煉獄のカルマ最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画】たま子やいじめのその後の最後はどうなる？犬バターは？

人気マンガ『煉獄のカルマ』。

この記事では、そんな『煉獄のカルマ』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

『煉獄のカルマ』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？

『煉獄のカルマ』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。

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オススメ漫画アプリ紹介

また漫画アプリに関していうと、小学館が運営する公式漫画アプリ『サンデーうぇぶり』や集英社が運営する『ヤンジャン』も特にオススメです！

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『煉獄のカルマ』あらすじ紹介！

『アンタは、自分が天国へ行く程の穢れのない善人だと思うか？それとも、地獄へ行く程の罪を犯した悪人だと思うか？』

『考えろ』

『それとも、そのどちらでもない人間か？』

この印象的なセリフから、この物語は始まります。

物語は2種類あり、高校生編と集団自殺編に別れます。

高校生編では、いじめを受けていた七瀬　誠が、自分をいじめていたグループのメンバーや自分を虐待していた父親を見返すために自殺を決意します。

彼は学校の屋上から飛び降りますが、気が付くと学校の屋上に戻っており、セクシーな服を着た銀髪の少女“カルマ”と出会います。

そして、自分が想像もしていなかった人々が次々に不幸になる瞬間を目撃し、その6人を助けないといけない苦痛により、自分のした行いが正しかったのかどうか分からず、葛藤していきます。

しかし、メンバーを助けていく中で、徐々に自分の価値観や考え方が定まって来て、彼は強く逞しくなっていきます。

ですが、社会人となった時、思いもよらない裏切りによって、彼は車の目の前に飛び出してしまいます。

集団自殺編では、地方でコンビニのアルバイトをしながらアイドルを目指している春川　たま子は、母親の自分と妹に対する愛情格差に嫌気が差して家出してしまいます。

貯めていたお金で整形も行い、片っ端からアイドルのオーディションを受けに行きますが、一次審査止まりで終わってしまいます。

お金が底を突き欠けて、実家に頼ろうと近くまで帰ると彼女の荷物は全てゴミ捨て場に捨てられており、彼女が自棄になって道路に飛び出した際、集団自殺をするために集まった人たちに出会います。

しかし、たま子だけが死ぬことが出来ず、6人を成仏させるため奔走していきます。

現実から逃げ出したいと思って、手軽に選択してしまいがちな“自殺”―――。

ただし、“自殺”＝簡単だと思って行動すると、様々な足枷が後に付随してくるものです。

そんな教訓めいたコンセプトを元に、主人公たちの奮闘する様を追体験することで、私たち自身にも勇気を与えてくれる手に汗を握るタイムリープ物となっています。

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— ぶちま管理人@底辺ブロガー (@i_ss_y29) February 24, 2015

『煉獄のカルマ』主な登場人物紹介！

『煉獄のカルマ』の登場人物を解説します。

カルマ

銀髪でボブヘアのセクシーな美少女であり、煉獄の案内人になります。

煉獄の案内人は、堕胎された赤ちゃんたちであり、生きたいという願いが強ければ強いほど煉獄の案内人として生きることができます。

表向きの目的は自殺の罪を償ってもらうために行動しますが、真の目的は自殺者に生きる意味、人に愛されるという実感を与え救済することが目的です。

元々生まれることが出来なかった立場のため、生に対する執着が強く、命の尊さを知ってほしいと思いながら案内人を続けています。

七瀬　誠（ななせ　まこと）

高校生編の主人公であり、大人しい性格の持ち主です。

絵を描くことや動物と触れ合うことが好きで、心優しい一面もあります。

母親は既に亡くなっており、学校の校長である厳格な性格の父親と2人暮らしをしていて、虐待を受けています。

同級生の不和　聖也と他3人の仲間から酷いいじめを受けていて、両腕にあるリストカットの痕を隠すために夏場でも長袖のシャツを着ています。

片思いの相手である霧咲　エリカが不和と付き合っており、自分のことを嫌っていることを知ってしまったショックから、投身自殺を図りますが、煉獄に堕ちてしまいます。

そこでカルマと出会い、自分の所為で不幸になってしまった6人を救わなければならないと奔走するうちに、勇気や熱意に満ちた格好いい青年へと変わっていきます。

霊体となった七瀬は、人に直接触れることは出来ませんが、物体に触れることは出来、いわゆるポルターガイストの様な現象は起こすことが出来ます。

霧咲 エリカ（きりさき エリカ）

圧倒的な可愛さを持つ美少女であり、表面上は優しく、周囲でも大人しく過ごしています。

不和もエリカのビジュアルが好みで付き合っていたと発言し、七瀬も天使だと思っていたと発言するほど、見た目は申し分がないのですが、裏側は、根っからのイジメ気質の持ち主です。

自分の気に入らないことがあると同級生の顔を便器の中に押し込めるなどの過激な暴力を振るったり、女性の股間に竹刀を押し付けて性的な暴力を振るうこともあります。

しかし、根本的に悪い性格ではないのか、後にいじめのターゲットとなった後、七瀬に助けられてからは大人しくて真面目な性格へとなっています。

ですので、後の集団自殺編のたま子のライバルとしても出てきます。

不和 聖也（ふわ せいや）

七瀬の同級生で、イジメの首謀者です。

金髪とピンで留めた前髪が特徴的で、喜怒哀楽の起伏が激しい一面もあります。

七瀬の腕にリストカット様の切り傷を付けるような残虐的な暴力を行うこともあれば、自慰行為を強要するなどの性的暴力を振るうこともあり、相手が傷つくであろうことを平気でやってのけるサイコパス気質です。

また、大学に入ってからも七瀬をいじめるつもりであり、七瀬が煉獄から帰還した後は、恋人であったエリカを平気でいじめるなど、罪悪感が欠落した人間性を秘めています。

日向 あかり（ひなた あかり）

七瀬と同じく大人しい性格の持ち主ですが、写真に対する熱意があり、自分が撮りたいと思ったものをすぐに撮りに行ってしまう行動力があります。

ある日、夕焼けの写真を撮るために屋上の方にレンズを向けると、投身自殺をしようとする七瀬を見つけてしまい、彼女は思わず撮影してしまいます。

その罪悪感から写真コンクールの賞も辞退してしまいますが、本当は写真家になる夢も諦めきれず、周囲からも写真家になれる腕前だと期待されていました。

しかし、交通事故に巻き込まれてしまい、命を落とす間際にカメラを抱える彼女に胸を打たれた七瀬は、カルマのタスクを熟していく決意を固めます。

夜野 あつ子（やの あつこ）

七瀬のクラスメイトであり、見下した相手を馬鹿にしてしまう性格の持ち主です。

七瀬の絵を、わざとエリカに見せつけて非難したり、動物にエサをあげている七瀬をからかったりしてイジメに加担していました。

しかし、正義感を持つ一面もあり、七瀬のいじめを「見て見ぬフリをしてたウチらも悪いよね？」とエリカに伝えます。

その後、新たなイジメの標的となってしまいます。

サンタ

裏山で捨てられていた柴犬です。

勇敢な性格の持ち主で、相手がバッドなどを持っていても、怯えずに噛みついたりします。

しかし、飼い主である七瀬は暴力で解決してほしくないと、カルマのタスクの際、体を張って躾けていきます。

霊体状態である七瀬を唯一視認出来るキャラクターです。

草薙 大護（くさなぎ だいご）

高校1年生の頃に、アニメのキャラクターをきっかけに仲良くなった七瀬の親友です。

不愛想ですが、正義のヒーローが好きだということもあり、内に秘めた正義感を持つ真面目な性格の持ち主です。

しかし、七瀬をいじめたかった不和が、草薙の実家がヤクザの家系である家庭事情を学校側へ話し、退学になってしまいます。

その後、借金の取り立て屋となった草薙は、誠の住むアパートの隣室に取り立てに訪れるようになり、密かに誠のことを気にしていました。

ザック/七瀬校長

ザックは七瀬のSNS上の友達であるが、実は七瀬の父親である七瀬校長でした。

SNS上では、ノリツッコみなどを行うお茶らけたキャラクターであったが、冷静沈着であり、イジメの事実をもみ消したり、息子が授業中である時間に家にいたりすると平気で殴りつけたりするような性格の持ち主です。

視野が狭く、実の息子が自殺した後に、後追い自殺をするような後先を考えない思考の持ち主でもあります。

春川　たま子（はるかわ　たまこ）

太いハの字眉とつぶらな瞳、そばかすが特徴的な女の子です。

底抜けに明るい性格で、希望を信じて疑わず努力家な一面もありますが、母親の妹に対する愛情格差に嫌気が差して家出してしまいます。

堅実な一面もあり、コンビニのアルバイトで貯めたお金で美容整形も実施しますが、アイドルのオーディションはことごとく落ちてしまいます。

アイドルの寮に入るつもりだったため、ネットカフェで過ごしていましたが、貯金も底を突き、実家に戻ると自分の荷物が全てゴミに出されていたため、生きる希望を失ってしまいます。

そして、ネットカフェで過ごしていた時に出会ったハットリという男が主催している自殺グループと偶然出会い、自分も自殺することにします。

しかし、死ぬに死にきれず、カルマと出会い、6人の魂を成仏させるために奮闘することになります。

ハットリ

ポークパイハットが特徴的な、爽やかな好青年です。

美しい外見で、王子様の様に甘いマスクを持っていますが、なんらかの病気を患っており、希死念慮を抱いていました。

一人で死ぬのが不安だからと自殺サークルで志願者を集い、睡眠薬を服薬後の練炭による自殺で自殺してしまいます。

桃木 万次郎（ももき まんじろう）

せっかちで気性の荒い性格の持ち主です。

施設出身で、ミュージシャンとして活動していましたが、25歳で自分の才能に見切りを付けてしまい、自殺する道を選んでしまいます。

淡路 絹恵（あわじ きぬえ）

常にニコニコとしており、首元にストールを巻いているのが特徴のおばあさんです。

軽度の認知症を患っていましたが、面倒を見るのが疲れた息子夫婦が自殺志願者に見せかけて入会させてしまいます。

希死念慮はありませんでしたが、息子に迷惑をかけられないと思い、そのまま否定することなく自殺する道を選んでしまいます。

木崎 ナツメ（きざき ナツメ）

中学1年生の女の子で、周囲に壁を作ってしまう性格の持ち主です。

何に対しても期待することが出来ず、常に否定的な言葉を相手にかけてしまうところもあります。

その背景として、義理の父親から性的虐待を受けている所為で、こんな自分では好きな男の子に受け入れてもらえることはないだろうと自暴自棄となり、自殺する道を選んでしまいます。

土方 泰造（ひじかた たいぞう）

ニット帽を被った高身長の中年男性です。

独身貴族であり仕事を生きがいに生きていましたが、リストラされた途端、職場の後輩たちも誰も会ってくれなくなり、誰からも必要とされなくなったことへ嫌気が差し、自殺する道を選んでしまいます。

屋良 かすみ（やら かすみ）

クールな見た目に反して、明るくてポジティブな性格の持ち主です。

がんを患っており、抗がん剤治療を行っている最中も、同じ病棟の男の子を元気づけるために、明るく励ましていました。

しかし、新たな転移が見つかり、抗がん剤治療に嫌気が差して、自殺する道を選んでしまいます。

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『煉獄のカルマ』最終回までのおさらい！高校生編&集団自殺編

『煉獄のカルマ』の最終章までのおさらいです。

死を決意する瞬間（高校生編）

主人公の七瀬　誠は、両腕にリストカットの痕があり、真夏でも長袖を着ています。

そのリストカットは、自分でしている訳ではなく、いじめの一環で不和に切り刻まれていたものでした。

家に帰れば父親からの虐待があり、七瀬は自分の人生に嫌気が差してしまいます。

ある日、片思いの相手であるエリカをノートに描いていると、その絵をクラスメイトのあつ子に見られてしまいます。

しかし、エリカは気持ち悪がることもなく、七瀬に「誇っていいよ」と伝え、手を握ります。

エリカに否定されなかったことに安心した七瀬は、自分のことを少し認めてあげることができます。

廊下を歩いていると、階段の踊り場で不和に襲われそうになっているエリカを見つけます。

止めなければ、と七瀬が勇気を出そうとした時、エリカは「そういうのは家出しようよ…聖也！」と二人が付き合っていることを知ってしまいます。

そして、エリカが自分を褒めたのも、不和の策略の一環であったことを知り、復讐のために、学校の屋上から投身自殺をしてしまいます。

結婚するのです　#煉獄のカルマ pic.twitter.com/dLyja0HE6o

— hazu/暗夜420 (@hazu79) March 23, 2019

思いもよらない人の不幸

自殺したはずの七瀬でしたが、カルマによって煉獄に連れてこられてしまいます。

そして、あかりが写真のコンクールを辞退した話を偶然聞いてしまいます。

女子更衣室でラッキースケベをする七瀬でしたが、そこで、自分の絵を馬鹿にしていたあつ子が、七瀬のいじめを「見て見ぬフリをしてたウチらも悪いよね？」とエリカに伝えると、エリカは竹刀を取り出します。

エリカが竹刀であつ子を突き飛ばしていると、そこへ偶然あかりがやって来ます。

エリカは、その竹刀をそのまま、あかりの足の間に通し、股間を刺激する様に押し付けながら、「このこと黙っててくれるよね？」と脅迫します。

#煉獄のカルマ これが物議を呼んでいる竹刀プレイです(笑) 週刊少年マガジンは毎回少年誌のタブーに挑戦してくれますね〜。
ちなみに今週の16話では画像では攻めてる側の霧咲さんが竹刀プレイの餌食に…。 pic.twitter.com/nfTUXp3L97

— 96 to Cage (@toru_t13) February 11, 2015

見ていられなくなった七瀬は、竹刀を踏みつぶし、折れた剣先の方でエリカを刺し殺そうとします。

しかし、あかりが撮った写真の中に自分の写真があることを知り、手を止めます。

そして、逃げ出したあかりを追いかけます。

あかりの手元を見ると、自分が自殺する前に屋上の柵にもたれ掛かっている写真がありました。

その罪悪感によって、彼女がコンクールを辞退したことに気付いた七瀬は、彼女のことが気になって帰り道も着いていってしまいます。

その後、あかりは、赤信号に気付かずにトラックに撥ねられてしまい、最後にカメラを抱きかかえるようにして死んでしまいます。

カルマは、自殺は自分を不幸に貶めた人を不幸にするものではなく、自分を身近に感じてくれていた人を不幸にするものだと伝え、6人を助けられなければ煉獄から抜け出せないことを伝えます。

助けるべきは人の心

何度も死ぬ目に遭わせてはいけないと考えた七瀬は、あかりをトイレに閉じ込めておくことにします。

更衣室にあった竹刀であつ子がいじめられるのも避けなければならないと考えた七瀬は、女子更衣室の鍵も閉めることにします。

更衣室の鍵が閉まっていることに対し、機嫌が悪くなるエリカでしたが、偶然居合わせた教員があかりを探しているという話を聞き、嬉々として手伝う素振りを見せます。

あかりが閉じ込められている女子トイレにやってきたエリカは、あかりが七瀬の自殺現場を撮ったのではないかと推測し、あかりは図星を突かれます。

しかし、話を聞いていたあつ子が、七瀬のいじめを「見て見ぬフリをしてたウチらも悪いよね？」とエリカに伝えたことにより、エリカの逆鱗に触れ、顔を便器の中に突っ込まれてしまいます。

この状況を打破するために、七瀬はあかりのカメラを落とし、現場を撮影するように促します。

あかりが写真を撮影した後、七瀬はエリカに扉越しにタックルをし、あかりとあつ子は無事にその場から逃げ出せます。

怒りや憎しみから心を守るには

七瀬が次に助ける相手として選んだのは、犬のサンタでした。

不和の取り巻きは、サンタを殴り殺すつもりで保健所へと連絡し、金属バッドを持ち歩いていました。

しかし、七瀬が金属バッドに触れられることから、サンタの代わりに殴られ続け、保健所のおじさんに見つかった不和の取り巻きは、警察に捕まることになりました。

これで、サンタを助けられたと思った七瀬でしたが、新しい飼い主を見つけなければ助けたことにはならないとカルマから言われてしまいます。

サンタの飼い主に草薙がうってつけだと思った七瀬でしたが、草薙は七瀬が死んだことで荒れに荒れてしまい、不和を中心としたいじめグループに報復をしていました。

七瀬はループが無限に続くため、いつかは草薙の気持ちを変えられると考えていましたが、その甘い考え方がカルマの怒りを刺激し、ループを出来なくさせられてしまいます。

途方に暮れていた七瀬でしたが、不和の取り巻きたちが、不和の携帯電話を失くしていることを知り、自分がいじめられていた動画を拡散すれば良いのではないかと希望を持ちます。

不和の携帯を持っていたのは、七瀬の近所の子どもであり、不和の取り巻きたちは、その子から携帯を奪うと下駄箱を倒して、その子を踏みつぶそうと考えます。

七瀬はその子を守ろうと自ら下駄箱の下敷きになりますが、ループがなくなってしまっている手前、残りのメンバーを助けることが出来ません。

もう駄目だと思った矢先、サンタが取り巻きたちに噛みついて、踏みつぶす行為を妨げました。

七瀬は暴力での解決を嫌い、サンタに「君にはもっと別の力があるはずだ」と伝えます。

#煉獄のカルマ #わんこ この漫画の良心とも言える裏山の犬のサンタ。自殺して霊になった七瀬の事を認識出来るワンコ。涙ながらに「わん‼︎」と七瀬に応えるシーンは感動。
。・゜・(ノД`)・゜・。 pic.twitter.com/3qSYj3YGT6

— 96 to Cage (@toru_t13) February 11, 2015

最後の賭け

サンタは草薙の元へ向かい、草薙は不和を攻撃することをやめ、少年を助けに下駄箱までやって来ます。

草薙が少年を助け終え、不和の取り巻きたちから不和の携帯を奪い、全てが円満に終わると思った矢先、不和が草薙の顔面を蹴り、自分の携帯電話を取り返します。

そして、あろうことか少年の目の前で、七瀬の自慰行為の動画を流し始めます。

その行為に怒り狂った草薙は、不和を殴り飛ばし、不和はその最中にイジメの証拠となる携帯電話を破壊してしまいます。

その騒ぎを聞きつけ、駆けつけたあつ子に、草薙は「不和のイジメを暴露しに来た」と訴え、不和は「草薙が退学の腹いせに殴ってきた」と訴えます。

あつ子は暴力で解決しようとする草薙が悪いと話す一方で、イジメをなかったことにするのも悪いことだと言い、それを聞いた不和は「皆で平等に罪を償おう‼」と公言します。

しかし、それが反省から来るものではなく、あつ子を言いくるめるために言った発言だと分かった草薙は、再び不和を殴ってしまいます。

その現場を教師に見られ、カルマが呆れかえった瞬間、不和が七瀬をいじめていたという発言が、その場で流れ始めます。

というのも、草薙の携帯電話を使って、七瀬が全て撮影していたのです。

その発言を聞いた教師たちは、不和を教育指導室まで連れていき、七瀬は5人を救い出したことになります。

助けられなかった６人目

喜んだのも束の間、ループは破棄されていたので、６人目であるSNS上の友人であるザックさんは助けることが出来ませんでした。

カルマはニコニコと「5人は救われたままよ‼６人目は不幸になるけどね‼」と七瀬に伝えます。

また、七瀬とともに6人目にどんな不幸が訪れるのかを見に行くことにします。

そこには校長室で縊死している七瀬校長の姿がありました。

自分に対して厳しく当たっていた父親が、何故後を追うように自殺したのかが分からない七瀬は、カルマにいじわるをされてしまいます。

それは、ループで苦痛を感じなかった七瀬への罰として、時を止めて父親の死に様を見続けなければいけないという罰でした。

ですが、七瀬はどう考えても父親が自殺に至る経緯が分からず、また、イジメを受け入れて、我慢して生き続ける必要があったのか、カルマへ訴えます。

その訴えに苛立ちを覚えたカルマは、もう一度だけループを再開し、直接父親に聞きに行くように命じます。

高校生編の結末

七瀬は校長室へ向かう途中、拡声器を持った教師とぶつかります。

全体集合で夕礼の様なものを実施するための準備を行っていたのです。

七瀬は、自分が発した声が拡声器を通り、自分の体に異変が起きていることに気付きます。

校長室は鍵がかけられており、教師たちは七瀬校長の遺書を見つけ騒然としていました。

遺書の文章を読んでも納得のできない七瀬は、指揮台の上に置いてあったマイクを掴み、「七瀬　誠はここにいます！」と校庭で宣言します。

その声を聞いた校長が校庭へとやって来て、自分の教育の仕方が間違っていたことを淡々と述べていきます。

悲劇の主人公のように振舞う父親に、怒りを覚えていた七瀬ですが、草薙がその場にやって来て、不和のイジメを暴露します。

その話を聞いた七瀬校長は、校長の責務としてイジメ問題に全力で向き合い、死んだ息子とも向き合っていく決意を固めます。

七瀬が生きたいと願った瞬間、体が元に戻り、意識を失ってしまいます。

そして、次に目が覚めた時には、投身自殺を図ったものの息を吹き返した生徒ということになっていました。

高校生編のエピローグ

学校へ向かうと、エリカがイジメの標的となっていました。

不和が、七瀬をいじめていたのはエリカに強要されたためだと吹聴していたからです。

ある日、エリカが理科準備室で、電気を点けずに、アルコールランプを使って隠れていると、廊下をいじめっ子たちが通ります。

驚いたエリカはアルコールランプを落としてしまい、理科室が火事を起こしてしまいます。

エリカは逃げるのもバカバカしくなり、そのまま焼身自殺をしようとします。

そこへ七瀬がやって来て、エリカを助けます。

しかし、エリカを火事の中から助けたという名誉が欲しい不和まで現れます。

エリカは不和の手を振り払い、七瀬を選びますが、気に食わなかった不和は七瀬を階段から突き飛ばします。

その一連のやり取りを周囲に知ってもらうために、七瀬はあつ子に電話をかけており、あつ子がスピーカー音声にしていたことで、不和の悪行は知れ渡ったのでした。

以降、エリカがいじめられることもなかったのですが、高校卒業後、七瀬はあかりと出会います。

理由は、エリカに対するイジメを誘発していたのが、あかりだと睨んだからです。

あかりは、美人というだけでチヤホヤされているエリカに憎しみを抱いており、自分がヒエラルキーの下層でいることが苦痛でした。

そこで、エリカがあつ子の顔を便器に突っ込んでいる写真を拡散させ、イメージ暴落へと繋げていたのです。

あかりの裏切りを知り絶望した七瀬は、大雨の中、信号が赤にも関わらず、トラックの前へ歩いていき、高校生編は終了します。

死を決意する瞬間（集団自殺編）

アイドルになることを夢見ているたま子は、バイト先であり正社員にならないかという提案を蹴って、働いていたコンビニを辞めてしまいます。

たま子は二卵性双生児であり、スカウトから声のかかるほどの美貌を持つ妹に対して、常に劣等感を感じていました。

母親が抱えていた借金を建て替えるために真面目に働いてきたたま子でしたが、母親は妹にばかりお金をかけ、たま子にお金を返そうとはしません。

その上、たま子の夢であるアイドルに関しても「その顔じゃ無理でしょ」と一蹴し、コツコツ貯めていた90万円を持って、たま子は美容整形の病院へと向かいます。

美容整形をしたもののオーディションの合格通知は一切なく、寮を期待していたたま子はすっかりネットカフェの住民となっていました。

隣で過ごしていたハットリが、家に帰ってみるように促したところ、たま子の母親はたま子の荷物を全てゴミ集積場に出しており、たま子は生きる希望を失ってしまいます。

たまたま近くを通りかかった車の前に飛び出しますが、それがハットリたちの乗る自殺サークルの車でした。

指定の場所に着くとハットリはメンバーに睡眠薬を渡します。

何の躊躇いもなく飲むたま子に感化されたメンバーは次々と睡眠薬を飲み、練炭自殺を図ります。

しかし、生に対する執着が残っており、自分一人死にきれなかったたま子の元にカルマが訪れます。

桃木万次郎編

たま子は、成仏しきれない万次郎を成仏させるため、はたまた、金欠で生活が出来ないため、万次郎のアパートを訪れます。

そこに見知らぬ女性がやって来て、慌てて押し入れに隠れます。

女性は万次郎の部屋から手帳を盗みますが、その時にタイミング悪くアイドル事務所から着信がかかって来てしまいます。

万次郎はたま子に対し、女性から手帳を取り返すように依頼します。

手帳を盗んだ女性は、万次郎の元カノであり、万次郎とやり直したい一心で手帳を盗んだのでした。

無事に手帳を取り返したものの、万次郎は、彼女が自殺を知った時に悲しまないように最低な男のように振舞って手紙を送りたいと言います。

施設育ちだった万次郎の唯一の繋がりとなる彼女を断ち切らないでほしいとたま子は懇願しますが、それが自殺した自分の罰だと万次郎は伝えます。

万次郎の元カノの元に、別の女と添い遂げる旨を綴った手紙を投函し、万次郎編は終了します。

淡路 絹恵編

万次郎は成仏しなければならないと思っていましたが、カルマから二人で残りの人たちのことも解決しても良いと言われ、たま子と万次郎は協力し合うことにします。

絹恵は二人の前に現れると、まず二人の名前を聞きました。

しかし、5コマ後に再び二人の名前を確認します。

それを見て万次郎は、絹恵が認知症ではないかと疑います。

二人は絹恵が住んでいた息子宅に向かいますが、そこで衝撃の事実を知ってしまいます。

絹恵の婿嫁が子育てと介護の両立に疲れ果て、ノイローゼを起こしてしまい、絹恵の息子が自殺サークルに自分の母親を登録したのです。

これでは自殺ではなく殺人ではないかと二人は考えますが、絹恵がたま子のことを「たま子ちゃん」と呼んだことで、認知症のフリをしているのではないかと突き詰めます。

そして、絹恵はそれを認め、「だって息子が望むなら…期待に応えるのが母ってものでしょ？」と答えます。

たま子は、息子宅のインターフォンを鳴らし、息子たちが罪悪感を抱かないように、絹恵が自ら進んで自殺サークルの会員になったのだと伝えます。

そうして淡路 絹恵編は終了します。

木崎 ナツメ編

ナツメはアイドルになりたがるたま子を常に見下したり、否定するような発言しかしません。

万次郎編でかかってきた電話を折り返すことのできないたま子に対し、苛立ちを覚えていたのです。

そんなナツメの願いは、好きだった柴田を一目見たいという願いでした。

たま子は、元気づけるつもりでナツメに可愛い、可愛いと連呼しますが、ナツメはその発言に対してブチ切れます。

そして、彼女はスカートを捲り、自分の内ももに連なる根性焼きを見せつけます。

このシチュすこ #マガジン #煉獄のカルマ pic.twitter.com/3mbWd0DZz8

— 寝落ち@COD (@key_crows) May 6, 2015

彼女は義理の父親から性的虐待を受けており、母親に言うことも出来ず、自殺の道を選んだのです。

そんなナツメに対し、たま子も実の母親から愛されず、誰よりも愛されたいという願いから、整形までしてオーディションに挑んだという経緯を伝えます。

汚い大人の所為で、自分の可能性を捨てないでほしいという思いから、柴田に告白するように促します。

たま子はカルマに対し、自分が整形した顔を失う代わりに、柴田にナツメを見えるようにしてほしいと懇願します。

ナツメは勇気を出して柴田へ告白しますが、振られてしまいます。

しかし、それはナツメが成仏できるように自分の気持ちを押し殺した柴田の優しさだと知り、ナツメは思い残すことがないと言います。

その直後、たま子の顔は整形前に戻ってしまい、木崎 ナツメ編は終了します。

土方 泰造編

土方編に入る前に、たま子はアイドルの再オーディション枠に選ばれます。

しかし、顔が整形前に戻っているため、社長はそのまま切り捨てようとします。

それを会長が窘め、オーディションだけは実行させてもらえますが、社長だけは「勝手に自分を追い込む感じ、同情してくれ臭が強すぎてウザいからやめたほうがいいよ？」と言われてしまいます。

たま子はスチル写真だけ撮るとその場を後にします。

オーディション会場では事ある毎にたま子の悪口が飛び交っていました。

その話題性に着目した会長が、二次審査を通してくれたのです。

二次審査はCDを購入したファンによる一般投票のため、ダントツビリの0票でしたが、土方が自分の全財産である一千万円を使えば、三次審査へと向かう10位以内に入れるのではないかと提案しました。

土方は、独身貴族のため仕事を生きがいに生きていましたが、リストラされた途端、職場の後輩たちが誰も会ってくれなくなってしまい、誰かから必要とされたいというのが願いでした。

そこでたま子は、万次郎が育った施設に寄付することを提案し、施設の子どもたちが土方への感謝状を作ります。

その高額寄付の話題を聞きつけたテレビ番組にたま子が取り上げられ、彼女の優しい行動によって二次審査も通過してしまいます。

屋良 かすみ編

無事にアイドルの研修生となったたま子は、かすみの願いを叶えるために病院へと向かいます。

抗がん剤治療を受け続けていたかすみは、同じ病棟の少年に不安を抱かせないために、常に明るく振舞っていました。

そして、少年に「私も絶対逃げないから…一緒にがん治そうぜ？」と約束していました。

しかし、新しく転移が見つかり、嫌気が差したかすみは、少年との約束を破って退院してしまいます。

退院の日、かすみのがんが治ったと信じ込んでいる少年に本当のことが伝えられなかったことが、かすみの心残りでした。

病院に向かうと、少年が病室から抜け出した跡があり、屋上に向かって上っている少年をたま子が引き止めます。

ですが、少年は体力づくりのために階段を上り下りしていただけで、かすみが必死に抗がん剤治療に耐えていたのも悟っていました。

そして、かすみが生きて闘った証を引き継ぐのだとたま子に伝え、屋良 かすみ編は終了します。

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『煉獄のカルマ』最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画】たま子やいじめのその後の最後はどうなった？

『煉獄のカルマ』の最終章を解説します。

正規メンバーとなるために

練習生となったたま子は、他の練習生3人と共に、基礎トレーニングのための10キロマラソンを走ることになります。

しかし、他の練習生はショートカットをしたり、男に車で送迎してもらったりとズルばかりで、たま子は最下位の罰として更に10キロ追加で走らされることになります。

理不尽を感じたたま子は、コーチにズルがあった事実を訴えますが、「この世界は勝った奴が正しいんだ‼」と相手にしてもらえません。

1週間が経ち、ダンスの中間テストが始まりますが、たま子は練習が出来ずにいました。

告げ口をして以来、他の練習生からいじめを受け、服や鞄などの持ち物に落書きをされたりしていたのです。

その汚れを落とすために、ずっと風呂場で洗い物をしていました。

たま子は、その後汗を流しに来た練習生にシャワーをかけられたりして馬鹿にされますが、亡き父がアイドルになることを期待してくれていたことを思い出し、啖呵を切ります。

ですが、ダンスのテスト中に勝つことばかりに目が眩んだたま子は、コーチから観客を楽しませようとする感じがない、という理由で最下位にされてしまいます。

階段のところで落ち込んでいると、他の練習生が、再びたま子を馬鹿にしに来ます。

そして、父親の形見であるリボンを踏みつぶされ、たま子は練習生の一人を階段から突き飛ばしてしまいます。

勝ち目のない勝負

故意に突き飛ばしたとして、社長に告げ口されたたま子は、クビにされそうになりますが、たまたま現場を見ていたあかりによって誤解が解け、命拾いします。

あかりは、エリカに恋人がいる旨と過去に同級生をいじめていたことを話し、勝ち残るためにこの情報を使ってほしいと言います。

最初は、あかりの言っていることが信じられなかったたま子でしたが、七瀬とエリカが忍んであっているところを見つけ、確信へと変わります。

翌日、たま子はコーチに残りの練習期間は必要ないから、誰がアイドルにふさわしいか今すぐ決めて欲しいと懇願し、コーチもインターネットを使ったオンライン配信でファンに投票してもらう臨時ライブを行うことを提案します。

何度も最下位を取っているたま子を見くびっていた練習生たちでしたが、基礎練習を怠らなかったたま子の努力が実り、徐々にたま子へと票が集まっていきます。

ブスは美人に勝てやしないとみんなが思っていましたが、たま子のひたむきさとパフォーマンス技術を見て、みんなが自然と票を入れていきます。

最後には6147票の票を勝ち取り、たま子はアイドルの正規メンバーに選ばれます。

ハットリの願い

無事にアイドルになるという夢を叶えたたま子でしたが、最後にハットリの想い残しを叶えなければなりません。

この日は、アイドルの新メンバーとしてテレビに出演する予定でした。

ハットリ以外の5人は、たま子がアイドルになり嬉々としていましたが、ハットリから、実は自殺サークルを立ち上げたのがたま子だったと聞いて騒然とします。

たま子はアイドルのオーディションに落ちたら死ぬつもりで、受かっていれば計画からバックレるつもりだったのです。

そのズル賢さに嫌気が差したハットリは、たま子のズル賢い性格が直ることが願いだと伝えます。

ADからスタジオに来るように言われたたま子は、MCからの意見に素直に受け答えをし、反省の色を全く見せません。

その様子を見て、6人は幻滅してしまいます。

MCから、将来の目標を聞かれると、たま子は「目標はありません」と答えます。

そして、自殺幇助した罪を償うために、警察へ自首しに行きますという旨を伝え、スタジオを去ってしまいます。

反省だけをして欲しかったハットリは、たま子のアイドルになりたかった想いを知っている分、自分の願いを後悔します。

その時、カルマが6人に対し「罪を償って覚悟を見せてくれたら、ちゃんと良いことがあるわよ♡」と伝えます。

場面は車の前に飛び出している七瀬の元へと変わり、たま子がそんな七瀬を引き止めます。

七瀬は自殺するつもりではなく、考え事をしすぎていて気が付かなかった旨を伝えます。

そんな二人をカルマが見守っているところで物語は終了します。

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『煉獄のカルマ』読者の感想や反応は？

煉獄のカルマおすすめされたから
読んでるんだけどなかなか面白い🥺
絵綺麗だな〰️って思ってたらごと嫁の人と一緒だったのね、

— めあだむ❄️ (@shake_mea) June 29, 2022

ちなみに復讐の教科書を読んでる人は
セットで煉獄のカルマも読むべき‼️

復讐の教科書の作者が原作者を務めてる漫画で、なんと五等分の花嫁の作者でもある春場ねぎ先生が作者‼️‼️‼️‼️‼️‼️

自殺の意味を問い直す感動サスペンスでメチャクチャ面白い………..

— えなが (@en__x_gallli) June 12, 2022

久々に煉獄のカルマ読んだけど面白い
内容ほぼ忘れてたから初見気分

— みたらし団子 (@mitarashi522) May 25, 2022