ホンノウスイッチ全巻無料で読む方法紹介！面白い？漫画バンクは違法｜アプリでタダ？作者KUJIRA

『ホンノウスイッチ』を全巻無料で読む方法が知りたい。

本記事はこんな疑問を解決します。

ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。

違法手段ではないので、安心してください。　

『ホンノウスイッチ』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？漫画バンクは違法

いきなり、結論です。

『ホンノウスイッチ』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。

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『マガポケ』では、『ホンノウスイッチ』をこのように全巻無料で公開してくれています。

安心安全に、そしてタダで『ホンノウスイッチ』を読みたい方は『マガポケ』を使う方法が最もお得です。

『マガポケ』は、講談社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

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また他にも『マガポケ』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！

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オススメ漫画アプリ紹介

また漫画アプリに関していうと、小学館が運営する公式漫画アプリ『サンデーうぇぶり』や集英社が運営する『ヤンジャン』も特にオススメです！

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「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『マガポケ』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？

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『ホンノウスイッチ』読者の評価や感想は？

ホンノウスイッチすぐSEXするけど絵が好きだし面白い

— こもり (@komori_2928) June 8, 2022

体育館でホンノウスイッチを読むのはアウトかな？
おっさんが読んでも面白いんだよねー

— カリブ (@JPA0xwmO5RbCyeq) April 11, 2022

ホンノウスイッチずっと気になって読んでなかったんやけどめっちゃ面白いな…！？初っ端からキュンキュンするし聖優しいな…！？

— つん/ダネちゃ (@tsuntsun_yuusya) May 8, 2021

#ホンノウスイッチ 聖くん良い人すぎやしません？？
素直すぎる。よく小和ちゃんのこと好きなの今までバレなかったな。ってくらいストレート。こんだけ愛情表現されたら嬉しいだろうなぁ。じんわりあったかいなぁ。面白い☺️6巻楽しみ！ pic.twitter.com/linGwEn6od

— なつををを。 (@MYosoji) March 17, 2021

『ホンノウスイッチ』あらすじ紹介！

読み返し📕
幼なじみカップルいいねー❤️
キュンキュンしちゃう(o´艸`)
5巻は1月に発売！
もうすぐだネ…待ち遠しい😍#ホンノウスイッチ pic.twitter.com/FtTNIbnMQ2

— ¨̮mayu¨̮ (@Ko9Momo) December 10, 2020

ゲームプランナーとして働く主人公の星 小和(ほし こより)は、２年半付き合っていた彼氏の浮気が原因で別れてしまいました。

彼氏と別れた日に、お酒を飲んだ勢いで、幼馴染の秋山 聖(あきやま ひじり)と小和は身体の関係をもってしまいました。

小和は、幼馴染と付き合うつもりはなく「忘れよう」と伝えるも、予想もしてなかった「付き合おう」と言う聖の強引さに負けて２人は恋人に。

お互いに学生の頃から恋愛感情を抱くも、別れてしまった後を考えてしまい、初恋に蓋(ふた)をし続けていました。

１０数年間大事にしていたからこそ、付き合うのには勇気が必要です。

そんな、大人同士の少し遅れた初恋の物語です。

『ホンノウスイッチ』は面白い？見どころ紹介！

見どころ①　幼馴染から恋人に…！

１０数年家族ぐるみの付き合いで、お互いひとりっこだったので兄弟のように育った小和と聖。

学生時代は互いに彼氏彼女がいたので、2人が恋愛関係に発展することはありませんでした。

２６歳のある日、酔った勢いで小和と聖は身体の関係に…！

小和は、別れた後に幼馴染の関係に戻れないことを知っていたため、付き合うつもりはなかったのですが、まさかの聖からの告白。

幼馴染歴が長かっただけに、どうしても聖の「好き」という言葉が本性に思えず、元カレから浮気された同情(どうじょう)ではないかと疑心暗鬼(ぎしんあんき)になります。

聖から誘われたデートも２回連続でドタキャンすることもありました。

聖の本音を聞いて、少しずつ疑う気持ちも晴れて幼馴染からやっと本物の恋人に。

幼馴染恋愛だけに、お互い分かっているつもりで言葉に出さないことで、すれ違いが起こったり、小さな喧嘩が増えたり、まさかの邪魔者(じゃまもの)が入ったりと少しもどかしさもあります。

お互いを想い合う2人を応援したい、キュンキュンしたいという気持ちが出てきて読むのが止まらなくなってしまうはず！

見どころ②　小和のピアス

本作では、小和が右を向いている場面が多く描かれています。

小和は長い黒髪を左耳にかけ、左耳のピアスだけ見えるようなヘアスタイル。

星形のピアスやリボンのピアスなど、基本的にオシャレをしない小和ですが、ピアスにはこだわりがあるようで小ぶりで可愛いピアスをいつも身につけています。

また、聖が小和の左耳のピアスを愛おしそうに触っている場面や小和がピアスを触っている場面などが描かれています。

実はこのピアスの穴は、学生の時に小和の希望により聖がピアッサーで開けた穴なのです。

小和が当時付き合っていた彼氏からピアスをもらったため、聖に開けるようにお願いをしました。

小和の穴を開けた理由も含め、２人にとって思い入れがある出来事の１つのようです。

細かい描写になりますが、毎日違ったピアスをつけている小和の左耳も注目ポイントです！

見どころ③　姉御肌の同僚である木原の存在

登場回数は多くないものの、頼もしい小和の相談相手です。

元カレの浮気のことや聖との関係も相談を受けおり、小和の素直になれない性格を理解しています。

受け答えに少し冷たい印象がありますが、興味がないわけではありません、逆に楽しんでいるところもあります。

小和と惣介が別れた理由も知っているため、惣介に対して少し嫌悪感(けんおかん)を抱いています。

今後も重要な役割を果たしてくれる予感がします！

見どころ④　少しえっちな大人なシーン

分割してちょっと大きくしてみました pic.twitter.com/6U9CXgu4qF

— KUJIRA (@kujira92) July 3, 2021

本作では、大人なシーンがいくつか描かれています。

実は、冒頭から小和が服を着ていない場面から始まるのです。

表情や行為、体のラインまで繊細(せんさい)に描かれており、見ているだけでドキドキしてしまいます！

冒頭では酔った勢いのため、小和の表情が分かりにくいですが、付き合い始めてからは、お互いの表情を見るだけで好き同士の行為ということが伝わります。

小和は、細すぎず程よい肉付きや聖の脱いだら意外に腹筋があるなど、絶妙にリアルに描かれています。

親や友人がいる場所では読みにくいと感じることもあると思うので、1人の時に読むのをおすすめします！

『ホンノウスイッチ』登場人物紹介！

星 小和(ほし こより)

本作の主人公、小さい頃からゲームが好きで今はゲームプランナーとして働く。

４月２２日生まれの２６歳。

黒髪ロングヘアがよく似合う可愛らしい見た目をしており、そんな見た目とは対照に少し男勝(おとこまさ)りでなかなか自分の気持ちに正直になれない性格です。

小和は、考え事をしているとお酒を飲むスピードが早くなって、素面では言えないようなことを言ったり急に素直になります。

今まで付き合っていた人にも彼女というより、友達みたいと言われたことがあり、行為を拒まれたことで自分に自信が持てずにいました。

聖と付き合い始めた時は、聖の気持ちを疑ったり、幼馴染から恋人になることに戸惑うことも多かった小和ですが、聖の素直に好意を伝えてくれる姿勢にきちんと向き合おうと努力します。

彼氏として意識し出しだ瞬間、言動に一喜一憂(いっきいちゆう)したり、聖からのメールの返信をソワソワ待ったりと女の子らしい一面もでてきます。

秋山 聖(あきやま ひじり)

手帳にはさめて、時々眺めて癒されたいと思います✨
小和ちゃん、ごめんね🙏💕@kujira92 #ホンノウスイッチ pic.twitter.com/qdbmystqqb

— megu🍀 (@megu83502443) December 26, 2021

小和とは、小学校から大学まで同じ実家も隣同士であり、職種も同じで、勤めている会社は違いますが働いているビルも同じの幼馴染です。

ここまで距離が近い幼馴染も珍しいと感じますね。

聖は、少し頼りなく見える見た目ですが、思ったことは素直に伝えることができる優しい雰囲気を持つ青年です。

3月３１日生まれで、小さい頃から誕生日が来るたびに「やっと少しの間、小和と同い年だ」と言ってる可愛らしいところもあります。

小和の滅多に見ることがないスカート姿にもストレートに「可愛い」と直接伝えたり、幼馴染感覚から中々抜け出せない小和に対しても、「ゆっくりで大丈夫だよ」と気が利ける性格です。

聖は意外に乙女チックなところもあり、サプライズや計画を立てることが好きで旅行なども張り切って先頭を進むタイプです。

吉田 惣介(よしだ そうすけ)

小和の会社の同僚(どうりょう)であり、元カレです。

小和と付き合いながらも別の女性と付き合っており、別の女性との子供ができてしまったことを理由に小和とは別れることになりました。

ところが、その別の女性との子どもができたというのは女性側の嘘であったことが発覚し、手のひらを返すように小和に寄りを戻すようアタックを始めました。

木原(きはら)

小和の会社の同僚であり、姉御肌(あねごはだ)の良き相談相手。

メガネが似合うクールビューティなお姉さんです。

いつも冷静かつ大人な対応ができ、あまり多くは語らない性格です。

強い味方でありながら、たまに小和の複雑な恋愛を楽しんでる所もあり、読者目線に近い存在です。

『ホンノウスイッチ』作者・KUJIRAとは？

ホンノウスイッチの作者は、２０００年から活動をされている栃木県出身のKUJIRAさんです。

１２月１３日生まれで年齢は公開されておりません。

Twitterで左利き用の手帳も購入していたことから、KUJIRAさんはて左利きだと思われます。

第１回太田マンガ賞奨励賞受賞(しょうれいしょうじゅよう)の「チョコレイト」がデビュー作となり、その後も女性向け雑誌などに多くの読み切り漫画を発表しています。

２００８年には、制作放送(せいさくほうそう)されたTVドラマ「ネコナデ」のコミック化も手掛けています。

他にも「さくちゃんとのぞみくん」や「世界の終わりと魔女の恋」など数々の有名作があります。

Twitterでは、単行本にも描かれていない小和と聖のイラストや番外編漫画などもツイートされています！

聖が前髪上げる前のお話です。
① pic.twitter.com/c9FA6CCk1R

— KUJIRA (@kujira92) May 4, 2021

『ホンノウスイッチ』序盤ネタバレ紹介！

第１話

机にはお酒の空き缶、床には脱ぎ捨てられた服。

裸でベッドにいるのは、アルコールを飲み干した主人公の星 小和(ほし こより)と同い年で幼馴染の秋山 聖(あきやま ひじり)です。

次の日、アラームの音で起きる小和は服を着ていない聖の姿に気づいて飛び起きました。

小和は酔って忘れていた記憶を思い出します。

昨夜は、２年半付き合っていた彼氏に浮気をされ、子どもができたという理由で別れてしまった小和の愚痴(ぐち)を聞くために聖と２人で宅飲みをしていました。

聖は「小和が浮気相手だったのかもね」と言うと、クリスマスの日にお泊まりできないことや会うのはいつも小和の部屋だったりと思い当たる節が浮かんできます。

小和は少し俯(うつむ)いて「別の人とえっちしてたんだ」とぽつりと溢しました。

いつも長く付き合っても友達みたいと行為を拒まれ、レスになってることを聖に打ち明けます。

頬につたう涙をそっと拭き、「俺とえっちしよ…？」と聖は真面目な顔で小和に言います。

今まで普通の幼馴染とやってきた２人でしたが、お酒も入っていたこともあり雰囲気に流されてしまう小和。

昨日のことを完全に思い出した小和は裸で土下座をして謝りました。

そして、「身体の関係を持ったことを忘れよう」と聖の返事も待たず「休日出勤だから！」と逃げるように家を出ました。

小和は１人になって改めて昨日の聖から耳元で「好き」と言われたことを思い出し頬を赤くしてしまいます。

実家が隣で親同士も仲良く、２人は物心つく前から一緒でした。

小学校から大学も同じ、会社は違うが働いているビルも同じ、そんな幼馴染と一度も恋愛関係にはなっていないのです。

仕事中も耳にこびりついた聖の「好き」という言葉が離れません。

今までお互い彼氏•彼女がいて、一度も好きなんて言われたことがなかった小和は聖に言われた好きの意味を考えてしまいます。

休日出勤を終えて会社を出ようとしたところ、同じく休日出勤をしていたと言う聖が待っていたのです。

聖は小和の後ろに立っている男性の存在に気づき、「どちらさまですか？」と声をかけます。

後ろに立っていたのは、小和の同僚であり元カレの吉田 惣介（よしだ そうすけ）でした。

惣介は聖がいるのにも関わらず「浮気していた女性にも騙されていた！虫のいい話だけど結婚を視野に入れて、寄りを戻してほしい！」と小和に言い寄るも、聖は本人よりも先に「寄りは戻さないでーす」と話を遮(さえぎ)りました。

そして、惣介が呼び止める声を聞き入れず、聖は強引に小和を連れて会社のビルを出ました。

２人になった聖は「あんな男に小和はもったない！」と少し不機嫌(ふきげん)そうに言います。

小和は勝手に口を出したことに怒っていますが、聖はそんな小和を見て突然「付き合おう」と言います。

自分にも付き合ってる人がいないことノリとはいえ昨夜のことをちゃんとしたいと思いを伝え、小和の答えを待たず、明日のデートの約束まで決めました。

次の日、駅10時集合と伝えたのにも関わらず、時刻は10時22分。

そこには小和の姿はありませんでした。

第２話

10時22分、小和は自宅のベッドの中。

完全にすっぽかしてしまった罪悪感(ざいあくかん)はあるものの、「ノリ」という言葉にモヤモヤしてしまい聖に合わせる顔がなかったのです。

結局その日は聖へ連絡することはできませんでした。

聖の今までの彼女はみんな大人しめの可愛らしい子が多く、タイプの違う小和と付き合うことで、今までの十数年かけて築いた友情がなくなってしまうことを恐れていました。

過去を遡(さかのぼ)り、中学３年生の出来事です。

下校時間になり、小和はいつも通り聖に声をかけると、そこに居たのは聖と手を繋いでいる女の子。

小和の姿に気づいた２人は繋いでた手を隠すように離し、聖は「ごめん！今日から一緒に帰れない」と小和に言います。

小和にも彼氏ができて、だんだん聖と会うことが少なくなっていきました。

最初は先を越されたと悔しい思いがあったものの、聖と話ができてないことが淋(さみ)しいという感情に気づいてしまったのです。

その後、聖から彼女と別れたと報告を受け、想いが通じても途切れてしまうことが怖いと感じ、胸のあった感情を奥底に沈め、安全な位置の幼馴染にいることを決めました。

会社の近くのコンビニ着いた小和と同僚(どうりょう)の木原(きはら)。

「またカルビ弁当？」と横から昨日ドタキャンをされた聖が立っていました。

同じビルで働いているため、聖も近くのコンビニに昼食を買いに来ていたのです。

目も合わさず、気まずそうにする小和に聖は手を伸ばし、おでこを触ります。

少し熱を持ったおでこから、小和は体調が悪く寝てたと思い「よかった、ただすっぽかされたじゃなくて」と安心します。

本当は合わせる顔がなかったなんて言えず、少し胸が痛み、逃げてばっかりでは今までの関係に戻れないと気づいた小和は、お詫びも兼ねて来週デートに誘いました。

そしてデート当日１０時２２分、また小和の姿はありませんでした。

やっぱり体調が悪かったのではないかと思い、聖は居ても立っても居られず、小和の家に向かいました。

聖が部屋に着くと、床に洋服が散らかっており、ベッドには俯いて座っている下着姿の小和がいました。

小和は体調は悪くないこと、聖に可愛いと思って欲しくて着て行く服が決まらなかったこと、ノリや同情で付き合ってるのがずっと引っ掛かってることを素直に言いました。

聖はすぐに膝をつき、小和の手を握り「幼馴染ならずっと一緒にいられる、好きと言う気持ちを諦めていた」と正直に話します。

そう、聖も小和も相手を大事に思っているからこそ、別れた後を想像してしまい、気持ちに蓋(ふた)をしてしまっていたのです。

お互いの気持ちを知れた２人はそのままベッドの中で抱きしめ合いました。

第３話

晴れてちゃんと付き合うことになった２人は、念願(ねんがん)のデートの約束をしました。

小和は帰ろうとする聖に「集合場所が同じだから泊まってけばいいのに」と提案するも、聖は意外にも乙女チックな面もあり、「デートだからちゃんとした待ち合わせをしたい！」と言います。

その言葉を聞いて小和も嬉しくなり、玄関まで送ります。

２回すっぽかれたことのある聖は「明日はすっぽかさないでね…？」と釘を刺し、見送ってくれる小和にキスをして帰りました。

その場で照れて赤くなる小和。

前までは、玄関まで送ることはなかったのに恋人になった途端、玄関まで送ってキスまでされるなんて…小和は長い間眠っていた初恋をこじらせている気分でした。

翌日１０時００分、聖の後ろから少し短めのスカートを履いた小和が来ました。

可愛らしい格好を見た聖は素直に「今日の服すごい可愛いね」と笑顔で伝えます。

小和は、そんな聖の笑顔が照れ臭くて直視できず、聖が自然に手を繋ごうとするも意識して咄嗟(とっさ)に避けてしまいました。

すぐに「ビックリしただけ！」と慌てて弁明(べんめい)するも聖は「俺のこと意識してくれて、そうなってるのは分かってるから大丈夫だよ」と小和をなだめました。

初デートは水族館。

小和は、聖のことを意識し過ぎてしまい、大きな水槽に泳ぐ魚たちではなく、聖の横顔や喉仏を見つめていました。

その視線に気づいた聖は、手を握り頬を赤らめる小和を見ながら「恥ずかしそうにする小和は新鮮でいいね」と言います。

続けて「少し前まで彼氏がいて意識もされてなかったのに、今では顔真っ赤にしてくれるのが楽しくてしょうがない」と小和の目を見て笑いながら言います。

そして、繋いでた手を離し「これからも２人の時間はいっぱいあるからゆっくりでいいよ」と小和を諭(さと)しました。

小和は、早く幼馴染感覚から変わらなきゃ、聖の目を見て好きと伝えたいと思う反面、一歩踏み出せない部分があることに気づいてました。

次の日、会社での打ち上げがある小和は居酒屋の個室に来ていました。

横に座っているのは何故か元カレである惣介です。

そして、聖も会社の飲み会で同じ居酒屋に来ていたのです。

席を通される途中、「小和」と声がする方向を見ると、惣介が小和の横に座り小和の髪を触っているのを目撃してしまいました。

すぐに小和が惣介の手を払い勝手に触るなと注意するもその部分は聖は見ることはありませんでした。

トイレで小和と聖がばったり会うものの、先ほどの光景を見てしまった聖は冷たくしてしまいます。

第４話

小和は聖がいつもと様子が違うことを気にかけましたが、居酒屋のトイレの前だしね、と気にするのをやめました。

飲み会帰宅後、聖にデートの予定を立てる連絡を取りました。

ソワソワと返事を待つ小和。

聖からの返信は忙しくなるからデートはできないいう内容でしたが、その返信を打つのにもドキドキしてしまう小和。

幼馴染だから、いまさら恥ずかしいなんかの理由で、聖に向き合ってなかったことを反省して、いつもは送らない「頑張って！無理しないようにね。早く会いたいな。」と返信しました。

そして、次こそは聖の目を見て好きと伝えようと決心しました。

しかし、１ヶ月聖と会うことはできませんでした。

ゲームセンターでゾンビを倒しながら、会えないストレスを１人で発散させる小和。

会えない期間にネガティブな感情が生まれる自分に嫌気(いやけ)がさし、このままではダメだと勢いで聖へ連絡しようとした瞬間、お母さんから着信がありました。

明日から旅行に行くため、実家でペットのミケ(猫)のお世話をお願いしたいという内容でした。

予想もしなかったお母さんからの連絡に呆気(あっけ)に取られか聖への連絡を来週にまわすことにしました。

次の日、実家の玄関の前で偶然聖と会ってしまいました。

まさかこんなに早くに会うことになるなんて思ってなかった小和は、動揺(どうよう)をしながら世間話(せけんばなし)だけして実家に入ろうとしました。

「うちでご飯食べる…？」と聖からの思わぬお誘いに拍子抜(ひょうしぬ)けをし、小和は聖の実家で一緒に夕食を食べることになりました。

夕食後、小和は挨拶もせず聖がトイレに行ってる間に自分の実家に戻っていました。

１ヶ月ぶりに会ったのにも関わらず、何も話してくれない聖に苛立(いらだ)ちを感じ、感情のままベランダから聖の部屋の窓に向かってクッションを投げつけました。

音に気づいて部屋から出てくると、聖はクッシュンを投げられたことに驚き、声を荒げて注意します。

何も答えず俯(うつむ)いていた小和ですが「聖が好きなの！」と顔をあげ聖の目を見て告白します。

別れることを考えると怖くなったことや意識し過ぎて避けてしまったこと、中途半端な小和の態度に聖が嫌気が差して居酒屋でそっけなくなってしまったのか、と聖に問いかけました。

聖は少し躊躇(ためら)いながら、「嫉妬(しっと)だよ、居酒屋で元カレが小和の髪の毛を触っているのを見ちゃって…」と恥ずかしそうに伝えます。

経緯(けいい)を聞いた小和と聖には今まであったわだかまりはなくなっていました。

聖は隣の小和のベランダに飛び移り、すぐに小和を抱きしめ、お姫様抱っこでベッドへ運びます。

聖は「別れることじゃなくて、結婚のことを考えて」と真面目な顔で小和を見つめ、それに小和も「うん」と答えました。

１ヶ月ぶりに身体を重ねられたか２人。

やっと２人は幼馴染から正真正銘(しょうしょうめい)の恋人になれました。

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