本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『偽りのフレイヤ』は漫画アプリ『マンガPark』で全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
『偽りのフレイヤ』はこちらの白泉社が運営する漫画アプリ『マンガPark』にて全巻無料で読むことができます。
『マンガPark』は、大手出版社の白泉社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『マンガPark 』では『偽りのフレイヤ』1巻から最新巻に収録されているすべてのエピソードを無料で配信してくれています。
安心安全に、そしてタダで『偽りのフレイヤ』を全巻読破したい方は『マンガPark』を使う方法が最もお得です。
『マンガPark』は課金してもお得に読める！
『マンガPark』では基本的に無料で読める作品が多いですが、最新刊が発売されたばかりの作品などはアプリ内で購入できる『コイン』が必要です。
↓『コイン』が必要な作品。
実は、この『コイン』はアプリ内でお得に、そして簡単に購入することができます！
例えば、1100円分の『コイン』を購入した場合、1100円分の『コイン』に加えて、アプリ内で使用できるボーナスコインが200円分付与されます！
つまり課金しても、お得に漫画を読めるのです！
購入方法もキャリア決済で簡単に購入できるため、わざわざ書店に行って漫画本を購入する手間が省けます。
『マンガPark』では1日に無料で読める話数に限りがあるので、うまく『コイン』を購入して読む方がストレスなく読み進められますよ！
漫画アプリに関して言うと、集英社が運営する少女マンガに特化した漫画アプリ『マンガMee』やスクウェア・エニックスが運営する『マンガUP！』も特にオススメです。
以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。
- この音とまれ！
- 恋を知らない僕たちは
- ハニーレモンソーダ
- 古屋先生は杏ちゃんのモノ
- みにあまる彼氏
- テリトリーMの住人
- 美食探偵 明智五郎
- これは経費で落ちません！
- 素敵な彼氏
- 流れ星レンズ
- 好きって言わせる方法
- うそつきリリィ
- アシガール
- ひるなかの流星
- ケダモノ彼氏
- きらめきのライオンボーイ
- 青空エール
- アオハライド
- きょうは会社休みます
- 虹色デイズ
- 君に届け
- ダメな私に恋してください
- 銀魂
- ちびまる子ちゃん
などなど…
- 無能なナナ
- 遺書、公開。
- 幸色のワンルーム
- 薬屋のひとりごと
- 俺ガイル
- 渋谷金魚
- ハイスコアガール
- 咲-saki-
- アカメが斬る！
- ゴブリンスレイヤー
- 魔王学院の不適合者
- クズの本懐
- 好きな子がめがね忘れた
- 魔女の旅々
- 神達に拾われた男
- 裏世界ピクニック
- 地縛少年 花子くん
- 不器用な先輩。
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
- ホリミヤ
- 弱キャラ友崎くん
などなど…
「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『マンガPark』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？
次に『マンガPark』の使い方（システム）を簡単にご説明します。
『マンガPark』の基本的な使い方
『マンガPark』に掲載されているマンガを無料で読むには、アプリ内アイテムである『FREEコイン』と『ボーナスコイン』を活用することになります。
（左がFREEコイン、右がボーナスコイン）
簡潔に言うと『FREEコイン』『ボーナスコイン』などを使うことで、1日1作品において、13話分以上のマンガを無料で読むことが可能です。
『偽りのフレイヤ』も例外なく1日に13話分以上の話数を読み進めることができます。
以下では『マンガPark』で使うアプリ内アイテム『FREEコイン』『ボーナスコイン』のそれぞれの使い方、取得方法を詳しく説明していきます。
『マンガPark』のFREEコインとは？取得方法と使い方を解説
- FREEコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
- 朝6時、夜9時に120FREEコインずつ配布される（1日に計240FREEコイン）
- 30FREEコイン消費で好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
以上が簡単なFREEコインの取得方法と使い方の説明です。
1話につき30FREEコインが消費されるということは、
1日に配布される240FREEコイン÷1話につき消費される30FREEコイン＝8話分
つまり毎日、配布される計240FREEコインを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムがFREEコインです。
但し1点だけ注意があり、FREEコインを120以上貯めこむことは出来ません。
朝6時に120FREEコインが配布され、その120FREEコインを使わずに夜9時を迎えたとしても新たに120FREEコインが加算されることはありませんので注意が必要です。
『マンガPark』のボーナスコインとは？取得方法と使い方を解説
- ボーナスコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
- FREEコインがなくなってしまった場合でもボーナスコインを使うことで好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
- 『マンガPark』新規ダウンロード特典で900ボーナスコイン（30話分）が付与される
- 毎日、短い広告動画を見るだけで30ボーナスコイン（1話分）が付与される（1日に2回このシステムが使える）
以上が簡単なボーナスコインの取得方法と使い方の説明です。
下の画像のように『マンガPark』新規ダウンロード特典では、900ボーナスコイン（30話分）が無料配布されます。
そして毎日、短い広告動画を視聴することで30ボーナスコイン（1話分）を取得することが出来ます。
毎日0時と12時の2回、広告動画を見てボーナスコインを獲得できます。つまり毎日、60ボーナスコインを取得できるということです。
短い広告動画の見方は、アプリを起動すると画面右下にピンク色のプレゼントマークが出てくるので、それをタップします。
すると「CMを見てコインをGET」というボタンが表示されるので、タップして短い広告動画を視聴します。（広告を見ずに流してるだけでもOK！）
たったこれだけの労力で、30ボーナスコイン（マンガ1話分）が手に入ります。
やらない手はありませんよね(^^)/
短い広告を見てボーナスコインを獲得できるシステムは毎日、夜0時と昼12時に回復します。
『FREEコイン』『ボーナスコイン』以外で1日3話分のマンガを読む方法
先ほど紹介した『FREEコイン』『ボーナスコイン』が0ポイントになってしまった場合でも1日に3話分のマンガを無料で読むアプリ内システムがあります。
その仕組みがコチラ。
読みたい”話（はなし）”のページへ飛ぶと、「CMを見て無料で読む」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで新たに1話分のマンガを無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
以上の事から『マンガPark』は、1つの作品において、1日に最低でも13話分以上ののマンガを無料で読むことのできるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります！
『偽りのフレイヤ』読者の評価や感想は？
偽りのフレイヤ1巻読んだけどめっちゃ面白い、月の燃え殻はストーリーと絵が好きすぎて一巻買ってしまいそうな気がする
— ふみな (@amoshiori_1125) February 10, 2022
偽りのフレイヤって漫画に出てくる騎士がなんとなーく見た目ガヴェインに似てるなーって思ったら気になりだして買ってしまった🙄
性格とかは似てないけど面白い漫画でした🙆♀️ pic.twitter.com/FYwCFGbWTi— ぴーち@6章終了！ (@JA4VhwrTRsNBcsw) December 27, 2020
フォロワさんがお勧めしていた「偽りのフレイヤ」買ってきました♡これめちゃくちゃ面白い！！イケメン幼馴染兄弟との三角関係？かと思いきやイケメン白騎士が出て来て身分違いの恋！？と思いきや敵国のイケメン王子が登場でこれからどうなるか分からなくなってきた！！出来るなら全員攻略したい。 pic.twitter.com/t42Wr5CNxU
— うさぴ☆JJ (@usapi_usa7737) November 13, 2020
偽りのフレイヤかいてみた！
漫画面白いから読んでみて！#偽りのフレイヤ #男装女子 #男装騎士 #絵師さんと繋がりたい #アイビス #絵描きさんと繫がりたい pic.twitter.com/gbeEzCjcQS— 紫弓セラリ (@dupS58luBZifLtS) June 27, 2020
・偽りのフレイヤ
先月買ったの読めてなかったのですがやっと読みました🙌
ナハト編まさかの展開でびっくり😳
ファンタジーはこれだから面白い…！！ファンタジーは話の展開が好きなんだけどなんだかんだ恋愛面が気になるんよ！！
今回はユリウスに軍配🤦♀️
どっちも応援したすぎてしんどい😇 pic.twitter.com/Bb6EaDynM1— おびまる ॱ˚ (@Obi4817) May 24, 2021
昨日Twitterで気になって読んだ、偽りのフレイヤの1,2巻を買ってきた。
面白いから続きも買わなきゃ。
偽り繋がりで沖矢さんに同席願いました(笑) pic.twitter.com/7fsVeUNTib— 宇月美雪@RNはてんてこ舞い舞い。 (@MpSgvN4FXkHtKcm) May 1, 2021
偽りのフレイヤっていうめちゃ面白い漫画を見つけてユリウスに恋をしたワイ
— 荻 (@6oooooogi) February 12, 2022
『偽りのフレイヤ』あらすじ
豊かな緑と海に囲まれたテュール王国。
その国に暮す泣き虫な少女フレイヤは、病弱な母と二人で生活していた。
テュール王国は、強大な北の大国シグルズ帝国に侵略されている。
シグルズからの侵略に怯える国の人々の希望は、若く聡明なエドヴァルド王子と、王子に仕える黒騎士アーロンの二人に託されていた。
黒騎士アーロンとその弟アレクシスは、フレイヤの幼なじみ。
フレイヤはアーロンに淡い恋をしており、アーロンとアレクシスもフレイヤを想っていた。
ある時、偶然エドヴァルド王子が毒殺されかけていると知るフレイヤ。
王子が死ねば、シグルズ帝国に狙われているフレイヤの村や、アーロンの命も危ない。
村とアーロンを救いたい一心で城に向かったフレイヤは、生死を彷徨うエドヴァルド王子に出会う。
エドヴァルド王子の容姿は、フレイヤにとても良く似ていた。
瀕死の王子は、フレイヤに「国を守って」と懇願する。
「君が僕になるんだ」
この出会いによって、あまりに過酷な運命が非力な少女フレイヤを巻き込んでいく――
『偽りのフレイヤ』見どころ紹介！
これから『偽りのフレイヤ』を読もうと考えている方へ、見どころを厳選して４つ紹介いたします！
見どころ① 少女漫画とは思えない！？ フレイヤを襲う試練の数々
普通の少女だったフレイヤは、王子とそっくりなその容姿のために突然王子として生きる運命を背負うことになりました。
一話では、主人公が王子になるという衝撃展開とともに、もう一つフレイヤにとっての残酷な転換点が訪れます。
たった一話のなかにこれだけの展開が詰まっていることにも驚きですが、その後も様々な試練がフレイヤに襲い掛かります。
「どうなっちゃうの！？」と息をのむハラハラドキドキの展開をぜひ体感ください！
見どころ② あなたは誰派？ フレイヤをとりまく恋の行方
フレイヤの周りには様々なイケメンたちが登場します。
王子と並んで国の希望とされる憧れの存在、黒騎士アーロン。
アーロンの弟で、寡黙ながらもずっとフレイヤを想い、寄り添ってきたアレクシス。
王子の側近という立場とフレイヤへの想いの間で揺れる白騎士ユリウス。
敵国シグルズの若き皇帝であり、男らしく、圧倒的な強さを誇るディミトリ。
その他にもたくさんの魅力的なキャラクターが登場します。
フレイヤの儚くもまばゆい強さに惹かれていくキャラクターたち。
キュンとすること間違いなしのシーンも盛りだくさん！
特に、幼なじみのアレクシスと、白騎士ユリウスの恋の行方には注目です。
どちらがフレイヤと結ばれるのか、はたまた新たな恋敵が登場するのか……目が離せません！
見どころ③ 手に汗握る 美麗イラストで描かれる戦い
本作品の作者、石原ケイコ先生の美しいイラストで描かれる戦いも必見です！
偽りの王子として兵や民の前に立つフレイヤ。
そのフレイヤを守り戦う勇ましい騎士たち。
繊細なイラストが、残酷な運命に抗う登場人物たちと、彼らの生きる美しい世界を際立たせます。
ページをめくるたび、そのかっこよさ、美しさに見惚れてしまうでしょう。
見どころ④ 希望の王子となるために…… 泣き虫フレイヤの成長
主人公のフレイヤは、怖がりで泣き虫な少女です。
しかし、希望の王子エドヴァルドとそっくりな容姿のために、王子として生きる運命を背負わされてしまいます。
戸惑い苦しむフレイヤですが、度重なる困難を乗り越え、支えてくれる人々と出会うことで、次第に王子としての資質を見せ始めます。
優しく守られてきた少女フレイヤが、大切な人たちのために、血に塗れた戦いに身を投じていく……その痛ましくも美しい姿に、引き込まれること請け合いです。
『偽りのフレイヤ』登場人物紹介！
フレイヤ
本作の主人公で、怖がりで泣き虫な少女です。
しかし、「サル」と呼ばれるほど身軽ですばしっこく、屋根の上に登ったり飛び降りたりと、意外にも大胆な行動をとります。
テュール王国の小さな村で病弱な母と穏やかに暮らしていました。
幼なじみのアーロンとアレクシスに思いを寄せられていますが、フレイヤはアーロンのことを想っています。
テュール王国の希望であるエドヴァルド王子の毒殺以降は、エドヴァルド王子のふりをして生きることを迫られ、その役目を全うしていきます。
戦いを嫌い、命を第一に考えて行動する部分があり、そういった部分で、国のために命を懸け戦おうとしていたエドヴァルド王子との違いが表れています。
剣技や王子としての振る舞いはまだ習いたてですが、周りの人に支えられ、次第に王子として振舞えるようになってきています。
黒騎士アーロン
テュール王国の王子の近衛騎士で、黒騎士として他国に名を轟かせるほどの力の持ち主。
弟のアレクシスとともに、十年前フレイヤの母に引き取られて育ちます。
カリスマ的な素養を持っており、兵に入って三年で王子の近衛騎士となり、国の希望とまで言われていました。
フレイヤとは両思いでしたが、敵国シグルズ帝国から王子のふりをしたフレイヤを守って死亡。
フレイヤに最初の絶望を与えることになってしまうのでした。
アレクシス
黒騎士アーロンの弟で、フレイヤの幼なじみ。
兄と同じくフレイヤに恋心を抱いていますが、兄とフレイヤが両思いだと気が付いているため、フレイヤへの想いには蓋をして過ごしています。
もともとは一般兵でしたが、兄の死という悲劇と、フレイヤが王子として生きることになったことで、自分がフレイヤを守ると決意。
近衛騎士の選抜試験を勝ち抜き、白騎士ユリウスの従騎士としてフレイヤを守ることになります。
レレン砦の戦い以降は左目を隠すように包帯をしています。
白騎士ユリウス
王子の側近で、近衛騎士の中では黒騎士アーロンと並ぶほどの実力者。
近衛騎士たちが満場一致で美形と称するほどのイケメンです。
エドヴァルド王子に「僕を一番知っている」と言われるほど王子の理解者でした。
エドヴァルドの窮地に自らは近くにいられなかったことを強く悔いており、王子の望みを叶え、テュール王国を守ると誓っています。
フレイヤが王子のふりをすることになってからも側近として仕えていますが、か弱い少女であるフレイヤとエドヴァルド王子とのギャップに苛立つ場面も。
その反面、フレイヤの戦いを避けて人を守ろうとする優しさに触れ、次第に惹かれ始めます。
そのためか、怒りを原動力に、王子らしく苛烈な行動をするフレイヤを見た際には、これでいいはずと言い聞かせながらも、優しいフレイヤへ思いを馳せるなど、複雑な気持ちを抱えている様子も見せていました。
王子エドヴァルド
テュール王国の希望の星とまで称される賢く勇敢な王子。
王子でありながら、フレイヤとそっくりの少女のような外見をしています。
毒で瀕死のところを、村とアーロンを守るため城へやってきたフレイヤと遭遇。
フレイヤに、自分の代わりに王子をするよう頼み、その後、毒によって命を落としました。
生前は、華奢で少女のような見た目ながら大男を倒すほどの実力を持っており、自らの容姿ですら武器として使うほどしたたかな少年でした。
側近のユリウスに「可憐なお姿の内に覇王を飼っている」、「自由で尊大で美しいお方」と表現されるなど、そのカリスマ性は国の希望足りえるものでした。
フレイヤとは一瞬しか会っていませんが、フレイヤが王子としての振る舞いに悩む際にはその心の中に現れ、フレイヤに指針を示します。
またフレイヤだけでなく、ユリウスなど、その面影を知る者たちの心の内にもたびたび登場し、その影響力を見せ続けています。
シグルズ皇帝 ディミトリ
テュール王国の敵国シグルズ帝国の若き皇帝。
才はあるものの勝手者として有名で、城に大臣たちを残し女遊びに出かけてしまうような豪快な男性です。
フレイヤたちがテュール王国を救うための味方を募る旅の最中、船の中でフレイヤと出会います。
フレイヤとはお互い身分を隠して知り合い、敵国の王同士と知らずに交流します。
フレイヤとともに乗っていた船が海賊に襲われた際、一人で船に乗り込み大将首を落としてしまうほどの強さを見せました。
その圧倒的な強さと豪快な人柄で、かつ敵国の皇帝という立場からも、今後の活躍が期待されます。
『偽りのフレイヤ』序盤ネタバレ紹介！
第１話「星は何処（いずこ）」
物語の舞台は、北の大国シグルズ帝国に侵攻されている小国、テュール王国です。
テュール王国のテナ村には、フレイヤという少女が住んでいました。
フレイヤは、病弱な母スカディと二人で暮しています。
泣き虫でおとなしい少女ですが、身軽ですばしっこく、時に大胆なところがあります。
村の人々に支えられ、フレイヤは穏やかな日々を過ごしていました。
ある日フレイヤは、隣村がシグルズ帝国に奪われたという噂を耳にします。
シグルズに奪われた地の民は奴隷のように扱われます。
その上、隣村の監督官は見せしめに首を落とすような残酷非道な男だという話でした。
村に漂う不穏な空気や、病気で痩せていく母の姿を思い、不安を募らせるフレイヤ。
そんなフレイヤが心の支えとして思い浮かべたのは、幼なじみのアーロンとアレクシスでした。
その日、村にアーロンとアレクシスが帰ってきます。
アーロンは平民にもかかわらず皇太子エドヴァルド王子の近衛騎士となった英雄でした。
強く聡明なテュールの希望の星エドヴァルド王子と、他国にも名を轟かせる黒騎士アーロン。
この二人の活躍で、人々はシグルズ帝国からの侵略の最中にも希望を見出していました。
一方、アーロンの弟アレクシス（愛称アレク）は一般兵で、偉大な兄を尊敬しつつも追いつけないことに不満を抱えていました。
しかしフレイヤは、久しぶりに会うアレクの身長が伸びていることに驚き、ちゃんとアレクも変わっていると背を押します。
アレクは、フレイヤを想っていました。
しかしフレイヤはアーロンに憧れを抱いており、アレクはそれに気づいているため、踏み込むことが出来ません。
フレイヤ、アーロン、アレクの三人は、お姫様と二人の騎士のようでした。
アーロンとアレクは、十年前フレイヤの母スカディに引き取られ、一緒に育ちました。
家に帰った二人を、スカディはバカ息子と悪態をつきながらも歓迎します。
一方で、王子を守るという重大な役目を負うアーロンが村に帰ってきたのには、なにか意図があるはずだとアーロンに問います。
アーロンは、シグルズ帝国にテナ村を差し出すよう迫られており、渡さなければ戦争だと脅されていることを明かしました。
自分たちの村に迫る危機に不安に駆られるフレイヤ。
しかしアーロンは、エドヴァルド王子がシグルズ帝国との会談のために、近くのロッカ城まで来ていると、フレイヤを励まします。
テュール王国の希望、エドヴァルド王子と黒騎士アーロンが、この危機を脱してくれるはずだと、フレイヤも安心しました。
護衛のため王子に同行し一晩帰郷を許された、という二人の言い分にまだ疑問を抱いているスカディ。
それでもアーロンは、フレイヤとスカディの顔が見たくなっただけと通します。
その日フレイヤは偶然シグルズの兵士に遭遇してしまいます。
襲われそうになったところを間一髪アーロンが助け、敵兵を蹴散らします。
そこへ隣村の監督官であるシグルズ帝国の特使セーブルが現れ、ひとまず窮地を脱した二人。
しかしフレイヤは、アーロンが身を置く戦いの世界の壮絶さを理解するのでした。
アーロンに甘えてはいけないと心に決めるフレイヤですが、当のアーロンはフレイヤを甘やかし始めます。
頭を撫でられるフレイヤは、アーロンから妹として愛でられているのを感じ、複雑に思います。
アーロンは、国や王子のためではなく、個人的な感情で動いていると言いました。
「俺の宝物はたった一つってことだよ」
アーロンはそう言ってフレイヤを抱きしめます。
フレイヤも溢れる想いのまま、自分の宝物も目の前にあると伝えると、アーロンはフレイヤにキスをしました。
王子のいるロッカ城へ帰っていくアーロンとアレクは、フレイヤを守ると改めて心に誓います。
二人を見送っていたフレイヤは、偶然、王子が毒殺されかけているという話を聞いてしまいます。
王子が死ねば、テナ村やアーロンの命も危ないと知り、フレイヤは呆然とします。
一方、城に戻ったアーロンとアレクは、将軍に「フレイヤ」という娘はどこにもいなかったと報告をします。
王子が毒で生死を彷徨っている今、テナ村やテュール王国を救う唯一の望みは「フレイヤ」だけだったと嘆く将軍。
アーロンは、テュール王国とテナ村を守るため、自分の首を差し出すと決意です。
王子の毒殺、テナ村とアーロンの危機を知ったフレイヤは、何とかアーロンたちを救えないかと城に忍び込みました。
辿り着いた水路で、フレイヤは瀕死のエドヴァルド王子と遭遇します。
王子の姿は、髪の長さは違えど、フレイヤに瓜二つでした。
王子は死の淵にありながら、フレイヤにお願いがあると訴えかけます。
「君が僕になるんだ」
そんなことはできないと断るフレイヤでしたが、王子はさらに続けます。
「できる。できるんだ。君になら」
「お願い。テュールを守って」
城では、テナ村を襲わない代わりとして、アーロンがシグルズへ連行されようとしていました。
そこに、毒に伏しているはずの王子が現れます。
王子は、シグルズ特使セーブルにテナ村の領土を渡してしまいます。
セーブルがシグルズ王からの信用を得ていないと知って、あえて手柄を挙げさせ、シグルズ王に疑われるよう仕向けようとする王子。
追い詰められたセーブルは、その機転の良さに恐れをなし、王子を殺そうとします。
しかし、アーロンやアレクたち近衛騎士たちがそれを阻みました。
王子は、テナ村とアーロンを守ることに成功したのです。
命を救われたアーロンは、王子を兵から見えない位置にかくまうと、涙をこぼす王子に呼びかけます。
「泣いたらバレちゃうぞ、フレイヤ」
フレイヤが王子のふりをしていたことに、アーロンは気づいていたのです。
自分の宝物を救えてよかったと安心するフレイヤ。
しかし、飛び出してきたセーブルの剣からフレイヤを庇い、アーロンは首を跳ねられてしまいます。
そのころ、本物のエドヴァルド王子もまた、毒によって命を落とすのです。
第２話「醒めない夢」
眠りから覚めたフレイヤは、王都フォルセトの王宮にいることを知らされます。
黒騎士アーロンは手厚く弔われ、エドヴァルド王子も亡くなりました。
二人の死は、テュール王国が二つの柱を同時に失ったことを意味していました。
そのことが知られれば、国民の心は折れ、あっという間にシグルズ帝国に侵略されてしまいかねません。
王子と瓜二つのフレイヤは、希望の王子エドヴァルドとして、王宮で生きることを迫られます。
目の前でアーロンを殺されたフレイヤは、未だそのショックから立ち直ることができません。
従わなければテナ村を燃やし、アレクを殺すと脅されるフレイヤ。
王子でも何でもするからアレクを殺さないでと泣きながら懇願します。
そこに、白騎士ユリウスが現れます。
ユリウスは、アーロンと並ぶ実力を持った王子の近衛騎士で、エドヴァルド王子の側近でした。
王子の死はフレイヤ、アレク、将軍、ユリウスの四人のみの極秘と伝えられます。
一般兵のアレクは、フレイヤに近づくことを拒まれてしまいました。
いきなりエドヴァルド王子を演じることになってしまったフレイヤは、ユリウスから王子の人となりを聞きます。
エドヴァルド王子は、華奢で可憐な容姿の内に覇王を飼っているようだったというユリウス。
「お姫さん」と笑われながらも、兵士の武術会に出て大男を倒してしまうような実力を持っていました。
自由で尊大で美しかったエドヴァルド王子だからこそ、皆つき従ったのだと言います。
その話を聞き、自分に課せられた重い役割に苦しむフレイヤ。
ユリウスは、そんなフレイヤの手を取り、甘い言葉を囁きます。
「『王子』の望む全てを叶える男がいると覚えていて下さい」
王子の部屋を出たユリウスは、フレイヤが幼すぎることを危惧していました。
未だ悲しみから抜け出せない泣き虫なフレイヤに、希望の王子の代わりは荷が重いと感じています。
その頃、アレクは王子の近衛になってフレイヤをそばで守ろうと決意していました。
そのためには、近衛騎士を選抜する試合で勝つしかありません。
アレクが選抜試験に出ると知ったユリウスは、泣き止まないフレイヤにその様子を見せることにします。
アレクは反則をする相手にも真っすぐに立ち向かい、戦っていました。
アレクが殺されてしまうかもしれない状況に、フレイヤは大切な人の死という恐怖を思い出します。
ユリウスは、王子ならば試合を止めることが出来ると諭します。
しかし、フレイヤは涙を止めることが出来ません。
尊大なエドヴァルド王子を演じきるならば、涙で濡れた顔で人前に出ることは許されないのです。
フレイヤは、ユリウスに大切な王子を失ってなお冷静でいられる理由を問います。
ユリウスは、王子を守れなかった後悔を抱えながらも、王子の願いを生きて叶えると誓っていました。
泣くのではなく戦うことで、王子が守ろうとしていたテュール王国を守ると。
アレクも、兄を失いながらも同じ覚悟で戦っているだろうと、ユリウスは言います。
反則をする相手すらも倒したアレクでしたが、審判が買収されており、アレクは敗退となってしまいました。
それでもアレクは折れず、何度でも戦うことを宣言します。
その覚悟を見届けたフレイヤもようやく決意し、王子として選抜試験の場に大声で呼びかけました。
フレイヤは、試合の勝者であるアレクを白騎士ユリウスに育てさせると宣言します。
断ろうとするユリウスを、フレイヤは、王子の望みを叶えるのがユリウスであるはずと、要求をのませてしまいます。
その姿は、自由で尊大なエドヴァルド王子そのものでした。
ようやくフレイヤのそばにいる資格を得たアレクは、フレイヤを最後まで守り抜くことを誓います。
一方、アーロンを殺し、牢に入れられているシグルズ特使セーブルのもとに、謎の男が現れます。
第３話「届かぬ面影」
王宮では、シグルズ特使セーブルの身柄をどのように扱うか会議が行われていました。
フレイヤやユリウスは、テュール王国の法の下、セーブルを取り調べるべきという意見です。
しかし国の有力者である宰相や大臣は、シグルズ帝国との戦争を避けるため、無傷で速やかにセーブルの身柄を引き渡そうとしています。
会議を通し、フレイヤは、王子の味方は将軍と近衛騎士のみと知ります。
さらに、今テュールで最も力のある宰相マルック卿は、裏でシグルズ帝国と通じているという噂のある人物でした。
このままでは、テュールは内側からシグルズ帝国に乗っ取られてしまいます。
亡きエドヴァルド王子は、国を守るため、宰相に対抗する自分の味方を増やそうとしていました。
改めて、自分の責任の重さを痛感するフレイヤ。
ふと、フレイヤはアレクの姿を見ないことに気が付き、ユリウスにアレクの所在を尋ねます。
ユリウスは、「貴方の側近は自分であるのに他の男の名を出すのか」と迫ります。
そこへ、山賊狩りに行っていたアレクと、王子の近衛騎士ミカルとイングウェイが帰ってきます。
彼らは王子のためなら命を懸けて戦う意思を持った、忠に厚い者たちでした。
彼らの戦いへの覚悟を聞いて、戦争をしたいわけではないと叫ぶフレイヤ。
戦いに怯えるような王子の様子に、ミカルは、ふぬけた王子には従えないと飛び出して行ってしまいます。
フレイヤは、自分がちゃんと王子を出来ないせいで、王子の味方がいなくなってしまうと苦しみます。
アレクはそんなフレイヤを元気づけようと、ユリウスにかけ合って二人きりになる時間を作ってくれました。
アレクは、フレイヤにテナ村に咲く花をプレゼントして慰めます。
「『エドヴァルド王子』が全てを失くしたって、お前には絶対に俺が残ってる」
フレイヤはアレクの言葉に勇気づけられ、頑張ることを心に誓います。
ユリウスは、戻ってきたアレクの肩に乗っていた花を握りつぶし、幼なじみは終わりにするよう忠告します。
その心の内には、在りし日のエドヴァルド王子の一番の理解者が自分であったという、小さな自負がありました。
街中では、やけ酒をしていたミカルとイングウェイが、宰相マルックの私兵が牢獄塔から何かを運び出しているのを目撃します。
怪しく思ったミカルは、そのあとを追いました。
城の屋根に上って街を見ていたフレイヤは、ぐったりしたミカルが謎の男たちに連れ去られるのを発見し、ユリウスとアレクに伝えます。
しかし、もたもたしていれば間に合わないと考え、自ら連れ去られるミカルのあとを追い、ミカルが乗せられた馬車の荷台に忍び込みました。
しかし、これがテュールを揺るがす大事件の始まりとなるのです。
『偽りのフレイヤ』のアニメ化はいつ？
偽りのフレイヤですが、2022年２月現在アニメ化の情報は出ていません。
分かり次第、追記いたします。