うそつきリリィを全巻無料で読む方法紹介!漫画アプリで最終17巻から番外編までタダ?彼氏が女装家?

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悩んでいる人
『うそつきリリィ』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。 

結論!『うそつきリリィ』は漫画アプリ『マンガMee』で読める

いきなり、結論です。

 

『うそつきリリィ』はこちらの集英社が運営する漫画アプリマンガMeeにて全巻無料読むことができます。

マンガMee-人気の少女漫画が読めるマンガアプリ

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『マンガMee』では、『うそつきリリィ』第1巻から最終17巻までを惜しげもなく無料で公開してくれています。

 

また、『うそつきリリィ』0番外編や『うそつきリリィ』スピンオフ 展×太陽 オトコノコノコト までも無料で読むことができます。

 

安心安全に、そしてタダで『うそつきリリィ』を最終17巻まで読みたい方は『マンガMee』を使う方法が最もお得です。

 

『マンガMee』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

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また他にも『マンガMee』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。

  • この音とまれ!
  • ヒロイン失格
  • ハニーレモンソーダ
  • 美食探偵 明智五郎
  • ダメな私に恋してください
  • 雛鳥のワルツ
  • 虹色デイズ
  • 高校デビュー
  • ごくせん
  • 椿町ロンリープラネット
  • NANA
  • 青空エール
  • 素敵な彼氏
  • デカワンコ
  • G線上のあなたと私
  • センセイ君主
  • シュガーズ
  • 僕に花のメランコリー
  • ひるなかの流星
  • メイちゃんの執事
  • 初×婚(ういこん)

などなど…

 

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!

 

ここまでのまとめ
  • 『うそつきリリィ』は漫画アプリ『マンガMee』にて全巻無料で読める
  • 『マンガMee』は集英社が運営する漫画アプリなので安心安全
  • マンガMee』をダウンロードする際にも一切お金はかからない

以上がここまでのまとめです。

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また漫画アプリに関して言うと、小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶり』『マンガワンも特にオススメです。

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マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

サンデーうぇぶり
  • 名探偵コナン
  • YAIBA
  • MAJOR(MAJOR2nd)
  • switch(スイッチ)
  • からかい上手の高木さん
  • 銀の匙
  • ドロヘドロ
  • だがしかし
  • 犬夜叉
  • らんま1/2
  • 境界のRINNE
  • 今日から俺は
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
  • からくりサーカス
  • マギ
  • 烈火の炎
  • H2
  • タッチ
  • 信長協奏曲
  • 結界師
  • トニカクカワイイ
  • 魔王城でおやすみ

などなど…

 

マンガワン
  • 闇金ウシジマくん
  • 土竜の唄
  • アイアムアヒーロー
  • ケンガンアシュラ
  • ケンガンオメガ
  • 今際の国のアリス
  • アフロ田中
  • ブラックジャック
  • 火の鳥
  • 薬屋のひとりごと
  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
  • 青のオーケストラ
  • おやすみプンプン
  • 灼熱カバディ
  • 送球ボーイズ
  • 出会って5秒でバトル
  • モブサイコ100

などなど…

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガMee』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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こちらの記事では、特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています「無料で多くの有名漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。

完全無料!おすすめ漫画アプリをランキング形式で紹介!【お金がかからない読み放題のマンガアプリ!知らなきゃ大損!】

 

次に『マンガMee』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

 

『マンガMee』の基本的な使い方

『マンガMee』では、アプリ内アイテムであるチケットボーナスコインを使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』などを使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。

 

『うそつきリリィ』も1日に最大5話まで読み進められます。

 

ここでは『マンガMee』で使うアプリ内アイテムチケット』『ポイントのそれぞれの使い方を簡単に説明します。

『マンガMee』のチケットとは?

チケットはチケットアイコン(↓ピンク色の線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。

各作品ごと1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。

つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読むことのできるシステムがこの『チケット』なのです

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『マンガMee』のボーナスコインとは?

『ボーナスコイン』は毎日、5~15秒程度の広告動画を視聴することで30ボーナスコイン(作品1話分に値する)を取得することが出来ます

 

マンガMeeに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読むことができるという意味)

 

↓『マンガMee』アプリを起動すると「短い動画を見て30ボーナスコインをGET!」と書かれた以下の画面が表示されます。

「動画を見る」ボタンをタップし、短い広告動画を視聴することで、マンガ1話分を読むために必要な30ボーナスコインを獲得することができます。

 

1日1回必ずこのシステムが使えるので、活用しましょう。(※広告動画をしっかり見る必要はありません。適当に流しておくだけでOK!)

 

また、今なら『マンガMee』を新規ダウンロードした際の特典として500ボーナスコインが手に入ります!

1話につき、30ボーナスコインを消費するので、500ボーナスコインは、約16話分に値します。

 

単行本にすると1~2冊分です。

 

このお得な特典をゲットできる今のうちに『マンガMee』をダウンロードしてしまいましょう!

アプリのダウンロードは、もちろん無料です。安心してください。

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『チケット』『ボーナスコイン』以外で1日3話分の漫画を読む

『チケット』『ボーナスコイン』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります

 

その仕組みがこれ、

 

見たいエピソードの漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む 残り3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分のエピソードを新たに無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでのまとめ
  • チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
  • 短い広告動画を見て毎日30ボーナスコインを獲得し1話分の漫画を無料で読む
  • 短い広告動画を毎日最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む

以上の事から『マンガMee』は、1つの作品において、1日に最大で5話分のエピソードを無料で読むことができるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。

 

遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/

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『うそつきリリィ』世間の評価は?

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『うそつきリリィ』序盤ネタバレ紹介!

1話

高校に入学して一か月。

 

主人公の早乙女ひなた15歳に運命の日が訪れます。

 

理想を絵に描いたようなイケメンに何と!告白をされちゃいます!

 

まさにラッキー!棚からびたもち!!ひなたはルンルンで教室に戻りますが、その幸せな気持ちも一瞬で打ち砕かれる事になるのです。

 

なんとその告白をしてきた「篠原苑」という男の子は、女装趣味がある男の子だったのです。

 

篠原苑という男の子は正真正銘の男の子ですが、入学式以来ずっと女装で通学し続けている筋金入りの女装野郎でした。

 

その素顔を知るものは誰一人いないという…

 

現実逃避をしたいひなたは

 

「クラスと名前しか聞いてないし、もしかしたら人違いかも!」

 

と友達に言い訳をしますが

 

「早乙女さーーん♡♡♡」

 

と女装した苑に後ろから声をかけられてしまいます。

 

「さっきはありがとう♡これからよろしくね♡」

 

ひなたは青ざめてしまいます。

 

「なんだ苑。彼女出来たのか」

 

その現場にいた苑の友達も声を掛けてきて

 

苑も満遍の笑顔で

 

「さっき告白して付き合うことになったんだ」

 

と答えました。

 

そのやり取りをみて、やはり告白してきたのは女装趣味のある篠原苑だったと確信するのでした。

 

周りからも注目を浴びてしまい、世間体的にも付き合っていくのは無理!と思ったひなたはやはり付き合えないと断ることにします。

 

しかし、女装趣味の何がいけないのかがわからない苑はキョトンとしてしまいます。

 

初めての彼氏が女装彼氏だなんて荷が重すぎるひなたでした。

 

そう言われても諦めきれない苑は一大決心をします。

 

「オレ、女装やめられるよう頑張ってみる!」

 

「え?いいの?」

 

あっけなく女装をやめる宣言をしてくれた苑の言葉に止まってしまいましたが

 

「オレ、早乙女さんのこと、本気で好きだから」

 

その言葉をひなたは信じてみることにしました。

 

一瞬ドキッとしましたが、女装中じゃなく、男の子の恰好した苑に言われたかった…とガッカクリきてしまいますが、苑を信じる事にしました。

 

まずは男の子の姿の苑と夢にまでみたラブラブ下校です。

 

やっぱり男の子の恰好をしている苑はかっこいい!!

 

そこでやっぱり疑問に思っちゃいますよね!

 

そんなイケメンなのに、なぜ女装が趣味なのかと!!

 

そんな問いに苑は直球で答えてくれます。

 

「オレ。女の子が大好きなんだよね」

 

「あぁ?」

 

ひなたがそう切れてしまう理由もわかります(涙)

 

彼氏がそんな発言するなんて…

 

でもそんなことを言うには理由がありました。

 

「てゆーかホンット男がキライで、鏡に映った自分を見ただけで」

 

「っだーーーー!!」

 

いきなりガラスにパンチ!?

 

「ぎゃーーーっ」

 

「つい我慢できなくなって割っちゃうんだよね…」

 

すぐ横にあった窓ガラスに男の子の姿をした苑が映っていたら耐えられなく待ったようで、こぶしで割っていたのでした。

 

「そんなのフツーに我慢しなさいよ」

 

そう叫ぶひなたに激しく同意しましたが

 

苑にも心の葛藤があったんですね。

 

そう言ってるそばから、再びガラスに映る自分に耐えられなくなったのか、お店の窓ガラスを割ってしまうのでした。

 

「コラー!うちのガラスを割っとるのはだれだー」

 

お店の人が出てきます。

 

素直に謝ろうとするも、店主のメガネに再び苑の姿が…

 

もう予想通りです。

 

はい。苑くんそのメガネを割ろうと店主に襲い掛かってしまいます。

 

ひなたが必死に止めに入りどうにかなりましたが、こっぴどく怒られるのでした。

 

鏡にうつった自分すら我慢できない病気なんてあるのでしょうか?

 

ケガした手も心配です。

 

近所に苑の家があるということなので、ケガの手当てをしに行くことにしました。

 

しかし家につき、冷静に考えると付き合いたての男女が一つ屋根の下にいるなんて…わたしって迂闊すぎ??

 

そんな事を考えていると急に苑から

 

「早乙女さん。オレの事縛って!」

 

との要求がきました。

 

いきなりそんなハードなプレイをするつもりなの!?と勘違いをして動揺してしまいますが、苑は縛って身動きをとれなくしてしまえば鏡に男の姿をが映ってもガマンできるのではないかという提案をしてきました。

 

初彼氏にそんなお願いをされるなんて、ひなたにはハードルが高いような気がしますね…

 

さっそくチャレンジしてみますが、鏡の前で自分と向き合いだらだらとガマの油のような汗をながし辛そうな苑でした。

 

しまいには気分が悪くなって倒れてしまいました。

 

こんなに身体が受け付けないのになぜ告白の時は男の子の恰好で告白をしてきてくれたの?

 

その問いに苑は答えてくれました。

 

「だって…早乙女さんは男を好きになる人でしょ?絶対にオレのこと好きになって欲しかったから」

 

どう答えていいか分からないひなたに苑は更に続けます。

 

「でも、もうムリみたいだね」

 

どう頑張っても女装をやめられそうもないと悟った苑は、これ以上一緒にいてもひなたに嫌な思いをさせてしまうだけだと、告白を取り消す事を告げました。

 

「さよなら」

 

あっけなく二人の関係は終わってしまいました。

 

(これでいいんだよね)

 

(だって無理だもん。女装した彼氏なんて)

 

心の中でそう自分に言い聞かすひなたですが、頭の中には苑の

 

「絶対好きになって欲しかったから」

 

と男の子の姿でいようと頑張ってくれていた時の言葉でした。

 

そんな風に考えていた時、見知らぬ男の子二人組に声を掛けられます。

 

「ねぇねぇ。篠原苑と付き合っているんでしょ?」

 

否定しようとしましたが、

 

「あれって男として好きなの?女として好きなの?」

 

「ヤじゃない?自分よりかわいい男なんて」

 

ギャハハハハハ

 

矢継ぎ早に一方的な会話が繰り広げられ、ひなたが反論する暇がありませんでした。

 

怒りがこみ上げてきて、拳をグッと握りしめたその時でした

 

「やめろよ」

 

「早乙女さんとオレは付き合ってないから」

 

そう会話に入ってきたのは苑本人でした。

 

「二度と早乙女さんにくだらないこと言うなよ」

 

そう言われ普通ならば助けられたと感じる所でしょうが、ひなたはそうではありませんでした。

 

「篠原君のばかーーー!!!」

 

「え”------っ」

 

なんで自分が怒られたのか分からない様子です。

 

「何でそんな簡単に諦めちゃうの!?好きだとか言っても結局その程度なんだ」

 

自分で何言ってるんだろう。

 

支離滅裂じゃんと分かって言っても言葉は漏れてきてしました。

 

「あたしの事好きなら、女装してもオレの事好きでいろ!くらい言えばいいじゃない」

 

ホホを赤らめ

 

「い…いいの?」

 

嬉しそうに苑は聞きますが

 

「嫌だけど」

 

ひなたの言葉に地味に苑は傷つきます(笑)

 

「でも好き」

 

例え矛盾してようと、それがひなたの正直な気持ちでした。

 

周りから百合だと言われようと、友達と距離が出来ようとこれから二人でどうにかしていこうと決心するのでした。

 

ちょっと早まった感ありますけどね(笑)

2話

今日は苑との初デートの日です。

 

憧れの彼氏との待ち合わせ♡

 

ウキウキで待っていますが

 

「早乙女さーん♡おまたせー」

 

あらあれるのは、女装した彼氏です。

 

理想と現実の違いに、一気にズーーーンと落ち込みますがクオリティの高い女装と、元の顔立ちの良さに見とれてしまいます。

 

そんな視線に気が付き、てっきりキス待ちをされているのかと勘違いした苑は顔を近づけましたが見事に吹き飛ばされてしまいます。

 

「ち!ちちち違うよ!!」

 

そこまで否定されると苑だって傷つきますよね。

 

「そんなにオレとキスすんのイヤ?」

 

「ヤな訳ないじゃん!!むしろすごくしたい!!あたし程ファーストキスに夢持ってる奴ちょっといないよ!?」

 

清々しいくらい正直ですよね(笑)

 

だからこそ女の子状態の苑とはキスするのは抵抗があること、初めては一生に一度の大切な思い出だから、歳をとって思い出した時に、女同士の姿だったなんて嫌な事を伝えました。

 

「とにかくキスは、大好きな男の子の時の篠原くんとしたい…」

 

ひなたの気持ちが伝わったのと、苑もひなたとキスをしたいので、苑の家に戻り男の子の恰好になることにしました。

 

家にはいり、着替えを待っている間、とうとう初キスが出来るのだとひなたはドキドキしていましたが、奥からはガシャーンと不吉な音が聞こえてきます。

 

(また鏡わった?)

 

あらぬ予想をしましたが、実際は目隠しをして転んだ音でした。

 

部屋に男の子の恰好で、目隠しで現れたので入り口でつまずいて、目に巻いていた布がほどけてしまいました。

 

やっぱりかっこいい!!!

 

胸のきゅんきゅんが止まらないひなだでした。

 

「オレもひなたにドキドキしてるよ」

 

初めて名前で呼んでくれ、更にきゅんきゅんが止まりません。

 

「オレのことも苑って呼んで」

 

「えん…」

 

あぁ、いよいよ初めてのキス…

 

そう思っていたのに

 

「ふんっ」

 

ゴチン!!!

 

「!?!?!?!?な ななななにっ!?」

 

ひなたの瞳に男の姿の苑が映っているのが見えたみたいで、つい頭突きをしてしまったのでした。

 

つい頭突きって…

 

それって顔を近づける度にこうなるって事は二人はキスが出来ないってことになります。

 

乙女のピンチですよね!

 

そんな悩みを友達に相談するも大爆笑をされてしまいます。

 

「チョットおい!笑いすぎじゃね!?」

 

「いいじゃんもう女装のままチューしちゃいなよ」

 

他人事のようなアドバイスのお友達ですよね(笑)

 

ひなたは面白いとか面白くないとかじゃなく、死活問題です。

 

守ってもいないのに、くちびるセキュリティ!!

 

どうすればいいのー!!悩みに悩んでいるとまさかのアドバイスが貰えます。

 

「つーか、目を閉じれば?」

 

ーーーーーーーーーー!!!!

 

なぜ気が付かなかったんだひなた!!(笑)

 

その手がありました。

 

という訳でさっそく苑にお願いしに行きました。

 

「苑!!目を閉じて下さい!!そうすればあたし達キス出来るんだよ♡」

 

しかし苑の反応は

 

「・・・ヤダ」

 

「やだよ!てゆーかムリ。それだけは絶対にムリ!」

 

理由は言ってくれないのに、それは出来ないの一点張りです。

 

キスしたいと言ってくれるのに、目をつぶるのは嫌という苑の言葉にひなたは悲しくなってしまいました。

 

「もういいよ!苑のバカ!!もう知らない」

 

キスしたいって同じ気持ちだと思っていたのに違うのかと、怒りと悲しみの狭間で混乱しています。

 

なぜ苑はかたくなに拒んだのでしょうか。

 

(もしや目を閉じると男の自分が瞼の裏にフラッシュバックするようなトラウマがあるとか!?)

 

(なんで私を好きになってくれたの?本当は私じゃなくてもよかったんじゃないの??)

 

(女装してても簡単に付き合って貰えそうな女を選んだだけなんじゃないかな)

 

一人でいるとどんどん卑屈な考えになってしまいます。

 

「サイテーだよあたし!なんで苑を疑うようなことを!!」

 

自信のないひなたは、葛藤をしていました。

 

ただ言えるのは人生で初めてのキスを苑としたいという事です。

 

でも苑は同じ気持ちじゃないと思ってしまい、また悲しい気持ちになってしまいます。

 

しかし

 

「ひーーなたちゃん♡」

 

名前を呼ばれ後ろから蹴り飛ばされてしまいます。

 

「だれ!?女の子に何すんの!?」

 

その蹴り飛ばしてきた相手とは苑の友達(直太)でした。

 

苑がへこんでいてめんどくさいから、キスの時にひなたが目をつぶればいいんじゃないかという提案をしにきました。

 

その言葉にひなたは猛反発です。

 

「それは無理だもん!!苑の男の子の時に見れるのって凄く貴重なんだよ!?出来るだけながく見ていたいじゃん!!目を閉じるなんてありえないし!!」

 

その言葉に直太は鼻で一笑いをします。

 

バカにされてる事がわかりカチーンときたひなたは、苑の友達にくってかかりますが、あることを気づかされる事になります。

 

「苑も同じだよ」

 

「えっ?」

 

ひなたが思っている以上に苑はひなたの事が好きな事を教えてくれました。

 

そんな話をしていると、ちょうど苑が二人の近くに通りかかりました。

 

二人は階段の所で話していたのですが、直太が自分たちがいる場所より低い場所にひなたを隠す感じで移動させ、苑を呼び止めました。

 

「苑!」

 

「直太?何やってるんだよこんな所で」

 

「別に。つーかお前いつまであんな娘の事でヘコんでるんだよ」

 

「あぁ!?」

 

「あの娘結構フツーじゃん?お前のほうがかわいいし、そんな執着する必要ないだろ」

 

誰が見ても分かるくらい苑からは殺気が出ています。

 

「お前ね、何度言えばわかんだよ。誰が何と言おうとオレにはひなたが世界一かわいいの!大体オレの理想の女ってコレ(女装中の自分)じゃねーし。だからこそオレとは全然違うひなたがスゲー憧れなんだよ」

 

隠れて苑の本心を聞いてるひなたは顔を真っ赤にさせています。

 

「あの娘で視界いっぱいに満たしたい。そう思ってずっと見てて我慢できなくて告白して、やっと正面から見つめられるようになったのに、もったいなくて目なんか閉じられないっつーの…」

 

「だってさ。聞こえた?」

 

直太が隠れていたひなたに声をかけました。

 

ひなたの存在に気が付いた苑は悲鳴をあげ、顔を伏せて恥ずかしがります。

 

その時

 

「苑!」

 

苑が名前を呼ばれ、顔を上げた瞬間ひなたがキスをしました。

 

女装の時はキスをしたくないと言っていたので、めちゃくちゃ驚きました。

 

でもそこにはひなたの思いが溢れての行動だった事が判明します。

 

「あたし、女装の苑とでもキス出来るよう頑張る!あたしが目を閉じればいいんだもん。だから男の子の時の苑はあたしにちょうだい!!あたしだって苑で視界をいっぱいにしたいから」

 

「うん」

 

結局ひなたのファーストキスは女の子同士になってしまいましたが、二人はなんだかんだ上手くやっているみたいです。

 

苑が男の子の姿でいる時は、苑のほうが目をつぶってくれています。

 

「どうせファーストキスなんて思い出すヒマ与えないし」

 

ちゅっ♡

3話

7月になりました。

 

「夏といえばプールだー!!女子の水着が見放題だーーっ♡♡」

 

苑は無類の女好きです。

 

最高の季節がやってきました。

 

もちろん女装男子は学校のプールは見学です(笑)

 

男の先生に女装をやめなさいと怒られても、うるうると目に涙をためてかわいい子アピールすれば、先生でもそれ以上苑を責めることが出来なくなります。

 

でも女の先生には通用しないんじゃ…そう思いますよね?

 

女の先生には女子力高めコーデを伝授し、バッチリ心を掴んでいました。

 

「友達か!!」

 

そう思わず叫ばずにはいられないですよね(笑)

 

もはやこの学校に苑の女装を止められる人はいないみたいです。

 

そういえば苑はムダ毛の処理はどうしているのでしょうか??

 

「いや、オレ足毛とかって生えないから」

 

まつ毛はバシバシ生えていて、足は生えない??

 

「ムカツク!

 

「この苦しみを思い知れ」

 

と女子に袋叩きにされてしまいました。

 

本当に羨ましい限りですよね。

 

「早乙女さんさーあんなのと付き合うのプレッシャーじゃない?」

 

一人の友達がひなたに話しかけてきました。

 

「あんなに完璧に女装して、美意識高そうな奴、ちょっとムダ毛の手入れとかサボっただけで幻滅されそうで…」

 

そこの話に苑が入ってきました。

 

「あーーないない。女の子がムダ毛処理サボってたら?引くんじゃない!むしろ萌えるね!!」

 

萌!?

 

苑は変態でした(笑)

 

「処理しなきゃっていうオシャレ心とちょっとサボっちゃおうかなっていうものぐさ心の葛藤…すっげーかわいい!」

 

ちょっと引いてる友達です。

 

「あたし自分の彼氏があんな女好き公言してたら不安になっちゃうなー」

 

見ていてどこか余裕のあるひなたです。

 

それもそのはず、どう見ても男扱いされていないのが分かるから心配にもなりません。

 

会話がもう女子トークです(笑)

 

ふと、あそこで女の子たちと会話をしているのは男の恰好した苑だったらと想像してみましたが、考えるのがおぞましいほど嫉妬してしまいます。

 

そういう意味では女装男子で良かったのかもしれないですね。

 

そんな風に考えていると後ろから男子たちの声が聞こえてきました。

 

「あーやっぱり篠原いいなぁ…」

 

「ほんとほんと超かわいいよー」

 

盲点でした(笑)

 

苑の女装した水着姿まで妄想され、怒るひなたです。

 

でも一部の男子の間では女だと睨んでいる人もいるらしいです。

 

想像は自由ですもんね。

 

彼氏をまもる為に立ち向かいますが、体の関係がまだのひなたは苑が男だと証明出来ないから、個人の恋愛は自由なのだから彼女とて口出さないでほしい!と論破されてしまいました。

 

最後に論破され悔しいひなたは、苑にプールに入ることをごり押しします。

 

どうしても男の子だという事を見せつけてやりたいのです。

 

「でもオレ学校でメイクとるつもりないから、男の水着でも、女の水着でもかなりチカン的なことになるよ?」

 

想像したら大変な事になりました(笑)

 

「そうじゃなくて、ちゃんと男の姿で入ればいいじゃん」

 

男で…今度は男の姿で水着を着ているのを想像しましたが、これまた大変な事になりました(笑)

 

イケメン過ぎて、女子がみんな好きになっちゃうかもしれないじゃないですか。

 

やはりよい策は出ずのまま、プール当日になってしまいました。

 

「水泳なんで男女合同なわけ?」

 

「見てんじゃねーよ男子」

 

と言われてる中、苑もご機嫌で女子をガン見していますが、何も言われていません。

 

いいポジションにいますよね。

 

ひなたもイケメンが半裸で水浸しになっていたら見ちゃうけれども…と考えましたが

 

「苑を性的な目で見る男どもは許せん!!」

 

男子たちに敵意むき出しでした。

 

すると後ろから女友達に水をかけられ

 

「うっさい!!女子にならともかく男子にまでそんなヤキモチやいてどうするの」

 

「篠原は男!!見てるあれらも男!!あんたは彼女!!だからどうにもならないの!!」

 

正論ですね(笑)

 

「あたし今アホみたい?」

 

「なんつーか完全に恋バカ?」

 

冷静になりたいひなたは急にプールに飛び込みました。

 

しかし

 

「あんた飛び込み出来たっけーーーーー!?」

 

ハラ打ちを恐れてまっすぐ入水しすぎて、頭をプールの底で打ってしまいました。

 

それから1分たっても上がってきません。

 

見かねた苑が何の躊躇もせずにプールに飛び込みました。

 

プールの底ではひなたが一人

 

(何やってるんだろう、あたし。一人でぐるぐるして。だってなんかあたしばっか好きになってる気がして…)

 

そんな事を考えながら沈んでいました。

 

「ひなた」

 

サバッ

 

苑がひなたを抱き上げて助けてくれました。

 

「バカ!心配するだろ!!早く上がって来いよ!!」

 

「ご、ごめん。ていうかメイク…」

 

「そんな事は今どうでもいい!!」

 

(そんな取り乱して…)

 

(ほらまたどんどん好きになる)

 

プールに制服のまま飛び込んだので苑のシャツが透けて、男子たちに苑が男の子だったという証明をすることが出来ました。

 

男子たちはガッカリしましたが、ひなた的には良かったですね。

 

「ありがとう。大好き♡」

 

後日談

 

「男だろうとかわいいもんはかわいい!!」

 

結局、男子の中の苑ブームは消えませんでした♡

4話

夏休みになりました。

 

今日はみんなで花火大会にいきます。

 

待ち合わせ場に行くと苑がまっていてくれました。

 

もちろん浴衣姿で♡

 

「わぁ♡浴衣かっわゆい♡」

 

「って立場、逆、逆ぅー!!」

 

はい。この浴衣美人がひなたの彼氏の苑です。

 

「お祭りなら男のままでもガラスに映ったりしないでしょーが!!」

 

「だって和服って胸がなくて寸胴だと似合うから…」

 

「そりゃあんたが男だからだろーがー!」

 

もうお馴染みのこのやり取りですが、夏のイベントも苑は女装スタイルをやめないみたいですね。

 

「ひなたの浴衣姿もかわいい♡似合うね」

 

ひなたはお祭りの定番の流れを期待していましたが、叶いそうもありません。

 

そんなこんなしていると、一緒に行く予定の友達たちもやってきました。

 

双子カップルにサムライコスプレのカップルと、学校でも有名なカップルが勢ぞろいしました。

 

苑も女の子の恰好しているので、はたから見たら直太とカップルに見えます。

 

そうなると、画的にあぶれてるのはひなたになってきます。

 

いやいや、でもそんな事を気にしてはいけません。

 

苑は正真正銘のひなたの彼氏なのですから!

 

苑はあまり友達がいませんが、直太だけとは一緒にいます。

 

「直太はねーなんつーか楽だから。気ぃ遣わなくてすむってゆーか、オレの事変な目で見たり、女としてみたりしないから」

 

「苑!!」

 

「お前だよ。そこのド変態!!」

 

何でも言い合える関係が楽なのかもしれませんね。

 

ちょっと気を遣わなすぎな気もしますが…(笑)

 

その後、色々な出店を周りましたが、どこも苑効果で無料で貰えたり、やきそばは大森にしてもらったり、金魚すくいでは紙のポイではなく、金網のポイを使わせてもらったりと、可愛いというだけで色んなサービスをしてもらいました。

 

「ふん。男ってホントバカ♡」

 

男の苑に言われてしまっては元も子もないですね(笑)

 

一行はもうすぐ花火が始まるのでそろそろ場所取りに行くことにしました。

 

じゃんけんで決めると、結構人数がいるのにもかかわらずひなたの一発負け(笑)

 

そんな運のないひなたがツボの苑も一緒に場所取りに行くことにしました。

 

みんなを待っている間、苑に女子力がボロ負けしているのを目の当たりにしたひなたは

 

「うわぁん。女子度ぼろ負けー」

 

とその場を走りさろうとしました。

 

しかし運悪く怖いお兄さんたちにぶつかってしまいます。

 

「う…うわ。す…すいません」

 

「いやぁダメだわ。骨折れてる。一緒に遊んでくれたら治ると思うけど」

 

いちゃもんをつけられ困っていると

 

「やめろ!!ひなたに触るな!」

 

着物姿の苑が登場し、乙女展開へと発展しました。

 

強面のお兄さんたちは次々に

 

「うっわかっわいーー」

 

「オレこっちがいーわ」

 

「一緒にあそぼー」

 

ひなたそっちのけで、口々に言い始めました。

 

「やっぱりな!ちくしょー」

 

苑ならあんな奴らに何かされたりしないのは分かっていますが、どこか悔しそうなひなたでした。

 

「男がオレに触るな…」

 

手を振りほどこうとしますが、ぞうりを履いて出来たマメが潰れ、反撃できませんでした。

 

「うああー苑が犯されるぅ」

 

「犯されてたまるかーー!!」

 

もう頭にきた苑は、奥の手にでました。

 

「こ…の。よーーーーく見やがれ…」

 

ちょうどそのタイミングで花火も始まってしまいました。

 

「オレは男だあぁあ」

 

浴衣をスルリと肩から抜いて、花火を背景に苑の逞しい体が男どもに披露されました。

 

ドン引きした強面のお兄さんたちはテンションダダ下がりです。

 

そのおかげでトボトボとどこかに行ってしまいました。

 

花火の帰り道、二人での帰り道で、苑はひなたに謝りました。

 

「ごめんねひなた。せっかくの花火だったのに、こんな事になって…」

 

「よかった…苑に何もなくてよかったーー!」

 

そういい苑に抱き着きました。

 

ひなたの予想外の行動に苑はとまどいます。

 

「だってあの時あたしじゃ苑の事助けられなかったもんっ。あたしがあんなのにぶつかったりしたから…」

 

女装していたから絡まれたとせめる事はありませんでした。

 

(何一つ思い通りにならなくても、あたしは苑がいいんだ)

 

そう実感しました。

 

その時何かを思いついた苑は、再びひなたをつれて自分の家へと連れていきました。

 

「ちょっと待っててね」

 

という声と共に、家の中では物凄くいろいろな音がしています。

 

次に玄関から出てきたのは、男の子の恰好で、男物の着物を着た苑でした。

 

「ほぁあぁぁあえ…苑が浴衣…かっこいい」

 

「本当は今日こっちも用意してたんだ…一回着てみたらムカついてやめたんだけど、でも今、絶対にひなたを喜ばせたいと思って…」

 

花火をゆっくり見れなかったので、二人で手持ち花火を買ってやり直しをしました。

 

夢見たことがひとつも叶わなくても、予想もしないような幸せを苑がたくさんくれるからいいの。そう心で思ったひなたでした。

5話

次のお話は【篠原苑】目線でお送りします。

 

「いらっしゃいませ!!ラバーズ♡カフェへようこそ!!」

 

メイド服でアルバイトをする苑が登場しました。

 

なぜこんな服でカフェにいるのかというと…

 

とある昼休み、ひなたが雑誌でカップル専用のカップルカフェがあるのを見つけました。

 

ひなたが凄く行きたかったのですが、苑が女装をしているので、カップルとして認識されなーいと暴れました。

 

でもガラスがなければ、男の子の姿の苑でもいけるかもしれないから、一応行ってみようと二人で行ってみました。

 

どこか見た事のある外観です…

 

「あれ…ここって…」

 

苑が男の姿が映ってしまい、1話でガラスを割りまくってしまったお店でした。

 

ガラスを割ってしまった後、謝りに女装で向かったのですが、お店のおじさんが物凄く怒っていて、言い出せる空気じゃなかったのでそのままになってしまいました。

 

残念だけどもうこのカップルカフェにはこれないねと、ひなたが落ち込んでしまいました。

 

その悲しそうな表情にひどく胸を痛めた苑は、自分の可愛い彼女にあんな悲しい顔をさせたままじゃいけないと、再びお店に謝罪しにいきました。

 

しかし、またガラスに自分が映って割らないように、女装して行ったせいで、アルバイト志望と勘違いされてしまい、働くことになったという訳だったのです。

 

そのお店の制服がとてもかわいく、意外とノリノリの苑でした。

 

店長もかわいい店員に、かわいいカップルのお客さん、そんなかわいいお店にするのが夢だったと教えてくれました。

 

「やっと持てたそのかわいい城を、あのクソガキは…」

 

店長さんが恨めしそうに言ったその相手こそ、男装のときガラスを割ってしまった苑の事でした。

 

(い…言えねーー!!!)

 

しかし苑は見た目は女子でも、中身は完全に男脳だし、たまに女子ぶることはあっても、ずっと女子のフリした事ないので、やっていけるか不安いっぱいでした。

 

カラカラカーン

 

お客さんが入ってきました。

 

ひなたの友達の小町とサムライコスプレをした彼氏でした。

 

苑は自分が女の子っぽくしてる姿を笑われに来たのかと、ビクビクしましたが、あまりの違和感のなさに笑えないと一蹴されました。

 

その後も、双子の笑カップルと、ニコカップルと続々とやってきました。

 

落ち込む苑とは反対に、苑効果でお客さんが増え、店長はご機嫌です。

 

「うん、やはり恋人同士というのはいい♡どの子もみんな幸せそうで。でもあの娘はかわいそうだな」

 

「え…」

 

「うちのガラスを割った男と一緒にいた娘。あんな男を選んだんじゃあ、幸せにはなれないよ」

 

悔しいけど、言い返せません。

 

苑はひなたをこのカフェに連れてくる事は出来ないのですから。

 

次の日、みんなが苑のバイト先に行ったのを聞いたひなたは羨ましがりました。

 

「えーーみんな見に行ったの!?ずるいよ!あたしの苑なのに!!」

 

でもカップルではないと入れません。

 

それを聞いていた直太が

 

「一緒にいく?」

 

本当のカップルでなくても、男女のペアだったら平気なんじゃないか?

 

ちょうど自分が余ってるし、苑のいつも見れない姿が見たいしちょうどよくない?

 

と提案してくれました。

 

しかし、ひなたは断ります。

 

「ごめん直太くん。あたしカップルとして何かするのは、絶対に苑とじゃなきゃ嫌なの。あのカフェに行くのも苑とじゃなきゃ意味ないし、嘘でもほかの人と付き合ってるなんて言いたくないんだ」

 

そうひなたに言われた事を直太は苑に伝えました。

 

(ひなたはこんなオレでもちゃんと彼氏として大事にしてくれる。じゃあオレがひなたに出来ることは?)

 

店長からお給料を手渡しされた時、苑は覚悟を決めました。

 

「店長…これでガラス代って足りますか?」

 

「…え?」

 

「あの時ガラス割ったヤツ…あれオレなんです」

 

いきなりのカミングアウトに、まだ信じられない様子です。

 

「ははは、何を…だってあの時のは男で…」

 

「男です。オレ」

 

そういい服をめくり胸を見せて、自分が男である証拠を見せました。

 

全然気がつかなかった店長は動揺が止まりません。

 

「スイマセン。オレ男が嫌いすぎて思わず自分が映ったガラスを割っちゃうクセがありまして…」

 

「今さらどのツラを下げて…」

 

やはり店長は怒りをあらわにしました。

 

「わかってます。オレだってそう思う!!でもオレの彼女がここに凄く来たがってて、どうしても連れてきてやりたいんです」

 

「あの娘か…」

 

「こんなオレでも好きだって言ってくれるいいヤツなんです。オレのせいでささいな望みも諦めなきゃいけないなんて、そんなの…」

 

苑の正直な気持ちを店長は聞き、お金は受け取らず、苑を許す事にしました。

 

その条件として

 

「これからもカフェで働いてもらう。その代わりこれで彼女をちゃんとうちに連れてきなさい。ガラスに映る自分くらい彼女のためなら我慢できるだろう」

 

「店長…」

 

「カンチガイするなよ!君みたいなもんを好きでいる特殊な彼女のためだからな!惚れた女を悦ばすのは男の義務だ!!」

 

店長…♡

 

男気ある対応でかっこいいですね♡

 

そして休日になりました。

 

男の子の恰好した苑が待ち合わせ場所でひなたを待っています。

 

そこに現れたのは、男の子の恰好をしたひなたでした。

 

「苑!?なんで男の子のカッコなの!?」

 

「それはこっちのセリフですけど!!」

 

ひなたが男の子の恰好をすれば、苑は女の子の恰好のままでもカップルカフェに入れると思ったみたいでした。

 

二人は同じことを考えていたんですね(笑)

6話

実はもうすぐ文化祭です。

 

という訳で苑のクラスを偵察にひなたは来たのですが、苑のクラスは皆の熱いリクエストで女装カフェでした。

 

相変わらず他の男の子たちを虜にしています。

 

いっつもいっつもヤキモチをやくのはひなたばかりで、たまにはヤキモチをやかれたいという願望が出てきました。

 

でもどう妬かせたらいいかわかりません。

 

仲良しの小町に相談すると

 

「男装した女子をひなたがはべらかすんだよ」

 

想像をしてみると、とてもいいイメージが沸き

 

「それだ!!」

 

と即決しました。

 

さっそく苑に文化祭で男装することを伝えると

 

「折角の女の子を全員男子にって…なぜそんな事に…」

 

ひなたの予想では

 

男装しても女子は女子!と言うかと思ったのに、思いのほかダメージを受けている姿を見て、これはいけるかも…と思いました。

 

文化祭当日です。

 

女装カフェでは一段とかわいい苑と、キレイな女の子に変身した直太がいました。

 

苑はほかのクラスの男子たちの女装があまりにも酷いので、イライラしていました。

 

お客さんも男の人ばかりで死にそうです(笑)

 

苑にどうにか元気を注入して貰おうと、ひなたのクラスに苑を連れて行きました。

 

しかし、男装した女の子ばかりで、全然元気が注入されません。

 

そこにひなたが現れました。

 

「うわっ。ひなたちゃん!?似合うじゃん」

 

直太は褒めてくれますが、苑は青ざめています。

 

「いつもより男装に気合入ってるじゃないか…」

 

そういい、我慢できず倒れてしまいました。

 

「い…いつから文化祭は拷問になったの…」

 

しくしくしく

 

(えーーー妬かせるどころか、泣かせたーー)

 

焦ったひなたは一緒に空き時間を合わせておばけやしきに行こうと誘いました。

 

結局涙に負けてヤキモチは妬かせられませんでしたが後悔していません。

 

「苑は笑っている方がいいでしょ?」

 

もうヤキモチどうこうより、彼氏と二人で文化祭、しかもおばけ屋敷に行けるからいいと思えるようになりました。

 

突然後ろから女の子に声を掛けられ、振り向くと

 

「きゃー」っと悲鳴をあげられました。

 

頭にはてなマークのひなたでしたが、悲鳴の理由がすぐにわかりました。

 

ひなたの男装は女子にモテモテだったのです。

 

一緒にお化け屋敷に行く約束の時間になり、苑は屋上でひなたを待っていました。

 

でも時間を過ぎても来る様子がなく、すっぽかされたんじゃないかと不安になりましたが、直太がひなたから、お店が忙しくて抜けられない旨の伝言を預かってきました。

 

直接クラスを覗きに行くと、ひなた目当ての女の子で席が埋まっていました。

 

苑はそれを見て

 

「これでこの人指名で!!ていうか貸し切りで!!」

 

自分のクラスの売上金を持ってきて叩きつけました。

 

お客の女子たちからはブーイングが飛びます。

 

「ちょっと何ー?」

 

「ひなた君一人占めしないでよー」

 

「ずるいわよー」

 

ブーブー

 

「うるさいな…あなた達、女としてオレに勝てる自信あるわけ?」

 

それを言われカキーンとみんな固まってしまいました。

 

苑が大好きな女の子に暴言を吐いたのと、苑に容姿で勝てないと思ったんでしょうね。

 

ひなたも、あの苑が女子に暴言を吐くなんて信じられない様子です。

 

「モテてんじゃねぇよ…ひなたはオレのだろ…」

 

苑がヤキモチを妬いている事に気が付き内心とてもうれしい様子です。

 

でも、ひなたはヤキモチを妬いている時の辛い気持ちが分かるので罪悪感をおぼえました。

 

(ごめんね)

 

苑のおでこにそっとキスをします。

 

「苑が一番好きだよ」

 

それを見ていた女子たちは

 

「きゃぁぁいーなーっ。」

 

黄色い声をあげます。

 

「ごめんね、みんな。この子は特別なんだ」

 

そういい苑の手を引っ張って走り去りました。

 

「ひなたっていつもこんな気持ちだったんだね…なんかごめん」

 

「じゃあ女装やめる!?」

 

「や。それは無理だけど」

 

そこはキッパリ断るんですね(笑)

 

じゃあ自分も男装しようかなー?と意地悪をいいますがそれは苑的に嫌みたいです。

 

でも男装したひなたには、ときめいたと正直に話してくれました。

 

「じゃあまたさらってあげる。」

 

苑の特別もあたしだけでありますように…

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