空母いぶき最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画映画】秋津や新波その後の最後はどうなる？

人気マンガ『空母いぶき』。

この記事では、そんな『空母いぶき』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

『空母いぶき』をお得に読む方法はあるの？

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

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しかし、『空母いぶき』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません。

見つけ次第、追記いたします。

追記『空母いぶき』の作者・かわぐちかいじ先生の代表作『沈黙の艦隊』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。

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『空母いぶき』あらすじ紹介！

舞台は現代の日本、中国との領土問題から軍事的関係の緊張が高まった世の中が舞台です。

海上自衛隊が戦闘機を乗せる初の空母「いぶき」を導入します。

それから、中国軍は与那国島に上陸し、不当に占拠します。

日本政府はこれに対し、空母いぶきを中心とする護衛艦隊の出撃を決定します。

空母いぶきの出撃に呼応するように、中国は空母広東を中心とした艦隊を出撃させます。

東シナ海を舞台に、第二次世界大戦以来となる日中空母同士の戦いが幕を開けます。

『空母いぶき』主な登場人物紹介！

『空母いぶき』の登場人物を解説します。

秋津竜太（あきつ　りゅうた）

航空自衛隊きってのエースパイロットでありながら、空母いぶきの艦長を務めます。

本来であれば海上自衛隊艦艇の艦長は後述の新波が担当するはずですが、日本が参考にしたアメリカ海軍の空母は、戦闘機乗りが担当する慣例に準じて、彼が艦長になります。

自らを軍人として自称し、空母いぶきを中心とする艦隊をアジア最強であるべきと発言するなど、自衛官にあるまじき野心と言動をします。

力には力で応じることを信条とし、中国艦隊からの攻撃に的確に応じる姿を見せます。

幼少期に外交官だった父と共にベルリンの壁崩壊を目撃しており、人間の意志の強さが体制を打ち砕くと言う強い印象を感じています。

漫画「空母いぶき」
新たに出来た「第5護衛艦隊郡」の旗艦
艦長 は航空自衛隊から転身の「秋津竜太」が
海上自衛隊の「新浪歳也」が
副長兼航海長
配備されてるF-35JBは航空自衛隊所属
艦の操艦は海上自衛隊 pic.twitter.com/2wSpBhMbr3

— ジャン (@W8q4rqn5Rn37M0Y) May 22, 2016

新波歳也（にいなみ としや）

空母いぶきの副長を勤める人物です。

いぶきが空母でなければ艦長になったと言われています。

空自出身ゆえに操艦技術が未熟な秋津に代わり、いぶきの副長であり、船の運用をする航海長を担当します。

野心を持つ秋津とは対照的に、自衛隊としての専守防衛に重きを置く人物で、命があれば戦闘に負けても勝ち戦と言う、模範的な自衛官です。

ファイターパイロットである秋津とは対立することがありますが、彼の能力の高さは評価しており、秋津に対する最終的な評価は保留にしています。

垂水慶一郎（たるみ けいいちろう）

日本国総理大臣を務める人物です。

中国の不当な侵略行為に対し、いぶき艦隊で応じる事を決定します。

国民の反戦感情が高まるなか、自分の選択が間違っているのか、苦悩しながらも、日本を護るために行動を起こしていきます。

かわぐちかいじ先生「空母いぶき」オモロイ(‘ω’)
完璧ではないにせよ「侵略危機事態」になった場合のシミュレーションにもなるな pic.twitter.com/9XFX5BXjLB

— にゃいった@大阪 (@nyaitter) July 31, 2016

沢崎勇作（さわざき ゆうさく）

外務省のアジア太平洋局に所属する参事官です。

垂水首相の部下として働く有能な人物で、慎重なスタンスをとっています。

中国の大使館との政治での戦いを繰り広げます。

一の瀬一（いちのせ はじめ）

新聞記者であり、政府に批判的な人物です。

空母いぶきの戦闘を報道すべく、立ち入りが禁止された沖縄県の下地島に潜入します。

戦闘のため離陸する航空自衛隊の戦闘機の様子を撮影し、それが新聞に採用されます。

国民が最前線で戦う自衛隊の様子を知るきっかけとなりました。

劉長龍（リォウ・チャンロン）

中国海軍の空母広東の艦長で、秋津とは対になるような人物です。

幼少期に天安門事件を目撃し、体制側の大きな力に強い印象を持っています。

秋津竜太、ベルリンの壁崩壊を見届けた竜
劉長龍、天安門事件を見届けた龍
ここで二人の対決が呈示される

劉大校は「龍の起源はわが中国」と、中国こそが龍なのだと語る
果たして秋津竜太が持つ「竜」は龍に非ず、偽物の龍なのだろうか？ pic.twitter.com/V3plivaMMf

— シミュラクラ (@simulacram) April 14, 2018

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『空母いぶき』最終回までのおさらい！空母いぶきの誕生

『空母いぶき』の最終章までのおさらいです。

‐高まる日中の緊張感、空母いぶきの誕生‐

ある日、尖閣諸島に中国人が上陸し、中国の国旗を掲げ、自国領と主張する事件が発生します。

その時は海上保安庁が身柄を確保し、中国に強制送還すると言う結果でした。

その後、東シナ海に中国海軍の軍艦が侵入し、海上自衛隊の護衛艦と急接近します。

さらに中国軍戦闘機が護衛艦に向け、威嚇のためにミサイルを発射するなど、緊張感が高まります。

世論は中国との軍事衝突を危惧する声が上がります。

その後世相の押しもあり、戦後初の国産空母、いぶきがデビューし、秋津が艦長に任命されます。

それから空母いぶきは訓練の為に何度も海に出ます。

一方の中国も黙ってはいませんでした。

空母いぶきに呼応するように、空母広東が想定より早く完成し、海に出ます。

それから、日中の空母の睨み合いが始まります。

‐奪われた領土、与那国島占拠！‐

あるタイミングから、尖閣諸島に不法侵入する中国船がいなくなります。

これで平穏が訪れると世論が思った矢先、与那国島に展開する自衛隊のレーダー施設が先制攻撃を受けます。

すぐさま中国軍は輸送機から歩兵をパラシュートで投下させ、陸自の基地も、住民も一気に制圧されます。

そして一部の自衛官が局地的な戦闘により戦死する事態に発生します。

与那国島は通信も途絶され、孤立します。

‐初出動、空母いぶき艦隊！‐

空母いぶきは中国による先制攻撃時、太平洋に展開し訓練中でした。

そして空自の偵察機が与那国島を偵察すると、中国に占拠されたことを確認します。

しかし迎撃を受け、偵察機は撃墜されてしまいます。

それを受け、垂水首相は機動力に勝るいぶき艦隊に自衛隊として初の防衛出動を命令します。

緊急補給を受けたいぶきは、東シナ海目がけ進出します。

まずは空の有利、航空優勢の確保が優先されます。

戦闘機を進出させるいぶき、しかし中国の空母広東が展開しており、同じく戦闘機を出撃させます。

第二次世界大戦以来となる空母同士の戦闘は、いぶきが１機、広東が５機失う結果となりました。

広東はいぶきより搭載戦闘機の数が多く、秋津艦長は痛み分けだと冷静な判断を下します。

そして、両艦隊の空母や駆逐艦を含めた激しい戦いが繰り広げられます。

秋津は広東の劉艦長を、劉はいぶきの秋津艦長を情報で知り、闘志を燃やします。

‐政治の戦い、垂水首相‐

沢崎参事官は、中国大使と接触し、攻撃の意図を探ろうとします。

しかし中国大使は本国からそんな命令は無いとのらりくらりとかわします。

それと同時に、国民は速報で中国の軍事侵攻を知り、首都東京では次に狙われるのでは無いのかと危機が高まります。

買いだめでスーパーやコンビニから商品が消えたり、地方に逃げようとしたりする人が現れます。

そこで垂水首相は国民に対して記者会見を行います。

国民に事態収集を約束し、普段通りの生活を行なってほしいと訴えます。

それから国民は落ち着いた生活を取り戻していきます。

垂水首相は、外交筋から中国へ攻撃を止めるように働きかけます。

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漫画映画完結ラスト『空母いぶき』最終回結末ネタバレ！秋津や新波その後の最後はどうなった？

『空母いぶき』の最終章を解説します。

‐動かぬ中国共産党、静観するアメリカ‐

中国の軍は、国の為の軍では無く、共産党の為の軍なのです。

垂水首相と沢崎は中国が国としての声明を出さないことに疑問を持ちます。

中国は大使を通し、国としての戦いではなく、極東軍部が勝手にやっていることだと言います。

そのため、アメリカは戦争ではなく、局地的な軍時衝突とし、火中の栗を拾うようなことはしませんでした。

日中の全面戦争ではなく、あくまで軍部が勝手にやっておいることと主張する中国大使に対し、垂水首相は、ならば国として戦闘をやめさせるように言います。

それでも戦闘は終わりません。

垂水首相は中国政府との交渉は失敗し、武力による制圧を決意します。

‐激化する戦況‐

中国の潜水艦を撃沈し、駆逐艦の戦闘能力を奪ったいぶき艦隊は、空母広東との直接対決に踏み込みます。

互いの空母に搭載した戦闘機は、五分五分の消耗をしていきます。

そして、空母広東は、空母いぶきを沈めるべく、戦闘機にミサイルではなく、回避し難い魚雷を搭載し、波状攻撃を仕向けます。

さらに魚雷攻撃をミサイル攻撃に見えるように、残存する多く戦闘機に空中戦のミサイルを搭載し、上がって来たいぶきの戦闘機を一網打尽にしようとします。

しかし秋津は、あえてこれを戦闘機で迎撃せず、艦隊からのミサイルで迎撃で対応する事を決意します。

それは攻撃を凌ぎきり、中国艦隊の隙を突くためです。

失敗の許されぬ空中戦が幕を開けます。

中国機が魚雷を放つ一方、射程に入った戦闘機をミサイルで迎撃し続けます。

そんななか、いぶきに魚雷が迫ります。

しかし艦隊の護衛艦が身を挺していぶきを守ります。

護衛艦は被弾し、炎上しますが、いぶきにチャンスが到来します。

残った戦闘機を空に上げて、中国の艦隊に迫ります。

本命の攻撃担当の機体を、敵戦闘機の迎撃から守りながら、接近します。

空母を護る駆逐艦には、ミサイルや機銃などの武装を使わず、音速で飛行し、ソニックブームで船にダメージを与えます。

そして、空母広東の飛行甲板目がけ、機銃で攻撃し、戦闘機運用能力を奪います。

甲板は滅茶苦茶になりますが、防空兵器の攻撃でいぶきの戦闘機は撃墜されます。

先に空母としての能力を失ったのは、空母広東でした。

そして、戦闘は終結します。

‐秋津の決断‐

秋津は戦闘の終結を宣言しつつ、空母広東に空中で飛んでいる中国の戦闘機を沖縄の空港に着陸させたいと申し出ます。

広東はもう戦闘機を下ろすことができず、このままでは空中の中国軍機は燃料切れで墜落してしまいます。

劉艦長は、元戦闘機乗りとして、パイロットの命は見過ごせません。

しかし着陸は共産党にとっては敗北であり、決して認められるものではありません。

そして劉艦長は、パイロットの命を守るため、各機に日本の指示に従い、着陸するように命令します。

沖縄の空港では、自衛隊の戦闘機のエスコートにより、多くの中国軍機が着陸していきます。

一の瀬は着陸したパイロットにインタビューを仕掛け、それを生放送します。

それは事実上の中国軍の降伏を示していました。

秋津は単身、ヘリコプターで空母広東に乗り込みます。

そして劉艦長と対面します。

秋津は広東に収容された自衛隊のパイロットを保護します。

劉艦長と互いに思いを話し、ベルリンの壁崩壊も、天安門事件も、時代が動く現場を目撃し、それを動かすのは人間だったと話します。

秋津は作戦が失敗した劉艦長が本国で過酷な状況が待ち構えているのが、それでも再び海に戻ることを期待すると伝え、帰ります。

そうして占拠されていた与那国島が解放され、住民や自衛官は自由になります。

最後は、中国の撤収を支援する自衛官が、森の中で武装した中国兵を発見します。

戦闘にならないように「ノー！オーバー！」と叫び、銃を下ろし、「お疲れ様」と戦闘が終わったことを伝えます。

すると中国兵は武装を解き、「イエス、オーバー」と武装を解きます。

中国兵は「辛苦了（シンクーラ/お疲れ様）」と言い、日本に平穏が戻ったことを暗示し、物語は幕を閉じます。

秋津竜太、ベルリンの壁崩壊を見届けた竜
劉長龍、天安門事件を見届けた龍
ここで二人の対決が呈示される

劉大校は「龍の起源はわが中国」と、中国こそが龍なのだと語る
果たして秋津竜太が持つ「竜」は龍に非ず、偽物の龍なのだろうか？ pic.twitter.com/V3plivaMMf

— シミュラクラ (@simulacram) April 14, 2018

『空母いぶき』原作と映画の違いは？

２０１９年に空母いぶきは、実写映画化されています。

主演は秋津を西島秀俊さん、新波を佐々木蔵之介さんが演じます。

内容としてはかなり脚色が加えられており、日本を攻撃するのが中国ではなく、東亜連邦という架空の国家になっています。

原作とは全く違う内容で、また戦争映画としては演出面がファンにはあまり受けず、そこまで評価は高くありません。

しかし、他のかわぐちかいじ作品の要素が取り入れられ、そういった部分を追うのには楽しめる映画でした。

また企画に亡国のイージスや機動戦士ガンダムU Cの著者である福井晴敏さんが関わっており、作中に自身の作品要素を散りばめています。

一般の観客向けに作成された映画ではありますが、要所ではコアなマニアではないと気づかないものあるため、他作品を知っている方なら宝探し的な楽しみ方もできます。

映画「空母いぶき」。
原作読者からは酷評された4年前の映画だけれど、今の時代を描いている様に思えます。

地球に平和が訪れるのは、いつの時代なのでしょう。
（写真は、映画中の 多国籍 国連軍潜水艦が戦闘中の2国を牽制しているシーン） pic.twitter.com/3IGyoYqfFW

— ChihiroPhoto (@ChihiroPhotoCom) January 19, 2023

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『空母いぶき』読者の感想や反応は？

古本 漫画
かわぐちかいじ
「空母いぶき」全13巻セット

映画はかなり微妙だった空母いぶきですが、漫画はけっこう面白いのではと思ったりします。こちらお安くしてセット販売します。 pic.twitter.com/417CnX6Rsh

— 古本屋 弐拾dB(藤井) (@1924DADA) July 6, 2022

『空母いぶき』と『空母いぶき GREAT GAME』みたいなことが連動して起こるかも😱 漫画の読みすぎかな😃 でもこの漫画凄い❗ pic.twitter.com/Fkt6t4LFFO

— ななこ (@hpqMfg7CKjIgnVR) February 25, 2022

「空母いぶき」
漫画全巻読んだけど面白かった。
リアルさは置いといて、かわぐちセンセはミリオタが見たがるツボをおさえるのがうまいね。 pic.twitter.com/Lvp6Wh1QfQ

— ツキノワグマ (@bnknftmr) May 15, 2022

ここ最近で一気読みしてすごい面白かった漫画は
『空母いぶき』でした☺️
面白い漫画が原作の映画は大体クソなので…
映画の方は見ていないからわかりません。

ちなみにとても温厚な俺は誰もブロックしてないだろうなーと思って確認したら立憲民主党の枝野代表をブロックしてました。

こんばんわ☺️ pic.twitter.com/MOfuCPTDiA

— HOZZY (@snkrsleemo) July 7, 2020

まとめ

空母いぶきは日中の軍事衝突という、実際に起こりそうな題材を扱った作品であります。

実際に現場で戦う自衛官や、沈黙の艦隊のように政治家の動きを鮮明に描写するのは、ある意味戦闘シミュレーションとして、骨太な作品であります。

昨今のウクライナ情勢から、もしかしたらこのような事態が起こるかもしれない、そんな緊張感を与えてくれました。

もし、現代の日本が戦争に巻き込まれたらどうなるのか、その興味がある方には是非読んでいただきたい作品です！

また現在は続編となる、ロシアと戦う空母いぶきGREAT GAMEが連載中です。

今年で75歳になるかわぐちかいじ先生の渾身の作品でもあります。

こちらも読み応えのある強烈な作品です！