今回はワンパンマンのダークヒーロー、ガロウについて紹介します。
突如としてヒーロー協会に姿を現し、その場にいた者たちを半殺しにした事件を皮切りに、ヒーロー狩りと呼ばれ恐れられることとなったガロウ。
ワンパンマンのストーリーでは様々な悪役たちが登場しますが、彼だけは異なる戦闘スタイルを取り、異才を放ちます。
ヒーロー側にも怪人側にもつかない孤高の存在でありながら、パワーではなく技や学習能力に長け、次々と強い者たちを倒していく彼のスター性には非常に興味をそそられます。
また、彼をそのような存在にさせたものは一体何であったのでしょうか。
彼の過去には深い因縁があり、人物ガロウとしても大きな魅力を感じます。
彼がどんな人物だったか、解説していきます。
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「ワンパンマン」ガロウの基本情報を解説!強さは!?覚醒後の能力は?
ガロウはワンパンマンシーズン2- 14話「人間の怪人」で初登場します。
人間でありながらヒーロー協会に怪人を名乗って突如姿を現し、自分の力を証明するためその場にいる者全員を挑発します。
挑発に乗ったヒーローとチンピラ達は、ガロウの圧倒的な武術に圧倒され皆殺しにされます。
この事件を機にガロウの名は「人間の怪人」としてヒーロー協会に広く認知されます。
彼はより階級の高いヒーローたちと遭遇してはその場にいる全員を殺すまたは半殺しにするを繰り返し、「ヒーロー狩り」の異名を与えられ恐れられます。
ガロウはS級ヒーローより強い??ランキング形式で強さを考察!!
もとはS級ヒーロー・シルバーファングの一番弟子でした。
彼の元で「流水岩砕拳」を学んでいましたが、ある日修行中に「飽きた。実践しようぜ。ここで学べることは何も無くなった。」と言い放ち、修行仲間たちを襲って立ち退かせてしまいます。
これをきっかけにしてガロウはシルバーファングから破門されてしまいますが、破門後も様々な道場を荒らして回ります。
道場破りに飽き足らず、チンピラやヒーロー、怪人にまで次々と戦いを挑む中で、恐るべき戦闘センスと適応能力で破竹の勢いで強くなって行きます。
A級9位のタンクトップベジタリアンも「歯ごたえのなさに驚愕だぜ!」と吐き捨て、路地裏で軽くのしています。
S級16位タンクトップマスターの舎弟達に手を出そうとしたガロウを止めようと、C級1位無免ライダーが自転車で突進しますが、あっさりと頭を地面に叩きつけられ瀕死の重傷を負わされます。
それを見たタンクトップマスターも戦闘スタイルを見切られた結果不意打ちに倒れ、残る舎弟達も流水岩砕拳で全滅させてしまいます。
ガロウの強さは、単純なパワーというより敵の攻撃を交わし流す身体技術、相手の動きを利用した投げ技やカウンター、関節や急所を狙った突きなど技によるところが大きいですが、S級ヒーローをも凌駕するものと言えるでしょう。
また、A級26位黄金ボールが連弾を浴びせますが卓越した最小限の動きで全弾交わすほどの反射神経を見せています。
さらに、続いて現れたA級28位バネヒゲの変幻自在なレイピアでの攻撃にも手を負傷しながら対応し、距離を詰めて一撃を喰らわすことでノックアウトしています。
この結果から、ガロウには武器相手の戦闘にすら軽く適応する戦闘センスの高さも備わっていると言えます。
ただし、S級12位番犬マンのような四足戦闘スタイルのヒーローからは返り討ちに遭っており、人間相手でない場合相性が悪い場合もあるようです。
一方で、偶然遭遇したサイタマからは2度一撃を喰らわされていますが、1度目はその場で気を失い、2度目は重傷を負わされているためガロウの実力は遠く及ばないようです。
サイタマの一撃で重傷を負わされたガロウは、A級ヒーローの討伐隊6人に毒矢や連弾による攻撃を受け体力を消耗します。
そこへ、S級14位ジェノスとS級3位シルバーファング、旋風鉄斬拳の達人ボングが現れ、集中攻撃を浴びせて追い詰めたところを鳥型の怪人に助けられます。
ガロウも戦闘スタイルの特殊なジェノスには苦戦を強いられ、かつての師であるシルバーファングには完全に追い詰められ死の直前に見る走馬灯が見えるほどの連打を喰らわされていました。
よって、この時点ではジェノスやシルバーファングと実力が拮抗していたと考察します。
以上から、スピード・パワー・技巧を総合的に判断すると、サイタマ>>>>ガロウ≒シルバーファング≒ジェノス≒ボング≒番犬マン>タンクトップマスター>A級ヒーローたちという序列が成り立ちそうです。
ガロウは戦闘を通じた成長の速度が極端に速いため、ある時点で実力が拮抗していたS級ヒーローたちも物語の後半になるにつれてかなわなくなっていく可能性が高いです。
とはいえ、サイタマの背中は全く見えないところが興味深く、物語の後半でサイタマと本格的に戦うことになったときどんな会話が繰り広げられるのか見物です。
ワンパンマン 26話
サイタマ ガロウに会えんやろなと思ってたけど思わぬ形で会ったねw
でも顔知らんからワンパンしただけ
勿体ないw
食い逃げのくだり面白かったw
フブキ巻き込まれw
怪人協会はガロウを育てる気なのね
やられたらそこまでか
最後のは何なの?w#onepunchman #アニメ pic.twitter.com/4cphx8lLR7— yo_2D@2次元垢 常熱 #Bassion (@yo_2d) October 20, 2025
師シルバーファングから習得したガロウの得意技は??
学校で受けたいじめへの報復のため、強い者を探して師事しようとしていたガロウは、シルバーファングの道場を訪れます。
懐の深いシルバーファングは、ガロウに飯を食わせてやり、以降自らの道場で武術の修行をつけてやりました。
シルバーファングの流派は、力の本質を理解し、相手の攻撃を交わしていなして受け流し、相手の力を利用して反撃する流水岩砕拳を習得するものでした。
弟子の中でも卓越した実力を誇り、シルバーファングからは一番弟子と認められて一目置かれていました。
このときに習得した体術が、以降ガロウの戦闘スタイルとなり、彼の天才的な戦闘センスと適応能力と相まって多くのヒーローや怪人協会からも恐れられることとなりました。
覚醒したガロウの特殊能力は!?
ガロウはS級ヒーローや災害レベル「竜」の怪人たちとの死闘の末、ついに覚醒します。
外見の変化としては、2本の角のようなものが生え、身体に黒い布や塵をまとった姿へと変貌しました。
戦闘能力の上昇はすさまじく、体力、速度、攻撃力、防御力、耐性、精神力がすべて限界を超えて上昇します。
その力は、怪人協会幹部である黄金精子をも瞬殺し、ヒーロー協会のS級ヒーロー達を無傷で全滅させるほどのものでした。
サイタマのパンチですら難なく捌いてみせ、連続普通のパンチを食らっても動けるほどの体力を見せます。
覚醒ガロウの実力は災害レベル「竜」のさらに上を行くと言えるでしょう。
ガロウの過去を考察!幼少期はいいやつだった?強さを求める現在に至るまで!
ガロウはもともとヒーローに憧れていた??彼の世界観を歪めた幼少期の出来事!!
ガロウは、幼少期ごく普通の家庭に育ちヒーローに憧れていたおとなしい少年でした。
彼はクラスの人気者のたっちゃんからヒーローごっこに誘われますが、ある日たっちゃんとどのヒーローを応援するかという話で意見が割れてしまいます。
他のクラスメイトはたっちゃんと同調する中、1人異なる意見を言うガロウが気に入らないたっちゃんは、ガロウに無理やり怪人役を与えます。
そして、たっちゃん自身はヒーロー役として怪人を倒しているという名目で、ガロウに殴る蹴るの暴行を加えていじめます。
ガロウは抵抗し、自分に非はないと主張するも、根暗なガロウの話を信じる者はなく、教師ですらガロウを悪者扱いしました。
このようにして、ガロウは単純な善悪の二元論に疑問を抱き、結局はいつも多数派の意見に自分が潰されていることに圧倒的な理不尽さを感じるようになります。
そして、多数派意見こそが正義という構図を憎むようになり、ヒーローたちのことを正義を振りかざして暴力を振るう偽善者たちと見なすようになります。
こうして、ガロウは心から弱者を救う本物のヒーローは存在しないと思い込むようになり、この世のすべてのヒーローを偽物のヒーローと見なして狩る人間怪人となりました。
ガロウって幼少期からヒーロー番組に対する見方が大人と同じ目線になってた気がする
怪人が好きってのはあると思うけど確かに大人になった今なら、親にとっての卵がどんなものかとか、海を綺麗にしたかっただけとか
3人かがりでリンチされてるとか見ちゃうと勝ってもそこまでスッキリしないもんなぁ pic.twitter.com/m4AmBHcRMX— ワンオタマン(災害Lv狼未満) (@tanktopmagic) September 4, 2023
ガロウの目指す「最強の絶対悪」とは!?
幼少期の体験で形成された価値観に基づいて、ガロウはヒーローに出会ったらその場でボコボコにします。
しかし、彼らヒーローを病院送りにはするも、命を奪うことまではしません。
これは、偽善者たる正義の味方を倒すことで世間から恐れられる怪人ガロウを目指していたからであり、彼の目的はヒーローを殺すことではないことが伺い知れます。
さらには、公園で友達からいじめを受けていた子供のタレオを救うなど、弱者に対しては慈悲深い一面も見せています。
一般市民に手を出すこともほとんどありませんでした。
ガロウは、自身を討伐するために集ったヒーローたちの前で、絶対悪についての持論を語ります。
「ヒーローの作る偽物の平和が悪を生み、絶対悪の存在こそが世界平和を実現する」と主張するのです。
サイタマとの闘いで気付かされたガロウの本物のヒーロー観とは!?
サイタマとの戦いで劣勢となったガロウは、数回の変身を経て必死の抵抗を見せます。
しかし、ガロウはなす術もなく敗北します。
満身創痍のガロウは、サイタマに「なぜお前は使命感を持って戦っている俺を倒す?」「お前はなぜ戦っているのか?」と問いかけます。
この問いかけに対するサイタマの答えは、「自分にとってヒーローは趣味」の一点張りです。
ガロウはこの適当な答えに憤慨し、「そんなのヒーローじゃない!!」と叫びます。
サイタマは叫ぶガロウを見て、ついに彼の本心を見抜きます。
彼は手加減してヒーローを殺さず、子供を殺す気もなく、そして何より理想のヒーロー像を持っていました。
彼が本当になりたかったものは怪人ではなくヒーローだったのです。
#ワンパンマン 29話
ガロウが死の淵から蘇って、どんどん強くなっていく過程が面白いしカッコイイ!
もうガロウが主人公でいいんじゃないかな。
ただ、どうしても作画に目がいっちゃうな…😅 pic.twitter.com/WxpmPEUdU6
— コミィ@無料で読める漫画を紹介! (@comy_manga) November 11, 2025
「ヒーロー狩り」のタレ込み?怪人化してヒーローと死闘!あわや死亡の重傷を負うガロウ!!
「人間怪人」としてヒーロー協会に宣戦布告!!ガロウの「ヒーロー狩り」始動!!
ヒーロー協会が前代未聞の災害レベル神がやってくる危機に喘いでいたときのことです。
ならず者どもの力を借りて危機を乗り越えるため開催された集会の只中、ガロウは客人として現れます。
彼は、怪人に憧れて修行し、数々の武術道場を潰してきた男と豪語し、その場にいる全員をかかってこいと煽り立てます。
登壇していたヒーロー協会の役員は、警護役のA級ヒーロー3人にガロウを摘み出せと命じます。
しかし、ガロウの強力かつ巧妙な武術を前に3人とも意図も簡単に返り討ちにされてしまいます。
役員は恐れおののき、緊急事態として協会本部に連絡してS級ヒーローの応援を要請します。
狡猾なガロウは不要かつ不利な戦闘を避けるため、応援が来る前に退散します。
これがガロウのデビュー戦となり、以降彼の名は危険人物として広くヒーロー協会に知れ渡ることとなるのです。
怪人やS級ヒーローたちとの死闘を経て、覚醒!!
ヒーロー協会中に名が轟いたガロウは指名手配を受け、かつての師であったシルバーファングは自らの手で彼を倒すと名乗りを上げます。
弱りきったガロウはS級ヒーローのジェノスとシルバーファング、そしてボンブの3人がかりで集中攻撃されます。
そこへ、ガロウ生け捕りを企む鳥型の怪人が姿を現し、一瞬の隙を突いて彼を怪人協会本部へと連れ去ります。
シルバーファング達との激しい戦闘でボロボロになりながらも一命を取り留めたガロウは、怪人協会本部の牢獄で目を覚まします。
彼は驚異的な回復を遂げて牢獄を出ると、怪人協会幹部のギョロギョロとオロチの命を受けてヒーローの首を取りに協会の外へ出ます。
体力回復のため、ファミレスで大量のメニューを食い漁った挙句会計せずに逃亡している途中、公園にていじめられているタレオと同じく食い逃げ中のサイタマと遭遇します。
ヒーロー狩りを命じられていたガロウは、サイタマに襲いかかりますが、当然のことながらワンパンされ意識を失います。
時間が経過して目を覚ました後、ガロウは監視役の怪人と戦闘になって敗れ、怪人協会本部へと連れ戻されます。
ガロウはもう一度怪人協会本部脱出を試みるも、災害レベル鬼、災害レベル竜の怪人と次々に遭遇して戦闘し、敵の技を学んでいきます。
ガロウを生け取りにするためヒーロー協会も始動し、S級ヒーローとの戦闘も経て、遂に覚醒するのです。
生きてる!?驚異的な生命力のガロウ!!最後の戦いで「その後」を得るまで!
敵の攻撃を受け流し、逆に利用して倍返しにする武術で数々の怪人やヒーロー達を圧倒してきたガロウですが、彼には更なる際立った特性が備わっていました。
それは、人間をはるかに凌駕したタフネスと戦闘を通した学習能力、そして驚異的な回復能力です。
ガロウ生け捕り作戦中や怪人協会本部での戦闘では、ほとんど致命傷を与えられますが想定をはるかに上回る早さで回復します。
また、敵の技を学んで自分のものにし、相性の悪い相手に対して戦闘スタイルのバリエーションとして使っていきます。
これらの能力が効力を発揮し、戦闘で重傷を負う、圧倒的速度で回復、戦闘を通してさらに強くなる、を何度も繰り返し、ついに覚醒します。
そんなガロウが、強さを頂点を極め自ら目指す姿を見出すまでを振り返ります。
ガロウの持論!!「ヒーローの作る偽物の平和が悪を生む」
作中で描かれた幼少期のガロウは、クラスにいる他の生徒と比べて少し変わり者でした。
多くの生徒たちが単純な善悪二元論に基づき悪役を倒すヒーローに憧れる中、ガロウは悪役に感情移入するのでした。
そんなガロウはクラスのあぶれ者となり、ヒーローごっこで悪役を押し付けられてヒーロー役のクラスメイトたちに暴力を振るわれるいじめに遭います。
いじめに抵抗しても、唯一の頼みの綱であった教師ですら弱者であるガロウの敵に回ります。
この経験がガロウの善悪二元論に対する疑問を助長し、善悪の立場を否定してやりたい、という彼の根底をなす価値観を作り出します。
こうして彼は、偽物のヒーローを狩ることこそが、悪の原因を取り除くことである、という行動規範に従うようになったのです。
サイタマにとってガロウは「怪人のコスプレ」!! ガロウの信念を挫く!!
一方で、非常に客観的かつドライなサイタマの目に、ガロウは「怪人のコスプレ」であるようにしか映っていませんでした。
サイタマがガロウをこのように評する理由は、襲った者を殺しまではしていなかったり、子供を守ったりと、怪人性を感じなかったからでした。
サイタマはガロウを怪人のふりをした近所迷惑な人間でしかなく、手加減をしていたことからガロウの怪人は妥協の趣味であると酷評します。
対して自分のヒーローは本気の趣味であり、妥協の趣味には負ける気がしないとまで言います。
サイタマとの戦いに敗れ、自分のやってきたことを妥協だとまで指摘されたガロウの心は完全に折れてしまいます。
サイタマはそんなガロウに、ヒーロー狩りの「次」はどうするのかと喝を入れます。
少年にとってガロウは「本物のヒーロー」!!ガロウのその後は!?
サイタマとの戦闘の末生きる意思を失ったガロウは、ヒーロー協会のアマイマスクたちが強行を試みる処刑に抵抗しようとしません。
しかし、そこへかつてガロウがいじめから救った子供のタレオが現れ、ガロウこそが「本物のヒーローだ」と主張し必死で処刑を止めようとします。
そんなタレオの姿を見て、自分は一体何になりたかったのかに気付き、生きる意思を取り戻します。
自分が絶対悪としての怪人になるために戦ってきたその行動こそが、自分自身で思い描いていた理想のヒーロー像を具現化したものであったことに気づくことができたのです。
そして、かつて幼かった頃の自分のようだ存在の目には、そんな自分の姿が本物のヒーローに見えていたということにも。
この出来事を通して、ガロウは「次」を得ることに成功したのでした。
