この音とまれ!21巻を無料で読む方法とネタバレ感想紹介!漫画アプリでタダ?通孝の母が骨折で部活に支障が?

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『この音とまれ!』21巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

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『この音とまれ!』第21巻 ネタバレ&感想

第78話 分かれ道(前編)

前回の件で病院にいる通孝の場面からスタートです。

 

筝曲部の朝練まで休んで、母親の看病や身の回りの世話にいそしんでいます。

 

そんな時母親から、「…通孝、ごめんね。今部活、大事なときなんだろ?」と尋ねられます。

 

しかし、通孝は「俺、部活では結構うまい方なんだ。ちょっとくらい部活に出なくても余裕だよ」と言います。

 

母親は、心配そうな顔で通孝を見つめていました。

 

例のごとく、屋上で昼ご飯を食べている愛、哲生、実康、通孝、光太の五人は通孝に母親の容態がどうだったのか尋ねます。

 

通孝は、母親が一か月入院になったことをつげます。

 

それに対し、哲生は家のことどうするのかを尋ねます。

 

通孝は、朝から学校おわった後まで忙しくなりそうなことをつげます。

 

そのことを聞いて、光太、実康はつい口を滑らせて「じゃあ、部活は…どうするの」と言ってしまいます。

 

通孝は、笑顔を作ると「いやぁ、昼練と放課後、一時間できるかどうかって感じだなー。…つーわけだから、俺早めに昼練行くわ!」そう言い残すと、その場を後にします。

 

光太、実康は自分たちが追い込んでしまったのではないかと後悔していました。

 

放課後の部活でも、通孝が今後どうしていくべきなのかという話題があがりました。

 

部員たちは、通孝に気を使いながら、大丈夫だよ、なんとかなるって、など声をかけます。

 

しかし、滝浪先生は「…堺、正直に言って今後お前に可能な練習量で「和(全国で演奏する曲)」の今のパートが務まると思えない。」、と言いこれに対し部員たちは抗議の声をあげましたが、先生は「あくまでこれは提案だ。堺、お前のパートだけもう一度作り直す」と言いました。

 

しかし、通孝は「嫌だ!まだわかんねーじゃん!…やる前から無理って決めつけないでくれよ!…ちゃんと、がんばらせてくれ…」と言います。

 

すると、愛が箏を通孝に渡しながら「ただでさえ時間ねんだから、さっさと練習始めるぞ」と言い練習を開始しました。

 

部員たちはそれぞれなにか考えるようでした。

感想

大変なことになってきましたねー。

 

通孝についにスポットライトが当たりだし、この先どうなっていくのかがよめなくなってきました。

 

通孝の問題がこれからどうなっていくのか、続きをみていきましょう!

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第78話 分かれ道(後編)

翌朝通孝の家で通孝はまだまだ幼く、あばれたい盛りの弟や妹たちの世話に精一杯です。

 

通孝は改めて毎日こんな大変なことをやっていた母親の偉大さを実感します。

 

結局朝練には参加できませんでした。

 

そして昼休み、いつものメンバーがご飯の誘いに来ましたが通孝はその誘いを断り、ご飯も食べずに昼練に一人で向かいます。

 

その様子を四人は心配そうに見つめていました。

 

そして放課後になり、部員たちはそれぞれ練習を開始します。

 

みんなは、通孝に気を使い通孝のやりたい練習から先にやらせてくれます。

 

ありがたく受け入れる通孝でしたが、通孝はあることに気が付きます。それは由永の爪のタッチが強くなってきていることです。

 

一年生で始めたての由永の成長に驚きとともに動揺を覚えます。

 

自分がどんどん取り残されて行ってる気がしたからです。そのせいで通孝はさらにあせりを感じます。

 

そんな時、堂島先生が部室に到着します。

 

事前に滝浪先生から通孝の状況を聞いて事情を知っていた堂島先生は、とりあえずみんなで通し練習をして現状の実力を自分の耳で確かめようとしました。

 

そして、演奏を聴き終わると堂島先生は通孝の実力がかなり他の人に比べて劣ってることを知って、気を使い通孝の個人練習を提案します。

 

すると、通孝は先生に「…やっぱ、俺今すげーあしひぱってるよな」と尋ねます。

 

部員たちは全然弾けてるよ、と通孝を励ましますが百谷だけは「…先輩、こないだから同じとこばっかミスってます。

 

足引っ張ってる自覚あるなら楽譜簡単にしてもらえばいいじゃないですか」といつも通りの淡々とした口調でハッキリといいます。

 

そんな百谷に実康は耐え切れず、百谷に掴みかかります。

 

しかし百谷はこれまた落ち着いた様子で、「表面上だけ励ましてなにがかわるんですか」と言います。通孝は二人を止めて、「サネいいって、百谷の言うとおりだよ。

 

俺が変な意地はってなきゃ、みんな気を遣わずにすんだのに…。

 

とりあえず今日は俺、帰るわ。…ごめんな」そう言うと通孝は静かに部室を出ていきました。

感想

ついに部員同士の衝突が始まってしまいました泣。

 

百谷もなにか考えがあって発言をしている様子だったので、ちゃんと通孝のことを思ってのことだったのでしょう。

 

そう信じます笑。それでは次の話を見ていきましょう!

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第80話 ひとり独り

次の日の朝、部室では朝練のために通孝と百谷以外のメンバーが集まっていました。

 

メンバーはそれぞれ昨日の出来事について思い悩んでいたため、部室は重い雰囲気でした。

 

由永はその様子を悲しそうな目で見ていました。

 

朝練が終わり、教室に帰った由永は百谷のもとに行きます。その顔には、涙が浮かんでいます。

 

由永は「…なんで、そんなどうでもよさそうなの。…部活ちょっとしかでないで、確かに百谷君は弾けているけど、でもみっつ先輩のがんばってる姿ちゃんと見てないから、あんなこと平気で言えたんだ!」と言います。

 

それに対し、百谷は「…ちゃんと見てないのはどっちだよ」とボソッとつぶやきました。

 

昼休みになり、実康、光太、愛、哲生の四人は通孝の教室をたずねます。しかし、通孝の姿は見当たりません。

 

そのため、通孝と同じクラスの人に通孝を知らないかを尋ねます。

 

すると、そのクラスメイト達から衝撃の言葉が飛び出します。

 

「通孝ってだれだっけ?…なぁ、お前わかる?」「…あぁ、あいつじゃん。髪ピンクのぼっちのデブ」四人は驚きを隠せませんでした。

 

通孝は案の定、学校ではなく家にいました。学校をさぼり、一人で思い悩みながら愛お手製のダンボール箏で練習をしています。

 

しかし、気が付くともう妹を幼稚園に迎えにいく時間になっています。

 

雨が降っていたため、傘をさしながら歩いていると、ちょうどそこで百谷に出くわしてしまいます。

 

時瀬高校の下校時間とお迎えの時間が重なっていたからです。

 

百谷は「…先輩は、今日は学校休みっすか」といいます。通孝は「…家事とか結構たまってて。つか昨日は悪かったな、百谷の言う通り同じとこずっとミスってて。…でも今日家でばっちり練習したからよ、だいぶマシになったぜ」と返します。

 

それに対し百谷は、「…そんなに楽譜簡単にするのいやっすか。…そんなにだめなことなんですか」と尋ねます。

 

それに通孝は「…だめではねえよ。…ねぇけど嫌に決まってんだろ。みんなが全力でがんばってるなか、一人だけ弾きやすいようにとかすげーいやに決まってんだろ。…お、お前は知らないだろうけど俺らはすげーがんばって全国をつかんだんだよ。…ここにきて俺だけ全力でがんばれねーとかすげーいやだろ!…なんで入部しただけで、部活に来ねえでも弾けるお前に、楽譜簡単にすればいいとかいわれなきゃいけねーんだよ!!」と泣きながら言うと、その場を走り去ってしまいました。

感想

引き続き通孝と百谷の掛け合いが続いております!

 

通孝はこのままどんどん絶望の気持ちを引きずって行ってしまうのでしょうか…。続きをみていきましょう!

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第81話 もう一つの選択

百谷との言い合いの後、妹を迎えに行った通孝は無事に家に帰りつきました。

 

しかし、それで安心できるわけもなく、今度は家事や弟とたちの遊び相手になったりと精一杯です。

 

そんな時、家にピンボーンという音が鳴り響きます。誰かが来たようです。「よう」そう言って玄関の前に立っていたのは哲生でした。

 

哲生が来たことを知った弟や妹たちは大喜びです。

 

哲生は遊び相手をしてくれるだけじゃなく、ご飯までも作ってくれました。

 

通孝は「…正直お前来てくれてなかったら、結構やばかったかも。ありがとな」と言います。

 

それに対し哲生は「…やばいときは朝でも夜でも、いつでも連絡しろよ。

 

俺じゃなくても筝曲部のみんなだっていい。みんなお前の味方だろ。…お、噂をすればだな」と言うと、玄関の前から物音がしました。

 

玄関に行ってみると、そこには雨でびしょ濡れになった実康、愛、光太がいます。

 

通孝がどうしたのか尋ねると、相談があってきたと言われました。

 

その内容は、三人が明日から交代で通孝の家のことを手伝うというものです。

 

しかし通孝は、「…そんな迷惑かけられるわけねーだろ」とその提案を断ります。

 

それでも愛は、「お前、今の楽譜のままでがんばりてぇんだろ。ならこれしかねぇ。一人で背負うのは大変でもさ、俺ら全員で背負えば余裕っしょ!」と言い張ります。

 

通孝は涙を流しながら、「…ありがとう」といいついに提案を受け入れます。

 

そこから数分後、一通りの会話を終えた四人は帰っていきました。落ち着いた通孝は部屋に戻ろうとすると、一番上の妹から「…今の会話全部聞いてた。…ちょっと、話いい?」と呼び止められました。

 

次の日の朝、練習で通孝と百谷以外の集まった時瀬筝曲部メンバーは愛から昨日あったことを話されます。

 

昨日の出来事を知ったメンバーたちは、ひとまず安心した様子です。

 

そんな中、職員室では滝浪先生はある紙を見ながら、「…もたなかったか」とそう声を漏らしました。見つめていた紙は、百谷からの退部届でした。

感想

通孝に少し希望が見えてきたと思ったら、今度は百谷の退部届が出されてしまいました…。

 

通孝だけでなく、百谷の行動にも目が離せなくなってきました。続きをみていきましょう!

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第82話 ブルーモーメント

職員室には滝浪先生から呼び出された、倉田と来栖がいます。

 

そして滝浪先生は、二人に百谷から退部届が出されたことを話します。

 

来栖は怒りがこみあげているようでしたが、自分で頬っぺたを思いきりたたいて冷静さを取り戻し、「…ごめん、カッとなっちゃって。

 

…あたし、百谷君のことまだわかんないし、正直あんまり好きでもない。

 

…けど、やるって言ったことはちゃんとやってくれた」と言います。

 

それに付け加えるようにして倉田は、「…うん。僕ら三年生がもっとちゃんと全員のことを見て考えるべきでした。

 

すいません。…先生、いったんこれを僕に預からせてください」と言います。そして、倉田は自分が今何をすべきかを考えました。

 

倉田は中庭に百谷を呼び出します。

 

百谷は自分が呼び出された理由に検討が付いていたらしく、「…すいませんでした。楽譜作ってもらってんのに無責任ですよね。でもやめるなら早いほうが…」そう言いますが、倉田はすかさず、「ほんとにやめるのはバイトが理由なの?」と尋ねます。

 

しかし、百谷は「…ほかに何かあります?」と笑顔で言い返します。

 

それに対し、倉田は「…百谷君はあんまり人に本心を見せないし、距離もしっかりとるよね。僕はそれが悪いことだとは思わない。…けど、こないだ通孝君の話の時百谷君、初めて自分からちゃんと関わろうとしてくれたよね」と言います。

 

これには百谷も少し驚きの表情を浮かべます。

 

続けて倉田は、「…もしかして自覚なかった?言い方は不器用だったけど、ちゃんと僕たちに考えるキッカケくれたでしょ。入部したころの百谷君なら何も言わずに放っておいたと思うよ。…百谷君すごい変わったよ。…だからこの退部届もこの前のせいなのかなって。…百谷君、意見が違ったりぶつかったりしてもそれは拒絶じゃないから。分からないだけなんだ。…だからちゃんと話をしてみてほしい。…ちゃんと向き合う前に僕たちのこと、切り捨てないでほしい」と言います。

 

そして、倉田は百谷に退部届を返しながら「…僕と来栖さん以外まだこのこと知らないから。…もし少しでも部活来たいって気持ちがあったらいつでも来て。待ってるから」そう言うと倉田はどこかに行ってしまいました。

 

放課後、部室では堂島先生を含めた練習が始まるところでした。百谷の姿はありません。

 

久しぶりに部屋を分かれての個人練が提案され、各自部屋を分かれようとしている時にある人物、百谷が登場しました。

 

これで、全員そろって練習がスタートできそうです。

 

通孝は百谷に気を使って一人で和室を使うことを提案します。

 

しかし、百谷は「…俺も和室でいいっすか」と提案したのです。

感想

百谷君の退部をめぐってついに倉田部長が動きました!

 

これによって百谷は少しずつみんに寄り添うしぐさを見せてきています。

 

それに加えてついに百谷と通孝の問題も進展の模様が…。続きをみていきましょう!

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第83話 大事にしてたこと

百谷と通孝以外のメンバーはいつも通り練習を開始します。

 

しかしみんな二人のことが心配なようで、そわそわして落ち着かない様子です。

 

場面は変わって和室組、百谷と通孝の練習風景です。

 

二人は最初背中を向けあう形で黙々と練習していました。

 

しかしそこで通孝が「…この間は悪かったな。あれ、完全に俺の八つ当たりだ」と切り出します。

 

百谷は「…いえ、俺も言い方よくなかったです。すいませんでした。…他の先輩が手伝って楽譜変えずに済むことになったんですよね。解決してよかったです」と返します。

 

通孝はそれに対して「…おお、みんなが手伝ってくれるって言ってくれてすげーうれしかった。…頼ろうって思ったよ。…けど妹が、中三の妹がさ、『ごめんねお兄ちゃん、私なんも気づいてあげられてなくて。明日から家のことは全部任せて!お兄ちゃんに任せっきりで一人だけ勉強なんてできないよ!』て言ってくれたんだ。…妹はああいってくれたけど、俺だけ自分のわがまま押し通すとか…。っはは、こんな話されても困るよな。これ以上迷惑はかけられないし、悔しいけど変な意地はってないで楽譜簡単に…」と言いかけますが、百谷が会話を遮ります。

 

「…先輩が、先輩が合宿の時言っていた目標が一人前の音だったんで。…楽譜の難易度関係なく目指せることだと思ったんです」と百谷は言います。

 

これには通孝は驚きの様子です。

 

続けて百谷は「…先輩は自分だけ全力で頑張れてないっていってましたけど、俺には置かれた状況の中で、すでに全力以上で頑張っているように見えたんで…。そのうえで、何かは捨てないともたないと思いました。…楽譜を簡単にすれば、せ、先輩の目指す音は捨てずに済むと思ったので…」と言います。

 

これに通孝は思わず涙がこらえきれなくなり「…あんな、バスでちょっと話しただけなのに、俺が大事にしたいこと、覚えてくれていたのか、百谷」と言いました。

 

放課後の練習のあと、通孝は滝浪先生のもとに行きます。

 

そこで通孝は「月曜日から金曜日の放課後一時間、それと土日、俺は全力で練習する。…その、限られた時間で俺がしっかり弾ききれるように『和』の俺のパートを作り直して下さい」としっかり滝浪先生に伝えます。

 

通孝はこのことに関して謝罪しますが、滝浪先生は「通孝、勘違いするな。楽譜を直すのは逃げでも、妥協でもない。お前が考えて考えて、ちゃんと選んだ一つの道だ。誇りをもってしっかり歩け」と言います。

 

これに通孝は「おう!」と笑顔で答えました。

感想

ついに通孝が自分自身を見つめ、問題を解決させました。

 

それには百谷の言葉の手助けがあったりととてもおもしろかったです!

 

次回の巻ではどのような話が繰り広げられるのか…。楽しみですね!

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