今回は「フラジャイル 岸京一郎の所見」に登場する主人公・岸京一郎について紹介していきます。
壮望会第一総合病院を舞台に、病理医として極めて優秀な岸。
毒舌で偏屈なことが災いし、周りからは強烈な変人として扱われています。
病理医は普段、患者と接することはありません。
岸は患者の症状や担当医を通じて、医療の在り方や病気について真摯に向き合います。
岸が口に出すのは、彼が確信する「事実」のみ。
そんな、患者と顔を合わすことなく精確な診断を下す天才病理医・岸を紹介していきます。
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病理はかっこいい?10割の診断を出す主人公・岸京一郎を解説!年齢は?
病理医・岸京一郎の簡単なプロフィール
岸の職業は病理医で、壮望会第一総合病院の病理科長です。
身長は183センチで年齢不詳、足のサイズは29センチ、頭脳明晰で100日前の献立を全て覚えています。
悪役顔だし偏屈で毒舌な上、トラブルメーカーの岸ですが、病理医としては極めて優秀です。
他の医師たちは彼の鑑別をもとに診断を確定させ、治療効果を図ります。
岸はデータやエビデンスでない所で診断が動くことを嫌います。
そんな臨床医に対しては痛烈な批判も厭わないことから、「カンファ荒らし」の異名を持っています。
「データも僕ももっと上手く使ってくださいよ
診断がヘボだと余計な仕事が増える」(「#フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」第1巻より)
馬鹿と鋏
食材と調味料
毒と薬扱うモノが同じでも扱う者が異なると、結果は全く別のものになる
毒も天才が料理すると奇跡の薬になりますよね?岸先生 pic.twitter.com/ap3AMdeN4M
— Kの守り人 (@YjZpf3nov8S9aPv) March 25, 2023
主食は麺オンリー。ご飯を食べるレア場面も!
好物は麺類で、ラーメン・うどん・蕎麦を食べるシーンがよく出ます。
沖縄そば pic.twitter.com/WbKdKfIo4r
— 🥶フラジャイル24巻発売🥶恵三朗🥶 (@36_Megu) May 13, 2022
病理部でカップ麺を食べることが多いですが、社員食堂でうどんを啜ることがあります。
検査技師・森井を連れて屋台ラーメンを訪れることもあります。
新人・宮崎がお弁当に素麺を持参した際は、箸とマグカップを手に宮崎から貰おうと試みます。(後に首振って断られます。)
そんな麺ばかりの岸ですが、岸の盟友・比日野の元パートナーである戸倉の小料理屋へ行った時はちらし寿司を食べています。
酢飯の甘さ加減や穴子の焼き具合を褒めることから、麺以外が嫌いということではないのです。
慶楼時代、戸倉が作ったちらし寿司を黙々と食し、「態度の割によく食べる」と評されます。
比日野からも「戸倉の飯以外はまじでカップ麺と蕎麦しか食べない」と言われています。
実はパンを食べるシーンもありますが、この時は焼きそばパンでこの場合はパンがおかずです。(森井談)
白衣を着ない。登場姿のほぼ10割がスーツ姿!
黒の上下スーツが基本のスタイルです。
実際は私服で仕事をすることが多い病理医ですが、岸の場合はほとんどがスーツとネクタイの格好です。
風邪をひいて病欠したある日、病院へ私服ではなく普段のスーツ姿で薬を貰いに来たことがあります。
慶楼の慰安旅行では浴衣姿を披露していますが、道中の格好はやはりスーツ姿(とビジネスバッグ)です。
慶楼大と東都大の野球試合に(強制的に)参加した岸ですが、この時は上がユニフォーム、下がスーツ(とビジネスシューズ)です。
プライベートのシーンがほぼ無いだけに、今後は岸の私服姿を見ることができるのかが気になります。
口から毒を吐く岸京一郎の宮崎智尋へのパワハラまがい病理指導とは?
MRI予約の書き換え、患者の連れ出し、指導医をトイレへ監禁など
岸の言動は叱咜、叱責、お咎め、こき下ろしがほとんどです。
病理診断で宮崎の未熟さや力不足を容赦なく指摘しますが、その他にも常人は考えもしない発想が出てくることがあります。
宮崎が病理部へ異動する前、当時の指導医のパソコンからMRIの予約を書き換えさせます。
正攻法では時間がかかる検査を大幅に短縮でき、頭部の塞栓を発見することができました。
ある時はセカンドオピニオン外来で駆け込んできた母親と新生児を救う為、他院に入院中の患者の採血をして壮望会病理で検査を試みます。
結局は患者本人を病院から連れ出して受診することとなり、数々の検査を行った結果、正確な診断を下すことに成功します。
治験編では、新薬「JS1」の副作用について、病例報告の改ざんをするよう取引を持ちかけられます。
そこへ岸の元指導医・中熊から、中熊本人が講演するセミナーの招待状が届いたことで、ある考えが浮かびます。
中熊の珈琲に下剤を入れ、トイレに行った時に閉じ込め、岸が代理でセミナーの舞台へ上がって堂々と不正を暴露することでした。
結果、新薬の治験中に発生する副作用の隠蔽を暴く事に成功します。
病理医としての信念、そして道標
岸は宮崎に対し、診断技術など具体的な指導をすることはありません。
それでも患者と病例を通じて、宮崎に病理医の責任と本質を伝えることはあります。
「丁半を選んだ選別はただの賭けで診断ではない」
「自分の鑑別に責任を持てる自信がないなら、『わからない』という答えでいい」
これは宮崎が初めて病理部へ異動した時、岸が与えた課題に対し宮崎が「答えがわからない」時に岸が伝えた言葉です。
また、宮崎が病理専門医試験を受ける前日に、岸が同じ言葉を宮崎に伝えています。
最初は病理が何なのかさえわからない未熟な宮崎に対しての言葉です。
しかし2回目は、細胞の変化の意味や診断に必要な所見がわかっている宮崎に対しての言葉です。
「標本からは患者の気持ちなんてわからない」
「どうしても鑑別がつかないことはある」
「それでもわからなかったら、その時は“わからない”と言いなさい」
岸は宮崎に真正面から答えます。
そして宮崎に「自分自身が壮望会で感得したことを糧に自分の道を行けばいい」と伝えます。
岸京一郎は恋愛には無頓着?恋の病には役立たずな天才病理医!!
岸京一郎と細木まどかの関係
細木は岸と同じく壮望会第一病院に勤務しており、外科医として働いています。
岸とは医学生時代からの知人であり、細木いわく「唯一の知人」です。
仕事のみならず、暇を見つけては病理部を訪ねてスキンシップや憩いの場として登場します。
細木から身体をくっつけてきたり、耳元で囁かれたりと親密な関係を思わせるような場面があります。
岸自身は特に気にすることなく、状況に遭遇した宮崎が慌てる程です。
病理の廃止を予感させる噂があった時も、岸へ警告しにやって来た事があります。
また、岸が医療事故で訴えられた際、弁護士を紹介したこともあります。
恋仲というわけでなく、あくまで友人として気にかけているようです。
岸が診断不可能だった病気の正体とは
不明熱(発熱が続くものの原因が不明で、診断がついていないもの)の大学生が出てくる話です。
熱から想起される疾患の数が膨大の為、絞り込みが難しいと担当医は岸へ相談します。
そこで担当医の他数人が学生(患者)の後ろを通って、こっそり視診することになりました。
患者の切なそうな表情と涙、手に持っているタブレットに写る女の子を見て、医者たちはある可能性に思い至ります。
恋愛絡みの事情を察した医師たちですが、状況がわからない岸は、結膜炎の可能性やアレルギー検査が必須である事を提示しました。
最終的には、失恋を起因とする発熱だとわかりました。
失恋診断をつけることができなかった岸はいじけてしまいます。
岸京一郎は以前は感染症内科だった?過去の出来事とは?
亡き盟友・比日野に起きた事とは
岸が臨床医だった頃、親友であり病理医の比日野がマダニに咬まれます。
岸が担当しますが、治療開始より5日後に亡くなります。
その医者は、極めて優秀な変人である。 「#フラジャイル/【第35話(2)】若き日」を読んだよ! #マガポケ https://t.co/YRrgVS8yYI https://t.co/YRrgVS8yYI
— 🥦しっぽ🐕(PFと固定Twとツリー前後必見🙏 (@dai3nosippo) March 28, 2023
診断も治療もできなかった岸は、原因究明の重要性を知ることとなります。
この出来事が臨床から病理へ移ったきっかけとなります。
また、比日野は「俺の病理と岸の感染症内科はよく似てる」と話しています。
それは、顕微鏡を使って染色して全身を診ること、医者の数が少ないこと、ありとあらゆる手段で診断を絞り込んでいくこと、です。
徹底的にやる岸の性格も良い部分だと評しています。
病理医を断念した慶楼時代の後輩・手嶌との因縁
後輩・手嶌禄(てじま ろく)は慶楼時代の同僚で元病理医です。
彼は、病理医としての才能の差に痛感し、病理の道を諦めて基礎研究に打ち込むこととなります。
ある日、海外での研究職に就く為、岸のところへ挨拶回りに来ます。
手嶌は最後に岸を見返そうと、ある患者の鑑別を先に出そうとします。
しかし結局、岸に先を越されてしまいます。
手嶌は岸のことを「やっとの思いで辿り着いた病理の現場で、彼は別次元の人だった」と評価しています。
岸も一度は逃げてきて、岸には病理しかなかった。
手嶌は自身の経験と岸の経験を重ね、その覚悟を理解しました。
単行本待機勢のため。眼鏡、八重歯、スーツ。これだけでご飯3杯いけるし、過去編の熊先生もいかつくて…トキメキ止まりません(*´∇`*) 発売日、早ぅ!#フラジャイル9巻 https://t.co/J94C1Xthmz
— がなぞぅ。 (@ghanazoh) July 12, 2017
新人だろうと末期患者だろうと関係なし!病理医・岸京一郎の名言紹介
「何かを始めるのは簡単だ。喋るのをやめて動き出せばいい」
仕事をする、腹を括る、そんな時にいつも。そして岸先生のような上司になりたいと思っています。 pic.twitter.com/RbN2LqyTJe
— すみれまむ (@september0315s) February 7, 2023
患者を救いたいがそのための一歩が踏み出せない宮崎に、岸が言った台詞です。
患者のMRIの予約をこっそり書き換えようと提案する岸に対し、宮崎は院内倫理違反など数々の理由を挙げて猛反対します。
そんな宮崎に、岸は保身の為の言い訳だと反論します。
「やりたいのは誰なんだ」と岸が宮崎の尻を叩いたことで、事なきを得ました。
「嘘なんて全部自分のためだよ」
末期の小児癌を患う少年・晴(ハル)に対し、岸が言った言葉です。
両親や担当医を含め、まわりの人たちは、癌の事実を少年に告げようとしません。
しかしハルは、自身の死が避けがたい事を知っていて、まわりの人たちのために知らないふりをして嘘をついています。
岸は、盟友の比日野に頼まれて、比日野のパートナーである戸倉に病気について黙っていたことを思い出します。
病理部で自身の癌生検組織像を診ることができないハルを背に、「努力が全部後ろ向き。ガマンする自分が大好きな奴の思考回路」と言います。
この後、岸とハルは戸倉の小料理屋へ昼飯を食べに行きます。
そこでハルは嘘の結末を知り、自分にも嘘をついていた事に気付くことで感情を爆発させます。
大切な人に伝えるべきは優しい嘘か、残酷な真実か。
岸が友の死について嘘をついた過去と向き合う話です。
「目の前の死に瀕した患者に何も提示できない。それは有効な治療法を作れていない僕たち医師と医学者全員の責任だ」
癌治療をしていた蕎麦屋の女将・作山(さくやま)の話で出てきた言葉です。
なんとしてでも祖母を治したいという女将の孫・郁(いく)は、あるインチキ本に引っかかってしまいます。
そんなものに自分の祖母を託すのかと問い詰める岸に対し、郁は医者の力不足を責めます。
医療の限界について弁解も誤魔化すこともせず、郁に頭を下げて「力及びませんでした」と謝罪します。
この姿勢から、岸の患者や家族に対する誠実さを感じます。
「何を選べば、失敗した時も胸を張っていられますか?」
診断や治療選択などについて、現在治療を受けている担当医とは別に違う医療機関の医師に求める「第2の意見(セカンドオピニオン)」。
セカンドオピニオンの欠点について、選択の重荷を素人に負わせてしまうことだと岸は言います。
知識の浅い患者側にとって、選択肢が増えるというのは逆に迷いの原因となります。
医療の難しさ、多数決が必ずしも正しいとは限らないということをはっきり伝えます。
岸は患者の家族に、主治医の言葉と状況に翻弄されず、後悔のない選択をするよう言いました。