御手洗家炎上する最終回結末ネタバレ考察【完結ラスト漫画ドラマ】希一その後の最後はどうなる?

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人気マンガ『御手洗家炎上する』。

 

この記事では、そんな『御手洗家炎上する』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!

『御手洗家炎上する』は漫画アプリ『マガポケ』で無料で読める?

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『御手洗家炎上する』あらすじ紹介!

物語は主人公・杏子(あんず)の悪夢から始まります。

 

燃えさかるお屋敷、御手洗(みたらい)家の前で土下座しているのは杏子の母・皐月(さつき)です。

 

13年前、杏子は代々続く「みたらい内科」の院長の長女として、妹の柚子(ゆず)とともに4人家族で裕福な暮らしをしていました。

 

姉妹の運命を変えてしまったのは、今朝も悪夢で見た13年前の御手洗家全焼の火災。

 

皐月は、「火災の原因は自分の台所の火の不始末です」と土下座して謝り、このことが原因で御手洗家は崩壊しました。

 

夫婦は離婚、皐月は姉妹を連れて御手洗家を出て旧姓の村田に戻り、恵まれた生活は一変し、母娘は苦労することとなりました。

 

元々身体の弱い皐月は長年の強いストレスも重なり「全生活史健忘症(ぜんせいかつしけんぼうしょう)」を患い、記憶を失くして入院してしまいます。

 

炎上する屋敷の悪夢から覚めた杏子は、妹と住んでいる木造アパートの鏡に向かって1人挨拶の練習をします。

 

「家事代行に伺いました、「山内しずか」です」

 

杏子はずっと疑っていたのです。

 

「自分たちの運命を変えたあの火事は母親のせいではないのではないか、真犯人がいるのではないか」

 

杏子は「山内しずか」と名前を偽り、御手洗家に家事代行として潜入します。

 

かつて我が家だった御手洗家に、他人を演じて潜入する杏子を待っているのは、父親の後妻の御手洗 真希子(みたらい まきこ)です。

 

真希子は実は皐月の親友だった女性で、親友の夫の後妻におさまった真希子を杏子は疑っているのです。

 

真希子は一筋縄ではいかない女性です。

 

杏子と真希子の密かな戦いの火蓋が切って落とされました。

 

『御手洗家炎上する』主な登場人物紹介!

『御手洗家炎上する』の登場人物を解説します。

村田杏子(むらた あんず) 

25歳。母親の無実を証明するために御手洗家に家事代行として潜入する。

 

しっかり者で、母と妹を守るのは自分だと固く決意している。

 

論理的思考で冷静な性格。

 

御手洗家にいた少女時代から真希子の長男・希一(きいち)に淡い恋心を抱いていた

村田 柚子(むらた ゆず)

杏子の妹、大学生、母親の皐月に似た容姿をしている。

 

姉と対照的な天真爛漫な性格で、周囲をなごませる友達づくりの天才です。

 

姉の危険な潜入に最初は怖じ気づいていましたが、徐々に強くなり御手洗家の謎を解き明かす重要な役割を果たします。

 

御手洗 真希子(みたらい まきこ)

御手洗家の後妻、皐月の親友だった女性。

 

再婚前の、渡 真希子(わたり まきこ)時代は息子2人のシングルマザーで貧困家庭でした。

 

経済格差のある御手洗 皐月にママ友として近づき親友になり、息子2人を連れてよく御手洗家に入り浸っていました。

 

表向きは親友でしたが、なに不自由ない暮らしをしている皐月に嫉妬と深い憎しみを抱いていました。

 

杏子たちの父と再婚し、現在は主婦モデルとして華やかに活躍しています。

 

野心家でモデル業に邁進するため家事代行を雇っており、杏子が「山内しずか」と名乗り御手洗に潜入することになりました。

 

体面を気にする疑い深い性格。

 

放火の真犯人ではないかと疑われています。

御手洗 希一(みたらい きいち)

真希子と前夫の長男。

 

希一と弟の真二(しんじ)と、杏子と柚子は、御手洗家焼失までは御手洗家でよく遊んだ幼なじみでした。

 

希一は頭がよく優しい性格でしたが、母親の結婚で御手洗家に入り運命が狂いだしました。

 

御手洗 真二(みたらい しんじ)

希一の弟。子供のころは杏子と同じクラスで、どん臭くて落ちこぼれでした。

 

三浪して義父の出身校である帝明大の医学部に合格し、病院の跡を継ぐために努力しています。

 

合コンで偶然柚子と再会して以来連絡を取り合っています。

村田 皐月(むらた さつき)

杏子と柚子の母、ドイツ人

 

の父とのハーフで美しい女性です。

 

体が弱いことや、御手洗家の親戚関係で悩んでいたところ、ママ友の渡 真希子と親友になり、子供ぐるみで御手洗家で頻繁に交友していました。

 

皐月は言いたいことが言えない性格なので、ハキハキと活動的な真希子を羨んでいました。

 

現在は火事のことも含め記憶を失くして入院しています。

 

御手洗 治(みたらい おさむ)

杏子と柚子の父親で、火事が原因で皐月と離婚後、皐月の親友の渡 真希子と結婚しました。

 

代々続くみたらい内科の院長です。

 

子供の頃から3人の姉たちに頭が上がらなく、結婚後も親戚の集まりで小姑たちからいじめられる皐月を庇わずに見て見ぬふりする薄情な一面を持ちます。

 

体面よく表面的に優しいですが気が弱く、杏子たちは何度も裏切られることになります。

クレア

すべての事情を知り協力する杏子の友人です。

 

V系バンドマンのファン時代に培った、ネットストーカーばりの検索スキルを持って杏子たちを助ける心強い味方です。

 

本名は「山内しずか」です。

 

杏子の名乗っている「山内しずか」は実はクレアから借りている名義なのです。

市原美津子(いちはら みつこ)

みたらい内科のベテラン看護師です。

 

真希子に信頼されて、院長を監視するなど、スパイのような役割を任されています。

 

しかし実は優しかった前妻の皐月を慕っており、真希子を欺いて杏子たちに協力します。

 

葛木 七海(かつらぎ ななみ)

真二のことを将来の旦那様に狙う同じ大学の女子大生です。

 

準ミスに選ばれるほど可憐で、表向き清楚な女子大生ですが、野心と物欲から裏で複数の相手とパパ活をしています。

 

真二を狙って自宅におしかけ、真希子と対決することになります。

 

本音と普段のキャラクターのギャップが激しいですが、真希子は一目で本性を見抜き、本音を暴いて完全に言い負かします。

 

七海は真希子に言い負かされた恨みから、ネットを駆使して復讐するという恐ろしい一面を持っています。

 

『御手洗家炎上する』最終回までのおさらい!

御手洗家に潜入する

13年前の火事の真相をつきとめるため、偽名を使い家事代行で御手洗家に潜入した杏子。

 

今は御手洗家の後妻となった真希子と13年ぶりの再会をして「山内しずか」として挨拶をします。

 

疑い深い眼光の真希子に緊張が走りましたが元御手洗家の長女の杏子だとバレることはなく、無事潜入に成功します。

 

杏子は部屋の片隅に母親の皐月のバレッタを見つけ、そっとポケットにしまいます。

 

記憶を失くして入院中の皐月に、昔の私物を見せれば失った記憶が戻るのではないかとの願いからです。

 

そして自分たちからすべてを奪ったあの家事の真相を絶対に解き明かしてみせると心に誓うのでした。

 

しかし、そんな杏子を見ている謎の人影が、誰もいないはずの御手洗家に確かに存在したのです。

 

2階の秘密

杏子は得意な料理の腕前で真季子との距離を縮めます。

 

インフルエンサーである真季子にとって、SNS映えする杏子の料理には利用価値がありました。

 

常に疑いながらも真希子の「山内しずか」に対する信頼と、ある種の依存はどんどん深まっていきます。

 

杏子は皐月の私物や13年前の火事の証拠を探すため、真希子に2階の掃除をすると言いました。

 

しかし真希子は2階には上がるなと強く言い残しました。

 

真希子が出かけると杏子は禁を破って2階に上がりました。

 

立入禁止を言い渡された2階には、荒れ果てた部屋と敵意に満ちた目をした男性の姿があったのです。

 

男性に問い詰められ絶対絶命の杏子、しかしなんとか家政婦の「山内しずか」としてその場を乗り切ります。

 

真季子の2人の息子は、出来のいい商社マンの希一と、今は医学生である子供のころからどん臭かった次男の真二です。

 

どん臭かった真二が無理して医大に入り、ついて行けなくて引きこもりになったのだと杏子は思いました。

 

しかし、彼を手懐けようと出した食事の好みから彼が真二ではなく兄の方だと気づきます。

 

「希一さん」

 

かつて淡い恋心を抱いた優しく優秀な希一が引きこもりになっている衝撃に、思わず廊下でその名をつぶやいてしまう杏子なのでした。

 

解雇されてしまう

家事代行「山内しずか」の完璧なサポートを受け、真希子のSNSや読者モデル業はますます軌道に乗っていました。

 

スタッフからはいずれ専属モデルになるのではとまで言われています。

 

杏子は真相究明の協力者のクレアと共に、クレアのネットスキルを駆使して真希子の身辺や火事の真相にたどりつく手がかりを探っています。

 

御手洗家での証拠探しは、引きこもりの希一がいるため難航していますが、食事をきっかけに希一とは会話するようになりました。  

 

そしてなんと、希一から真季子のクローゼットをいつか見せてくれる約束までとりつけることができたのです。

 

一筋の希望が見えてきた杏子でしたが、2階に落としたエプロンのボタンを真希子に見つけられてしまいます。

 

真希子の誘導尋問によって2階への立入禁止を破ったことがバレた「山内しずか」は、真希子から冷酷に解雇を告げられてしまいました。

 

再び真希子に接触する

御手洗家に立ち入れなくなった杏子は、なんとかして真希子への接触を試みますがうまくいきません。

 

杏子は妹の柚子に「この問題に足を踏み入れるな」と強く言い聞かせていました。

 

杏子は、母親と妹を守るのは自分の役目だという固い信念を持っていたのです。

 

しかし柚子は、姉に内緒で真希子の次男の真二に接触します。

 

柚子と真二は以前合コンで偶然幼なじみとして再会して、真二の方から強引にLINE交換していたのです。

 

杏子はこのことを知りません。

 

真二とはLINE以上の交流をしないように当たり障りなくやりとりしていた柚子でしたが、姉のピンチに一肌脱ぐ覚悟をして内緒で真二と会うようになりました。

 

柚子は、真二から得た情報だと秘密にして杏子に真希子の情報を伝えました。

 

仕事は絶好調であるものの、真希子の生活は「山内しずか」を解雇したために荒れ果てていました。

 

「山内しずか」に立入禁止を破られた恐れがあり、次の家事代行を頼むこともできません。

 

「御手洗家の後妻」として、常に親友だった「前の人」と比較され、弱味を見せないように完璧を装ってきた真希子は、荒れ果てた部屋のゴミをそのまま袋に詰めて、深夜に外部のトランクルームに隠していました。

 

柚子の情報でそれを知っていた杏子は偶然を装って真希子の作業を手伝い、再び自分を雇ってくれるよう交渉します。

 

杏子は「2階の人」の存在を知っていることを暗に脅しのカードに使いながら「秘密を知る自分は協力者だ」と、再び真希子の信頼を得ることに成功しました。

 

証拠を探す

前回よりも、より真希子の身近な存在として「山内しずか」は再び御手洗家の家事代行に就任しました。

 

頭のいい杏子は真希子の芸能活動に適切なアドバイスをするようになり、それによって真希子はどんどん活躍していきます。

 

真希子の「山内しずか」への信頼はゆるぎなく、ついに家の鍵まで預かるようになりました。

 

杏子は真希子のクローゼットに、あの火事の真相を解き明かす証拠があるとにらんでいました。

 

真希子のインスタグラムの投稿には、華やかに着飾った真希子の装いの中に、たくさんの皐月の私物が映っていました。

 

真希子は皐月の私物を自分のものにしてずっと使っていたのです。

 

杏子は真希子のインスタグラムに投稿されたクローゼットの写真の中に、火事の証拠となりうる母親の私物が映り込んでいるのに気づいていました。

 

珍しい柄物の、日本では手に入らないカーディガンです

 

杏子は13年前の火事が起きた翌日、父と防犯カメラの映像を確認して、その特徴のあるカーディガンが現場に映り込んでいるのを見ていました。

 

あの時「火事は自分のせいだ」と土下座した母はそのカーディガンを着ていませんでした。

 

あのカーディガンを真希子が持っているなら、それは真希子があの火事の犯人である証拠になると思い、杏子は真希子の留守中にクローゼットに立ち入りました。

 

希一にクローゼットにいるのを見られましたが、怪しまれた様子はなく、だんだんと希一との親交も深まってきました。

 

そしてついに、あのカーディガンをクローゼットの中に見つけました。

 

真相に一歩近づいたのです。

 

絶体絶命のピンチ

次に杏子がやろうとしていることは、御手洗家の屋敷の隣に建つ「御手洗内科」に忍び込み、13年前自分がカルテの中に隠した火事の資料を回収することでした。

 

資料とは防犯カメラの映像の入ったSDカードや、当時の覚書です。

 

杏子は病院の給湯室の扉からなんとか侵入できないかとベランダから見ていました。

 

すると偶然から給湯室のカギのありかを見たその時、不意に希一から声をかけられます。

 

驚いた杏子は無意識に「給湯室に人がいるから見られないように」と希一に言ってしまいます。

希一は杏子に詰め寄りました

「どうしてあそこが給湯室だとわかるのか」

 

「君は本当は「山内しずか」ではなく杏子ちゃんだろう」

 

希一に正体を見抜かれてしまいました。

 

偽名を使ってまでかつての自宅で家事代行をしていた杏子に「なんの目的だ」と希一は詰め寄ります。

 

杏子は苦しい言い訳をしますが、希一は以前杏子が真希子のクローゼットを漁っていた映像を持っていて絶体絶命に追い込まれました。

 

希一からは「俺の奴隷になれば黙っていてやる」と脅され、杏子はその条件をのむしかありませんでした。

 

希一の条件

反面、家事代行の「山内しずか」は真希子から絶大な信頼を得ていました。

 

テレビで披露する料理の指導など、もはや公私共に真希子にとってなくてはならない存在になっていました。

 

希一は杏子に黙っている条件として、希一が運営するデマサイトを手伝うよう命じました。

 

それはデマで炎上を引き起こしてアクセス数を稼ぐような悪質サイトで、杏子は強く拒否しますが希一から力で脅されます。

 

逃げるように家を出た杏子は希一からの力への恐怖に震えていました。

 

杏子は希一に正体がバレたことで柚子と暮らすアパートを出ていました。

 

柚子は杏子を執念で探し出しました。

 

妹と母を1人で守ると決意していた杏子でしたが、柚子に「本当は怖い」と本音をうちあけます。

 

2人は共に闘う決意をします。

御手洗内科に柚子が乗り込む

杏子と共に闘う決意をした柚子は、真二の「お父さんに会わないか」という申し出を受けて「御手洗内科」に乗り込みます。

 

「誰にも内緒で会わせるけれど、看護師長の市原さんにだけは協力してもらった」と真二に紹介された女性は、柚子が小さい頃からこの病院に勤めていて事情もすべてわかっているといいます。

 

厳しそうな態度で案内する市原看護師長。

 

13年ぶりに会う父親は違和感があるほどの笑顔で、うれしそうに柚子を迎え入れました。

 

優しい父の笑顔に気を許しはじめる柚子でしたが、姉から命じられた火事の資料の回収を見事にやりとげます。

 

しかし資料を回収する柚子を市原が見ていました。

 

希一は、自身が運営するデマサイトに、母親である御手洗真希子の過去のネタを投下します。

 

しかし希一の行動は真希子にお見通しで、すべて真希子の手の内であることを知った希一は絶望してサイト運営も全てやめてしまいました。

 

荒れた希一は杏子に詰め寄り、杏子は実は御手洗 真希子が放火犯ではないか疑っていて、それを確かめるために御手洗家に入ったと白状してしまいます。

 

衝撃を受けた希一でしたが、実は希一もあの火事が忘れられなくて苦しんでいる1人でした。

 

「あの日のことを話してやる」と希一は言い、そのために一緒に外出することになりました。

 

引きこもりの希一にとって久しぶりの外出は簡単なものではなく、目的地に辿り着けません。

 

希一は外出すらできない自分に絶望して更に引きこもりますが、杏子に激怒され2人で部屋の片付けをします。

 

柚子と父親

協力者のクレアが真希子のシングルマザー時代のものだと思われるブログを見つけました。

 

そのブログにはどうやら皐月もブログをやっているらしいと書かれていました。

 

柚子が母のものと思われる日記を「wixi」で見つけました。

 

日記を見つける手がかりは、杏子に内緒で父に会っていろいろと聞き出して得たもので、母がオフ会に参加していたこともわかりました。

 

優しい父に柚子はだんだん心を許していました。

 

柚子は再び父に会い、防犯カメラの映像を見せ、映っているカーディガンを真希子が持っていることを言い、母親を助けてほしいと言いました。

とうとう外出に成功する

希一と杏子は失敗を経て外出に成功しました。

 

とうとう目的地である、真希子一家がシングルマザー時代に3人で住んでいた廃墟のようなボロアパートに辿り着きました。

 

アパートに唯一住んでいる老人はゴミを収集して部屋にためこんでいました。

 

希一は真希子が再婚する時に捨てたノートパソコンを、この住人が拾い去るのを当時見ていました。

 

希一が持って来た新品のパソコンと引き換えに、2人は当時の真希子のノートパソコンを手に入れました。

 

パソコンにブックマークされた真希子の日記は、なんと皐月のものだと思っていた「wixi」の日記の方だったのです。

 

一方柚子はまた父親と会っていました。

 

しかし2人の席に真希子が現れたのです。

 

父親の裏切り

父は真希子にカーディガンの話もしていました。

 

柚子から目をそらす父。

 

真希子は有無も言わせぬ圧力で柚子を「逆恨みだ」とねじ伏せます。

 

父はカーディガンを探したが見つからなかったから証拠がないと言い、真希子は金ならいくらでも支援するから近づくなと柚子に強く言います。

 

父の治は、なにかおかしいと気づいていながら見て見ぬふりをしました。

 

そして柚子たちを切り捨て真希子に同調するのでした。

 

真希子は市原看護師長に命じて皐月や杏子のことを調べさせていました。

 

その夜密かに真希子が燃やしていたのは、映像に映っていたあのカーディガンでした。

 

唯一の証拠の品は燃やされてしまったのです。

 

手の内を知られてしまい、証拠の品も失った杏子は最後の手段として父親に直談判することを決意します。

父親と娘の対決

父の治は真希子の仕切る御手洗家に居場所がなく、医院の仮眠室に常駐していました。

 

仮眠室に乗り込んだ杏子は、自分が家事代行の「山内しずか」を名乗る杏子であると正体を明かします。

 

なぜ13年前のことを真剣に調べないのか詰め寄る杏子に、治は自分のイメージを保つために捜査を打ち切らせたと言います。

 

あまりの発言に手を上げた杏子を制止したのは市原看護師長でした。

 

そして「山内しずか」は御手洗家の家事代行を解任されました。

 

家事代行を解任された「山内しずか」と柚子の活躍

 

御手洗 真希子はフォトブックまで出す人気タレントになっていました。

 

再婚してからずっと真希子をバカにしてきた治の姉たちにも強気で言い返し、ねじ伏せる女帝のふるまいです。

 

そんな飛ぶ鳥落とす勢いの真希子の敏腕マネージャーは、なんと「山内しずか」である杏子でした。

 

杏子は家事代行からマネージャーになったのです。

 

あの時現れた市原看護師長は、真希子の味方のふりをしていましたが、実は皐月をずっと慕っていました。

 

市原さんは、皐月が火事の原因であるはずがないと言いきりました。

 

看護師長は真希子の手の内に詳しい最強の味方だったのです。

 

市原さんは真希子から柚子の監視をするよう命じられていました。

 

もちろん偽の報告をしています。

 

柚子は大事な任務にとりかかっていました。

 

「wixi」のコミュニティに連絡をとり情報収集していたのです。

 

真希子は当時「エリーゼ」と名乗り、皐月になりきってエリーゼを演じていました。

 

ちなみにエリーゼは、皐月が「こんな名前だったら、ハーフである自分の西洋的な見た目と違和感がなくてよかったのに」と言っていた名前です。

 

「エリーゼの日記」に載っている画像の高級品は、すべて皐月の私物と御手洗家の食器や家具でした。

 

友達づくりの天才の柚子は、エリーゼコミュニティの人たちとすぐに打ち解け、当時の話を詳しく聞き込みました。

 

エリーゼにはたくさんのファンがいてファンコミュニティも存在しました。

 

ファンミーティングも行われていたようです。

 

そして、火事のあった当日エリーゼである真希子が、コミュニティの誰かと会っていたことがわかりました。

 

柚子はその人物から話を聞こうと調査をすすめます。

 

御手洗真希子、炎上する

真希子にすべてを悟られてから柚子は真二と連絡を断っていました。

 

ずっと柚子を心配していた真二は同じ大学の葛木 七海とデート中に柚子を見かけ、七海を放り出して柚子を追いかけて捕まえました。

 

母親のために火事の真相をつきとめたいなら協力するからすべて話してほしい、力になると真二は柚子を抱きしめました。

 

柚子はバッサリと真二を切り捨てました。

 

抱きしめられた時、真二のジャケットに真希子が仕込んだ盗聴器があることに気づいたのです。

 

真希子は真二の交遊関係にも干渉していました。

 

真二と同じ大学の葛木 七海は真二を将来の旦那様に狙っていました。

 

清楚な笑顔で男子に人気の彼女には裏の顔があり、パパ活をしてその戦利品を「天使ちゃん」というアカウントで自慢していました。

 

なかなか自分になびかない真二に、攻めの一手で風邪のお見舞いを口実に自宅に押し掛けました。

 

キッチンでうどんを作っていると帰ってきた真希子に「私と話しましょう」と引きとめられます。

 

真希子は七海のことはすでに調査済みで、微笑みながら七海を牽制(けんせい)していきます。

 

「純粋なふりして野心と物欲が溢れてるあなたは真二を好きなわけじゃない、息子に関わるな」と言い渡します。

 

完全に拒絶された七海は本性を現し真希子に毒づきます。

 

しかし完全に真希子が一枚上手で、小娘の七海では歯が立ちません。

 

頬に爪を立てられ「二度と来るな」と言われ、敗北感に打ちひしがれながら帰る七海でしたが、彼女のスマホには真希子の恐ろしい本性が録音された音声が入っていたのです。

 

憎しみに支配された七海は、音声を御手洗 真希子のものだと明記して「天使ちゃん」アカウントで拡散しました。

 

「御手洗 真希子、終了」の文字が、ネット上を数分のうちにかけめぐりました。

 

御手洗 真希子は炎上したのです。

炎上の後始末

炎上はおさまる気配もなく真希子は苛立ってマネージャーの「山内しずか」に当たり散らし、早急におさめるように命じました。

 

「山内しずか」は、七海のパパ活を調査し、七海に都合が悪い調査結果を持って取引を持ちかけました。

 

応じるしかない七海はツイート削除と謝罪することを受け入れ、腹立ちまぎれに「山内しずか」にコーヒーを頭から浴びせ、捨て台詞と共に引き上げていきました。

 

御手洗家でシャワーを借りながら、杏子は真希子にいいように使われている自分に嫌気がさしていました。

 

そこに、最近は家事もやっている希一が現れ、おなかが鳴った杏子に手作りの唐揚げを出してくれました。

 

希一と話して杏子は冷静さを取り戻しました。

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『御手洗家炎上する』最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画ドラマ】希一その後の最後はどうなった?

炎上のその後

「天使ちゃん」はツイート削除し謝罪もしましたが、世間の真希子の本性への疑念は晴れません。

 

金目当ての略奪婚のイメージがついてしまいました。

 

そんな中、真希子にURLのダイレクトメールが届きました。

 

怪訝そうにタップするとそこには「昔の知り合いである芸能人のMさんと私の過去を告白します」というサイトがありました。

 

真希子の顔が一気に青ざめます。

 

投稿者の名前は「ムジナ」。

 

その名前は、真希子がエリーゼとしてwixiをやっていた時に、一番エリーゼに近かった「エリーゼコミュ」幹事の名前と同じだったのです。

 

ムジナは盲目的なエリーゼの信奉者であるがゆえに、エリーゼの矛盾にも敏感に気づいていました。

 

当時の真希子は、洋服やバッグは皐月に無断で勝手に持ち出して身につけていましたが「エリーゼ」を演じるためのさまざまな出費はどんどん膨らみ、真希子は多大な借金を背負い家賃も滞納していました。

 

金の工面に困った真希子は、皐月のアクセサリーを持ち出して質に入れて現金を手にするようになっていました。

 

ムジナは、エリーゼと名乗る目の前の人物と、文章の中の人物に教養などで違いがありすぎることをずっと不審に思っていました。

 

ついに、あの火事のあった日に「あなたは本物のエリーゼではないのではないか」と真希子に詰め寄りました。

 

ムジナを振り切った帰り道での真希子は、もはやこれまでかと憔悴しきっていました。

 

真希子に送られてきたサイトでは「エリーゼ」としての真希子を知るムジナが、当時のことをおもしろおかしく更新しています。

 

ネット上は再び「祭り」となっていました。

 

柚子の記憶

高熱でうなされている柚子は、朦朧とする意識の中で13年前のことを思い出していました。

 

あの火事の日に家にいた「誰か」が真希子だとはっきりと思い出しました。

 

真希子はムジナのサイトがきっかけで、自分のwixiにログインしました。

 

そして柚子と会ったという書き込みを読み「エリーゼコミュ」を柚子が嗅ぎ回っていたことを察知しました。

 

高熱でふせっている柚子のアパートに真希子が現れ、御手洗家に強引に連れ去りました。

 

真希子と治、真二と柚子と市原がリビングに集まりました。

 

柚子は真希子がエリーゼを演じるために皐月の私物を持ち出していたことや、火事の当日自宅に真希子がいたことを必死に訴えました。

 

証拠隠滅のために放火したと真希子を追い詰めます。

 

wixiの画像には、確かに御手洗家の食器や家具が写っていると治も真希子を疑いました。

 

真希子はすべて柚子の妄想だと切り捨てます。

 

柚子は、証拠はムジナのサイトだと見せようとしましたが、ムジナのサイトはすべて削除されていました。

 

真希子がもみ消したのです。

 

諦めるしかないのかと柚子が唇を噛みしめたその時、現れたのは「山内しずか」でした。

 

「山内しずか」は「真希子さんに言われた通りムジナの記事を消させました」と暴露しました。

 

そしてもう一つ衝撃の暴露は、あの「ムジナのサイト」は希一と共謀して作り上げた偽サイトで、すべては偽物の炎上だったということでした。

 

真希子が信じきっていたマネージャーの「山内しずか」は杏子であるとついに正体を明かしました。

 

追い詰められた真希子はついに「自分がやった」と自白しました。

 

しかし証拠不十分で逮捕には至りませんでした。

 

杏子と希一はお互いに告白し、共同生活していました。

 

しかし希一は「自分が放火犯だ」と自首してしまいます。

 

真希子と治は荒れ果てた御手洗家の部屋で酒に溺れていました。

 

真希子は希一をかばうために「自分がやった」と嘘をついていたのです。

 

しかしとうとう真二が本当のことを言いました。

 

誤って火事にしてしまったのは幼かった真二で、希一もまたかばうために自首していたのです。

 

フィナーレ

すべて真相が解け、皐月はどんどん元気になっていきました。

 

これまで「自分が家を火事にしてしまった」という罪悪感が皐月を蝕んでいたのです。

 

あの火事の悪夢から解放されて、みんなそれぞれの人生を歩み始めました。

 

杏子と希一は「おかえり」と穏やかに微笑み合いました。

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