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『最強タンクの迷宮攻略』2巻ネタバレ紹介!
第6話 未知の魔物
「町に見たこともない魔物が出現した!」と自警団の娘、フィールがルードに助けを求めに来ました。
魔物が現れたのは町の果樹園。
現場の様子を見に来ていたルードたちでしたが、そこに目で見ても形が狼か虎かも判別がつけられないほどの濃い魔素を纏った魔物が、フィールの父親である自警団のリーダー、ヴィルドと戦っています。
苦戦するヴィルドの元へ駆けつけ、すぐさま「挑発」のスキルを使い魔物の攻撃を一手に担うルード。
自身が魔物の注意を引きつけているうちに、自警団たちに集中攻撃してもらおうとします。
しかし魔物は自警団たちにも反撃し、多数の外皮が消費されるのをルードのスキル「犠牲の盾」で仲間たちのダメージを肩代わりします。
複数の仲間が攻撃を受けた為、一気にルードの外皮は消費されてしまいますが、そこですかさずニンとルナによる回復魔法で癒やされます。
そのため自警団は安心して攻撃に専念できるのですが、戦い慣れている団員が少なく、なかなか倒すまでの攻撃を浴びせることができません。
それでも劣勢であると判断した魔物はその場を逃げようとします。
「逃がすなっ!」とルードは魔法を使える団員に指示します。
しかしこれも威力が低く魔物の撤退を止めるまでにはいたりません。
(逃げられる…!)
焦るルード。
ですが突如、魔物の進行方向に地面から壁が出てきて魔物の撤退が止まります。
これはルナが魔法によって作った壁だったのでした。
「素晴らしい判断だ!」とルナを褒めつつ、ルードは魔物に近づきます。
(これまでに食らった二万ほどのダメージをこの一撃に込める)
ルードは一発逆転のスキル「生命変換」を魔物に繰り出し、魔物を吹き飛ばします。
思いの外威力が高すぎて果樹園の木々をなぎ倒してしまい、魔物が暴れるよりも被害を甚大にしてしまったことにルードは焦りを覚えます。
ヴィルドに謝罪の言葉をしますが、ヴィルドは、「おまけのおかげでけが人なく倒すことができた!感謝する」と言って気にした様子もありません。それどころか、娘を任せられると、フィールの結婚相手として認めてしまいます。
ですがそんな話をしている最中、ヴィルドは初対面のニンの存在に気づきます。
ルードは以前のパーティーで仲間だったと紹介します。
しかしヴィルドは婚約者ではないのかと詰め寄ってきます。
ルードは否定しますが、話に挙げられたニンは笑顔になっており、対してフィールは不機嫌な顔になってしまいます。
これをややこしそうだから気付かなかったことにし、ルードは町への討伐報告と魔物の解体を指示します。
解体の終わった魔物は魔素が消えており、その正体はランクCのブラックウルフでした。
戦った感覚ではAランクほどの力を持っていたと感じたルード。
気になったルードは解体した素材を調べます。
その中には、通常、魔法を使える生物が一つだけ所持しているはずの魔石が二つありました。
それを見たルナは、ホムンクルスを作る時に使う魔石に酷似していると気付きます。
そしてニンが気付きますが、よく見ると魔物の腹部に魔石を埋め込むために縫い合わせたような傷跡がありました。
ホムンクルスを戦闘用に作ることが禁止されているため納得のいかないニン。
最近研究者が捕まった例を挙げて、誰かが興味本位でホムンクルスの技術を転用して作られた魔物かもしれないと結論をつけつつ、ルードは生み出すことに何らかの意図があった可能性を危惧し、6話は終わります。
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第7話 カメレオンコング
ブラックウルフを倒してから二週間後の朝。
ルードは王都新聞に目を通します。
前回報告した魔石を二つ持つ魔物について新聞には未だに載っていないようでした。
新聞を読んでいたルードでしたが、そこへ妹のマニシアが挨拶に来ます。
そしてマニシアは誰も周りにいないことを確認して、ルードの膝の上に突然座り込み、新聞をルードに読み聞かせてくれるよう甘えてきます。
シスコンのルードは堪らず承認します。
記事を読み進めていると、ルードが以前パーティーを組んでいた元勇者キグラスの記事がありました。
そこでルードは、キグラスが現在新たな迷宮攻略の準備をしていることを知りました。
ですがマニシアの興味はキグラスのことではありませんでした。
マニシアは、ニンがルードの事をバカにするのでキグラスが嫌いだと言っていたことを伝えます。
ルードは照れつつも、ニンがキグラスを嫌っているのは私情が混ざっていることを認めます。
その答えにマニシアは、ニンの好意にルードが気づいていたことを確信します。
それと同時にルードがニンの好意に気付かないフリをしているのが自身の病気のせいではないかと聞いてきます。
要因の一つであることをルードは認めますが、本質的には誰かと恋愛関係になると、その関係に固執してしまうことで冒険者として活動できなくなる自分の不器用さが他人の好意に気付かない素振りをする原因だとして、マニシアの不安な気持ちを否定します。
それを聞いたマニシアは、ルードなら大丈夫だから大切な人と幸せになっても自分も変わらず大事にして欲しいと言ってきます。
「ああ、もちろんだ」
ルードは妹との絆を再確認し、やる気に満ちた状態で魔物退治に向かいます。
今回討伐する魔物はカメレオンコング。
討伐指揮を執るのは自警団のサブリーダーであるフィールです。
カメレオンコングは町からかなり南に生息する魔物でしたが、数日前に誰にも目撃されず移動してきたとは考えにくいフィールは説明します。
さらに退治するとともにどこから現れたか調査の必要があるのですが、Cランクの魔物のため自警団のみで森へ入る危険を考慮し、ルードを含めた町に滞在していた冒険者に協力を要請していたのでした。
そして現段階での情報ではカメレオンコングは付近に出現した迷宮から現れた可能性が高いと推察されるため、迷宮の入り口を発見し報告することをフィールは指示します。
ここまで指揮を執っているフィールですが、人見知りのフィールの表情はかなり無理をしているようでした。
しかしルードはいずれ自警団のリーダーになるフィールが成長しなければならないと思い、敢えて助けを乞う眼差しのフィールを無視するのでした。
場面は変わって森の探索中、ルードはニンとルナ対し、新たに手に入れた剣について説明してる時でした。
今回自警団に雇われた冒険者のシナニスがその説明を聞いてルードを嘲笑します。
Fランクの冒険者であるルードがそんな良い物を持っていても宝の持ち腐れだと言うのです。
カメレオンコングにFランクの冒険者が良い剣を持っていても話にならないから帰ったらどうだとおっさん呼ばわりまでして煽ってきます。
それに腹を立てたルナでしたが、ルードは過剰に高く見られるより低く見られた方がいいと嗜めますが、ルナは納得してくれません。
見かねてニンが聖女である自分が騎士として指名するほどルードは強いとフォローを入れます。
その指名を断ったりランクの更新を怠っていたルードにシナニスがどうしてと問い詰めます。
マニシアの病を治すために騎士の道を捨てたルードにとっては、ギルドから呼び出されるようになるため冒険者ランクを更新しないようにしていたのでした。
ルードがランク以上の強さを持っていることを理解したシナニスはルードを戦力として見直すのでした。
同時にルードもシナニスの分析と判断の早さに頼もしさを感じることができました。
そのようなやり取りをしていると、探知魔法に探知されることなくカメレオンコングが頭上からフィールに襲いかかりました。
ですがフィールはその攻撃を受け止めつついなすことカメレオンコングの奇襲を失敗に終わらせることが出来ました。
その後は前回のブラックウルフと同様にルードがスキル「挑発」でカメレオンコングの攻撃を受けつつ、周りの仲間たちに攻撃を加える戦法を取るのですが、ルードは違和感を覚えます。
カメレオンコングの大振りな攻撃や注意をひきつけるかのような雄叫びが、自分と同様のタンクのような動き方に見えていたのです。
それに気付かず攻勢に出るようフィールが指示しますが、その瞬間、背後の頭上から二体のカメレオンコングの仲間が現れ陣形を崩されてしまいます。
甲冑の中で震え涙ぐむフィール。
それを見たルードはリーダーがそれではみんなに伝播してしまうので、
「フィール!お前がリーダーなんだろ!」とフィールを一喝します。
フィールが立ち直ったのを見て、ルードは再度カメレオンコング三体に「挑発」のスキルで注意を自分に引きつけ、その間に態勢を立て直させます。
そして自分を攻撃してきた一体をシナニスのパーティーに任せ、もう一体攻撃してきたカメレオンコングに対し、新しい剣に備わった属性を付与する機能を使い弱点である火属性の攻撃を見舞います。
その攻撃により弱った一体を自警団のメンバーで倒しにかかります。
残った一体がルードに襲いかかりますが、ルード、ルナ、ニンの連携により撃退します。
周りを見ると、他の二体も撃退に成功したようです。
戦いが終わったことを確認すると、ルードにシナニスは改めてルードの強さに驚いたことを告げつつ、最初にバカにしたことを侘びます。
これに対しルードは気にしていないと言い、シナニスとの間にわだかまりがないことを伝えるのでした。
そんな最中、カメレオンコングの死体が溶け、素材だけが残るという迷宮の魔物と同じ死に方をしている状態が見つかりました。
同時にニンが迷宮の入り口を見つけたところで第7話が終わります。
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第8話 わがまま
神が作り出す迷宮は人類にとって宝の山。
町のそばに現れた迷宮によって、町が活性化するとして宴が催されるアバンシアの町。
過疎化が進むアバンシアの町において、迷宮を目当てに人の出入りが増えることに町全体が喜びに満ちていきます。
ですがルードは浮かない顔をします。
そのことについてルナが疑問に思うと、ニンが説明してくれます。
通常、迷宮から外に出ることがある低階層の魔物は対処しやすいのですが、今回の迷宮から外に出たのはランクCのカメレオンコング。
そのため今回の迷宮は危険度が高い迷宮だということが気がかりだったのです。
そしてもう一つ、誰でもなれる冒険者という職業の人間には荒くれ者や悪人もいるということ。
若い女性が被害に合う可能性が高まるなど、町の治安も懸念されてしまうのでした。
領主から騎士を派遣することで治安維持をしてもらえないかとルナは質問しますが、冒険者の方が数が多いこと、冒険者が騎士を嫌う者が多いことなどから難しいとニンは答えます。
ルナはますますどうすれば良いのかわからなくなってしまいますが、その様子を見たルードがクランを結成する必要性を説きます。
町には戦える者が少ないため、クランを結成し冒険者をまとめ上げるリーダーがいなければ、好き勝手されてしまうかもしれないとルードは不安を吐露します。
そんな雰囲気の中で突然酔って出来上がったフィールがルードに抱きつきます。
フィールは酔うと誰かを抱きかかえて頭をなでたがるようになってしまうのです。
フィールが周りに迷惑をかけてしまうので、ルードはこのままの状態を甘んじて受け入れることにしましたが、その時フィールが「ルードぉ、私怖かったの」と言います。
自分に自警団のリーダーは務まらないと思っていること、カメレオンコングとの戦いでルードの助けがなければ何も出来なかったと感じていること、町を守るためにもっと助けて欲しいことをフィールはルードに話します。
そんなフィールにルードはこれからも助けると言います。
ですがそれをフィールは曲解して「それなら結婚してくれるの!?」と聞いてきます。
勿論ルードはマニシアの治療のため、迷宮攻略を続けていくので断りますが、改めて困ったら手を貸すと答えます。
その答えに満足したフィールは「うん!るーど!大好き!」と言い、安心して眠りにつくのでした。
なにかいつもとフィールの酔い方が違うと感じていたルードでしたが、ニンは心当たりがあるようです。
自警団から話を聞いたところ、フィールは貴族になるかもしれないとのこと。
治安の管理を今までは自警団で行っていたのですが、国の正式な組織に行政管理をする必要に迫られており、管理をする立場の者は爵位を与えられるのです。
美人のフィールが爵位を得ると、より位が上の貴族から求婚されるとニンは予想します。
それが嫌でフィールは自分に対して結婚してくれるのかと聞いたのではないかとルードは思います。
ニンはからかうようにフィールとの結婚に対してどう思ったのかルードに聞きます。
いい友人だと言うに止めるルード。
それを聞いてニンは、「まあ今日はこのぐらいにしてあげるっ」と笑顔で言うのでした。
一週間後、町は冒険者で溢れかえり、頻繁に喧嘩が起こるようになりました。
難易度の高い迷宮の噂が流れており、情報収集のために冒険者が入り浸っているようです。
その規模は宿が足りず子どもたちの遊び場まで野営地として使われるほど。
そしてついに大きなクラン同士の対立が始まりそうという噂をルードは耳にすることとなります。
話を聞きに行くと、「黒竜の牙」というクランと、「白虎の爪」というクランがどちらのクランを町に受け入れるかで喧嘩になっていました。
ルードは問題を起こすならどちらも帰れと言いますが、黒竜の牙の部下が口答えしたルードに切りかかります。
しかしそれを容易く受け止め、ニンと共に格の違いを見せつけることで冒険者たちを鎮めることができました。
ですが今回は事なきを得ましたが、町の人たちは町の未来に不安を口にするようになっていました。
そんな中、調査員を迷宮に案内していたヴィルドがルードの元に駆けつけます。
ヴィルドは現状について領主に伝えており、領主側から騎士が配置されること、それでは手が足りないのでクランをルードに作ってもらうことを提案されたと話します。
しかしルードにはマニシアのために迷宮に挑まなければいけないためその提案を反対します。
そのことはヴィルドも承知しているのですが、現状の町で上手く立ち回り治安をなんとか維持できているのはルードのおかげということを町の人々から信頼されているため、どうしてもルードに頼もうとします。
いつかマニシアの病気が治ったらこの町でゆっくり生活したいと思っていたルードは、町の人々からの信頼が嬉しくもありましたが、逡巡してしまいます。
そんなことを考えていると、ヴィルドがもう一つ領主から言われたことを話します。
それは、迷宮の破壊です。
町の発展の可能性を有する迷宮を破壊するよう依頼されたことにルードは驚愕します。
国内で迷宮の出現数が多く、全ての迷宮を攻略し管理することが難しい状態のため、アバンシアの迷宮もルードがクランを作らず管理出来ない状況となった場合は破壊して欲しいという依頼でした。
ヴィルドは改めて迷宮の破壊か、クランリーダーになるかをルードに選択するよう求めます。
一晩考えると言い、その場を立ち去るルード。
その帰路でまた見かけた喧嘩の仲裁をしていた時、ルナがマニシアの不調を伝えに来ます。
急ぎ自宅に戻ると苦しそうな病で苦しそうなマニシアがベッドの上にいました。
看病していたギギ婆はいつものように気分が悪くなっただけだと言い、ルードは一安心するのですが、この事でルードは決心します。
ニンとルナをリビングに呼び二人にこう言います。
「俺は迷宮を破壊する。俺と一緒に迷宮攻略を手伝ってくれ」
ニンは本当に良いのかと聞きますが、ルードは町の発展とマニシアのどちらかしか選べないならマニシアを選ぶと決断したのです。
ですがそこでルナがクランリーダーは町に滞在していなければいけないのか質問してきます。
そしてルナは町の人たちに恩返しがしたいと思っているので、ルードが不在の時には代わりに町を守りたいと申し出ます。
さらにニンも、自分が町を守るルナのサポートをすると言ってくれます。
それでも引け目を感じているルードにニンは、「やりたいこと我慢すんな」と言ってルードの背中を押してくれます。
その言葉のあと、部屋からマニシアがギギ婆に介助されながらリビングに来ます。
そしてルードに町を守ってほしいと言い、「私はもうピンピンですから」と精一杯笑顔をみせてルードに言ってみせるのです。
ルードはそんな姿を見て前言撤回します。
「俺はマニシアもこの町も守る。協力してくれ!」
新たな決意が生まれ第8話が終わりとなります。
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第9話 夢へ
ニン、ルナ、マニシアに勇気づけられ、マニシアと町どちらも救うことを決心したルード。
クラン結成に取りかかろうとしていたところでしたが、アバンシア迷宮の調査員に呼び出されます。
アバンシアの町にできた冒険者区画にルードは向かいます。
そこで待っていたのは、かつて自分をパーティーから追放した元勇者のキグラスでした。
アバンシア迷宮の調査員とはキグラスだったのです。
キグラスは腕を包帯で吊るほどの怪我を負っていました。
そしてキグラスは言います。
「昨日 俺達は迷宮調査の途中5階層で意思を持つ守護者に出会った」と。
そして当初は10階層まで調査する予定だったのですが、その意思を持つ守護者との戦闘で敗北したため6階層行こうがまだ未調査だと言うのです。
さらに、「てめえがオレの代わりにまだ終わってねえ階層の調査をしやがれ」と、キグラスはぞんざいな物言いでルードに言ってきます。
どうしてと言いかけるルードでしたが、自分がサボったまま任務を完了するためだと無理やり調査をやらせようとします。
ですがルードとしては、意思を持つ守護者がいることを報告するだけでも情報としては十分と認識していますので、なぜまだ調査を行うのか疑問に思っています。
そこでキグラスとパーティーを組んでいる双子の姉のりリアが口をはさみます。
リリアが言うには、調査をやらせようとしているのはキグラスなりの謝罪だと言うのです。
意思を持つ守護者のことを報告すれば迷宮に国が関わってしまい、冒険者が攻略することができなくなってしまうので、その前に攻略できる場をキグラスは設けてくれていたのでした。
キグラスは勇者になってから努力を怠り、鈍った剣術の腕前でもルードのスキルのおかげで戦えていたことを思い知っていたのです。
あらためて再スタートの決意をするキグラス。
そして自身の奢りが招いた結果の任務を引き継いでくれるかをルードに問いかけるのでした。
ルードはそれを了承します。
それを聞いたキグラスは同行していたパーティーメンバーのりリアとリリィに敵の情報を聞くよう促します。
同時に以前奪ったルードの魔剣がいつの間にか無くなっていて返せないことを謝罪します。
さらに立ち去るルードの背中にキグラスは、「色々と悪かったな。精々死なないようにな」と声をかけました。
その後ルードは今回調査に挑むパーティーメンバーで打ち合わせをします。
ルードは今回の迷宮の守護者は今までの迷宮のものと違い、話し合いができるのではと考えます。
そして守護者に迷宮だけは残してくれるよう交渉しようと皆に伝えます。
迷宮内の敵の情報は、キグラスのパーティーメンバーの一人、シュゴールからあります。
まず普通の迷宮にいる魔物は、普通の魔物より知能が高く、連携や魔法を使ってくると言うのです。
さらに問題の守護者は刀を使う人間の形で、素早くかなり強かったのですが、まだ余力がある感じがあると告げます。
また守護者は外皮を持おり、感情も豊かで人間と区別がつかないほどだとのこと。
それらの情報を確認したうえで改めて調査に挑むことになった一行でしたが、ルナは初対面のメンバーが多く自己紹介をし合うこととなります。
ルナは近づいて挨拶するのですが、シュゴールは慌てて距離を取ってしまいます。
なんでも酒ゴールは幼馴染に告白して振られた過去がトラウマとなり女性が苦手になってしまったそうです。
しかしシュゴールは女性同士が仲の良い様子を見るのが好きと力強くカミングアウトします。
そんなやり取りをしつつアバンシア迷宮攻略の準備が整い攻略を開始します。
1階層でさっそくカメレオンコングが三体襲いかかってきますが全員の連携の前に難なく撃退することに成功します。
その勢いのまま5階層まで移動しますが、今度はカメレオンコングより凶悪なフィルドザウルスが二体襲ってきます。
さらにリリィの探知魔法でまだ複数のフィルドザウルスがいるのを確認したルードは、敵の注意を引きつけてパーティーメンバーに次の階層へ移動する魔法陣を探させながら極力戦闘を避けるよう指示し、全員の疲労がたまりながらもなんとか9階層を突破することができたのでした。
9階層で最後の回復などを済ませ10階層に辿り着きます。
そこでここまで来たルードたちに手をたたきながら「おまえたち、見事な戦いだったぞ!」と言いながら意思を持つ守護者が現れ自分のことをマリウスと名乗ります。
マリウスはルードと挨拶を交わしたり、本気を出せる10階層で待っていようと思い、かっこいい登場の仕方を考えるため魔物を多くけしかけたが思いつかないと薄情するなど、ルードが思う以上に感情豊かな守護者でした。
そのためルードはマリウスに本気を出せるという意味について質問をします。
10階層が自分の領地で、違う階層では力が制限されるのだとマリウスは答えます。
そして本気と言うのは後でわかると言いながらルードに切りかかります。
なんとか受け止めるルード。
既に戦う気満々のマリウスに対しルードは交渉を始めようとしますが、マリウスは「刀と刀のぶつかり合い、男と男の話はそれに尽きるな」と言って聞く耳持ちません。
気を抜ける相手ではないことを瞬時に察したルードは、交渉はマリウスを倒してからにすると決めるのでした。
「みんな…最後に全部のちからを貸してくれ!」
そう皆に告げ戦闘が開始されるところで第9話が終わります。
ついに意思を持つ守護者マリウスとの戦闘が始まります。
ルードたちは連携することであと一歩の所までマリウスを追い詰め、最後はシュゴールが後ろから一撃を加えようとします。
しかしこれを読んでいたマリウスは攻撃を見ることなく躱します。
ですがマリウスはここまでの連携攻撃を受けて本気で戦う必要があると感じたようです。
マリウスが本気を出すと完全に魔物と化し、その見た目は二刀の刀を持った巨大な骸骨のようになります。
更に危険度が増したことを理解したルード。
それでも妹のマニシアを想えば引くことはできず、勝つしかないという思いで「挑発」のスキルを発動してマリウスに対峙します。
一撃の重みが遥かに増したマリウスの攻撃は、ルードの防御力を持ってしても連続で受けてしまえば態勢を崩し危険な状況になってしまいます。
隙を突かれそうになった所をリリアとリリィのカバーによりピンチを救われます。
今の攻撃を受け、一人で攻撃を引き受けるのが危険と判断したため、「挑発」の魔法を使うことができるシュゴールと交互に注意を引きつける戦法にすることとなります。
ですがニンの回復とリリィの補助、ルナの援護で長期戦を挑めば事前の作戦どおり勝機はあるとルードは確信します。
そしてパーティー全員のダメージを肩代わりできるルードの「犠牲の盾」と、ルードの蓄積したダメージを力に変換する「生命変換」の一撃に託せるまで長期戦を挑むことを作戦の中でリリアは覚悟していました。
しかしそのリリアが最初に限界が近づいてしまいます。
膝を付き、息を切らして身動きが取れなくなるリリアをマリウスは狙いますが、なんとかルードが「挑発」で注意を引きつけます。
そんなリリアの状態を見たルナはルードにこのままでは誰かが倒れてしまうと言ってしまいます。
そのルナにニンが、後衛は見ていることしかできないが後衛がいれば前衛は戦える。後衛の自分たちが一番我慢しなければいけないと言ってルナの戦意を維持してくれます。
長期戦を挑み、どんどんパーティーも疲弊していく中、ルードはマリウスが動きが遅くなっていることに気付き、「生命変換」を仕掛けにいきます。
ただこの攻撃はマリウスに気付かれており、逆に攻撃をしかけられてしまいます。
けれどその状況をいち早く察知したルナが風魔法でマリウスの刀を逸し、ルードの攻撃が当てられるようサポートされチャンスとなります。
このチャンスを逃す手はないと思い、ルードは懇親の「生命変換」をマリウスに食らわせるのですが、マリウスはまだ倒れません。
もう一度「生命変換」を食らわせれば勝てるとはわかっている状況ではありますがすでにパーティーは疲弊しつくしているのでルードに迷いが生じます。
そして次のマリウスの動作にルードは驚きます。
マリウスの動きが遅かったのは弱っていたからではなく魔法の準備をしていたからだったのです。
ルードの盾では守りきれず、そして「犠牲の盾」のスキルで皆のダメージを肩代わりするには危険な状況のため、リリアはルードのスキルの解除とリリィにルードの補助を最優先にするよう言います。
「犠牲の盾」を抑えて使用したことで全員なんとか無事だったのですが、リリィが魔力切れの症状で身動きが取れなくなってしまいました。
補助魔法のおかげでマリウスと対峙出来ていたため、このままではみんなの命に関わると思い、ルードは自分が攻撃を引きつけている間に「ダンジョンウォーク」で撤退する準備をパーティーにさせようとします。
それを聞いてニンはマリウスは弱っているのでなんとかしてみせると言い、こう続けるのです。
「ここまで来て自分の夢を諦めるわけ!?やりたいこと我慢すんなって言ったでしょ!そんな情けないこと言ううじゃないわよ!」と。
その想いをルードは受け止め「俺は…マニシアを助けたい!絶対に退きたくはないっ!頼む!」と返し、戦闘を続行する決意をします。
その決意に答えるため、リリアとリリィは自身最強のスキルである「融合」を使用します。
これは長時間の使用ができず、お互いの体に大きな負担をかける緊急事態用のスキルでした。
そして「融合」を完了させリリアリィとなった二人のは激しい攻撃を繰り広げます。
シュゴールも前線を維持するためにルードに命のやり取りの覚悟はしていることを伝え、改めて自分と交互に注意を引きつけるようルードに進言します。
こうして前線二人の奮闘のおかげで戦闘を続けられていたのですが、リリアリィの融合が解除されて動けなくなり、シュゴールも外皮を失い戦闘不能となってしまいます。
さらに追い込まれたルードたちですが、ルードはマリウスの動きに限界が近いことを見抜き、もう一度「生命変換」を食らわせますが、マリウスはそれでも倒れず反撃を試みます。
ルードは敢えてそれを受けて、そのダメージをもう一度「生命変換」しマリウスを倒すことを決めます。
「これで…終われ!!」
渾身の一撃を決めたことで元の姿に戻り、もう動けないと笑うマリウス。
マリウスはトドメをさせと言ってきますが、ルードはここで交渉を始めます。
どんな願いも叶える迷宮の悲報を持っているかとルードは問いかけ、持っているなら譲ってくれるようマリウスに頼みます。
その頼みをすんなり受け入れマリウスは秘宝を渡してくれます。
用はすんだのでトドメをさせと改めてマリウスは言うのですが、ルードはまだわがままを言います。
それは町のために迷宮を維持してもらうため、このままマリウスに守護者として君臨していてほしいという頼みでした。
さらにルードは魔物が外に出ないようにしてもらうように追加で頼むのです。
守護者とグルになるつもりのルードに笑うマリウスでしたが、今後も強い奴と戦いたいため死にたくないと言って、ルードのたお味を受けるのでした。
こうしてルードはマリウスと協力関係を築くことに成功したのです。
そして町に戻りマニシアにマリウスから貰った秘宝を渡します。
宝珠は砕け散り、マニシアの体にあった気怠さが少しなくなったようでしたが、完治するにはいたりませんでした。
それでもルードは、自分のしてきたことが間違いではなかったんだと思い、病が少しだけ良くなったマニシアを抱きしめます。
その後ルードは町の人たちや冒険者に迷宮やマリウスとのやり取りを報告し、クラン結成の宣言をし、バタバタとした日を過ごしていきますが、ある日マリウスがルードの自宅に来てルードにこう伝えます。
「おめでとう!今日からお前が迷宮の守護者だ!」と言う所で第10話は終了となります。