今回は、漫画『ホタルの嫁入り』に登場するキャラクター、小川 康太郎(おがわ こうたろう)をご紹介します。
康太郎は桐ヶ谷家の用心棒であり、紗都子(さとこ)の幼馴染。
甘めの顔立ちと屈強な体躯を併せ持つ男性です。
彼の魅力は多く、桐ヶ谷家、そして紗都子への忠誠心は人一倍。
彼女を守るための努力を決して惜しみません。
その一方で、幼い頃から紗都子に寄せる想いを胸の奥に秘め、従者としての立場を貫いています。
さらに、進平(しんぺい)とのライバル関係も見どころのひとつ。
真摯さと揺れる想い、そのギャップが魅力の康太郎について、今回はじっくりご紹介していきます。
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康太郎(こうたろう)はかっこいい?年齢やかっこいいポイントなど魅力を徹底紹介!
康太郎のプロフィール
康太郎は、桐ヶ谷家の用心棒として幼い頃から紗都子を守り続けてきた青年です。
年齢は18~19歳、柔らかく甘さのある顔立ちと鍛え上げられた体躯が印象的で、真面目で冷静沈着な性格の持ち主です。
康太郎は紗都子の幼馴染であり、同時に彼女の護衛として桐ヶ谷家に仕えています。
幼い頃から紗都子を守ることを己の役目として受け入れ、それを果たすために日々尽力してきました。
桐ヶ谷家への忠誠心は人一倍強く、特に紗都子に対しては常に一歩引いた立場から彼女を支え、深い敬意と強い責任感を抱いています。
感情をあまり表に出さず常に慎重で落ち着いた振る舞いを見せる彼ですが、その内にはひとたび決めたことを決して曲げない強い意志が宿っています。
紗都子を守るという使命に対しても、彼は揺るぎない覚悟を持って臨んでいます。
康太郎の忠誠心と紗都子への想いが物語の中でどのように揺れ動き、どんな展開を見せていくのか。
それが彼の見どころの一つです。
橘オレコさんの「ホタルの嫁入り」①読んだ。やっぱり絵が魅力ってのはこちらを惹きつける強力な武器だな。案の定おもいっきり引き込まれた。進平のキャラもいいし康太郎もいい味で話に参加してきそうだし、もうすぐ発売になる②も読みたい。 pic.twitter.com/D9WVRvuc1e
— 有藤もしくはマニ藤 (@izumonoari) September 5, 2023
康太郎のかっこいいポイント
康太郎は、物語において紗都子の身を守る存在です。
日々の鍛錬を欠かさず、いざというときには迷いなく行動できるその姿に、揺るぎない強さが感じられます。
彼の魅力は、単に戦える力にあるのではなく、紗都子への深い忠誠と誠実さに根ざしています。
決して感情を表に出さず、常に冷静である彼は、周囲に頼られる存在でありながら、自身はどこか影のように静かに在り続けます。
華やかなキャラクターではないものの、鍛え上げられた体躯や凛とした眼差しが印象的で、物語の中で彼が登場するだけで場面に緊張感と安心感を与えます。
紗都子に向ける眼差しには単なる忠義以上のものが感じられますが、彼はその想いを口に出すことなく、自身の中に静かに抱え続けています。
また、どれほど厳しい状況でも感情に流されず使命を全うしようとするその姿勢には、揺るぎない覚悟が見て取れます。
そんな彼の言葉少なであっても行動で示す優しさこそが、多くの人の心を惹きつける所以でしょう。
康太郎は力強さと繊細さを併せ持つ稀有な存在として、物語に深みと静かな熱をもたらしています。
カラ鉄(ホタルの嫁入り)のために池附行ってきた〜2セット買って結果は大満足😆進平と康太郎のイラストホント好き。
本当はガシャポンEXPO行く予定だったけど、カーナビの設定ミスって時間無駄にして遅刻して行けなかった😭 pic.twitter.com/Q3duhTIZzT— きの (@ki_happytime) March 30, 2024
康太郎と紗都子(さとこ)はどんな関係?病気のことをどこまで知ってる?両思い?ネタバレ紹介!
康太郎と紗都子の関係
康太郎と紗都子の関係は『ホタルの嫁入り』の中でも物語を支える大切な軸となっています。
二人は「従者とお嬢様」という立場にありながら、幼少期から共に過ごしてきた幼馴染でもあります。
長い時間を共にする中で、家族のような信頼と、誰よりも深い絆が育まれていきました。
3年前までは気さくに話し、あやとりなどで遊ぶ姿も見られ、紗都子は康太郎を「康ちゃん」と呼んでいました。
紗都子がどのような感情を抱いていたのかは定かではありませんが、康太郎は彼女を意識するようになっていました。
しかし、紗都子がお見合いの席で偶然康太郎を見つけ、無邪気に手を振ったことが誤解を招きます。
「下働きの男に手を出す女だ」と世間に噂され、お見合いが破談となってしまったのです。
これを受け、康太郎の父は彼を2年間警察の見習いとして出向させ、二人の距離を強制的に引き離しました。
帰ってきた康太郎は、従者としての態度を決して崩さない姿に変わっていましたが、心の内では紗都子を大切に想い続けています。
幼馴染、主従、そして言葉にできない秘めた想いが絡み合うこの関係が、物語に静かな熱と奥行きをもたらしています。
「ホタルの嫁入り」4巻
殺し屋の進平と病気で長くは生きられない紗都子の話。
康太郎が紗都子を迎えにきて三角関係状態に。進平が強すぎてライバルがいなかったもののライバル出現になってます。進平だけでなく康太郎からも凶愛が感じられます。#ホタルの嫁入り pic.twitter.com/e7rO7NWQ4E— せしあ (@cesia_1122) April 22, 2024
紗都子の病気をどこまで把握しているのか
康太郎が紗都子の病気について病名や具体的な症状まで詳しく把握しているかどうかは、物語の中ではっきりとは描かれていません。
けれども、彼は常に彼女の体調に細やかに気を配っています。
かつて紗都子の願いで海に連れて行った際、体調は安定していると思っていたものの、帰り際に吐血して倒れてしまった出来事がありました。
それ以来、日差しを避けたり無理に体力を使わないよう注意するよう勧めたりと、細かく気を遣うようになったのです。
島に来てからも、紗都子が一度倒れたと聞けば吐血の有無や倒れた際のケガまで心配し、まるで過保護と言えるほど気にかけています。
顔色や呼吸の状態からすぐに体調の変化を察しており、紗都子が桐ヶ谷家にいた頃よりも痩せ、吐血の頻度も増えていることから、病状の悪化を感じ取っていました。
彼女は「体調が悪くても人に迷惑をかけまいと我慢する」癖があり、康太郎はそんな彼女を長年そばで見てきたからこそ必要以上に気を配るようになったのでしょう。
康太郎の思いとは?
康太郎は、紗都子を守ることを何よりも優先しています。
その思いは、幼馴染や従者としての義務感を超え、「命を懸けてでも彼女を守りたい」という強い信念に支えられています。
幼い頃から紗都子のそばにいた康太郎にとって、彼女はかけがえのない存在です。
「自分にだけ気を許してくれている気がして、それが嬉しかった」「自分だけが特別だと勘違いしていた」「でも、俺のせいで彼女が辛い思いをするのは許せない」……そんな揺れる感情を、彼は必死に抑え込もうとしています。
本当の意味で紗都子を守れる男になるために、くだらない欲は捨てると自分に言い聞かせてきました。
彼の中には、自分の気持ちよりも紗都子の幸せを優先する、まっすぐで純粋な思いがあります。
彼女の笑顔のためなら、自分が影に徹することも厭わない、その姿勢こそが康太郎の無私の愛を物語っています。
島に来た当初、紗都子が進平に心を寄せていることを感じ、康太郎は話を誤魔化しながら気持ちを胸の奥に封じ込めます。
ですがストーリーが進むうちに、紗都子の本当の想いを聞いた康太郎は彼女の幸せのために進平に託す決意を固めます。
病気を抱え、これまで誰にも迷惑をかけまいと生きてきた紗都子が、ここまで折れずに自分の意思を貫こうとするのは、これが初めてのことでした。
その強さと覚悟に触れた康太郎は、『桐ヶ谷家の繁栄』と『紗都子の新たな夢』、どちらも叶えるために彼女の背中を押すことを選びます。
自分の想いを押し殺しながらも、彼女が笑顔でいられる未来を守りたいと願う、その姿勢こそが康太郎の愛のかたちです。
康太郎の紗都子への思いは、もはや単なる恋愛感情ではありません。
彼女の存在そのものが、彼にとって生きる意味であり、守るべきすべてになっているのです。
ホタルの嫁入りを楽しみに9日ぶりの仕事頑張った!最後の数ページ、めくる度めくる度、康太郎の気持ちと紗都子の気持ちとで、涙腺爆発した。本当に沼漫画なんよ… pic.twitter.com/q1IAGRLF1F
— HONO (@honohononbobby) August 19, 2024
康太郎と進平(しんぺい)はどんな関係?ライバル?ネタバレ紹介!
康太郎と進平の関係
康太郎と紗都子の再会を進平は偶然目撃してしまいます。
二人の親しげな様子に、進平は激しい嫉妬を覚えます。
この場面は、紗都子と進平が島を抜け出そうとし、三枝たちの襲撃を受け進平が重傷を負ったあと……紗都子が献身的に彼の看病を続けていた頃のことです。
紗都子は少しずつ進平に心を寄せ始めており、そんな中、康太郎が身請けのために紗都子を迎えに現れます。
その際、紗都子は進平のことを「一緒に連れていきたい」と口にします。
紗都子を巡る二人の男の対立は激しさを増していきます。
康太郎と進平は互いの存在が許せず、薬を盛ったり、店が壊れるほどの殴り合いを繰り広げたりと、幾度となく衝突します。
進平にとって、康太郎は紗都子に「康太郎」と呼び捨てにされ、親しく接する存在。
自分は「さん」付けで呼ばれるのに……その距離感の違いに強い嫉妬を感じ、自分だけが彼女のそばにいればいい、とさえ思うようになります。
一方、康太郎も進平に対して強い警戒心を抱いています。
紗都子への異常な執着を見せる進平を「得体の知れない男」とみなし、紗都子の気持ちが進平へ傾いていることにも胸の奥で苛立ちを募らせます。
もし進平が「おかしな動き」を見せたなら、即座に殺してしまう……それほどの怒りを内に秘めているのです。
二人の関係はまさに水と油。
決して交わらない価値観と、紗都子への想いを抱えた二人の男は、常にぶつかり合い、互いを受け入れることはありません。
その緊張感と衝突こそが、物語に大きな緊迫感を生んでいます。
紗都子と進平をどうしようとしている?
康太郎は、紗都子と進平の関係をどのように捉え、どう関わろうとしているのでしょうか。
彼の基本的な立場はあくまで紗都子の用心棒であり、彼女を守ることが最優先です。
そんな康太郎にとって、進平は正体の知れない、しかも紗都子に結婚を迫ろうとする、警戒すべき相手でした。
しかし前述の通り、紗都子の本当の想いを知ったことで、康太郎は進平に託す覚悟を決めます。
ただ、進平を連れ帰ったとしても、紗都子の父が容易に認めるはずがありません。
殺し屋という事実は消えず、最低限の身だしなみや言葉遣いは叩き込まなければならない、と考えています。
康太郎は、紗都子が家のことばかりを気にせず、自分のやりたいことをやり、心から笑って生きてほしいと願っています。
そのために、彼女が本当の意味で幸せになるまで変わらずそばで支え続け、どんなときも味方でいると心に決めているのです。
康太郎と紫(ゆかり)はどんな関係?付き合っている?ネタバレ紹介!
康太郎と紫の関係
康太郎と紫(ゆかり)は物語の中で直接の関わりは少ないものの、宴の途中、紗都子の様子を案じ後を追おうとする紫を、康太郎が「野暮なことはするな」と制したことで、互いに「自分の目的を邪魔されたくない相手」と意識し合います。
康太郎は紫を「自分優先で生きる女」と快く思っていませんでしたが、ある騒ぎの中で紫の『仕事』場に踏み込んでしまい、仕事を邪魔された紫は康太郎に苛立ちをぶつけます。
康太郎が真摯に謝る一方で、紫は誘うような態度をとり、欲情しない康太郎に「つまらない」と詰め寄ります。
怒りを覚えた康太郎は紫を組み伏せるも、その手つきは驚くほど丁寧で「女性は皆、優しく扱うべき」と語ります。
紫は、康太郎だけでなく誰からも心から求められず、優しささえも「選ばれない証」だと感じ、ずっと孤独と苛立ちを抱えていました。
「優しく触ったって、最終的には誰も私を選ばない」……そう思う紫にとって、表面的な優しさはむしろ虚しさを募らせるもので、本気で、乱暴でもいいから心から求めてほしいと願っていたのです。
康太郎が「女性は皆、優しく扱うべき」と語ったとき、その思いが抑えきれず、紫はほぼ初対面の彼の前で思い切り涙をこぼします。
紫は康太郎を愛しているわけではなく、むしろ欲情もせず理性的すぎる彼だからこそ、今まで誰にもぶつけられなかった本音をさらけ出せたのかもしれません。
この出来事をきっかけに、康太郎もまた紫の素直な弱さに触れ、「自分も何を話してもいいのかもしれない」「同じ失恋を抱えた者同士だ」と、少しずつ心を許し始めたようです。
二人は結ばれるのか?
康太郎と紫、二人がこの先どうなるのかは原作の展開次第で、現時点ではまだ不明です。
ただ、紫が康太郎に対して「乱暴でもいいから求めてほしい」と涙ながらに本音をぶつけ、康太郎もまた紫に対して「同じ失恋同士」と感じ、少しずつ心を開き始めたことから、心の距離は少しずつ近づき始めたと言えるでしょう。
とはいえ、現在康太郎たちは紗都子を奪還するため本土に戻ってきており、紫とは離れた状態にあります。
このまま物語が進めばそのまま疎遠になる可能性もありますが、もし再び「天女島」に戻る展開が訪れれば二人が再会し、関係が進展することも考えられるかもしれません。
この先、康太郎と紫の関係がどうなるのか……想像を巡らせるのも、この作品の楽しみのひとつかもしれませんね。
桐ヶ谷家はどんな家族?黒幕は義母?父親?ネタバレ紹介!
義母について
『ホタルの嫁入り』に登場する紗都子の義母は、彼女の運命に深く関わる存在です。
名前は「りえ」。
紗都子の実母が亡くなった後に桐ヶ谷家に入り、実の娘・美和子(みわこ)を溺愛する一方で、紗都子には常に冷淡で厳しい態度を取り続けています。
時には「家のお荷物」とまで言い放ち、紗都子を精神的に追い詰める存在です。
義母・りえは、紗都子を「天女島」に誘拐し、心身共に傷つけようとする計画を立てます。
その内容は「紗都子を攫い、絶望させ、傷ものにしてくれ」という非道なもの。
良家の娘として父への恩返しのため良縁を目指していた紗都子にとって、この計画は致命的なものでした。
貞操を奪われれば良縁は絶たれ、心も打ち砕かれることになるからです。
一見冷徹で計算高く頭脳明晰に見えるりえですが、実際には詰めの甘い部分もあります。
三枝に渡した依頼書には、彼女の筆跡だけでなく紙や封蝋の印も彼女しか使わないものを使用しており、冷酷な計画に夢中になるあまり、証拠を残してしまうという抜けた一面も描かれています。
父親について
紗都子の父親は『ホタルの嫁入り』において重要な背景キャラクターであり、紗都子の人生、そして物語全体に大きな影響を及ぼす存在です。
紗都子にとって、義母と義妹は心の負担となる存在であり、孤独感を深める要因でもありました。
そんな中で、病弱な彼女に優しく、理解を示してくれる父親の存在はかけがえのない心の支えでした。
紗都子は「家のためになる結婚」をすることで、その恩に報いようと考えていました。
しかし、物語の核心に迫るにつれて、紗都子誘拐事件の黒幕が彼女の父である桐ヶ谷家の当主・桐ヶ谷十兵衛(じゅうべえ)であることが明らかになります。
十兵衛は、自らの実の娘を望み通りの大金持ちである新渡戸に嫁がせるために、りえの依頼に上乗せする形でこの事件を計画。
進平を銃撃し、「天女島」から紗都子を連れ戻し、意志を無視して結婚を強制しようとします。
十兵衛は、紗都子が長い間「天女島」に監禁され、どんな目に遭っていたかも承知の上で、「全てはお前自身の責任だ」「最初からわがままを言わず、結婚していればこんなことにはならなかった」と突き放します。
彼にとって紗都子は桐ヶ谷家の財産であり、富や地位を保証する家同士を結びつけるための道具のような存在。
あまりにも非道で冷酷な人物として描かれています。
さらに、「天女島」は十兵衛が秘密裏に所有する島で、各界の有力者たちの望みを叶えるための場所でした。
彼にとって「家族」はあくまでも「目的を果たすための駒」に過ぎず、個人の幸福など二の次。
自らの目的のためなら、身内さえも犠牲にする冷徹な一面を持っています。
今後彼の計画がどうなっていくのか、紗都子や進平、康太郎は幸せになれるのか。
今後もどうなるのか楽しみですね。