅する技です。
そんななんとも憎めないワンコが、持ち前の嗅覚を武器に事件を解決に導いていくところは、見ていてスッキリするものがあります!
この漫画の作者である森本先生は、あの人気ドラマ「ごくせん」を描いた方です。
森本さんは「長年ジャージの主人公を描いてきたので、フリフリの可愛い服が描きたくなった。それに似つかない仕事と言えば・・」とデカワンコを思いついたようです。
見どころ② ワンコを見守る刑事仲間も超個性的!
ワンコの仲間である警視庁捜査一課強行犯捜査第6班のメンバー達は、一見強面な男達です。
喧嘩っ早い若手刑事の桐島(きりしま)、頭脳明晰でいつもクールな柳(やなぎ)、取り調べ達人の重(しげ)さん、武闘派で愛妻家の和田(わだ)、余計な一言で周囲を怒らせる若手刑事の小松原(こまつばら)、6班のリーダー門馬(もんま)班長・・
怖そうな彼らですが、実はとても仲間思いです。
和田の奥さんが事件の容疑者となり自分達も捜査を外された際には、全員休暇を取り、和田のため密かに捜査に当たります。
仲間のために行動する、信頼しあっている素晴らしいチームです。
また彼らは当初、ワンコの嗅覚など信じず、よくわからない新人を押し付けられたと困惑していました。
それが様々な事件を経て少しずつ変わっていき、最終的には6班メンバーみんながワンコを認めていくようになるのです。
ある事件の容疑者の嘘をワンコが臭いで見破った時、その容疑者のアリバイが完璧であることから、他の班は別の容疑者を探して行きます。
一方6班は、「我々はワンコの鼻のすごさをよく知っているわけですから」と、ワンコを信頼し、その容疑者を徹底的に調べてアリバイを崩していくのです。
ワンコに対し時に厳しく、時に優しく、そして仲間として認めていくところも見どころの一つと言えます。
見どころ③ つっこみどころ満載のネタの数々!
さすが「ごくせん」作者の森本先生の作品です。
思わず吹き出してしまうようなネタ随所にあり、笑いなしでは読むことができません。
特にメンバー同士の掛け合いは、また次も読みたいと思わせてしまう中毒性があります。
天然ボケのワンコのキャラクターや、そのボケにつっこむ6班のメンバー達、事件に出てくる登場人物たちも面白いキャラクターばかりです。
笑いたくなったらぜひ読んでみてほしい、読んだら明るい気持ちになれる、そんな作品だと思います。
『デカワンコ』登場人物紹介!
花森一子(はなもりいちこ)、通称「ワンコ」
フリフリの服装を身に纏(まと)う、22歳の新人刑事です。
正義感があり事件の捜査にも毎回一生懸命ですが、その鈍臭さや、勝手に怪しい人物を尾行する危なっかしさで6班のメンバーを困らせます。
そんなワンコですが、警察犬並みの嗅覚を持ち、一度嗅いだ臭いは絶対に忘れないという特殊な能力があります。
その嗅覚で犯人や重要な証拠を嗅ぎ分け、捜査に役立てていくのです。
桐島竜太(きりしまりゅうた)、通称「キリ」
犯人にもすぐに殴りかかってしまうような喧嘩っ早い若手刑事です。
ボクシングではプロ級の腕前を持っています。
ワンコと組まされたことに最初は納得がいかずにイライラすることが多かったですが、徐々にワンコの嗅覚に信頼を持つようになります。
ワンコに対し時には厳しく、時には助けながらも、良き相棒として捜査にあたっています。
柳誠士郎(やなぎせいしろう)
頭脳明晰で事件の分析能力にも長けている柳は、6班の中で唯一、常にクールなイケメン刑事です。
時には上司にも冷静に辛辣(しんらつ)な対応を取ります。
ワンコの警察犬並みの嗅覚に一番最初に気が付き、その才能を捜査に活かしています。
また、射撃の腕は警視庁一を誇るなど、捜査一課一の切れ者と言われています。
事件の捜査は和田と組んで行動しています。
門馬次郎(もんまじろう)
6班の班長としてみんなを引っ張るリーダーです。
部下からの信頼は厚く、ワンコにも刑事として大切なことを教えていきます。
新しい事件が始まるとタバコをやめ、自分を戒めているようです。
重村完一(しげむらかんいち)
スキンヘッドで6班最年長、落としの重さんと呼ばれています。
取調べでは黙秘する犯人を様々な方法で落としていきます。
落としのテクニック、そして刑事としての勘は課長を含め誰もが認めています。
事件の捜査は小松原と組んで行動しています。
和田純(わだじゅん)
大柄で強面であり、子供に怖がられてしまう刑事です。
看護師の可愛らしい妻がおり、家では妻と自分がプリントされている服を着ているなど、愛妻家でもあります。
柔道では全国大会優勝の経験もあり、6班一の武闘派です。
小松原真吾(こまつばらしんご)
いつも余計な一言で6班のメンバーに怒られ、殴られたりしています。
先輩刑事の前で口を開けて眠る、清純派女子大生の前ではふぬけてしまうなど、なんとなく新人感が残っている若手刑事です。
剣道では全国大会優勝の経験があり、真剣で戦いを挑まれながら竹刀で勝利するなど、その腕前は6班のメンバーにも認められています。
ミハイル=フォン=アルト=オッペンバウワー号、通称「ミハイル」
警視総監賞5回、警視庁長官賞4回受賞、30年に一頭とも言われる名警察犬中の名警察犬です。
ワンコとミハイル、最大にして最高のライバルとなるふたりは、お互いを意識しあい、会えば喧嘩をしてしまいますが、少しずつお互いを認め合っていくことになります。
時々、番外編でミハイルを擬人化した物語があります。
とてもイケメンで、周囲の警察犬の良い目標になっているようです。
『デカワンコ』序盤ネタバレ紹介!
第一話
犬の嗅覚は人間の100万倍から1億倍です。
その中でも高い嗅覚を持つ犬が警察犬として訓練されます。
名警察犬は鼻捜査官や刑事(デカ)犬とも呼ばれます。
このような警察犬の説明から物語は始まります。
警視庁捜査一課強行犯捜査第6班の若手刑事、桐島竜太(きりしまりゅうた)が、容疑者確保のため顔面を蹴り上げて取り押さえています。
他のメンバーは口ではやりすぎだと注意をしますが、誰一人止めには入りません。
彼らは課内で犯人検挙率第一位を誇りますが、起こす問題も一番多いようです。
そんな彼ら6班が警視庁に戻ると、課長が新しいメンバーを連れてやってきます。
それがこの物語の主人公、花森一子(はなもりいちこ)巡査です。
こんな小娘には無理だと6班のメンバーは驚いていますが、花森は昨年、強盗殺人犯を逮捕し警視総監賞をもらっていると課長が紹介します。
花森一子、22歳。あだ名はワンコ。見た目どおり特に強くも賢くもなく、警察官としての自覚や使命感もまだよくわかっていません。
ただひとつ、とてつもない特徴があります。
居眠りをしている桐島が怪我をしているのかと尋ねるワンコ。怪我をしているのではなく、容疑者に怪我をさせた方だと聞くと「ああそういえば、この血の臭いはこの方のではありませんね」と納得します。
「血のにおい?」6班の頭脳明晰で常にクールな柳誠士郎(やなぎせいしろう)は疑問に思います。
そう、彼女は臭いで人を判別できるという、人間離れした嗅覚を持っているのです。
一度嗅いだ臭いは決して忘れません。
「で?誰が組むんです班長?」柳の質問にメンバーはぎくっとした顔をします。
こんなのに命預けたら死ぬ!!
すかさず柳は「桐島はどうです?」と、メンバーも必死に居眠り中の桐島を推します。
門馬班長が悩んでいると、通信司令室より5歳幼女行方不明の通報が聞こえてきます。
この地域では一昨年に誘拐殺人事件が起こっており、犯人はまだ捕まっていません。
この通報で居眠りから目が覚めた桐島に、門馬班長はワンコが今日からお前の相棒だと伝えます。
「はあ?!」と驚く桐島、とりあえずすぐに車に乗り込み出動しようとしますが、ワンコがちゃっかり後部座席に座ります。
下の者が運転するもんだと言う桐島に「了解であります」と返答し運転しますが、発進直後に車をぶつけてしまうなど、ワンコは桐島を苛立たせます。
6班が現場に辿り着き捜査を始めていると、警察犬のミハイル=フォン=アルト=オッペンバウワー号(通称ミハイル)が登場します。
ミハイルは警視総監賞5回、警視庁長官賞4回受賞、30年に一頭とも言われる名警察犬中の名警察犬です。
ワンコとミハイル、最大にして最高のライバルとなるふたりの初めての出会いです。
ふたりが鼻をひくひくさせ、互いに睨みあう場面で第一話は終わります。
第二話
5歳の幼女(あかねちゃん)誘拐事件を捜査中の6班ですが、不審人物の目撃情報や検問からも有力な情報はなく、捜査は難航しています。
柳は逆に何も情報が出ないことが気になる、他人が見ても怪しいと思わない光景、つまり犯人はあかねちゃんの顔見知りで、歩いて連れ去ったのではないかと推理します。
「歩いて顔見知り・・となると」門馬班長はミハイルの追跡に期待します。
ミハイルの所に行くと、そこには睨み合っているミハイルとワンコの姿があります。
いつもは冷静なミハイルが、「やな感じの顔」になっていることに周囲は驚きます。
ミハイルの邪魔をしているワンコのお守りをちゃんとしていなかったと、桐島が門馬班長に怒られたあと、ミハイルの足跡捜査が始まります。
あかねちゃんがいつも履いているスリッパを、ミハイルはよく嗅いで臭いを覚えます。
「あの、片方自分に貸してください」と、スリッパを母親に借りてフンフンと嗅ぐイチコに、母親はとても引いた表情を見せています。
桐島と、あかねちゃんが通う幼稚園に聞き込みに来たワンコは、すぐにある臭いを感じ取ります。
園の事務で働く若い男性、学(まなぶ)先生に顔を近づけ睨んでいるワンコは「今日あかねちゃんに会いましたか?」と質問します。
学先生は、「今日は休園日のため誰とも会っていません」と返答します。
園を出た後にワンコは桐島に、学先生が怪しいことを伝えます。しかし根拠が「臭い」であることを伝えると全く信じてもらえません。
「会っていないはずのあかねちゃんの臭いが、母親より強く臭うなんておかしい!」とワンコはつよく疑います。
園を出て行く学先生の追跡を桐島に提案するワンコですが、住所は聞いているし、そんな暇はない、上司の指示に従えないなら勝手にしろと言われ放置されてしまいます。
ワンコはあかねちゃんの可愛らしい笑顔の写真を見て、決意したかのように一人で駆け出します。
そして辺りが暗くなってきた頃、桐島は柳たちと合流します。
ワンコを一人にさせていることを注意する柳に、「あいつは言うことを聞かないし頭がおかしいんです!」と桐島は怒ります。
すると柳に門馬班長から、「ミハイルがマンションの入り口で止まり、やな顔をして動かないためここで間違いない」と連絡を受けました。
その住所を聞いて桐島は驚きます。
なんとその住所は学先生が住んでいる所だったのです。
「花森が追ってったってヤツか・・?ビンゴじゃねーか」
ここで第二話は終わります。
第三話
ミハイルがつきとめたマンションにあかねちゃんが通う幼稚園の事務の男が住んでいる、「そいつはホンボシだぜ!ふみ込め!!」と門馬班長は声を張り上げます。
マンションの管理人に鍵を開けてもらい、部屋に突入する6班のメンバー達は、お風呂場で拘束されているあかねちゃんを発見します。
「あかねちゃんだな!?大丈夫?」と怖い顔のおじさん和田(わだ)が駆け寄り、拘束していたガムテープを剥がしてあげます。
あかねちゃんはその和田の顔の怖さに怯え、抵抗してしまいます。
「柳、頼むー!」と、イケメンの柳にあかねちゃんを託し、無事保護したことを班長に報告します。
一方で犯人は不在、7階であるため今逃げたとも考えにくく、まだ幼稚園から帰宅していないと思われ、緊急配備をすることとなりました。
まだ花森(ワンコ)が尾行していると思われるため、すぐにワンコに連絡しようとしますが、誰も連絡先を知りません。
「番号問い合わせて連絡してください!俺は探します!」と、桐島は駆け出します。
その頃ワンコは、臭いを頼りにまだ犯人である学先生を追っている最中でした。
どれだけ引き離されても、微塵の疑いもなく真顔で追ってくるワンコに、犯人は怯えながら逃げ続けています。
そしてワンコに和田から、あかねちゃんが見つかったという電話がかかります。
ワンコは現在の場所を聞かれ、報告しようとすると、何やら臭いを感じ取ります。
その瞬間、背後から犯人が木の棒を振りかざしてきました。
ギリギリ避けたワンコは、「高橋学!無駄な抵抗はやめなさーい!!」と、あかねちゃんが無事保護されたことを伝えます。
犯人は驚き、「くっ・・くっそおおお!!死ねええ!」とワンコに棒を振りかざしてきます。
電話越しにワンコの叫び声を聞く和田、すぐに班長に報告します。
ワンコは真剣白刃取りの要領で棒を掴もうとしますが失敗、頭部に打撃を受け、白目をむいて倒れてしまったところで第三話は終わります。
第四話
「おい花森!どうした、大丈夫か!?」桐島が倒れているワンコを呼んでいるところから始まります。
「痛い・・あれ?」ワンコは額に大きなコブができていました。
「わ!なんじゃそりゃ!コブダイみたいになってるぞ!」桐島は驚きます。
「私はあいつがどこに逃げたかわかります!」と鼻をひくっとさせるワンコに、桐島は案内するように命じますが、怪我をしているためおんぶを要求されます。
花森を発見し、犯人を追跡中であることを門馬班長に報告した桐島は、ワンコをおんぶしながら登り坂や階段を走ります。
「なんで自信満々なのか知らねーが、間違えてたらひでーぞ」と怒る桐島にワンコは「急いでください!どんどん離されている気がします!」と伝えます。
その後近くで車が止まる音が聞こえ向かうと、柳たちが犯人を確保していました。
ミハイルが犯人の部屋にあったくつから追跡し、あっという間に発見したようです。
ミハイルは「ぷっ」と小馬鹿にしたような表情でワンコを見ます。
桐島が苛立ちから犯人に殴りかかろうとしたとき、そばでワンコがミハイルの尻尾を引っ張って喧嘩をし始めました。
門馬班長は不思議そうな顔をしています。
和田はワンコのコブを見て、「あいつあんな頭の形してたっけ?」と呟きます。
その後、一昨年の誘拐殺人事件の被害者の衣服に付着していた髪の毛の一つが、今回の犯人である高橋学のD N Aと一致したことが判明しました。
高橋は今回の事件についても否認を続けているところでした。
「こいつを干からびるまで締め上げろ!遠慮すんなってみんなに言え!」門馬班長が怒鳴っていると、すでに取調室では6班のメンバーが高橋に寄ってたかって攻撃していました。
高橋は殺人容疑で逮捕されました。
そして、今回の活躍でミハイルは6度目の警視総監賞を受賞しました。
一方ワンコは、勝手に尾行を始めたことや、警察犬係から虐待行為だと苦情が来たとして、課長から説教されています。
柳はワンコがどうして高橋に目をつけたか疑問に思います。
桐島は「臭いがしますとか言ってました、あのばか」と、まぐれであることを主張します。
「案外拾いもんかもしれませんよ、アイツ」と、柳はワンコの才能に気づき始めるのでした。
「んなわけねーだろ」と門馬班長がワンコの存在に困惑しているところで第四話は終わります。
第五話
八辻家という豪邸で新たな捜査が始まりました。
他殺と見られる男性の変死体が、八辻道隆(やつじみちたか)家の庭で発見されたのです。
死因は射殺、眉間に至近距離から一発撃たれているようです。
顔の原型がわからないほどの死体を前に「う・・げえ・・」と、ワンコは桐島の服で口元を抑えます。
第一発見者はぼんやりと縁側に座っている可愛らしい老婆2人です。
眠っている方がご隠居様の八辻八重子(やつじやえこ)さん、震えている方がお手伝いのフクさんです。
「死体を見つけたのはあなた方ですか?」「いいえ、わたくしまだ独身でございます」
「亡くなっている男性は知らない人ですか?」「いいえ、ご隠居様は99、わたくしはまだ93でございます」
門馬班長はため息をつきます、会話が成立ないのです。
鑑識は、犯行現場はここではない、死体周辺に犯人の足跡痕が一つもないことから、何者かが死体をここに運びこんだのではないかと予測します。
すると、急に眠っていたご隠居様が手鞠歌を聞かせたいと言い出しました。
ワンコは手鞠歌の中に事件の謎を解くヒントがあると、意気揚々と聞きに行きます。
門馬班長は呆れながらも、桐島に一緒に聞きに行くよう指示を出します。
八辻八重子は、子供の頃近所の友達がみんなで歌っていた手鞠歌を、庭で男が死んでいるのを見て思い出したと、てんこてんこと音をたて手鞠をつきながら歌い出します。
「一辻一族丸ぼーず 二辻の兄さん丸ぼーず 三辻もみんなが丸ぼーず・・八辻の八重ちゃん器量良し・・」
「ええ?!お友達がそれをみんなんで歌ってたなんて、相当美人だったんですね」と興奮するワンコに、桐島は呆れています。
近所の聞き込み、死体の身元判明を急ぐ6班のメンバー達、ふと門馬班長がワンコ達は今何をしているのかと柳に確認します。
「八百十辻ハトコ丸ぼーず・・」
柳は寝ている桐島と真剣に手鞠歌を聴き続けているワンコを呼び戻します。
三人で廊下を歩いていると、ワンコがご隠居様の車イスにつまづき転び、そこで何やら臭いを感じます。
「これ臭います、あの庭の、死体の臭いがします」
ここで第五話は終わります。
第六話
八辻邸男性射殺事件捜査本部が設立され、会議が始まりました。
八辻道隆夫妻は海外旅行中、ひとり娘は結婚して別の所に住んでいます。
八辻道隆には娘の下にひとり息子がいましたが、交通事故で20年前に亡くなっているようです。
跡とり息子に死なれてしまったのか・・あんな可愛いばーちゃん達にそんな悲しい過去が・・しんみりした捜査会議になっています。
ようやく死体の身元が判明しました。
被害者は倉田幸二(くらたこうじ)、猫又組の元組員で、拳銃の不法所持で前科がありました。
桐島が被害者の周辺捜査に当たろうと張り切っていると、ワンコはご隠居様の車いすに被害者の臭いがするのはおかしいと、八辻家の捜査も継続すべきだと言い出します。
桐島が反論しますが、柳は、犯人が八辻家に死体を置いたのは何か意図があるのではないかと考えます。
「よし、桐島と花森!お前らは今日もばーさま達に会いに行け」と班長が命じます。
手鞠歌の謎が解けていない、まだまだ一万辻くらいまで丸ぼーずなんじゃないか?とからかう6班メンバーに対し、柳は息子の交通事故死を調べるよう桐島に指示します。
20年前の話なのにと、桐島は不服そうです。
また、被害者の倉田の同棲相手である金本留美(かねもとるみ)は、倉田に金の無心に職場まで来られたり、日常的に暴力をふるわれており、「いつか殺される」と知人に話していたようです。
金本は倉田について、三日前くらいから帰っていないと話していましたが、明らかに動揺していたため、任意で引っ張ってくるよう指示が出されました。
一方、桐島は八辻家で話の途中で眠ってしまったご隠居様を抱え、布団まで運び布団をかけてあげます。
その様子を見ていたお手伝いのフクさん、家政婦の山本奈津子(やまもとなつこ)78歳は、涙していました。
清隆(きよたか)坊っちゃまを思い出していたと話す二人に、「交通事故で亡くなられたお孫さんですか?」とワンコが質問します。
「あれは事故なんかじゃありません」「あれは殺人です」「清隆は殺されたのじゃ、庭の男が死んだのは天罰じゃ」と、ご隠居様も目が覚めたところで第六話は終わります。
第七話
被害者と同棲していた金本留美の事情聴取が始まりましたが、声も出ないほど怯えており何も話すことができません。
柳が話かけると少し表情が和らぎ、話始めましたが、6班の強面なおじさん達がガラス越しに見ていることに気づき、貝のように口を閉ざしてしまいました。
金本の態度が普通ではない、暴力もあり相当恨んでいたことから心証はクロ、落ち着くまで待つことになりました。
一方八辻家では、桐島が亡くなった男性を知っているのか質問すると「いいや、倉田なんて男わしは知らぬ!」と、公表されていない被害者の名前を口走るご隠居様がいました。
聞き込みを続けようとすると、ご隠居様は体調不良を訴えました。
これ以上横暴な取調べは許さないと、フクさんや山本さんに帰るよう怒られてしまいます。
帰り際に運転手の真田友蔵(さなだともぞう)86歳に出会います。
車のトランクが開いており、その瞬間にワンコが何かを嗅ぎつけます。
何かあるのか桐島に聞かれたワンコは、少し考え、何でもないですと誤魔化します。
二人はそのまま20年前の交通事故について調べます。
当時担当していた刑事は、事故ではなく殺人事件として捜査していたようです。
八辻道隆の長男、清隆は当時20歳の大学生で、友人と飲んだあと歩いて帰宅中に、歩道に突っ込んできた車にはねられました。
その犯人が近くの空き地に清隆の体を隠したため発見が遅れてしまい、すぐに病院に運んでいれば助かったかもしれない命が失われたのです。
目撃者はおらず物証もなく、5年前に時効を迎えています。
当時捜査線上に上がっていた人物の中に、なんと倉田幸二の名前があることを見つけたワンコと桐島は、すぐに門馬班長に報告します。
もし倉田がひき逃げの犯人であれば、八辻家には充分な動機がある・・しかし八辻八重子99歳が犯人?増田フク93歳が手伝ったとしても無理があります。
やはり金本留美が犯人ではないかと推測する6班メンバーですが、柳はここで疑問を持ちます。
金本は車も免許も保持していないため、犯行現場から死体をどう運んだのか・・
「花森?なにおもしれー顔してんだ?」と桐島に聞かれるワンコが、口を開けて冷や汗をかいているところで第七話は終わります。
第八話
何かを隠しているワンコに、刑事が犯罪に目をつぶってしまったらおしまい、それが嫌なら刑事なんかやめろと門馬班長は伝えます。
「いやです!私は刑事になるために生まれて来たんです!」と声を上げるワンコに対し、「え・・そうなの?」「あいつあんな厚かましいこと考えてたのか・・」と驚く6班のメンバーたちです。
「倉田の遺体は八辻家の車と車イスで運ばれたんです・・」「車のトランクの中に被害者の血の臭いが・・」とワンコは言います。
「臭い?」と門馬班長に聞き返されると、「いえ、血のあとが・・」とワンコは言い直します。
しかし運転手の真田友蔵には犯行時刻にアリバイがあります。
八辻家高齢者チームと金本留美の共犯?あるいはつながりのない共犯・・?
再度金本の取り調べが始まりました。
金本に八辻家の写真を見せても、知らないと答えます。
柳は優しい言葉をかけ金本に語りかけると、意外とあっさり自白を始めました。
倉田が暴力団の知り合いから拳銃を買い、隠していたことを知っていた金本は、倉田が酔い潰れて寝込んだところに発砲しました。
「頭の中が真っ白になって、多分長い間そのまま座り込んでいたんだと思います・・気が付いたら、お地蔵様達が後片付けをしてたんです」「本当にそんなふうに見えたんです、それがこのおばーちゃん達でした」
そうしてお地蔵様たちは死体も、拳銃も、布団も服も、血のあともきれいさっぱり持ち去って帰って行ったようです。
なぜあの夜に八辻さん達が来たのか・・
確認するために八辻家に向かう6班ですが、家には誰もおらず、テーブルには全く読めない字で書いてある遺書のようなものが置いてありました。
緊急配備をする門馬班長ですが、ワンコの鼻が何かを嗅ぎつけます。
「先輩こっちです!!」
ここで第八話は終わります。
第九話
桐島と小松原(こまつばら)は、自信満々に走るワンコについて行きます。
墓地にたどり着くと、お墓の前にいるおばーちゃん達を見つけます。
お孫さんの清隆に報告に来たのだと言います。
ちなみにあの遺書のようなものは、明後日帰国する息子の道隆に、牢屋に差し入れて欲しいものを書いておいたそうです。
八辻家に戻り、門馬班長が聴取を始めます。
犯行があった夜、倉田の家に向かった理由を聞かれると、「無論、仇討ちじゃ。殺すために行ったのじゃよ」と八辻八重子は答えます。
私立探偵を雇いずっとひき逃げ事件を調べていたようです。
倉田には目をつけていたが確証はなく・・しかし1ヶ月前に酒を飲ませて聞き出したら、時効が成立して安心していたのかあっさり白状したとのこと。
当時倉田は24歳、貴重な青春時代を無駄にしたくなかったからだと話し、「マヌケなサツのおかげで今じゃ完全に自由の身だ」と笑っていたようです。
清隆の20回目の命日に、差し違えてでも倉田を殺すつもりだった八重子は、自分の代わりに天罰を与えた金本が仏に見えたと話します。
どんなことをしても金本を守りたかったが・・「神妙にお縄につこうぞ」とおばーちゃん達は立ち上がりました。
門馬班長は「いや・・えーと・・」困惑しながらもおばーちゃん達を抱っこして本庁にに連れて来ました。
「事情ははっきりしてるし年齢を考慮すれば在宅起訴でいいだろう、主犯が99歳って・・勾留中におむかえが来ちまったらどーすんだよ」と課長は怒ります。
門馬班長もそう言ったようですが、年寄り扱いするなとブチ切れられたようです。
「ご隠居様が課長に手鞠歌を聴かせてしんぜようとおっしゃっていますが?」
「フクさんがご隠居様の主治医を待機させておけとおっしゃっていますが?」
「ご隠居様のメニューは細かく決められていると奈津子さんからメモを渡されましたがどうしましょう?」
「友蔵さんがずーっと泣いているんですか?」
「ばーさま達をとっとと連れて帰れ!6班!!」と課長が怒鳴ったところで第九話は終わります。