累かさね最終回結末ネタバレ【漫画完結ラスト】その後の最後はどうなる?野菊やニナの運命は?

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実写化もした人気マンガ『累(かさね)』。

 

この記事では、そんな『累』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!

 

また『累』を全巻無料で読みたい!という方に『累』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介していきます。

 

最終回のネタバレの前に『累』を全巻無料で読む方法です。

『累(かさね)』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める?

『累』はこちらの講談社が運営する漫画アプリマガポケにて無料読むことができます。

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『マガポケ』では、『累』をこのように全巻無料で公開してくれています。

 

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『累(かさね)』あらすじ紹介!

伝説の舞台女優である淵 透世(ふち すけよ)は、誰もが認める演技力と美貌の持ち主でした。

 

その娘、小学生の淵 累(ふち かさね)はまるでカエルの様な見た目をしていることから恰好のいじめの対象となり、「お前、母親に全然似てねぇのな!」となじられる日々を送っていました。

 

ある日、どうにも耐えられなくなった累は、今亡き母が残した言葉を不意に思い出します。

 

「生きるのが辛くなったら、私の口紅を使いなさい。使い方は覚えているわね?」

 

累が肩身の口紅を使い、唇を染めた状態で綺麗な顔のいじめっ子に口づけをすると、なんとお互いの顔が入れ替わってしまいました。

 

母が大切にしていたその口紅は、他者と顔を取り換えるという呪いじみた力を持っていたのです。

 

なぜ自分と母はこんなにも似ていないのか?累は疑問を感じますが、もしこの口紅を母も使っていたのだとすれば、本当は母も醜かったのでは、という可能性に行き着きます。

 

つまり、これさえあれば自分だって母の様な大女優を目指せるはずだと、希望を見出した累は決意を固め、本気で「演劇」の世界へと足を踏み入れるのでした。

『累(かさね)』主な登場人物紹介!

『累』の登場人物を解説します。

淵 累(ふち かさね)

 

醜い容姿もさることながら、初めて口紅を使用した際のいざこざで、右頬を大きく切り裂き傷を残してしまった本作の主人公。

 

容姿が母と大きく異なるのは「本当の母の顔」と同じ顔をしているからであり、まさしく母親そっくりなのだということが言えます。

 

事実、累は演技力も歌唱力も突出した才能を有しており、こっそりセリフを読んでいる所を演劇部長に見つかった時などは、「なぜ立候補を見送ったのか」と問い詰められる程でした。

野菊(のぎく)

 

累の母が名乗っていた「淵 透世(ふち すけよ)」の本当の娘。

 

累から見て異母妹にあたり、その容姿はまさしく透世生き写しの美女ですが、その可憐さが原因で父から長らく性的虐待を受けていました。

 

自分の運命を歪めた原因である母の顔を奪った女(累の母)を憎んでおり、家を飛び出してからはその娘の累に復讐を果たすべく行動します。

丹沢 ニナ(たんざわ ニナ)

 

眠り姫症候群という奇病を患う若手美人女優。

 

病気が原因で実力を発揮し切れない歯がゆさから、累に顔と名前を貸す「代理女優」の契約を交わすも、想像以上の活躍を見せられた挙句に思い人まで取られてしまいます。

 

絶望のあまり自殺を図るも一命を取り留めたことで、植物状態となり一方的に利用されることとなってしまいますが、真相を知った野菊の協力により再度自殺を行い、今度こそ成功して死ぬことが出来ました。

五十嵐 幾(いがらし いく)

 

累が在籍していた高校の演劇部長で、当時から累の実力を知っていた唯一の人物。

 

累の画策により、意識を失っている間に自分が務めるはずだった舞台を演じられてしまい、実力以上の評価を得たことで過剰な期待に押しつぶされてしまいます。

 

役者としての道を諦めることも視野に入れていた時、ニナの演技に勇気づけられ奮起しますが、後にそれが顔を変えた累であることを知ります。

 

そして現在も人の顔を使って舞台に上がっている累を止めるべく、累を付け狙う野菊らに協力するようになっていきます。

羽生田 釿互(はぶた きんご)

 

累の実の母である「誘(いざな)」の従兄弟にあたる、口紅と母の秘密を知る数少ない人物。

 

誘に心酔し、諸々の活動サポートを行っていたことから、新たな口紅の持ち主である累にも同様のサポートを行うようになります。

 

交換するための顔(女優)を探したり事務所を設立したりと、累を女優にするため奔走した「共犯者」であり、脚本も書ける演出家でもあります。

天ヶ崎 祐賭(あまがさき ゆうと)

 

中学時代のいじめにより顔にやけどを負ってしまった高校教師で、野菊の協力者。

 

当初は野菊との肉体関係が引き換えの協力体制でしたが、野菊が不意にやけどを負ったことで情が移り、利害関係という意識が薄れていきました。

 

その後も野菊は復讐に生きがいを見出し続けますが、そんな彼女を案じる場面が増えていき、恋人のような態度で接するようになりました。

誘(いざな)

 

累の母にして透世に成り代わっていた女性。

 

元々はとある村の出身であり、古くから伝わる「顔を交換する顔料」の伝説を知った誘が、懸命に捜索し遂にそれを探し当てたことから、全ての物語が始まりました。

 

しがらみを断ち切るため村に火を放ち、住民全員の口を封じた誘は釿互を連れ街へと移り、そこで運命の相手である透世と出会いました。

 

透世から顔を借りて舞台に上がり続ける内、とある演出家に見初められ結婚しますが、埋めれてきた赤ん坊が恐ろしく醜かったことから素顔がバレてしまいました。

淵 透世(ふち すけよ)

 

誘に顔を貸していた劇団員で野菊の母親。

 

美貌はあっても演技力はイマイチで、かつ演技よりも衣装制作の方を好んでいたため、誘の申し出を快く受け入れました。

 

誘の素顔が発覚した後、元の顔の持ち主である透世は誘の夫である演出家から寵愛を受けるに至り、このタイミングで野菊を授かりました。

 

ところが演技力の拙い透世に嫌気がさしてしまったことで、彼は誘に顔を与えるためだけの存在として透世を地下に監禁するようになってしまいました。

 

最後は溺れる累を助けるため、濁流の中に飛び込んで亡くなってしまいました。

海道 与(かいどう あたえ)

 

演出家にして誘の夫であり、透世と関係を持っていた男であり、野菊に性的虐待を行っていた男。

 

誘を一流の女優に育て上げるなどその実力は確かながら、人間としては褒められたものでは無く、累が川で溺死しそうになったのもこの男が突き落としたことが原因でした。

 

彼は素晴らしい演技力と美貌を兼ね備えた女性を理想としており、誘も透世もそれに適合する人物ではなかったことを思い知らされたことで狂ってしまいました。

 

そこからは野菊との隠遁生活を送っていましたが、日々の苦しみに耐えかねた野菊に撲殺されたことでその生涯を終えました。

海道 凪(かいどう なぎ)

 

与の弟で誘の出身である朱磐村(あけいわむら)を訪れていた考古学者。

 

村での滞在中にとある娘と知り合い、恋仲となりますがその人物は誘によって殺害され、関係を持った時にはすでに入れ替わっていました。

 

しかしすべてを誘本人から打ち明けられてなお、誘を憎み切れず最後まで思い続けたというワンシーンはとても印象的でした。

 

本編登場シーンはかなり少なめですが、彼の調査とその記録が元で誘は朱顔料の発見に至ったため、この物語を解説する上でかなり重要な位置にいる人物です。

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『累(かさね)』最終回までのおさらい!

『累』の最終章までのおさらいです。

顔を奪い始めた累

 

小学校での経験から口紅を使えば顔を自由に奪えることを知った累は、次のターゲットとして高校の演劇部長、幾に狙いを定めます。

 

奪った顔は一時のものであり、一晩で元に戻ることを当時の出来事から学んでいた累は、演技終了後に幾ともう一度口づけをすることで強制的に顔を戻します。

 

一連の行動を何事も無く終わらせることに成功した累は、これからもうまく立ち回って舞台に生きることを誓い直すのですが、具体的な方法などありはしませんでした。

 

そんなある日、母の法事で出会ったすべての秘密を知ると豪語する、釿互という人物に全面的な協力を申し込まれます。

 

彼の紹介により美しい顔を持った舞台役者、ニナと知り合い合意の上で入れ替わりを行ったことで、累はいよいよ本格的な女優道を歩み始めることとなります。

 

問題は、この入れ替わり契約はあくまで「一時的なものとする」という点でした。

罪の意識の芽生え

最初こそ上手くいっていた入れ替わりでしたが、累が二ナの思っていた以上の演技をしてしまったことで、これ以上の役作りは出来ないと本物のニナが心折れてしまいます。

 

これ以上累に演技をやらせていたら、本物である自分は二度と舞台に上がれなくなるかもしれないと、ニナは精神的に追い詰められていきます。

 

そしてとうとう投身自殺という道を選んでしまうのですが、何とか命だけは助かり、その後は植物人間となって累に顔を奪われ続けることとなってしまいます。

 

釿互が淡々と事態に対処する一方、累はこの一幕に思う所が出来てしまいました。

 

「自分のせいで一人の人間をおかしくしてしまった」「今も顔を使わせてもらっているが、こんなことが許されるのだろうか?」と良心の呵責に苛まれながら活動していくことになるのです。

過去の記憶と巡る思い

舞台女優としての活躍を欲する累は、後ろめたさを感じつつも「丹沢 ニナ」を演じ続けていましたが、とうとうそんな生活に終止符が打たれます。

 

腹違いの妹である野菊が父の元から逃げ出し、自分の消息を追い続ける中でニナに成り代わっている事実を突き止めてしまうのです。

 

復讐を狙う野菊は二人に近付き協力を申し出る一方、大事なステージの直前、累の口紅に細工をして陥れようとします。

 

しかし正体に気付いていた釿互がこれを未然に防ぎ、ステージは大成功を収めました。

 

この一件で野菊が妹であること、そして他人を信用する危険性を知った累は、演劇以外の一切を考えない非情に徹した生き方を選ぶようになりました。

 

しかしこの直後、釿互から聞いた母の話に何かしら引っ掛かるものを覚えてしまいます。

「母」の正体

かつて濁流の中で溺れかけた自分を、命と引き換えに救い出したという母。

 

その時、何か大事な会話を行っていた気がすると、累は妙に気になっていました。

 

釿互からより具体的な話と、表沙汰に出来ない当人の犯した罪を聞き出し、長い時間をかけ調べ上げたことで、累はついに恐るべき真実に辿り着きました。

 

あの時、自分を救ってくれたのは母ではなく、顔を交換していなかった「透世」の方で、つまりは「野菊の母親」であったこと。

 

釿互が「透世」だと思い込み、あらゆる痕跡を隠蔽するため朱磐村で殺害・埋葬した人物こそ、本当の母「誘」であったこと。

 

そして母は、最期の最後で「醜いまま」「醜い役柄を演じるため」舞台に上がろうと考えていたことを。

 

かつて心から憧れた人物をこの手で殺していた、という事実を知った釿互は半狂乱となりますが、累は至って冷静にこう言い放ちます。

 

「母と同じように、醜い顔で舞台に上がりたい」

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漫画実写映画完結ラスト『累(かさね)』最終回結末ネタバレ!その後の最後はどうなった?累の選んだ生き方とは!?

口紅との決別

釿互はかつて、演出家として自身が書き下ろした脚本を「誘」にやって欲しいと考えており、その時から主演である巫女の役をあてがうつもりでいました。

 

しかしそれが叶わなかったため、誘の姿を重ねて見ていた娘の「累」に演技を依頼したのですが、先述通り累の希望する役は「美人の巫女」ではなく「醜い鬼」でした。

 

「誘さんも望んでいたことならば…」と、釿互は仕方なく鬼役を累に、巫女役をかつての先輩、五十嵐 幾にやらせることに決めました。

 

口紅の魔力に頼ることなく舞台に臨む覚悟を固めた累でしたが、いざセリフ合わせともなると緊張のあまり体が強張り、持ち前の演技力は完全に鳴りを潜めてしまいました。

母との違い

空回りを続ける累はその後も演技が思うようにいかず、ついに役が固まらないまま本番の時を迎えてしまいます。

 

当然その演技は今までとは比べ様もなく、観客の反応も釿互の評価も、自分自身の手応えも散々なものとなってしまいました。

 

釿互そんな累を呼び出し、今までに感じてきた思いを一言に表し、累に伝えました。

 

「お前が誘さんと似ているのは見た目だけだ。あの人は恋に生きるタイプだったが、お前は本当に『芸』にだけ生きるタイプなんだ」

 

演劇に対する打ち込み方や向き合い方が母とは異なる、という言葉と、最終日にだけ急遽用意された自分のためのワンシーン。

 

釿互の思いやりに吹っ切れた累は、その後の稽古で人が変わったかのように鬼を演じ、劇団全体の士気を急速に高めていくのでした。

与えられた罰

最終公演はかつてない大盛況で終わりましたが、累は余韻に浸ることも無くある人物の元に向かいました。

 

その人物とは、かつて散々利用していた女優、丹沢 ニナの実の母親でした。

 

累は償いのため、妹と一緒に彼女に会いに行ったのです。

 

娘を利用され、殺されたことが許せなかった彼女は、まず実際に手を下した野菊を包丁で刺し、次に累に襲い掛かりました。

 

累はこれを抵抗せず受け止めましたが、死ぬことはありませんでした。

 

なぜなら累が受けた復讐とは、丹沢 ニナの母親と「永久に入れ替わる」というものだったからです。

 

実はこの時までに、時間制限のない顔の入れ替わり手段が判明しており、その術は事前に話をしていた野菊を通して母親の耳にも入っていたのです。

 

彼女は老いた体と殺人犯の肩書を生涯累に負わせるべく、顔の入れ替えをした後、自ら喉を描き切って自殺したのでした。

 

こうして累は「本当の自分の姿」を永久に失い、人目に付かない世間とは無縁の地で孤独に過ごすという罰を、寿命を迎えるその時まで続けることになったのでした…。

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『累(かさね)』読者の感想や反応は?

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