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『葬送のフリーレン』5巻 ネタバレ紹介!
38話
一級魔法使い選抜試験の第一次試験が始まります。
第一次試験の合格条件はいたってシンプルなもので、『明日の日没までに隕鉄鳥の入った籠を所持していること』、『その時点でパーティーメンバー全員が揃っていること』の二つです。
重要なルール説明の間でも、フリーレンのパーティーメンバーはケンカをしています。どうやらどちらが籠を持つかでケンカをしているようです…(笑)
試験が開始されてもケンカをやめない二人にフリーレンは、歩きながら自己紹介をすることを提案します。
彼女たちの名前は、『ラヴィーネ』と『カンネ』といい、二人とも三級魔法使いで、幼馴染なのでした。ケンカするほど仲が良いということですね!
フリーレンは作戦として、まずは隕鉄鳥を見つけても観察をすることを提案します。
しばらく歩いていると、カンネが「疲れた…」とつぶやいたので、フリーレンが休憩をしようといいますが、ラヴィーネはまだ動けるから周辺を探索しに行くといいます。そんなラヴィーネにフリーレンは、危なくなったら戻ってくること・空には気を付けることを忠告し、探索に行かせました。
どうやらカンネには、空に気を付ける意味が分からないらしく、フリーレンに何故かと尋ねますが、逆にフリーレンが「魔力探知は苦手?」と問います。カンネが続けて疑問を投げかけたとき、ラヴィーネが戻ってきました。隕鉄鳥を見つけたようです。
三人が移動すると、そこには川で水遊びをする隕鉄鳥がいました。
フリーレンは隕鉄鳥の観察をしようとしますが、カンネが水の魔法で捕まえようとしてしまいます。
隕鉄鳥もそれに気づき、逃げ出そうとしますが、ラヴィーネがカンネの操っている水を凍らせ隕鉄鳥を捕獲しました。
しかし、隕鉄鳥は極めて頑丈で、最大飛行速度はなんと音速を超える鳥のようで、氷を砕き逃げてしまいました。
フリーレンは二人の完璧な連携を見て、先行きが不安だったけどこれならどうにかなるかもしれないと思いました。(ただし、その隣で当の二人はケンカをしている模様…)
三人はそれから探索を続け、何度か隕鉄鳥を見つけますが、捕まえられないまま夜を迎えます。
物音で起きたカンネが周囲を見回りに行くと、空から突然攻撃が来ます。鳥型の大きな魔物が襲ってきたのです。
応戦しようとしますが、杖を飛ばされてしまい絶体絶命です。「…ラ、ラヴィーネ。」とカンネはつぶやきます。
そこにフリーレンが現れ、カンネを助けました。
寝床に戻る最中、フリーレンはカンネに、ラヴィーネのことが嫌いなのにどうして連携が取れているのかと聞きます。
カンネは、自分の性格が意外と臆病で、肝心な時に何もできないことがあると語りました。過去に、魔法の練習が上手くいかなくて悩んでいたカンネにラヴィーネは少々乱暴な方法で手伝い、その結果練習中の魔法が取得できたことがありました。
「ラヴィーネは乱暴だけれどもちゃんと私を引っ張ってくれるんだ。おかげで怖いことも勢いに任せれば意外と何とかなるって気が付いた。」
普段はケンカしてばかりの二人ですが、確かな信頼関係があるようですね。
一方そのころ、同じ第一次試験に挑んでいるフェルンのパーティーは隕鉄鳥を捕獲したようで、これで一安心だとフェルンは言いますが、ほかの二人がそれを否定します。
どうやら、ほかのパーティーが奪いに来ると算段しており、それらから守らないといけないようです。
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39話
夜が明け、フリーレンたち一行は作戦会議をしている最中です。
隕鉄鳥を観察した結果、音速を超えて飛行すること、竜みたいに頑丈で並の魔法攻撃が通用しないこと、魔力にとても敏感なことが分かったようです。そして、最大の問題は、隕鉄鳥が魔力を持たないせいで魔力探知ができないことでした。
多数の受験者に追い回されている隕鉄鳥は、警戒してもう姿を現さないかもしれないと話すカンネに、ラヴィーネはそもそも見つけられたとしてもどう捕えるのか見当もつかないと答えます。
どう対処したものかと頭を悩ます二人に、見つけることさえできれば捕まえられるとフリーレンは口を挟みます。どうやら鳥を捕まえる魔法を知っているようです。しかし、その魔法の射程は50㎝しかないようで、これまで三回隕鉄鳥に遭遇していますが、最大で3mしか近づけていないのです。
更に、ラヴィーネとカンネの魔法も隕鉄鳥を足止めするのも難しいようです。
ラヴィーネの氷は捕まえる前に逃げられてしまうだろうし、カンネの水魔法はそもそも水のあるところでないと使用できないようです。また、水に魔力を込めてしまうと、そもそも警戒して寄ってこないでしょう。
「…よってこない。そうかよってこないのか。」そうつぶやいたフリーレンは何か作戦を思いついたようです。
どうやら、リスクが高く、ほかのパーティーにケンカを売るような作戦のようですが、残りの二人も賛成をしてくれました。
そのころ、フェルンのいるパーティーはこの後どうするかを話し合っているようです。試験終了まで潜伏してやり過ごそうと提案するラントと堂々と戦いたいと言うユーベルの二人が対立しています。しかし、持っていた飲み水がなくなってしまったので、まずは水の補給をしなければなりません。森の中央に湖があるので、そこを目指すようです。
道中、ユーベルが枯れた川の跡を見つけました。試験区域を囲っている結界は水も通さないほどの強力なものなので、川の水は盆地になっている中央の湖へ集まっていました。
フェルン一行は枯れた川の跡からあることを悟ります。
水は生き物である受験者全員に必要不可欠なものです。そして、隕鉄鳥も生き物である以上例外ではありません。受験者たちは水を持ち運ぶ手段がありますが、そうはいかない隕鉄鳥は水を求めてどこへ向かうのか…。
今から向かう湖には同じ考えに至ったほかの受験者が張り込んでいるかもしれない、とラントが指摘しました。
次の瞬間、フェルンたちは魔法の襲撃に遭います。
襲ってきたパーティーの目的は、フェルンたちが捕まえた隕鉄鳥です。
そんな中、フリーレンたちは中央の湖をカンネの魔法で氷漬けにしていました。
これでは、隕鉄鳥が湖には寄って来なくなってしまいます。さらに、他のパーティーも敵に回してしまうのです。
他のパーティーたちが湖の氷を溶かそうと躍起になっている中、デンケンが率いるパーティーは冷静です。デンケンは、「(氷を溶かすのは)時間と労力の無駄だ。」と言い、湖から少し離れた場所から他の受験者たちの様子を伺います。
フリーレンたちの大胆な行動は隕鉄鳥を捕獲する算段があるからだと気づいたデンケンは、強奪をする計画を立て始めました。
40話
デンケンたち一行は、フリーレンたちを探しに森の中を探索します。
道中、湖以外の水場を探しているパーティーをいくつか見かけましたが、「魔力探知が甘すぎる。あれでは空の脅威に対処できん。」とぼやきます。
そんな中、木にぶら下がっている三人の遺体を見つけます。どうやら魔物に襲われてしまったようです。リヒターが「せめて降ろしてあげようよ。」と提案しますが、上空では鳥型の魔物『ガイゼル』が見張っていて、死体に手を出そうものなら空から襲ってくるから駄目だとデンケンは却下します。
ラオフェンは、「異常だね。こんな魔物がいる場所を試験区域に選ぶなんて」と言いますが、リヒターは、「この程度で死ぬ奴は一級魔法使いにはいらないという事だ。」と大陸魔法協会の考えを推察します。
しかし、デンケンは、そんな協会の考えを「時代遅れも甚だしい。」と一蹴します。
探索を続けるデンケンたちですが、中々フリーレンたちを見つけだすことができません。どうやら魔力を上手いこと隠して魔力探知を受けないようにしているようです。
ここで、デンケンがあることに気づきます。いままで見てきた水場全部に僅かな魔力が込められているみたいです。リヒターもラオフェンも感じ取れないくらいなのでかなり少量のようですね。しかし、隕鉄鳥ならば感知できるレベルなので、もうこの水場には近づかないことでしょう。
「――そっか。どこかに魔力を込めていない水場がある。」ラオフェンがつぶやきます。水場を絞って隕鉄鳥をおびき寄せる、これこそがフリーレンたちの作戦のようですね。
一方、フリーレンは魔力を込めていない水場の前で自分の魔力を完全に消し、隕鉄鳥を待ち伏せしています。その様は見事なもので、ガゼインが水場に現れてもフリーレンに気が付かないほどでした。
ついに、隕鉄鳥が現れ、フリーレンは無事捕まえることができました。
しかし、捕獲に魔法を使ってしまったため、デンケンたちに魔力探知をされてしまいました。瞬間、フリーレンたちの前にはラオフェンの姿が―。
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41話
フェルンのパーティーとヴィアベル、シャルフ、エーレの三人の戦闘は白熱していきます。花弁を操る魔法を使うシャルフの相手をラントが、石を操る魔法を使うエーレの相手をフェルンが、そしてヴィアベルとユーベルがそれぞれ戦闘を続けています。
エーレは、洗練されていて隙のないフェルンの戦い方に苦戦しています。基礎的な魔法しか使わないフェルンに「手の内は見せないつもりかしら?」と問うと、「(フリーレンから)戦闘では基礎的な魔法以外使わないように言われていますから。」と答えます。
その頃、ユーベルはヴィアベルと戦闘中です。ユーベルが使う魔法は物体を切り裂く力があるようです。ヴィアベルは防戦一方でしたが、射程が5mくらいしかないことを見破ります。
エーレはというと、フェルンの手数を増やした魔法攻撃に畳みかけられ―。
ユーベルは、ヴィアベルの目に収めたものの動きを封じる魔法で拘束されてしまいました。ヴィアベルが目を逸らさない限り動くことはできないようです。ヴィアベルはユーベルに、殺さない代わりに隕鉄鳥を置いていくよう警告をします。
ユーベルは渡す直前に、動けなくなった自分から奪えばいいだけなのに何故置いていくように言ったのか疑問に思い、隕鉄鳥が入った鳥かごを頭上に投げました。
ヴィアベルの目は鳥かごを追い、ユーベルを視界から外してしまいました。その瞬間、ユーベルは一気に距離を詰め、目を狙い攻撃をしますが、ヴィアベルはすんでのところでかわします。
ヴィアベルは、殺す気があるなら首を狙うはずなのに、ユーベルが目を狙ってきたことから、殺しを楽しんでいると察しました。
再びユーベルを拘束したヴィアベルは、「お前はここで殺しておくべきだな。」と言い、ユーベルに手をかけようとしますが、「女子供を殺したことある?」という問いに、時間稼ぎとはわかりつつも自分の過去のことを語りだします。
ヴィアベルは、魔王軍の残党と戦っている北部魔法隊の隊長です。魔法隊は、対魔族専門の傭兵ですが、有事の際は女子供関係なく国同士の戦争にも動員されます。それは、北の日常なのです。
ユーベルは聞き飽きたのか「もういいや。」と言いますが、ヴィアベルは殺そうとしません。彼の拘束魔法は、殺す覚悟をするための彼なりの時間稼ぎなのでした。まだ人間でありたいと願うヴィアベルなりの魔法だったのですね。
そしてついに、「じゃあな嬢ちゃん。」と手をかけようとしたその時―
「動かないでください」
そこには、気配もなくヴィアベルに近づき杖を向けるフェルンの姿が―。
42話
ヴィアベルは、魔力を完全に消して近づいたフェルンに驚きつつも、隕鉄鳥を捕まえたのがフェルンだということを悟ります。そして、なんでも捕まえられるはずの自分が捕まえられていないことに、「ツイてねぇ。」と思うのでした。
エーレと戦っていたフェルンに「あいつはどうした?」ヴィアベルがと尋ねると、フェルンは「殺しました。」と答えます。すると、ヴィアベルの顔から笑みが消えました。
それもそのはずです。第一次試験の合格条件は、隕鉄鳥を捕まえることと、『パーティーメンバーが全員揃っていること』なので、エーレを失った今自分たちの負けが確定してしまったと悟ったのです。
ヴィアベルが立ち去った後、ユーベルはフェルンに「嘘上手じゃん。」と言います。どうやらユーベルにはわかっていたようですね。
フェルンはラントの援護に向かうことを提案しますが、「大丈夫でしょ。あのメガネ君相当な食わせ物だよ。」とユーベルは心配していないようです。
その頃ラントは、シャルフの攻撃を受け致命傷を負っていますが、「君の弱点はよくわかったよ。たぶん僕の勝ちだ。」と冷静に告げます。
はったりだと思ったシャルフは、「降伏しないのなら次は首を切り落とす。」と言いますが、その後ろにはラントの姿が。
今まで相手をしてきたラントは幻影魔法が作り出したものだったのです。
シャルフは首筋に手を当てられ意識を失う中、「…いつから…」とラントに問います。「最初からだよ。第一次試験が始まった時から。僕は他人を信じていないからね。」倒れたシャルフにラントはそう答えました。
フェルンたちの前から去ったヴィアベルは気絶しているエーレを発見し、フェルンが嘘をついたことに気づき悪態をつきます。
エーレを起こし、シャルフと合流をしようとしますが、エーレは歩けないようで負ぶって移動をします。のびて動けないシャルフを発見したヴィアベルは呆れつつも魔法で浮かせて運んであげるのでした。(優しい)
試験終了までもう少しの状況ですでに諦めている一行の前に隕鉄鳥が現れます。
ヴィアベルはあっさりと捕獲をし、「ツキが回ってくんのが遅すぎなんだよ。」とつぶやくのでした。
一方、フリーレンたちの前に現れたラオフェンは攻撃することもなく、一瞬の隙をついてフリーレンが捕まえた隕鉄鳥とともに姿を消しました。
「…取られたか。」
フリーレンは面白い魔法だと不敵な笑みを浮かべるのでした。
43話
試験会場を覆っている結界の外では雨が降っています。
第一次試験の試験官のゲナウと第二次試験の試験官のゼンゼは崖の上から試験の様子を窺っています。
ゼンゼは、犠牲者をたくさん出してしまう試験の内容を非難しますが、ゲナウは「有望な奴はこの程度では死なんよ。」と言い、一級魔法使いの質について語ります。
一方、隕鉄鳥を奪われてしまったフリーレン一行の目の前にはデンケンとリヒターが立ちはだかります。
どうやらデンケンはフリーレンが勇者ヒンメルのパーティーに所属していたことを知っているようで、足止めも慎重になりますが、リヒターはカンネとラヴィーネを殺してでも先には進ませないようです。
そんなリヒターをデンケンは制止しようとしますが、リヒターは宮廷魔法使いのデンケンがもっと無慈悲で冷徹な人間で目的のためなら容赦なく殺すものだと思っていたようです。
一級魔法使いは大魔法使いゼーリエから特権を与えられ、一つだけ望んだ魔法を授けられるようですが、フリーレンもデンケンも興味がないようですね。
デンケンたちとの戦闘は避けられないようで、ラントとラヴィーネがリヒターの相手を、フリーレンがデンケンの相手をします。
フリーレンは何でデンケンが特権に興味がないのか疑問に思い聞いてみると、「魔法というものは探し求めているときが一番楽しい。それだけだ。」とデンケンは答えました。
その昔、フリーレンは師匠のフランメに連れられて、ゼーリエのもとを訪ねたことがありました。フリーレンの強さを気に入ったゼーリエは、魔法を授けてやると言いますが、フリーレンは「魔法は探し求めている時が一番楽しいんだよ。」と言って拒みました。
ゼーリエは「野心が足りん。」と呆れますが、フランメは、ゼーリエではなくフレーレンがいずれ魔王を倒すと告げ、「フリーレンは平和な時代の魔法使いだ。」と語りました。
44話
カンネとラヴィーネは二人がかりでリヒターに挑みますが、苦戦を強いられています。ラヴィーネの氷の魔法は、魔力の差がありすぎてが効きませんし、カンネの水の魔法に至っては、水がないので使えない状態です。
一方リヒターは、物質を操る魔法で地面から物理攻撃を仕掛けてきます。その圧倒的な質量攻撃は、防御魔法をも貫通し、二人は倒れてしまいます。
地面に倒れこむ二人にリヒターは「そのまま眠っていろ。」と言いながら近づきます。不用意に近づくリヒターに「人体の六割は水で出来てんだぜ。」とラヴィーネはカンネによる攻撃を仄めかしますが、それがはったりだと見破られてしまいました。
ラヴィーネとカンネは追い詰められたかのように見えますがリヒターは決定的な攻撃をしようともしません。
ここまでの戦闘でリヒターはラヴィーネたちの攻撃がなぜ自分には通用しないのか説明しながら攻撃してきました。相手にわざわざ講釈を垂れるほどの戦い好きなら、あえて相手に有利な場所で交戦し叩きのめすのではとラヴィーネは疑問に思い「何をそんなに怖がっている?」と問いかけます。
リヒターはその問いには答えず、「俺の役目はお前たちを寝かしつけることだ。デンケンが負けない限りはな。」と言い放つのでした。
その頃、フリーレンとデンケンは、熱烈な魔法合戦を繰り広げています。それを眺めていたゼンゼが、結界のことを心配しています。しかし、ゲナウは大魔法使いゼーリエの作った結界だから問題ないと言い張ります。
ただ、ゼンゼは昨晩から何者かが結界の解析をしていることが引っかかっているようですね。いったい誰がそんなことを…
デンケンの精一杯の攻撃もむなしく、フリーレンに負けてしまいました。フリーレンはラオフェンの居場所をデンケンに吐かせようとしますがなかなか口を割りません。そこでラオフェンが近くにいるとふんでいるフリーレンは、出てこないとデンケンを殺すと脅します。
罠だとはわかっていましたが、ラオフェンはデンケンを助けようとします。しかし、あっけなくフリーレンに捕まってしまい、隕鉄鳥はフリーレンのもとに戻りました。
デンケンと一緒に縛り付けられているラオフェンは、デンケンがどうして一級魔法使いを目指しているのかを聞きます。どうやら、デンケンの故郷は北部高原の奥地にあり、魔族のせいで一級魔法使いしか入ることが許されていないようです。
デンケンは、フリーレンにカンネたちを助けに行かないのかと聞きますが、フリーレンは、「それなら大丈夫だよ。カンネ達が勝つ。結界の解析がちょうど終わった。」と告げるのでした。
45話
フリーレンから結界に向けて一筋の光が上ります。
ゲナウは天地がひっくり返ってもあり得ないことだと言い放ちますが、その刹那試験会場を覆っていた結界は破られ、試験会場に雨が降り注ぎます。
ゲナウはゼンゼに、「あのエルフの魔法使いは何者だ?」と問うと、ゼンゼは、フリーレンという名で聖杖の証を所持していたと答えました。そして何かを理解したゲナウは「…最後の大魔法使いか。」とつぶやくのでした。
試験会場にいないゼーリエも結界がフリーレンによって破られたことを察したようで、「これだから魔法使いは止められん。魔法の世界では天地がひっくり返ることもある。」としたり顔で語りました。
結界が破られたことでリヒターは少し動揺しているようです。状況確認よりも早くとどめを刺さねば―。ラヴィーネは、リヒターが焦っている隙に腕を凍らせようとしますが、すぐに破られてしまいます。
しかし、時間稼ぎはこれで十分でした。リヒターの頭上にはカンネによって操られた大きな水の塊が出現します。
圧倒的な水の質量攻撃の前に、リヒターの防御魔法も意味をなさず押しつぶされてしまいました。
その後、二人のもとにフリーレンがやって来て、「よく頑張った。」と二人の頭を撫でている頃、リヒターも水に流されデンケンたちと合流をしました。
試験終了まで残り二時間ですが、デンケンたちの魔力は底をついています。リヒターもラオフェンも諦めムードですが、デンケンだけは「最後まで醜く足掻くんだ。」と、まだ諦めていないようで、他のパーティーの痕跡を辿るよう提案します。
その頃フェルンたちは洞窟で雨宿りをしています。ユーベルは、基礎的な魔法しか使わないフェルンにつまらない奴と言いますが、戦闘以外であればいろいろな魔法が使えると言い、和気あいあいと話をしています。
それを見てラントは、二次試験ではみんな敵同士だからあまり手の内は晒さないほうがいいのではと呆れて言います。
ユーベルはそんなラントに、「んーそうだね。ごめんね。でもメガネ君はもう少し打ち解けても良かったと思うよ。」と言いました。
一方、デンケンたちは隕鉄鳥を捕まえたけどパーティーメンバーが欠けてしまっているパーティーを見つけます。リヒターはデンケンに交渉をするのかと聞きますが、デンケンは交渉には応じないだろうといいます。
ならどうするのか。
殴り合いじゃぁぁぁぁッ‼‼
そして、第一次試験が終わりを迎えました。
合格者は計6パーティ18名。57人でスタートしていたので約三分の一になってしまいましたね。
フリーレンとフェルンが試験に行ってから二日が経ちました。シュタルクはというと、夜更かしすると怒るフェルンがいないことをいいことに、今日も幸せを噛み締めながら夜更かしにいそしむのでした。
46話
合格者の中にはデンケンたちもいました。無事殴り合いに勝てたんですね!
第二次試験は三日後に行われるようです。
だらだらと夕方まで寝ていたシュタルクのもとにフェルンとフリーレンが帰ってきます。シュタルクはフェルンに、夕方まで寝ていたこと、夜更かしをしていたことを言い当てられ、更に夜中にジュースを飲んでたことを自白しました。(笑)
そして、フリーレンも先ほど起きたばかりだとを言い当てられ、そのことにも飛び火してしまいフェルンのご機嫌はナナメに。
そこでフリーレンはおいしいものを食べに行ってご機嫌取りをしようと提案します。どうやら以前ヒンメルたちと行ったことのあるいいお店を知っているようですが、シュタルクは80年以上前に行ったことのあるお店がまだあるのか疑問のようです。
リヒターは街で魔道具やを営んでいるようです。そこへデンケンとラオフェンがご飯を誘いに訪れます。デンケンが以前奥さんといったことのあるお店らしいのですが、土地勘がなくどこにあるかわからないため、リヒターを頼ったようです。
その頃、ユーベルはラントと出会います。どうやら今のラントは分身ではないようで、ユーベルは初めましてと声を掛けます。試験中ずっと一緒にいたのが分身だったなんて、ラントはとても用心深いですね。
そんなラントはユーベルに、人を殺すことを何とも思ってないのに何でヴィアベルを殺さなかったのか聞きます。ユーベルは「共感しちゃったからかな。私も殺すまでの猶予が欲しくて。」と答え、ヴィアベルが使っていた見たものを拘束する魔法でラントの身動きをとれなくさせます。
ユーベルは、「その人が得意とする魔法は人生や人間性に大きく係わっている。」と言い、続けて「君は何を思ってどんな人生を歩んできたの?教えてよ。」と完璧な分身を作り出すラントに興味があるようです。
ラントは、気に食わないから教えない、殺されてもかまわないと答えると、ユーベルは拘束を解き「君という人間が少しわかった気がする。」と言いました。
元々歩いていた方向へ歩き出すラントへユーベルは「これからどこへ行くつもりだったの?」と問いかけます。ラントは「さあね。付いてくるなよ。」と答えますが、ユーベルは更に興味が湧いたようです。
一方その頃、デンケンたちはお目当てのお店に着いたようです。50年前と雰囲気が変わらず不思議なものだとデンケンは言いました。
中に入ると、フリーレンたちの姿が。リヒターは警戒しますが、デンケンに楽しく食事をするのだから放っておけとたしなめられます。
フリーレンは、「食い貯めるぞ。」と意気込み大盛りの料理を食べだします。
以前、ヒンメル一行がこの街を訪れた時、レッカー家(店主)の家宝の包丁を魔族から取り返したことがあるようで、その際もお礼として大量の料理をフリーレンは食べていました。
ここの料理はおいしいというフリーレンにヒンメルは、「また来ればいいじゃないか。」と言いますが、「そう思って二度と食べられなくなった味があるからね。」と答えます。
それを聞いたレッカーは、「当店の味は後世まで遺すつもりです。100年後も。200年後も。」と言いますが、これまでの料理人たちもフリーレンに同じことを言っていたようで、フリーレンは少し寂しい顔をします。
「そのときはもっとおいしい味を探しに行けばいい。」とヒンメルが言うと、「私を超える味などこの世にありませんよ。」とレッカーは自負します。
自信ありげに答えたレッカーにヒンメルは「ならしっかり未来まで届けるんだ。それが僕が要求する今回の報酬だよ。」と言い微笑みました。
勇者様の頼みとあらば、今まで料理人が成し遂げられなかった偉業を果たして見せましょう。とレッカーは胸に手を当てて誓いましたが――。
おいしそうに食べるシュタルクとフェルンの横でフリーレンは、「あれだけ意気込んでおいて味変わってるじゃん。でももっと美味しい味を探す手間が省けた。あのときよりも、ずっと美味しい。」と笑顔でつぶやきました。
フェルンのご機嫌もようやく直りましたが、フリーレンはへそくりを使い切ってしまったようで落ち込んでしまいました。
47話
シュタルクが川辺で瞑想をしていると、「これぞ無の境地。よくぞ武の真髄まで辿り着いた。お主に教えることはもう何もない。」と言って去っていく老人がいました。
行き違いできたフリーレンにあの人は誰かと問われると、どうやら全くの他人のようで、修行をしていたら話しかけられたようです。変な人に好かれますね(笑)
どうやらフリーレンは、買い出し当番だったのに寝坊をしてしまい、フェルンの機嫌を損ねてしまったのでシュタルクに助けを求めたようです。
積りに積もった不満が爆発してしまったフェルンは、フリーレンと口を利いてくれないようで、シュタルクが仲裁しようと話しかけると、「おやつ食べたい。」と言うのでした。
その頃、カンネは街中でヴィアベルとシャルフが戦士職の人に絡んでいるのを見かけます。しかし、ヴィアベルは探していた人物ではないとわかるとその場を後にします。
そのカンネのもとにお嬢様のような佇まいのラヴィーネが現れます。二人がお菓子屋さんに向かうと、フリーレンたちが頭を悩ませながらフェルンの気に入るお菓子を探していました。
どうやらカンネたちはフリーレンたちがいる宿に遊びに行く予定だったようで、一緒に行動をすることに。女の子ばっかりで居心地が悪いなぁとシュタルクが考えていると、目の前にヴィアベルたちが現れました。
ヴィアベルは「お前戦士だろ。」とシュタルクに話しかけます。一緒にいたフェルンに気づくと「試験で会ったな。こいつお前の仲間か?借りていっていい?」と矢継ぎ早に問いかけます。
ヴィアベルは仕事でオンオフを切り替えるタイプなのか、害意を全く感じなかったフェルンは「どうぞ。」と快く貸し出すことにしました。
ヴィアベルたちは魔物退治のための前衛を探していたようで、お眼鏡にかなったシュタルクは連れていかれてしまいました。
宿に着いたカンネとラヴィーネは、フリーレンに試験合格のお礼としてお菓子を渡しました。
フリーレンはヒンメルたちとのある出来事を思い出します。
魔物から女の子を助けたヒンメルに、フリーレンは「何で人助けをするの?」と尋ねると、「自分のためかもな。誰かに少しでも自分のことを覚えていてもらいたいのかもしれない。」とヒンメルは答えます。
覚えていてもらうにはどうすればいいのとフリーレンがつぶやくと、ヒンメルは「ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ。」と優しく語りかけました。
フェルンはカンネたちが持ってきたお菓子を食べて機嫌が直ったようです。
楽しくおしゃべりをしていると、窓から鳥が手紙を運んできました。
そこには第二次試験の会場と日時、担当教官ゼンゼの名前が記されていました。
ついてないなというラヴィーネにフェルンが理由を尋ねると、ゼンゼが担当した過去の試験は毎回合格者がいない結果だったようです。
その頃シュタルクは退治した魔物の肉を食べながら、ヴィアベルから「お前すげぇな。武の真髄を見たぜ。」と大絶賛されていました。
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