ヒカルの碁を全巻無料で一気読みする方法紹介！漫画アプリや電子書籍で最終巻完結までタダ？TVアニメ20周年！

アニメ化もした人気マンガ「ヒカルの碁」を全巻無料で読めるお得な配信サイトを調査しました。

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

例えば、小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』では、サンデー系列で連載中のマンガや過去の名作マンガに至るまで幅広く無料で読むことができます。（←1番オススメの漫画アプリ）

サンデーうぇぶり

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しかし、『ヒカルの碁』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません。

そこで漫画アプリではなく『ヒカルの碁』を配信しているすべての電子書籍を調査すると、１つの電子書籍サービスを使って『ヒカルの碁』を実質無料で全巻読む方法が見つかりました！

最終巻まで実質全巻無料で読む方法を解説します。

この記事では

そんな疑問を持った漫画好きなあなたにオススメです！

結論！電子書籍『コミックシーモア』を利用して『ヒカルの碁』を実質全巻無料で読める

『コミックシーモア』には、新規ユーザーに対して2つの超お得な特典を用意しています。

それが以下の特典です。

特典①は、『コミックシーモア』に無料登録した方、全員に「50％OFFクーポン」を配布しています。

50％OFFクーポンだけなら、他の電子書籍も特典として配布しているところが多いですが、『コミックシーモア』の超お得な特典は②の「月額メニュー登録で最大20000ポイントを後日お返し！」です。

簡単に説明すると、月額メニューを2ヶ月継続することで1ヶ月分のポイントが全額返ってくるという特典です。

作品購入の時には、ポイントと現金の価格が表示されています。

「ヒカルの碁」を1巻〜最終23巻まで普通に購入すると・・・8533pt（税込9384円）となります。

月額メニューは、月額11000円のコース（コミックシーモア10000）に加入すれば12500ptがもらえて、さらに翌月には特典②により10000ptが返ってきます！

使ったはずの8533ptが10000ptになって返還されるので実質全巻無料というわけですね！

『ヒカルの碁』を実質全巻無料でお得に読みたい方は、月額メニュー「コミックシーモア10000」がオススメです。

筆者は、このシステムを使って、『鬼滅の刃』を実質全巻無料で読みました。

新規ユーザー限定の特典ですので、まだ『コミックシーモア』を利用したことない人は、活用することをオススメします。

その他のお得な電子書籍

筆者も愛用しており、一番のオススメは先ほどご紹介した『コミックシーモア』ですが、その他にもお得に漫画を購入できる電子書籍がありますので表にまとめておきます。

個人的に上記4つのサイトはどれもオススメですが、特に『ebookjapan』は使いやすく、無料作品が豊富、さらに新規ユーザー限定でお好きな漫画（新作を含む）が6冊まで50％OFFですので、『コミックシーモア』と併せてよく活用しています。

お得に漫画を読むなら『コミックシーモア』と『ebookjapan』は必須の電子書籍サービスとなっています。

オススメ漫画アプリ

上記で紹介した『サンデーうぇぶり』以外にも集英社が運営する漫画アプリ『ヤンジャン』や『マンガMee』も特にオススメです。

ヤンジャン！

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マンガMee-人気の少女漫画が読めるマンガアプリ

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

「無料でマンガを楽しみたい！」という方は使ってみてはいかがでしょうか？

ヤンジャン！

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こちらの記事では、特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。

完全無料！おすすめ漫画アプリをランキング形式で紹介！【お金がかからない読み放題のマンガアプリ！知らなきゃ大損！】

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『ヒカルの碁』読者の評価は？

ヒカルの碁20年記念映像懐かしすぎて涙出た
全巻家にあるし今もたまに読み返すけど1回読み始めると止まらないんだよね！！！！！ 囲碁のルールなんて全く存じ上げないけど本当に面白いしのめり込む漫画です

— すき焼き (@Rinne0212) October 12, 2021

ヒカルの碁もう20周年か( ˙꒳​˙ )
あれは全人類見て欲しいくらい面白い( ˙꒳​˙ )
今見ても面白いと思える漫画でアニメだぞ( ˙꒳​˙ )

— ルルシェ@イレア (@LullshareMHW) October 11, 2021

ヒカルの碁20周年おめでとうございます
自分は囲碁の細かいルールわからないのに、それでも読んでて面白いって思えるの本当に凄いと思う！ pic.twitter.com/C3S3kKowiW

— サッシー (@Omutoriman) October 13, 2021

ヒカルの碁ちゃんと読んでなかったからアニメ見返してるがめっちゃ面白いな。いい感じにカタルシスを得られる

— onodera (@0verfit) October 16, 2021

作業のお供にヒカルの碁見てるけどやっぱり面白いねぇ

— ふえ (@unccc5) October 16, 2021

ヒカルの碁、囲碁全く分からないのにまじで面白いから凄い
覚えようしたこともあるけど10分でやめた

— やみか (@yamika_2020) October 11, 2021

ヒカルの碁 20ts！!
キッズステーションで毎回やる度に
再放送見てるが 本当名作
囲碁というか 心理戦見てる気持ちになる

ちなみに ショートコーナーの
GoGo囲碁 に出ていたゆうた君は
後の 井山裕太プロであり
本因坊を獲得し 七冠達成をする
天才 #ヒカルの碁 pic.twitter.com/7IOqitTZuS

— andhi (@andhi_andhi1710) October 11, 2021

#ヒカルの碁アニメ20th #ヒカルの碁
映像最高でしたありがとうございました　ヒカ碁は本当に名作 pic.twitter.com/sfvyusc7nZ

— 安藤 (@ntdhkos) October 13, 2021

ヒカルの碁はここがほんと好き

アニメのエンディングでここのカットが入るとこもめっちゃ好き pic.twitter.com/su9y2uPCKF

— セロ☆913 (@sstcladisk) October 11, 2021

ヒカルの碁がトレンドにあるので、好きなシーンを4つ抜粋。

1、ヒカル覚醒
2、オレにも打たせろっ
3、…容赦ねぇ
4、やめとけ(×2)

#ヒカルの碁 pic.twitter.com/TKSRBTuAWv

— TAKAHIRO (@endx227) October 11, 2021

ヒカルの碁TVアニメ放送20周年

北斗杯編の後編のアニメ化いつか観たいですね‥

#ヒカルの碁　#ヒカ碁アニメ20th pic.twitter.com/0mdEMhSge4

— 雪だるま (@Yukidaruma_4488) October 11, 2021

『ヒカルの碁』序盤ネタバレ紹介！

第１話　棋聖降臨（きせいこうりん）

物語は主人公・進藤ヒカルが祖父の物置蔵で何かを探している場面から始まります。

テストの成績が悪く、こづかいを止められているので、お金になりそう物を探しています。

その姿を同い年で幼馴染の藤崎あかりが見つめています。

ヒカルは碁盤（※囲碁の台）を見つけます。

しかし碁盤に血のような汚れが付着していました。

キレイにしようとしているヒカルに、あかりが言いました。

「汚れてなんかいないよ。キレイじゃない。」

しかしヒカルには汚れがはっきりみえています。

するとヒカルに謎の声が聞こえます。

「見えるのですか？」

「私の声が聞こえるのですか？」

あかりには何も聞こえていません。

すると謎の声の男がヒカルの前に姿を現します。

ビックリしてヒカルは気絶してしまいました。

次の日、ヒカルとヒカルの意識の中に入った謎の男は意識の中で会話が出来るようになっていました。

謎の男の名前は藤原佐為（ふじわらのさい）といい、平安時代に大君（おおきみ）に囲碁を教えていたそうです。※大君＝天皇・皇子・皇女など佐為の他に、もう一人大君には囲碁指南役がいました。

その指南役の一言で、対局に勝った一人だけを今後指南役とする事が決まりました。

互角のまま対局は進み、相手は一瞬のスキをついてズルをしましたが、佐為はこれを偶然にも目撃し、声をあげかけた時に逆にズルをしたと言われてしまいます。

佐為は慌てて真実を話しますが、どちらが真実を言っているのかは誰もわからず、大君はそのまま勝負を続行するように言いました。

佐為は心の動揺をおさえきれず、勝負に負けてしまいます。

勝負に負け、ズルをしたと汚名までついて都を追い出された佐為は、大好きな碁も打つ事が出来ず、その２日後に自ら命を絶ちました。

しかし成仏出来なかった佐為は碁盤に宿り、長い年月を経て、一人の子供の意識の中に入ります。

もともと碁打ちを目指していたその子供は喜んで佐為に身をゆだね、佐為は自分の望むままに囲碁を打つことができました。

その子供の名前は本因坊秀策（ほんいんぼうしゅうさく）といい、御城碁を打つ第一人者にまでなりましたが、３４歳の若さではやり病にかかり亡くなってしまいます。※御城碁＝将軍の御前で行われる対局

ヒカルは、「で？オレにまた乗り移ったのは、まだ碁が打ちたいわけ？」と尋ねます。

佐為は、「ハイ、なぜなら私はまだ、、、『神の一手を極めていない』」と言います。

佐為のために、仕方なくヒカルもたまに囲碁をすると約束にします。

そして腕試しに祖父と囲碁を打つ事にするヒカルですが、佐為の指示があっても、囲碁のルールが全く分からないので、一手を打つのにもかなり時間がかかってしまいます。早く打つように祖父に言われますが、結局「半年後にまたこいや」と言い祖父は対局をやめて、立ち去ってしまいました。

その夜、囲碁が打てなくて落ち込む佐為を見て、ヒカルはルールを覚えるために囲碁教室に通う事にします。

後日、囲碁教室で講義を受けるヒカルですが、とても退屈そうに講義を聞いています。教えているのはプロの先生のようです。

帰り際、ヒカルは先生に『藤原佐為』を知っているか尋ねますが、先生は知らないと答えます。その後ヒカルは帰宅しますが、先生と囲碁教室受講生が興味深い会話をしています。

ある記者が囲碁の現役トップ棋士に「歴史上一番強い棋士は誰か？」という質問をしたそうです。すると棋士達は間髪いれず、「本因坊秀策」と答えたという話でした。

ここまでが第1話となります。

第２話　はるかな高み

囲碁教室にやって来たヒカルがテレビに目をやると、天元戦（てんげんせん）のテレビ中継が放送されていました。

映っているのは現在のトップ棋士、３冠の塔矢（とうや）名人です。

近くにいた受講生のおばさんが「この人、『神の一手』に一番近い人って言われててるのよね。」と言っています。

塔矢名人の打ち方を見てただの名人ではなく、かなりの実力者である事に気が付き、佐為は興味深々な様子です。

しかし、全く興味のないヒカルは別のおじさん受講生とトラブルを起こし、先生から今日は帰るように言われてしまいます。

囲碁が出来ず佐為は、泣き叫んで悲しんでいます。

仕方なくヒカルは、おばさんに他に囲碁が打てる場所はないかと聞いてみます。

すると駅前に碁会所がある事を聞き、早速碁会所に向かいます。

※碁会所＝有料で囲碁を打つ事ができる場所

碁会所にはほとんどおじさんしかいませんでしたが、一人だけヒカルと同じ年位の男の子がいました。

ヒカルは彼と囲碁を打つ事になります。

彼の名前は塔矢アキラ（とうやあきら）、ヒカルと同じ小学６年生でした。

ヒカルはまだ知りませんが、アキラは現役トップ棋士塔矢名人の息子です。

アキラは置き石（おきいし）というハンデをしようとしますが、ヒカルはいらないと断りました。

すると近くにいたおじさんが「塔矢アキラに置き石なし？とんでもないボウズだな」と笑っています。

対局が始まり、アキラはヒカルの手つきで初心者だとすぐに気がつきます。

しかし対局が進んでいくと、自分の打ち込みをかろやかにかわされ、局面もずっとリードされている事に驚いています。

そしてあるヒカルの一手でアキラは気が付きます。

「ボクがどう打ってくるかためしている一手だ！僕の力量を計っている！！」

「はるかな高みから－－」

その後、疲れた様子でヒカルが碁会所から帰ろうとしています。

受付のお姉さんから『全国こども囲碁大会』のチラシを渡され、見に行って見るといいとすすめられます。

ヒカルが帰ると、碁会所の奥でおじさん達がザワついています。

「負けたのかい？アキラ君」

「ま・・・まさかアキラ君が！？」

「アキラ君はプロに近い実力なんだぜ」

皆の話を聞いて、受付のお姉さんは驚いた様子で話します。

「ちょっと待ってよ。負けたってホントなの？だってあの子今まで一度も対局した事がないって言ったのよ！！」

アキラを含めたその場の全員が言葉を失い驚いています。

第３話　死活の急所（しかつのきゅうしょ）

数日後、ヒカルは佐為のために碁会所でもらったチラシの全国こども囲碁大会を見に行く事になります。

会場に入ると、凄い緊張感のある雰囲気にヒカルは驚きます。

たくさんの子供達が囲碁を打っており、子供達の親が勝負を見守っています。

近くで対局中の局面を見て、佐為が次の一手である場所に打たないと黒が死んでしまうとヒカルに教えます。

すると黒を打っている子供が佐為の言った場所の一つ下の所に打ってしまいます。

ヒカルはつい、「おしい！そこじゃダメだ。その上なんだよ」と口に出してしまいます。

勝負に口を出してしまったヒカルは大会関係者に怒られ、会場の奥に連れて行かれてしまいます。

その場にいた緒方（おがた）というプロ棋士が子供達にその時の状況を尋ねます。

緒方は局面を見て、プロの私でも少し手の止まる難しい形だと思いながら話を聞いています。

子供の母親が局面をチラッと見て口出しした事を緒方に話しました。

緒方は、「チラッと見て？」と何か気になっている様子を見せます。

奥の部屋でヒカルが大人達に謝っています。呆れた様子で帰る様に言われヒカルは帰って行きます。

その後、ヒカルが口出しした局面を大人達が見ていると、そこにアキラの父の塔矢名人もやって来ました。

緒方は自分達プロもちょっと考える局面をチラッと見て即答で助言した事を名人に伝えます。

緒方はヒカルの名前も聞かずに帰してしまった事を残念そうにしています。

しかし塔矢名人は言います。

「彼がそれほどの打ち手なら、遅かれ早かれ、いずれは我々プロの前に現れることになる。」

第４話　許せない暴言

碁会所でアキラは一人で何度もヒカルとの対局を並べて分析しています。

ヒカルが何者なのか考え込んでいるアキラですが、受付のお姉さんに囲碁大会のチラシを渡した事を聞き、会場にヒカルがいるかもしれないと、アキラはすぐ碁会所を出ていきます。

会場に行く途中の街中で、アキラはヒカルを見つけます。

アキラはヒカルにプロになるのか尋ねます。

ヒカルは突然の質問に爆笑します。

ヒカルはアキラにプロになるのか聞き返します。

アキラは、「なるよ」と答えます。

ヒカルは少し驚きますが、続けてプロは儲かるのか尋ねます。

アキラはタイトル戦の賞金をヒカルに教えます。

ヒカルは賞金を聞いてアキラに言います。

「ちょっとプロになって、ちょこちょこっとタイトルの一つ二つ取るのも悪くないかなって・・・」

この言葉にアキラは激怒します。

小さい頃からどんなに苦しくても毎日毎日、何時間も碁を打ってきた自分がヒカルのような碁を軽く思っているヒカルに負けた事に納得出来ない様子です。

アキラはヒカルに、今から一局打つように誘います。

ヒカルは佐為にどうするのか尋ねると、アキラのそのただならぬ表情に佐為も真剣な表情で一局打つ事を承諾します。

第５話　牙を剥くアキラ

碁会所に戻る途中の電車の中で、アキラは勝負のイメージをしながら一人でぶつぶつ言っています。

ヒカルは佐為がこの前アキラと戦った一局はギリギリ勝った様な物なので、大丈夫なのか聞きました。

佐為は、前回のアキラとの勝負は本気ではなく、指導碁を行った事を伝えます。※指導碁＝相手を正しい筋に導くための打ち方

その話を聞いて、子供のアキラより佐為の方が強くて当たり前かと納得しているヒカルに、アキラはただの子供ではないと佐為は言います。

そうは言っても、まだアキラは自分の敵ではないと、この時佐為は思っていました。

碁会所に着くと、おじさん達はヒカルの存在に気が付き全員がアキラとヒカルの対局を観戦します。

対局が始まり、怒っている様に見える程の真剣な表情でアキラは打ち込んできます。

第６話　一刀両断

「・・・ありません・・・」

アキラがうつむいて言いました。

ヒカルは何が何だかわかりません。

佐為がアキラが自分の負けを宣言した事を伝えると、ヒカルは前の対局の半分も打っていないのにと驚いています。

アキラはかなり落ち込んだ様子で、その場で下を向いたまま動きません。

アキラの後ろでは、おじさん達が言葉を失ってその光景を眺めています。

ヒカルはアキラの真剣な気迫が凄いとフォローしますが、アキラは聞いていません。

ヒカルは自分の話などアキラは聞いていないのだと感じ、少し悲しそうな表情で碁会所から帰って行きます。

アキラはうつむいたまま、幼い頃の父との事を思い出しています。

まだ小さいアキラは父に自分は囲碁が強い才能があるか聞きます。

父の名人はその才能があるかは自分には分からないが、誰よりも努力を惜しまない才能と限りなく囲碁を愛する才能を持っているとアキラに答えます。

アキラはその言葉を誇りに今まで努力してきていたのです。

数日後、ヒカルは佐為に手加減せず、なぜあんなにあっさり勝ってしまったのか尋ねます。

佐為は手加減などする余裕を彼は与えてくれなく、あのようにするしかなかったと答えます。

ヒカルは落ち込んでいるアキラの姿を思い出しながら碁会所のあるビルの前に来ていました。

するとヒカルに走り寄る人物がいました。

以前、全国こども囲碁大会会場にいた緒方プロでした。

緒方はヒカルの手を引き、碁会所の中に連れて行きます。

碁会所には塔矢名人がいました。

名人はアキラに二度も勝ったヒカルの実力が知りたいと、一局打つ様に誘います。

ヒカルが断ろうとした瞬間、佐為が打たせて欲しいと強くヒカルにお願いします。

ヒカルは誘いを受け入れ、名人の前に座ります。

名人はアキラと同じ目をしていました。真剣に囲碁を打つ人の目です。

佐為も同じ目をしており、自分だけが仲間はずれの様に感じます。

そして、ここでヒカルに心境の変化が現れ始めます。

ヒカルは自分で碁を打ちたいと思い始めるのです。

名人の碁石を打つ姿を見て、カッコイイと思うヒカルは、自分もあんなふうに打てたらと思いながら碁石を打った瞬間、今までの初心者丸出しの打ち方とは別人の様に一手を打ち込みます。

第７話　詰碁三題（つめごさんだい）

今までと明らかに違う打ち方にヒカルも佐為も驚きます。

佐為に自分の体が動かされたと勘違いし、怖くなったヒカルは碁会所を走り出て行きます。

公園でヒカルは自分の体を乗っ取たと佐為に怒っていますが、佐為はそんな事は出来ないとヒカルに伝えます。実際にその一手は佐為の指示とは違う場所に打ち込まれていたのです。

囲碁を少し覚えて、自分からここに打ちたいと思うようになってきているヒカルに佐為は嬉しそうな表情です。

そこにあかりがやって来ます。

お姉さんの中学の創立祭に一緒に行こうとヒカルを誘いに来たのです。

今度の日曜の２時に葉瀬中（はぜちゅう）の門の前で待ち合わせようとあかりは言いますがヒカルは行かないと言っています。

日曜日、ヒカルは待ち合わせ場所に行きますが、あかりはいません。

仕方なくヒカルは一人で出しものを見て回ります。

すると詰碁（つめご）をやっている所がありました。※詰碁＝囲碁の勉強法の１つで、石の生き死にを問題にしたもの

正解すると景品がもらえるようです。

景品の中に『塔矢名人詰碁集』があり、佐為はこれを欲しがります。

ヒカルが詰碁に挑戦する事になり、初めに簡単な問題が出されます。

ヒカルは問題を見て、自分でも解けそうだから佐為に口を出さない様に言います。

そして、見事正解します。景品はポケットティッシュでした。

もっと難しい問題を出してほしいとヒカルが頼み、二問目は有段者の問題を出されます。

問題を出している中学生でもてこずる問題をヒカルは即答します。

景品は缶ジュースでした。

詰碁集がもらえる問題を出すようにヒカルは頼みます。

中学生は、「こんなの解けたら塔矢アキラレベルだよ」と言います。

アキラの名前を聞いて気合いが入るヒカルでしたが、突然着物姿の男がやって来て、碁盤にタバコを押し付けながら言いました。

「石ころの陣地取りなんてくだらねー。将棋の方が千倍おもしろいぜ！」

「なーにが塔矢アキラだ。あんなヤツ、オレに負けた最低野郎だ！」

ここで１巻は終わりです。