ゴールデンデイズ最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画】光也や仁その後の最後はどうなった？

「花とゆめ」にて連載されていた人気マンガ『ゴールデンデイズ』。

今回は、そんな『ゴールデンデイズ』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

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『ゴールデンデイズ』ってどんな話？あらすじ紹介！

現代に生きる高校生・相馬光也（そうまみつや）が、ある出来事をきっかけに大正時代へと遡り、若き日の曽祖父とそっくりの姿で過去に迷い込むことから物語は始まります。

舞台は大正10年の東京・本郷。若き日の相馬慶光（そうまよしみつ）と瓜二つの姿をしている光也は、慶光本人だと勘違いされ、春日家に迎え入れられます。

過去に飛ばされた理由もわからないままに、光也はそこで慶光の幼馴染・春日仁（かすがじん）や慶光の姉・相馬百合子（そうまゆりこ）、仁の妹・春日亜伊子（かすがあいこ）らと共に暮らすことになります。

和と洋が混在する美しい町並みと、時代特有の価値観や抑圧のなかで、光也は当時の人々と関わり合いながら未来へ帰る方法を探すうち、やがては曽祖父が抱えていた深い後悔と向き合っていくことになるのです。

『ゴールデンデイズ』登場人物紹介

本作には、時代を越えて心を通わせる魅力的な登場人物たちが揃っています。

大正と現代を舞台に、それぞれが抱える想いや葛藤が丁寧に描かれ、物語に深い余韻を与えています。ここでは、物語の中心となる主要キャラクターたちをご紹介します。

相馬 光也（そうまみつや）

現代の高校生で本作の主人公。音楽と曽祖父・慶光を支えに生きてきましたが、母の過干渉に深く思い悩んでいた矢先、大正時代にタイムスリップしてしまいます。

若かりし日の慶光と瓜二つの姿をしているため、タイムスリップした先では周囲から慶光本人と誤認されることとなります。自らの存在意義を見失っていた彼ですが、仁や百合子たちとの関わりを通じて、やがて誰かのために生きる意味を見つけていきます。

春日 仁（かすが じん）

大正時代における慶光の親友で、名家・春日家の長男。品行方正で冷静沈着ですが、内面には強い葛藤を抱えている人物です。

慶光にそっくりな光也を「慶光本人だ」だと信じ、複雑な思いを抱きながら関わり合い、やがて光也との間に深い絆を築いていきます。物語の核心に深く関わる人物であり、時に非常に繊細な感情を垣間見せることがあります。

相馬 慶光（そうま よしみつ）

光也の曽祖父。現代では病床に伏し、死の間際に激しい後悔を抱えていました。

大正時代では優しく快活な少年で、仁と強い友情で結ばれていましたが、ある事件をきっかけに仁の前から姿を消してしまいました。

相馬 百合子（そうま ゆりこ）

慶光の姉で、春日家に仕える家庭教師的存在。品のある美しい女性で、仁や光也を優しく見守ります。

芯の強さと包容力を併せ持ち、物語の中で母親的な役割を果たしています。

春日 亜伊子（かすが あいこ）

仁の妹。年齢相応の明るさと好奇心を持つ少女で、光也と慶光を見分ける直感的な力を持っています。

妹のように光也に懐き、物語のなかで温かい存在感を放つ存在です。

相馬 慶（そうま けい）

光也のいとこであり、親友のような存在の人物。現代から追ってきたもう一人の「旅人」として過去に現れ、物語後半で重要な役割を担います。

大正時代に現代の常識や視点を持ち込む存在でもあり、読者にとっての代弁者的役割も果たしています。

『ゴールデンデイズ』最終回までのおさらい！

ここからは『ゴールデンデイズ』の最終章にいたるまでをあらすじで紹介します！

現代と大正をつなぐ旅の始まり

少女漫画のゴールデン・デイズ死ぬほど好きなんだ…。若い頃主人公と瓜二つな顔の爺ちゃんがやり残したことを時を遡って探っていくんだけど、最後になるにつれ涙で視界が見えないし最後が儚すぎて………………もう昔からずっと心にある物語ですね…。高校の時部活の休憩時間に見て泣いてたな…。 pic.twitter.com/i9YKSA8pKH

— ʏᴀʙᴀᴛᴀ🍓 (@umber_00) June 30, 2020

現代に生きる高校1年生・相馬光也（そうまみつや）は、過保護な母親との関係に悩みながらも、バイオリンと入院中の曾祖父・慶光（よしみつ）の存在を心の支えにしている少年です。

ある日、慶光が危篤状態に陥り、その最期に触れた光也は、彼が抱えていた深い後悔と共鳴するようにして、大正10年（1921年）へとタイムスリップしてしまいました。

若かりし日の慶光と瓜二つの姿をしている光也は、周囲から慶光本人と誤解されたまま、旧知の春日家に迎え入れられるのです。

慶光の親友である春日仁（かすがじん）や、姉の相馬百合子（そうまゆりこ）、仁の妹・亜伊子（あいこ）とともに暮らすうちに、光也はこの時代での人々との絆を深めていきます。

そうしてやがて彼は、曾祖父が過去に何を悔い、何を残してきたのかを知るための旅へと踏み出すことになるのです。

光也は慶光から何を託されたのか

大正時代で曾祖父として暮らすうちに、光也は「なぜ自分が曾祖父としてこの時代に飛ばされたのか」と、その理由について考えるようになっていきます。

現代での慶光は、死の間際に何かを言い残そうとしていました。けれど声にはならず、ただ悲しそうに、何かにすがるように光也の手を握っていたのです。

そのとき確かに、光也は慶光の胸に何か消えない後悔があるのを感じ取っていました。

死の間際、曾祖父は自分に「何かを託した」のではないか。曾祖父が自分に託したものを紐解いていくことが、この時代で自分がやるべきことなのではないか…光也は、次第にそう考えるようになっていきました。

仁の抱える心の痛みと葛藤

慶光の親友・春日仁は、名家・春日家の長男として、家の名誉と将来を一身に背負わされている人物です。

政治家である父の期待を一心に受け、家のために生きることを当然のように求められてきました。

しかし彼は、心の底ではずっと誰にも言えない「秘密の想い」に苦しんでいたのです。それは、親友である相馬慶光に向けた感情でした。

それが友情なのか、恋なのか、当時の言葉では定義できないような複雑な情愛を、仁はずっと胸に抱えていたのです。

さらに追い打ちをかけたのが、慶光の突然の失踪でした。大切な人に、何も告げられぬまま突然いなくなられた仁は、自分のせいで慶光が姿を消したのではないかという思いに囚われ、悔恨と罪悪感を募らせていたのです。

そして、それでもなお表向きは冷静で立派な「春日家の後継者」として振る舞わなければならない。

それらは仁を取り巻く檻となり、次第に彼の心を蝕んでいたのでした。

漫画完結『ゴールデンデイズ』最終回結末ラストのネタバレ！光也や仁その後の最後は？

相馬慶光が姿を消した「真相」

作業しながらツインテの分け目ハゲに現実逃避しながらゴールデン・デイズ読んでたんだけどほんとすこ…
仁がめっちゃ好きやった…
ハッピーエンドなんだけどじーんと切ないものが残るのよねー…😭 pic.twitter.com/6uJYeGpJxW

— ヤヤ (@hachi_same_yaya) February 22, 2019

慶光が行方をくらました理由は、親友である春日仁を守るために、自ら罪をかぶったことにあります。

その背景には、浅草の私娼街で起きた事件が深く関わっていました。

ある日、仁は身分違いの女性を救おうとし、浅草の私娼街で騒動に巻き込まれます。

そのとき、彼の将来に傷がつかないようにと、慶光は自分が一連の事件の張本人であるかのようにふるまい、仁の罪を肩代わりするかたちで身を引く決意をしたのでした。

その後、慶光は春日家の屋敷を離れ、消息不明となります。公（おおやけ）には失踪とされましたが、真相は「仁の未来のために、誰にも本当のことを言わずに姿をくらます」という選択だったのでした。

慶光の後悔と光也への継承

慶光はその後、その選択を一生後悔して生きていました。仁に何も告げずに去ったこと、自分の存在が仁の心を縛り続けてしまったこと、そして誰にも本心を伝えられなかったこと。それらが、彼の「人生最大の後悔」となったのです。

そして現代。病床で死を迎えようとしていた慶光が、孫の光也にその想いを無意識に託した瞬間、彼にそっくりな光也が「慶光」として過去へと飛ばされることになったのでした。

光也は曾祖父の立場で過去を生き、仁や百合子、亜伊子たちと絆を深めていく中で、やがて仁が果てしない苦しみの淵にあることを知っていきます。

慶光がいなくなったことで、仁もまたずっと傷を負っていたのです。

慶光から仁へのメッセージ、そして

物語のクライマックスでは、仁が慶光を想うあまり、自らを壊しかねない行動に出ようとする場面が描かれます。そこに立ちはだかるのが、慶光の姿をした光也でした。

彼は仁に銃を向けられながらも、「あなたは生きていていいんだ」「慶光はあなたに生きて欲しいと願っていた」と訴えます。

光也は、過去を変えることではなく、過去と向き合い、そこに込められた愛や後悔を未来へつなぐことを選んだのです。

最終的に、仁は自らの罪と向き合う勇気を取り戻し、光也も現代に帰還することができました。

そして、光也は現代で仁の遺したバイオリンを受け取り、その思いを胸に自身の未来へと歩み出していくのでした。