人気マンガ『海皇紀』。
この記事では、そんな『海皇紀』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！
また『海皇紀』を全巻無料で読みたい！という方に『海皇紀』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介していきます。
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『海皇紀』あらすじ紹介！
友達と話していたんだけど、海皇紀ってすごくおもしろいからアニメ化してほしい(’-’*)♪
知らない人はぜひ読んでみてね♪#海皇紀 pic.twitter.com/WBmqFdbS4c— ゆきみ@低浮上中 (@ukauka_333) May 12, 2021
「海皇紀」は、1998年3月号から2010年8月号まで月刊少年マガジンで連載された作品で、作者は「修羅の刻」などでも有名な川原正敏先生です。
海の一族の船乗りファン・ガンマ・ビゼンが多くの登場人物と関わりながら、ロナルディアという巨大な帝国と戦い、打倒するまでが描かれています。
物語の舞台は現実世界の「近世」と似ていますが、実際ははるか未来の世界であり、文明は1度滅んだことが作中で示唆されています。
『海皇紀』主な登場人物紹介！
『海皇紀』の登場人物を解説します。
ファン・ガンマ・ビゼン
最近修羅の門と海皇紀を読み返してるけど、ここのファンの台詞とか今だからこそ刺さるものがある。 pic.twitter.com/7UN4pYKXML
— コポォちゃん (@copo_joji9) September 23, 2022
「海皇紀」の主人公。
全海域を支配するといわれる海の一族の船乗りであり、背中に「ニホントウ」と呼ばれる剣を背負っています。
操船技術は作中屈指であり、戦闘面でも体術・剣術どちらも優れています。
自ら「怠け者・稀代のペテン師」を自称し、常に飄々としていて隙があれば怠ける性格。
ただし、仲間を思う気持ちは本物で、多くの人を惹きつける不思議な魅力を持ちます。
人の上に立つ器でありながら、上述した性格のため自由気ままに生きていました。
しかし、マイアやカザルとの出会いを経て、ロナルディアとの戦いに身を投じていくことに。
トゥバン・サノオ
伝説の兵法者と呼ばれる人物で、作中では味方側の最強キャラとして最後まで活躍します。
護衛としてマイアに付き従っていた際にファンと出会うことに。
言動は落ち着いたものが多く性格も理性的ですが、内側には戦いを渇望する激情も秘めています。
その強さはファンからも手放しで称えられており、実力だけで古代兵器と渡り合えるほど。
マイア・スアル
「カガク」を求める少女で、そのために立ち寄った港町でファンと出会います。
その正体は、ロナルディアによって滅ぼされたオンタナ国の王女。
序盤から中盤にかけては復讐に近い感情で「カガク」を求める面が強く、誰に対しても気丈に振る舞います。
しかし、ファンと知り合い多くの経験を積んでいくことで素直な性格も見せるようになり、大きく成長していきます。
カザル・シェイ・ロン
ウォルハン国の王（ロン）。
王に即位後は破竹の勢いで近隣諸国を併呑（へいどん）していき、最終的にはロナルディアをも倒しての大陸平定を掲げています。
物語の序盤でファンに借りを作ることになり、後に協力関係を築くことに。
性格は乱暴でセリフもぶっきらぼうなものが多いですが、戦いでは常に前線に立って味方を鼓舞します。
また、占領地を含めて「民からは搾り取らない」考えのため、勢いはあっても戦線を保てない状況に陥ることも。
そのような性格をファンには「大馬鹿」と評されてしまいますが、部下たちからは信頼されています。
ギルス・ヴェダイ
名もなき島を根城にし、物語序盤ファンたちの前に敵として現れる男。
「ルドランの眼」という、「カガク」の産物を作中で初めて使用してきたキャラクターでもあります。
ファンと戦い敗れた後は子分となり、仲間に加わることに。
ファンやトゥバンに次ぐ強さはあるものの、2人と比べると小物じみた言動が多く、人間臭い部分が強く描かれます。
メルダーザ
物語序盤でファン達の仲間となる黒髪の少女。
とある事情から中盤にヴェダイと共に船を降りてしまうため出番は少なめですが、重要な役割を持って最終章で再登場することになります。
ソル・カプラ・セイリオス
海の一族であり、先代海王の子。
ファンとは幼少の頃から付き合いがあり、彼の良き理解者でもあります。
しかし、長年ファンの実力・頭脳・底の知れなさを間近で見てきたこともあり、小さいながらも劣等感やライバル心のようなものをファンに抱いていました。
その気持ちは海王選定の儀で頂点に達し、「王海走」で決着をつけることに。
ファンを理解しているからこそどんな手を使ってでも勝つことにこだわり、結果、海王の座を勝ち取ります。
マリシーユ・ビゼン
ファンの母親。
かつてはファンの操る影船八番艦の艦長でもあったことから、当時を知る船員からは海子守（みこもり）と呼ばれ慕われています。
ビゼンの里に伝わる「古の特別な薬」を飲んでいることから、本人いわく「ちょっと若くて、軽く不死身」らしく、容姿はファンの母親とは思えないほど若々しいです。
ファン以上にとぼけた性格をしており、作中では彼に強く出られる唯一のキャラクターといえるでしょう。
終盤目前で初登場し、ファン達に協力してくれます。
『海皇紀』最終回までのおさらい！
『海皇紀』の最終章までのおさらいです。
ファン、マイア、カザルの出会い
「カガク」を求める少女マイアと、その護衛を務めるトゥバン・サノオは、小国ウォルハンの港町を訪れていました。
マイアはそこで「魔導士アナハラムを訪ねるか、グリハラという地を訪れよ」という助言を受けます。
その帰り道、襲撃を受けるウォルハンの新国王カザル・シェイ・ロンと、海の一族の船乗りファン・ガンマ・ビゼンと出会うのでした。
「グリハラについて知っている」と言うファン。その言動と風体からにわかには信じられないマイアですが、他に当てもないためそのままファンの船に乗り込みます。
しかし、グリハラへ向かう前にファンはカザルに協力することに。
ウォルハン国と敵対するクアラ国の海軍に対し、自らの影船たった一隻で挑むのでした。
グリハラへ
カザルに大きな貸しを作ったファンは、次の目的地グリハラへと向かいます。
途中の名もなき島においてギルス・ヴェダイの襲撃を受けるものの、これを撃退しファンはヴェダイを子分として一行に加えるのでした。
グリハラには導師と呼ばれる人物がいましたが、そこで見せる力は「カガク」などではない、イカサマのようなものでした。
それを看破し導師を倒したファンは、知り合ったメルダーザを連れ、大魔導士イルアンジャが向かったとされる聖地エル・グリハラを目指します。
エル・グリハラの「土武者」
エル・グリハラに大魔導士イルアンジャはいましたが、そこで発掘された「土武者」という兵器が動かないことに絶望し、精神に異常をきたしていました。
そのため、ファン達にも容赦なく攻撃をしかけてくるイルアンジャ。
「ドルドルーヴォの火」と呼ばれる魔導の業も使ってきますが、その際の爆風により「土武者」が起動してしまい、イルアンジャは「土武者」によって殺されてしまいます。
ファンから「ニホントウ」を借りたトゥバン・サノオの手によって「土武者」は斬られ、一行はなんとか窮地を脱します。
「カガク」の脅威
エル・グリハラを後にしたファン達ですが、今度はロナルディア海軍の襲撃を受けます。
ロナルディア海軍は「ドルドルーヴォの火」の他に「カノン」と呼ばれる大砲を船に装備しており、これらの兵器によってトゥバン・サノオが負傷してしまいます。
ファンの操舵と機転によってロナルディア海軍は敗れますが、「カガク」の力を目の当たりにしたファンは危機感を募らせます。
ロナルディアの勢力拡大は海の一族にとっても重大であると感じたファンは、ロナルディアとの戦争を提言するため、海の一族の本拠地「海都」へ向かうのでした。
王海走
海都へと到着したファンでしたが、すぐさま拘束されてしまいます。
ファンが海都を離れていた間に一族の長「海王」は亡くなっており、次期海王の座を巡って海都は策謀が巡らされている状態だったのです。
先代海王の子、ソル・カプラ・セイリオスの手助けによって脱出したファンは、自らが先代海王より継承者として認められていた証を見せ、海王選定の儀へと乗り込みます。
候補者が割れた場合に行われる海上レース「王海走」。
不利な状況のなか、ファンは王海走に臨むのでした。
ガルハサン攻略
海王の座をソルに渡し、ファンは「大海師」の称号を得ます。
現状ロナルディアと渡り合えるのはウォルハン国のみと考え、ファンはカザルの元へ。
ウォルハンは勢力を拡大させ、ロナルディアの同盟国ガルハサンを目指していました。
ファンの奇策によりガルハサンの首都を陥落させますが、ここでヴェダイとメルダーザが一行の元を去ることになります。
同盟と艦隊
ファンが次に目指したのは西の辺境サナル海。
目的はサナル海一帯を支配する海賊ジーゴ・サナリアを味方に引き入れることでした。
ジーゴ・サナリアからの信頼を得ることに成功したファンですが、この行為はロナルディアとの同盟を考えていた海王ソルを敵に回すことに。
さらなる力を必要としたファンは、海の一族のサナル艦隊を味方につけるのでした。
海都攻防戦
ジーゴ・サナリアとサナル艦隊を率い、ファンは海都へ向かいます。
ソルもこれを迎え撃つために、海の一族の保有する全艦隊と影船7隻を召集。
海都で両陣営はぶつかり合います。
ファンとソル、お互いに全力を尽くした結果、ファンが勝利を収めます。
その後、ソルは海の一族の艦隊の全権をファンへ譲り、これによってファンはロナルディアとの戦争へ踏み切るのでした。
帝都での最終決戦
ロナルディアの帝都ラオン・ヴラを前に、最後の補給地でファンとロナルディア海軍が激突します。
悪天候と無風という不利な状況にくわえ、ロナルディア海軍のカノン艦隊の攻撃にファンも追い詰められます。
この窮地を救ったのが、海王ソルが乗艦する艦隊旗艦コル・セイリオスと、そこに載せられたジーゴ・サナリアでした。
ファンは体制を立て直すと持ち前の奇策で敵の旗艦を孤立させ、艦内に乗り込んだトゥバン・サノオによって制圧。ロナルディア海軍を降伏させます。
陸ではカザル軍とロナルディアの魔導部隊が交戦し、カザル軍が勝利。
ついに、ロナルディアの帝都を陥落させるに至ります。
漫画完結ラスト『海皇紀』最終回結末ネタバレ！その後の最後はどうなった？
『海皇紀』の最終章を解説します。
ファン、最後の戦い
昔から年1では読み直す海皇紀
あまりメジャーじゃない作品だけど、自分の中のリーダー像みたいなのはファン語録が結構ある気がする#海皇紀 pic.twitter.com/Po9Kh9PZCy— いまうじ (@imauji) July 31, 2020
帝都に辿り着いたファンたちは、メルダーザの正体を知らされます。
メルダーザは「カガク」の知識を伝える生きたデータバンクともいえる存在で、彼女自身も「パンニャーの卵」と呼ばれる人工冬眠装置で発見されたというのです。
その力を利用されたメルダーザは、「森守」という「土武者」に似た人型兵器に繋がれ、ファン達に銃口を向けます。
その攻撃にトゥバン・サノオが倒されそうになったとき、マイアが飛び出しトゥバンを庇い撃たれてしまいます。
動揺したメルダーザの隙をつく形でトゥバンが森守を倒しますが……。
マイアを攻撃してしまったことと自らの出自にショックを受けたメルダーザは、その心を深く閉ざしかけるものの、ヴェダイの声で正気を取り戻します。
重傷のマイアも、ファンの母マリシーユ・ビゼンが持つ秘薬の力によって一命をとりとめるのでした。
その後、大陸はカザル・シェイ・ロンに平定され、暦も「統武」と改元。
ファンは新たな海王となり、海の一族もウォルハンと共に繁栄していくのでした。
海皇紀
統武七十三年、ファン・ガンマ・ビゼンは影船八番艦で出航した後、デッキで笑みを浮かべながら最期を迎えます。享年101歳という大往生でした。
死後、ファンには「海皇」の名が諡号（しごう）されます。
「カガク」の知識を伝える役割を持っていたメルダーザは、常人よりもはるかに長い時を生きることとなりました。
「カガク」を使いこなすには自分達はまだ早いと判断した彼女は、それを書物に記すことにします。
そして、それとは別に、自らの身の回りで起きたことも書物にまとめるのでした。
その書物の題名を「海皇紀」といいます。
『海皇紀』読者の感想や反応は？
二周目読了、一周目より冷静に読めた…やはり川原正敏先生の書く話はおもしろい
しかし、よくよく読んでみると、ファン・ガンマ・ビゼンは28歳（最終回当時）なんだな…少年漫画なのに割と年齢高めの主人公だったんだな
すぐ子供できるしな(笑)#海皇紀 pic.twitter.com/IEBj0l5IGy— りっく＠とりあえずめざせ315 (@lickeider) September 16, 2022
作者贔屓補正もあるだろうけど、自分が読んだ漫画の中では海皇紀最終回は上手く物語たたんでくれたなと思う#お前らの好きな最終回晒せ
— みえすく (@cadeauxgenereux) April 9, 2022
鬼滅の刃最終回は通しで読み直すと違う見方が出てきそう。ワイは好きなエンドだったな。
ワイが個人的に一番好きな最終回は海皇紀だけどね_(:3」z)_
— ぬるぽ (@nullpo_118sgrk) May 17, 2020