憂国のモリアーティ最終回完結した？結末や最後ラストを予想ネタバレ！原作漫画アニメ

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アニメ化もされている人気漫画『憂国のモリアーティ』。

 

今回は、漫画『憂国のモリアーティ』のこれからの展開や結末を原案の「シャーロック・ホームズ」シリーズなどから考察していきます。

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『憂国のモリアーティ』は完結した？最新巻は何巻？

原作は完結した？

結論から言うと、原作は完結しています。

 

『憂国のモリアーティ』の原作は、アーサー・コナン・ドイル作の「シャーロック・ホームズ」シリーズです。

 

「シャーロック・ホームズ」シリーズの初版は1887年「緋色の研究」であり、1927年「ショスコム荘」を持って完結とされています。

 

なお、原作ではジェームズ・モリアーティ教授の出演は非常に少なく、最初の登場は「最後の事件」であり、その話中でモリアーティ教授は死亡していま す。

 

その後「空き家の冒険」「恐怖の谷」にも登場しています。

 

モリアーティ教授が登場するのは原作では以上の3話のみとなっています。

 

名前だけであれば「ノーウッドの建築士」「スリークォーターの失踪」「高名の依頼人」にも少しだけ出てきます。

 

最新巻は何巻まで出ている？

『憂国のモリアーティ』は現在（2023年6月）までに19巻出版されています。また次巻20巻の発売時期は未定です。

 

これまでの発売ペースですと、2023年6月中に出版されてもおかしくなかったので、2023年7月～8月には発売されると考えられます。

あと何巻で完結する？

結論から言うと、最短で40話分、つまりあと10巻程度で完結する可能性があります。

 

現在最新である19巻は「第一章の完結」とされています。

 

しかし、19巻最後にも、今後も物語は継続していくという布石が打たれています。

 

また、『憂国のモリアーティ』は原作「シャーロック・ホームズ」シリーズに実在するものと似た題名をつける傾向にあります。

 

例としては、憂国のモリアーティより「緋色の瞳」、「パスカヴィル家の狩り」は、「シャーロック・ホームズ」シリーズより「緋色の研究」「パスカヴィル家の犬」より取ったと言って間違い無いでしょう。

 

原作「シャーロック・ホームズ」シリーズは長編4作、短編56作が存在しますが、その内「憂国のモリアーティ」に題名が使われているもの、似ているものは合せて20作、未使用のものは40作あります。

 

つまり、40作分の題名のストックがあると言うことです。

 

現在発売分の19巻までに、長編4作分・モリアーティ教授が登場する3作分の題名はすべて使用済みであり、これらの題名を使用するのであれば、単行本でいうと1冊～3冊程度かけた物語の長さとなっていました。

 

しかし、例えば「オレンジの種五つ」のように、原作「シャーロック・ホームズ」シリーズにおいて短編、かつモリアーティ教授が登場しない作品の題名で

 

あれば、「憂国のモリアーティ」で「グレープフルーツのパイ一つ」がそうであったように、1話完結となる場合もあります。

 

残りの40話はすべて短編であり、モリアーティ教授が登場しない作品であるため、最短40話分、単行本1巻収録ペースを考えると、あと10巻程度で完結する可能性もあると言うことです。

 

ただし、原作「シャーロック・ホームズ」シリーズの題名を使用しない物語の回も「憂国のモリアーティ」には存在するため、最低10巻ではありますが、それ以上となる可能性の方が高いでしょう。

 

作者自身のコメントからも、「憂国のモリアーティ」が完結間近であると言うような言動は見られないため、今後も物語は長く続いていくと考えられます。

 

『憂国のモリアーティ』最終章に至るまでのネタバレまとめ

モリアーティ・プランって何？？

アルバート・ジェームズ・モリアーティの理想とする、「階級によって差別されない社会」を実現するための計画（プラン）です。

 

アルバートがこの理想を持ったのは10代の頃、まだウィリアムと出会う前でした。

 

理想を実現するために最初に実行された事は、モリアーティ家の両親と実弟を殺害する事でした。

 

その後、成人した彼らは裏社会で犯罪卿と名乗り、悪徳貴族に対して粛清（しゅくせい）を繰り返します。

 

さらに、平民の味方であった議員を大衆の前で殺害することで、平民からの憎悪も犯罪卿が一身に受けます。

 

犯罪卿の知名度を上げた上で、ウィリアムが犯罪卿であると世間に公表されるよう仕向けます。

 

平民・貴族が協力し合いながら犯罪卿であるウィリアムを追い詰め、平民の味方であるシャーロック・ホームズが彼を亡き者にする事で、格差を是正し、社会を変革します。

 

以上がアルバートの理想を実現するためにウィリアムが考えたモリアーティ・プランの概要です。

 

このプランは、ウィリアムが死亡することが大前提としてあげられています。

 

ウィリアムの死亡に対し難色を示したメンバーも少なからずいましたが、結局、ウィリアムが考えた通りに事態は進んでいくのでした。

 

ホームズとウィリアムは死んでしまったの？？

「最後の事件」により共にテムズ川に落ちてしまったシャーロック・ホームズとウィリアム・ジェームズ・モリアーティの2人。

 

二人は共に死亡してしまったと考えられていました。

 

しかし、3年越しにシャーロック・ホームズはロンドンに帰還します。

 

そして、モリアーティ兄弟・モラン大佐にウィリアムは生存していると言うことを伝えます。

 

その後、ウィリアムは長男アルバートが幽閉されているロンドン塔に現れ、アルバートに対してこれから2人で贖罪（しょくざい）のために生きていこう、と伝えるのです。

 

シャーロック・ホームズ自身も、ベイカー街221Bに3年ぶりに戻り、ジョン・ワトソンと大家のハドソンさんに再会するのです。

『MI6』はどうなったの？？

「MI6」とは、大英帝国女王陛下直属の組織であり、同時に非公式の組織です。

 

非公式であるため他の貴族とのしがらみなく活動することができ、かつ国が介入できない問題の解決を目的として作られました。

 

設立はアルバート・ジェームズ・モリアーティと、シャーロック・ホームズの兄であるマイクロフト・ホームズによってなされ、アルバートが「MI6」初代長官となっています。

 

「最後の事件」によって、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティが犯罪卿であると世間に知られてしまいます。

 

よって、ウィリアムが死亡したとしても、モリアーティ伯爵家は世間を混乱に陥れた人物を輩出した責任を取ることとなります。

 

モリアーティ伯爵家の家長は長男であるアルバートであるため、彼はロンドン塔に幽閉されることで責任を取り、「MI6」の長官「M」を辞職します。

 

しかし、「MI6」の実際の任務を知っている人物は限定されているため、長官「M」はモリアーティ家の三男、ルイスが受け継ぐこととなりました。

 

「MI6」のメンバーは初代「M」の時からほとんど変わっていませんが、モラン大佐のみが「最後の事件」以降、行方不明となっていました。

 

しかし、「空き家の冒険」において、モラン大佐も「MI6」と合流し、活動を再開しています。

 

漫画『憂国のモリアーティ』最終回結末や最後ラストを予想ネタバレ！

モリアーティ家の兄弟たちはどうなるの？

長男アルバートはロンドン塔に幽閉される道を選びました。

 

三男ルイスは、「最後の事件」以降、長男アルバートに代わってMI6の長官「M」となっています。

 

次男ウィリアムは「最後の事件」以降、死亡したと思われていましたが、3年ぶりにロンドンに帰還したシャーロック・ホームズにより、生存していることが伝えられ、実際に兄弟たちの前に姿を現しています。

 

ただ原作では、前述したようにモリアーティ教授は「最後の事件」で死亡しており、その後は名前だけの登場となります。

 

しかし、「憂国のモリアーティ」において、モリアーティ3兄弟は全員生存しています。

 

長男アルバートは幽閉の道を選択したため、表だった活動はしなくなると考えられます。

 

しかし、新たに「M」となったルイスと、ウィリアムの2人は活動を継続することができます。

 

ですが、ウィリアムは「最後の事件」において世間では死亡したと言う認識であるため、あえてその誤解を解いてまで表舞台に立つことはないでしょう。

 

よって、これからはMI6での活動がメインとなることが考えられます。

 

また、シャーロック・ホームズが関与する事件においては、そもそも原作がドイル作「シャーロック・ホームズ」シリーズであるため、何らかの関与がなされることは間違いないでしょう。

 

『MI6』はこれからどうなるの？

結論から言うと、「MI6」はこれからも存続していきますが、ジェームズ・ボンドが死亡する可能性があります。

 

そもそも、原作「シャーロック・ホームズ」シリーズには「MI6」と言う組織は登場しません。

 

「MI6」はイギリスの「秘密情報部：SIS」の通称であり、諜報機関を意味します。

 

実在する機関であるため、「憂国のモリアーティ」内でその存在がなくなってしまうと言うことは可能性として低いと考えられます。

 

そして、「MI6」と言う組織が登場する物語で代表的なものといえば「００７（ダブル・オー・セブン）」シリーズであり、この主人公がジェームズ・ボンドです。

 

このシリーズは映画が有名ですが、原作はイアン・フレミング著の小説です。

 

1953年に「カジノ・ロワイヤル」でジェームズ・ボンドは初登場し、その後12の小説と2つの短編小説に登場しています。

 

小説ではジェームズ・ボンドが死亡することはなかったのですが、2021年に公開された映画「００７/ ノー・タイム・トゥ・ダイ」において、彼は死亡しています。

 

「憂国のモリアーティ」が「００７」シリーズをオマージュしていることは明らかですが、原作者名にあえてコナン・ドイルのみを表記し、イアン・フレミングの名前を書かなかったことから、映画版の「００７」により忠実なのではないかと考えられます。

 

そして、最新の映画版「００７」シリーズでジェームズ・ボンドが死亡したことを考えると、「憂国のモリアーティ」でもジェームズ・ボンドが死亡する可能性があるでしょう。

 

しかし、「憂国のモリアーティ」において、ジェームズ・ボンドは、アイリーン・アドラーの別名です。

 

このことから、何らかの事件が起きた際に「MI6」の諜報員ジェームズ・ボンドは死亡したということになり、彼女は再びアイリーン・アドラー、もしくは別の人物として人生を歩んでいく、と言う筋書きとなる可能性の方が高いと考えられます。

 

これから別の探偵が出てくる可能性はあるの？

結論から言えば、「フレデリック・チェイス」という名前の探偵が出てくる可能性があります。

 

アーサー・コナン・ドイル原作の「シャーロック・ホームズ」シリーズは前述した通り、1927年「ショスコム荘」を持って完結しています。

 

しかし、その後様々な小説家によってモリアーティ教授はオマージュされてきました。

 

そしてオマージュの中で唯一、コナン・ドイル財団が「公認」作品としているものがあるのです。

 

それは、「名探偵ポワロ」ドラマシリーズ脚本家でも知られる、アンソニー・ホロヴィッツによる小説「絹の家」と「モリアーティ」です。

 

特に「モリアーティ」は、モリアーティ教授が指揮する組織の残党を探偵・警察が捉えるために奮闘するというもので、その探偵の名前がフレデリック・ チェイスです。

 

「憂国のモリアーティ」はコナン・ドイルが原作者であると明記していますが、コナン・ドイル財団が公認している小説であれば、犯罪卿の死亡後という「憂国のモリアーティ」においてピッタリの状況もあり、探偵フレデリック・チェイスを登場させる可能性があるでしょう。

 

『憂国のモリアーティ』主要キャラクターを紹介！

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ

孤児だったが、博学で点崎的頭脳の持ち主。

 

アルバートの実弟になりすまし、実弟の名「ウィリアム」を名乗ります。現在は数学教授と犯罪相談役（クライム・コンサルタント）として活動。

 

貴族と市民、両方に忌み嫌われ、自身の死を持って社会をより良く変革する為に最後の事件を起こします。

 

テムズ川に転落し消息不明となっていたが、シャーロックの帰還により生存が明らかとなりました。

アルバート・ジェームズ・モリアーティ

若くして家督を継いだ伯爵。

 

幼少期にウィリアムに理想とする世界の実現を依頼し、全てのきっかけとなった人物。

 

その己の罪と向き合うため、ロンドン塔に幽閉されることを選択した。

 

MI6の幽霊会社（ペーパーカンパニー）であるユニバーサル貿易社の元取締役。

 

ルイス・ジェームズ・モリアーティ

ウィリアムの弟。

 

領地の管理と屋敷の執務などの一切をこなします。

 

最後の事件後、長兄アルバートに代わり新たなMI6長官「M」となりました。贖罪（しょくざい）のため、その身を大英帝国に捧げる。

シャーロック・ホームズ

並外れた観察眼と推理力で真実を解き明かす、自称「世界で唯一の諮問探偵（コンサルティング ディテクティブ）」

 

最後の事件で、ウィリアムと共にテムズ川に転落。

 

消息不明となっていましたが、ウィリアムの依頼を受け3年ぶりにロンドンに帰還します。

ジェームズ・ボンド

MI6、七番目の特殊工作員。新体制下のMI6にも所属しています。

 

アイリーン・アドラーが闇に身を潜めるために新しい名前を名乗っています。

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