漫画『犬夜叉』に登場するマスコット的キャラクターの子狐妖怪・七宝！
この記事では、七宝の初登場エピソードや作中での七宝の成長や能力（技）、七宝の恋、続編『半妖の夜叉姫』での再登場について掘り下げてご紹介していきます！
犬夜叉ではマスコット的なキャラですが、重要な場面ではその能力をいかんなく発揮します。
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本題へ移ります。
七宝の初登場について
七宝の初登場は原作漫画、3巻の10話で初登場します。
犬夜叉とかごめが死んだ人の骨がある場所でラーメンを食べていたところに、七宝が化け妖怪の姿で出てきます。
犬夜叉はすぐに七宝を見抜くと、七宝はあっさり変化を解いてしまいます。
そのあとかごめの持つ四魂の欠片を見つけて、それを持って逃げようとしたところをあっさり犬夜叉に捕まってしまいます。
七宝が四魂の欠片を持って逃げようとしたのは父親の仇を取るためだというんです。
そのあと七宝は犬夜叉が半妖であることを見抜き、ボコられてしまいますが、その際に犬夜叉の手におふだを貼った地蔵を置いてまたもや欠片を持って逃げます。
そんな犬夜叉を置いてかごめは七宝を探しに行ってしまうのです。
七宝の父は雷獣兄弟にやられた！？
七宝は雷獣兄弟と因縁の中です。
雷獣兄弟は、兄の飛天(ひてん)弟の満天(まんてん)という見た目は似ていない兄弟です。
七宝が犬夜叉たちの持つ欠片を狙ったのは雷獣兄弟に父親を殺されてしまい、敵討ちのために、四魂の欠片の力を使おうと思ったからです。
雷獣兄弟は元々粗暴が悪く、いいうわさは聞かない兄弟妖怪で、つい最近四魂の欠片を手にいれたようで、その力を使って暴れまわっていたんです。
七宝は、四魂の欠片を持った雷獣兄弟に父親を殺され、父親は弟・満天の毛皮にされてしまっていたのです。
なぜ雷獣兄弟が七宝の父親を殺したのか、それは四魂の欠片を持っていたから。
雷獣兄弟が持っていた欠片は七宝の父親が元々持っていたものだったのです。
雷獣兄弟の弟・満天は七宝が欠片を持っていたことに気づくも、その時一緒にいたかごめのほうに目が行ってしまい、かごめを攫ってしまいます。
そのあと拉致されたかごめは雷獣兄弟と初めて対面します。
兄・飛天のほうは弟が欠片を持ってこなかったことに激怒、連れていた女の顔を拳で貫いてしまいます。
欠片は七宝が持っていることを知った兄弟は、かごめを逃がさないように殺そうとしますが、かごめは「自分を助けに来る犬夜叉は自分が死んでいると欠片を持ってこないだろう」と生かしておくように言います。
そのあと兄弟はかごめを連れて犬夜叉たちの元へと向かいます。
戦いの中で、弟のほうが犬夜叉にやられてしまうと、兄は弟の内臓を食べて力を増幅させてしまいます。
しかしそのあと、かごめの矢によって乗っていた車の車輪が外れ、犬夜叉の鉄砕牙で飛天は、真っ二つにされてしまいます。
七宝は、父の仇である雷獣兄弟を犬夜叉が倒してくれたことをきっかけに仲間に加わります。
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七宝がかわいい！人間の少女「サツキ」との恋について
七宝は最初の頃にサツキという人間の少女に恋をします。
サツキは村人から泥棒扱いされていたところを七宝が助けると、彼女は四魂の欠片を持っていたのです。
しかし四魂の欠片は偽物で、本物だと信じているサツキはこれがあれば死んだ兄が帰ってくると願っていたのです。
そんなサツキの元に死んだとされる兄が帰ってくるのですが、実はそれは妖怪が化けた偽物で、咄嗟にそれを見抜いた七宝は妖怪と応戦します。
しかし勝てずにいると、七宝を探しにやってきた犬夜叉によってあっさりと妖怪は倒されてしまったのです。
七宝が自分を助けてくれたと思ったサツキは七宝にお礼を言います。
しかし七宝は自分ではなく駆けつけてくれた犬夜叉が助けてくれたのだといいますが、犬夜叉は自分ではなく七宝が倒したのだというのです。
兄はもう帰ってこないと理解したサツキはそのまま旅立ってしまうのです。
まだまだ未熟な七宝が助けた相手がサツキで、彼女の親や兄がいない立場が自分と似ていると七宝は思ったのでしょう。
作中でも「初恋だった」と明言していますので、ぜひこちらの話も読んでみてください。
七宝の最終回は？その後は？
七宝は最終回の時点で狐妖怪の位が30番中19番とかなり上がります。
子狐妖怪の間では24番目ぐらいで、他の子狐妖怪たちから「さん」付けで呼ばれるなど位が高くなっています。
奈落との最終決戦後は立派な狐妖怪になるべく、修行の旅に出かけるようになります。
半妖の夜叉姫での登場は？竹千代とは？
半妖の夜叉姫では七宝は出てきていません。
ただ、新たに竹千代という子狸妖怪が出てきます。
こちらは狸なので、七宝とはそもそも種類が違う妖怪です。
ただ共通点が多く、子どもであること、変化すると人を乗せて移動することができるところなどです。
さらにアニメ8話で竹千代はとある人物によって現在の屍屋に預けられるシーンが出てきます。
とある人物は顔は見えませんが、耳のピアスと後ろでちょこんと結ばれた髪、見慣れた坊主の衣装を着ていることから犬夜叉でも活躍していた弥勒ではないかと推察されます。
しかし弥勒と思わしき人物がなぜ竹千代を屍屋に預けていったのかは不明です。
屍屋の十兵衛からは当初、若君と呼ばれており、かなり高貴な血筋であることがわかります。
ちょこちょこ過去の回想シーンが入りますが、現時点では七宝の姿は確認できていません。
七宝は最終回の時点で大妖怪になるべく楓の村の外に修行に行っている設定です。
半妖の夜叉姫ではどういった風に登場するのかは現時点では不明です。
七宝の強さや使う技は？
基本的に七宝の戦闘能力はかなり低いです。
まだ子ども妖怪ということもあり、持っている技も敵にはあまり効かないものばかりとなっています。
狐妖怪ということで戦うというより、幻術などで犬夜叉たちをサポートすることが多いです。
また、犬夜叉と違って完全な妖怪であるため、人間がダメな瘴気の渦にも耐性ができているので動くことができます。
作中で単独活躍をする、ということはあまりなく、むしろ留守番をすることのほうが多かったです。
最終回の奈落との最終決戦でも留守番をしていることから、戦力という認識はあまりされてないようです。
七宝が使える技について、ご紹介します！
変化
ピンクの丸い風船のような形に変化することができ、最初の頃は犬夜叉とかごめが乗って遠くに移動する手段として使っていました。
狐火
青い焔を出すことができますが、威力は大人妖怪よりも劣ります。
小さいものを燃やす程度ならできます。
潰し独楽
巨大な独楽相手に投げつけて踏み潰す、と思いきやただの幻影だという技です。
爆雷筒
小型の筒のようなダイナマイトですが、威力はかなり弱くどちらかといえば爆竹のようなものです。
お地蔵さん
相手に捕まれた時に身代わりとして出してくるお地蔵さんです。
犬夜叉も出会った当初にくらってしまい、加えて地蔵が取れないようにお札をされてしまうと抜くことができなくなります。
合図
泣き茸の胞子を蒔いて自分の足取りを相手に知らせたり、茸によっては自分の窮地を仲間に知らせたりすることができます。
七宝の声優さんについて
七宝の声優を務めていたのは渡辺久美子さんです。
日本ナレーション研究会の出身で、2012年に犬夜叉で共演した弥勒役の辻谷耕史さんとご結婚されています。
七宝以外にも「ケロロ軍曹」のケロロ軍曹、「あたしンち」の母など七宝とはまた違ったキャラクターを多才に演じられています。
渡辺久美子さんが出演されている作品に興味がありましたら、ぜひ見てみてください。