黒伯爵は星を愛でる最終回結末ネタバレ【漫画完結ラスト】その後の最後はどうなった?番外編は?

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「花とゆめ」にて連載されていた人気マンガ黒伯爵は星を愛でる

 

今回は、そんな『黒伯爵は星を愛でる』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!

 

また『黒伯爵は星を愛でる』を全巻無料で読みたい!という方に『黒伯爵は星を愛でる』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介していきます。

 

最終回のネタバレの前に『黒伯爵は星を愛でる』を全巻無料で読む方法です。

『黒伯爵は星を愛でる』は漫画アプリ『マンガPark』で読める

『黒伯爵は星を愛でる』はこちらの白泉社が運営する漫画アプリマンガParkにて全巻無料で読むことができます。

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安心安全に、そしてタダで『黒伯爵は星を愛でる』を1巻から最終巻まで読破したい方は『マンガPark』を使う方法がベストです。

 

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『黒伯爵は星を愛でる』ってどんな話?あらすじ紹介!

『黒伯爵は星を愛でる』は、音久無による漫画で、白泉社の『花とゆめ』にて2014年17号から2018年9号まで連載されました。

 

19世紀のロンドンで、主人公のエスターは花売りをしていました。

 

半年前に母親を亡くし、その1ヶ月後には双子のアルジャーノンも「貴族の養子になる」と言っていなくなってしまいました。

 

「たくさん笑ったらきっといいことがあるわ」

 

そう言った母の言葉を胸に、寂しさを抱えながらもエスターは明るく前向きに生きていました。

 

ある日、エスターがいつものように花を売っていると貴族の男性が現れます。

 

「あなたは今日から私の花嫁です」

 

突然そう言ってヴァレンタイン伯爵・レオンは、エスターをウィンターソン家へと連れて行きます。

 

レオンの屋敷でエスターは、自分が人間と吸血鬼の混血であるダンピールであること、レオンが吸血鬼ハンターの一族の者であることを聞かされます。

 

そして、今までエスターが幽霊だと思っていたのは、実は吸血鬼でした。

 

レオンは妻として同行し、吸血鬼を探知する能力を使って吸血鬼退治を手伝うように言います。

 

自分ではレディーになることはできないと言うエスターでしたが、伯爵の花嫁になれば貴族の養子になったアルジャーノンを探すことができると気づき、吸血鬼退治に協力することを決意します。

『黒伯爵は星を愛でる』主な登場人物紹介!

エスター・メイフィールド

ロンドンの下町で花売りをしていた少女。

 

母親と双子の兄の三人で暮らしていましたが、半年前に母親が亡くなり、その1ヶ月後に双子の兄・アルジャーノンも「貴族の養子になる」と言っていなくなってしまいました。

 

幽霊を探知することができ、幽霊には近づいてはいけないと母親に言われて育ちました。

 

しかし、レオンに自分がダンピールであること、幽霊だと思っていたのは吸血鬼だったことを教えられます。

 

アルジャーノンを探すためにレオンの花嫁となり、吸血鬼退治の手伝いをすることを了承します。

 

「たくさん笑ったらきっと良いことがあるわ」と言う母親の言葉を支えに、いつも笑顔の明るい性格です。

 

しかし、天然で鈍感な面もあり、レオンの好意に気づかずいつまでもレオンと自分は偽物夫婦だと言います。

 

徐々にレオンに好意を抱くようになってからも、自分の気持ちを理解できずに困惑します。

レオン・J・ウィンターソン

ヴァレンタイン伯爵。

 

伝統ある吸血鬼ハンターの一族であるウィンターソン家の当主です。

 

下町で花売りをしていたエスターを見つけて花嫁にし、ダンピールの能力を吸血鬼退治に利用しようとします。

 

子供の頃に吸血鬼の襲撃を受け、両親を失い、屋敷から逃げることになりました。

 

変装してロンドンの下町へと逃れたレオンは、幼いエスターに拾われメイフィールド一家と共に過ごします。

 

その際に絶望から救ってくれたエスターに好意を抱き、「きっと君を迎えに行くから」と約束をします。

 

メイフィールド一家と別れてからは伯爵位を継ぎ、ウィンターソン家を立て直しました。

 

同時にメイフィールド一家を探しますが、見つけられたのは10年以上後で、エスターはレオンのことを覚えていませんでした。

 

エスターを花嫁にするために、ダンピールの能力を利用するという理由をつけて一族の反対を跳ね除けます。

 

非常に嫉妬心が強く、無意識に男性を魅了してしまうエスターに暴走したり、自分の気持ちを全く理解してくれないエスターに苛立って強く当たってしまうことがあります。

クリスティアン・V・A・ギルバート

ギルバート公爵で、社交界では「黒薔薇様」と呼ばれています。

 

その正体は、吸血鬼の頂点に立つ吸血鬼の王です。

 

吸血鬼と人間の共存を望んでいますが、反抗する吸血鬼には冷酷な態度を見せます。

 

ウィンターソン家襲撃事件の前までは、レオンに慕われる兄のような存在でした。

 

しかし、襲撃事件をきっかけにレオンは吸血鬼を憎むようになり、二人の関係にも溝ができてしまいます。

 

エスターに興味を持ちレオンとすれ違う原因を作りますが、レオンをからかっている面もあります。

 

エスターの双子の兄・アルジャーノンを養子に迎えていますが、それは養子になればエスターには手を出さないという契約によるものです。

 

結局、エスターに言い寄ったためにアルジャーノンから怒りを買います。

アルジャーノン・メイフィールド

エスターの双子の兄で、エスターと同じくダンピールです。

 

エスターは吸血鬼を幽霊だと思っていましたが、アルジャーノンは吸血鬼のことを知っています。

 

母親が亡くなった1ヶ月後に、エスターを守るため、クリスの養子になりました。

 

頭がよく、自分を美しいと思っており、エスターには「バカ」と言って厳しい言葉もかけますが、何よりエスターのことを大切に思っています。

メグ・メイフィールド

エスターとアルジャーノンの母親です。

 

半年前に亡くなりました。

 

10年以上前、エスターが見つけたレオンを訳ありの貴族と知りながら介抱しました。

 

その際、レオンがエスターに好意を抱いたことを知っており、エスターにはいつも「金色の髪の素敵な王子様が現れるかもね」と言います。

 

元々はクリスの黒薔薇城で働くメイドでした。

 

そこでジェイルに出会い、エスターとアルジャーノンを身籠った後姿を消しました。

ジェイル・プリムローズ

ギルモア侯爵で、エスターとアルジャーノンの父親です。

 

クリスとは違って、人間との共存に反対し、人間を食糧だと思っていました。

 

しかし、黒薔薇城で出会ったメグに一目惚れし、考えを改めます。

 

配下の吸血鬼たちは強く反発し、結婚を阻止します。

 

姿を消したメグを探し続けますが、亡くなったと知ると血を飲まなくなりました。

ゲイリー

ルーク男爵で、レオンの従兄弟です。

 

社交界では赤薔薇様と呼ばれています。

 

エスターにも好意的で、レオンの思いがなかなか伝わらないのを面白がっている様子があります。

レベッカ・ウィンターソン

レオンの遠縁の親戚で、レオンの許嫁でした。

 

しかし、正式な婚約は結んでおらず、本人もレオンも結婚するつもりは全くありませんでした。

 

面倒見の良く、男勝りな性格で男性よりも女性にモテるため社交界では青薔薇様と呼ばれています。

 

本人は初恋もまだだと言いますが、自覚がないだけでゲイリーに恋をしています。

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『黒伯爵は星を愛でる』最終回までのおさらい!

吸血鬼ハンターの花嫁

19世紀のロンドンで、エスターは「幽霊」から逃げるようにしながら生活していました。

 

子供の頃からずっと、母親に「幽霊」は危険だと教えられていたからです。

 

以前は双子の兄・アルジャーノンと母親の三人で暮らしていましたが、今は一人です。

 

母親は半年前に天国へ旅立ち、その1ヶ月後にアルジャーノンは「貴族の養子になる」と言っていなくなってしまいました。

 

突然ひとりぼっちになってしまったことに寂しさを感じますが、母親の「たくさん笑ったらきっと良いことがあるわ」という言葉を支えに、笑顔で過ごします。

 

ある日、エスターがいつものように花売りをしていると、ヴァレンタイン伯爵・レオンと名乗る男性が現れます。

 

「あなたは今日から私の花嫁です」

 

エスターは流されるままに馬車に乗って、ウィンターソン家へと連れて行かれます。

 

そこでウィンターソン家が伝統ある吸血鬼ハンターの一族であること、エスターが人間と吸血鬼の混血のダンピールであること、今まで「幽霊」だと思っていたのが吸血鬼であることを教えられます。

 

そして、レオンはエスターに妻として一緒に社交界出て、ダンピールの能力で吸血鬼を探し出すように言います。

 

「立派なレディになったら、そうしたらアルをこの手で探し出すことができますか?」

 

自分に伯爵夫人なんて務まらないと思うエスターでしたが、貴族の養子になったアルジャーノンを探すことができるかもしれないと考え、レオンの妻になることを了承します。

 

その後からエスターが伯爵夫人にふさわしい淑女になるためのレッスンが始まります。

 

しかし、下町訛りやマナーはすぐには身に付きません。

 

それだけでなく、ダンピールを妻に迎えることは吸血鬼ハンター一族から反感を買っていました。

 

語学を身につけるため、という名目でレオンはエスターをオペラに誘います。

 

「吸血鬼ハンターの花嫁を組み敷いてくれた勇敢な吸血鬼に、褒美の銀の弾丸をくれてやろう」

 

劇場で吸血鬼に襲われかけたエスターを、レオンが救い出します。

 

「あの街で一人、毎日朝から晩まで、頼りない姿で必死に立って笑っていた、そんなあなたが欲しいと思った。この手で守ってやりたくなった。そんなあなただからだ、エスター」

 

レオンにとってエスターは、吸血鬼を狩るためのただの道具だと思っているとエスターが誤解していることを知ったレオンは、自分の思いを伝えます。

 

しかし、エスターはレオンが優しい人なのだと認識を改めるだけで、レオンの思いは伝わりませんでした。

吸血鬼の王

レオンの従兄弟のゲイリーがアルジャーノンを探すための情報を持って訪ねてきますが、情報はハズレで手がかりは無くなってしまいます。

 

気落ちするエスターを元気付けるため、ゲイリーはエスターに男装させてレオンと共に舞踏会へ連れて行くことになりました。

 

その舞踏会には、吸血鬼の頂点に立つ吸血鬼の王、クリスティアン・V・A・ギルバート公爵も参加していたのです。

 

エスターはレオンから、人間と吸血鬼の間に交わされた「吸血鬼は人間を襲わないこと」「人間は吸血鬼に血液を提供すること」という協定があることを教えられます。

 

そして、吸血鬼たちを管理し協定を維持しているのが吸血鬼の王であるクリスでした。

 

レオンはエスターに、クリスに近づかないように忠告しますが、舞踏会の会場を抜け出したエスターは、クリスが規律を犯した吸血鬼を処分している場面に遭遇します。

 

「優しい人、君も悲しんでくれるの?それとも、君の中の「同胞の血」が悲しませているのかな?」

 

すぐにクリスにダンピールであることを見抜かれ、恐ろしい吸血鬼だと警戒するエスターでしたが、クリスと話しているといつもより落ち着いている自分に戸惑います。

 

クリスと話しているうちに、エスターは先ほど処分された吸血鬼たちがレオンを襲う計画を立てていたことを知ります。

 

急いでレオンを探しに行きますが、なかなか見つけることができません。

 

エスターとクリスがレオンを発見した時には、すでにほとんどの吸血鬼が倒されていました。

 

騒動が収まり、それぞれが帰途につきます。

 

「エスターは元気だった?」

 

「…まぁ多少落ち込んではいたけど、概ね仲良くやっているようだったよ」

 

馬車の中でクリスの帰りを待っていたのは、アルジャーノンでした。

 

エスターが必死に探しているアルジャーノンは、クリスの元にいたのです。

 

一方で、エスターとレオンが屋敷に帰ってくると、吸血鬼との戦いで怪我を負ったレオンは倒れ込んでしまいます。

 

エスターは、寝込んだレオンの代わりに領民の子供たちを招くクリスマスパーティの準備をすることを決意します。

 

そんな時、クリスからエスター宛に手紙が届いたことをきっかけに、レオンとエスターは仲違いをしてしまったのでした。

 

「あなたは俺のものだ。あんな男に奪わせない」

 

レオンと離れて頭を冷やすために、エスターはロンドンへ出かけます。

 

「こうして君と再会できるなんて、素敵な夜だね」

 

そう言って話しかけてきたのは、クリスでした。

 

その隣には、正体がバレないように女装したアルジャーノンも一緒です。

 

「だったら私は、レオンから君を奪ってしまおうかな?」

 

クリスがそう言うと、アルジャーノンは怒った様子で一人で先に馬車に戻ってしまいます。

 

その時、吸血鬼による犠牲者が近くで出たとわかり、エスターはクリスと共に吸血鬼を探しに行くことになります。

 

吸血鬼がエスターに飛びかかろうとした時、エスターを守ったのはクリスではなくレオンでした。

 

レオンは、エスターを心配して傷も治っておらず、高熱が出ている状態でロンドンまでやってきていたのです。

 

エスターとレオンは仲直りすることができ、一緒に帰宅します。

 

一方、アルジャーノンはエスターに手を出そうとするクリスに反感を抱いていました。

 

「どういうつもりでそんな真似をしたのかって訊いてるんだよ、クリス」

 

「ふざけて言ったのではなく、私は本気だからね」

 

クリスがそう言うと、アルジャーノンはクリスに掴みかかります。

 

「僕があんたのところに行けばエスターには手を出さないと言った筈だ!約束を反故にするのか?吸血鬼」

 

怒りをあらわにするアルジャーノンに対して、クリスは飄々とした態度で、アルジャーノンとの約束は守りたいが、エスターも欲しいと口にしたのでした。

レオンの過去

高熱にうなされるレオンは、昔を思い出していました。

 

ある夜、ヴァレンタイン伯爵家は吸血鬼の襲撃を受けたのです。

 

その時にレオンの両親は吸血鬼に殺され、屋敷は燃やされました。

 

炎の中でレオンの脳裏に焼き付いたのが、当時は兄のように慕っていたクリスの姿です。

 

レオンはノアに助けられ、火傷を負いながらもロンドンの下町へ逃れますが、絶望し命を投げ出そうとしていました。

 

目を覚ますと、目の前にいたのは幼い頃のエスターとアルジャーノンと母親のメグでした。

 

ジョンという偽名を名乗り、明らかに複雑な事情を抱えた様子のレオンを、メイフィールド一家は何も聞かずに世話をしました。

 

「ジョン、泣かないで。エスターがいるから。アルもお母さんもいるよ」

 

レオンは、そう言って温かく抱きしめてくれたエスターに好意を抱いたのです。

 

数週間が経ち、ノアがレオンを迎えにきました。

 

別れ際、レオンはエスターと約束します。

 

「きっと君を迎えに来るから、その時は俺の本当の名前を呼んで」

 

その後、ヴァレンタイン伯爵家は持ち直すことができましたが、メイフィールド一家は行方をくらませてしまいます。

 

10年以上が過ぎたある日、ダンピールの双子を発見したという情報が入り、エスターを見つけることができました。

 

母親を亡くしアルジャーノンも失ったエスターの時折見せる切ない表情に、レオンは耐えきれなくなり、妻として迎えたのでした。

 

ダンピールの能力云々は、一族を黙らせるためのただの建前だったのです。

 

レオンの傷が治り、クリスマスパーティの日を迎えます。

 

「今年はあなたがいてくれて、全て上塗りできたような気分だ」

 

初めはレオンに流されてやってきたエスターでしたが、今の幸せな日々がこれからも続けばいいと願うようになっていました。

社交界デビュー

エスターやレオンがイースターで盛り上がる中、レオンの許嫁のレベッカがやってきます。

 

レベッカの淑女らしい優雅で凛とした姿を見て、堂々とレオンの隣に立てる淑女になる決意をしたエスターは、レベッカにレッスンをしてほしいと頼みます。

 

そして、正式に社交界デビューし、王宮での初拝謁をすることになったエスターは、レベッカから王宮での作法のレッスンを受けます。

 

拝謁の日が目前に迫ったある日、エスターに会いにきたのはレオンの叔父のリチャードでした。

 

レオンもノアもいない時を狙ってきたリチャードは、エスターにウィンターソン家を出て行ってほしいと話します。

 

吸血鬼ハンターの一族に吸血鬼の血が入ることは認められない、というのがウィンターソン家の総意でした。

 

自分ではレオンの妻に相応しくないと考えていたエスターは、ウィンターソン家を出ることを了承します。

 

立派な淑女になるというレオンとの約束を最後に果たそうとしたエスターは、無事に拝謁を終えました。

 

しかし、拝謁の際におかしなことがありました。

 

レオンの根回しのおかげで、エスターはレニー公爵の娘ということで拝謁をする予定でしたが、女王陛下の前ではギルモア公爵の娘ということになっていたのです。

 

エスターがギルモア公爵の名前を出すと、一瞬にしてその場に緊張が走ります。

 

レオンがこの件は一旦預けてほしいと言って、保留になりました。

 

その夜、エスターは屋敷を抜け出すために、リチャードから渡された睡眠薬をレオンに飲ませます。

 

「行くな。どこへも行くな。そばにいてくれ、エスター」

 

何かを察したレオンはそう言ってエスターを引き止めますが、睡眠薬で眠ってしまいます。

 

そして、お別れの時になって初めて、エスターはレオンへの恋心を自覚しました。

 

「さようなら、伯爵様」

 

エスターは自分の気持ちを押し殺し、身分不相応だったのだと言い聞かせて、屋敷を出て行きました。

黒薔薇城

エスターが馬車でリチャードに紹介された働き先へ向かっていると、突然馬車が何者かに襲われてしまいます。

 

「こんばんは。お迎えに上がりました、エスター様」

 

吸血鬼の気配に身構えるエスターでしたが、現れたのはクリスの従者でした。

 

翌朝、レオンが目を覚ますとエスターの姿はなく、屋敷の中は騒然としていました。

 

しかし、レオンはエスターがリチャードに言われて何かを抱え、薬を盛ったことにも気づいていたのです。

 

「あの人の不安を取り除いてやれなかった、俺の責任だ」

 

その時、緊急の用件だと言って、リチャードが訪ねてきます。

 

「あの娘を乗せた馬車が襲撃にあったそうで…娘は吸血鬼に攫われたのだろう」

 

エスターの身に起こった不測の事態に、レオンはすぐさまエスターの捜索を開始しました。

 

その頃、目を覚ましたエスターの目の前にいたのは、クリスでした。

 

エスターが連れてこられたのはクリスたち吸血鬼の住まう黒薔薇城だったのです。

 

「ねぇエスター、私の花嫁にならないかい?」

 

クリスはまっすぐエスターを見つめて問いかけますが、エスターは「なりません!」と即答します。

 

しかし、クリスはエスターの父親からエスターのことを任されていると言います。

 

エスターの本当の父親は、吸血鬼のギルモア公爵だったのです。

 

拝謁の際にエスターがギルモア公爵の娘だと紹介されたのも、クリスが手を回したからでした。

 

「私はね、人間と吸血鬼の共存を望んでいるんだよ」

 

黒薔薇城では使用人が同意の上で血を提供している姿を目撃し、エスターはクリスの考えを知ります。

 

クリスは吸血鬼が人間から血を提供してもらう立場に立ち、その対価を払って共存することを望んでいます。

 

その平和の象徴として、エスターをクリスの花嫁にしたいのだと言います。

 

アルジャーノンは、エスターに手を出さないという約束を破ったクリスに腹を立てて、ある決意をしました。

 

翌日、ウィンターソン家を訪ねたのは、エスターそっくりに変装したアルジャーノンでした。

 

アルジャーノンは、レオンが黒薔薇城へ乗り込むための仮面舞踏会の招待状を持って、黒薔薇城から家出してきたのです。

 

エスターは黒薔薇城でメイドとして働くことを希望し、エスターとアルジャーノンのトレード生活が始まります。

 

仮面舞踏会の夜、エスターはクリスのパートナーとして参加させられていました。

 

ダンス中に気分が悪くなったエスターが別室で休んでいると、「あんたが妃候補?ありえないわ」と言って吸血鬼の女性・エヴァが襲いかかってきます。

 

その時、仮面をつけたレオンが現れ、エスターを救出しました。

 

「また会いに来るよ。きっとあなたを迎えに来るから」

 

そう言い残してレオンは去って行きました。

 

それからエスターはクリスと共に、ギルモア侯爵令嬢として他の舞踏会にも出席することになります。

 

その舞踏会で真っ先にエスターにダンスを申し込んだのは、レオンでした。

 

ダンスが終わるとレオンはエスターを連れて会場を抜け出します。

 

「正式に俺の花嫁になってほしい。帰ってきてくれないか、エスター」

 

レオンはエスターに白薔薇を渡し、薔薇が枯れるまでに答えを出してほしいと言います。

 

それから毎晩、エスターとレオンは舞踏会で1曲踊った後に会場を抜け出して、逢瀬を重ねました。

 

エスターはレオンと過ごす時間を幸福に思いながらも、一度は自分の意思でウィンターソン家を出たのに、今更戻ることはできないと考えていました。

 

アルジャーノンはエスターの心情を察して、諭します。

 

「本当にほしいものができたなら、ちゃんと欲しいと言わないとダメだ」

 

エスターは子供の頃から、欲のない子でした。

 

自分が欲しいものでも、誰かが欲しがるなら、喜んでくれるなら、あげたらいいと思っていたのです。

 

数年前にアルジャーノンに言われた「エスターは執着心が薄いんだよ」という言葉を思い出し、自分がどうしたいのかを考え、エスターは答えを出しました。

 

黒薔薇城を出ると決めた前夜、クリスはエスターをお茶に誘います。

 

何気ない会話の中で、クリスはエスターの母についての話をします。

 

エスターの母・メグは、黒薔薇城で働くメイドでした。

 

ギルモア侯爵と出会い、エスターとアルジャーノンを身籠ると姿を消してしまったのです。

 

「私の好きな人はみんな、私の手をすり抜けて行ってしまう」

 

クリスに別れを告げたエスターは、翌日の舞踏会でレオンに話がしたいと告げます。

 

「レオン、私と結婚してください」

 

エスターの精一杯のプロポーズを、レオンが喜んで承諾します。

 

エスターがいない間、レオンは一族に結婚を承諾してもらうために奔走していたのです。

 

こうして、エスターとレオンの思いは通じ合い、エスターは無事にウィンターソン家に戻ることになりました。

スコットランドの旅

ある日、エスターは大切な用事で旅に出るというレオンにパンを作るために、貸本屋に出かけます。

 

そこで怪しい手紙を発見します。

 

手紙には、レオンが旅の道中で吸血鬼に狙われるというものでした。

 

手紙のことをレベッカに相談すると、レベッカはエスターにレオンの旅の目的が、エスターの父親・ギルモア侯爵に会いにスコットランドへ行くことだと話します。

 

エスターは吸血鬼を察知できる自分を連れていくようにレオンに頼みますが、拒否されてしまいます。

 

そして、レベッカの協力の元、エスターは自分で勝手にレオンに付いて行くことにしたのです。

 

駅のホームでエスターとレオンは鉢合わせ、エスターはレオンにチケットを奪われてしまいます。

 

付いて行くことはできないと思われた時、吸血鬼の男性がエスターを担ぎ上げ、無理矢理列車に乗せました。

 

アーサー・マクドナルドと名乗るその吸血鬼の男性は、ギルモア侯爵の秘書だったのです。

 

怪しい手紙の主もアーサーで、ギルモア侯爵からエスターがスコットランドへ行く手助けをするように命令されたと言います。

 

「見定めておきたかったのですよ、吸血鬼の王の娘であるあなたを」

 

エスターはアーサーにクリスとは違う異質な、いい知れぬ恐ろしさを感じていました。

 

レオンと合流し、スコットランドに到着したエスターたちを待っていたのは、以前エスターを襲ったエヴァと、エヴァの婚約者を自称するイオンでした。

 

二人はクリスから命令を受けて、エスターとレオンの護衛に来たというのです。

 

その夜、エスターはエヴァから吸血鬼たちの過去の話を聞きます。

 

その昔、吸血鬼たちは人間と共存するべきか否かで争い、分裂しました。

 

人間との共存を肯定したのが、元々の吸血鬼の王であるクリスで、共存を否定したのがギルモア侯爵だったのです。

 

この旅が危険なものだと再認識したエスターは、自分の能力を役立ててレオンを守るのだと決意します。

 

「あなたがウィンターソンの妻になるのなら、これは話しておかねばならない」

 

そう言って、レオンはエスターに過去の話をします。

 

吸血鬼と人間の間で協定が交わされ、ウィンターソン家は両者の橋渡しの役目を担ってました。

 

その一環として、ウィンターソン家と吸血鬼の王で晩餐会が定期的に催されていたのです。

 

レオンが初めてその晩餐会に参加した夜、レオンはクリスに出会いました。

 

人当たりのいいクリスにレオンは懐き、兄のように慕っていました。

 

しかし、あるクリスマスの夜、屋敷が火事になり、レオンはノアに連れられて逃げ出します。

 

その途中で目にしたのは、吸血鬼に殺される両親で、吸血鬼たちを従えていたのはクリスでした。

 

それ以降、人間と吸血鬼の晩餐会は催されていません。

 

ノアに逃されたレオンはロンドンの下町を彷徨い、エスターたちメイフィールド一家に助けられたのです。

 

レオンがエスターに話をした翌日、悪天候の中ギルモア侯爵の屋敷へ向かいます。

 

ギルモア侯爵・ジェイルと対峙し、エスターは人間との共存を反対するジェイルにとって、母親がどんな存在だったのかと訪ねます。

 

当時、ジェイルとクリスは思想の違いはあれど、関係は良好で交流を持つことも多くありました。

 

ある夜、ジェイルは黒薔薇城でメイドをしていたメグに一目惚れをしたのです。

 

以降、ジェイルはことあるごとにメグに会いに行きました。

 

そのアプローチを受け続けたメグも、やがてジェイルに恋心を抱くようになります。

 

ジェイルはメグを妻にしようとしましたが、ジェイルの配下には反発しかありませんでした。

 

それまで食糧と認識してきた人間を、王妃として敬うことになるからです。

 

ジェイルが自分の立場と愛情の間で苦悩している時、メグは姿を消しました。

 

妊娠したことをジェイルの配下に知られると、子供の命に危険が及ぶと考えたのです。

 

それから子供が生まれたことを知り、親子3人の行方を探すものの、逃げられてしまい、ジェイルはメグと子供たちを守ることができなかった自分を悔やんでいました。

 

そしてメグが亡くなったことを知ると、ジェイルは血を一滴も飲まなくなり、生きることを放棄しました。

 

「私たち親子3人を出会わせて下さったこと、感謝しています」

 

エスターは儚く消えてしまいそうなジェイルに、生きていて欲しいと願います。

吸血鬼の陰謀

エスターとジェイルの話が終わると、レオンがジェイルと二人で話をしたいと言います。

 

二人きりになって、ジェイルが紅茶を飲んだ瞬間、吐血して倒れました。

 

紅茶の中に吸血鬼には毒になる銀の粒が仕込まれていたのです。

 

皆が駆けつけると、アーサーが声高に叫びます。

 

「我らの王が毒により殺められた!レオン・J・ウィンターソンを捕らえて牢に繋げ!!」

 

レオンは捕らえられ、エスターたちは離れに軟禁されました。

 

この事件はアーサー・マクドナルドとその一派による、二人の吸血鬼の王への叛逆だったのです。

 

さらに、ウィンターソン家を襲撃した真犯人もアーサーであったことが判明します。

 

そして、アーサーはエスターにレオンの命を救う代わりに、エスターがギルモア侯爵となりアーサーをその夫とすることを持ちかけます。

 

エスターは、ジェイルの最期を看取ることを条件に、アーサーの提案に乗りました。

 

ジェイルが灰になり、エスターが吸血鬼の女王となったとき、同時にレオンが処刑されます。

 

レオンの首が切り落とされそうになった瞬間、助けに来たのはクリスでした。

 

クリスの登場に、アーサーやその一派は動揺を隠せません。

 

形勢が傾き始めたアーサーたちを追い詰めるように、ジェイルが姿を現します。

 

死んだと思われていたジェイルは、エスターの血で命を繋ぎ止めていました。

 

敗北を悟ったアーサーはエスターを八つ裂きにしようとしますが、エスターが銀の短剣で攻撃し、レオンが胸を貫きます。

 

最後にはジェイルがアーサーの首を落とし、騒動は幕を閉じました。

エスターとレオンの結婚式

一連の騒動から数日が経ち、エスターとレオンの結婚式が1ヶ月後に迫っていました。

 

しかし、エスターは騒動のせいでジェイルとゆっくり言葉を交わすこともなかったため、心残りがありました。

 

すると、レオンはエスターに結婚式までの1ヶ月間をジェイルの屋敷で過ごすように言います。

 

その1ヶ月の間で、エスターはジェイルと親子の絆を育むことができました。

 

クリスもジェイルの屋敷を訪れ、メグの一件以降交流が絶たれていた関係が修復されます。

 

また、クリスがアルジャーノンから預かったエスターへの結婚祝いの媚薬を渡すと、エスターはアルジャーノンがクリスの元にいることを知っていたと匂わせます。

 

エスターはアルジャーノンに会いたいと願いながらも、アルジャーノンはそれを願っていないと察し、胸の内に秘めていたのです。

 

そうして、エスターは今までに出会った皆に祝福され、レオンと正式に結婚式を挙げました。

 

「幸せになりなよ、エスター」

 

アルジャーノンも、エスターの幸せそうな姿を遠くから眺めていました。

 

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行方不明のアルジャーノン

 

レオンの元に偶然体調の悪そうなアルジャーノンを見た、という情報が入ります。

 

レオンがさらに情報を集めると、アルジャーノンが失踪していることがわかり、エスターの耳にも入ってしまいます。

 

二人は黒薔薇城を訪れ、クリスを問い詰めました。

 

すると、アルジャーノンは1ヶ月間行方不明になっているというのです。

 

黒薔薇城でアルジャーノンが使っていたという研究室がありました。

 

クリスがエスターに語ったのは、アルジャーノンは心臓を患っていて、もう長くは生きられないという衝撃の真実でした。

 

アルジャーノンは、自分の中の吸血鬼の力を呼び起こし、生きながらえるための研究をしていたのです。

 

そして、研究室でダンピールの生態についての研究者の名前が書かれたメモを発見し、エスター、レオン、クリスの3人で博士に会いに行くことを決意します。

アルジャーノンの真意

ウィンターソン家襲撃事件以降、レオンとクリスの間には溝ができてしまっていましたが、アルジャーノンを探す旅の道中で徐々に溝が埋まっていきます。

 

アルジャーノンのことで不安を抱えるエスターも、レオンとクリスの頼もしい姿に少しずつ不安が解消されます。

 

しかし、博士の元に辿り着いたエスターたちにもたらされたのは、アルジャーノンが病で亡くなったという知らせでした。

 

博士が遺体を安置しているという部屋に行くと、エスターの目に入ったのは棺から起き上がるアルジャーノンの姿です。

 

アルジャーノンは吸血鬼として蘇っていました。

 

エスターはアルジャーノンが吸血鬼になることを望んで蘇ったのだと聞き、喜びます。

 

その夜、エスターは吸血鬼である博士の妻・モニカと話をしていました。

 

「死んだら吸血鬼として蘇る、それがダンピールの理です」

 

モニカも元はダンピールで、病で亡くなった後に吸血鬼として蘇ったのでした。

 

アルジャーノンの本当の研究は、自分とエスターが死後に吸血鬼化しない方法を探すことだったのです。

 

エスター以外の皆は、ダンピールが死後吸血鬼化することを知っていましたが、エスターには黙っていました。

エスターの運命

今まで知らなかった真実を知り、エスターは動揺を隠せません。

 

モニカは吸血鬼になることは不幸ではない、とエスターを慰めます。

 

しかし、モニカとは違って吸血鬼ハンターの妻であるエスターが吸血鬼化するのは、受け入れられません。

 

エスターは、レオンと話をして覚悟を決めます。

 

「その時は必ず、私の首をその手で刎ねてくださいね」

 

そこへ、モニカがやってきます。

 

モニカはエスターとレオンの会話を聞いており、エスターにショックを与えてしまったことを謝罪します。

 

「エスターさん、あなたもすぐに幸せになりましょう」

 

そう言ってエスターに抱きついたモニカの手には、ナイフが握られていました。

 

刺されたエスターは、血を流しながらその場に倒れます。

 

アルジャーノンや博士がすぐに処置を行いますが、出血量が多く危険な状態です。

 

その時、アルジャーノンがエスターの服のポケットから取り出したのは、アルジャーノンがエスターの結婚祝いに渡した媚薬でした。

 

それは本当は媚薬ではなく、吸血鬼化を抑制する薬だったのです。

 

薬を投与してエスターが死んでしまった場合、エスターとは今生の別れになってしまいます。

 

覚悟を決められないレオンでしたが、アルジャーノンに促され、エスターが生きてくれることを信じて、薬を投与しました。

 

その一方、エスターは夢を見ていました。

 

夢の中ではメグとレオンの両親がお茶をしています。

 

レオンの母にブローチをプレゼントされ、エスターは自分は何をしていたのかと考えます。

 

「私戻らなきゃ、レオンが待ってるわ」

 

現実を思い出したエスターは、メグたちに別れを告げて駆け出します。

 

エスターが目を覚ますと、目の前にレオンもクリスもアルジャーノンもいて、安堵の表情を見せます。

 

そして、エスターの手には、夢の中でレオンの母にもらったブローチが握られていました。

その後

エスターが生還して数ヶ月が経ちました。

 

エスターはアルジャーノンの薬が効き、ダンピールの能力もない普通の人間になっていました。

 

モニカはエスターを刺した罪に問われ、博士と共に人里離れた地に移り住むことになったのです。

 

アルジャーノンはエスターが回復するのを見届けると、旅に出てしまいました。

 

レオンはエスターと一緒に、ウィンターソン家の当主として吸血鬼との晩餐会を復活させます。

 

それは、レオンが吸血鬼への憎しみを乗り越えた証でもあります。

 

その初めての晩餐会にはクリスだけでなく、人間との共存のために改革に取り組み始めたジェイルも参加していました。

 

レオンとクリスの間に張り詰めた空気はなくなり、レオンがクリスを兄のように慕っていた頃に戻ったようでした。

 

その楽しい晩餐会の様子を離れた場所から見守る人物がいました。

 

アルジャーノンです。

 

「エスターは死ぬまで、こうして僕が見てるから大丈夫だよ」

 

アルジャーノンは自分が死ぬ以前に、吸血鬼化を抑制する薬を完成させていました。

 

しかし、その薬を自分では使わなかったのは、アルジャーノンが吸血鬼になってでもエスターの最期を見届けるためでした。

 

そして、アルジャーノンは今後もエスターを陰ながら見守ります。

 

後日、エスターがレオンと共に街を歩いていると、吸血鬼の気配がしたような気がします。

 

振り返ると、アーサーに似た後ろ姿があります。

 

けれどアーサーは死んだはずで、エスターの能力も失われたはずです。

 

エスターは気のせいだと言って、また歩き出しました。

 

こうして、エスターとレオンは平和な生活を手に入れ、物語は幕を閉じます。

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