今回は「ドラゴン桜」に登場する特別進学クラス・水野直美（みずの なおみ）について紹介していきます。
経営破綻状態の高校・龍山高等学校を舞台に、落ちこぼれた高校３年生の水野。
龍山高校再建を目指す弁護士・桜木建二（さくらぎ けんじ）に誘われ、一年後の東大受験合格を目指すことになります。
偏差値３０台の状態から一年後の東大理科１類を受ける為、水野は同じく特進クラスの矢島と共に勉強や受験のテクニックを教わります。
数々の挫折や試練を乗り越え、最終的に水野は見事に東大へ合格することとなりました。
そんな龍山高校初の東大合格者となった、特進クラス生徒・水野を紹介していきます。
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落ちこぼれ高校生が東大へ！？水野直美のプロフィール紹介！
水野直美のプロフィール
水野直美は私立龍山高等学校に通っている高校３年生です。
新学期試験の数学で５点を取るほどの低学力で、この時は３年A組２１番の生徒でした。
橋の上で桜木にバイトと称して声を掛けられ、教師たちの前で未来の東大合格者第一号として仕立て上げられます。
最初はただのバイトでしたが、桜木の言葉により水野自身の現状に向き合うことになります。
生活スタイルは地味で、学校内では１人でいることが多い水野。
このままではロクな人生じゃない、今の環境から自分の力で絶対に出ていくという強い意志を持つようになります。
性格は素直で、意欲も旺盛です。
勉強や受験テクニックの吸収も早く、特進クラスの講師陣を全面的に信頼しています。
水野直美の家庭は？
水野が中学２年の時に両親は離婚しており、小料理屋「美熊」の女将である母親と二人暮らしです。
両親の離婚後、母親が別の男性と親しくなってからは二人の関係が険悪になっています。
特進クラスの合宿が終わる頃、「家帰るのやだなあ」と本音が出てしまう程です。
物語が進むにつれ、母親は小料理屋をやめてカラオケスナックを新しくオープンすることになります。
そんな様子を見て「やっぱりバカはだめよ・・・絶対に幸せになれない」と漏らします。
家庭環境が悪い水野ですが、こんな環境から抜け出したいという強い思いが、東大受験への原動力となっています。
母親と子の確執！スナックのママと劣等生の娘の関係とは？
母親との関係が悪化！直美の母に対する気持ちとは
物語の中で、桜木は子供への教育や乳幼児期の接し方について説くことがあります。
親や周りの大人たちからの何気ない一言が、子供の心にかなり深く突き刺さると説明します。
その話を聞いた水野は、母親からの台詞を思い出しました。
「しょうがないわね」とか「何やってもダメね」など、その度に水野は傷ついて悲しくなっていました。
東大を目指すようになって、水野自身は心身ともに劇的に変化しています。
離婚後の関係もあり、母親からの支援を期待していない水野。
家に帰るとお店が煩く、勉強できる環境でないことに文句を言っています。
それでも「それで生活しているから文句は言えない」「カラオケスナックやってるおかげでこうして勉強できている」と、母親に対しての理解はあります。
母親の娘に対する暴言、そして本心とは
直美が東大を目指すようになりますが、母親はその事を冗談半分に聞いています。
勉強して大学に行くことはありがたいし、将来のことについて心配しています。
しかし、子供には幸せになってほしいと願う反面、自分のもとから離れて別世界へ行ってしまう寂しさに不安を感じています。
そのことを桜木に指摘され、母親は声を荒げてしまいます。
直美が冬季講習を受けることについて「ムダなこと」とぼやいたことがあります。
「東大受けるなんてバカなマネはよせ」「受かりっこない」「どう背伸びしたってあんたは私の娘に変わりない」
お酒が入った状態でしたが、娘に対する暴言が数々あります。
ですが、東大２次試験の合格発表当日の朝、いつもはまだ眠っている時間に母親は目を覚まします。
既に起きていた直美に、母親は話しました。
「結果はどうであれ、今後のことは心配しないで」
「直美は自分のことだけ考えて・・・」
これまで酷い態度で接してきましたが、娘に対する気持ちを正直に打ち明けた瞬間です。
たった二人の特進クラス！矢島勇介(やじま ゆうすけ)との関係を解説！！
矢島勇介の簡単な紹介
矢島も水野と同じく、龍山高等学校の３年生です。
資産家で育った矢島は出来が良い兄２人と比べ、落ちこぼれの部類にいます。
中学受験に失敗し、優秀な兄たちに対する劣等感から勉強をしなくなります。
当初は桜木の邪魔をする為に特進クラスへ入りましたが、次第に勉強に取り組むことになります。
水野と同じく学力最低な状態からスタートし、競い合い、励まし合う存在です。
東大入学後の様子 ドラゴン桜外伝『エンゼルバンク』での水野と矢島の交流について
矢島は浪人を経て東京大学へ入学します。
やりたいことが見つからず、「収入の多さ」を求めて就職活動をする水野と違い、東大在学中は「日本を変えたい」という目標から官僚を目指して進んでいる様子です。
時折アドバイスを求めて、水野とともに桜木のもとへ訪ねることがあります。
他にも龍山高校出身の東大合格者として水野とともに激励会へ呼ばれ、東大生になってからも水野とちょくちょく会う機会はあるようです。
合格確実の秀才！顔も性格も良い大沢賢治（おおさわ けんじ）と水野の関係を解説！
水野と大沢の出会いは？
大沢は都立日眉山高校の３年生で、部活動はハンドボール部に所属しています。
成績はよく、東京理科３類の合格は確実と言われています。
６月の統一模試の会場で、水野は偶然にも隣の席だった大沢の志望校の欄を見ます。
ハイペースで問題を解いていく様子から、彼を「宇宙人」と称します。
合宿前日に水野は、駅で偶然にも大沢と再会しました。
そこから互いのことを話すようになります。
勉強ができて部活もやって、家事や兄弟の世話などの話を聞いて、水野は大沢に対して尊敬の念を抱くようになります。
そこから二人は交際するようになります。
水野の霧を晴らす大沢のセリフを紹介
桜木から「東大理科１類を目指せ」と言われ、目標を見つけることができた水野ですが、一方で不安もありました。
合格してからの目標がない、その先をどうしたらいいのか、ずっと考えていたのです。
そんな水野に対し、大沢は答えます。
「東大はいろんなことを見聞きして、興味を持って打ち込めるものを見つけるのにベストの環境だと思う」
また、特進クラスで「東大生の親はみんな金持ち」の信憑性について課題が出されます。
大沢に相談して統計を調べてみると、東大生の約半数はごく普通の家庭から入っていることがわかります。
信憑性に欠けると結論付け、同時に親の年収と関係ないことに水野は勇気が出てきました。
「結局は自分自身ってことだろ。世間の噂とかに惑わされずに、信じて進めるかどうか」
大沢と出会って話をしていくうちに、水野のモヤモヤは晴れていきます。
水野と矢島、そして大沢の恋愛関係を考察！
同じく特進クラスの矢島との関係は
女ひとりと男ひとりという特進クラスですが、水野は矢島に対して恋愛感情はないようです。
良き仲間として、良き競い相手として矢島を見ています。
一学期の中間テストで「矢島に勝つ」と意気込み、昼休み中にも問題を解いています。
また、具合が悪いと帰宅した矢島が気になって彼の実家まで様子を見に行くこともあり、彼を気遣う様子もあります。
大沢に対する尊敬と恋心
水野は大沢を「宇宙人」と称し、いつしか惹かれるようになります。
そこから勉強合宿でも気合が増し、矢島や特進クラスの教師達が水野の変化に気づく程です。
夏休み中は大沢の勉強の妨げにならないよう、なるべく連絡は控えるといった健気な乙女心を持っています。
大沢の高校へ部活動の様子を覗きに行ったことや、大沢の家へ行って一緒に勉強することもあります。
水野直美のその後は！？東大合格で入学後の様子を解説！
センター試験、東大２次試験を終えて
水野は一年後の東大受験を終え、合格発表日を迎えます。
自身の受験番号「A42362」を見つけ、見事に合格することとなりました。
龍山高校初の東大合格者として卒業し、龍山高校の校舎に「祝合格 東京大学理科１類 水野直美さん」の垂れ幕が飾られました。
東大の入学式では、母親と記念撮影をする場面もあります。
東大卒業後の進路について。「ドラゴン桜外伝」「ドラゴン桜２」を少しだけ説明
東大入学後、勉強についていくのがやっとの様子です。
教科書が高くてお金がかかること、就職活動が上手くいかないなど、愚痴がこぼれるようになっています。
「エンゼルバンクードラゴン桜外伝ー」では大手商社に就職することになります。
ただ、「ドラゴン桜２」では弁護士になっており、桜木の事務所に所属しています。
龍山高校の理事となった桜木の命令で、「東大専門コース」の担当になりました。
東大を目指す生徒、早瀬菜緒（はやせ なお）と天野晃一郎（あまの こういちろう）の合格をサポートする立場となります。