ちはやふる若宮しのぶは新が好き？漫画最終回で千早に負ける？祖母との過去やモデル・太るか調査

今回は「ちはやふる」に登場する史上最年少クイーンになった若宮詩暢（わかみや　しのぶ）をご紹介します。

千早のライバルとしての若宮はその独特なキャラクターとかるた愛でファンも多いのではないでしょうか？ 

史上最年少クイーンとして華々しくデビューした若宮詩暢。

作中では、その綺麗な顔立ちとはかけ離れた、ダサすぎるファッションというキャラクターで目立つ存在でもありますね。

しかし、ひとたび競技かるたが始まると圧倒的な強さをみせ、ライバルなどいないのではないかと思わせます。

「（百人一首の）札と誰よりも深くつながってるのはあたしや」（若宮は京都出身です）

そんな若宮と初対戦した際、千早は完全に自信をなくします。

しかし、若宮のその強さを支えているのは辛い過去でした。

では早速、「ちはやふる」若宮詩暢が最終回で負ける？孤独な過去が強さのひみつ？若宮を救ったのは千早と祖母だった！を見ていきましょう！

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漫画「ちはやふる」の若宮しのぶと千早の関係性は？若宮詩暢はゆるキャラで太る？！

二人の友情の始まりはゆるキャラ？！

漫画『ちはやふる』の登場人物の中で、若宮詩暢は主人公千早とは高校生になるまで接点がありません。

若宮詩暢は少しいけずな京女で、人を寄せ付けない雰囲気を持っており、他人をあまり信用しないような素振りもみせます。

そのため、友人らしい友人がいません。

しかし、漫画内のゆるキャラであるスノー丸（決して万人が可愛いというわけではないキャラクター）が大好きな女子高校生らしい面も見せています。

そして若宮詩暢といえば、ダサすぎるファッションです。

ジャージにキャラクターのTシャツをインしてかるた大会に登場し、いつも注目を集めています。

しかし、同じく千早もそのちょいダサ？キャラクターであるスノー丸の大ファン！

二人はかるた以外でこんな共通点でもつながり、少しずつお互いを意識する展開も面白いですよ！

そんな若宮と千早が最初に出会ったのは高校１年で初めて出場した全国大会の個人戦です。

圧倒的な強さの若宮に完敗する千早ですが、試合後若宮に「スノー丸のTシャツかわいいですね」と声をかけ、若宮が歓喜の表情をみせます。

その後の対戦でも、スノー丸やゆるキャラのレアグッズをお互い自慢するように見せつけあうシーンなどが多く描かれています。

このような接点からも若宮は千早を意識し始めます。

今日は、ちはやふる
若宮詩暢の誕生日です。🎉🎉🎉🎉
詩暢ちゃん誕生日おめでとう〜🎉🎂 pic.twitter.com/CktdtuT3B0

— カイカイ (@zZa5Y5oWA4bXU0l) April 22, 2023

若宮詩暢が太った原因もゆるキャラ！

若宮詩暢は作中で激太りしますが、その原因もスノー丸！

なぜ激太りしたのか？

それは関西限定発売・スノー丸大福の発売記念プレゼントである「スノー丸ポーチ＆ハンカチ」を手に入れるため！

スノー丸グッズを手に入れようとして、スノー丸大福を食べ過ぎ激太りしてしまいます。

10キロ以上太ってかるたのキレが悪くなり初クイーンの防衛戦で苦戦しますが、なんとか防衛に成功。

その後はスノー丸大福が発売終了になって、元の痩せた体形に戻っています。

本日4月22日はちはやふるより若宮詩暢の誕生日です。
声優さんは中道美穂子さんです。
詩暢誕生日おめでとうございます🎉🎊#ちはやふる#若宮詩暢生誕祭#若宮詩暢生誕祭2023 pic.twitter.com/DZqvd8JXOF

— 日向（ひゅうが）ねぎポン＆勇魏🍮𓊝🦈👠💚🔥⚓☠︎🍺🐬🍊🦋🌸🐰 (@yuginegi0422) April 21, 2023

実は若宮しのぶは綿谷新が好き？新との関係は？得意札からわかること

実は若宮詩暢は新が好き？だから千早とライバル関係？

「ちはやふる」の主人公である千早のことが好きな幼馴染の綿谷新。

同じく千早の幼馴染の太一も含め、三角関係が描かれていますね。

ここでは綿谷新とクイーンである若宮詩暢の関係について詳しくみていきましょう。

若宮詩暢と綿谷新は競技かるたを通じ、小学生から顔を合わせている幼馴染です。

その時に、若宮詩暢は綿谷新に負けてしまいました。

それ以降、若宮詩暢は綿谷新をライバルとしてみており、対戦したい相手を周防名人に聞かれた際には綿谷新を思い浮かべます。

しかし、久しぶりに再開した際、祖父の死でかるたから一時的に離れていた新に対し、嫌味を言う場面もあります。

ある時、新は団体戦で友人の頼みを断れず不正をしてしまい、個人戦出場停止の処分を受けそうになってしまいます。

それを知った若宮は一緒になって深々と謝罪し、「あんたは私と個人戦で戦いとうないんか」と新を助けるシーンもみられます。

ここまでの描写では、ライバル視しているだけにも見えますが…？

公式戦では新に一度も勝ったことがない若宮。

反省会で「札たちがなんとなく新のことが好きみたい」と若宮は表現しています。

実は若宮に聞こえるという札の声は、若宮の心の声を代弁していると最終回にかけて明かされているので、自身でも気が付いていないけどやはり新が好きなんでしょうか？

若宮詩暢が綿谷新を好きかどうか、明確に描かれるシーンはないので想像が膨らみますね。

そして若宮詩暢の得意札は「しのぶれど」

「しのぶれど色に出でにけりわが恋は 物や思ふと人の問ふまで」意味は「深く心に秘めていた恋が顔に出てしまった。なにか思い悩んでいるのかと人が尋ねるほどに」という意味です。

果たして本心はどうなのか？

想像しながら読むのも楽しみですね！

若宮詩暢と綿谷新の試合はどうなった？

綿谷新は永世名人の孫であり、幼少期から全国レベルの選手でした。

若宮詩暢は新と相性が悪く、小学校時代に毎年1回戦で当たったことを始め、公式戦
でも全敗しています。

全国高校選手権大会の個人戦A級決勝では、綿谷新に2枚差で負けてしまいます。

かるた会での練習でも二人はよく顔を合わせお互いにライバルとして成長。

若宮詩暢はかるた会での練習試合で綿谷新に初勝利しますが、その際には嬉しくて大泣きするシーンも描かれています。

泣いている若宮に対し優しく頭を撫でる新。

二人の様子を動画配信で見ていた千早は二人が遠い存在のように感じます。（実際、新は負けた悔しさで鬼の形相をしていたのですが）

若宮詩暢の過去とモデルとなった実在の人物解説！

若宮の強さのひみつ

若宮詩暢は小学4年でA級選手となり、中学3年の時に史上最年少でクイーンになった人物。

お嬢様高校と設定される京都・津咲高校の生徒で千早と同い年の高校生です。

彼女のかるたは常にかるたの札とともにあり、札への愛情は異常な程です。

取材中、若宮は「札が小さい神様に見える」と話しています。

そしてかるたにも愛されているかのように札との繋がりを持ち、試合では圧倒的な強さを見せつけています。

若宮詩暢の最大の魅力は、その競技かるたへの愛情と美しい競技かるたの姿にあり、ファンも多いのではないでしょうか？

決まり字を聴いてからのスピードと正確さに長けており、相手の手の下をかいくぐり札に触れる姿は「糸で結ばれているよう」と千早達も感じるのでした。

実際に試合では、どの選手も最初は若宮を打倒するために威勢良く挑んでくるが、若宮との実力差から一気に気力を失うのです。

その様子を間近で感じる若宮は、一人でかるたをしている気分になると言っています。

高校一年生の時に、北央高校の甘糟選手がその餌食となる瞬間が描かれました。

その「孤独」こそが若宮詩暢の強さのひみつとも言えますね。

団体戦を拒む理由

若宮詩暢は幼少期からかるたを習っています。

性格はいけずな京女風に描かれていますが、幼少期にはもっと純粋な性格でした。

競技かるたを通して知り合った「さとこちゃん」という親友もいたのです。

しかし、周りのかるたの師や大人が彼女のかるたの才能を見抜いたところから環境が変わります。

若宮がその親友に合わせて手を抜いていたことに気が付き、若宮をより強くするために大人たちがその親友と別れさせたのです。

師からは「あの子は一人になるほど強くなる子や」とある意味呪いのような言葉を聞かされてしまいます。

それ以来自分の友達はかるただけと考え、かるただけを愛するようになります。

このような経験から、団体戦で仲間同士励ましあう姿を見て「気持ち悪い」と感じるのです。

団体戦に対し「かるたやのうて、みんなで何かやるのが楽しいんや、見ててなごみますなあ」と嫌味も言っています。

本日4月22日は「ちはやふる」の現クイーン、若宮詩暢の誕生日。おめでとう♪
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#若宮詩暢生誕祭2023
#4月22日は若宮詩暢の誕生日 pic.twitter.com/eoHGuAX4XO

— “嘲笑のひよこ” すすき (@susuki_Mk2) April 21, 2023

クイーン若宮詩暢のモデルは誰？

若宮詩暢は実際にモデルになった人物がいるとされています。

そのモデルが楠木早紀です。

楠木早紀は2005年1月8日に近江神宮で開催された第49回クイーン位決定戦に中津市立緑ヶ丘中学校の3年で出場。

荒川裕理（当時6段）を破って史上最年少の15歳でクイーンとなっています。

大分県立中津南高等学校に進学後はかるた部を立ち上げ、創部2年目にして全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会団体戦優勝に導いています。

このあたりは主人公・千早のモデルとなっているかもしれませんね。

その後楠木早紀は第53期クイーン位決定戦で勝利。

5連覇を達成すると共に史上最年少で3人目の永世クイーンとなっています。

その後も連覇は途絶えず、第58期クイーン位決定戦で10連覇！

まさに作中の無敵のクイーン・若宮詩暢のモデルとなった人物でしょう。

若宮しのぶと祖母の関係性は？もらったのは祖母からの重圧？愛情？

競技かるた界での活躍と祖母

若宮詩暢は京都市会議員（若宮の祖母）の孫娘で、厳格な家庭であり、少しドライな家族関係となっています。

若宮詩暢は、幼少期から競技かるたの世界で頭角を現し、数々の大会で優秀な成績を収めていきます。

そのきっかけをくれたのは祖母でした。

最初はかるたの絵札の絵に興味を持った幼少期の若宮。

四六時中かるたと戯れるため、母親からかるたを取り上げられそうになります。

しかし、祖母は「そんなにかるたが気に入ったなら、近くのかるた会に行ってみますか？」と声をかけます。

その後も口には出さないものの、陰でずっと支えてくれる祖母の存在は若宮にとってかけがえのないものでした。

若宮は基本的には家で一人きりで練習するため、「一番遠い札を最短距離で取るのが最近難しい」と祖母に話した時には、マジックを取り出し、「最短距離てこうか？」と畳に札までの直線を書きアドバイスをした事もあります。

呉服屋でかるた大会のための着物を用意してくれたのも祖母でした。

しかし、応援はしてくれるものの、かるたには重くて不向きな大振袖の着物を用意するなど理解の少なさが逆に若宮の重圧になることもあったようです。

祖母への感謝

最終戦のクイーン戦で千早に負けて、クイーン位を落としてしまう若宮詩暢。

その時祖母に初めて感謝を伝えます。

幼少期からかるたしか興味のなかった若宮ですが、祖母は若宮のために読める本を増やし、かるた会に誘い、着物を用意し、畳のある応接間を使わせるなどずっと若宮を陰ながら応援していました。

それに気が付いていた若宮。

「うちがかるたをやることを（祖母は）いっぺんも否定しいひんかった」と電話口で話します。

そして千早に負けた悔しさと共に、またかるたを取らせてほしい、座敷を貸してほしいと涙ながらに訴えます。

祖母は微笑んで「どうぞ。　優秀な芸術家のパトロンになるのはいい大人の楽しみやからな。」と返します。

お互いの間に直接的な感謝の言葉やねぎらいの言葉がなくても、深い愛情が伝わる描写になっています。

若宮詩暢は最終戦で千早に負ける？最終回で若宮が気が付く想いとは？

千早との友情

結論からお伝えすると、若宮詩暢はクイーンをかけた最終戦で千早に負けます。

最初はスノー丸が好きな、自分と同じで少し「感じ」の良い選手としてしか千早を見ていなかった詩暢ですが、2回目で対戦した時にイメージが変わっていくのでした。

若宮が強すぎるため、どの選手も若宮との実力差から一気に気力を失ってしまいます。

「一人でかるたをしている気分になる」と若宮も表現するほどに。

しかし、2回目に対戦した千早は団体戦で優勝後、指を負傷していました。

その状態でもなお自分との試合に全力で挑む千早を不思議に思います。

さらにこの試合で、若宮詩暢の得意札「しのぶれど」を千早にとられています。

結果は大差でクイーンが勝利しますが、ここでも「あの子は一人になればなるほど強くなる子や」という言葉を思い出して孤独を感じる若宮に対し、千早は

「手かげんしないでくれてありがとう。またかるたしようね。」と声をかけます。

ここから若宮と千早の友情がより深まっていきます。

ずっとかるただけを友達と思っていた若宮は、自分を気にかけ話しかけてくれる千早を「きれいで面白い子」と感じます。

3度目のクイーン防衛戦で苦戦していた若宮に対し、千早は大切なダディベアのサイン入りタオルを破いて繋いだたすきをあげ、背中を押しています。

そして千早とのクイーンをかけた最終戦の中で、詩暢は千早に借りていたそのたすきを返し、「おおきに、千早」と初めて心を開きます。

そんな若宮に対し千早は、体力勝負の最終戦で足が攣ってしまった若宮をストレッチしてあげたり、水を飲むよう説得したりと世話を焼きます。

二人の心情の描写では、最高峰で荒野にたった一人きりで立ち、孤独な若宮を千早が救いにいくように描かれています。

支えてくれる周囲の存在

若宮はクイーンをかけた最終戦で負けてしまいますが、応援してくれるファン、母や祖母、かるた会の後輩など多くの人に支えられていることに気が付きます。

口下手でうまく想いを伝えられない母と、陰ながら支え続けていた祖母。

かるた会の師匠は若宮を仲間から遠ざけ、孤独にした張本人でもあります。

しかし、誰よりも若宮の才能を信じ育ててくれていたのも師匠でした。

そして最終戦での敵である千早が友達としても若宮を支えていたことを本人は理解し、大きく成長していきます。

まとめ

若宮詩暢は「ちはやふる」において千早の最大の目標であり、ライバル。

そして圧倒的な強さを誇るクイーン。

キャラクターとしては激太りしたり、ダサいファッションに気がつかなかったりと可愛らしい面が沢山あり好きな人は多いのではないでしょうか？

約15年、50巻の連載で幕が閉じた『ちはやふる』

若宮詩暢をはじめ、個性あふれる沢山のキャラクターの青春と成長を描いています。

特に若宮詩暢はプライドとかるた愛に溢れた、強い女性をイメージさせ、その成長に感動する人も多いと思います。

若宮詩暢のような美しいかるたをとりたいと、競技かるたの世界に魅せられた人も多いかもしれませんね。

以上、「ちはやふる」若宮詩暢が最終回で負ける？孤独な過去が強さのひみつ？若宮を救ったのは千早と祖母だった！をお伝えしました！