タコピーの原罪 最終回結末ネタバレ考察【完結ラストひどい？漫画】しずかやまりなその後の最後はどうなった？

「ジャンプ+」にて連載された人気マンガ『タコピーの原罪』。

この記事では、そんな『タコピーの原罪』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

『タコピーの原罪』をお得に読む方法はあるの？

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

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『タコピーの原罪』あらすじ紹介！

「タコピーの原罪」とかいう悪夢版ドラえもん漫画ｗｗｗｗ https://t.co/xM1MM3r9Ya pic.twitter.com/YR1VlJOhr0

— ２ちゃんねるまとめサイトbot (@2chmtb) January 15, 2023

2016年、地球にハッピーを広めるためにハッピー星人であるタコピーは地球へとやってきます。

しかし、ハッピーを広めることは簡単ではなく、その後数々のトラブルに巻き込まれてしまいタコピーは途方に暮れてしまいます。

その中で地球人である小学4年生の久世しずか（くぜ　しずか）と偶然出会います。

しずかの家庭環境は複雑で、学校でも壮絶なイジメを受けるなど元気がありませんでした。

そんなしずかをハッピーにしようと、タコピーは「ハッピー道具」という魔法のような不思議な道具で、しずかに笑顔を取り戻そうとします。

しかし、これが後へと繋がる悲劇へのはじまりなのでした。

『タコピーの原罪』主な登場人物紹介！

タコピー

主人公です。

地球にハッピーを広めるためにハッピー星からやってきた地球外生命体です。

ハッピー星における本名は「んうえいぬkf」ですが、地球の言葉では認識できない言葉のため、タコに似た見た目からタコピーと名付けられます。

語尾に「っピ」や「ピ」がつくのが特徴で、基本的に非常に明るく、純粋、無邪気な性格です。

しかし、その純粋さは人間の気持ちや感情を正確に理解していないための無自覚な悪意で、人々を混沌の最中へと誘っていきます。

久世　しずか

ヒロインの小学4年生です。

父は新しい家庭を持ち家を出ていったことから、母と共に暮らしていますが、ある種の育児放棄を受けており、家庭内は非常に荒れ、顔に笑顔は少なく感情を表に出すことはあまりありません。

学校では同級生の雲母坂まりな（きららざか　まりな）より壮絶なイジメを受けていることから、服装や持ち物は常にぼろぼろの状態です。

そんな彼女ですが、唯一、愛犬である「チャッピー」と過ごす時間は幸福なもので、辛い現実も忘れることができます。

お腹が空いて、窮地に陥っているタコピーにご飯を与えたことからタコピーと知り合います。

最初は特に邪険に扱っていたタコピーの存在もまんざらではないようで、トラブルを起こしながらも共に行動していきます。

ですが、その行動が破滅への入り口となるのでした。

雲母坂　まりな

しずかの同級生であり、彼女に対するイジメの主犯格の小学4年生です。

ロングヘアーの綺麗な髪の毛に、清潔な洋服を身に纏っており、強気な発言を繰り返すなど、しずかとは対極の存在として登場します。

非道な暴力やイジメをしずかに対して行っており、彼女の人生を狂わせていきます。

一見、父親と母親と3人で暮らす裕福な家庭で育ったお嬢さまがイジメを行っているだけのように見えますが、実はこの家庭も、まりなも闇を抱えています。

実は、まりなの父親はしずかの母親と不誠実な関係になっており、それが原因でまりなの母親の精神状態はおかしく、家庭崩壊に陥っているのでした。

そのことから、家庭崩壊の原因がしずかの母親にあることを知っているまりなは、しずかを執拗なイジメの対象としているのでした。

東　直樹（あずま　なおき）

しずかとまりなの同級生である小学4年生です。

学級委員長を務めているメガネがトレードマークの男子児童です。

非常に真面目な性格をしており、成績も優秀です。

実家は医者の家庭で、何不自由なく生きているように見えますが、実際は教育ママである母からの成績に対するプレッシャーや、自由奔放に生きているにもかかわらず、どれだけ努力しても勝つことのできない、自分とは正反対の兄に対する劣等感に苦しむなど、やはり彼も闇を抱えています。

常に比較される人生を歩んできたことから、人から頼りにされることに対し、強い高揚感を覚えてしまい、頼られると断れない性格です。

学級委員長という立場もあり、イジメを受けているしずかのことを度々気にかけています。

ある日、心配でしずかのあとをついていった際にタコピーと出会ったことから混沌の渦へと巻き込まれていきます。

チャッピー

しずかの愛犬である大型犬です。

しずかに非常に懐いており、苦しい現実を過ごす彼女の心の支えとなっています。

しかし、そのことからまりなの標的となってしまい、わざと自分を噛ませることで保健所送りにされてしまいます。

このことはしずかの心に大きな傷を作り、また心の支えであったチャッピーという存在を失ったしずかは後に悲しい決断を下すことになります。

『タコピーの原罪』最終回までのおさらい！タコピーとの出会い

タコピーとの出会い

タコピーの原罪に今更ハマったから使いたくなったw pic.twitter.com/cSASOHIhcI

— ババアル@原神 (@babaal_0) January 23, 2023

2016年、地球にハッピーを広めるためにやってきたハッピー星人である「んうえいぬkf」はお腹が空いて途方に暮れていたところを救ってもらったことから、小学4年生の久世しずかと出会い、そのタコのような外観から「タコピー」と名付けられます。

久世しずかは、同級生である雲母坂まりなを中心としたクラスメイト達からイジメを受けており、また複雑な家庭環境から常に笑顔や元気がなく、感情を失ったような生活を送っていました。

そんな中、恩人であるしずかを元気付けるためタコピーは魔法のような不思議な力を使える「ハッピー道具」という道具を使ってしずかへ恩返しをしようとします。

しかし、ハッピー道具の効果はどれもしずかを笑顔にすることはできず、「ハッピーカメラ」に搭載されたとっておきの機能を説明しようとしたところ、しずかは早足に帰ってしまいました。

しずかの笑顔

タコピーとしずかが出会ってから数日後、タコピーは初めてしずかの家へ訪れました。

しずかの家には彼女に非常に懐いている「チャッピー」という名の大型犬がいて、苦しい現実を生きる彼女の中で、唯一の心の拠り所となっていました。

そんなチャッピーと共に過ごしている時間の中でタコピーは初めてしずかの顔に笑顔を見たのでした。

しずかの笑顔を見ることができたタコピーは嬉しくなり、「きっと　しずかちゃんをものすごい笑顔にしてみせるっピ！」と言い放ち、その後タコピーに向けて、はじめてしずかは笑顔を見せるのでした。

しずかの絶望

その翌日、手になぜかチャッピーの首輪を持ったしずかがタコピーの前に現れました。

心配するタコピーに対し、しずかは何があったのか詳細は言わず、ただ一言友達と喧嘩をしたとだけ言います。

そんなしずかに対し、タコピーは仲直りしたい人同士が互いの小指にリボンを結んで繋がれば、たちまち仲直りができるというハッピー道具である「仲直りリボン」を渡します。

その後、しずかのことが心配になったタコピーはしずかの家を訪れます。

そこには仲直りリボンで首を吊ったしずかがいました。

しずかは仲直りするためではなく、チャッピーを失った絶望から自ら死を選ぶために仲直りリボンを受け取ったのでした。

タコピーの後悔

地球外生命体であるタコピーには、なぜしずかが自ら死を選んだのかが理解できませんでした。

また、「ハッピー道具を使う際には、必ずハッピー星人の目の届く範囲で使用すること、決して異星人の手に委ねてはいけない。」という掟が存在するにもかかわらず、その掟を破り、しずかを死に追いやってしまったタコピーは自責の念に駆られてしまいます。

そんな中、苦難に陥ったタコピーはハッピーカメラを取り出します。

実はハッピーカメラには写真を撮った瞬間に戻ることができるという機能がついており、タコピーはその機能を使い、しずかが死ぬ未来を止めるために以前しずかと写真を撮った過去へと戻るのでした。

まりなの死

過去へ戻ったタコピーはしずかと共に学校を訪れます。

しずかへのイジメを止めようと奮闘するタコピーですが、逆鱗に触れてしまいイジメを悪化させてしまいます。

そんな中、まりなはしずかとチャッピーの関係性に目をつけます。

しずかを本当の絶望へと突き落とすために、わざとしずかに暴力を振るうことで、チャッピーを激怒させ、その結果チャッピーはまりなに噛みついてしまい、保健所へと連れて行かれてしまいます。

このことがしずかの自殺へと繋がることに気づいたタコピーはその後、何度もループを繰り返すことで、未来を変えようとしますが上手くいきません。

そしてそのループの中で事件が起きました。

下校途中に話があるとまりなはしずかを立入禁止の森の中へと連れて行きました。

その中で、まりながしずかをいじめる理由は、まりなの父親としずかの母親が不倫関係にあり、そのせいで母親は精神を病み、家庭崩壊したことが原因であることを伝えます。

しずかに暴行を加えるまりなを止めるため、タコピーはまりなにハッピーカメラを持って立ち向かうのですが、頭を思いっきりハッピーカメラで殴ってしまい、まりなは死んでしまいます。

まりなが死んでしまった結果をリセットするため、ハッピーカメラで過去に戻ろうとするのですが、殴った衝撃でカメラは壊れてしまい、過去へ戻ることができなくなってしまいます。

新たな協力者

東くん
日頃比較対照にされてる兄貴を呼び捨てにしてる辺り反骨心は人並みにありそうなんで
自尊心を外部補給しつつ反抗期まで精神の死を迎えずにいられたら母親が尊敬できる存在でなく、自分たち兄弟が母親の機嫌を取るための人形ではないと気付く目もあったと思うんですよ
なお#タコピーの原罪 pic.twitter.com/soYiMUfFJE

— なつうめ＠パラオ泊地 (@notname3334) January 27, 2022

しずかのことが心配であとをつけてきていた、同級生である東直樹はこの殺害現場を偶然発見してしまいます。

まりなの死体やタコピーの姿を見た直樹は、ことの重大さを理解し、しずかに警察へ自首することを勧めます。

しかし、直樹に対ししずかは少年院に入らない方法を考えてほしい、まりなの死体を隠すことを手伝って欲しいと頼みます。

この依頼に対し、おかしな頼みであることはわかっていながらも、常に兄と比較され続けられ、劣等感まみれであった直樹は、自分が頼りにされた嬉しさから承諾してしまいます。

その後、直樹が考えた作戦を元に、タコピーのハッピー道具を使ってまりなの死体を森の中に隠すのでした。

漫画完結ラスト考察『タコピーの原罪』最終回結末ネタバレ！しずかやまりなのその後の最後はどうなった？

悲しい現実

しずかの母はチャッピーがいなくなった理由に関して、保健所に連れて行かれたとは言わず、東京に住む別居している父の元へ行くことになったと伝えていました。

その言葉を信じたタコピーとしずかは東京へと向かいます。

東京へ向かったタコピーとしずかは父親と再会しましたが、そこにチャッピーはおらず、新しい家庭を築いている父の姿にしずかの精神は崩壊してしまいました。

父の所にいた子供たちがチャッピーを食べてしまったのだと信じるしずかは、タコピーに「人間を捕まえて胃の中を調べる道具」を出してくれと頼みます。

そのようなハッピー道具など当然なく、必死にしずかを止めようとするタコピーですが、しずかに石で殴りつけられてしまいます。

その時、タコピーは自分の眠っていた本当の記憶を思い出したのです。

そして真実へ

2016年、初めて地球に降り立ったと思っていたタコピーですが、実はさらに未来の2022年に地球に来ており、まりなと出会っていたのでした。

2022年の世界で、まりなと直樹は付き合っていたのですが、偶然にもしずかと再会したことから、直樹はしずかへ思いを募らせていき、まりなと別れてしまいます。

そのことで自暴自棄になったまりなは、母親を殺害してしまい、「小学4年生の時にしずかを殺しておけばよかった」としずかを恨みます。

その発言を聞いたタコピーがしずか殺害のために2016年へ向かおうとするのですが、母星であるハッピー星のハッピーママにしずかを殺すことを告げると、ハッピーママは激怒し、タコピーの記憶を消してしまうのです。

記憶を消されながらも、2016年へと向かうタコピーですが、到着した頭の中にはもう誰と何を約束したかは残っていませんでした。

タコピーが2016年にやってきた真の目的は、しずかと出会った真の目的は、「しずかを殺すため」だったのです。

タコピーとの別れ

全てを思い出したタコピーは苦悩します。

2022年のタコピーにとっては、しずかはまりなの敵で許せない相手でした。

しかし、2016年の過去に戻ってから知ったしずかの実態はどうだったのか、まりながしずかに対して行っていたイジメは悪くなかったのか、まりなを殺した自分は悪くないのか、様々な感情がタコピーの頭の中で交差します。

そんな最中、しずかはハッピー道具の力を使い、父の元にいた子供達を攫い、今度は保健所の人に襲いかかろうとしていました。

そんなしずかを止めるため、タコピーは自身の「ハッピー力」を壊れてしまったハッピーカメラに注ぐことで、もう1度だけハッピーカメラを使って時を戻せることを伝え、最初に会った2日目の日まで時間を遡らせます。

時を遡ったしずかですが、ハッピー力を注ぐことでタコピーという存在は消滅してしまい、その結果しずかの頭の中にタコピーの記憶は残っていませんでした。

そして旅立ちへ

タコピーの原罪今更ながら読んだ

泣いた pic.twitter.com/DUV5YWCDND

— こちーや (@kotiya3373) January 22, 2023

過去へ戻ったしずかですが、環境は何も変わっていません。

それは同時にまりなも同じことでした。

しかし2人は、しずかのプリントに描かれたタコのような絵を偶然見つけました。

その絵が何を意味するのか、何を目的として描かれたものなのか2人には分かりませんでした。

なのになぜか、心の奥から込み上げてくる感情を覚えた2人は共に涙し、それ以降まりなは、しずかをいじめることを止めました。

数年後、大きくなった2人が共に歩んでいる姿が見えます。

タコピーという存在を経て、憎しみあっていた2人は友人になったのです。

『タコピーの原罪』最終回はひどい？

タコピーの原罪の最終回ですが、非常に賛否両論のある結末ではないでしょうか。

私としては非常に良い最終回だったと思っています。

本作で描かれている内容は、タコピーという存在にまつわる設定を除けば現実世界で実際に起きているリアリティのある内容だと思います。

その内容に対し、タコピーという存在が関わっていく本作なのですが、時を超え、魔法のような存在が魔法の力を使ったとしても、家庭環境などが大きく変わることはなく、現実は本当に少ししか変わらないという結末になっています。

しかし、その少しのおかげで、しずかとまりなの混じり合う事のなかった人生は交差し、前へと進んでいくというこの結末は、変わらず過酷な環境の中でも自分たちの力で未来を切り開いていくという前向きな姿勢を感じることができ、良い最終回だったのではと思います。

『タコピーの原罪』最終回の読者の反応や感想は？

タコピーの原罪は、タコピーが1番大好き　最終回はタコピーにも幸せになって欲しかったけど、タコピーが決めた道だから…タコピー…

— 花菱 (@8nabisi) January 14, 2023

タコピーの原罪
いじめや家庭問題を抱えた小学生を幸せにしようと、ハッピー星から来たタコピーが頑張る話。子供という立場は、親から離れられないのでどうしても不自由になってしまうなあという感想。最終回で丸く収まったのが正直意外だったけど、読了感がスッキリで良かったです。

— amayu (@amayumoc) January 2, 2023

タコピーの原罪の最終回もかなり好き。🐙

— ぶーぶー魚 (@1106booboofish) December 12, 2022

そういえば最近
「タコピーの原罪 」というマンガが好きなんだよね。

これはヤバイ。最終回どうなるんだろうな。

— らん (@ranran20220728) October 27, 2022