ワンナウツ全巻無料で読む方法紹介!漫画ONE OUTS面白い?アプリでタダ?作者・甲斐谷忍

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悩んでいる人
『ワンナウツ(ONE OUTS)』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。 

『ワンナウツ(ONE OUTS)』は漫画アプリ『ヤンジャン!』にて全巻無料で読める?

漫画『ワンナウツ』はこちらの集英社が運営する漫画アプリヤンジャンにて無料読むことができます。

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『ヤンジャン』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『ヤンジャン』では『ワンナウツ』を惜しげもなく無料で公開してくれています

 

『ワンナウツ』を安心安全にそして無料で読みたい方は、『ヤンジャン!』を活用することをオススメします。

 

また『ヤンジャン』では、『ワンナウツ』以外にも

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

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「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『ヤンジャン!』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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次に『ヤンジャン』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

 

『ヤンジャン』の基本的な使い方

無料で試し読み

漫画アプリ『ヤンジャン』では、多くの人気マンガがすべてではないですが、大方無料で読むことができます。

 

以下の画像のような「無料」と記載されたアイコンが表示されているエピソードは、いつでも時間制限なく無料で読むことができます。

 

 

気になる漫画を見つけたら、まずは、このシステムで無料で1話目を読んでんみてください。

 

「無料」アイコンは、すべての漫画作品の1話~3話程度に表示されています。

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チケットを使って無料で読む

 

 

次にアプリ内アイテムであるチケットを使って1日に1話ずつ漫画を無料で読みましょう。

 

読みたい漫画作品をタップすると、以下の画像のように「無料で読む」と表示されます。

 

ここをタップすることでお好きな漫画作品を1日1話無料で読むことができます。

 

この「チケット」使用後、23時間で「チケットチャージ」が回復し、次のエピソードを無料で読めるようになります。

 

この「チケット」は、各作品ごとに1日に1回使用できるアイテムです。

広告動画を見て1話無料で読む

「チケット」を使用してしまった場合でも、以下の画像の↓「動画を見て無料で読む」をタップし、数十秒の広告動画を視聴することで新たに漫画作品を1話無料で読むことができます。

 

この「動画を見て無料で読む」は、各作品ごと1日1回利用でき、翌日の0時にリセットされ、再び利用することができます。

 

『ヤンジャン』で多くの漫画を無料で読むには、気になる漫画を複数選択し、同時に読み進めることをオススメします。

 

以上のシステムを使うことで1日に2話ずつ漫画作品を読み進めることができるため、ゆっくりでもいいから、タダで読みたい。という方に特にオススメです。

 

私は、1日に読める話数に制限がある方が生活にメリハリがつくので『ヤンジャン』を愛用させてもらっています。

 

何より有名な新作&旧作漫画を合法的に完全無料で読める『ヤンジャン』をダウンロードしないのは、もったいなさすぎます。

 

これから、もっと無料で読める漫画作品が増えると思いますので、今のうちにダウンロードしておくことをオススメします。

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『ワンナウツ(ONE OUTS)』あらすじ紹介!

埼京彩珠リカオンズに所属する児島弘道(こじま ひろみち)は、自主練習で沖縄を訪れていました。

 

そこで天才勝負師の渡久地 東亜(とくち とうあ)と出会います。

 

そして2人はワンナウツと言われる賭野球で勝負し、一度は渡久地に敗れた児島でしたが、自分の選手生命を賭けたリベンジ戦でルールを逆手に取り、勝利することができます。

 

児島は渡久地に「リカオンズを優勝させてくれ」と頭を下げます。

 

そして渡久地はプロ野球選手になり、数々の偉業を成し遂げる物語が始まります!

『ワンナウツ(ONE OUTS)』は面白い?見どころ紹介!

見どころ① 渡久地の心に刺さる名言

作中では、心に刺さる名言がたくさん出てきます!

 

コミック4巻でのマリナーズ戦で、14点取られます。

 

この試合は、渡久地が仕向けた罠にマリナーズがハマることになります。

 

結果はリカオンズが逆転しますが、その試合によりマリナーズ投手の防御率はボロボロになります。

 

そこでマリナーズ監督が「申し訳ないと思っている」とだけ言った後の渡久地のセリフです。

 

「責任を取るってことはなぁ、痛い思いをすることってことだ、迷惑を賭けた人間が被った以上の痛みを自分も背負うんだ」

 

相手投手の防御率をリセットする方法として試合放棄を提案します。

 

結果はマリナーズ監督により、試合は放棄され試合終了になり相手投手の防御率もリセットされました。

 

責任を取るというのは、軽々しいものでは無いという渡久地なりのメッセージです!

 

他にも全話通して、色々な名言が登場するので見どころです!

見どころ② 試合ごとに溢れる心理戦

作中では、一試合毎に手に汗握る、心理戦が溢れています!

 

印象的な心理戦では、コミック8巻のブルーマーズ戦です!

 

ブルーマーズは、ホームスタジアムを活用しイカサマを行うチームです。

 

8巻では、サイン盗みによりリカオンズはピンチを迎えます。

 

さらに天才勝負師の渡久地でも苦戦を強いられる試合ですが、相手のサイン盗みの仕組みを理解するとそれを逆手に取り、相手を追い詰めていきます。

 

物語全体を通しても、一試合毎に相手との駆け引きが盛りだくさんのも見どころです!

見どころ③ 何でもありのだから面白い

ワンナウツは、野球漫画でありながら騙し合いや駆け引き要素が強く何でもありな試合展開もたくさん登場します!

 

イカサマ球団のブルーマーズ戦では、ナックルボールを投げる投手が登場しますが実はボールに小細工をして重心を変化させて偽のナックルボールであることがわかります。

 

結果は、仕組みを逆手に取られ偽ナックルボールは封じられます!

 

他にも何でもありな展開で渡久地の作戦に振り回されるリカオンズメンバーにも注目です!

見どころ④ リカオンズの成長と渡久地の思い

万年Bクラスで、完全に自信を失っていたリカオンズですが渡久地の加入により成長していきます。

 

渡久地は物語を通して、児島との約束を果たすためにリカオンズに足りなかった勝ちへの執念を教えていきます。

 

コミック3巻のマリナーズ戦で、リカオンズは児島のサヨナラホームランで劇的な勝利を収めます。

 

この試合で敗戦投手となった相手投手は、観客から罵声を浴びせられてしまいます。

 

それを見たリカオンズの面々が同情した姿に渡久地は言います。

 

「勝ち残るとは屍を越えることだ、決して美しい事じゃないむしろ残酷な事なんだそれでも頂点に立ちたいと言うのなら・・・鬼になれ」と伝えます。

 

渡久地の言葉を受けたリカオンズ選手が自信を取り戻し、勝負に勝つために必要なタフな精神力が磨かれていくところも見どころです!

 

『ワンナウツ(ONE OUTS)』登場人物紹介!

渡久地 東亜(とくち とうあ)

本作の主人公で、沖縄県でワンナウツと言われる賭野球の最強王者です。

 

性格は常に冷静沈着で、脅威的な洞察力や読唇術。

 

ポジションは投手で、ボールの回転数を調節することで何種類ものストレートを投げることができます!

 

さらに色々なギャンブルで培われた、勝負師としての能力は作中でも無敵と言っていいほどです。

 

情に厚い面もあり、沖縄で児島にワンナウツで敗北したときの約束を果たすためにプロ野球選手になることを決断します。

 

プロ野球選手になった後も、弱小チームであるリカオンズを立て直すため勝負の駆け引きなどを教えることになります。

 

リカオンズ加入後は自分勝手なプレーや言動に見せかけて、チームの勝利のために全力を尽くすなどチームを思う一面もあります。

 

ズバ抜けた洞察力により倉井、ムルワカ、菅平の能力を見抜き一軍に昇格させます。

 

結果3名は覚醒して、ペナントレースや日本シリーズで活躍する選手になります!

児島 弘道(こじま ひろみち)

色々な個人タイトルを獲得してきた、リカオンズの4番バッターです。

 

しかし、プロ選手生活21年間で優勝の経験がなく「不運の天才打者」と呼ばれています。渡久地とは、沖縄で自主トレーニング中に賭野球を行っているところで出会います。

 

渡久地には、1度敗北しますが2度目の勝負では自分の選手生命を賭けて挑みます。

 

そのリベンジした2回目では、ルールを逆手に取り勝利することができます。

 

性格は温厚で世話好きな一面があり、人一倍リカオンズ愛に溢れたキャラクターです。

出口 智志(いでぐち さとし)

リカオンズの正捕手で、渡久地の女房役になります。

 

渡久地からは信頼されている数少ないチームメイトで、たびたび渡久地の作戦に振り回される場面も多くあります。

 

例えば、ブルーマーズ戦では渡久地が罠に嵌められそうになりますが、逆に相手チームを騙すために相手選手のポケットに紙ヤスリを入れるなど、渡久地の右腕として奔走します。

彩川 恒雄(さいかわ つねお)

リカオンズのオーナーで、チームの勝敗ではなく収支にしか興味がない。

 

渡久地には、ワンナウツ契約を使って球団から追い出そうを企んでいました。

 

しかし、渡久地が想像を超える活躍をしたためにオーナー有利の契約で、渡久地に対して多額の負債を抱えることになります。

三原 雄三郎(みはら ゆうざぶろう)

リカオンズの監督で、弱気な性格もあり監督としての能力は低い。

 

物語の中で、ベンチが盗聴されていることがわかった渡久地が、三原のサインではなく自分のサインを見るようにチームメートに指示を出すなど、完全に見下されていています。

 

まさに渡久地の犬として扱われるギャグキャラクターです!

高見 樹(たかみ いつき)

マリナーズの5番打者で、卓越したバッティングセンスと抜群の動体視力でまさに天才というキャラクターです。

 

その動体視力で、渡久地のボールの回転をコントロールしていることに作中では最初に気づいた人物です。

 

さらに渡久地から初めてホームランを打った選手でもあります!

 

物語後半では、渡久地攻略の方法を数多く発案し物語全体を通して渡久地を苦しめる人物でもあります!

ブルックリン

マリナーズの助っ人外国人の4番打者、性格はかなりの自信家でビッグマウスが特徴です。

 

短期な一面もあり、作中では感情が昂りバットを折るシーンが登場します。

 

渡久地とは相性最悪で、物語の序盤では一本もヒットを打つことができない。

 

さらに物語終盤では、チーム中を悪くする要因にもなり何かとトラブルメーカーでもあります。

天海 太陽(あまみ たいよう)

フィンガースの打者で、とても高いバットコントロールの技術と打撃センスがあり高見が憧れる選手の1人です。

 

作中では、とても高い洞察力により他人の潜在能力を見抜く力に優れています。

 

その力により倉井との対決では、常に真っ向勝負を望んでしました!

 

ブルックリンとは相性が悪く、関係改善までには時間がかかりました。

 

『ワンナウツ(ONE OUTS)』作者・甲斐谷忍とは?

ワンナウツの作者は、鹿児島県出身の甲斐谷忍(かいたに しのぶ)さんです。代表作は「ワンナウツ」や「LIAR GAME」などが有名な作品で、映像化もされています!

 

さらに昔甲斐谷さんの元で漫画を学んだ1人に「ONE PIECE」の作者である尾田栄一郎さんなのは有名なお話です!

『ワンナウツ(ONE OUTS)』はアニメ化・ドラマ化している?

2008年10月から2009年3月まで日本テレビ系で放送されていました!

 

内容は全部で25話まであり、コミックス版の10巻あたりまでの内容です!アニメの第2期は2022年11月時点では未定となっています。

 

『ワンナウツ』世間の評判や感想は?

 

『ワンナウツ(ONE OUTS)』序盤ネタバレ紹介!

第1話「予感」

1992年、物語はプロ野球のシーズンが終わった12月の沖縄から始まります。

 

プロ野球選手の児島弘道(こじまひろみち)は、オフシーズンにもかかわらず、家族から離れ、黙々と自主トレーニングを重ねています。

 

そんな児島のフリーバッティング中、打球はもの凄い勢いで空へと消えていきます。トレーナーやバッティングピッチャーもその気迫には驚きです。

 

それもそのはず、児島は新人王に加え、首位打者7回・本塁打王5回・打点王8回・三冠王2回を獲得した球界屈指の天才打者。

 

そんな輝かしい栄光を手にしている彼ですが、依然、バッティング中の表情は険しいままです。

 

野球に真剣に向き合い、数々の大記録を打ち立てた児島が、唯一手にすることができてないタイトルがあります。それは「優勝」。

 

チーム一筋プロ21年目、43歳にもなる児島は、入団してから一度も優勝というものを経験したことがないのです。そんな児島についた名は”不運の天才打者”。

 

打撃練習を終え、ヘルメットを外した絶好調の児島に対して、来シーズンこそ”不運の天才打者”の名を返上できそうですねと、バッティングピッチャーが声を掛けます。

 

それに児島はゆっくりと「俺が優勝から見放されているのは運のせいだと思っているのか?」と返します。

 

あっけにとられる一同。児島は自分が優勝できない理由が何か、身をもって感じていました。

 

運とか、ツキとかではなく、児島のチームが優勝できない理由。それは、優勝するための「何か」が欠けているから。だと児島は言います。

それが何なのかは、児島本人にもわからないそうです。

 

この沖縄でのミニキャンプは、その「何かを」探すことを目的として、行われました。

 

児島とトレーナーの木野崎(きのさき)、二十歳の若手ピッチャー中根(なかね)のたった三人でのトレーニング。

 

そんな中、二軍のピッチャー、中根はあまり真剣ではありませんでした。

 

若さも理由の一つですが、真剣味や緊張感に欠け、なによりこのキャンプの意味をほとんど理解していません。

 

それがわかる出来事がありました。

 

児島のバッティング練習中、中根が「さっきのキャッチボールでツキ指をした」と訴えます。

 

木野崎が確認すると、右中指の靭帯を痛めていることが発覚しました。

 

まだ若く、将来有望な中根を思い、児島はフリーバッティングをやめることにしました。

 

しかし、トレーナーの木野崎には、それが練習中のけがではないことが分かっていました。本人に詰め寄ると、昨晩、飲み屋でチンピラとケンカしたとのことです。

 

児島のプロ野球人生がかかったこのキャンプをつまらないケガで台無しにした中根に対し、木野崎は激怒。二人で沖縄中の高校や実業団に声をかけ、代わりのピッチャーを探すことに。

 

しかし今は12月。こんな年の瀬に、プロクラスの腕を持つピッチャーなど、そうそういるはずがありません。

 

途方に暮れる二人。そこへ一人の女性が声をかけてきました。

 

独特な雰囲気を持つ外国人の女性。彼女によれば、この近くで野球をやっており、腕の立つプレイヤーがいっぱいいるとのことです。

 

急を要する二人は、見に行ってみることに。

 

そこはこじんまりとした野球場で、ピッチャーとバッターの二人が対決しているのを、大勢の米兵が観戦していました。

 

歓声とヤジの飛び交うそんな中行われているのは、「ワンナウト」というゲーム。

 

それは、一打席勝負で、ピッチャーがバッターからワンナウトを取れるかどうかを争うゲームです。

 

バッターは三振するか、インフィールドに打球をバウンドさせたら負け、それ以外はピッチャーの負けというシンプルなルール。

 

そしてそれを見ていた二人は、このゲームで金銭の取引、つまり「賭博」が行われていることに気が付きます。

 

とんでもないことになってしまったと焦る木野崎と中根。

 

そんな中、次は日本人のピッチャーだと、先ほどの女性が言います。

 

金髪頭に煙草をくわえ、Tシャツ姿で登場したその男は、「ワンナウツ」の主人公、渡久地 東亜(とくち とうあ)です。

 

彼を見た木野崎には”妙な感覚”が走りました。ただ物でない人間だけが持つニオイを、渡久地から感じたのです。

 

球場が盛り上がっている中、そのまますぐ帰るとは言えない雰囲気に、二人は1000円ほど賭けて、早々に立ち去ろうということにしました。

 

中根が先ほどの女性に「バッターに1000」といいます。

 

渡久地のただならぬ雰囲気を感じ取っていた木野崎は、バッターに賭けるのか?と中根に言いますが、それもそのはず、このゲームは単純に外野へボールを飛ばすだけであれば、バッターが圧倒的に有利です。

 

しかも渡久地に相対するバッターは高校時代、全米ベスト8に入ったチームの四番だそうです。

 

ゲームがはじまり、渡久地が投げた初球はバッターボックスの後ろの壁に描かれた長方形のマスの中へ当たります。このマスから外れるとボールということです。

 

渡久地が投じたボールは実に平凡なもので、球速も110キロ程度。そんなものかと木野崎は思います。

 

しかし、いざ2球目が投げられると、バッターが打ったボールは地面にバウンド。渡久地の勝ちです。

 

木野崎は帰ろうとしますが、むきになった中根が「もう一回バッターに1000!」と言い放ちます。

 

先ほどの平凡な投球を見て、自身もプロのピッチャーである中根は、いずれ打たれると確信し、負けを取り戻すべく賭けたのです。

 

これが大きな間違いでした。渡久地は次のバッターを三振、倍賭けで2000を賭けたその次のバッターも三振に打ち取ります。

 

また次のバッターに賭けようとした中根を木野崎が止めます。「ハメられているぞ、俺たち…」。

 

木野崎は、ピッチャーとバッターがグルであり、二人がピッチャーに賭けるのを知り、金を巻き上げるため、バッターがわざと打ち損じていると伝えました。

 

そうと分かった二人は早々に損切りをし帰ろうと、女性に負けた額の合計”4000円”を渡します。しかし、女性は笑ってそれをはねのけます。

 

なんと、女性が言うに、二人の負け額は”4000ドル”(日本円換算で50万円)とのことです。

 

確かに中根も女性も、一度も通貨単位が「円」であるとは言っていませんでした。

 

これには中根も激怒。しかし、確認を怠った二人の側にも落ち度はあります。

 

そこで中根は、渡久地に対して負け額の4000ドルを賭けて、バッターとして勝負を挑みます。

 

ピッチャーとはいえ、20歳の中根は、ほんの1年半前まで、高校野球で4番を打つほどの腕前です。

 

しかし、渡久地はこの勝負を受けません。

 

やっぱりイカサマじゃないかという中根に対して、渡久地は「賭け金が安すぎる」といいます。

 

渡久地が提示した金額はなんと”4万ドル”!(日本円換算で500万円!)

 

無茶苦茶だという中根に、渡久地は懐から出したその賭け金500万円分もの札束を投げ置きます。

 

「俺は全然構わねーよ」と言い放つ渡久地。さらに、けがをしている中根に対し、「ボールをバットに当てさえすればいい」と衝撃的なハンデを与えます。

 

「かすってもいい」、「バントはなし」、大金を目前とした中根は動揺を隠しきれません。

 

木野崎の予感は的中していました。この男、”渡久地東亜”は只者ではない。

 

こんなところで、第一話はおしまいです。

第2話「失策」

渡久地が中根に対し、詰め寄るところから始まります。

 

「どうする? やるのか やらないのか」

 

嫌な予感を感じ取った木野崎はフェンス越しに勝負を受けるなと必死に中根に呼びかけます。

 

「罠だ!何か企んでるぞこいつら!」

 

それを聞いた渡久地は「罠などない」と言い放ちます。それどころか、小細工なんかなくたって、こいつには俺の球をバットにかすらせることすらできないと、中根を挑発します。

 

中根のプロとしてのプライドは、それを許すことができませんでした。やってやろうじゃねーか!と勝負を受ける中根。

 

虚勢を張ったはいいが、中根の視界には先ほど渡久地が投げつけた500万円の札束がいやがおうにも飛び込んできます。

 

勝負に勝てばそれはもれなく中根のもの。しかし、今の中根にそんな気持ちはなく、心の大半を占めていたのは、”しくじりでもしたらこれだけの大金をむしり取られる”という恐怖でした。

 

中根は渡久地の自信満々の態度が理解できませんでした。中根の目に映る渡久地は、圧倒的に不利な状況の中、本気で自分が勝つと確信しているよう思えました。

 

500万円もの大金、渡久地にとっては痛くも痒くもない金額なのか?

 

たくさんのことを考えるうちに、中根は完全に渡久地のペースに乗せられていきます。

 

必死に落ち着けと声を送る木野崎でしたが、中根にその声は届きませんでした。プロとしてまだまだ下っ端の中根にとって、一打席500万円という勝負は、あまりに大きいものでした。

 

動揺しまくった中根に渡久地が投じる初球。

 

緩いストレートはストライクゾーンの外角低めに当たりました。

 

その間、中根はバットを振ることができず。

 

中根は渡久地の平凡な投球を見て、すこし落ち着きを取り戻しました。

 

しかし、女性は「勝負あったわね」と言います。

 

もう中根に勝ち目はないと言うのです。

 

木野崎は、そんなことはない。一球見送るなんて作戦のうちだと言いますが、女性はそれを笑います。

 

今のは「逃げ」だ。と女性はいいます。日本人が決まって重大な決断を迫られた際、取る手段だといいます。

 

木野崎は冷静に思考をめぐらせると、そこには重大な見落としがありました。

 

“凡打をするぐらいなら、絶好球を待つ”という考えが野球ではあたりまえですが、この勝負においては、手の届くストライクゾーンに来た直球を見逃すなんて、明らかな失策であるといえます。

 

それに気づいた木野崎が中根に「振れ!」と伝えますが、すでに渡久地はモーションに入っており、またも外角低めの緩いストレートに対し、中根は完全に振り遅れてしまいます。

 

ツーナッシングと最悪のタイミングで自身の失策に気付いた中根と木野崎。

 

2球続けてストライクゾーンに、しかも全く同じ場所に同じストレート。

 

渡久地が投じる3球目は何なのか、中根は必死に思考を巡らしますが、冷静さを失っている中根はまったく頭が働きません。

 

「わからねぇ…」

 

すかさず、木野崎がタイムを取ります。

 

木野崎は中根に落ち着くよう言います。続く直球で追い込まれた中根に対し、当てるスイングを心掛けるよう言います。

 

ここまで、まだ一度も目にしていない渡久地の変化球を恐れる中根に対して、木野崎はこうアドバイスします。

 

「見破れる」。

 

木野崎は渡久地がグローブをつけていないことを指摘し、投球寸前に握りを見ることができることを中根に伝えました。

 

「なんでこんな簡単なことに気が付かなかったのだろう。」と中根は少し、安心します。

 

そのアドバイスを受けて、ゲームが再開されます。

 

「この勝負、オレのものだ!!」

 

中根が見た渡久地の握りは、フォークの握り。

 

もっとも空振りを取りやすい変化球、フォークを渡久地は投げることができると確信した中根。

 

外角低めに投じられたそのボールを、自信をもって中根は見送りました。

 

しかし、ボールは沈まず。非情にも、ボールは外角低めのストライクゾーンに当たりました。

 

バッター圧倒的有利なこの局面で、三球三振。

 

湧き上がる歓声に球場全体が包まれます。

 

「そんな、バカな…」

 

呆然とする木野崎に対して、女性は、中根がまた「逃げ」たと指摘します。

 

渡久地が見せたフォークの握り。それは中根にとって、唯一の光明。

 

それにすがる形で、中根は次の球がフォークであると思い込んでしまった。

 

それは「逃げ」そのもの。中根は、一度だけではなく二度も逃げに走ってしまったのです。

 

大勝負に負けた二人に対して、女性が一つ付け加えます。

 

「私たちとあのピッチャーはグルじゃないわ」

 

二人から金を巻き上げるため、渡久地とバッターはわざと凡退を繰り返したのではなく、バッターは本気で打ちに行き、そして、本気で凡打に終わったというのです。

 

その証拠に、ストライクゾーンのマスを見ると、この勝負で投じた三球が寸分たがわず同じアウトローに投じられていたことが、ボールの後からわかりました。

 

それにもかかわらず、バッターである中根はかすらせることができなかった。

 

「そういうピッチャーなのさ。」と女性は言います。

 

こんなところで、第二話はおしまいです。

第3話「賞賛」

舞台は、例の賭け野球場から始まります。

 

いつものように賭け野球「ワンナウツ」が行われている中、一人の男がバッターに「代われ」と金を突きつけます。

 

その男こそ、児島。バッターに代わり、ピッチャーに対して豪快なホームランを放ちます。

 

その場にいた米兵たちは、児島の存在に気づきます。

 

打たれたピッチャーは児島のさすがの豪快な打球に、「あんたは本物だよ」といい、金を差し出します。

 

しかし児島はその手を払いのけ、「野球をコケにするな!」と怒ります。

 

それを聞きつけ、渡久地が来ます。

 

児島は、先の二人が負けた金額を帳消しにするため、渡久地に勝負を挑みに来たのでした。

 

「お前らのように野球をナメた人間を見ると俺は無性に頭にくるっ!」と言い放ち、児島は激怒しています。

 

もし児島がまけたら10倍の40万ドルを支払うという条件で、渡久地はこの勝負を受けます。

 

自信満々な児島。見物をする米兵たちに児島がさっさとかけろと言います。

 

しかし、児島の意図と反して、見物人のほとんどは渡久地が勝つ方に賭けます。

 

これにはさすがの児島も意表を突かれます。

 

動揺の中、渡久地は「信用がゼロだな」と言います。

 

こんなところで、第三話はおしまいです。

第4話「意地」

木野崎が、中根が児島に例の賭け野球について話したことを知り、驚愕するところから物語ははじまります。

 

すぐに野球場に急ぐ木野崎。そこではすでに勝負は行われていました。

 

「バカでかい金額でも賭けているんじゃないでしょうね!」と女性に聞くと、40万ドル。という答えが返ってきました。

 

女性は男と男がやっている真剣勝負を止めるなと、木野崎をたしなめます。

 

勝負は第一球目。渡久地が投じた球は、児島のはるか頭上。思いっきりすっぽ抜けてしまいました。

 

この大暴投に、児島ほどの大打者が相手だと、渡久地でさえ、緊張をするのかと思いました。

 

児島も「てっきり別ンのとこにストライクゾーンがあると思ったよ」と、渡久地をあおります。

 

二球目。またもすっぽ抜け、児島の背中の後ろにボールは当たります。

 

続く失投に、児島はいら立ちを隠せません。

 

三球目。児島の顔のあたり、ボールは高めに外れました。

 

これでスリーボール。ここまで、児島はバットを一度も振っていません。

 

「こっからが本番だぜ」と渡久地は言いますが、まったくコントロールの定まらない渡久地に児島はあきれているかのようにも思えます。

 

つづく四球目、渡久地が投じた球は明らかに高く、このままフォアボールかと思われましたが、なんと児島はそのボールに手を出し、ファールにしました。

 

木野崎はなぜ児島ほどの大打者が明らかなボール球に手を出したのか、疑問でした。

 

すると女性は、ギャラリー全員が渡久地が勝つ方に賭けたからだといいます。

 

自身はプロで長年実績を積み上げてきたにもかかわらず、この場においては、まったくと言っていいほど信用を得られなかった児島。フォアボールなどという自滅による勝利ではなく、自らが渡久地を打ち崩す必要があると児島は考えました。

 

「そんなの私に言わせれば”クソだね”」と女性は続けて言います。

 

児島が持つ”プロとしてのプライド”に付け込まれている。これは渡久地が仕組んだ罠だと、女性は言います。

 

五球目。児島が打ったボールはファールゾーンへと転がります。これでツースリー。

 

ここで女性は、先ほど、ギャラリーが一斉に渡久地に賭けた一連の出来事は、渡久地による打ち合わせの結果だといいます。

 

なんとギャラリーと渡久地はつながっていたのです。

 

渡久地はハナからツースリーからの勝負になると踏んでいたのです!驚きですね。

 

しかし現状としても、大打者の児島の優位は崩れません。

 

フルカウントからの次の球。それこそ、「渡久地の最高のボール」が来る。と女性は言います。

 

こんなところで、第三話はおしまいです。

第5話「慢心」

渡久地の最高の球?、木野崎は考えをめぐらしますが、まったく答えが浮かびません。

 

女性は、どんなストレートや変化球よりもすごい球がある。と言い続けます。

 

そんな中投じられた、第六球目。

 

児島は闘志に満ち溢れた目で児島をにらみます。

 

「絶対にひっぱたいてやる」

 

渡久地がモーションに入り、投じた第六球目は、ふわりと浮かび、児島の方へと近づいていきます。

 

渡久地が投じたのはなんとスローボール。

 

完全にスキを突かれた児島はバットを振ることができませんでした。

 

遅いボールはストライクゾーンのど真ん中へ。渡久地がこの勝負に勝利しました。

 

女性が言っていた「渡久地の最高のボール」はど真ん中の超スローボールでしだったのです。

 

女性が言うに、児島があのようなスローボールを打てなかった理由は一つ。「驕り」(おごり)です。

 

自分のような大打者が素人に負けるはずがない、自分のような大打者には全力で向かってくるのが当たり前だと、当然児島は考えます。そういった慢心、思い上がりが、渡久地に足をすくわれるきっかけになったのだと、女性は言います。

 

渡久地の投球に一球だって失投はなかったと、女性は言います。

 

なんと、つづけさまに出したあの失投も、すべて児島を嵌めるための芝居だったというのです!

 

徐々に高まるコントロールと増していく球威から、六球目こそ最高のボールが来る。と思い込んだ児島の裏をかいた最高のスローボール。

 

驕り切った児島を打ち取るには、あれで十分だといいます。

 

舐められた児島は「ふざけやがって!」「こんなの無効だ!」と騒ぎますが、そんな児島をしり目に渡久地が一言。

 

「あんたの方こそ、勝負をナメてるよ」と言い放ち、第五話はおしまいです。

第6話「刹那」

勝負に負けた児島は、予想以上の落胆から、予定のメニューをこなすどころか、グラウンドにさえ姿を現さなくなってしまいました。

 

木野崎がそんなことを嘆きながら、例の女性のバーで酒を飲んでいます。

 

渡久地について、女性が話し始めます。

 

球速は130km以下、変化球など全く投げられない、こんなピッチャーが今までに一度も打たれたことがないと言います。

 

「何度も渡久地の勝負を見てきたけど、この男は本当に人の心が読めるんじゃないかって恐怖を抱くことすらある」とまで言います。

 

女性が思うに、渡久地の強さは、人間の心理を読み取ること以上に、その心の揺れをかき乱すこと、相手の心理をコントロールすることができるということだといいます。

 

その根底にあるのは”タフな精神”。

 

渡久地は最強のピッチャーである前に、”最強の勝負師”であるそうです。

 

そんなところで、第六話はおしまいです。

第7話「再戦」

児島が姿を消してから一週間が経ったところから始まります。

 

中根が、児島の居場所がわかったと、木野崎に伝えます。

 

木野崎が駆け付けると、児島はなんと、たったひとりの山奥でずっと、オノを片手に薪割りをしていたのです!

 

木野崎はそこで、女性から聞いた、渡久地についての情報を伝えました。

 

児島は「そんなこと、とっくに気付いている」といいます。

 

児島はそんな渡久地に打ち勝つため、この山奥で「無」に達する訓練を行っているというのです。

 

確かに、”無”の境地に達しさえすれば、心を読まれるようなことを気にして、本来のパフォーマンスを発揮できないことなど、ないですもんね。

 

児島は「21年のプロ生活の中でこんなにも勝ちたいと思ったのは初めてだ」とのことです。

 

無心で薪割りを続ける児島。

 

そして、時はさらに一週間が経過します。

 

渡久地はカジノでポーカーに勤しんでいました。

 

そこに現れたのは、げっそりとした児島でした。

 

児島は渡久地に再戦を挑みます。条件はなんと、児島の選手生命を賭けるというのです。

 

児島が負けたら即引退。二度とバットは振らないといいます。

 

それに対して、渡久地に求める条件は、賭け野球から足を洗うこと、二度と賭け野球ができないよう、右腕をもらう。とのことです。

 

群衆がざわつく中、渡久地はこの勝負を受け入れます。

 

ここで、第七話はおしまいです。

第8話「命運」

その賭けの詳細を聞いた木野崎は、また児島のいる山へと赴きます。

 

何度も勝負をやめるよう説得する木野崎。

 

そこに児島は「俺が負けると思っているのか?」と聞きます。

 

渡久地に勝てないようでは、ペナントレースで優勝することなど不可能だと、児島はいいます。

 

その覚悟の決まった表情に、木野崎は何も言い返しません。

 

舞台は変わり、渡久地はカジノにいました。

 

大暴れしている酔っ払いに絡まれる渡久地。

 

渡久地はそんな酔っ払いに対して、真っ向から煽ります。

 

大喧嘩になるかと思われましたが、酔っ払いは渡久地に勝負を持ち掛けました。

 

ダーツを三本連続、ど真ん中に刺すことができれば、渡久地の勝ちというものです。

 

この勝負では、児島との勝負に賭ける予定である、右腕を互いに賭けました。

 

渡久地は顔色一つ変えずに、淡々とダーツを投げ始めます。

 

一投目からいきなりブル(ダーツの真ん中)に的中させると、表情をピクリとも変えず、続く二投目もブルに入れます。

 

自分の右腕がつぶされる恐怖に焦る酔っ払い。

 

そんな中、舞台は先ほどの山へと戻ります。

 

目標であった薪割り1000本まで残り1本。渡久地のダーツと重なります。

 

児島が最後の薪、1000本目を割ろうとすると、薪には蝶が止まっていました。

 

とっさにオノの狙いを薪から外す児島。

 

その拍子に、オノが曲がった方向に力が入り、児島は手首を負傷してしまいました。

 

渡久地との勝負まであと二日。

 

「これが、俺の弱さなのか…」となったところで、第八話、並びに第一巻はおしまいです。

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