本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『ラグナクリムゾン』は漫画アプリ『マンガUP!』で全巻無料で読める?
いきなり、結論です。
『ラグナクリムゾン』はこちらのスクウェア・エニックスが運営する漫画アプリ『マンガUP!』にて全巻無料で読むことができます。
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『マンガUP!』はスクウェア・エニックスが運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『マンガUP!』では『ラグナクリムゾン』を惜しげもなく1巻から最新巻まで無料で公開してくれています。
安心安全に、そしてタダで『ラグナクリムゾン』を全巻読破したい方は『マンガUP!』を使う方法が最もお得です。
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『マンガUP!』は課金してもお得に読める!
『マンガUP!』ではポイントが無くなってしまっても課金することでお得に読むことができます!
例えば『アラフォー男の異世界通販生活』最新4巻を普通に購入すると660円かかります。
そこで『マンガUP!』内の課金システムを使えば、610円で『アラフォー男の異世界通販生活』最新4巻を読むことができます!
『マンガUP!』では1日に無料で読める話数に限りがあるので、うまく『コイン』を購入して読む方がストレスなく読み進められますよ!
オススメ漫画アプリ紹介
上記で紹介した『マンガUP!』以外にも講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』や小学館が運営する『マンガワン』も特にオススメです。
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次に『マンガUP!』の使い方(システム)を簡単にご説明します。
『マンガUP!』の基本的な使い方
『マンガUP!』に掲載されているマンガを無料で楽しむには、アプリ内アイテムである『MP(マンガポイント)』『MP+(マンガポイントプラス)』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと『MP(マンガポイント)』『MP+(マンガポイントプラス)』などを使うことで、1日1作品において、12話分以上のマンガを無料で読むことが可能です。
要するに1日に最低でも単行本1冊分に値する量のマンガを『マンガUP!』にてタダで楽しむことができるということです!
『ラグナクリムゾン』も1日に12話分以上、読み進めることができます。
『マンガUP!』で使うアプリ内アイテム『MP(マンガポイント)』『MP+(マンガポイントプラス)』のそれぞれの使い方を詳しくみていきましょう!
『マンガUP!』のMP(マンガポイント)とは?取得方法と使い方を解説
- MPとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
- 朝8時、夜8時に120MPずつ配布される(1日に計240MP)
- 30MP消費で好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
以上が簡単なMPの取得方法と使い方の説明です。
毎日、配布される計240MPを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムがMPです。
但し1点だけ注意があり、MPを120MP以上貯めこむことは出来ません。
朝8時に120MPが配布され、その120MPを使わずに夜の8時を迎えたとしても新たに120MPが加算されることはありませんので注意が必要です。
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『マンガUP!』のMP+(マンガポイントプラス)とは?取得方法と使い方を解説
- MP+とは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
- MPがなくなってしまった場合でもMP+を使うことで好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
- 『マンガUP!』新規ダウンロード特典で750MP+(25話分)が付与される
- 毎日、短い広告動画を1度見るだけで30MP+(1話分)が付与される
以上が簡単なMP+の取得方法と使い方の説明です。
下の画像のように『マンガUP!』新規ダウンロード特典では、750MP+(25話分)が無料配布されます。
そして毎日、短い広告動画を視聴することで30MP+(1話分)を取得することが出来ます。
アプリを起動すると画面右下に「ヒヨコ?」のような「ピーナップくん」というキャラが鎮座しているので、タップしましょう!
すると「短い動画を見る」というボタンが表示されるので、タップして短い広告動画を視聴します。(広告を見ずに流してるだけでもOK!)
たったこれだけの労力で、30MP+(マンガ1話分)が手に入ります。
やらない手はありませんよね(^^)/
短い広告を見て30MP+を獲得できるシステムは毎日、夜0時に回復します。
他にもMP+を取得する方法があります。
ホーム画面上に表示される「クエスト」をクリアしていく方法です。
「クエスト」と言っても簡単なもので、例えば「マンガUP!に毎日ログインする」や「~のマンガを3話まで読む」などの条件をクリアすることで、難易度に応じてMP+(マンガポイントプラス)が付与されます。
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『MP(マンガポイント』『MP+(マンガポイントプラス)』以外で1日3話分のマンガを読む
先ほど紹介した『MP』『MP+』が0ポイントになってしまった場合でも1日に3話分のマンガを無料で読むアプリ内システムがあります。
その仕組みがコチラ。
読みたい”話(はなし)”のページへ飛ぶと、「動画を再生して読む」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで新たに1話分のマンガを無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- MPを利用して1日8話分のマンガを無料で読む
- 広告視聴やクエストをクリアして獲得したMP+を利用してマンガを無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分のマンガを無料で読む
以上の事から『マンガUP!』は、1つの作品において、1日に最低でも12話分のマンガを無料で読むことのできるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります!
ぜひ、この機会に遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/
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『ラグナクリムゾン』あらすじ紹介!
世界には魔の血族『竜』と呼ばれる絶対的強者がいました。
陽の光と銀気を嫌う人類の天敵が蔓延っていました。
主人公ラグナはそんな竜を狩る狩竜人(かりゅうど)として、神童と呼ばれる若干12歳の少女、レオニカと共に日々竜を狩っていました。
ある日、狩竜人いらずの街、ドナピエルーが竜の大群によって壊滅されました。
そんな不幸なニュースが飛び込んできた矢先、ラグナとレオニカの拠点とする街も竜が攻め込んできました。
竜にはいくつか種類があり、『下位竜』と呼ばれる獣並みにしか知能のないものと『中位竜』と呼ばれる若干の人語を放つ脅威ある存在がいます。
そしてこの存在に出会えば最後、死を意味する存在、『上位竜』がいます。
完全な人化を果たし、言葉を交わす。
そんな存在が中位竜を含めた竜の大群を率いてやってきました。
ラグナは我先にと、上位竜に向かって行きます。
愛するレオニカを守るために。
しかしラグナはあえなく川に吹き飛ばされてしまいます。
水の中に沈んでいく最中、夢か幻か、未来の自分と対峙します。
あのとき、俺はレオを失い、死にもの狂いで竜を狩った。
負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて負けて勝って負けて勝って負けて負けて勝って勝って勝って勝って、狩った。
そして最強になった。
だが、今じゃ力があっても守るものがない!!なんだこれは!!なんなんだ!
小さな女の子を崇めて、あぐらをかいていたからあんなことになった!!
怒号を発する未来のラグナ。顔を歪めて悲痛に叫ぶその姿にラグナは胸倉を掴みます。
いらないならくれよ!!現在(いま)その力が必要なんだ!!
そのつもりだ。
未来のラグナが今のラグナに銀の剣を突き立てます。
今からお前に俺の全ての力を流し込む。代償がいるとアイツが言った。だがお前も俺なら構わないはずだ!!
激痛に苦しむラグナ。
水面から舞い戻ったラグナは立ち上がり、襲い来る竜を銀気によって次々に凍り付かせていきます。
一人上位竜を対峙するレオニカ、流石の神童も上位竜には分が悪いの苦戦しています。
しかし力を手に入れたラグナがレオニカに変わって、上位竜を一瞬にして凍り付かせて、砕氷を砕くようにあっけなく倒してしまいました。
力の譲渡と共に未来の記憶も受け継いだラグナは未来とは違う生きているレオニカに涙を流すのでした。
そして明朝、朝日の訪れは平和の訪れ。
崩壊した街の住民たち、および狩竜人たちは安堵していました。
しかしこれで終わりではなかったのです。
突如として現れた森『蠢く木陰』上位竜の力によって操られた森は半壊した街をさらに追撃します。
レオニカを守れたと安堵していたラグナは再確認します。
ラグナはレオニカを置いて一人森の中に突撃します。
上位竜を撃破して、ラグナはこれ以上レオニカと共に行動するのは危険と判断して、レオニカと無理やり離れました。
「俺と一緒に居ていいのは、死んでもいいやつか、死んでも死なないやつ。」
未来の自分の言葉を思い出したラグナ。
「クリムゾン。」
上位竜になぜか囚われていたクリムゾンと偶然にも出会います。
これは運命とばかりにラグナはクリムゾンに自分を売り込みます。
慎重なクリムゾンは最初こそ信用してくれませんでしたが、道中上位竜に襲われていた村を救い、力を証明したことでクリムゾンに気に入られることに成功します。
「銀剣で太陽で、血の一滴たりとも残さず、竜に関わるもの全てを屠り去れ!そして全てを屠った暁には……。」
「分かっている。最後はクリムゾン、お前を狩る!!」
「よろしい!ならば始めるとしよう。私とお前の滅竜の物語を!」
これからラグナとクリムゾンの竜を滅ぼす物語が始まるのです。
『ラグナクリムゾン』は面白い?見どころ紹介!
見どころ① 最強だけど最強じゃない?
未来のラグナは作中最強格と思われる竜王とも渡り合えるとされています。
そんな力を手に入れたラグナは、相手をなぎ倒していきますが、現実がそう簡単に事が運ぶわけではありません。
ラグナが受け継いだのは力と断片的な記憶のみ、しかも力を最初は100パーセント発揮することが出来ずに苦戦してしまいます。
力はあるのに扱いきれない自分への自己嫌悪。
そして力をてにいれたのだから誰かを死なせないように、自分が頑張るのだと奮起します。
しかし扱いきれない力と敵との連戦に倒れることもしばしば。
ラグナは最強の力を持ってはいますが、心と体まで最強というわけではありません。
力とラグナ自身とでちぐはぐな部分が大きな影響を出しています。
そんなかみ合わない力も徐々に扱えるようになっていきます。
いままでの作品は主人公が徐々に成長していくものが多かったと思います。
強大な敵を前に修行をして、必殺技をおぼえたり。
しかしラグナはその逆、少しずつ、未来の自分と同じように過酷な経験をすることによって力が『馴染んで』いくのです。
そんなラグナの覚醒シーンも見どころの一つとなっています。
見どころ② 戦闘シーン
細かく書き込まれた細部と引き込まれるようなカット割り。
銀気によって凍り付く竜の描写。
他にも戦略の数々、無慈悲な殺戮シーン。
その中でもラグナの戦闘シーンと通常のラグナとのギャップが見どころです。
普段の日常的な会話ではラグナ本来の内気で、会話下手な部分が前面に出ていますが、いざ戦闘となると闘志むき出しのいつものラグナとは一変します。
戦闘の際にラグナは銀気を放ち、その銀気に持ち上げられてなのか、髪がたなびいて、ラグナの顔が露わとなります。
いつもは前髪を下して、目元に影を落としていますが、戦闘に入ると髪をたなびき、感情をその隠れていた表情に浮かべます。
もちろんラグナ以外にも、その戦闘描写も秀逸です。
ラグナの理不尽なほどの力を表現するために豪快に描かれた戦闘描写。
大きく一面に乗ったラグナの攻撃はすがすがしいほどに敵を倒していきます。
シーンによってはセリフのない効果音と戦闘シーンだけのページがあったりします。
セリフがない分、本来一瞬で終わる戦闘シーンに見入ってしまうほど、濃密で手の込んだ人物画は最高の見どころです。
第40話の「9秒間の死闘」が上記で紹介したおすすめのシーンが詰まっています。
『ラグナクリムゾン』wiki的登場人物紹介!
ラグナ
白髪が特徴の控えめな青年。
昔から竜をひきつれ、自分だけが生き残るという悲惨な経験を何度も繰り返してきました。
そんな経歴から呪われ野郎と揶揄されてきました。
しかしそんな中で、一緒にいても死なない強い存在。レオニカと出会います。
ラグナの中でレオニカは神聖化され、自分は死んでもいいからなるべく長くレオと一緒に居たいと思うようになります。
しかしそんなレオでも叶わない敵はいる。
レオを助け、竜を絶滅させるためにラグナは未来の自分から力を受け継ぎました。
能力は竜を凍らせる銀気を生み出し、増幅させ、操ることが出来ます。
その究極系が『銀気闘法』と呼ばれるもので全身から銀気を放ち、敵である竜を次々に凍らせていきます。
その他にも銀の剣を一瞬にして作り出したり、他の物体に銀気をこめたりとその能力には様々な可能性が秘められています。
性格は素直で安直、他にも他人に褒められるのがあまり好きではないようにも言っています。
これは未来の自分が積み上げたことで、何もやっていない自分が褒められるのは歯痒いという理由とのことです。
しかし誰よりも竜の撲滅を願っており、ときにはクリムゾンの作戦を無視して、自分の信念にしたがって戦うこともあるほど。
戦闘のさいは本来控えめな性格のラグナも感情をむき出しにして戦う姿がうかがえます。
レオニカ
ショートヘアーの少女。
若干12才にして神童と呼ばれています。
狩竜人になった理由は、最強になりたい。そのために絶対的強者である竜を狩る狩竜人になったようです。
ラグナとの出会いはラグナが理不尽に虐められている場面に居合わせて、自分よりもラグナが強くなると天才の感で察知したことから、ラグナを助けて共に行動を共にしています。
一緒に暮らしているラグナにほとんどの生活を任せており、おはようからお休みまで全てラグナに任せているようです。
しかしその剣の腕は本物で、一人で竜を数十体倒したと噂されるほど。
戦闘シーンでも中位竜を瞬殺し、上位竜に対しても粘り強く交戦していたところからもその圧倒的戦闘センスは頷けます。
性格は基本的に朗らかで、ラグナに対しては人一倍甘い。しかし12才相応の幼さ、わがままな部分も持っています。
それでも狩竜人として最強を目指すレオニカは自分の目標にまっすぐで、ラグナと別れた後も弱いからだと、寂しそうではありますが納得しているようです。
クリムゾン
赤髪で長髪、性別は不明で身長も容姿も雌雄判然とせず、自在に変えられるようです。
元翼の血族の王であり、竜の神に反逆したことで力を封じられています。そのおかげで普通の竜とは違い、日光にあたっても傷を負うことはありません。
様々な手下を従えており、どれも個性的なキャラクターをしています。
科学テクノロジーも豊富に有しており、近代兵器やオーバースペックな物まで多く所有しています。
性格は絶対王政のように歯向かえば殺し、有用であれば死ぬまで使いつぶす。
甘言や責め苦で言葉巧みに人や竜を操り、無慈悲なまでに合理的で冷徹な作戦を考え、それを満面の笑顔で実行します。
余裕ぶっている強者である竜を嬲り殺すことに愉悦を感じているようで、焼かれる竜の姿を見て満足そうに微笑むクリムゾンの姿が見かけらえます。
頭の回転も早く、作戦に亀裂が生じても、瞬時に対応してしまい、敵の弱みを見つけ作戦に組み込み、どんな卑劣な手でも使い敵をつぶしていく。
ワンマン、自己中心的を体現したような性格をしています。
『ラグナクリムゾン』が2023年にアニメ化決定!?
ラグナクリムゾンのアニメ化については月刊「ガンガンJOKER」 編集部【公式】によって2023年に放送決定とだけ発表されました。
新しい情報を待つばかりであります。
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『ラグナクリムゾン』に対する世間の評価や感想は?
ラグナクリムゾン面白いんだが…
タイトルから設定まで何もかも厨二臭マシマシの二郎系だけど好きやわ🤤 pic.twitter.com/LRLedbyGqM— クリトリストロン-ハリファイバー (@TUKA198x) June 16, 2020
ラグナクリムゾン面白いからみんなにも読んでもらいたいですね(願望)
— シスター (@sistersann) May 23, 2020
漫画ラグナクリムゾン面白い~☺️
— ともひろ@mh @AB@大戦勢 (@tomotomoside3) April 2, 2019
ラグナクリムゾン面白い。強さのインフレが常識外。 pic.twitter.com/pYSvcdBEVa
— キリンの肉 (@sp_kirin) January 23, 2020
は~配信しようと思ったけど久々に漫画に夢中になっている。
ラグナクリムゾン面白い!圧倒的にお勧めできる漫画と言えよう。— らふ (@rafu_nico) November 6, 2021
ラグナクリムゾン面白いからアニメ化しそうなもんだけどしないなぁと思ってはや数年。こういう作品こそアニメ化して鬼滅みたいに超有名になって欲しい
— STNコ (@STNKUN2) September 3, 2021
『ラグナクリムゾン』序盤ネタバレ紹介!
第1話『死神が生まれた日』
世界には人類の天敵『竜』が蔓延って(はびこって)いました。
竜を倒す方法は陽光で焼くか、特別な武器、銀剣(ぎんけん)で斬りつけるかのどちらかです。
そんな竜を倒す、狩竜人(かりゅうど)と呼ばれる職業で生きる少年ラグナは、神童と呼ばれる幼い少女レオニカと共に、成果をあげていました。
二人の拠点であるギルドで、同じく狩竜人のサイクス達に、弱くて才能の無いラグナがレオニカと行動するなんて足手まといだと、冷やかされます。
するとレオニカは銀剣を振りかざし、己が最強であると証明するための人生に、共に誰か命をかけてくれるかと、ギルドの人々に呼びかけました。
そんなレオニカへ応えたのはラグナだけで、だから一緒にいるのだと彼女は笑います。
早朝、ラグナはレオニカを起こさないように家を抜け出していつもの特訓を始めます。
それは強くなる為でも、まして、人々を守る為でもなく、弱い彼が少しでも長く、レオニカといる為に続けていることでした。
そんなラグナに見知らぬ男が呼びかけ、突然、その場が炎の逆巻く戦場へと化します。
混乱するラグナを突き飛ばしたレオニカが、いくつもの尖った何かに貫かれて、彼は絶叫します。
気づくと地面に倒れていたラグナは、今見た悪夢に震えます。
ラグナはその日以来、繰り返し見るようになった悪夢と、あの亡霊のような男の存在に悩まされていました。
思いつめた様子のラグナに気づいていたレオニカは、彼と初めて出会った時の話をします。
ラグナは竜に襲われても常に一人生き残ってしまう、不運な人生を送っていました。
呪われていると、サイクス達に八つ当たりされているところに現れたのがレオニカで、彼女はラグナを一目見て何故か、強くなると直感したと語ります。
レオニカは必ずその日が来ると、ラグナに微笑みます。
悪夢と同じその日、ギルド内では竜が現れないことで有名な街が壊滅したと大騒ぎになっていました。
これから何が起こるかを知るラグナは、逃げなければと呟きますが間に合わず、轟音と共に火の手が上がります。
その炎の中から血まみれの男が現れます。
男の全身から滴る血が鋭利な棘に変わり、狩竜人達を貫きました。
男は『上位竜』と呼ばれる、人間同様の見た目と知性を兼ね備えた恐るべき存在でした。
数多の竜を従える上位竜にラグナが飛びかかりますが、吹き飛ばされてしまい、レオニカが怒り心頭で対峙(たいじ)します。
川に落下したラグナは、沈みながら悪夢の続きを辿りました。
レオニカを失ったラグナは、復讐心で向こう見ずな戦いを続けます。
やがて、いくつもの死線を潜り抜けた彼は、限界を超えた先の強さを手に入れました。
本当はずっと死に場所を求めていたのかもしれないと語る彼に、ラグナは膝をついて嗚咽(おえつ)します。
強さ以外の全てを失った悪夢の男は、遠い未来のラグナ自身でした。
未来の彼は、レオニカの強さに甘えてばかりいたラグナを恥じ、責め立てます。
誰よりも強くなったのに、もはや何も残っていないと叫ぶ彼に、ならばその強さをよこせとラグナは懇願します。
すると彼は銀剣でラグナを貫き、ラグナに全てを託すと言い残しました。
一方、レオニカは上位竜に苦戦し、その強さに竜の『神』なのではと問いかけます。
上位竜の男は『神』と同列にするなと激高して『グリュムウェルテ』という名前と、何故突然、大量の竜が街に押し寄せたのか種明かしを始めました。
『神』が好きだったケーキ屋が潰れてしまい、それまで街を守っていたグリュムウェルテ達に、国ごと滅ぼすように命令が下ったのです。
とんでもない理由に絶句するレオニカを殺そうとした時、ラグナが現れます。
複数の竜がラグナに襲いかかりますが、彼に触れられただけで凍りついてしまいました。
ラグナが未来の彼から託されたのは、戦いの記憶と、その果てに得た力〝銀気闘法〟(ぎんきとうほう)でした。
銀気を纏うラグナを目の当たりにして、グリュムウェルテはたじろぎます。
人間を畏れるなど誇りが許さないグリュムウェルテは、本来の姿を開放しますが、力を発揮することなく凍りつき、粉々に砕け散ってしまいます。
竜達を倒したラグナに駆け寄るレオニカに、未来の彼の想いがこみ上げました。
ただただ号泣するラグナを、レオニカは膝に抱いて労います。
遠い未来のどこかでは、ラグナに全てを託した彼が立ったまま、満足気に死んでいました。
そんな彼に付きそう誰かが、後は過去の〝二人〟に期待するとぼやきます。
ラグナが竜の天敵として生まれ変わった瞬間でした。
第2話『別離と邂逅』
壊滅し、地獄のようになった都市で、何日もラグナはレオニカの首を抱えて座り込んでいました。
毎日丁寧に編んでいた彼女の三つ編みが、頭皮ごと剥がれ落ちたのを見てラグナは半狂乱で悲鳴をあげます。
目覚めたラグナは隣でレオニカが眠っていることに安堵します。
そこへ現れたサイクスが、半壊した街の現状を教えてくれました。
ラグナは『神』の絶対的な言葉に従う竜たちは、国境までは超えてこないだろうと国外へ逃げることを提案します。
サイクスが突然別人のようになったラグナを警戒すると、レオニカが目覚めます。
彼女が生きて行動していることに、ラグナは感涙し、再び、眠りについてしまいます。
その後、レオニカとサイクスは突如出現した巨大な森に気づきます。
早速偵察に向かう狩竜人達でしたが、森の木々がうねり出し街に向かって突っ込んできました。
太陽が昇っている間竜は行動できないはずですが、上位竜が森を変貌させたようです。
森の木陰では『メルグブデ』と言う上位竜が人間のコックやメイドを囲い、食事を作らせているところでした。
出された料理を嗜む(たしなむ)と、メルグブデは絶品だと褒めたたえますが、それでもやっぱりこちらが良いとコックを齧り取ります。
『神』の真似事をしてみたメルグブデですが、やはり理解できず、その代わり国の人間を食べつくそうと、残っていたメイドの少女を捕らえます。
木々の竜に狩竜人達が苦戦していると、眠っていたラグナが外へ引きずり出されました。
ラグナは、呪われた自分と共に戦える誰かがいるとすれば、それは、ある条件を満たした一人だけだと、未来の彼が念を押していたことを思い出します。
覚醒したラグナは〝銀気闘法〟を炸裂させて、メルグブデの元へと駆け出します。
ものすごい速さで向かってくるラグナを、慌てて止めようとしたメルグブデでしたが、顔面目掛けて跳び蹴りを食らい、吹き飛ばされます。
ラグナは改めて、全ての竜を狩りつくすしかないのだと考えます。
しかし強かった未来の彼すら成し遂げられなかったことが、はたしてできるのか自問自答していると、食べられそうになっていたメイドに声をかけられて、彼女の存在に驚きます。
そこに顔が半壊したメルグブデが、ラグナを卑怯者呼ばわりしながら噛み殺そうと飛びかかってきました。
しかし、ラグナから銀気を口に放りこまれて、森ごと爆発します。
息切れと痛みを感じるラグナに追いついたレオニカが、いつものように笑いかけてきました。
ラグナはレオニカに、街の人達と一緒に国外へ脱出するように頼みますが、彼女は嫌だと言い返します。
危険だからと説得するラグナに、レオニカは狩竜人なら危険で当前だと声を荒げます。
置き去りにされる気配を感じて、思わず怒鳴りつけるレオニカの姿に、ラグナは才能に恵まれた彼女がまだ、自分よりも幼い子供だったことに気づきます。
ラグナは彼女を守りたいなら、これ以上一緒にはいられないと決心します。
レオニカはラグナに銀剣を振り下ろしますが、もう、彼女の強さは彼に届きませんでした。
取り残されたレオニカは、悲痛な泣き声をあげます。
レオニカと別れたラグナは、助け出したメイドに『竜王クリムゾン』と呼びかけます。
人違いではと言い返すメイドに、未来で、『神』に反逆したクリムゾンと彼は同じ目的で戦っていたとラグナは説明します。
今度こそ目的を果たそうと手を差し出すラグナでしたが、メイドに失礼だと平手打ちされてしまいます。
未来のクリムゾンはラグナに、早く自分と共闘すべきだが疑り深いぞと忠告していました。
第3話『物語の始まり』
メイドは『クリムゾン』なんて知らないし、そもそも自分は女であると怒りますが、クリムゾンならどうとでもできると返すラグナに言葉を失くします。
元、竜王であるクリムゾンは狩るべき憎悪の対象ですが、未来において最も長く共に戦った相手でもあり、ラグナの心境は正直複雑です。
そんなラグナをこっそり観察するメイドは、やはりクリムゾン本人でした。
ラグナを一切信じてはいませんが、全てを疑ってかかるには面白すぎると興味を抱くクリムゾンは、彼の力の原理を調べてみたいと考えます。
もしもラグナに時間を割くだけの価値が無かったなら、適当に殺せばいいと語るクリムゾンの表情は冷徹でした。
すると突然、目の前にラグナが回り込んで、自分はレオニカの為に様々な家事や読み書き、計算ができると語り出します。
戸惑うクリムゾンに、レオニカを支える為に戦う以外の様々なことを習得したのだとラグナは続け、これまでレオニカにやってきたことを、同じようにクリムゾンにもしてやるから共に戦おうと迫ります。
自分を売り込んだつもりのラグナでしたが、クリムゾンからは気持ち悪いと丁寧に断られてしまいました。
立ち去ろうとするクリムゾンにラグナは食い下がり〝銀気闘法〟のさらなる力を見せつけようとしますが、高熱により倒れてしまいます。
意識を失ったラグナは、未来の彼の元にクリムゾンが現れた日の事を夢に見ます。
怪しむ彼は、クリムゾンが竜王だと明かすと瞬殺してしまいました。
しかし殺されるたびに、別の個体で復活するクリムゾンは竜を全て滅ぼしたければ共闘するように、彼に持ちかけます。
ラグナが目覚めるとあたりは暗くなっており、隣には未だメイド姿を解かないクリムゾンがいました。
クリムゾンはラグナが意識を失っている隙に調べた、想像を遥かに超える力を、メルグブデ以上の上位竜にぶつけてみたいと、密かに活気づきます。
そんなクリムゾンに、国の滅亡を阻止する為には『翼の血族』を倒さなければならないと、ラグナは説明します。
クリムゾンは冗談だろうと笑いますが、今なら、未来の彼らよりももっと早く、それを実現できるとラグナは断言しました。
何かを言いかけたクリムゾンでしたが、竜の気配を感じたラグナが立ち上がり、彼を抱えて駆け出します。
ラグナに指示を仰がれたクリムゾンは、楽しむ気持ちを隠しつつも、派手にやってしまえと声を張ります。
竜に襲われた廃村では狩竜人たちが、村人達を丸飲みされて絶望していました。
そこへ銀気を纏ったラグナが現れ、狩竜人に襲い掛かろうとしていた竜を倒し、上位竜の元へと向かいます。
硬い鱗を誇る上位竜は、狩竜人達の奮闘を嘲笑っていましたが、突然現れたラグナが放つ銀剣に貫かれ、何が起こったのかわからないまま倒れこみます。
嬉々として観戦していたクリムゾンは、ラグナの銀気から生み出された銀剣を振り下ろしてみました。
メイド姿のまま使ってみても銀剣の切れ味はすさまじく、クリムゾンは邪悪な笑みを浮かべて、腹の中に潜ませていた『悪いスライム』を吐き出します。
次々スライムに絡めとられた竜達は、じわじわと消化されながら、メイドの変装を解いたクリムゾンに静かに死ねと命じられます。
クリムゾンは共闘してやってもいいが、背いた時の保険として、毒杯を飲む条件をラグナに出しました。
一切のためらいもなく毒杯を飲み干すラグナに、どうしてそこまでして竜を滅ぼしたいのかと呆れるクリムゾン。
大切なもの全てを守る為だと断言したラグナに、クリムゾンは、気に喰わないが道具としてなら確かに価値があると、竜の六つの血族を殲滅するように命じます。
竜に関わる全て、『神』すらも狩り尽くせと言うクリムゾンの声に、ラグナは今度こそと、奮い立ちます。
竜を根絶させること、最後には共闘相手であるクリムゾンをも殺すことを約束するラグナに、素晴らしい答えだとクリムゾンは笑うのでした。