逃げ恥 風見涼太その後は百合とは破局？マンション部屋や年齢差・名言調査！

『逃げるは恥だが役に立つ』は、2012年から2020年にかけてKC Kissで連載されていたラブコメ漫画です。

2016年には実写ドラマ化され、社会現象を巻き起こすほど人気を博していました。

物語は、派遣切りにあい無職となった主人公森山みくりが、ひょんなことから真面目サラリーマンの津崎平匡の家で家事代行をすることになり、お互いの利害一致を理由に契約結婚をする、というストーリーになっています。

今回は、そんな『逃げるは恥だが役に立つ』（以下、逃げ恥）の主要キャラクターの中から、津崎平匡の同僚である風見涼太について紹介していきます。

『逃げ恥』は漫画アプリ『マガポケ』で無料で読める？

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風見涼太の基本情報を紹介！仕事は何をしている？年齢は？どんな家に住んでるの？

風見涼太（かざみりょうた/以下、風見）は、漫画『逃げるは恥だが役に立つ』に登場するキャラクターで、主人公の森山みくりの夫である津崎平匡と同じ会社に勤める同僚です。

容姿端麗で女性にモテており、中学時代から彼女は途絶えたことがないそう。

仕事は『31システムソリューソンズ』（ドラマ版のみ、原作は不明）というIT企業に勤めています。

年齢は27歳（ドラマ版では32歳）で独身。

一人暮らしをしており、作中で横浜市内のマンションに引っ越しています。

イケメン&高スペックでモテるけど結婚には興味なし！平匡達の契約結婚という形に興味を持ちみくりをシェア！？

「結婚にメリットを感じない」風見の持論は現代の男性に共感の嵐！？

風見は第2話で初登場していますが、その場面では交際していた女性を冷たく振っています。

結婚を急かす彼女に対し、風見は「結婚って何のメリットがあるんだろうって思ってしまうんだよね」と苦言を呈します。

家事は簡単なものを作ったり外食で済ませられ、家事も家電があれば苦ではなく、趣味もあり友人もいるため寂しさを感じるより一人でいる方がいい、と。

更に、結婚すれば決定権は自分だけでなく相手の同意も必要となるため面倒だと一蹴しています。

一見冷たいように思える風見の意見ですが、結婚すれば責任が増える一方で自由が効かなくなるものです。

昔と違って現代では結婚は必ずしもしなけらばならないものではなくなってきており、風見の言うように結婚のメリットを見出さず独り身を謳歌している人も多くいます。

平匡達の契約結婚という関係性に興味を持つ

自身と同じ結婚しないタイプと思っていた平匡が結婚したことを受け興味を抱いた風見は、上司の沼田と共に新婚の津崎家を訪れます。

そこでの津崎夫婦のビジネスライクなやり取りを見、更に沼田が平匡達の寝室を覗き見してシングルベッドしかなかったこと、家にみくりの趣味が全く見られなかったこと、頑なに2LDKの物件を探していることなどから、二人は仮面夫婦なのではないかという疑問が風見の中で生まれます。

このことを躊躇なく平匡に尋ねた風見は、平匡とみくりの契約結婚という関係を理想と語ったうえで、平匡にとある提案をしました。

風見がみくりをシェアすることにより平匡が嫉妬！？結果的に二人の関係が進展することに！

風見が提案したのは、みくりを“シェア”するというもので、契約結婚で家事を仕事とするみくりを自身の家にも家事代行として雇いたいという申し出でした。

この申し出を受けたみくりは、歯科治療のためまとまった金額が必要だったということもあり、二つ返事で風見家の家事代行を受けることになります。

こうして、週2回風見の家に家事代行で雇われることになったみくりですが、以前よりイケメンでコミュ力もあり女性の扱いにも慣れている風見に引け目を感じていた平匡は、風見と仲良くしているみくりを見て嫉妬を覚えてしまいます。

こうしてみくりと平匡の間にぎくしゃくとした空気が流れるようになり、そこに輪をかけるようにみくりが風見の家に出入りしているところを百合に見られてしまい、契約結婚していることがバレそうになります。

一転ピンチに陥ったみくりと平匡でしたが、このことがきっかけに雇用関係のみだった二人が『役割としての恋人』となり、結果的に仲が進展することとなります。

イケメンを毛嫌いする百合に最初は嫌われていた？

「年とったおばさん」発言で百合からの印象は最悪！？

土屋百合（つちやゆり/以下、百合）は主人公みくりの叔母で、風見と初めて対面したのは風見と沼田が津崎家から帰る道中でのこと。

みくりから百合のことを聞いていた風見は、50代でバリキャリの百合を無理して若作りしているおばさんと思い込んでいました。

しかし、風見の予想に反して百合が無理に若作りはせず上手に歳を取った見た目をしていたため、みくりに「ちゃんと年とってましたね叔母さん」と耳打ちします。

その言葉を聞いていた百合は、風見から「年とったおばさん」と言われたと勘違いして激怒しています。

元々イケメンに対して偏見を抱いて毛嫌いしていた百合にとって、風見の第一印象は最悪だったと思われます。

百合の知人が風見にマンションを貸し出すことになり百合が大家代理に

百合の知り合いが転勤することになり、住んでいたマンションを破格で分譲貸しすることになったため、みくり達に転居先にしてはどうかと尋ねます。

立地もよく広い物件に食いつくみくりでしたが、平匡が希望する2LDKでなかったため断ることに。

その話をしていた場に風見も同席しており、丁度引越しを考えていた風見が入居を希望しました。

大家の女性が若くてイケメンの風見を気に行ったことで入居が承諾されましたが、近くに住んでいて二人の仲介役をした百合が大家代理に任命され、風見の新居の合鍵を預かることになります。

こうして、知り合いの知り合い程度の関係だった二人の仲が微妙に進展しました。

少しずつ距離を縮める二人だが、年齢差から百合に恋愛の意識なし？

百合が風見の大家代理となってから数日後、帰宅途中の百合は駅で風見に傘を届けるみくりを目撃します。

そして、二人の仲を疑った百合は風見の家へ突撃！

そこで誤解は解けましたが、この件によってますます風見への印象が悪くなってしまいました。

そんなことがあった数日後、百合が家の鍵を無くして彷徨っているところを風見が見つけ、風見が交番に連絡したところ無事に鍵が見つかりました。

この件により、百合の中で風見の印象が『苦手なイケメン』から『優しいところもあるイケメン』に変わりました。

それからというもの、鍵探しのお礼で二人で食事を行くようになり、その後も（主にみくりと平匡のことで）相談したい時などは風見を食事に誘うようになりました。

こうして少しずつ仲を深めていくうちに、風見の中で百合に対する恋愛感情が芽生えてきます。

しかし、百合は親子ほど歳の離れた風見のことを異性としては意識しておらず、風見の想いはなかなか百合には届きませんでした。

風見の恋愛感と久しぶりの恋心

少しずつアピールするものの、百合からは『年下の友人』とカテゴライズされてしまった風見。

久しぶりに芽生えた恋心に気が急いてしまった風見は、「あなた僕が絶対自分に欲情しないと思ってるでしょう」「男というものを甘く見過ぎですよ」とつい言葉に出してしまいます。

驚いた百合に逃げるように帰られ、風見は顔を赤らめてその場に座り込んでしまいました。

風見は小学2年生の時に両親が離婚し、母親・叔母・祖母の女性三人衆に囲まれながら育ちます。

女ばかりの環境下であったため、女性に対して大きな夢を見ることもなく、適度なあしらい方を覚えて成長していきました。

そして中学生の時に初めて彼女ができますが、「釣り合わないのがつらい」「自分に自信がない」という理由で別れを切り出されます。

自信がないということを自分のせいにされたこと、そして周りの目ばかりを気にして風見自身の気持ちはお構いなしで別れを切り出されたことで、風見は傷付き怒りを覚えました。

逃げ恥は大好きなドラマでどのシーンも大好きなんだけど風見さんが学生の頃に付き合ってた彼女の話をゆりちゃんにしたシーンのセリフがまさに！と思ったのよね。「彼女が自信を持てないことは彼女の問題なのに。自分ばかり見ている彼女に何を言えばよかったんでしょう」

— めっこ (@_mekk0_) December 10, 2022

それ以降恋愛に夢を見ることはなくなり、彼女は途切れることなくいたけれど告白が断りやすくなるという理由だったため、“まともな恋愛”はしていないと風見は自虐しています。

そんな風見が久しぶりに恋をした相手が、25歳年上の百合でした。

しかし、風見の29回目の誕生日の夜、百合から正式にお断りを宣告されてしまうのでした。

再度の告白の末に結ばれる二人

歳の差を理由に振られてしまった風見は、百合から距離を置くようにします。

しかしそんな折、風見の同僚で『ポジティブモンスター』の五十嵐安奈（以下、五十嵐）が、風見と百合の関係性を聞きつけて百合に接触します。

ズケズケとものを言う五十嵐が百合にも失礼を働いたのではないかと危惧した風見は、百合に連絡を入れて久しぶりに会うことに。

そして、その場で風見は再度百合に「僕は振られたあともまだ百合さんのことが好きでした」と告白し、百合はその想いを受け入れ「あなたがいないとやっぱり寂しいあなたが好きなの」と答えます。

逃げ恥9巻を読む。

最終巻です。風見さんの最後の告白シーンを・・・最高やな！
あとその後の唐突な進撃の巨人パロで笑いました。
沼田さんの即落ち10コマもずるすぎるんだよなぁ・・・。
会議はいつも通りながらどんどんおねだりする主人公2人も進歩が見えていいね。おめでとう（エヴァ）。 pic.twitter.com/8B5yQDaBDr

— マニア堂 (@canadianmanLOVE) April 20, 2017

風見がめげずに二度目の告白をしたのは五十嵐から百合の本心を聞いていたからで、百合の気持ちが変わったのも五十嵐から発破を掛けられたからであるため、結果的に五十嵐がキューピッドになり、歳の差を超えて二人は結ばれることになりました。

続編（ドラマ版では新春スペシャル）では百合と破局してる！？気になるその後を解説！

1年半の交際を経て破局。原因は「好きだけどしんどい」？

歳の差を超えて交際をスタートさせた風見と百合でしたが、1年半後には既に破局しています。

破局の理由は、百合が精神的、肉体的、思考的にジェネレーションギャップを感じてしまったからでした。

相手のことは好きだけれど、相手に合わせることが苦になった末の別れでした。

破局後もお互いに好意は持っているようで、綺麗な月を見て二人ともメッセージを送りたいと思っているようでしたが、破局してからは一切連絡を取り合っていませんでした。

破局後は連絡を取れずにいたが、百合の大病をきっかけに再び言葉を交わすように

そんな折、百合に子宮体がんが見つかります。

主治医から詳しく説明するため家族と来院するように言われますが、妹はぎっくり腰で動けず、姪のみくりは妊娠のつわり症状が酷く同行は困難でした。

頼れる相手がおらず挫けそうな百合は思わず風見を思い浮かべますが連絡はできず、旧友で看護師の伊吹に付き添いを頼みます。

その後、百合は子宮全摘出手術を受け無事成功しますが、風見の巧みな誘導尋問によりみくりが百合の入院手術について漏らしてしまいます。

これをきっかけに、破局後初めて連絡を取る二人。

お見舞いに行きたいという風見に対し、百合はノーメイクでボロボロだからと断りますが、それなら退院後にデートしましょうと一方的に約束して電話を切りました。

それぞれ一人で生きることを選んだ二人に共感の声

百合が退院した後、二人は約束を取り付け、百合の家で久しぶりの再会を果たしました。

風見が好きな人ができたと報告すると百合の胸中は複雑になりましたが、以降も気兼ねなく連絡を取れるように。

結果的に二人がヨリを戻すことはありませんでしたが、元々の友達のような関係に再構築することができました。

新春スペシャルのドラマ内で、風見は「僕みたいな、1人で生きる人間もいるってことです」という言葉を残しています。

結婚していなかったり子供がいなくても、気にする必要もなければ恥じる必要もない。

大切な人がいても、必ずしも家族やパートナーという関係になれなくても、友人という関係でも繋がっていられる。

風見と百合のその後の関係は、現代における自由な結婚の在り方や人生の考え方を伝えるメッセージ性を感じますね！

2016年の実写ドラマは恋ダンスと共に大流行！風見のキャスト俳優は誰？中学生役の子役は？

風見役は俳優の大谷亮平さん。逃げ恥でブレイク！？

2016年に実写ドラマ化され、俳優の大谷亮平さんが風見役を演じました。

元は韓国で活動していた大谷亮平さんは、逃げ恥がドラマ化された2016年に初めて日本のドラマに出演しました。

逃げ恥の前に出演した作品では主要なキャラクターではなかったことから、日本での認知度は低いものでした。

逃げ恥放送当時ね。

大谷亮平さんはまだそこまで知名度高くなくて。(世間では第二のディーンフジオカって言われてた)

偽竹野内豊呼ばわりされてたんですよねぇ。

一見不遜に見えて気配りもできる身も心もイケメンの風見さん。

大谷亮平さんだから絶妙な塩梅をだせたんだと思ってる。

— 優良(RTいいねリプライ用) (@yurarayura9130) September 9, 2023

そんな中、逃げ恥では主要キャラクターである風見役に大抜擢され、そのルックスや演技力から一躍有名に！

更に、ドラマのエンディングで流れる『恋ダンス』が、大谷亮平さんの人気を更に上げる要因となりました。

キャスト陣が歌に合わせてダンスを踊るのですが、大谷亮平さんはワンテンポ遅れて踊っていたり、ぎこちなく踊っている姿を見た女性視聴者がギャップ萌えしてファンが急増したと言われています。

原作では27歳、ドラマ版では32歳。理由は？

風見の年齢は、原作では27歳ですがドラマ版では32歳に変更されています。

この理由は公式で明かされていませんが、考えられる理由としては、風見を演じた大谷亮平さんの実年齢にあると思われます。

大谷亮平さんはドラマ放映時は36歳で、原作通りの27歳の設定にすると流石に無理があると判断されたのではないでしょうか。

年齢的には風見とは離れている大谷亮平さんですが、キャスティングした際に年齢よりも雰囲気やキャラクターを重視され、年齢設定を修正することになったと考えられます。

風見の部屋のインテリアがおしゃれと話題！

ドラマの作中で、風見は百合の知人が分譲貸ししているマンションへ引っ越しをしています。

部屋の中は全体的に白と黒を基調としており、リビングはコンクリート打ちっぱなしに大きな窓と吹き抜けというザ・デザイナーズマンションで、風見のイメージにマッチした内装となっています。

キッチンは白を基調としていて、キッチンカウンターを設置することでダイニングを省きリビングを広くするような造りになっています。

全体的に落ち着きがあり、いかにも女性にモテそうな風見らしい住居ですね！

風見の名言を紹介！

「じゃあ君はなくても困らないものをわざわざ買う？」

このセリフは、第2話で登場します。

を急かす彼女に向けて風見が断り文句として言い放った言葉で、「結婚しなくても困らないのに君とわざわざ結婚する意味ある？」という意味を込めて放った言葉でした。

仕事も私生活でも充実している風見にとって、彼女という存在は癒しになったり安らぎを得られる存在ですが、結婚するとそれ以外にも責任や協力しなければいけない場面が増えます。

登場時の風見は恋愛に対しての熱量はそれほどなく、結婚という制度に否定的な考えを持っていました。

皮肉めいた言葉ですが、言い回しが的確で印象に残るセリフですね。

「他人のお手本になんかならなくてもいいって思ったんですよ」

このセリフは、第36話で登場します。

百合が「自分が独身女性を代表して楽しく暮らしていれば、それを見て結婚しなくても大丈夫だと安心できる人がいる」「そういう人も社会に必要」と言ったことに対して、風見は「そんなこと言わないで」と咄嗟に百合を庇いました。

風見のその言葉は、可哀想や痛い女などの気持ちから出た言葉だと百合は勘繰りますが、風見は上記の「他人のお手本になんかならなくてもいいって思ったんですよ」と答えます。

結婚していなくても子供がいなくても、百合は百合の人生を歩んでいることに誇りをもってほしい、という想いを分かりやすく伝えるセリフでした。

「沼田さんは単に沼田さんなんですよ」

このセリフは、ドラマ版の第7話で登場します。

平匡が「沼田さんは鋭い人だと思ってました。こう、男目線と女目線の両方を持っているからこその」と言ったことに対して、風見が「持ってないでしょ。ゲイだからどうこうじゃなくて、沼田さんは単に沼田さんなんですよ」と返しています。

沼田がゲイであることは周知の事実ですが、だからと言って男女それぞれの感覚を持ち合わせているというわけではなく、沼田という人物だからこその独自の考え方や捉え方を持っているんだというのが風見の見解です。

人は見た目や性別、職業、国籍などで判断してしまいがちですが、例え同じような特徴の人がいても考え方は十人十色で、〇〇だから〇〇な人と決め付けることは短絡的と言わざるを得ません。

現代ではジェンダーレスの考え方も浸透してきており、男だから〜女だから〜というのは古の考え方となっています。

風見の言う通り、人を性別などで偏見や判断するのではなく、一人の人として考えられるようにしていきたいですね。