恋空 最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画】美嘉とヒロその後の最後は？ドラマ映画

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この記事では、そんな『恋空』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

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『恋空』あらすじ紹介！

『恋空』は平凡な女子高生美嘉（みか）が同級生のヒロと恋に落ち、愛を深めていく中で様々な人と出会い成長してゆくストーリーです。

高校に入学したばかりの美嘉はあるきっかけから不良のヒロと連絡を取るようになります。

はじめは素行（そこう）が悪いと噂のヒロを怖がっていましたが、次第にヒロの優しい内面にひかれてゆきます。

ヒロの元カノによる妨害や思わぬ妊娠、流産などトラブルはありましたが、周囲の助けもあり2人で乗り越えていくことができました。

しかしある日突然ヒロが美嘉のことを遠ざけるようになります。

悪い仲間とつるんですさんだ生活を送るヒロに美嘉は戸惑いますが、ヒロがこのようになってしまったのは実は癌のためでした。

いつか来る自分の死で美嘉を一人にしてしまうことを恐れたヒロは、自分が悪者になっても彼女の幸せを守ることに決めたのでした。

お互いへの想いを残したまま離れてしまった美嘉とヒロは、それぞれの道を歩んでゆきますが、再びめぐり会う日が来ます。

運命に翻弄される２人の結末はどのようになるのでしょうか。

『恋空』主な登場人物紹介！

『恋空』の登場人物を解説します。

田原美嘉（たはら みか）

小柄でかわいらしく（アヤから言わせるとコドモみたい）素直な性格。

ヒロのことを最初は怖がっていたが、彼の優しい内面に触れ惹（ひ）かれてゆく。

本人はあまり自覚がないようだが彼女のことを想っている男子は少なくない。

桜井弘樹（さくらい ひろき）

仲間内ではヒロと呼ばれている。

中学の時は荒れていて彼女がいても浮気は当然というように女性関係も乱れていた。

美嘉のことが高校入学当初から気になっていたが、スレてなさそうな彼女に対してどのようにアプローチしてよいかわからなかったようである。

美嘉と出会ってからは一途に彼女を想いつづけていたが、癌が発覚してからは自暴自棄（じぼうじき）になったのと美嘉の幸せを願ったこともあり彼女を遠ざけようとした。

美嘉と親しげにしていたクラスメイトのタツヤを陥れて退学にしたり、何かあるとすぐ人に殴り掛かるなど素行不良気味。

学校の授業も当然のようにサボるほどであったが、自暴自棄になってからはシンナーやタバコを吸ったり根性焼きを美嘉に強要したりと一層ひどくなった。

以上のようなエピソードとは対照的に子供と動物の組み合わせの映画は「ぜってー泣く」と言ってみることを拒否するなどピュアな一面も持ち合わせてはいるようである。

優

ヤマトの家で開かれたクリスマスパーティーで美嘉と知り合った大学生。

最初から美嘉のことを気にかけており、妹みたいと言い訳をしながら何かと美嘉にかまっていた。

ヒロの存在を知ってもなお美嘉に対する思いは変わらず、無理に忘れなくてよい、自分が美嘉を幸せにすると言って愛を告白した。

関西弁を話すが紳士的な振る舞いで美嘉をお姫様のように扱う。

美嘉の両親の離婚危機の際には家に行って2人を説得し仲直りさせる、ヒロと美嘉の復縁にあたっては全力で応援するなど、非常に気の利いた登場人物である。

高田アヤ

美嘉の親友で大人っぽい美人。

恋愛のことになると積極的ではあるがあまり作中ではよい男性と付き合えてはいないようである。

美嘉のことを親友と認めてはいるが、かわいらしい彼女に対して嫉妬心をむき出しにしてつらく当たることもあり、美嘉がその対応に苦慮（くりょ）することが何度かあった。

ノゾム

ヒロの親友。

高校入学当初から手が早いと有名であり、美嘉曰く「しょっちゅう違う女の子連れてる」。

アヤとは高校1年の時に付き合っており、美嘉に対してかわいいと思いつつもアヤのことも割と真剣に好きだったようである。

ヒロと美嘉の橋渡し役になることが多々あり、2人が最初に接点を持つようになったのも彼の軟派な性格のおかげである。

癌を患ったヒロが美嘉と再会するきっかけになるなど、この物語のキーマン的存在になることがある。

美嘉の家族 父

美嘉が妊娠した時はヒロに対して軽率な行動を咎（とが）めたり、高校中退には反対したりと厳しい印象があるが家族のことを大事に思っているが故の言動であると思われる。

仕事がうまくゆかず美嘉の母と離婚を考えたこともあったが、優と美嘉に説得され思い直した。

母

作中では美嘉のことを気遣う場面がよくあり、子供思いの優しい性格のようである。

ヒロの死後、美嘉が川で自殺未遂をした際にも家族やアヤ達と一緒になって必死に美嘉を探していた。

姉

年齢など詳細は不明だが美嘉とは仲が良いようである。

両親の離婚騒動の時にはどうしてよいかわからずぶっきらぼうな態度をとってはいたが、内心は動揺していたようで美嘉には素直な気持ちを打ち明けていた。

美嘉が落ち込んでいるときは一緒に寝てくれたりと妹思いな一面もあり、家族のことも大切に思っている。

笑顔が胡散臭い30代の彼氏がいる。

ヒロの家族 両親

美嘉の妊娠時はヒロが学校をやめて働くという決断を何も言わずに見守ってくれた。

美嘉に対しては好意的に接する場面もあり、割と寛大（かんだい）な両親であることがうかがえる。

桜井ミナコ

元レディースで美嘉に対しては優しく頼れる存在。

美嘉とヒロのことを常に応援してくれていた。

ユカ

高校1年の時はアヤと美嘉と一緒に行動していたが、学年が上がるにつれ疎遠になっていったのか出番がまったくなくなってしまった。

ミヤビ

美嘉とは同じ中学だったが、高校2年の学園祭前によく話すようになった。美嘉とヒロが別れたと知るやヒロに告白して付き合い始め、アヤと一緒になって美嘉を無視したりと腹黒い性質を見せるようになる。

ヒロに振られてからはほぼ登場していない。

イズミ

美嘉の高校の友達ででさっぱりした性格の女子。

仲間外れにされた美嘉に対して声をかけてくれたりつらいときに話を聞いてくれたりと頼りがいがある。

高校卒業後は夢を持って介護の勉強をしている。

シンタロウとは真剣に付き合っていて、長く続いている。

ヤマト

美嘉の高校の友達でおちゃらけた性格の持ち主。

彼女に振られたといって落ち込んでいたり、新しい彼女がギャル男が好きだということでガングロにしたりと割と流されやすいようである。

シンタロウ

美嘉の高校の友達で落ち着いた雰囲気の持ち主。

「iPodがお友達」とヤマトに言われている。

ヒロと復縁した美嘉がアヤとヤマトに誤解を受けた時には冷静に話を聞いてくれた。

タツヤ

美嘉の高校の元クラスメイト。

美嘉との仲を嫉妬したヒロに陥れられるも、娘を自殺によって失った叔父の仕事を手伝いたいという主体的な理由で退学を受け入れる。

ウタ

美嘉の大学の友達。

見た目は黒ギャルで話し方も特徴的。

大学中退後はキャバクラで働きながらジュエリーの店を開くという目標に向かっている。

サキ

ヒロの元彼女。ヒロに対しての執着心がすさまじく、美嘉に対して嫌がらせのメールや電話を何度も繰り返した。

それだけでは飽き足らず男友達に頼んで美嘉をレイプさせ、それでも別れないと知ると美嘉をだまして呼び出し暴力をふるうなど異常な行動が目立つ。

物語中盤で美嘉と再会したときは妊娠し、ちゃっかり母親の顔になっていた。

『恋空』最終回までのおさらい！ヒロとの出会い、深まる仲

『恋空』の最終章までのおさらいです。

ヒロとの出会い、深まる仲

高校に入学したばかりの田原美嘉は友人のアヤから「子供のみたい」と言われるとおり、小柄でかわいらしい女子高生です。

ある日遊び人のノゾムを通して顔も知らないヒロと夏休み中毎日電話で連絡する仲になります。

休み明けにヒロの正体が不良で名の通るヒロだということを知り、はじめは驚く美嘉でしたが徐々に彼の一途なやさしさに心を開くようになります。

美嘉と親しいクラスメイトの男子タツヤに嫉妬し、彼を陥れて退学にさせるなどヒロの過激な行動は美嘉のこととなるととどまるところを知りませんでしたが、美嘉とヒロ、アヤとノゾムのカップルと４人で楽しい日々を送っていました。

２人はヒロの元カノ・サキの執拗な嫌がらせや突然の妊娠、流産を乗り越え愛をはぐくんでゆきます。

突然冷たくなったヒロ

ところが学年が変わったころからヒロの美嘉に対する態度に変化が現れはじめます。

美嘉を遠ざけ別れを告げたヒロは、仲間とつるんでシンナーを吸引したり、別れを拒否する美嘉にタバコの火を押し付けたりと悪行を繰り返すのでした。

ヒロへの気持ちを吹っ切ることができないまま別れることになった美嘉でしたが、この頃から仲良くなったクラスメイトのヤマト達のグループと修学旅行で行動を共にしたり友人を紹介してもらったりと、ヒロに未練を感じつつも彼のいない生活を充実させてゆきます。

一方のヒロは彼女を作っては別れを繰り返しており、美嘉の友人だったミヤビとも付き合うなどしていました。

しかし以前美嘉が流産してしまった赤ちゃんのお墓とされる公園の花壇には忘れずにお供えをしており、美嘉は喜びを感じずにはいられないようでした。

優の愛とヒロの病発覚

そして美嘉はそのころからヤマト達の紹介で知り合った大学生の優と急速に距離を縮めていました。

優は美嘉に対して年上らしくスマートに振る舞い、まだヒロに対して未練があるという美嘉をそれでも良いと言って受け止めて交際へと発展させます。

そして美嘉が優と同じ大学に進学した頃、美嘉の両親は仕事のことで喧嘩が絶えなくなり離婚の危機に陥ります。

姉と２人でショックを受ける美嘉でしたが、そのことを優に相談すると彼は美嘉の家まで行き両親を説得します。

美嘉も優に続いて自分の気持ちを両親へ伝え、なんとか離婚を回避して家族に笑顔が戻ってきました。

そのようなこともあって美嘉が優との結婚を意識し始めた頃、赤ちゃんの命日であるクリスマスイブがやってきます。

この日だけは欠かさずに公園にお参りをする美嘉でしたが、お墓に来ていたノゾムに遭遇（そうぐう）します。

シンナーの一件以来アヤと別れてしまい、美嘉とも疎遠になっていたノゾムでしたがヒロから頼まれてお参りに来ていたようでした。

何か気になってノゾムから話を聞いた美嘉は、ヒロが癌を患っていたことを知ります。

ヒロは病気が発覚してから美嘉のことを思って自分から彼女を遠ざけていたのでした。

ヒロの気持ちを知った美嘉は、優に別れを告げました。

優もその選択を受け入れて美嘉のこれからを応援してくれました。

『恋空』最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画映画】その後の最後はどうなった？

『恋空』の最終章を解説します。

ヒロの思いを知り彼を支える決意をする美嘉

入院中のヒロに再会した美嘉は、彼の弱弱しい姿にショックを受けつつもやはり彼のことが好きなのだと自分の気持ちを再確認します。

そしてその日から美嘉はヒロの病室に通い続けるのでした。

ヒロの病気が悪化すると、自分が本当にヒロの支えに慣れているのかと不安になる美嘉でしたが、高校を卒業してから介護の勉強をしているイズミに助言を求めたり、ヒロに帽子を編んだりして自分にできることを探してヒロに寄り添い続けます。

病が悪化するヒロ、思い出の河原で愛を語りあう

外出許可が出て久しぶりにデートをする２人はヒロの家へ行ったり自転車で２人乗りをして学校へ行ったりと、高校時代のようなデートを楽しみます。

そして高校時代に２人の特別な場所にしていた思い出の河原へ行ったときに、ヒロは美嘉に「死にたくない」と打ち明けます。

そんなヒロを目の当たりにして、美嘉は自分もヒロの死をどこかで考えないようにしていたのだと気が付きました。

そのまま２人は河原で愛し合い、また一緒に冬を迎えようと約束します。

後日帽子ができたのでヒロに届けに行こうとその日も家を出た美嘉でしたが、ミナコから突然電話があり、ヒロが亡くなったことを知らされます。

ヒロの死を受け止めてゆく美嘉

ヒロが死んでから美嘉は抜け殻のようになっていました。

葬儀の際も彼の死が受け入れられない様子で周囲に心配をかけます。告別式の翌日に家族へ置手紙をして家を出る美嘉。

家族や友人がみんなで探します。

美嘉は思い出の河原へ向かい、川へ飛び込んでヒロの所へ行こうとしました。

すんでのところで鳩が飛び立って、美嘉は命を取り留めます。

そして探しに来た家族からヒロが病が発覚した時から書いていた日記を渡され、美嘉はそれを読みました。

そこにはヒロの癌が発覚してからの闘病生活と美嘉への葛藤（かっとう）が記されていました。

告知された日のことや美嘉を遠ざけようとしたけれども決心がつかずに会ってしまったこと、どんなに傷つけても一途に自分を想いつづける美嘉へのやりきれない気持ちがつづられていました。

そして美嘉とまた気持ちが通じ合い、気分が弾んでいる様子も書かれていました。

最後には自分は幸せだったと書いており、それを読んだ美嘉は日記を抱きしめます。

それからしばらくして、美嘉は友達同士のクリスマスパーティーに参加していました。

そこでヒロとの子を妊娠していることをみんなに発表します。

みんなから祝福され、自分は一人じゃない、これからもみんなに支えられて生きていくのだと決意を新たにします。