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『食糧人類』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める?漫画アプリで続編reも全話タダ?Starving Anonymous
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『食糧人類』のあらすじ紹介!
年々地球温暖化が進み、異常気象が続いている地球。
集団失踪など不可解な事件が次々と起こっている日本で物語は進んでいきます。
ある日、主人公の伊江(いえ)は親友のカズと共にバス内で眠らされてしまいます。気が付くと知らない場所へと連れてこられていました。
そこはまさに地獄です。
多くの人達が監禁され、飼育、繁殖、解体と目を疑うような光景が次々と飛び込んでくる謎の巨大施設でした。
そして伊江達の前に現れた謎の巨大生物。
伊江は脱走を図る途中で出会った山引とナツネと共に、巨大施設の謎を解明していきます。
巨大生物は一体何者なのでしょうか。
無事に施設から脱出することはできるのでしょうか。
『食糧人類』は面白い?おすすめ?見どころ紹介!
先に結論、『食糧人類』は全巻読む価値アリに面白いです!
『食糧人類』の見どころを3つご紹介いたします!
見どころ① 他に見たことない!強烈な世界観!
「食糧人類」というタイトルの通り、まさに人類は巨大生物の食糧でしかありません。
監禁、飼育、養殖などが人間に対して行われている光景は今までに見たことがなく、そのインパクトには凄まじいものがあります。
グロテスクな描写も多く、頻繁(ひんぱん)に人が死んでいくので目を逸らしたくなるような場面もありますが、その世界観から作りだされる物語のラストが気になって仕方ないはずです。
作中で多く登場する巨大生物は、虫のような身体、大きな眼、縦に開く口などと一度見たら忘れられないような外見をしており、物語後半で「ゆりかご」内から外の世界へ出て世界中を蹂躙するその姿には思わず息を飲んでしまいます。
見どころ② 個性的過ぎる登場人物たち
作中の登場人物は決して多くはありません。
ですが、ほぼ全員がとても個性的なキャラをしています。
変態という言葉がピッタリの天才研究者「山引」や、巨大生物の悲願である増殖種として産まれて壮絶と言わざるを得ない過去を持つ「ナツネ」、復讐の想いから内部関係者としての立場を以て巨大生物の全滅を願う「和泉所長」など、重要な登場人物の全員に壮絶な過去があります。
その過去が現在の出来事への伏線や謎に繋がっており、物語を進めていく伴にもなっています。
個性的過ぎるキャラクターそれぞれの思惑が絡み合って進んでいく展開には目が離せません。
そして、登場人物達は見た目も分かりやすくてすぐに覚えることが出来ます。
むしろ主人公である伊江がキャラとしては一番存在が薄いくらいです。
そのおかげもあってか、まるで伊江になったかのような視点で物語を読み進めることが出来る作品です。
見どころ③ 次々と解き明かされる謎。そして衝撃のラスト
物語序盤では、「人間が飼育されている」ことしか分かりません。
読み進めていくうちに飼育だけではなく養殖、実験、改造されている実態が明らかになります。そしてそれが何故行われているのか、その謎が少しずつ明らかにされていきます。
登場人物の過去と絡んで少しずつ謎が明かされいくので、読むことを途中で止めることはできないでしょう。
そして、物語後半には展開はラストスパートを迎えます。
その独特な世界観も相まって驚きの連続ばかりです。ですので読み戻しながら理解していくことをオススメします。
餌(人間)を食べて無限に増えていく巨大生物は、このままでは地球上の全てを食べ尽くしてしまうでしょう。
そんな巨大生物が外の世界に解き放たれてしまっては、もう誰もラストがどうなるのかは想像もつかないはずです。
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『食糧人類』登場人物紹介!
伊江(いえ)
ごく普通の高校生で、画家になることが夢です。
普通の日常を送っていましたが、ある日偶然選別にかかり高レベル放射性廃棄物処理施設「ゆりかご」へ送られてしまいます。
催眠ガスの効き目が薄かったことから意識を取り戻すことが出来ました。
なんとか脱出を試みようとした時、山引とナツネと出会います。
山引らについていく他に生き残る術がないと覚悟を決めた伊江は「ゆりかご」で何が起こっているのか、そして巨大生命体の謎にも触れていきます。
カズ
主人公である伊江の親友です。
近年の異常な地球温暖化による熱中症で祖父と祖母を失い、それがきっかけで気象学者を目指しています。
明るい性格を持ち大声で冗談を言うなどしますが、根は真面目な高校生です。
伊江と共に「ゆりかご」に送られてしまい、飼育場にて薬液を飲んでしまったことで物語序盤で急激に太ってしまいます。
伊江に救われたおかげで廃人状態にはなりませんでしたが、ほぼ思考は保てていない状態のまま「ゆりかご」脱出を試みます。
山引(やまびき)
髪は明るく長髪、高身長なイケメン男性です。
飼育室でナツネと出会い、3日間飲まず食わずで脱出の機会を伺っているところで伊江と出会います。
東京理系大学出身ということもあり博学聡明、まさに天才という言葉がふさわしい男ですが、男女問わず関係を持ったり普段の行動からも常識の枠をはずれた性格を持っています。
大学生時代は桐生教授の元で研究を進め、遂には「新しい人間」を産み出してしまいます。
その異常過ぎる才能から桐生教授に危険視され、放射線発生装置を使って殺されそうになりますが、自らDNAを繋ぎ合わせて治してしまいます。
その際に心臓など内臓の位置が変わっており刺されてもケロッとしているなんていうシーンもあります。
ナツネが持つ「巨大生物を全滅させるまで逃げない」という覚悟を知り、面白そうだからと同調したりと最初から最後まで破天荒なキャラクターを貫いています。
最後にはナツネの細胞を自分の身体に移植し、ナツネの増殖を手伝います。
ナツネ
壮絶な過去を持つ謎多き男性です。
序盤ではただひたすらに巨大生物や「ゆりかご」に対しての敵意をあらわにしており、それ以外の感情は見せることはありません。
「ゆりかご」内を潜入している際には、出会った巨大生物に一度は殺されたかのように見えましたが下半身を失いながらも殺害、その後下半身が生えてきます。
「ゆりかご」にて人体実験に使われていた母親が脱出したのちに産んだ子供で、その人体実験の成果もあり中枢を破壊されない限り身体の至る部分が復活するという体質を持ってしまいます。
その体質を持つ人間を「増殖種」と呼びます。これは無限に生殖するため無限の餌を必要としている巨大生物にとっての悲願でした。
ですが実験はことごとく失敗しているようで、ナツネは作中で唯一の「完全な増殖種」です。
最終的には山引の体を使って無限に自身の増殖を行います。それによって繁殖を続ける巨大生物の餌となりますがその過程で巨大生物に細胞異常を引き起こさせて全滅させます。
小倉(おぐっちゃん)
かつて「ゆりかご」にルポライターとして潜入した男性。
「ゆりかご」の実態を知り脱走を試みましたが施設外には出れませんでした。なんとかバレずに施設内に広がる屋根裏スペースで生きながらえています。
すっかり髭も髪も伸びきっており、隠れ続けなければいけない生活に精神もやられてしまっています。
偶然逃げ込んだ伊江らを助けたことから行動を共にするようになりますが、山引やナツネとは違って今すぐにでも「ゆりかご」から脱出したいと考えています。
和泉所長
「ゆりかご」の現所長であり、前所長である和泉純一の息子です。
父の所長就任と共に「ゆりかご」へ来ることになります。当時6歳という若さでした。
一度は大量の人間の死体を見てしまいますが、マネキン工場だという嘘を信じたまま「ゆりかご」内で年齢を重ねていきます。次第に自らの人生や外の世界について自問するようになります。
10年ほど経過したある日、突然父から脱出計画を伝えられます。
実行に移している途中にナツネの母「山崎さおり」と出会います。彼女は牢屋に閉じ込められていましたが、母親以外で初めて女性を見たということもあり思わず心を奪われてしまいます。結果、脱走を手伝ってしまいます。
そのせいで自身の脱出にも失敗し、父を含めた300人もの犠牲を生んだ「世紀の大粛清」を引き起こしてしまいます。
その復讐の思いから巨大生物の全滅という目的を胸に秘めて「ゆりかご」の所長となったのです。
桐生教授
過去に東京理系大学に教授として勤めており、そこでの山引との出会いが人生の転機となります。
山引の類稀なる才能を利用して学者としての地位や名声を手に入れます。まるで金の卵のような存在である山引を手放さないために、自分の娘を引き合わせて婚約をさせます。
ですが山引の異常な才能は予想を遥かに超えており、あまりの異常さに恐怖した桐生教授は山引を殺害します。
しかしそれも叶いませんでした。結果として娘も失うことになり廃人になってしまいます。
「山引には負けない」と、その一心で「ゆりかご」で研究者として人生を再スタートさせます。
作中では巨大生物が地球に持ち込んだ技術を活かして人間を改造するマッドサイエンティストとして登場します。
『食糧人類』序盤ネタバレ紹介!
第1話
どこにでもあるようなファーストフード店から物語は始まります。
賑やかな様子を見せる店内、そこにいつものように友達と食事をする男子学生がいました。
その少年の名は伊江(いえ)です。
彼は好物であるチキンナゲットを満足そうに頬張っています。
どうやら毎回注文する程に気に入っているようです。
彼の友達であるカズはその姿を見て「ニッ」とニヤけながら話を始めます。
「その肉はどんな肉なのか知ってるか?」
いかにとんでもない方法でその肉が仕込まれているのかと、カズは冗談のような話をどんどんと展開していきます。
伊江は信じたくないようで耳を塞いで騒いでいます。
すると、そこに店員がきました。
「お客様、お静かに願えますか。」
店員の態度は、礼儀正しい言葉遣いながらもとても圧を感じるものです。
冗談だと言いながら謝るものの、居心地が悪くなった二人は店を後にすることにします。
「外暑いから出たくないな」
「確かにな」
文句を言いながらしぶしぶ外へ出る二人。
どうやら外は異常なまでに気温が高くて、まだ3月だというにも関わらずまるで真夏のような暑さです。
露出の多い女性や、上着は手に持ってシャツの裾を出しているサラリーマンのように街を歩く人々からもその暑さが伝わってきます。
そして、伊江とカズはバスに乗ります。
「温暖化は毎年進み~」
「人間が住める場所は激減し~」
「そんな世界的危機を回避するべく我が政党は~」
外では汗だくになりながらも政党員が必死に演説を繰り広げています。
伊江が取り出したスマホにも異常気象や集団失踪など、良くないニュースばかりが映っています。
どうやらこの世界は破滅へと向かっているかのようです。
将来の夢について言葉を交わす伊江とカズを乗せてバスは更に進みます。
カズは気象学者、伊江は画家という夢があるようです。
「祖母と祖父が熱中症で死んじゃったから・・・」
カズは気象学者になるきっかけを語ります。
「地球の未来はカズに任せようかな」
伊江はそう返しながら顔を上げます。
その瞬間、バス内が違和感に包まれていることに気付きます。
隣に座るカズはもちろん、他の乗客も全員が意識を失っています。
訳も分からないまま運転席へ行ってみると、そこにはガスマスクをつけた運転手がいます。
どうやら乗客たちはガスで眠らされたようです。
たまたまマスクをつけていた伊江はガスを吸わずにいましたが、運転手に詰め寄った時にマスクを外してしまったので意識を失ってしまいます。
場面は変わり、伊江は機械が動く音で目を覚まします。
そこはとても広い工場なようです。
伊江は起き上がったものの、事態を全く把握出来ずにいます。
そこには意識を失った人の山や、全裸で凍らされ並べられた人たちの姿があります。
謎の作業員に選定された人々は、ベルトコンベアーに乗せられ冷却処理されたのち半分に解体されています。
伊江は目を疑うその光景に言葉を失います。
そこへやってきた作業員が話しかけてきます。
「若いのに気の毒だ、、、ここからは逃げられないから覚悟しなよ」
伊江はまだ理解が追いつかず矢継ぎ早に質問を投げます。
それに対して「君はⅡ型だな」と一言返され、無理やり別の場所へと連れていかれます。
そこでは何十人もの全裸の人々が天井から伸びるホースを一心不乱に咥えて何かを飲んでいます。
伊江は脱出できないかと周りを伺いますが、その中にカズの姿を見つけます。
「お前も飲まないか?凄くうめーよコレ」
カズも周りの人達と同じように謎の液体に夢中になっています。
蒸し暑い環境も相まって思わずその液体に手が出そうになる伊江でしたが、その瞬間謎の男に後ろから口を抑えられ止められます。
その男の名はナツネです。
飲んだ人の思考を抑制する液体だ、とナツネは言います。
続けて、外部との連絡手段や外の情報を伊江に求めます。
「情報を出さないならこのまま死ぬことになるぞ」
そう脅されて伊江は首を絞められます。
そこへもう一人の男が現れます。
「まぁまぁ、殺しちゃぁダメですよ」
伊江はその男の登場によりなんとか解放されます。
彼の名前は山引(やまびき)です。
山引とナツネはこの場所で3日間以上過ごしていると話します。
伊江は彼らに「ここは一体どこなんですか?」と尋ねます。
それに対して山引が答えます。
「人間の飼育室らしい」
第2話
ここは人間の飼育室らしい、と言う山引の答えに伊江は愕然とします。
「それだと僕も食べられるみたいじゃないですか」
「人間が人間を食べるだなんておかしくないですか?」
と伊江は到底納得できないでいます。
伊江はおもむろに歩き出して出口であろう壁を叩き外に助けを求めますが、ナツネに殴られ止められます。
「やはり殺しておけば良かった」とナツネは吐き捨てます。
その騒ぎを聞きつけてか、ドアが開く音がします。
「死にたくなければ液体を飲むフリをしろ、絶対に振り返るなよ」
とナツネは言い、一旦散り散りになります。
ナツネの言葉を思い返しながら伊江の頭には疑問ばかりが浮かびます。
すると後ろから何かが這うような音が聞こえてきます。
目の前に現れたのは今までに見たこともない程の太くて長い触角です。
その触角はスーッと伸びてきたと思いきや、伊江の前にいた人を真っ二つにして運んでいきます。辺りでも同じようにたくさんの人が殺されています。
「一体後ろに何がいるんだ」
そんな伊江の後ろでは、巨大な怪物が触手を使ってどんどん人食べています。
身体を這う触手に声が出そうになりつつも伊江はなんとか堪えます。
そうしてなんとかその怪物は去っていきます。
すると今度は作業員が来て、まるでいつものことのように怪物が食べ散らかした後処理をしています。
ナツネと山引は作業員を襲い例の液体を飲ませました。
作業員は液体の効果によって徐々に思考を失っていきます。
その姿はまるで廃人のようです。
ナツネと山引はそうやって作業服を手に入れ、こう言い放ちました。
「よーし、行くか!」
第3話
作業服を手に入れたナツネと山引には何か目的があるようです。
いざ、と言わんばかりに出て行こうとする二人に伊江はついていこうとします。
「例の液体でも飲んで、休んでなよ」
伊江が来たところで役に立たないと思っている二人は取り合ってはくれません。
そこで伊江はこう言います。
「外がどうなっているのか知っているんですか?」
伊江は知る限りの外の様子を絵にしていきます。
「瞬間記憶能力か、、、」とそれを見た山引は感心します。
伊江は一度見ただけでたいがいの物や風景を記憶することが出来ます。その力を認めて貰い、伊江は二人に同行することになりました。
奪った作業服に入っていたカードキーを使って外に出ることに成功しました。
ですが伊江はカズを見放すことが出来ずに連れてきてしまいました。
カズが確実に足手まといになってしまうので口論となります。
そうしているところを別の作業員に見つかってしまいましたが、なんとか上手く誤魔化して難を逃れます。
どうやらその作業員は別の作業中だそうです。
これから何処かへ向かうようで、「性殖種」と呼ばれる人々を拘束しています。
新人だと上手く誤魔化せたおかげで「面白いモン見せてやるよ」と言われ、作業員についていくことになります。
後ろをついていく伊江たちに「性殖種」は後ろ手でSOSを出しています。
どうやら「性殖種」はまだ理性があるようです。
そうして着いた先もまた、目を疑うような場所です。
ずらーっと並んだ鉄格子の牢屋から女性たちがこちらへ叫んでいます。
「コッチ来てぇぇ」
「いいことしよう」
どうやらこの女性たちは全員「女性の性殖種」のようです。
催淫剤を打たれ24時間発情させられており、出産を繰り返すことで実年齢すら分からないほどの見た目になってしまっています。
すると作業員は連れてきた「性殖種」の男性に興奮剤を打ちます。
この興奮剤は一回打てば死ぬまで交尾のことしか考えられなくなるようで、それを使って「性殖種」同士で交尾を行わせているということが判明します。
催淫剤や興奮剤の異常な程の効果に「こんな凄い薬を作れるあの方たちには逆らってはダメだよな」と作業員は口を漏らします。
山引はすかさずに興奮剤を奪いました。
「動かないでください」
そう脅すと、作業員を突き飛ばして「性殖種」がいる牢屋に閉じ込めることに成功しました。
ここまでに起こった出来事や信じられない程の効果を持つ薬の存在、それを扱うこの施設を運営できるのは単独の企業では不可能ではないか、と山引は更に大きな存在を案じています。
第4話
企業どころの話ではない、ということがどういう意味なのかをまだ理解できていない伊江は山引に尋ねます。
「思った以上に大きいですね」
山引はそう答えながらも「性殖種」に襲われ続ける作業員を指さします。
するとナツネはその作業員を一旦助け出して問い詰めます。
なにやら思う所があるような様子です。
「ここにいる女は助かるのか」
作業員は皮肉たっぷりに「一生このままだろう」と答えます。
その言葉を聞いたナツネは、作業員をまた牢屋に戻して言います。
「お前も一生このままで終わってろ」
そこに向こうから歩いてくる人がいます。
死んだ赤ん坊を抱いている性殖種の女性です。
彼女はハエのたかった赤ん坊を大事に抱えながら言います。
「この子を抱いてあげて」
どうやら作業員の施錠忘れで牢屋から出てきたらしく、その様子からもうすでに彼女はまともではないことが見てとれます。
薬を打たれ出産を続けた挙句がこの結果かと、全員が同情をしています。
ですが、さすがに赤ん坊を抱いてあげるようなことまでは出来ずにいます。
すると、ナツネが女性の前に立ちます。
「ありがとう。よく頑張ったね。」
そう言うと、赤ん坊もろとも彼女を抱きしめてそのまま骨を折って殺してしまいます。
祈りながら女性の瞼(まぶた)を降ろすナツネ。
その姿を見て伊江は「彼は一体どんな人なんだ」と思います。
山引はまた話を始めます。
人間を監禁、繁殖、飼育、解体している目的は一体何なのか、誰が運営をしているのかという内容です。
反社会的大組織による「臓器ビジネス」のための人間牧場と最初に考えたようです。
ですが、それだと怪物の存在が説明できません。
もしかしたら国で開発している生物兵器ではないかと違う案も出ます。
「そんなことよりも、一刻も早く脱出しましょう!」
その話を聞いて伊江は恐ろしくなり声を荒げます。
するとナツネは立ち上がりこう言います。
「俺は出ない、やることがある。」
山引も退屈な日常とは程遠いこの施設が面白い場所だと言い、ナツネに同調します。
伊江は二人の意見が全く理解できないようで、カズと共に脱出を考えようとします。
「コッチになにかあるぞー!」
カズが遠くから叫んでいます。
液体を少し飲んでしまっているカズは思考も弱くなっており、見つからないよう黙らせるために3人はカズの元へ走ります。
そこにはまたしてもとんでもない光景が広がっているのです。
第5話
カズが見つけた場所には、歪(いびつ)な形をした物体がいくつも並んでいます。
天井にもいくつもモニターがあって、様々な国の言語が映し出されています。
4人はその正体がなんなのか分からないでいます。
物体を触った伊江は「え?」と声をあげます。
伊江にはその物体が動いたように感じられたようです。
そこへ「シッ!」と山引がみんなを黙らせます。
ドアが開き何人もの作業員が入ってくるのを見て、4人は隠れます。
伱間から作業員の様子を見ていると、どうやら何かを調べているようです。
デュロメーターという機械を使い物体の硬さを測る作業員や、布で物体を掃除する作業員もいて、とても丁寧に扱っているのが分かります。
ですが、どこかその表情は硬く怯えているように見えます。
そんな中、掃除をしている作業員の目の前で突然物体に亀裂が入ります。
「ピッ!ピピッ!」
それを見た作業員は目を見開き、すぐさま警報ベルへと駆けます。
迷うことなく押された警報ベルが鳴り響きます。
「孵ったぞ!!早く!閉まってしまう!」
と、皆一目散に出口へと向かいます。
すぐさま全てのシャッターが降りて、何人かが取り残されてしまいます。
残された作業員は必死に外へと救いを求めています。
どうやら先ほどの物体は卵で、その卵が孵ってしまったようです。
カマキリのような風貌の怪物は作業員を捕まえ、上半身の全ての皮を剥がしてしまいます。
あまりに突然の出来事に全員が唖然とするしかないようです。
そして次の瞬間、捕まった作業員は頭から食べられてしまいます。
それを見た作業員も走って逃げますが、すぐに捕まり同じような目に遭ってしまいます。
目の前で巻き起こっている事態に、4人は口を開けたまま見続けることしかできずにいます。
『食糧人類』読者の評価や感想は?
食糧人類とかいう漫画面白い
— なぎ(なつ) (@natuDBumr) October 8, 2022
食糧人類面白い!
— TATSUYA KOIKE 小池龍也 (@Koike_Tatsuya) October 5, 2022
食糧人類、ゾワゾワして面白い。びっくりするくらい食欲無くなるからダイエットしたい人にオススメな漫画って感じする。(?)
— いちの (@luzluz_love) September 30, 2022
今漫画で食糧人類見てるんだけどめちゃくちゃ面白い
— 玲 (@Re_i_UoxoU) September 30, 2022
食糧人類やっぱり面白いなぁ…あんな世界観かけるのスンバラしぃ
— ぜんぽっこん@ベシナー (@114514810_mk) September 29, 2022
食糧人類Re最初から狂気染みてて面白い
— り (@ryo_0709_) September 28, 2022