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おやすみプンプン愛子の最後は首吊りで死亡?かわいいけどメンヘラ?ヤバい母や結末を紹介
『おやすみプンプン』13巻は漫画アプリ『マンガワン』で読める
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『おやすみプンプン』13巻 ネタバレ紹介!
第135話
「関くーーん!火事だよーーー!!!」
10年前、廃工場で火事が起きた時の清水の声がフラッシュバックする関。
「お前が俺を信じるなら、俺がお前を絶対に守ってやるから。」
燃えさかるコスモさん健康センター。
昔交わした約束を思い返しながらも、関は気が動転してしまい、呆気に取られてしまいました。
携帯電話の契約を進めていたら、テレビのニュースで愛子の母が殺されたことや愛子が行方不明である事が報じられている事を二人は知ります。
「織原愛子さんですよね?」
愛子に話しかけてきた携帯電話ショップの従業員。
誤魔化そうとする愛子ですが、従業員は構わず話を進めようとします。
内心苛立ったプンプンは、愛子を連れてその場を去ります。
二人はこの島で暮らすのは難しいと知るのでした。
燃えさかる建物をよじ登り、中に侵入した関。
中には爆発に巻き込まれてすでに亡くなった人、連れ添って自害しようとする人が。
関は倒れている清水を見つけ出し、背負って、建物を出ようとしましたが、ふと関が視線をやった先には炎に包まれながら頭を貫かれて立ち尽くす星川としきの姿がー。
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第136話
立ち止まる関の前でゆっくりと倒れていく星川。
その後、関と清水は無事、消防士に救助されたのでした。
フェリー乗り場にいるプンプンと愛子。
大きな街の方が人に紛れられると愛子に提案しますが、
愛子は人が多いところは行きたくないと言った後、倒れてしまいます。
熱がさらにひどくなり、薬も効かなくなってきてしまった愛子に、プンプンは病院に行こうと提案するも、「そんな事したら、あたし捕まるよ?」と断る愛子。
二人は医者のおじさんがいる西之沢まで行こうとタクシーを捕まえますが、運転手は二人の様子を訝しがっています。
夜になり、西之沢に近づくタクシーに昼に流れたニュースがまた流れます。
運転手はもよおしてしまったからコンビニに寄ると告げます。
親類に会いにいくのが得策と思えないプンプンは、愛子に言いますが、他にいい考えがあるのか聞き返す愛子。
二人の意見は平行線をたどったまま、解決には至りません。
そして、運転手の戻りが遅いことに気づく二人は、運転手に気づかれたことを悟り、タクシーを降りてその場を離れるのでした。
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第137話
山道を歩く二人。通り過ぎる車に悟られないように道路から離れて更に歩き続けます。
もよおしてしまい、一人離れる愛子。
用を足した愛子の元に歩み寄るプンプン。
愛子は「プンプンは名前が報道されてないから、あたしを殺してここで捨てるんだ。」と、不審な態度を見せます。
近寄るプンプン。
バッグから果物ナイフを取り出して構える愛子。
「君が僕を信じないで、他に何を信じて生きてゆくの?」
「約束したじゃないか。絶対に君を守るって。」
震える愛子の手を取るプンプン。
「僕を信じて。」
プンプンはそのままナイフを自分に突き刺します。
「君は本当に糞馬鹿だな、でもすごくいいよ」
愛子を抱きしめるプンプン。
「もう少しで分かり合える。考えるから分かり合えなかったんだ」
山奥で夜通し繋がり続ける二人。
そして夜が明けるのでした。
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第138話
道路に戻ってきた愛子は見覚えのある景色であることに気づきます。
記憶を頼りにおじさんの病院に向かいます。
ところが、ようやくたどり着いた病院は既に移転してしまった後でした。
二人は途方もなく、また歩き始めます。
目立たないようにと、ボロボロの麦わら帽子を愛子に渡すプンプン。
彼方の空を飛びながら、ゆっくり緩やかに下降していくハンググライダー。
「きっと無理し続けようとしても、いつか必ずあるべき所に戻るんだ。」悟る愛子。
プンプンが少し強くなりすぎたことに一抹の寂しさを覚えている愛子。
そして、少し休んだら病院ではなく、交番を探すことをプンプンに告げるのでした。
空き家になった民家に入って休憩する二人。
出頭したら愛子の分も全て自分が被ると告げるプンプン。
「君が待っていてくれるなら、何年でも何十年でも平気だから」と。
ところが、愛子は嘘をつくのはもうおしまいにしよう?本当のことを話す、とプンプンに告げます。
プンプンはずっと気になっていたことを愛子に聞きます。
「僕が自殺するのを止めるために自分が殺したって嘘をついたんじゃないか」
「嘘じゃないよ」近づく愛子。
キスを交わす二人。
二人は小学校の頃、工場の帰り道で見た流れ星の事を話します。
あの時、流れ星にプンプンと両思いになれる事をお願いしていた愛子。
またいつか、あの天の川を見る事、離れ離れになっても七夕にはお互いを思い出そうと約束する二人。
真夏の高い空。大きく真っ白な雲。
周囲は静まり返っていました。
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第139話
7月1日午後2時。
いつの間にか眠ってしまっていたプンプン。
愛子がいないことに気づきます。
落ちていた麦わら帽子。
拾いあげたプンプンの目に映ったのは首を吊って死んでしまった愛子の姿でした。
ゆっくりと愛子を下ろすプンプン。
「愛子ちゃん、行こう。」
亡骸となった愛子を背負って、歩き出すプンプン。
夏の日差しが照りつける中、プンプンはありきたりのきっと楽しいであろう未来を想像します。が、どうもうまくいきません。
プンプンは本当はどうしたかったのか、どうされたかったのか考えます。
「愛子ちゃん、僕はね…君に殺されたかった。」
愛子の手が滑り落ち、バランスを崩されて倒れてしまうプンプン。
愛子を背負い直し、さらに歩みを進めるプンプン。
広がる田園風景。
「馬鹿か、俺は。」
高い高い空。
焦げ尽かすかのように輝く太陽。
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第140話
道すがら墓場の水場で愛子が着ていた服で愛子の血を拭いてやり、着替えさせるプンプン。
公衆電話から119番するも、間違えたと、結局切ってしまいます。
民家の日陰で愛子を膝枕させながら休むプンプンの元へ、通りかかった地元の中学生カップルに話しかけられます。
話しているうちに、先ほどの公衆電話に荷物を置いてきてしまった事に気づきます。
二人に愛子を見張っておくようにお願いし、荷物を取りに戻るプンプン。
プンプンは無事荷物を回収し、中学生へのお礼のペットボトルも抱えて戻る途中、弾みで転んでしまいます。
開いてしまった愛子のバッグからクシャクシャになった短冊を見つけます。
静かな田舎を走っていく救急車を遠目に、短冊を手にしたまま察するプンプン。
先ほどの民家に戻りましたが、やはり愛子の姿はありませんでした。
短冊に書かれていた愛子の願いは「あなたがずっと私を忘れませんように」でした。
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第141話
7月7日、喧騒が広がる渋谷。
行き交う人々。
スクランブル交差点に一人立ち尽くしたままのプンプンの姿がそこにはありました。
でも、そんなプンプンのことなど誰も気に止めず、人は通り過ぎ、喧騒で溢れるのでした。
電車に乗り込むプンプン、向かったのはかつての廃工場でした。
廃工場の敷地内を一人ただ歩きながら、プンプンは思います。
「失うもの、守るものがない、不安も葛藤も優しさもない。後悔はない。これが自分の求めていた理想だった」と。
そんなプンプンに神様が語りかけます。
「本当にこんな方法しかなかったんだろうか?」
そして、そんなこと言いながら内心まだ迷っている。と指摘されますが、プンプンは答えます。
「迷いなんてない。最後に何をすべきか明白じゃないか」と。
「じゃあ、死ね。」と神様。
「お前が死ね。」そう言いながら、プンプンは愛子の果物ナイフで左目を突いたのでした。
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第142話
うずくまる翠。
陣痛が始まった事を雄一に告げます。
星川の動画をつまらなそうな表情で見つめる蟹江。
訪ねた幸の家には原稿を仕上げている幸のかたわら、来週から来るアシスタントの場所を確保するため、ゲス美が荷物を整理しています。
「これも捨てちゃうんですか?」
プンプンと出会った時の絵。
卒業アルバム。
関に見せた漫画。
過去を精算するようにどんどん捨てるようゲス美にお願いする幸。
自分で捨てる覚悟は決められなかったのかもしれません。
仕事がひと段落し、飲み屋に移動した女子3人。
約束を守ってくれない三村に絶望したゲス美は、荒れた様子でビールをあおります。
ゲス美に約束を破ったことがあるか聞かれた幸は、過去、関に完成した漫画を読ませてあげられなかった事を思い出しながら、もし偶然出会ったとしても自分が中途半端じゃ偶然が無駄になる。
偶然を奇跡に変えるのは結局、日頃の自分の行いだと語ります。
はしゃぎながら帰路につく3人。
ゲス美は二人と別れ、三村の元に向かいます。
蟹江は幸に一人で何でも抱え込もうとする幸を危惧している事を伝えます。
そして、帰ってこないプンプンの事も。
幸は帰ってくるのを待つことしかできないし、恋愛感情ではないけれど、プンプンの苦しみを丸ごと受け入れる責任がある。
まともな幸せなんて望んでないし、それが私たちにはお似合いだと蟹江に言うのでした。
そして幸は続けます。過去に信じていたものを捨て去ることで進んだ気持ちになっているけれど、本当はすごく不安であると。
一筋の流星を見ながら、幸は言うのでした。
「あの頃、あたしはあの夜空にどんな未来を思い描いてたんだっけ?」
もう少し散歩に付き合ってと幸は頼むのでした。
病院で待つ、関。
退院する清水を迎えにきたのでした。
だいぶ元気な様子の清水の荷物を取り、帰ろうとした関に清水は言うのでした。
「誰?」
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第143話
振り向いて立ち尽くす、関。
「俺は…、お前の友達だよ」
プンプンの行方を知らないか高校の同級生を聞いて回る三村ですが、これと言った成果がありません。
ゲス美からの何回も電話がかかってきていることに気づき、慌てて折り返します。
電話口で泣いているゲス美にあれこれ言ってなんとか宥めすかそうとする三村でしたが、眼前に広がる景色を見て、ゲス美へ伝えます。
「決めたぜ。今から俺はお前を迎えにいく。なぜなら、俺はお前をー」
そして、電話口にいるゲス美の眼前をたくさんの流れ星が流れていくのでした。
空を見上げる人。カメラを構える人。
そんな星空を見上げながら、流れ星のように一瞬にして消えられたらどんなに楽だろうとプンプンは思いました。
愛子ちゃんも神様もいない世界でやっとゆっくり眠れる。おやすみ…。
「プンプン」目の前には幸が。
「起きなよ」
プンプンが苦しみ続けている限り、自分はもっと強くならなきゃって思えるから。
もう二度と、あたしから逃げ出す事は絶対に認めない。
そう思いながら、起きあがるプンプンの手を取ります。
「つかまえた」
…君はあたしだけのもの。
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第144話
ゆっくり目を覚ますプンプン。
気づいた幸が明るい感じで声をかけてきます。
プンプンは幸が持っていたノートが何か聞いてみると次の漫画の構想を書いていたようです。
何があったかは聞かない。君が話したくなる時まで待つと言い残し、また来ると幸は病室を去りました。
待合室のイスに座り、浮かない表情の幸。
そこに現れた警官たちが医師や看護師と話した後、幸に声をかけてきます。
プンプンが殺人死体遺棄事件の被害者の自宅を出入りしていたので話を聞かせて欲しいと。
涙をこぼし、イスから崩れ落ちる幸。
プンプンを取り囲む警官たち。プンプンに名前を聞き、プンプンが答えます。
「僕の名前はー、」
別の病院。そこには出産を終えた翠。
生まれてきた我が子を見ながら、「なんてこった…、こんなの…、ただの希望じゃないか…」
人生を悲観し続けてきた雄一はうずくまってしまうのでした。
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第145話
プンプンは愛子に語りかけます。
自分の周りの近況のこと。
みんなうまくいっていて、それが難しいことなんかじゃなかったこと。
悩みがあるとしたら、幸の娘がプンプンを父親と思い込んでしまっていることくらい。
もちろん父親がいた方がいいとは思うけど、僕はひとりでいいと思っていること。
今の生活がすごく身軽で楽で、いずれは泡のように消えて、誰の記憶からもいなくなれればいいと思っていること。
愛子と一緒に過ごした数ヶ月や子供の頃の気持ちをなんとか言葉にしようと思っていること。
そして、プンプンは続けます。
愛子ちゃん、そもそも君はそんな声だったかな。本当にそんな顔だったかな?
一年経つごとに君が誰なのか、僕は自信がなくなってしまう。
昔交わした約束。「今度裏切ったら殺すから」
でももうそんなことはできない事をプンプンは知っています。
「嘘つかないよね?」
プンプンは答えます。「僕は嘘つきだよ。それでも前に進んでいかなきゃならない。」
「ごめんね。愛子ちゃん、さよなら…。」
遠くからだんだん近づいてくる目覚ましのアラーム。
布団をかぶったままプンプンは鳴り響く目覚まし時計を止めたのでした。
第146話
「みんなと過ごした時間は一生忘れません。」
転校の挨拶と拍手。
その教室にいる先生はプンプンのかつての同級生、晴見でした。
職員室で他の先生たちとお別れ会の感想を聞かれた晴見は「寂しいもんですね」と答えていましたが、「本音は心の底からどうでもいいんじゃないですか?」学年主任の高橋先生に声をかけられます。
晴見が出した作文のテーマに文句をつける高橋先生に対して、晴見は聞き分けよく代案を提案するのでした。
その様子を見つめる一人の女性教師。
晴見はその女性教師と結婚目前でした。
夜、高橋先生とのやりとりや、うまく取り持とうとする晴見に納得がいかない様子の彼女。
「いつまでもニコニコしてれば場が取り持てるなんて思わないでね。」と痛いところを突かれたのでした。
ドレスの試着に付き合う晴見でしたが、退屈そうな様子の晴見は外に出るように促されます。
眩しい夏の空の下。自分の人生が楽勝すぎると絶望する晴見。
ふと誰かを殺さなきゃと思い、街を徘徊していた晴見は偶然にプンプンと再会するのでした。
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最終話
背格好は違えども、目が合った瞬間、間違いなくプンプンだと晴見は分かり、それはプンプンも同様でした。
お互い、あの頃とはとっくに変わってしまい、途切れ途切れで会話は噛み合いません。
少しの沈黙を挟んだ後、プンプンが「ずっと伝えたかったことがある」と言い始めました。
「僕たちが昔EBJって呼んでたエロビデオ上映会、あれ正しくはEVJだよね。」
そして、続けます。
「あと、君が転校していった時、すごく寂しかった」と。
だからと言ってあの頃の僕らにはどうしようもなかったと思う晴見をよそに、プンプンの元へ女の子が駆け寄ってきました。
そして、後ろから現れた幸。
「結婚してたんだ」と晴見に聞かれ、それとなく否定するプンプンに晴見もそれ以上は詮索しませんでした。左目の傷についても。
別れる二人、横断歩道の反対にいるプンプンの周りには幸や蟹江、三村たちの姿がありました。
目に涙を浮かべながら晴見に手を振るプンプン。
晴見も涙を浮かべ、二度はないとわかりつつも「またね」と言いながら、手を振り返します。
晴見はプンプンの名前を思い出すことができませんでした。
そして、彼女の元に戻った晴見。
彼女に本当は腹の底で何を考えてるの?と聞かれてしまいます。
本心を受け入れる覚悟があるのか聞く晴見に対して、高橋先生の一件を持ち出した彼女。
晴見は少し呆れつつも「あんな奴、大っ嫌いですよ!」と少し本音を見せたのでした。
夕陽に染まっていく新宿。ゆっくり陽が暮れていきます。
明くる日、新しい転校生と教室に向かう晴見。
安易な励ましを見透かされてしまいましたが、「先生は君のためならなんだってやるさ。だから君ももっと大人に期待してくれよ」と背中を押します。
「江戸川区から来ました。笹塚萌です。」
挨拶を終えた転校生。
授業を進めようとした晴見の目に映ったのは、ひと目で恋に落ちた一人の少年でした。
かつてのプンプンを思い返すかのように窓の外を見やる晴見。
小学生同士の会話。
「セックスって知ってる?」
「…フツーってどんなだっけ?…」
「ねぇ、知ってる?人類っていつかメツボーしちゃうんだって」
ごくごくありふれた日々はまた繰り返されていくのです。