「週刊少年マガジン」にて連載されていた、人気マンガ『RAVE（レイヴ）』。
今回は、そんな『RAVE』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！
『RAVE（レイブ）』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？
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『RAVE（レイヴ）』ってどんな話？あらすじ紹介！
ガラージュ島に住む少年ハルは、ある日プルーという不思議な犬（？）に出会います。
プルーは50年前、レイヴマスター・シバと共に、魔の石ダークブリング（ＤＢ）を封印するために戦っていた、聖なる石レイヴの使いだったのです。
シバと出会った後、レイヴの導きにより後継者に選ばれたハルは、ＤＢで世界を破滅させようとする組織デーモンカードと戦うため、五つに分かれたレイヴを探す旅に出ます。
そしてハルは、旅先で出会った仲間たちと共に、様々な出会いや冒険、戦いへと挑んでいくのでした。
『RAVE（レイヴ）』主要キャラクターを紹介！
ハル・グローリー
聖石レイヴに導かれ、2代目レイヴマスターに選ばれた少年。魔石ＤＢを破壊するため、世界中に散らばった五つのレイヴを集めています。
10の姿に変形する剣・テン・コマンドメンツ（ＴＣＭ）を使った多彩な技を使用します。
名前の由来は季節の「春」。
ハルに限らず、真島先生の作品は季節にちなんだ名前の主人公が多いようです。
プルー
レイヴの使いと呼ばれる不思議な生き物。
鼻先の角はＤＢを破壊する特殊な力を持っています。
非常に謎の多い生物で、作中では犬だの虫（？）だの言われてますが明確な種別は不明。
真島先生の代表的なキャラクターで、他作品にも様々な形で登場しています。
エリー
過去の記憶を失っている謎の少女。
作品世界の最高位魔法、魔導精霊力（エーテリオン）を操る力を持っています。
その正体はレイヴを生み出した人物リーシャ・バレンタインであり、ＤＢそのものである「忘却の王エンドレス」を倒すために50年間眠りについていたのでした。
記憶を探す旅の途中でハルと運命的に出会い、いつしかお互いに大切な存在となっていきます。
ハムリオ・ムジカ
盗賊団シルバリズムの頭の青年。
銀術師（シルバークレイマー）と呼ばれる存在であり、首に下げた銀のドクロを様々な形に変形させて戦います。
ハルと出会った当初はいがみ合ってたもののスグに意気投合、一番の親友と呼べる存在となりました。
ＴＣＭを造った鍛冶屋ガレイン・ムジカを祖父に持ち、それが物語終盤の重要な展開に繋がっていきます。
レット
竜の力と能力を持つ竜人（ドラゴンレイス）の武闘家。
かつてデーモンカード幹部ジェガンに恋人のジュリアを奪われた過去があります。
ハルとの戦いで敗れ仲間となった後、ジェガンとの再戦で勝利したことでジュリアを取り戻すことにも成功しました。
基本的にマジメなキャラですが、プルーの事を以前ハルが命名した「しゃぶ太郎」と呼ぶなど、どこか変わった所もあるようです。
ジュリア
竜人の女性でレットの恋人。
ジェガンに催眠術で操られドラゴンの姿になっていましたが、レットの奮闘により元の姿に戻れました。
その後はハル達の仲間となり、最終決戦まで共に戦い抜きます。
性格は男勝りの姉御肌で、レットのことをよくシリに敷いています。
シュダ
元デーモンカード幹部の一人で爆炎の剣士。
序盤はハルの前に強敵として立ちはだかり、激闘の末に敗れて生死不明に。
その後ハルの父ゲイルから「家族を守って欲しい」という願いを託され、以降はハル達の心強い味方になってくれます。
いつの間にかハルの姉カトレアと親しい仲になっていて、そのことでハルと一悶着起こしちゃったこともありました。
ベルニカ
魔導士の少女。
かつてエーテリオンを身に着けるために、実験台になったり独自に修行したりと過酷な日々を送っていました。
最終的にエーテリオンは習得できなかったものの、代わりに回復系の魔法と「絶対回避魔法」という超上級魔法を覚えました。
いわゆるお嬢様キャラで体力も低かったため、仲間になった当初は足を引っ張ってしまう場面もありました。
ニーベル
変身や幻術が得意な魔導士。
若干10歳ほどの少年ですが、ムジカ曰く「未来の大魔導士」と呼ばれるほどの才能の持ち主です。
時の都ミルディアンの民であり、時の民がハルに協力する中、積極的にハル達一行と行動を共にします。
ルシア・レアグローブ
レイヴマスターと対を成すダークブリングマスター。
ＴＣＭと同等以上の力を持つ十魔剣デカログスを自在に操ります。
父であるキングの死後にデーモンカードの最高司令官となり、ハル最大の宿敵としてその行く手に立ちはだかります。
『RAVE（レイヴ）』最終回までのおさらい！
エンドレスの力を手に入れたルシアは、魔界最強の支配者「四天魔王」を従え、世界を滅ぼすために動き出します。
一方、リーシャとしての記憶を取り戻したエリーは、五つのレイヴを一つに融合させるために、ひとり部屋に引きこもります。
エリーが必死にがんばっている頃、ムジカは祖父ガレインから渡された手記を読んでいましたが、そこでＴＣＭに関する重要な秘密に気付くのでした。
ＴＣＭは初代レイヴマスター・シバのために鍛えられた唯一無二の剣であり、最後の第10の剣もシバにしか使うことができないのです。
ムジカは剣を鍛え直してもらう為に、ニーベルを連れて祖父のいる町、パンクストリートへ急いで向かいます。
しかし町は、四天魔王の一人ジェロの力で氷付けになってしまい、ガレインも氷付けの状態となっていました。
打つ手がなくなってしまったムジカでしたが、ニーベルの助言により自らがハルの為の剣を鍛えることを決意します。
本の通りに作業を始めるムジカでしたが、なぜか剣は形を維持できずに砕けてしまいます。
何度も失敗を重ね悪戦苦闘していたムジカは、本に書かれていた最期の一節を思い出します。
―オレはこの剣を、シバの為に鍛え上げた。―
剣を完成させるために必要なもの、それはハルの為に剣に魂を込めることでした。
ムジカは自らの銀術の力を全て使い、己の魂を込めてＴＣＭ第10の剣「聖剣レイヴェルト」を遂に完成させるのでした。
そしてエリーもレイヴを完全な形にすることに成功させ、全ての準備を終えたハルたちは世界を救う為、ルシアとの最後の戦いに挑みます。
漫画完結『RAVE（レイヴ）』最終回結末ネタバレ！その後の最後は？
これまで出会ってきた多くの人たちの思いを胸に、遂に最終決戦の地へと向かうハル達一行。
しかし辿り着いた直後、四天魔王の一人「漆黒のアスラ」の強襲に会い、エリーが捕らえられてしまいます。
それを追うハル達の前に、残りの四天魔王も立ちふさがってきました。
ｖｓ絶望のジェロ
ジュリア、ベルニカ、ニーベルの前に立ちふさがったのは、氷と絶望を司る魔王ジェロ。
その圧倒的な力の前に、ベルニカは致命傷を負ってしまい、ジュリアも一方的に痛めつけられてしまいます。
それでも決してあきらめない二人を見て、ニーベルは変身魔法の極意「最期の齢（ラスト・エイジス）」を発動させます。
それは肉体を急成長させて強大な力を得る代わりに、急激に老化して死に至る危険な魔法でした。
全ての時を守るために自らの時を犠牲にし、奮闘するニーベル。
それに呼応してベルニカも最後の力を振り絞り、二人でジェロの動きを止めることに成功します。
その一瞬の隙をついてジュリアがトドメをさし、魔王の一角を撃破することに成功します。
しかし、その為の犠牲があまりに大きく、ジュリアはその場で泣き崩れてしまいます。
ｖｓ永遠のウタ
ムジカとレットの前に立ち塞がるのは、魔界一の剣の使い手である戦王ウタ。
超巨大な剣を自在に操るウタに防戦一方な二人でしたが、戦いが楽しいと語ったウタに昔の自分を重ねたレットが一人で挑むことを決意します。
ムジカを先に行かせ、レットは命と引き換えに強大な力を得る奥義「神竜一声」を発動させます。
守るべきものの為に命をかけて挑むレットでしたが、ウタも楽しむのを止め、全てを破壊する戦鬼へと変貌します。
命を捨ててもウタを倒すことのできないレットは、目の前の敵を倒すために全てを捨てる覚悟を決めます。
その姿は心すら捨てた獣・ドラゴンへと変わっていき、ウタを倒すことはできましたが同時に自らも息絶えてしまうのでした。
ｖｓ漆黒のアスラ
攫われたエリーを助けるために、ようやくアスラに追いついたハル。
そんなハルに対して、アスラは全身にＤＢがちりばめられた魔石王としての真の姿を現します。
複数のＤＢの力を同時に操るアスラの猛攻に、ハルは全身の骨が砕けるほどの大ダメージを受けて倒れてしまいます。
しかし、世界中の人々の想いが集ったレイヴの光と、亡き父の言葉に励まされて立ち上がり、聖剣レイヴェルトの渾身の一撃でアスラを砕き、辛くも勝利を納めました。
ｖｓ獄炎のメギド
アスラを倒し、エリーを救出したのも束の間、遂にルシアが姿を現します。
しかし、先ほどのダメージが残っていたことに加え、最後の四天魔王メギドの奇襲を受け、エリーは再びルシアに連れ去られてしまうのでした。
連戦で動けなくなったハルはメギドにトドメを刺されそうになりますが、間一髪でシュダが助けにやってきました。
ゲイルとの約束・ハルを守るためにシュダは、一人でメギドに立ち向かいます。
かつて炎のＤＢを極めたことで炎に耐性を持っていたシュダはメギドとも対等に渡り合えますが、メギドはさらに上位の灼熱・獄炎を繰り出してきます。
後ろにハルがいるために避けるわけにはいかないシュダは、自らの命を懸けた渾身の一撃で挑みます。
見事に獄炎を切り裂いたシュダは強敵メギドを撃破しますが、死闘の末に発生した溶岩の中に落下しそうになってしまいます。
意識を取り戻したハルが助けようと手をつかみますが、既に体力が限界で思うように力が出ません。
かつてと同じように自ら腕を切り落とそうとするシュダでしたが、それではゲイルを超えられないと諭されたことで考え直し、ゲイルとハルを越える日まで生き抜くことを決意するのでした。
ｖｓルシア
ルシアに連れ去られたエリーは、エンドレスが引き起こす大破壊（オーバードライブ）の中枢にいました。
ルシアはこの世界を破壊し、エリートと共に新しい世界へ向かおうとしていたのでした。
しかし、エンドレスは自らに災いをもたらしかねないエリーの力を危惧し、ルシアに彼女を殺すように促します。
絶体絶命の危機を迎えるエリー。
そこへ、仲間達の助力で完全復活したハルが駆けつけました。
エンドレスと同化しつつあるルシアはハルをエンドレスの中へ連れ込み、いよいよ最後の戦いが始まります。
大好きな世界を守るため、自らの意志で戦い続けたハル。
自らの血の宿命に縛られ、世界を終わらせようとするルシア。
互いに譲れぬものの為に闘う二人。
最期は、これまで出会った人々全ての思いも背負ったハルの一撃が上回り、ルシアを倒すことができました。
終わらない旅
ルシアに勝利したハルでしたが、エンドレスの中に取り残されてしまい、脱出することができません。
大破壊まで時間がない中、意を決したハルは自分もろともエンドレスを倒すようエリーに伝えます。
ハルを失いたくないエリーは躊躇してしまいますが、自分たちが出会ったこの世界を守って欲しいとハルに諭されて涙ながらに決断します。
そしてエリーは魔導精霊力を発動させ、見事エンドレスを消滅させることに成功しますが、その代償としてハルたちとの記憶を全て失ってしまうのでした。
エリーの記憶が戻らぬまま一年がたち、決戦の地にはハルの墓が作られていました。
ムジカたちはハルの墓参りに訪れますが、そこで奇跡が起こります。
人々の記憶の集合体が結晶化した「星の記憶」、その神秘的な力により、ハルは復活を遂げるのでした。
そして、ハルと再会したことでエリーも記憶を取り戻し、仲間たちは二人の帰還を大いに喜びました。
その後、ガラージュ島に帰ってきたハルとエリーは、人生という新たな旅を二人で歩んでいくのでした。