エネルは最強？その後は月へ行った？懸賞金や再登場・ルフィの仲間になるのか徹底考察！技の強さも調査！ワンピース

今回紹介するキャラクターは、コミックス26巻～32巻の空島編に登場したゴロゴロの実の能力者、エネルです。

空島の戦いのラスボスとして登場し、その圧倒的な強さでルフィたちを阻みました。

また、空島編以降も、扉絵連載シリーズにてその後が描かれ、その意味深な内容に様々な考察をされています。

今回は、エネルの強さやその後の考察、今後の登場はあるのか、といった点を具体的なエピソードも交えながら解説していきます。

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エネルとは？懸賞金は何ベル？

風呂の中でエネルの「我が神なり」は「我は雷」にかけてるって気づいてテンション上がった
(多分わすれてるだけで前から知ってた) pic.twitter.com/L8qravMiso

— たいちょー (@___taichoo3) March 25, 2018

エネルの初登場は？空島編の概要を紹介

エネルが初登場したのは、コミックス27巻254話です。

ワンピースの長編「空島編」のラスボスのキャラクターとして登場しました。

長い耳たぶと背中に生えた4つの太鼓が特徴で、笑い方は「ヤハハハ」です。

エネルの紹介の前に、エネルが住む空島の概要をご紹介します。

空島とは、空に浮かぶ積帝雲の表面にある国です。

空島内部は2層に分かれており、地上7000mの「白海（はくかい）」と、地上10000ｍの「白々海（はくはくかい）」から成っています。

地上と遠く離れた環境ゆえに、独自の文化を築いており、様々な性質の雲や、特殊な性質の貝（ダイアル）を活用して生活しています。

空島の地盤となっている島雲は、木などの植物などの生物を「育てる」栄養を持っていますが、地上の土とは違い、「産む」ことはできません。

空島の人たちにとって、時折地上からやってくるかぼちゃなどの植物の種は、食料としてもとても貴重だったのです。

そのため、地上の土は「大地（ヴァース）」と呼ばれ、空島の人々の信仰の対象にもなっていました。

スカイピアの「神」エネル　その目的とは？

空島は各地に存在していますが「空島編」の舞台となる空島は、白々海に浮かぶ「スカイピア」と呼ばれる島です。

スカイピアは「神の国」とも呼ばれる島で、代々首長である「神」が治めています。

エネルは、6年前にビルカという空島から兵を率いてスカイピアにやってきて、当時の神を倒し、新しく「神」になりました。

エネルは自分を全能の神だと自負しており、特殊な能力でスカイピア全土の様子を把握し、逆らう者には「神の裁き」を与えます。

神になって以降、エネルは恐怖による支配政治を行っているのです。

エネルは、その権力を持って、スカイピアの労働力を活用し「マクシム」というものを作っている様子でした。

エネルが「マクシム」を作る目的は、コミックス29巻274話にて判明します。

エネルの目的はマクシムという巨大な船に乗って、見渡す限りの大地が広がっているとされている「限りない大地（フェアリーヴァース）」へ向かうことでした。

エネルの故郷ビルカでは、そこに「神」が住んでいるとされていました。

エネルは「神は神のあるべき場所へ、人は人のあるべき場所へ還るべきだ」という考えを持っています。

そのため、神である自分にふさわしいのは、「限りない大地」であると考えているのです。

エネルの懸賞金はいくら？

その強さについての詳細はこの後の章で紹介しますが、作中最強という声もあるほど圧倒的な力を持っています。

しかし、エネル自身は地上に降りたことがないため、世界政府から犯罪者として認定されておらず、強さと危険性の指標である懸賞金はありません。

しかし、作者である尾田栄一郎先生は、43巻のSBS（質問コーナー）にて、エネルに懸賞金がつくとすれば

「あの厄介さから考えても5億以上はかたいかもしれませんね」

と回答しています。

これは、現在のトラファルガー・ローや、元白ひげ海賊団の16番隊長イゾウと並ぶ金額であり、空島編の連載当時から考えると破格の金額です。

ここからも、エネルの危険性と強さがよく分かります。

やっぱりこのシーンは今見ても最高に格好いいなぁ。

エネル、四皇には勝てないだろうがそれでもトップクラスの実力 pic.twitter.com/T0bTRghWoO

— 哲学 (@Tetsugaku) March 19, 2020

エネルは最強？強すぎると話題の技を解説！

エネルの能力　ゴロゴロの実とは？

エネルは、自然（ロギア）系悪魔の実のひとつ「ゴロゴロの実」の能力者です。

エネルそのものが雷であり、2億ボルトもの雷を自在に操ることも出来ます。

作中でも「無敵と謳われる能力の一つ」「人間が敵うわけない」といわれるほど圧倒的な力を持っています。

連載当時は覇気を扱えるキャラが少なかったため、自然系の能力者は物理攻撃を当てることが出来ず、全ての攻撃がすり抜けてしまいます。

そのうえ雷の攻撃を食らえば普通の人間であれば簡単には立ち上がることすらできません。

その圧倒的な能力ゆえに戦いは絶望的かに思えましたが、ルフィの登場で、戦況は一変します。

ルフィはゴムゴムの実を食べたゴム人間。

雷を通さない絶縁体のため、雷での攻撃が効かず、エネルに攻撃を当てることが出来ました。

エネルにとって、ルフィは唯一の天敵だったのです。

「心網（マントラ）」（見聞色の覇気）をも使いこなす

エネルは、空島で心網（マントラ）と呼ばれる力を習得しています。

これは地上では「見聞色の覇気」と呼ばれるもので、生物の意思や気配を察知、感知する力です。

遠くにいる敵の位置、周りの状況を把握したり、相手の動きを先読みしたりすることが出来ます。

エネルはこの力を使ってスカイピアの住人の動向や、自分に反逆の意思を示した者を把握し、必要に応じて裁きを与えていました。

また、戦いにおいては敵の行動を先読みして攻撃を避けることもできます。

雷の効かないルフィがエネルに苦戦したのは、雷の能力を応用した戦いとともに、この心網によるものも大きかったのです。

エネルの強すぎる技を紹介！

エネルが扱う技をいくつか厳選して紹介します。

放電（ヴァ―リー）

とりあえず交換終了

そういや放電っていうと今でも神エネルを思い出します pic.twitter.com/BbAttwIPBc

— 野比セワニシ (@trinitro1117) February 11, 2016

手から雷を放出し、相手を感電させる技。

手から放つ雷の電圧を都度調整して放っている様子が伺え、2億ボルトまで出力可能。

まともに食らえば一撃でも立っていられないほどの威力を誇ります。

神の裁き（エル・トール）

エネルによる神の裁き(エル・トール)が発動中。近所が揺れてる。 pic.twitter.com/jpEN3WJhCZ

— だんたろう (@DTAROU7) August 22, 2021

敵の頭上から雷を叩き落とす技。

その威力は、地面をえぐり、巨大な大蛇を一撃で行動不能に追い込んでしまうほど。

また、心網によって敵の位置を補足し、スカイピア全土にこの技を放つことが出来ます。

そのため、エネルへの反逆の意思を見せた者は心網で察知され、その頭上にこの技が落とされることになるのです。

まさに名のごとく「神の裁き」です。

万雷（ママラガン）

朝から現在に至るまでずーーっと家近辺に雷落ちまくってるんですけど、エネルが”万雷,,発動してるんですかね？余程天気不安定なんですね今日は💦ヤハハ⚡️<⚡️ #エネル誕生祭2020 pic.twitter.com/IfTvLBdre9

— りくと (@rikuto_onepiece) May 6, 2020

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箱舟マクシムから排出した雷雲から、複数の雷撃を広範囲に落とす技。

真っ黒な空から幾本もの巨大な雷が落とされ、その雷の一つ一つが強大な力を持っています。

万雷の雷がスカイピア全土を無差別に襲い始めると、スカイピアは途端にパニック状態となりました。

雷迎（らいごう）

ゴッド•エネルの技には、『雷迎』（2億ボルト）があります。

この技で、空島の島を一つ完全に破壊しました。

島は、雲でできているため、主成分を水分とすると、面積は四国、高さ80m程の島なら発生する熱によって吹き飛ばすことが可能です。 pic.twitter.com/syfk8x1Dry

— のいまん@数学を楽しくする先生 (@Neumann_suugaku) June 15, 2020

箱舟マクシムから排出した雷雲を球状にし、落下させる技。

落とされた島は、海ごとなくなってしまいます。

まさに絶望そのものともいえる威力です。

エネルは、この雷迎をスカイピア全土に落とし、スカイピアそのものを消そうとしました。　

エネルの扉絵シリーズ！その後の月での活躍の紹介と考察

空島編の結末

空島での激しい戦いの末、エネルはルフィに敗れます。

しかし、エネルは自分の目的を諦めず、箱舟マクシムに乗って「限りない大地（フェアリーヴァース）」へ旅立つシーンが描かれました。

再登場したら盛り上がるやろーなーって思うキャラはやっぱりエネルやなーっとふと1人で思った今日この頃。

限りない大地が今後どんな風に絡んでくるかも楽しみ。

2年経った今、最恐の神として降臨したら激アツ。 pic.twitter.com/SsVEPu0Ox5

— Torao (@onep_312) October 22, 2020

そう、エネルがそこへ行くことを強く望んだ「限りない大地」とは、月の事だったのです。

「限りない大地」へ向かった後のエネルの様子は、扉絵連載にて公開されます。

扉絵の冒険で描かれたエネルのその後とは？

扉絵連載シリーズとはワンピースの本編とは別で、毎話の扉絵を使って連載されている物語の事です。

不定期で開催されるため、いつ始まっていつ終わるか、などの規則性はありません。

しかし、本編ではなかなか登場しないキャラクターのその後を描いたり、のちの重要な伏線になっていたりと、ファンの間では人気のあるシリーズです。

「エネルのスペース大作戦」内容

エネルのその後を描いた扉絵連載は、コミックス44巻428話から49巻474話まで扉絵にて38回にわたって連載されました。

シリーズタイトルは「エネルのスペース大作戦」。

ざっくりと内容をご説明します。

エネルは、ルフィに敗北したあと、「限りない大地」へ向かいました。

どのような原理かは不明ですが、無事月に到着。

月のクレーターの中に小人のような人を発見します。

とりあえず攻撃してみますがあまりダメージを受けていないようです。

小人は、スペーシー中尉という名前でした。

#スペーシー中尉生誕祭
今日はスペーシー中尉の誕生日です。
おめでとう！ pic.twitter.com/iXFPYCCgmf

— カワイ D ワンピース (@ONEPIECE4587829) March 20, 2019

スペーシー中尉は月で戦争をしており、敵前逃亡をして生き残ったのです。

戦場では、仲間たちが倒れていました。

そこへ敵である宇宙海賊が現れ、スペーシー中尉を攻撃します。

宇宙海賊はエネルにも攻撃をしますが、ゴロゴロの実の能力者であるエネルには効かず、逆に倒されてしましました。

そのとき、遠くで爆発が起こります。

エネルは、自分の大切な大地（ヴァース）を爆破したのは誰かと怒りを露わにして爆発地点へ向かいました。

そこには、月の遺跡発掘作業をしている宇宙海賊たちがいました。

少し時は戻り、倒れたスペーシー中尉は、走馬灯を見ています。

詳細は不明ですが、スペーシー中尉は、カラクリ島でツキミ博士によって作られたロボットだったようです。

ある日、父のようなツキミ博士と月見をしていたところ、突然月が爆発。

ツキミ博士は驚いて団子を詰まらせ、亡くなってしまいました。

スペーシー中尉たちは、博士の仇を打つため、風船で月へ向かいます。

しかし、宇宙海賊は強く、スペーシー中尉達は負けてしまったのです。

一方、エネルは大地を傷つける宇宙海賊を一掃してしまいます。

それを見て、スペーシー中尉は、仇を討ってくれたエネルに感謝します。

宇宙海賊たちが掘っていた月の地下には、地下古代都市がありました。

都市にとりあえず電撃での攻撃を加えるエネル。

すると、都市に電気のエネルギーが満ち。スペーシー中尉によく似た小人ロボットたちの軍が動き始めました。

都市には、2枚の壁画があり、エネルはそれを見つめます。

壁画には、太古の昔、月の都市ビルカに翼を持った人たちが暮らしており、資源不足になって青色の星へ旅立つ様子が描かれていました。

エネルのおかげで救われたスペーシー中尉たちは、エネルに忠誠を誓います。

そして、彼らはエネル軍団として立ち上がり、扉絵連載は幕を閉じます。

https://twitter.com/luffy030852/status/1450431342487822341?s=20&t=WiXv2zF0_3aJea4R3L45jQ

壁画の伏線　エネルの故郷ビルカとの繋がりは？

エネルが見つけた月の壁画には、様々な考察がされています。

ここでは、いくつかある考察を紹介していきます。

ずっと気になってる事なんですけど、エネルが宇宙空間で生きていられる理由って分かってないよね😂
エネルももしかして只の人間じゃなくて月に関係する種族なのかな？
月にあれだけの執着を見せていたという事はそれだけの理由があると思うんだよね🤔
次の登場はいつだろう…。#onepiece pic.twitter.com/t6mzK7xsZ7

— いつき (@luffy030852) October 19, 2021

まず、月の壁画には羽のある人間が描かれていました。

空島や一部の島人間にも、それとよく似た羽が生えています。

このことから、空島に住む人々は、もともと月の住民だったのではないか、という考察です。

壁画にもあるように、月の住民は資源不足で青色の星へ向かっています。

月の住民はこの際に空島などの辿りつき住み着くようになったのではないか、と言われています。

これは、エネルの故郷についても考察がされています。

エネルの故郷はビルカという空島です。

しかし、壁画で描かれた月の都市の名前も同じく「ビルカ」でした。

このことからも、月の都市ビルカの住民は空島に辿りつき、もともと住んでいた都市と同じ名前を付けてその場所で生活するようになったのでは、と言われています。

また、古代兵器についても様々な考察がされています。

有名なものとしては壁画の中に3つの古代兵器が全て描かれているのではないか、というものです。

ワンピースの世界には「プルトン」、「ウラヌス」「ポセイドン」という古代兵器が存在することが分かっています。

作中で、「プルトン」は一撃で島を消し飛ばすとされている戦艦と分かっています。

470話扉絵の月の壁画の左下に大砲のようなものが描かれており、これがプルトンではないか、と言われています。

また、「ポセイドン」は、海王類と話し、操る力を持った人魚姫のことであることが分かっています。

そして、472話の月の壁画の中にも、巨大な魚の絵が描かれていることから、この絵は「古代兵器ポセイドン」を表していると言われています。

ポセイドンは実在する神話でも海の神の名前です。

「ウラヌス」は、まだ作中で謎のままですが、実際の神話でモデルだとされている「ウラーヌス」は天空の神であることから、天に関係する兵器であると想像が出来ます。

月の壁画では470話扉絵の左側に描かれている杖と太陽のようなものがウラヌスではないかと言われています。

この杖で、天候を操っているようにも見えます。

これは、ナミに天候の科学を教えた空島のハレダスが空島ビルカの出身と分かっていることからも、月には何かしら天候を操る化学があったのではないかと考察できます。

エネルの今後再登場はあるのか？ルフィたちの仲間になるの？

エネルの再登場は？

ここまで空島編のラスボス、エネルを紹介してきました。

エネルは本編ではルフィたちとの戦い以降登場していませんが、これから再登場することはあるのでしょうか？

結論から言えば、何らかの形で再登場はするのではないかと思います。

作者である尾田栄一郎先生も今後ワンピースの世界の秘密が明かされていく、と明言しており、ワンピース世界の大きな謎の一つが、古代兵器です。

また、「月」そのものもワンピース世界の謎に深くかかわっているとされています。

であれば、月で冒険を繰り広げた本人であるエネルは、何かしらの形で登場する可能性があるでしょう。

エネルは仲間になるのか？

エネルはルフィたちの仲間になるのか？という点に関しては、現時点で可能性は薄いのではないかと思います。

エネルの考え方は、仲間を大切にするルフィの考え方とは相容れません。

また、スカイピアをひどい目に合わせたエネルをそう簡単に許すとは考えにくいです。

とはいえ、海軍本部での頂上決戦の際に、利害の一致でルフィとクロコダイルが手を組んだように、何か目的があって手を組む、という展開はあり得るのではないでしょうか。

まとめ

作中でも最強と名高い能力を持ったエネル。

強いだけでなく、ワンピースキャラが驚いたときにする表情――通称「エネル顔」の産みの親でもあるおちゃめな面も持ち合わせています。

やっぱエネルのこの表情は名シーンw pic.twitter.com/tj5kXxm2Fv

— ヤマキン@さかな技研 (@YAMAKINtracer) August 25, 2018

謎の多い扉絵連載も相まって、長く登場していない現在でも人気の高いキャラクターです。

物語も佳境に入り始めており、これからのエネルの動向に注目したいですね。