拳闘暗黒伝セスタス全巻無料で読む方法を紹介!続編『拳奴死闘伝セスタス』も漫画アプリでタダ!漫画バンクzip,rarは危険

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悩んでいる人
『拳闘暗黒伝セスタス』そして続編『拳奴死闘伝セスタス』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。 

結論!『拳闘暗黒伝セスタス』『拳奴死闘伝セスタス』は漫画アプリ『マンガPark』で読める

いきなり、結論です。

 

『拳闘暗黒伝セスタス』そして続編『拳奴死闘伝セスタス』はこちらの白泉社が運営する漫画アプリマンガParkにて無料で読むことができます。

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『マンガPark』は、大手出版社の白泉社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『マンガPark 』では、このように『拳闘暗黒伝セスタス』1巻から最終15巻まで、そして新連載されている続編『拳奴死闘伝セスタス』1巻から最新巻まで無料で配信してくれています。

👇『拳闘暗黒伝セスタス』

👇『拳奴死闘伝セスタス』

 

安心安全に、そしてタダで『拳闘暗黒伝セスタス』そして続編『拳奴死闘伝セスタス』を全巻読破したい方は『マンガPark』を使う方法が最もお得です。

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ここまでのまとめ
  • 『拳闘暗黒伝セスタス』『拳奴死闘伝セスタス』は漫画アプリ『マンガPark』にて無料で読める
  • 『マンガPark』は白泉社が運営する漫画アプリなので安心安全
  • マンガPark』をダウンロードする際にも一切お金はかからない

以上がここまでのまとめです。

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また漫画アプリに関して言うと、小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶり』『マンガワンも特にオススメです!

 

以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

サンデーうぇぶり
  • 名探偵コナン
  • YAIBA
  • MAJOR(MAJOR2nd)
  • switch(スイッチ)
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  • 犬夜叉
  • らんま1/2
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  • 今日から俺は
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  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
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  • マギ
  • 烈火の炎
  • H2
  • タッチ
  • 信長協奏曲
  • 結界師
  • トニカクカワイイ
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などなど…

 

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  • ケンガンアシュラ
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  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
  • 青のオーケストラ
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などなど…

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガPark』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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次に『マンガPark』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

『マンガPark』では1日に読めるマンガの話数に制限があります。分かりやすく説明しているので、読み進めてください。 

1日に読める話数に制限があると言っても毎日、かなり多くのマンガを読み進めていくことができるシステムですので、満足して頂けるハズです。

『マンガPark』の基本的な使い方

『マンガPark』に掲載されているマンガを無料で読むには、アプリ内アイテムである『FREEコインボーナスコインを活用することになります。

 

(左がFREEコイン、右がボーナスコイン)

 

簡潔に言うと『FREEコイン』『ボーナスコイン』などを使うことで、1日1作品において、13話分以上のマンガを無料で読むことが可能です。

 

要するに1日に最低でも単行本1冊分に値する量のマンガを『マンガPark』にてタダで楽しむことができるということです。(かなり大盤振る舞い!)

 

『拳闘暗黒伝セスタス』『拳奴死闘伝セスタス』も例外なく1日に13話分以上の話数を読み進めることができます。(もちろんタダで)

 

以下では『マンガPark』で使うアプリ内アイテム『FREEコイン』『ボーナスコイン』のそれぞれの使い方、取得方法を詳しく説明していきます。

 

※2分程度で読めるので、かるく目を通しておいてください。

『マンガPark』のFREEコインとは?取得方法と使い方を解説

FREEコインとは?
  • FREEコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
  • 朝6時、夜9時に120FREEコインずつ配布される(1日に計240FREEコイン)
  • 30FREEコイン消費で好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る

以上が簡単なFREEコインの取得方法と使い方の説明です。

 

1話につき30FREEコインが消費されるということは、

1日に配布される240FREEコイン÷1話につき消費される30FREEコイン=8話分

つまり毎日、配布される計240FREEコインを使って1日に8話分の作品をタダで読めるシステムがFREEコインです。

 

但し1点だけ注意があり、FREEコインを120以上貯めこむことは出来ません

 

朝6時に120FREEコインが配布され、その120FREEコインを使わずに夜9時を迎えたとしても新たに120FREEコインが加算されることはありませんので注意が必要です。

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『マンガPark』のボーナスコインとは?取得方法と使い方を解説

MP+(マンガポイントプラス)とは?
  • ボーナスコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
  • FREEコインがなくなってしまった場合でもボーナスコインを使うことで好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
  • 『マンガPark』新規ダウンロード特典で900ボーナスコイン(30話分)が付与される
  • 毎日、短い広告動画を見るだけで30ボーナスコイン(1話分)が付与される(1日に2回このシステムが使える)

以上が簡単なボーナスコインの取得方法と使い方の説明です。

 

👇下の画像のように『マンガPark』新規ダウンロード特典では、900ボーナスコイン30話分)が無料配布されます。

 

そして毎日、短い広告動画を視聴することで30ボーナスコイン1話分を取得することが出来ます。

毎日0時と12時の2回、広告動画を見てボーナスコインを獲得できます。つまり毎日、60ボーナスコインを取得できるということです。

短い広告動画の見方は、アプリを起動すると画面右下にピンク色のプレゼントマークが出てくるので、それをタップします。

するとCMを見てコインをGETというボタンが表示されるので、タップして短い広告動画を視聴します。(広告を見ずに流してるだけでもOK!)

たったこれだけの労力で、30ボーナスコイン(マンガ1話分)が手に入ります。

 

やらない手はありませんよね(^^)/

短い広告を見てボーナスコインを獲得できるシステムは毎日、夜0時と昼12時に回復します。

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『FREEコイン』『ボーナスコイン』以外で1日3話分のマンガを読む方法

先ほど紹介した『FREEコイン』『ボーナスコイン』が0ポイントになってしまった場合でも1日に3話分のマンガを無料で読むアプリ内システムがあります。

 

その仕組みがコチラ。

 

読みたい”話(はなし)”のページへ飛ぶと、「CMを見て無料で読むと表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで新たに1話分のマンガを無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでを簡単にまとめると

ここまでのまとめ
  • FREEコインを利用して1日8話分のマンガを無料で読む
  • 新規ダウンロード特典で貰える900ボーナスコインを利用して30話分のマンガを無料で読む
  • 毎日、獲得できる60ボーナスコインを利用して2話分のマンガを無料で読む
  • FREEコイン、ボーナスコインがなくなった場合でも、短い広告動画を最大3本見て、毎日3話分のマンガを無料で読む

以上の事から『マンガPark』は、1つの作品において、1日に最低でも13話分以上ののマンガを無料で読むことのできるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります!

 

ぜひ、この機会に遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/

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『拳闘暗黒伝セスタス』『拳奴死闘伝セスタス』の世間の評価は?

 

 

 

 

 

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『拳闘暗黒伝セスタス』序盤あらすじ紹介!

第1章 第Ⅰ話『拳奴セスタス』

舞台は第五番目のローマ帝国皇帝ルキウス・ドミティウス・アヘノバルブス・ネロが弱冠17歳で史上最年少の少年皇帝になった時代。

 

時は紀元54年10月13日正午。

 

同時刻のローマ郊外の少年房では無数のハエが飛翔する中、数十人の少年たちが首輪や足輪をはめられ、希望なき表情でへたり込んでいました。

 

ここは「奴隷拳闘士養成所」の少年房なのです。

 

そんな少年たちの中に飛翔するハエたちを一瞬にして手の中おさめ、鉄格子から外へ逃がしてやる少年がいました。

 

その名は「セスタス」

 

そのあまりのスピードに親友の「ロッコ」にはセスタスがただぼーっと立っているようにしか見えませんでした。

 

少年房に食事が施されます。

 

食事といっても一枚の大皿に何かが盛ってあるだけです。

 

施された瞬間、少年たちは我先にと食事を奪い合います。

 

ロッコはニヤリとしながら言います。

 

「食事は公平にわけようや。腹が減って気がたってんのはおまえらだけじゃねえんだ」

 

他の少年たちはケンカの強いロッコには逆らえないのでした。

 

それを見ていたセスタス。

 

「偉いなぁロッコは」

 

ロッコは照れからか顔を赤らめました。

 

ロッコはケンカの強い男性的な少年であるのに対し、セスタスは美少年という表現がピッタリです。

 

そこへ突然、兵隊がやってきて、少年たちが全員外へ出されます。

 

なんでも今から「拳奴」に取り立てていただける最終選考を行うということです。

 

選考方法は模擬試合。

 

そこでいの一番に選ばれたのが、なんと親友同士のロッコとセスタスでした。

 

覚悟を決めるロッコ。

 

それに対し不安を隠さないセスタス。

 

そんなセスタスの前に「ザファル先生」という人物が現れ、セスタスに鉄鋲の打たれた装甲グローブをはめます。

 

古代の拳闘士はこの武器で拳を鎧って戦ったそうです。

 

この武器の名こそ「セスタス」というのだそうです。

 

ちなみにザファル先生とはセスタスを指導してきた人物であり、模擬試合を前にしたセスタスに「訓練通り動く」ようアドバイスをします。

 

試合が開始されました。

 

「悪く思うなよ、セスタス」

 

ロッコはセスタスに渾身の一発をお見舞いしようとします。

 

しかし一撃されたのはなんとロッコの方でした。

 

信じられない表情を浮かべるロッコ。

 

セスタスはなぜ親友を殴らなけばならないのかという思いで、その後のロッコも攻撃を全てよけ切ります。

 

自ら攻撃をしてこないセスタスに対しロッコは言います。

 

「かかって来いよっ セスタス!!」

 

「ごめん」と呟きつつ、ついにセスタスはロッコを攻撃しはじめます。

 

セスタスの攻撃を受けたロッコは倒れ、立ち上がることができません。

 

勝負はつきました。

 

敗れたロッコは笑みを浮かべ、セスタスのあまりの動きの早さを褒めたたえます。

 

セスタスは笑顔でロッコに手を差し伸べます。

 

その手を取り、立ち上がった瞬間、ロッコの背に幾本もの矢が突き刺さりました。

 

敗者のロッコに向けて兵隊たちによって放たれた矢でした。

 

敗れし者に明日は無い。それが拳奴の宿命と識れ!!!という怒号が飛びます。

 

絶命した親友ロッコの手を取り、涙する15歳の奴隷拳闘士 鉄拳(セスタス)なのでした。

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第1章 第Ⅱ話『勝利者の刻印』

奴隷拳闘士養成所でザファル先生の厳しい指導を受けながらセスタスが訓練しています。

 

過日、親友のロッコを含む少年房の半数が模擬試合で敗北によって殺されました。

 

その日以来、少年房ではケンカさえ起きなくなりました。

 

ケンカをするということはある意味、関係を深めることでもあります。

 

またあの日のように仲間同士で闘わされる、そして敗者は殺される…

 

そう考えると「関わりあう」こと自体が怖くなっていたのです。

 

模擬試合の勝者の左手の甲には「V」という焼印が押されていきます。

 

この「V」という文字の意味は

①ユラニウス・ヴァレンスの頭文字

②勝利者(ヴィクトール)の頭文字

という2つの意味があります。

 

ちなみにユラニウス・ヴァレンスという男は模擬試合のとき、兵士に命じて敗者のロッコに矢を放たせ、「敗れし者に明日は無い。それが拳奴の宿命と識れ!!!」と叫んだ支配階級側の人間です。

 

ユラニウス・ヴァレンスは言います。

 

「お前たちは拳奴に合格したのだ!!これからはその拳で我が為に闘い、我が為に勝利せよ!!」

 

「私は慈悲深い人間だ。百勝した暁には解放を約束する。望みの地位も与えてやろう!!」

 

それを聞いたセスタスは思います。

 

「百回も勝たないと自由にはなれない!!!一度でも負けたら殺されるのに…!!!」

 

「ザファル先生はこんな恐ろしい世界でずっと闘ってきたのか…」

 

セスタスは、笑顔でザファル先生に抱っこされている小さい頃を回想しながら厳しい訓練をこなしていきます。

 

「攻撃圏内でかわす限りおまえの拳は必ず的に届く!!!」

 

「当てさせずに当てろ!!!」

 

「攻防は常に一体だ!!!」

 

ザファル先生の激が飛びます。

 

そんな光景をみていたザファルの同期は揶揄します。

 

「ザファルの奴、ガキに曲芸を仕込んでやがらァ。殴り合いの拳闘試合にあんな訓練が何の役に立つっていうんだ!?」

 

ザファルはセスタスを「血生臭い拳闘を革命し得る異質の逸材」と考えていました。

 

眼の鋭さと運動速度は申し分ないが、さすがに一撃必倒は望めないし華奢な子供ゆえに強打にも耐えきれない。だからこそ回避能力と連打で闘うしかないのだと考えていました。

 

そして何よりの課題は「精神面」にあるということも見切っていました。

 

ここでザファルがセスタスに見本を見せます。

 

「腕の力だけにたよっていてはいかん。しっかり見ておけ。」

 

「膝下のバネをきかせ、腰の回転と、肩のひねりで、拳を弾き出す!!」

 

そう言ってサンドバッグに強烈なパンチを繰り出します。

 

大音量とともにゆがむサンドバッグ。

 

それを羨望のまなざしで見るセスタス。

 

しかし次の瞬間、ザファルの左足に強烈な痛みが走り、ひざまずいてしまいます。

 

実はザファルは過去の試合で左膝を痛めており、常日頃から保護具を着用していました。

 

先生を心配して駆け寄るセスタス。

 

そのセスタスを制止して、痛みをこらえながらザファルは言います。

 

「休憩だ…」

 

ザファルの同期がそんな光景を見て再び揶揄します。

 

「あ~あ~、見てらんねーなァ」

 

「哀れなもんだな、昔は拳狼とまで呼ばれた無敗の男も、今じゃガキの御守りさえ務まらねえか…」

 

先生をバカにされたセスタスはキッとした表情で睨みます。

 

そんなセスタスにザファルは言います。

 

「試合が近い…訓練を続けるぞ」

 

「試合」…その言葉にセスタスは激しく反応します。

 

当然、過日の模擬試合、あのロッコが殺された模擬試合を思い出したからです。

 

しかしそれは模擬試合ではありませんでした。

 

ローマの闘技場(アリーナ)で行われる皇帝主宰の養成所対抗戦のことでした。

 

大舞台での試合。

 

それはセスタスにとって実質上初めての「実戦」を意味していました。

 

馬車に乗って奴隷拳闘士養成所の外に出るセスタス。

 

興味深く辺りの景色を見渡しています。

 

じつはセスタスが養成所の壁の外に出るのは生まれて初めてだったのです。

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第1章 第Ⅲ話『帝都ローマ』

馬車に揺られながらセスタスは、ロッコの分、そして先生の分まで頑張って闘うと言います。

 

それを聞いたザファルは言います。

 

「他人のことはいい。余計な重荷は背負うな。己の為に拳を振え。これはおまえの聖戦だ!!!」

 

はじめて壁の外に出たセスタスとその他の少年奴隷たちはローマの圧倒的な景観に息を飲んでいました。

 

そんなローマの円形闘技場。

 

セスタスはザファルとはぐれて迷子になってしまいました。

 

試合の賭けに参加するローマ市民たちにもみくちゃにされていたのです。

 

「どうしてこんな…なんでもかんでもやたらに人がいるんだよぉ」

 

そんな思いで彫像の前にへたり込んでいたセスタスのところにひとりの少年が近づき話しかけてきます。

 

「尊厳者(アウグストゥス)。初代皇帝オクタヴィアヌスの彫像だよ」

 

「君…初めてかい?ローマは」

 

セスタスは答えます。

 

「うん。スゴイ所だねえ!実はオレ試合に来たんだけど…仲間とはぐれちゃって」

 

試合という言葉を聞いて、華奢なセスタスがまさか拳奴だとは想像もしていなかったその少年はセスタスに首輪と腕輪がつけられていることに気づきます。

 

「出場者はね地下階に集まるのがここの規則なんだよ」

 

その少年がセスタスに行き方を教えてくれました。

 

セスタスはお礼を言い、自分がセスタスという名であることを告げると、その少年は「僕はルスカ。勝てよ!!セスタス」と励ましてくれました。

 

「同い年くらいかなァ?身なりがいいから貴族の子だろうな…」

 

そんなことを考えながらルスカに教わったとおり地下階へ行くとザファル先生を見つけることができました。

 

先生に話しかけようとしたその時、ザファル先生がとある右目に眼帯をした男と対峙していることに気づきました。

 

「久しいな、ヌミディアのザファルよ。元気そうでなによりだ。膝の具合はどうだ!?」

 

ザファルが答えます。

 

「おかげで足枷(あしかせ)が不要になったよ。貴殿こそ隻眼(せきがん)では不自由も多かろう?」

 

その会話を聞いたセスタスに小さい頃の記憶が蘇ります。

 

実はその眼帯男は「アッティカの金獅子(デミトリアス)」といって、ザファル先生の左膝を砕いた張本人だったのです。

 

セスタスは先生の恨みを晴らすべく無謀にも柱の陰からデミトリアスに襲い掛かります。しかし瞬時に地面に叩きつけられてしまいます。

 

「無礼者!!!名乗れ小僧オッ」

 

セスタスはデミトリアスを睨みつけ「拳闘士ザファルの弟子…セスタス!!!」と答えます。

 

デミトリアスもすぐに思い出します。

 

「ザファル、そういえばガキがいたな。いじましくもそのチビに拳闘を仕込んでいたというわけか…」

 

ザファル「膝を砕いただけで技まで滅ぼせたと思うなよデミトリアス。俺の拳は、こいつが継いだのだ!!」

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第1章 第Ⅳ話『円形の戦場』

舞台は闘技場。時は新帝の即位祭。

 

ネロ皇帝、オクタヴィア皇后、ユリア・アグリッピーナ皇太后が試合を見守っています。

 

ちなみに皇后(こうごう)とは皇帝の妻、皇太后(こうたいごう)とは先代の皇帝の皇后であった者のこといいます。

 

即位祭での試合である以上、この試合は新帝ネロに捧げられているものです。

 

しかし当のネロはこう感じていたのです。

 

「…なんて悪趣味な見せ物だろう。醜悪極まる姿で生命を削り合う。こんな残虐行為がローマの娯楽とは嘆かわしいな」

 

場面は変わって、拳奴たちの控室である地下階。

 

暗く不潔なその牢獄には、試合を終えて血だらけになっている者、虫の息の者、これから試合を控えて気を落ち着けるためにブツブツとお祈りをする者、壁に頭を打ち付けている者などがいます。

 

そこに試合を終えた「ミゲル」というセスタスと同じ養成所の少年が血だらけで倒れ込んできました。ひどい傷でしたが何とか勝ったとのことです。

 

しかし自分が勝てたのは相手も子供だったからとのこと、他の連中は相手が大人だった為、やられてしまったことなどを話している中、いよいよセスタスが呼ばれました。

 

「第九試合、闘者入場!!ヴァレンス養成所、セスタス!!!対戦者ッ、マリウス養成所、ギドン!!!」

 

ギドンはスキンヘッドの大男です。

 

セスタスを見たギドン「なんでえ、ガキかよ…」

 

皇后「そんな…!」

 

皇太后「これはまた随分と残酷な趣向ですこと…」

 

皇帝ネロ「あの少年もなぶり殺しか、酷いな…」

 

誰もがセスタスの負けを確信しました。

 

セスタスが観客席からのデミトリアスの視線を感じるなか審判から「始めッ!!!!」の声がかかります。

 

開始早々、セスタスのパンチがギドンをとらえ、デミトリアスも皇帝ネロも驚きます。好戦するセスタスを観ているザファルも思わず拳を握りしめます。

 

ギドンの攻撃をことごとくかわし続け、ついにセスタスの強烈な右の拳がギドンの右目にもろに入ります。

 

それを見ていたデミトリアスは思わず自分が眼帯をしている右目を抑え「同じだ!!!」と思います。

 

そうです。自分がザファルに右目をつぶされた状況、今、目の前でザファルの弟子がギドンの右目をつぶしている状況、この二つがデミトリアスの中で重なったのです。

 

倒れ込んむギドン「嘘だろ…こんなチビに…!!」

 

一方のセスタス「いけるッ倒せるぞ!!先生の技は完璧だ!!!」

 

足が痙攣して立つことができないギドンは「まだやれる」と懇願するも、審判はセスタスの勝利を宣言します。

 

どよめく客席。

 

安堵するザファル。

 

そしてなんと皇帝ネロが立ち上がって拍手しています。

 

「美しい!!!なんと鮮やかな闘いだ!!」

 

セスタスは天国のロッコへ語りかけます。

 

「勝ったよロッコ!!!自由への第一歩だ!!」

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第1章 第Ⅴ話『少年皇帝ネロ』

少年に負けたギドンに対し、観客席から大ブーイングが起こります。

 

親指を下に向け「殺セッ」というコールが響いています。

 

これは古代ローマの剣闘試合から生まれた「死の合図」です。

 

そう。敗者の生殺判定の主導権は無責任な観客にあったのです。

 

この場合、敗者は左の親指を上げて赦しを請うしかありません。

 

主催者に赦されれば助かるのです。

 

当然ギドンも赦しを請いました。

 

「皇帝陛下、お赦しを!!」

 

デミトリアス「皇帝陛下(カエサル)、御裁決を!!!」

 

皇帝ネロはどうすればよいかわからずオロオロします。

 

皇后は赦してあげましょうよと言っています。

 

観客席からは変わらずの「殺セッ」コール。

 

その時です。

 

なんとセスタスが右手でギドンの左手を握り、自分の左の親指を上げギドンの赦しを請うたのです。

 

その姿を見た皇帝ネロは感動します。

 

「敗者の助命を願い出るとは殊勝な…!!」

 

しかしそのセスタスの行為を見たザファルは焦って立ち上がり叫びます。

 

「いかんッ!!!やめろッ セスタス」

 

皇帝ネロが赦そうとしたその瞬間、ユリア・アグリッピーナ皇太后が立ち上がり叫びます。

 

「殺しなさいッ!!!両者とも首をはねよッ!!拳奴風情がローマ皇帝を指図しようなど断じて赦せぬ!!」

 

ザファルはセスタスの行為がこのような意味を持つことを分かっていたのです。

 

だからこそセスタスを慌てて止めようとしたのです。

 

そんな母を見て皇帝ネロは震えあがります。

 

あまりの震えように皇后が心配します。

 

そこへデミトリアスが皇太后へ具申します。

 

この大会は新帝即位祭の一環なのだから、冷静な判断で対処し、市民に帝王の器を示すべきであると。

 

「ネロの為」ならばと皇太后は冷静になり、デミトリアスに良きに計らうよう指示します。

 

デミトリアスは不敵な笑みを浮かべ、「では…ローマ市民の望むままに」と指示を出します。

 

ローマ市民の望にとはすなわち「殺セッ」です。

 

ギドンは観衆の前で首を刎ねられました。

 

「のぼせるなッ!!!死にたいのか!!」

 

ザファルは試合の終わったセスタスを平手打ちしました。

 

「たったの一勝だぞ!!敗者を憐れんでいる余裕などどこにある!!こいつを外す日まで、何があろうとおまえは生き延びなくてはならんのだぞ!」と言ってセスタスの首輪をつかみ上げたのでした。

 

試合で勝つたびに相手が死ぬのでは、自分は人殺しと同じではないかと泣きながら疑問を呈するセスタスに対し、これが拳奴の世界の現実なのだから死に物狂いで走り続けるしかないのだとザファルは叱咤します。

 

その時突然、皇帝陛下がお呼びだからついてこいとセスタスが呼ばれます。

 

セスタスを近くで見た皇帝ネロ。

 

「近くでみるとホントに小柄だなぁ…!!まだ15歳なの!?私よりも二つも年下なのかあ…!!素晴らしい試合だったよ」
ネロは本当にうれしそうです。

 

そんなネロを見て皇后はうれしそうですが、皇太后は皇帝の自覚が無さすぎるとご立腹です。

 

セスタスはこんな子供がローマの皇帝だってぇ…!!?と当惑しています。

 

その時皇太后がセスタスの隣にいたザファルの存在に気づきます。

 

「脚が悪いなら着席を許すが何者か」と問い、それに対しザファルが「セスタスに拳闘術を教えているヌミディアのザファルです」と答えると、以前デミトリアスと闘ったことのある男であることを思い出します。

 

デミトリアスとザファルはクラウディウス皇帝陛下(在位A.D.41~54年)の御前試合で闘っており、その際、デミトリアスは右目を壊し、ザファルは膝を壊したのでした。

 

「あれは、最高の仕合いだった…」というデミトリアスに対し、「ああ…」と答えるザファル。

 

お互い最高と言い張る様子を聞いたセスタスは「その試合で膝をこわしたんじゃないか!!」と思います。

 

新帝即位祭の試合もいよいよ最後となりました。

 

最後の試合は諸芸術に造詣の深い皇帝ネロの為にデミトリアス自身が用意した試合であるといいます。

 

「最終特別試合 闘者入場!!!」

 

「亡国カルタゴの剛拳!! 流浪の拳獣ケンドール!!!」

 

「対戦者ッ」

 

そこまでコールされたとき、対戦者はなんと客席から躍り出るというパフォーマンスを繰り広げた。

 

「皇立(こうりつ)徒手格闘兵団 首席訓練生 ローマの格闘児 黄金のルスカ!!」

 

なんと、セスタスが迷子になり彫像の前にへたり込んでいたとき、地下階への行き方を教えてくれて「僕はルスカ。勝てよ!!セスタス」と励ましてくれたあのルスカだったのです。

 

華麗に宙返りをしながら舞台に降り立つルスカ。

 

そんなルスカの姿を見ながらデミトリアスが言います。

 

「皇帝陛下。拳闘など所詮低俗な闘技に過ぎません。生きた証拠をこれから御覧に入れましょう。あれなる我が愚息、ルスカ・デミトリアスが!!」

 

セスタス「何だって!!? デミトリアスの息子!!!」

 

第1章 第Ⅵ話『格闘児ルスカ』

「闘者、中央へ!!」

 

気合が入っているケンドールに対し、余裕しゃくしゃくのルスカ。

 

その余裕ぶりはザファルにして次のように思わせます。

 

「驚くべきはあの少年だ。歴戦の拳闘士に対して恐れも気負いも無い。あの若さで場馴れしているというのか!?」

 

「始め!!!」

 

ケンドールが仕掛けたパンチに対し、瞬時に手首を極め、相手の力だけで投げ飛ばすルスカ。

 

「投げ」という技に当惑するケンドールに対し、ルスカは言います。

 

「失敬!カルタゴの拳獣殿。貴方の偉大な戦歴を讃え…打撃にお付き合いいたします」

 

しかし打撃でもケンドールを圧倒し、ケンドールは膝をついてしまいます。

 

「早く立てよ!カルタゴ野郎」

 

そう軽口を叩いた審判に「俺にッ 命令すんじゃねえッ!!!!」と殴りつけるケンドール。殴られた審判は顔が半分潰れてしまいました。

 

「そろそろ仕留めるか…」

 

ルスカは無防備なスタイルでケンドールに近づいていきます。

 

無防備なルスカにケンドールは渾身の一撃を加えようとしますが、ルスカはその腕を素早くとり、地面へねじ伏せ、腕をへし折ってしまいました。

 

皇帝ネロ「デミトリアスよ、あの闘技は一体何なのだ!?」

 

デミトリアス「総合格闘術 パンクラティオン!!!母体は我が故国ギリシアにて誕生せし組み技を主軸にして実践格闘技。さらに東方諸国の拳法を融合させた我が武門は徒手格闘において究極の万能性を備えるに至った。投げるも打つも、絞めるも極めるも全てに自在!御解りですか?陛下。拳闘が格闘体系の初歩に過ぎぬということが」

 

ネロ「まさしく芸術だね」

 

腕を折られ苦しむケンドールに向けてルスカが言葉をかけます。

 

「さらばです。カルタゴのケンドール」

 

ケンドールは二人の兵士に槍で衝かれ、絶命しました。

 

ドミトリアスがザファルに言います。

 

「見ての通りだ。私の闘術はあの者が受け継ぐ!」

 

そしてザファルを見ながら付け加えます。

 

「ルスカは16歳だぞ」

 

ザファル「…何が言いたいのだ!?」

 

歴史の勝利者たるローマ人は強者を神聖視していた。

 

勝利闘士は観客の英雄そのものである。

 

ルスカは女性たちにキャーキャー言われ、無数の花が手向けられました。

 

ルスカ(死者に手向ければいいのに…)

 

ルスカはどこか冷めていました。

 

そしてセスタスを発見し、近寄ります。

 

「やあセスタス!僕が試合に出てるんで驚いたろう!?」

 

ザファルが驚きます「いつの間に知り合ったんだ?」

 

セスタス「朝は…ありがとう」

 

ルスカ「観たよ。君の試合。お互い快勝だったね!」

 

第1章 第Ⅶ話『三位邂逅』

パラティーノ丘陵 皇帝の宮殿

 

皇帝ネロに呼ばれたセスタスが宮殿へ到着するとそこにルスカも居て驚きました。

 

呼ばれたのはセスタスなのでザファルは外で待つといいます。

 

ルスカ「そうか君もかァ、ネロ様に呼ばれたんだろう?行くよ、セスタス」

 

父親の職業柄たまに宮殿に出入りしているルスカが慣れた様子で案内してくれます。

 

中庭から音楽が聞こえてきました。

 

そこには皇帝ネロと音楽の先生が座っていました。

 

皇帝ネロ「よく来てくれたね二人とも。ちょっと待っていてくれないか。もう少し練習しておきたいのだ」

 

後世に「暴君」の悪名を残したネロ皇帝。

 

しかし意外なことにその素顔は争いを嫌う文人であり美術や音楽、試作を愛する芸術の信奉者だったといいます。

 

唱う皇帝。

 

とりわけネロが傾倒したのは堅琴の演奏による歌唱でした。

 

はじめて聴く「音楽というもの」にセスタスは感動のあまり涙を流してしまいます。

 

自分の歌で泣いてくれたセスタスを見て嬉しくなったネロは得意な曲ならまだいくらでもあるんだと言って奏ではじめました。

 

ロクサーネ(ネロの音楽の先生)が謁見の時間であることを伝えても「今日はやめると伝えよ!私たちだけにしてくれないかロクサーネ」といってききませんでした。

 

ロクサーネから今日の謁見は取りやめると聞いた皇太后は怒りに震えました。

 

ネロ「わざわざ呼びつけたのはね、どうしても同年代の君たちに聞いておきたかったからなんだ…なぜ闘う!?…なぜ若くしてあんな過酷な場所に身を置くのだ!?」

 

ルスカ「僕は衛士となるべく父から闘技を授けられました。闘技場で試合をするのは陛下をお守りする能力を磨く為です」

 

セスタス「オレは好きで闘うわけじゃありません。拳しか持たないオレには他に自由になる道が無いからです」

 

ネロ「なるほど自由か…だけどねそんなものは何処にも無いのかもしれないよ。身の置き場所を自分の意志だけで選べる人間なんていやしないよ。時代も、場所も、両親も、誕生からもう気紛れな神に決められているじゃないか…才能だって同じさ…真に望む者には得てして与えられないものなんだ」

 

ルスカ(この繊細な男が、僕の王なのか…)

 

セスタス(この人は幸福じゃないのかな…!?ローマ皇帝、世界帝国の頂点に立つたった一人の人間なのに…)

 

外で待っていたザファルにデミトリアスが「面白いものが観られるかもしれない。知りたくばついて来い」と言いました。

 

中庭に皇太后がやってきて息子ネロに命じています。

 

「聞こえないの?ドミティウス ここでその二人を闘わせなさい早くッ!!」

 

なんとルスカとセスタスとを闘わせよというのです。

 

ネロは抵抗しますが、やるしかないと覚悟を決めたルスカが「仰せのままに!」と立ち上がります。

 

枷をはずされたセスタスは拳に巻く布を要求するとロクサーネは自らの腰に巻いていた布を外し「これをお使いなさい…」とセスタスに渡しました。

 

そこへデミトリアスとザファルがやってきます。

 

ザファルが「馬鹿者ッ何をやらかすつもりだ!?場所柄をわきまえろ!!」とセスタスを怒鳴りつけます。

 

皇太后「私の命令が不服なのですか!?」

 

ザファル「…」

 

デミトリアスはルスカに命じます。

 

「遊ばずに秒殺しろ。半端は許さんぞ」

 

皇太后「皇帝の存在意義とは何です!?ドミティウス」

 

ネロ「…」

 

皇太后「帝位の価値がまだ解っていないようね…!?」

 

デミトリアス「よしッ始めろ!!」

 

ザファル(異種格闘などまだ早いッ!!!相手が悪すぎる!!!)

 

第1章 第Ⅷ話『異種格闘』

皇太后「沈黙は最も安易な逃避よ!帝国の元首がそんな事でどうするの!?」

 

ネロは何も言えません。

 

皇后がロクサーネに二人の闘いを止められないのかと問いますが、ロクサーネは自分の権限では無理だと返答します。

 

いよいよふたりの闘いが始まりました。

 

セスタス(先生を破壊したデミトリアスの息子。万能格闘児。天才ルスカ。オレにだって拳速には自信がある。全速で勝負してやる!!)

 

ルスカ(拳闘の革命児セスタス。君の拳打は機敏で実に多彩だ。でも封じるのはたやすいよ!!)

 

セスタスの拳の軌道がルスカによって逸らされます。

 

ルスカからはセスタスがどこをどう攻めたいのか先の先まで見え見えでした。

 

ルスカはセスタスの耳元でささやきます。

 

「君はね、性格が善過ぎるよ。行くよ…頭…気をつけて」

 

次の瞬間、セスタスはルスカによって地面に叩きつけられました。

 

ルスカはセスタスの首を絞めつつささやきます。

 

「甜いよセスタス。たかが殴りっこの闘術なんかでこの僕に勝てる道理がないだろう。怖がらなくていいよ…ほんの少し眠るだけさ」

 

一方でネロはまだ皇太后に問い詰められています。

 

「…今一度問いますよドミティウス。ローマ皇帝の存在意義とは何です!?」

 

ネロは答えられません。

 

ふたりの闘いをみかねたロクサーネがセスタスにもう勝負はついたのだから降参するよう言うがセスタスは拒否します。

 

たまりかねたザファルが割って入ろうとしますがデミトリアスが立ちふさがります。

 

ザファル「どけッ 左眼も潰すぞ!!!」

 

デミトリアス「ほお…現在の貴様にできるのか!?」

 

皇太后「答えなさいッ ネロ!!!!」

 

ネロ「やめろォォ やめてくれえぇ」

 

両手で自らの耳を塞ぎながら絶叫します。

 

私はッ ルキウス・ドミティウスだ。なりたくはなかった!!!皇帝になど!!帝位なんかくれてやる!!私はッ 母上の人形じゃないんだッ

 

皇太后「…どんな苦労を重ねてここまで…たどり着いたと思うの…!?やっと…悲願が叶ったの…よ、ど…して…そ…な…」

 

皇太后は泣きながら去っていきます。

 

ネロ「待ってッ 待ってよ母上ッ」

 

皇后オクタヴィアはどうしてみんな仲良くできないのかと吐き叫びます。

 

セスタスの首を極めたルスカは「おやすみセスタス、ごめんよ」とささやきました。

 

宮殿の寝室

 

ネロは全裸で、同じく全裸の母親に抱き着いて泣いています。

 

ネロ「…ごめんなさい…こめんなさい…許して母上…努力して立派な皇帝になります…だから…見捨てないで…」

 

皇太后「聞き分けてくれればよいのです…決して見捨てたりなんかしませんよ…ドミティウス、これから私たち母子でこの世界を治めていきましょう…ね…」

 

セスタスに手加減したルスカにデミトリアスは激怒し殴りつけています。

 

「締め技など微温いッ!!!なぜ関節技で破壊しなかった!!?それでもこのデミトリアスの息子か!!?猛省せい未熟者!!」

 

ルスカ(独裁者め…いつか殺してやる)

 

宮殿からヴァレンス養成所へ帰る馬車の上。

 

セスタスはルスカに対し自分が無力だったことを悔しがっています。

 

ザファルはルスカの天才性に触れた上でセスタスを励まします。

 

「心が挫けてどうする!?何も失ってはいない。経験を得たのだセスタス。悲観などするな!!おまえには明日が在るッ!!」

 

セスタス「はいッ先生!!もっと強くなります!!」

 

セスタスの精神面が向上した瞬間でした。

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