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『ヒノワが征く！』3巻を無料で読む方法は？
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『ヒノワが征く！』3巻ネタバレ紹介！
第12話『足軽小頭』
蒼海国、不知火砦にて。
ヒノワは隊の面々と自己紹介を兼ねた話し合いをしていました。
ヒノワはそこで、「一生懸命頑張るからよろしく頼む！」と、皆に声を掛けます。
「隊長に勝利を！！」「ついていきますよ隊長！」と、ヒノワ隊の面々もその声に応えます。いい雰囲気です。
しかし、コブという男性はヒノワに猜疑の目を向けていました。
どうやら何かわけがありそうです。
とうとう天狼国が砦に攻めてきました。
蒼海国は砦の上から弓を放ち、応戦します。
一見ただの突撃かと思い、軍師シオンが天狼国に向かい、「もっと驚かせてみろ、天狼のキョウコツ！！」と、叫びます。
直後、砦内に岩が投げ込まれ、爆音を轟かせます。
なんと天狼国は攻城兵器を用意していたのです。
攻城兵器は、大きさ、重さ、が問題になり、運搬が非常に困難な代物です。
ですがキョウコツはその問題を、分解した状態で持ち運び、現地で組み立てる、という手段を用いてクリアしました。
設計図も自分で書いたようで、武力に加え、頭脳も優秀みたいです。
しかし、蒼海国もただやられるばかりではありません。
即座に打ち返し、キョウコツの攻城兵器を破壊します。
悲しむキョウコツですが、すぐに次の手を打ちます。
砦の外壁に梯子をかけ、そこから天狼国兵が入り込んできました。
第13話『リンズ（前編）』
侵入してきた天狼国兵は練度が高く、味方は次々と倒されていきます。
しかしそこにヒノワ隊が即座に駆け付け、対処します。イロハ、ネムリの女性コンビも息の合った連携で敵兵を倒していきます。
ここでクメハチの神業が光ります。
梯子のつなぎ目を弓でピンポイントで狙撃し、敵兵の侵入を阻止することに成功します。
キョウコツは、自分の策をことごとく阻止されたことにより、大変ご立腹な様子。
このままではいけないと、ヨミヒメが落ち着くように諫めます。
冷静になったキョウコツの撤退の合図によって、天狼国は退却していきました。
天狼国陣地にて。
身体を清めていたヨミヒメにキョウコツが声を掛けます。昼間自分を諫めてくれたお礼を言いに来たようです。
どうやらキョウコツは「十辰星（天狼国の中で最上位の武将）」になるのが目標のようです。ヨミヒメもキョウコツのことは高く買っているようで、
「その気性の激しさは鬼のような活躍を見込めるが、反面危うさも兼ね備えている」と、助言をします。
キョウコツは、最初はヤバイやつとしか思えませんでしたが、目標に向かって真っすぐ努力する姿には好感が持てますね。
蒼海国 対 天狼国。二日目。
天狼国は昨日のような奇策を用いず、正攻法で攻めてきました。これに軍師シオンは引っ掛かりを覚えます。
食事と酒により英気を養っていたヒノワ隊の前にリンズ姫が現れます。戦ってくれている兵たちに労いの言葉をかけて回っているみたいです。
リンズ姫のあまりの神々しさに男性陣は、「眩しい～～！！」と声をそろえます。これで明日の戦にも気合が入ることでしょう。
天狼国陣地にて。
キョウコツとヨミヒメが話し合っています。
今日なにも仕掛けなかったのは、敵の油断を誘う、次の策の準備を行う、という理由からだったみたいです。
キョウコツはどんな策を打ってくるのでしょうか？
第14話『リンズ（後編）』
軍師シオンはタコと致しながらキョウコツがどんな策を打ってくるのかを思案していました。
一方、砦の内部にて。
見張り二人の前に異形、土蜘蛛が突如現れます。
いきなり砦内に異形が現れるなんて普通ではありえません。では何故現れたのか？
なんとこれはキョウコツの作戦によるものでした。土蜘蛛しか通れないような穴を掘り、外と砦内を繋いでしまったのです。
異形は通常、討伐し、その素材を使うのが一般的ですが、キョウコツは試行錯誤の末、土蜘蛛を手なずけることに成功したようです。
こんな手段普通は思いつかないとヨミヒメは感心しますが、
「十辰星になるためにはこれぐらいやんなきゃあよ」と、キョウコツは笑いながらそれに応えます。やってることは外道ですが、この向上心は見習いたいと思います。
砦内にて。
マルゲ武将とリンズ姫がお供を従え、ヒサメ隊の元に向かっていました。
そこに土蜘蛛が襲来し、お供が殺されてしまいます。
このままではリンズ姫も殺されてしまう。そんな絶体絶命のピンチにあの男が現れます。
そう、ヒサメです。
なんとヒサメは土蜘蛛を一太刀で切り伏せてしまいます。かっこよすぎます。
「普段農業をやっているのに凄く強いんですね」と、リンズ姫がヒサメに声を掛けます。
一農民である自分のことを覚えているとは思わず、ヒサメはその言葉に感動し、赤面してしまいます。これは嬉しいですね。
第15話『キョウコツを討つ』
ヒノワとトバリは、土蜘蛛の多さに辟易としつつも、奮戦します。
活躍するのはヒノワたちだけではありません。ヒノワ隊の面々も見事な連携で着実に土蜘蛛を倒していきます。
軍師シオンの元に瀕死の土蜘蛛が運ばれてきました。
軍師シオンは考えに考えた結果、「私は土蜘蛛イけるな」と、言い放ち、事に及ぼうとします。これには部下もドン引きです。
キョウコツは蒼海国の兵にスパイを仕込んでいました。そのスパイたちが声を上げ、兵たちを混乱させていました。
そこにアカメが現れます。
スパイたちはアカメの姿を見るや、素晴らしい連携でアカメに攻撃を仕掛けます。
即座に攻撃されたこと、天狼国独自の動きから、アカメは敵を天狼国のスパイだと確信します。
軍師シオンと、マルゲ武将が話し合っています。
軍師シオンの素晴らしい采配により、土蜘蛛を無事殲滅、味方の被害も軽微に抑えることができたそうです。
ヒノワは軍事シオンとマルゲ武将を見比べ、存在感の違いを感じます。
やはり、本物はものが違うようです。変態ですが。
軍師シオンが、「逆にこの状況を利用する。キョウコツを討ち取りましょう」と、言い放ちます。
あえて門を開き、敵をおびき寄せ、仕留める。
これは手柄を立てたいヒノワたちにとってはチャンスです。
ですが当然危険もあります。堅牢な砦の長所を自ら潰すのですから。
ですが、そのリスクをとってでも、ここでキョウコツを叩いておきたい。
軍師シオンはそう判断しました。
軍師シオンの読み通り、門を開けるとキョウコツを先頭に天狼国兵がなだれ込んできました。
そこで不知火砦の罠が天狼国に牙を剥きます。
地面から槍が飛び出し、天狼国兵を串刺しにします。
さらに弓矢による追撃で、キョウコツは馬を失ってしまいます。
孤立してしまうキョウコツですが、孤軍奮闘し、軍師シオンを驚かせます。
ヨミヒメがキョウコツのピンチを察し、援護に行こうとしますが、そこにアカメが立ちふさがります。
切り結ぶふたりですが、純粋な剣術ではアカメに軍配が上がるようで、ヨミヒメは徐々に追い込まれていきます。
ですが突如不思議な力をヨミヒメが全身から放出します。
砦内でキョウコツは蒼海国兵の包囲網を抜けるべく、鬼の形相で槍を振るっていました。
包囲網を抜ける！キョウコツがそう思った瞬間、後ろから、「逃げるのか！」と、声をかける人物が。
ヒサメでした。
挑発することで、キョウコツが逃げるのを阻止することに成功します。
第16話『不知火砦の決着』
炎をまとうヨミヒメとアカメが対峙していました。
ヨミヒメは斬撃と共に炎を飛ばすことで、アカメを追い込んでいきます。
アカメはヨミヒメが人ではないことを見抜きます。
なんとヨミヒメは、人間と異形のハーフだったようです。
ヨミヒメは火力をさらに上げ、アカメを追い込もうとします。
ですがアカメも負けていません。
ヨミヒメの攻撃を徐々に見切り、ヨミヒメに傷をつけることに成功します。
どうやらヨミヒメはまだ自分の力を完璧には扱えていないようです。
ヨミヒメはアカメを倒すことを諦め、炎の壁を作り出し、自分の退却、キョウコツの退却の支援に切り替えます。
不知火砦にて。
ヒサメとキョウコツが一対一で向かい合っていました。
キョウコツはヒサメの構えた姿から、危険を感じ、撤退を視野に入れ始めました。
しかしすかさず、「雑兵から逃げるのか、キョウコツ」と、ヒサメがさらに挑発します。いいタイミングです。
ヒサメはリンズ姫への想いで自分を奮い立たせます。
様々な軌跡でキョウコツの槍がヒサメを襲います。
ですがヒサメはその一撃を鞘で受け止め、すかさずキョウコツに一太刀入れます。
しかし浅く、決定打になりませんでした。
追撃を加えるヒサメですが、キョウコツの鎧から飛び出た、杭を正面から食らってしまいます。
これにより、キョウコツは勝利を確信しますが、なんとヒサメは咄嗟に急所だけ守り、致命傷を避けていました。
隙を見せてしまったキョウコツを、ヒサメの一太刀がとうとう捕らえます。
キョウコツは深手を負い、倒れ込んでしまいます。
キョウコツは暗闇の中、「ははははははははは！！！！！！！」と狂ったように笑います。
なんと、切断された首だけで笑っています。
とてつもない執念です。
ヒサメは大将首を上げることに成功します。大戦果です。
キョウコツが討たれたことを機に、天狼国は十辰星を招集します。
その中にひとりの男の姿が。
前作を読んでいる方はご存じかもしれませんが、この男はナハシュといい、アカメの元仲間です。
なぜここにいるのでしょうか？
第17話『戦の後で…』
天狼国との戦が終わり、蒼海国の皆は、不知火砦で祝勝会を行っていました。
軍師シオンがヒサメを武将に任命します。大出世です。
そしてヒノワも忍者や土蜘蛛を数多く倒した功績から、足軽大将に任命されます。
軍師シオンはヒサメに、鎧を真っ二つにするよう命じます。
具足割りといい、武将の任命時に行う、しきたりのようなものらしいです。
行う意味が分からないヒサメですが、皆に説得され、これを見事に果たし、新しい武将として歓迎されます。
女性陣は温泉に浸かりながら、親睦を深めていました。皆、それぞれの戦う理由があるんですね。
ヒサメが外で星空を眺めていると、リンズ姫がやってきて、ヒサメにお礼を言います。
ヒサメはリンズ姫の言葉に、表情を変えずに涙を流します。
これからは武将としてリンズ姫を守ることを、ヒサメは不器用ながら必死に伝えます。
リンズ姫と結婚すると、ヒサメは改めて誓います。かなうといいですね。
天狼国にて。
ヨミヒメがキョウコツからもらった品を眺めながら、彼の死を惜しみます。
そんなヨミヒメにいきなりナハシュが斬りかかってきました。
どうやら十辰星の招集の迎えに来たようです。
何とか天狼国を退けた蒼海国ですが、次回からは十辰星を相手にしなければいけなくなります。
ここからが本番ですね。