最強タンクの迷宮攻略はWeb小説サイト「小説家になろう」にて原作が2018年7月13日から木嶋隆太さんが連載されているライトノベル作品です。ノベル版はヒーロー文庫にて、2019年4月30日に1巻が発売され、現在6巻まで発売されています。
同年の5月4日には「マンガUP」にてコミカライズ版の連載(れんさい)が始まり、現在196チャプター公開されています。
コミック版は現在10巻が2023年12月7日に発売されました。
2024年1月にはアニメ化され、3カ月間地上波にて12話放送されました。
今回は、最強タンクの迷宮攻略は完結したのか?最終回の結末の予想についてなどをご紹介していきます。
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「最強タンクの迷宮攻略」は完結した?最新巻は何巻?」
原作は完結している?
最強タンクの迷宮攻略の原作の小説家になろうで発表されているものは現在は連載は休止しているようです。
最終更新日は2021年2月10日で、内容はアニメや漫画とはやや違うもののようです。
この、Web小説版 を加筆修正したものが「ヒーロー文庫」から2019年4月30日より発売されており、2024年3月29日に7巻が刊行されております。
コミカライズ最新巻は何巻?
小説版は「最強タンクの迷宮攻略」というタイトルで7巻まで刊行されておりますが、コミック版は「最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~」というタイトルになり、2019年10月12日にスクウェア・エニックスより発売されています。
最新刊は2023年12月7日に10巻が発売されており、2024年5月7日に11巻が発売予定とされております。
何巻くらいまで続きそう?
では、コミックは何巻くらいまで、続くのでしょうか?現在最新話は49話となっております。10巻が47話までですので、内容的にもまだまだ続くことは間違いないと思われます。
1つの巻につき、4話~5話入っていますので、11巻では完結することはないです。なので、まだ、しばらくは続きを楽しめそうです。
「最強タンクの迷宮攻略」最新話までのネタバレまとめ
「最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~」の世界
このお話の世界は魔物や魔法、様々な種族が暮らすファンタジー世界です。
地球の中世のような社会的な階級に加え、教会や騎士団・自警団、冒険者に仕事を斡旋するギルドや冒険者が立ち上げるクランがあります。
人々は生まれたときに、外皮とスキルを神様からランダムに与えられます。
その外皮やスキルが戦闘に向くものを持って生まれた人は冒険者や騎士などの職業に就くようです。
なぜなら、街の外では魔物が生息しており、それぞれの街などでは塀を築き自警団を結成して自分たちの街の生活を守っています。
街から街への異動では冒険者などの武力のある人を護衛として雇って移動するのが通例のようです。
冒険者のほとんどはパーティーを組んでおり、それぞれパーティー内で役割があります。主に魔物と戦うための陣営で前衛を務めるタンク(盾役)、アタッカー(攻撃役)、後衛には補助魔法や回復魔法が使える冒険者が配置されます。
冒険者はギルドに登録し、依頼をこなすことで、ランクを上げ、名声を手に入れます。
それとは別に、この世界では突然様々な場所に「迷宮」と呼ばれるダンジョンが現れます。
この迷宮では生活を豊かにする様々なアイテムが魔物を倒すとドロップします。
このドロップアイテムを求めて冒険者は自身の外皮とスキルを活かし、迷宮をくまなく探索し、最終的には攻略を目指します。しかし、スキルの恩恵は6人まで受け取る事がでないのです。
そのため、迷宮内で、移動スキルを使う場合などは6人までしか一緒に移動できないため、迷宮でのパーティーは6人までと決められています。
その冒険者の中で主人公のルードが最強タンクと言われる訳は、タイトルでは体力と表現されている9999ある「外皮」が歴代最高数値のためです。魔物と戦う冒険者や村の自警団のリーダークラスで3000無いくらいなので、その3倍以上外皮を持っているという事になります。
この「外皮」ですが、見えないバリアのようなもので、タイトルのような体力という表現もあながち間違いではないのです。
この外皮は先ほど述べたようにスキルと共にランダムな数値で神様から与えられます。
外皮は攻撃を受けたときにその攻撃力に対応した数値が減っていき、ゼロになると本人が傷を負います。
つまり、その人が持つ外皮の数値以内の攻撃の場合、本人が傷を負う事はないのです。
そして、少しややこしいのですが、この外皮、スキルによって消費されることがあります。
つまり、スキルによってはこの外皮がエネルギー源の場合があるのです。
主人公のルードはこの外皮と、敵の目標を自分に集める「挑発」というスキルと、毒などの状態異常にかからなくなり、体力の自然回復力も強化され、体が極限(きょくげん)まで頑丈になる「健康体」というスキルを活かし勇者を有するパーティーの中でみんなを守るタンクをしていました。
しかし、とある迷宮探索中にルードの外皮が突然0になり、その後の危険性を考慮し迷宮の探索は中止せざる負えなくなります。
この迷宮攻略失敗の責任を、パーティーのリーダーである勇者キグラスは原因を調査することなく、外皮を突然失ったルードの責任とし、今後もしそのようなことが起きるとすれば、パーティーを危険にさらすとして、ルードを追放します。
実は、神様からもらったスキルは前述したように外皮を削ったりするマイナス効果があるものもありますが、スキルに関して他人はおろか自分自身も把握することは困難を極めます。
スキルをいくつ持っているという事は自身では察知できるようですが、中身はわからず、スキルによっては、無自覚で発動するものや意識しないと発動できないものがあるのです。
ルード自身も4つスキルをもっており、そのうちの2つはどんなスキルなのか全く分かりませんでした。
それもまた、ルードがパーティーから追放される原因となったのです。
途方に暮れ、とにかく自身の故郷であるアバンシアの町へ戻る事を決めたルードは隣町まで行く馬車の護衛をするパーティーをみつけ、同行させてもらいます。
その途中で魔物に襲われ逃げていた名前のないホムンクルスと出会います。
彼女にルードはルナと名付け、話を聞くと、ルナは隣国に1人しか持っていないレアスキル「鑑定」(かんてい)持ちと判明し、自分のスキルを鑑定してもらいました。
すると、ルードの残りのスキルは、それまでに削られた外皮を力に変換する「生命変換」という攻撃系のスキルと、ルードが仲間だと思った者の外皮の消費を肩代わりし、その仲間の強化とルード自身の頑丈さが強化される「犠牲の盾」でした。
実はルードを外した後判明した事実の中に勇者キグラスの攻撃スキルである「ライフバースト」は自身の外皮を消費して攻撃するものだったのです。
ルードの外皮が0になったとき、キグラスは今までで一番のライフバーストを放っていたのです。
ルードがいなくなった勇者パーティーは失敗の連続で解散に至ります。
ここまでの内容は本編の1~2巻の中にちりばめられており、読み進めていくことで「そういうことだったのか!」と理解できる内容なので、1巻のレビューなどでは、外皮って何?等の疑問をなげかけるものが目立ちます。
ルードの目指す迷宮攻略の末に手に入る「迷宮の秘宝」とは?
先ほど紹介した冒険者誰もがこぞってもぐる「迷宮」には守護者と呼ばれる主がいます。
その主が持っている「迷宮の秘宝」はどんな願いも叶えてくれるというもので冒険者の間では眉唾(まゆつば)ものの言い伝えです。しかし、迷宮は主である守護者を倒すと消えてしまいます。
なので、人々は、よほど生活に悪影響を与えない限り、迷宮を消すことを望みません。
そして、主が持っているとされている迷宮の秘宝は、ドロップアイテムではなく、主が管理している魔石の事です。
つまり、主が倒されたときに持っていれば、その主を倒した冒険者は手に入れることができますが、必ずではないという事なのです。
しかし、2巻で登場するアバンシアの町の近くに出現した迷宮の守護者は知性のある主でした。
アバンシアの町では田舎ではよくある若者が出ていってしまって過疎化(かそか)が進み深刻な問題になっています。
しかし、近くに迷宮があるとなると、話は変わります。
迷宮のアイテムを求め、冒険者をはじめとして、人々が集まり、町が活気づくのです。
そのため、ルードは迷宮の守護者と対話することにより、迷宮の秘宝を譲ってもらい、そのまま継続して迷宮を維持してもらうというわがままな計画をたて、それを実行してしまいます。
迷宮の守護者であるマリウスは人型をしており、着物を着た男性のような魔族と言われる本来魔界に住む種族でした。
その強さは変身することで更に圧倒的(あっとうてき)となります。
そのうえ、強い者と戦う事が大好きなマリウスはルードの率いる迷宮攻略パーティーとも全力の戦闘を望みます。
なんとかルードは新しく自覚できた犠牲の盾と生命変換スキルを活用し、マリウスに勝利します。そして、マリウスから迷宮の秘宝を受け取り、迷宮もそのまま継続して安全に維持してもらい、計画を成功させてしまうのが2巻の主な内容となっています。
そして、アバンシアの町に人が増え、ルードは問題を起こす冒険者でも一目置くクランをつくります。
そこに勇者パーティーでルードと仲間だった聖女のニンがクランに加わります。
クランでは認知度の高い冒険者をどれだけ抱えることができるかというのがステータス。
無名のクランである元勇者パーティーとはいえ、守る事しかできない冒険者ランク上げをサボっていたルードのもとに勇者パーティーの聖女がいるとなると、引き抜きの誘いが絶えません。
冒険者の街であるケルイドを本拠地とする「黒竜ノ牙」(こくりゅうのきば)と「白虎ノ爪」(びゃっこのつめ)も同様で自分たちの交流パーティーに参加するようにと招待状を送ってきます。
ルードは無名で実績のない立ち上げたばかりのクランの運営に限界を感じており、2大クランである黒竜ノ牙と白虎ノ爪に交流パーティーで同盟を持ちかけます。
しかし、その提案は一蹴(いっしゅう)されてしまい、黒竜ノ牙のサブリーダーには「たかがタンクのリーダー」「勇者パーティーをクビになったタンク」と馬鹿にされてしまいます。
二つのクランのメンバーたちが笑う中、ルードはその2大クランも成し遂げられていないケルイド迷宮の51階層以降の攻略を宣言します。
そして、ケルイド迷宮に挑戦するのでした。
ケルイド迷宮攻略宣言をしたルードに待ち受ける困難
ルード達一行はマリウスの魔力を運用する方法の助言をうけ、51階層を攻略し、52階層へ挑戦します。
すると、そこには迷宮の守護者である魔王アモン・スロースが待ち受けているのでした。
ギリギリの戦いをなんとか勝利し、アモンも仲間に引き入れたうえ、迷宮の秘宝も手に入れたルード一行は大量のアイテムと52階層から56階層の地図をアモンにコピーしてもらい、再度開かれた交流パーティーで迷宮の攻略更新を宣言し、無事2大クランとの同盟も手に入れました。
そして、アバンシアに戻り日々を過ごしていると、隣国から数人の違法ホムンクルスと言われる意思をもち、思考できる指揮型ホムンクルス達が自由を求めて逃げ出した末、アバンシアの近くで命令のみを全う(まっとう)する戦闘型ホムンクルスに襲われ、助けを求めてきました。
そして、ホムンクルスを保護し、詳しく話を聞くと、魔王グリードがホムンクルスの研究を後押しし、現在隣国のブルンケルス国では様々な仕事や職業をホムンクルス任せに出来るまでに発展していることを知ります。
しかし、ホムンクルスの扱いは昔と変わることなく、奴隷(どれい)のような扱い。
まともな衣食住や休みすら与えられないと知り、ルードは怒りを覚えます。
そして、グリードを倒すことも考えますが、アモンには「今のお主ではグリードにはかなわないかもしれない」と宣言されてしまいます。
それと、同時に「魔力を制御(せいぎょ)できなければ魔物になってしまうが、魔力が制御できれば魔王にもなれる」と言われ、さらなる強さを求め、魔力の制御を身につける覚悟を決めるのでした。
ホムンクルス達を保護してしばらくすると、突然魔物がアバンシアの町に襲い掛かってきます。
なんとか2度の強襲を返り討ちにすると、アモンから近くに迷宮が作られ、その主はグリードである事を告げられます。
ルードはグリードの行いは許せないものの、倒して生け捕りにすることで、ブルンケルスの情報を手に入れようと考えます。
今回の迷宮攻略では、実は他の迷宮では迷宮の守護者である魔王は力が半減するため、その影響を受けないメンバーで考えられる最強のパーティーをルードは構成します。
そして、迷宮へ入ると迷宮の中は何もなく、グリードが待ち受けていたのでした。
グリードは迷宮にルード達が入ったのを見計らってアバンシアに再度強襲をしかけます。
ルードは戻りたいと思う気持ちを抑え、卑怯な手を使うグリードへの怒りを糧に、グリードを倒し、アモンから譲り受けた魔王の力を無力化する手かせをつけたとき、グリードの胸に魔石がある事を発見します。
それはホムンクルスの胸にあるものと同じものに見え、嫌な予感がするルードの背後からとても強力な魔力が近づきます。
その魔力はグリードの本体のもので、先ほどのグリードはホムンクルス技術を応用したグリードの劣化版(れっかばん)だとグリード本人に告げられるのでした。そしてルード一行は全滅の危機を迎えます。
外皮がなくなり、捨て身の攻撃を恨みと仲間を助けたいという思いに任せて無謀(むぼう)な攻撃をするルナをグリードは首をつかみ徐々に絞めていきます。
それをすでに満身創痍(まんしんそうい)で動けないルードはそれでも自分はみんなを守るタンクだと魔力を暴走させ、グリードとの殴り合いのような肉弾戦(にくだんせん)を始めます。
そして、グリードを倒したルードですが、魔力が暴走したまま、声をかけるニンすらも壊したいという衝動(しょうどう)にかられていて認識することが出来ない状態でした。
しかし、聖女であるニンの魔力を込めた平手打ちを受けたルードは正気を取り戻し、魔力の制御に成功します。
そうして、グリードを捕獲しアバンシアの町に誰もかけることなく戻る事が出来たのでした。
この辺りまでがアニメ化された部分だと思われます。
「最強タンクの迷宮攻略」最終回で完結した?結末やラストを予想ネタバレ!結末はどうなる?
魔王になるのも夢じゃない?!最強のタンクから真の最強へ
アバンシアに戻ったルードは代官に迷宮を攻略したことを報告し、倒れてしまいます。
そして、数日後、回復しクランにいるところにアモンが訪ねてきて、よく魔物ではない第二形態に変身したグリードを倒せたものだと様子をうかがいに来ます。
ルードは正直にグリードを倒さなければと強く思ったら、力が溢れ、自分も理性が無くなりすべてを破壊するという衝動のみの力に支配されたと告げます。
その発言にアモンは表情を変え、ルードには魔王になる才能があると告げます。
するとルードはその可能性を伸ばし魔王ではなく、制御して己のものとすることを決め、アモンに指導を願いました。
そんな話をしていると突然、王都の騎士がルードを訪ねてきます。
これが29話(7巻のはじめ)のストーリーです。
7巻・8巻ではルードは国が出来た時からあると言われている巨大図書館に現れた迷宮攻略の依頼を受け、王都へ行きます。
巨大図書館の迷宮内でなぜか1人いたグラドとルードは友情をはぐくみ、そして、9巻のはじめの39話にて、魔王ヴァサゴと戦います。
実は強さをもとめた魔王グリードは体を分割して魔人と魔物にわかれて修行することによって同じ時間で倍の修業が出来るのでは?という文献(ぶんけん)をみつけていたのです。
ヴァサゴはその説の研究に興味を持ち、グリードに研究を進めるように依頼しました。
しかし、グリードの研究は分離する所で終わりを告げます。
なぜなら、分離したことにより、いくつかのリスクが生じることが分かったため、ヴァサゴには諦めることを提言し、研究を終えていたのでした。
リスクの内容としては、記憶を引き継げない場合がある事、分離体(ぶんりたい)のどちらかが死んでしまえば力は半減(はんげん)したままになってしまう事、分離体を吸収できたとしてどの程度の強化が出来るか不明である事という3点を唱えました。
また、分離したことで弱体化し、その上記憶がなく赤ん坊状態の分離体が出来てしまった場合、分離する前のヴァサゴにとってはただの弱点にしかならないため、実行はしないように提言したのでした。
しかし、ヴァサゴは分離を実行し、グラトという人に近い魔人が生まれました。しかし、ヴァサゴは分離を強行し、グラトが育つのを待ちました。
そして、グラトを吸収し、魔王ヴァサゴに戻り、ルード達を倒そうとしましたが、しっかり自我が芽生え、自分に自信を持ち、希望をもったグラトはヴァサゴから自ら脱出し、力が半減したヴァサゴはルード一行に倒されて逆にグラトに吸収されてしまうのでした。
アバンシアに戻ったルード達がつかの間の平和を楽しんでいるとアモンが魔界で新しい魔王誕生の会議があるから、行ってくるねと驚きの発言をし、魔界へ行ってしまいました。
その後日常を謳歌(おうか)するルード達に緊急依頼が舞い込んできます。それは、ギルドからのゴブリンの巣の討伐依頼でした。
ルードはメンバーに声をかけながら町を進み、ニンにもメンバーにはいってもらえないか頼みに教会へ行くと、教会ではアバンシアに来る予定の聖女が行方不明だという話を聞きました。
教会内での話が終わり、出てきたニンはルードに自分からの依頼を優先するようにと言います。
「ゴブリンの巣がみつかり、その中に聖女がいる可能性が高い」というゴブリンの巣の攻略と聖女の救出依頼でした。ルードとニンは合流して依頼をすることにし、状況的に時間が無いとみて、すぐに討伐へ出発しました。
ゴブリンの巣には接近攻撃が得意なゴブリンキングと魔法が得意なゴブリンクイーンがいましたが、なんとかルード一行はそれらを倒し、奥でひたすら結解を張ってゴブリンからのこうげきに耐え続けていた聖女ミーティを救出します。
後日ミーティから次なる迷宮攻略依頼を告げられます。
それは、ミーティの滞在するイージス村に魔王がいる迷宮が出現し、モンスターが溢れているため、何とかしてほしい。という内容でしたが、それを依頼してきた本当の人物は
迷宮の守護者本人である、新魔王のリービーだったのです。
リービーは聖女として頑張っているミーティを応援し、鍛える(きたえる)為に迷宮をイージス村の近くに作ったのですが、迷宮が暴走してしまい、自身の魔力を吸われ、力に制限が出て弱体化したうえ、本体が迷宮に入れない設定になってしまい、コピーを作り出す自身のスキルで出したコピーのリービーを迷宮の守護者として設定してしまったという説明を妖精のような小さな体のミニリービーから受けたのです。
依頼を受けたルード一行はイージス村へとたどり着くと、さっそく村の前では魔物が教会騎士たちと戦っていました。
魔物を一掃し、村へ入るとリービーの本体から改めて迷宮攻略を頼まれ、その案内役としてミニリービーが迷宮攻略チームに加わりました。
その道中ではなぜリービーがミーティに肩入れしているのか等の話をしてくれ、ルードはアモンありきでリービーを信用することにしていましたが、リービー自身を信頼するようになっていきました。
迷宮を進んでいる途中にリービーからの通信がミニリービーに入りました。
それは、沢山の魔物が村に向かってきている。
という内容で、戦力が足りないというものでしたが、その通信に参加しているミーティにニンは自分が出来ることに自信を持ちなさいと喝(かつ)をいれ、自分たちが迷宮を攻略する間、結解を張るように指示します。
その会話の中で、リービーとルード達の信頼関係は更に深まり、ルード一行が改めて気合を入れ、再出発したところで10巻は終わります。
47話では、ボス兼守護者であるコピーリービーの元までたどり着くと、その姿にルード一行は驚きを隠せませんでした。
本体のリービーはもちろん、ミニリービーもとても表情豊かであるのに対し、コピーリービーは無表情で淡々と侵入者(しんにゅうしゃ)を排除(はいじょ)する事しかしませんでした。
魔族モードのコピーリービーを追い詰めるとコピーリービーは魔物モードへと姿を変え、ルード一行を苦しめましたが、無事コピーリービーを倒し、迷宮の所有権は見事リービー本体へ戻ったのでした。
そして、現在マンガUPで公開されている49話の迷宮攻略を祝した(しゅくした)宴編(うたげへん)とその後へと話はつづいていきます。
マニシアは完治する?ルードは結婚できるのか?
さて、もともとルードがタンクという盾役に向いたスキルがあり、外皮が歴代最高数値だったのに、なぜ、街や人を守る騎士ではなく、冒険者になったのか?
その答えは不治の病を抱えたマニシアをなんでも願いを叶えてくれる迷宮の秘宝で治すことが目的でした。
しかし、最初に手に入れたマリウスの所有するアバンシアの近くの迷宮の秘宝ではマニシアの病は軽くなるのみで、治りませんでした。
その後もアモンやグリード、ヴァサゴの迷宮の秘宝を使ってもマニシアの病は快方(かいほう)には向かうものの、完治とはいきません。
ここに最大のフラグが隠されていると筆者は睨んで(にらんで)おります。
魔力を多く持って生まれた人間の特徴を持つマニシアというフラグがいつ回収されるのか、それともダミーだったのか気になります。
いつ死んでもおかしくないような状態の妹を救いたい一心のルードは段階的に元気になり、笑顔とやれることが増えるマニシアを見ては幸せをかみしめているのでした。
そして、物語の中で、ルードの優しさと誠実さは関わる女性たちをとりこにしていきます。
ニンはもちろん、ルナにアバンシアの町の女の子たちや、お互いにしか興味のなさそうなリリアとリリイの双子に魔王アモンもまんざらではない様子です。
しかし、長年のシスコンをこじらせているルードは皆の好意に気が付かないふりをして、マニシアマニアを続けています。
こうなると、もう結婚しないかハーレムですね。
人・魔族・ホムンクルスの種族を超えた友情。ルードの幸せとは?
ルードは出会ってきた人や魔族やホムンクルス達を決してその種族や階級だけで差別したりせず、対等に関わってきました。
それは、自身が幼いころ、両親が病気でお金のかかるマニシアを捨て、自分だけを育てようとしたことに関わってきます。ルードは親を振り切り、マニシアの
もとへと戻り、二人はスラムで過ごします。
その後貴族に拾われ、騎士学校へと通いますが、マニシアの病気を治すために、冒険者になったといういきさつがあります。
ルードは子供のころから、損得勘定(そんとくかんじょう)ではなく、自分が好きなものを守りたいという気持ちが強かったようで、その対象が妹であるマニシアだったのですが、勇者パーティーを追放され、人外との交流関係も広がり、自分自身のやりたい事を出来る環境が整ったことで、より素直に自分の基準で他人?他魔族?とかかわれるようになったようです。
ルードの幸せをマニシアが真剣に考え悩むのが1巻の4話です。
その後半でルードがマニシアにこだわる理由を語っています。
ルードの姿はタンクらしくガタイよく描かれていますが、小さなころから体が大きく、不愛想(ぶあいそう)で強面(こわもて)だったため、子供たちの輪から外されていましたが、マニシアがそんな自分を恐れることなく自分に笑顔を向けてくれることに大きな幸せを感じ、マニシアと一緒に過ごせることが一番幸せだと言い切っています。
「最強タンクの迷宮攻略」の主要キャラクター紹介
ルード
この物語の主人公です。
外皮9999という歴代最高数値をもつため、勇者パーティーのタンクとして活躍していましたが、ある日原因不明の外皮が0になるという事件が起きたため、勇者パーティーを突然追放されてしまいます。
しかし、ホムンクルスであるルナと出会い、ルナの持つ鑑定スキルのおかげで4つあるスキルのうち、謎であった2つのスキルの内容が判明し、自分の故郷であるアバンシアで自分が叶えたい願いを叶えてくれるという「迷宮の秘宝」をもとめて冒険者を続けているうちに、元来の人望により仲間が集まりその願いを叶えて、周りの仲間たちも助けていくような優しい男です。
マニシア
主人公ルードの最愛の妹です。魔力が高く、髪の毛が感情などによって動くようです。
マーキングというスキルをもっており、ルードの位置を常に把握(はあく)できるようです。
ただ、子供のころから病弱で、不治の病のため薬代に苦しんだ両親に一人だけ捨てられたところ、兄であるルードが戻ってきて、自分を守り続け、自分の為に冒険者になり、今も迷宮の秘宝を求めて旅していることに対して、違う幸せがあったのではないかとかなりの罪悪感(ざいあくかん)を持っており、ルードに対して素直になれないかなりのブラコンで登場します。
ルードのおかげでかなり元気にはなったが、病は完治していないままです。
ニン
勇者パーティーの聖女で、ヒーラーを担当していました。ルードを追放したことにかなり腹を立て、勇者キルギスに抗議したが、一蹴されてしまいました。
スキルも「聖女の加護」という聖女系スキルの中でも最上級のスキルを持つ貴族出身という異例(いれい)の冒険者です。
責任感がつよく、勇者パーティーが解散になるまで、役割をまっとうしていたようです。しかし、勇者パーティーが解散すると、ルードの暮らすアバンシアにやってきて、ルードと共に生きることを選びました。
物語の中で、たびたびルードに対してアピールしています。
ルナ
勇者パーティーを追放されたルードがアバンシアの近くのクーラスへ行く馬車の護衛をしているときに魔物に襲われてルード達の乗る馬車の前に飛び出してきた、本来は感情があるべきではないはずなのに表情がくるくる変わる笑顔のかわいらしい野良(のら)違法(いほう)ホムンクルスです。
ホムンクルスは人間が体内でもつ魔石を利用して作られるため、それを研究し、レアなスキルをもつ人間が死んでしまった場合にそのスキルの消失が無いようにと作られたのではないかとルードは考えています。
ルード達と過ごすことにより、様々なことを学習し、「人間として暮らしたい」と考える女の子です。
リリアとリリイ
勇者パーティーに派遣(はけん)されているギルド職員の双子の姉妹です。姉のリリアはしっかり者という印象が強く、なんでもできるというか、とにかく妹のリリイを守りたい一心で努力しているという印象です。
妹のリリイはそんな姉に頼りにされる存在になりたいと一生懸命でかわいらしい女性です。この双子の姉妹も小さなころに迫害されていたため、お互いが何よりも大切というラブラブ姉妹です。
この二人は「融合」(ゆうごう)というスキルで短時間ではありますが、合体する事が出来、その際の名前は「リリアリィ」となり、能力を大きく向上させるというスキルを持っています。
キグラス
勇者です。すべての功績(こうせき)は自分のおかげだと信じて疑わず、ライフバーストという攻撃力の高いスキルに頼り最近は鍛錬(たんれん)を怠って(おこたって)いました。
ルードが仲間の信頼を集めていることが気にいらず、2大クランのひとつである黒竜ノ牙のサブリーダーであるアイクのタンクに対して偏見(へんけん)にみちたアドバイスをうけ、タンクであるルードを追放する機会を狙っていたように思われます。
実はライフバーストは自身の外皮をネルギーにしてそれに応じた攻撃力をもつ刃を放つスキルであったが、ルードがいた頃はその外皮の消費をルードが無自覚で担って(になって)いたため、スキルを放っても自身の外皮が減る事がなく、自分のライフバーストが外皮を消費していることを知らなかったようです。
ルードを追放してから気が付いたようですが、いまさら認める事もできず、焦りから任務を失敗するようになり、功績を求めて自分のレベルに合わない迷宮に潜り、大けがをしたため、パーティーも解散してしまいました。ルードへのせめてもの贖罪(しょくざい)にアバンシアに出現した迷宮の攻略をルードへ引き継いだ(ひきついだ)後、フェードアウトしました。
今頃はきっとどこかで再出発している事と思われます。
マリウス
ルードの故郷のアバンシアの近郊に出現した迷宮の守護者の魔王です。
同じ魔王であるアモンからは「落ちこぼれ魔王」と言われています。
和風のいでたちをしており、着流し(きながし)という種類の着物姿に日本刀を持った魔族です。
強い者と戦うのが大好きな好戦的な性格ですが、竹を割ったような気持ちの良いさっぱりとした男です。
思慮深く(しりょぶかく)行動することが苦手で、迷宮の管理が不得手なため、ルードに迷宮の管理者の地位を押し付けます。
その後はルードの仲間になり、共に色々な迷宮にいったり、ルードのクランのサブリーダーに任命されていたりします。
アモン・スロース
自称優秀(じしょうゆうしゅう)な魔王です。
ケルイド迷宮の管理者で楽しい事と甘いものが大好きな古参(こさん)の魔王のようです。
推定(すいてい)千歳以上のようですが、レディの年齢の話はタブーですので詮索しないのが身のためだと折に触れ(おりにふれ)圧力をかけています。
ルードとの闘いにて破れますが、アモンにとっては暇つぶしの娯楽(ごらく)の一種のようで、最初からルード一行を殺すつもりはなかったようです。
迷宮が生まれたわけを知っており、博識(はくしき)であることや、魔王会議に出るために魔界へと言っていることから、魔王の中でも地位は高そうです。
グリード
20年前に隣国に現れた魔王で研究オタクです。最強になるために研究を始めたようですが、今は自分の知識欲が刺激されることを何よりの喜びとしているようです。
しかし、研究以外の事に興味がなく、自分が生み出したホムンクルスが劣悪な扱いを受けていても全く気にしていませんでした。
頭脳派のようですが、残酷(ざんこく)なうえ、アニメにされた物語の中では最強の魔王のようにアモンが語っていました。
主要キャラクターは物語が進むにつれ、かわっていきますが、ルード、マニシア、ニン、ルナ、マリウス、アモンは物語の中心にほとんどいますので、謎が多い部分やフラグのようなセリフが徐々に回収されていくことと思います。グリードがルナのことをホムンクルスであることは見抜きましたが、初対面のような態度であったことから、ホムンクルスに関わる物語が隣国中枢(ちゅうすう)と関わっていきそうです。また、魔界も出てくるようですし、マニシアもまだまだ完治とはいかないようですので、物語の終わりはまだまだ先のようです。